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代数的整数論 II



1 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 16:08:30 ]
さぁ、好きなだけ語れ。

シロート厳禁、質問歓迎!

前スレ
science4.2ch.net/test/read.cgi/math/1126510231

762 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/19(木) 12:02:23 ]
命題(Dedekind整域における近似定理)
A をDedekind整域(>>601)とし、K をその商体とする。
p_1, ..., p_r を A の相異なる極大イデアルとし、
x_1, ..., x_r を K の元の列、
n_1, ..., n_r を有理整数の列とする。

K の元 x で ν_p_i(x - x_i) ≧ n_i, i = 1, ..., r となり、
p_1, ..., p_r と異なる極大イデアル p に関して常に ν_p(x) ≧ 0
となるものが存在する。
ここで、各ν_p_i は p_i で定まる離散付置(>>711)。

証明
各 n_i は正と仮定してよい。
各 x_i = a_i/s と書ける。ここで、a_i ∈ A、s ∈ A。

ν_p(s) ≠ 0 となる極大イデアル p で、p_1, ..., p_r と
異なるもの全体を q_1, ..., q_s とする。

>>761より、
A の元 b で ν_p_i(b - a_i) ≧ n_i + ν_p_i(s), i = 1, ..., r
ν_q_j(b) ≧ ν_q_j(s), j = 1, ..., s と
なるものが存在する。

各 i で、ν_p_i(b/s - a_i/s) = ν_p_i(b - a_i) - ν_p_i(s) ≧ n_i
各 j で、ν_q_j(b/s) = ν_q_j(b) - ν_q_j(s) ≧ 0

p が、p_1, ..., p_r, q_1, ..., q_s と異なるとき、
ν_p(s) = 0 だから、ν_p(b/s) = ν_p(b) ≧ 0

よって、x = b/s が求めるものである。
証明終

763 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/19(木) 13:37:36 ]
>>710, >>711 の前に次の定義を述べたほうが良かった。

定義
A を離散付値環(前スレの645)とし、K をその商体とする。
m を A の極大イデアルとする。
x ≠ 0 を K の元とする。xA = m^n となる 整数 n
が一意に定まる。n = ν(x) と書く。
ν(0) = ∞ と定義する。
ここで ∞ は、任意の有理整数より大きい単なる記号と定義するだけで、
有理整数との演算は定義しない。

ν は、次の性質を持つ(証明は自明)。

1) ν(K^*) = Z、ここで K^* は K の乗法群であり、Z は有理整数環。

2) ν は K^* から Z への群としての射を定める。
つまり、 x ≠ 0, y ≠ 0 を K の元とすると、ν(xy) = ν(x) + ν(y)

3) K の元 x, y に対して ν(x + y) ≧ min(ν(x), ν(y))

ν を A で定まる離散付置とよぶ。

764 名前:king 氏 mailto:sage [2006/01/19(木) 13:57:12 ]
飽田。

765 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/19(木) 13:58:27 ]
次の離散付置の性質は、定義から簡単に出るが、>>763 の 2), 3)
だけからも出る。

命題
A を離散付値環とし、K をその商体とする。
ν を A で定まる離散付置とする(>>763) 。
K の元 x, y に対して ν(x) > ν(y) なら ν(x + y) = ν(y)
である。

証明
x ≠ 0 と仮定してよい。

>>763 の 2) から (-1)^2 = 1 より 2ν(-1) = 0
よって ν(-1) = 0
よって ν(-x) = ν(x) である。

>>763 の 3) から ν(x + y) ≧ ν(y) である。

ν(x + y) ≧ ν(x) なら、ν(y) = ν(x + y - x) ≧ν(x) となり矛盾。
よって、ν(x + y) ≦ ν(x) である。
よって、ν(y) = ν(x + y - x) ≧ν(x + y) となる。
証明終

766 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/19(木) 14:14:45 ]
>>762から>>760が簡単にでる。

>>760の命題の別証(本質は同じだが)

記号の意味は>>760と同じとする。
各 i において K の元 t_i で ν_p_i(t_i) = 1 となるものをとる。

>>762から K の元 x で
ν_p_i(x - (t_i)^(n_i)) > n_i, i = 1, ..., r となり、
p_1, ..., p_r と異なる極大イデアル p に関して ν_p(x) ≧ 0
となるものが存在する。
>>765より、ν_p_i(x) = n_i だから、この x が求めるものである。
証明終

767 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/19(木) 14:33:21 ]
命題
A を半局所環(極大イデアルが有限個しかない環)でDedekind整域(>>601)
とする。A は単項イデアル整域である。

証明
p_1, ..., p_r を A の相異なる極大イデアルの全体とする。
I を A の非零イデアルとする。
各 i において IA_p_i = (p_i)^(n_i)A_p_i とする。
A の元 x で ν_p_i(x) = n_i, i = 1, ..., r となるものが存在する。
各 i において IA_p_i = xA_p_i だから、>>692 より I = xA である
(>>692 を使わなくても I と xA のそれぞれの素イデアルの積による
分解を考えれば明らか)。
証明終

768 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/19(木) 15:27:51 ]
命題
A をDedekind整域(>>601)とし、I をその非零イデアルとする。
x ≠ 0 を I の任意の元とする。
I = (x, y) となる y ≠ 0 が存在する。

証明
I = (p_1)^(n_1)...(p_r)^(n_r) を I の素イデアル分解とする。
ここで、p_1, ..., p_r は A の相異なる(非零)素イデアルである。
xA ⊂ I だから、xA = IJ となるイデアル J が存在する
(J = (xA)I^(-1) とすればよい).

J の素イデアル分解に現れる(非零)素イデアルで p_1, ..., p_r 以外
のものを q_1, ..., q_s とする。

>>742より、
各 i において ν_p_i(y) = n_i
各 j において ν_q_j(y) = 0 となるものが存在する。

yA ⊂ I だから yA = IL となるイデアル L が存在する
y の取り方から J と L は共通の素イデアル因子を持たない。
よって、J + L = A である。
よって、(x, y) = IJ + IL = I(J + L) = I である。
証明終

769 名前:king 氏 mailto:sage [2006/01/19(木) 22:21:44 ]
Dedeking 環

770 名前:GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w [2006/01/19(木) 22:26:07 ]
talk:>>769 私を呼んだか?



771 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/20(金) 10:51:31 ]
代数体(つまり有理数体の有限次拡大体)の整数論の基礎を学ぶのが
このシリ−ズの目的である。
代数体というのは非常に深く神秘的とも言える対象なので、
これをいきなり直接調べるのは得策ではない。
DedekindやHilbert、高木のような古典的、直接的な方法も味があるが、
我々には彼等の時代にはなかった、可換代数やホモロジー代数、
位相群論などの強力な道具があるので、これ等を利用しない手はない。

飯高の代数幾何学(岩波)の序文の比喩をまねて、宇宙人が人間を
調べる場合を考えよう。人間固有の性質を調べるのが最終目的
としても、いきなりこれを調べるのは得策ではない。
まず、人間は動物であり、動物は生物であるから、
生物一般の性質を調べるのが先だろう。
同様に代数体の主整環は、Dedekind整域であるから、
我々はまずDedekind整域を調べることにした。
Dedekind整域はネーター整閉整域であるから、
ネーター整閉整域の一般論も有効である。

さらに比喩を続けると、人間を研究するのにその類似物、
つまり類人猿の研究も有効である。
代数体の場合は1変数代数関数体がこれに当る。
代数体と1変数代数関数体は共に深い対象であり、
どっちがより深いとも言えないが。

772 名前:132人目の素数さん [2006/01/20(金) 11:05:09 ]
クソkingの荒らしに打ち勝つのが、このスレの目的である!
さぁかかってこいや!

773 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/20(金) 11:47:45 ]
>>730は代数多様体について離散付値の役割を述べたが、
これは既約かつ被約で正規な分離的ネータースキームでそのまま
成立つ。特に A をネーター整閉整域として Spec(A) で成立つ。

このような見方は代数体の整数論でも有効である。
この見方からすると、Dedekind整域 A の極大イデアル p は、
A が定める幾何的対象、つまり Spec(A) の点であり、
A の商体 K の元 f は Spec(A) の有理関数と見なされる。
p が定める離散付値をν_pとすると、ν_p(f) は、f の p における
零点または極の位数を表すと考えられる。

774 名前:132人目の素数さん [2006/01/20(金) 11:50:58 ]
>>772
(@_@)
↑king召還の魔法

775 名前:GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w [2006/01/20(金) 12:19:46 ]
talk:>>772 お前に何が分かるというのか?
talk:>>774 私を呼んだか?

776 名前:132人目の素数さん [2006/01/21(土) 05:00:19 ]
クソkingの荒らしに打ち勝つのが、このスレの目的である!
さぁかかってこいや!クソkingの荒らしに打ち勝つのが、このスレの目的である!
さぁかかってこいや!

777 名前:132人目の素数さん [2006/01/21(土) 05:54:34 ]
てゆーか、高校で芭蕉やウェルギリウスを教えてる現状は問題ありかと。
そんなのを廃止したら時間の余裕ができるから、群・環・体にはじまって、
有限体とかp進体とか、2次体、円分体くらいまで、高校で出来るね。


778 名前:GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w [2006/01/21(土) 09:19:46 ]
talk:>>776 何故[>>625]には注意しないのか?

779 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2006/01/21(土) 09:53:25 ]
>>777
芭蕉はわかるが、ウェルギリウスは何をやってるの?

ラテン文学は結構好きだよ。

780 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2006/01/21(土) 21:23:51 ]
ブルバキスレ
science4.2ch.net/test/read.cgi/math/1042548616/
に書いたが、レスがないのでこちらへ。

ブルバキ可換代数第7章に
通常 Fitting ideal と呼ばれている物を絶対にこの言葉を持ち出さずに
determinantal ideal としか書いてないのは何故?



781 名前:132人目の素数さん [2006/01/21(土) 21:41:13 ]
>>780
スレ違い。
糞スレ貼るな、蛆虫が!
誰のスレだと思って嫌がる?
あん?言ってみろ!

782 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2006/01/21(土) 21:50:43 ]
>>781
無知な奴は消えろ

783 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2006/01/21(土) 22:09:19 ]
>>782
>>776
> クソkingの荒らしに打ち勝つのが、このスレの目的である!
> さぁかかってこいや!クソkingの荒らしに打ち勝つのが、このスレの目的である!
> さぁかかってこいや!


784 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2006/01/22(日) 01:00:30 ]
無知蒙昧で、役立たずな 208 と 9208 は早急に出て行け

785 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/23(月) 11:02:41 ]
次の命題も >>768と同じ方法で証明される。

命題
A をDedekind整域とし、I, J をその非零イデアルとする
(I = J であってもよい)。
J と素なイデアル、つまり J + L = A となるイデアル L で
IL が単項イデアルとなるものが存在する。

証明
I = (p_1)^(n_1)...(p_r)^(n_r) を I の素イデアル分解とする。
ここで、p_1, ..., p_r は A の相異なる(非零)素イデアルである。
J の素イデアル分解に現れる(非零)素イデアルで p_1, ..., p_r 以外
のものを q_1, ..., q_s とする。

>>742より、
各 i において ν_p_i(y) = n_i
各 j において ν_q_j(y) = 0 となる y ∈ A が存在する。
yA ⊂ I だから yA = IL となるイデアル L が存在する
y の取り方から J と L は共通の素イデアル因子を持たない。
よって、J + L = A である。
証明終

786 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/23(月) 11:40:02 ]
補題
A を整域とし、S をその積閉部分集合(前スレの63)で 0 を
含まないものとする。S による A の局所化 A_S が体なら A_S は
A の商体 K と一致する。

証明
x を K の任意の元とする。x = a/b とかける。
ここに、a と b ≠ 0 は A の元である。
仮定より、1/b ∈ A_S である。よって x = a/b ∈ A_S である。
よって、K ⊂ A_S である。A_S ⊂ K は明らかだから A_S = K である。
証明終

787 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/23(月) 11:42:46 ]
命題
A をDedekind整域とし、S をその積閉部分集合(前スレの63)で 0 を
含まないものとする。S による A の局所化 A_S が A の商体 K と
一致しないとする。
このとき、A_S はDedekind整域である。

証明
>>584 より A_S は整閉整域である。
A はネーターだから A_S もネーターである。

前スレの81より、Spec(A_S) は T(S) = {p∈Spec(A); p ∩ S = 空集合}
と同一視される。よって、A_S の 非零素イデアルは極大である。
つまり、dim(A_S) ≦ 1 となる。

>>786 より A_S は体でないから、dim(A_S) ≠ 0 よって
dim(A_S) = 1 である。
証明終

788 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/23(月) 12:25:50 ]
>>785 から >>768 が容易に出る。


789 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/23(月) 12:26:41 ]
命題
A をネーター整閉整域とし、p_1, ..., p_r を A の相異なる
高さ1の素イデアルとする。S = (A - p_1)∩...∩(A - p_r) とおく。
このとき、A_S は単項イデアル整域である。

証明
前スレの81より、Spec(A_S) は T(S) = {p∈Spec(A); p ∩ S = 空集合}
と同一視される。A - S = p_1∪...∪p_r だから、
T(S) = {p ∈Spec(A); p ⊂ p_1∪...∪p_r } である。
前スレの579より、p ∈Spec(A), p ⊂ p_1∪...∪p_r なら、
p ⊂ p_i となる i がある。p_i の高さは1だから、p = 0 または
p = p_i である。よって、T(S) = {0, p_1, ..., p_r} である。
よって A_S は 0 以外の素イデアルを持つから体でない。
よって dim(A_S) = 1 である。

>>584 より 整閉整域である。
A はネーターだから A_S もネーターである。
よって、A_S はDedekind整域である。
>>767 より A は単項イデアル整域である。
証明終

790 名前:132人目の素数さん [2006/01/23(月) 15:17:20 ]
あ〜あ



791 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/23(月) 16:13:52 ]
代数的整数論には余り関係ないが、行きがかり上、ネーター整閉整域、
特にDedekind整域の理論を整域とは限らない環に拡張してみよう。
興味ない人は無視しても問題ないだろう。

定義
A を環とする。A の任意の素イデアル p に対して A_p が整閉整域
であるとき A を正規環と呼ぶ。

792 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/23(月) 16:16:20 ]
命題
A をネーター環とする。A の任意の極大イデアル m に対して A_m が
整域なら A は有限個の整域の直積と同型である。

証明
前スレの224より、A の極小素イデアルは有限個である。
A の極小素イデアル全体を p_1, ..., p_r とする。

x ∈ p_1∩...∩p_r をとる。
前スレの212, 213, 222 より、A 任意の極大イデアル m に対して、
p_i ⊂ m となるi がある
(前スレの455よりdim(A_m) が有限からも分かる)。
p_iA_m は 整域 A_m の極小素イデアルであるから 0 である。
よって xA_m = 0 である。よって s ∈ A - m で sx = 0 となる
ものがある。I = {a ∈ A; ax = 0} とおく。
I ≠ A とすると I ⊂ m となる極大イデアル m があるから矛盾と
なる。よって I = A であり、x = 0 となる。
よって、p_1∩...∩p_r = 0。

i ≠ j のとき p_i + p_j ⊂ m となる極大イデアル m があるとする。
p_i ≠ p_j だから p_iA_m ≠ p_jA_m であるが、
上で述べたように p_iA_m = p_jA_m = 0 であるがこれは有り得ない。
よって p_i + p_j = A である。

よって中国式剰余定理(前スレの341)より
A は (A/p_1) x ... x (A/p_r) と標準的に同型である。
証明終

793 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/24(火) 09:59:37 ]
>>768の命題は、次のようにやや拡張して述べたほうが良かった。

命題
A をDedekind整域(>>601)とし、I, J をその非零イデアルとし、
J ⊂ I とする。
I = J + yA となる y ≠ 0 が存在する。

証明は >>768 と同様なので省略する。

794 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/24(火) 10:09:26 ]
>>785は、>>793 からも出る。

命題
A をDedekind整域とし、I, J をその非零イデアルとする
(I = J であってもよい)。
J と素なイデアル、つまり J + L = A となるイデアル L で
IL が単項イデアルとなるものが存在する。

証明(Van der Waredenの教科書より)
>>793 から I = IJ + yA となる y ≠ 0 が存在する。
yA ⊂ I だから、yA = IL となる A の非零イデアル L がある。
I = IJ + yA = IJ + IL = I(J + L)
よって J + L = A である。
証明終

795 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/24(火) 10:19:32 ]
逆に >>793>>785 から出る。

命題
A をDedekind整域(>>601)とし、I, J をその非零イデアルとし、
J ⊂ I とする。
I = J + yA となる y ≠ 0 が存在する。

証明
J = IL となる非零イデアル L がある。
>>>785 より IR = yA で、L + R = A となる非零イデアル R がある。
よって I = I(L + R) = IL + IR = J + yA である。
証明終

796 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/24(火) 10:20:51 ]
>>794>>795 より、>>785>>793 は同値である。

797 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/24(火) 10:25:57 ]
>>793 は明らかに次の命題と同値である。

命題
A をDedekind整域(>>601)とし、I をその非零イデアルとする。
A/I の任意のイデアルは単項である。

798 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/24(火) 11:06:10 ]
命題
A をネーター正規環(>>791)とする。
A は有限個のネーター整閉整域の直積と同型である。

証明
A の極小素イデアル全体を p_1, ..., p_r とする。
>>792の証明より、
A は (A/p_1) x ... x (A/p_r) と標準的に同型である。
任意に p_i をとり、p_i ⊂ m となる A の極大イデアル m をとる。
仮定より A_m は整域だから p_iA_m = 0 である。
よって、(A/p_i)_m = A_m/p_iA_m = A_m である。
A_m は整閉だから >>612 より A/p_i も整閉である。
A/p_i がネーターなのは明らか。
証明終

799 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/24(火) 11:21:51 ]
命題
A を1次元ネーター正規環(>>791)とする。
A は有限個(0個も含む)の体と少なくとも一個の有限個のDedekind整域
の直積と同型である。

証明
>>798 より明らかだろう。

800 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/24(火) 11:52:10 ]
>>771
>さらに比喩を続けると、人間を研究するのにその類似物、
>つまり類人猿の研究も有効である。
>代数体の場合は1変数代数関数体がこれに当る。
>代数体と1変数代数関数体は共に深い対象であり、
>どっちがより深いとも言えないが。

有限体上の1変数代数関数体においてはリーマン予想の類似は
50年以上前にWeilにより解決されている。
よく知られているように代数体の場合は未解決。
この点で、代数体の方が深いと言える。



801 名前:132人目の素数さん [2006/01/24(火) 11:56:53 ]
よく知られているように、
一般の可換環の場合は解決への道はいたって遠い。
この点で、可換環の方が深いと言えるww

802 名前:ゆんゆん ◆kIuLDT68mM mailto:sage [2006/01/24(火) 13:55:49 ]
こんにちは、9208 ◆lJJjsLsZzw くん。

803 名前:king 氏 ね mailto:sage [2006/01/24(火) 21:12:46 ]
>>802 私を呼んだか?

804 名前:GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w [2006/01/24(火) 21:35:21 ]
talk:>>803 お前に何が分かるというのか?

805 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 09:23:18 ]
補題
A, B を環とする。
C = A x B を A と B の直積とする。
C の元 (a, b) が非零因子であるためには、a と b がそれぞれ
A と B の非零因子であることが必要十分である。

証明
明らか。

806 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 09:28:35 ]
命題
A, B を環とする。
C = A x B を A と B の直積とする。
Q(C) = Q(A) x Q(B) である。ここで Q(C), Q(A), Q(B) は それぞれ
C, A, B の全商環を表す。

証明
>>805 より明らか。

807 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 09:44:24 ]
命題
A, B を環とする。
C = A x B を A と B の直積とする。
Q(C), Q(A), Q(B) をそれぞれ C, A, B の全商環とする。
>>806 より Q(C) = Q(A) x Q(B) である。
Q(C) の元 z = (x, y), x ∈ Q(A), y ∈ Q(B) が C 上整(前スレの506)
であるためには x と y がそれぞれ A, B 上整であることが
必要十分である。

証明
簡単なので読者にまかす。

808 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 09:47:35 ]
命題
A, B を環とする。
C = A x B を A と B の直積とする。
Q(C), Q(A), Q(B) をそれぞれ C, A, B の全商環とする。
C が Q(C) において整閉であるためには、A, B がそれぞれ Q(A), Q(B)
において整閉であることが必要十分である。

証明
>>807 より明らか。

809 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 09:53:05 ]
命題
A をネーター正規環(>>791)とする。
A はその全商環において整閉である。

証明
>>798>>808 よりでる。

810 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 10:33:02 ]
次の命題は >>555 をやや一般にしたものであり、その証明も
同様である。

命題
A を1次元のネーター局所環とし、
m をその極大イデアルとする。
m の元がすべて A の零因子ではないとする。
A がその全商環 B において整閉なら A は離散付値環である。

証明
a を m の非零因子とする。
p を A の素イデアルで a ∈ p とする。
p が A が極小素イデアルとすると p ∈ Ass(A) である(前スレの146)
から a は A の零因子となって(前スレの180)矛盾。
仮定より dim(A) = 1 だから p = m である。
よって Supp(A/aA) = {m} となる。
Ass(A/aA) ⊂ Supp(A/aA) だから(前スレの99)、
Ass(A/aA) = {m} となる。
よって、b ∈ A で b ≠ 0 (mod aA),
mb ⊂ aA となるものがある。
よって m(b/a) ⊂ A となる。 ここで b/a ∈ B である。
b ≠ 0 (mod aA) だから b/a は A に含まれない。
m(b/a) = m と仮定する。>>551 の証明と同様にして b/a が
A 上整となって矛盾。よって >>553 の証明と同様に
m(A:m) = A である。
>>361 より Pic(A) = 0 である。つまり m は A-加群として
A に同型。よって m は単項である。
m は非零因子を含むから >>568 よりA は離散付値環である。
証明終



811 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 11:17:20 ]
補題
A を環とする。
I, J を A の分数イデアル(>>707)とする。
IJ, I + J, I ∩ J も分数イデアルである。

証明
>>684 と同様なので読者にまかす。

812 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2006/01/25(水) 11:23:51 ]
>>802 無視されてやんのw

813 名前:9208 ◇lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 11:57:52 ]
>>812
荒らすな、クズが!
このスレに書いたことを一つでも理解できるか? オチこぼれ!

814 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 12:02:06 ]
次の命題は >>616 をやや一般にしたもの。

命題
A を 次元1のネーター環で、B をその全商環(>>362)とする。
A は B において整閉とする。
I を A の非退化(>>431)なイデアルとする。
つまり、I は A の非零因子を含むイデアルである。
このとき、I は、非退化な極大イデアルの有限個の積に分解される。

証明
I ≠ A と仮定してよい。
I = q_1 ∩...∩ q_r を準素イデアル q_i による最短準素分解
(前スレの188)とする。Ass(A/q_i) = {p_i} とする。
I は非退化だから各 p_i は非退化な極大イデアルである。
よって、ht(p_i) = 1 だから、
p_i は Supp(A/I) の極小元である。
よって、前スレの198より q_i = A ∩ IA_(p_i) となる
(この記法に関しては前スレの543を参照)。

>>810 より A_(p_i) は離散付値環であるから、
IA_(p_i) = (p_i)^(n_i)A_(p_i) となる整数 n_i > 0 がある。
よって、>>615 の証明と同様にして、q_i = (p_i)^(n_i) となる。

前スレの339より I = (p_1)^(n_1)...(p_r)^(n_r) となる。
証明終

815 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 12:05:50 ]
>>810
>m の元がすべて A の零因子ではないとする。

m が A の少なくとも一個の非零因子を含むとする。

816 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 12:17:57 ]
>>810
>>>361 より Pic(A) = 0 である。つまり m は A-加群として
>A に同型。よって m は単項である。

m(A:m) = A だから m は可逆(>>430)である。
よって >>509 より m は A-加群として階数1(>>253)の射影加群である。
>>>361 より Pic(A) = 0 だから m は A-加群として
A に同型。よって m は単項である。

817 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 16:05:51 ]
>>814の証明に不備があったので、それを修正するため
いくつかの補題を用意する。

補題
A をネーター局所環で、m をその極大イデアルとする。
m が可逆(>>430)なら A は離散付値環である。

証明
今までに同じような証明を何度もしたから明らかだが念のために
証明する。

>>509 より m は A-加群として階数1(>>253)の射影加群である。
>>>361 より Pic(A) = 0 だから m は A-加群として
A に同型。よって m は単項である。m は A に同型だから
m の生成元はべき零では有り得ない。
よって >>568 より A は離散付値環である。
証明終

818 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 16:06:31 ]
補題
A を 次元1のネーター環で、B をその全商環(>>362)とする。
A は B において整閉とする。
A の非退化(>>431)な極大イデアルは可逆(>>430)である。

証明
>>810と同様である。

819 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 16:10:28 ]
命題
A を 次元1のネーター環で、B をその全商環(>>362)とする。
A は B において整閉とする。
m を A の非退化(>>431)な極大イデアルとする。
A_m は離散付値環である。

証明
>>818 より m は可逆である。
よって mA_m も可逆である。
よって >>817 より A_m は離散付値環である。
証明終

820 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 16:11:53 ]
訂正:
>>814
>>810 より A_(p_i) は離散付値環であるから、

>>819 より A_(p_i) は離散付値環であるから、



821 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 16:21:10 ]
命題
A を次元1のネーター環で、B をその全商環(>>362)とする。
A は B において整閉とする。
A の非退化(>>431)なイデアルは可逆(>>430)である。

証明
I を A の非退化なイデアルとする。
>>814 より I は、非退化な極大イデアルの有限個の積に分解される。
>>818 より A の非退化な極大イデアルは可逆である。
よって I は可逆イデアルの有限個の積だから可逆である。
証明終

822 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 16:39:27 ]
命題
A を次元1のネーター環で、B をその全商環(>>362)とする。
A は B において整閉とする。
A の分数イデアル(>>707)は可逆(>>430)である。

証明
M を A の分数イデアルとする。
定義(>>707) より A の非零因子 s で sM ⊂ A となるものがある。
M は非退化だから >>434 より A の非零因子 t で t ∈ M となるもの
がある。よって st ∈ sM となり sM は非退化である。
よって >>821 より sM は可逆である。
M = (sM)(1/s)A であり、(1/s)A は可逆だから M も可逆である。
証明終

823 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 16:49:30 ]
命題
A を環とし、その全商環(>>362)を B とする。
B の A-加群としての部分加群 M が可逆(>>430)なら
M は A の分数イデアル(>>707)である。

証明
>>501 より M は非退化(>>431)である。
>>504 より M は有限生成である。
よって A の非零因子 s で sM ⊂ A となるものがある。
よって M は分数イデアルである。
証明終

824 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 16:53:20 ]
命題
A を次元1のネーター環で、B をその全商環(>>362)とする。
A は B において整閉とする。
A の分数イデアル(>>707)と B の A-加群としての可逆(>>430)部分加群
は同じものである。

証明
>>822>>823 より。

825 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 17:04:01 ]
>>791
>>代数的整数論には余り関係ないが、行きがかり上、ネーター整閉整域、
>>特にDedekind整域の理論を整域とは限らない環に拡張してみよう。
>>興味ない人は無視しても問題ないだろう。

代数的整数論に関係ないこともないな。
有理数体上の有限次代数における有理整数環の整閉包などをは、
代数的整数論の対象と言ってもいいだろう。

826 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 17:19:58 ]
定義
A をネーター環とする。
A の高さ1の素イデアル全体の集合で生成される自由アーベル群
を A の因子群(divisor group)とよび、Div(A) と書く。
その元を因子(divisor)と呼ぶ。

827 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2006/01/25(水) 18:55:44 ]
>>813
無意味なスレは落書き帳となる運命にある。2chの法則。

828 名前:king 氏 ね mailto:sage [2006/01/25(水) 20:22:31 ]
荒らされたくなければ sage ようや

829 名前:GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w [2006/01/25(水) 21:15:07 ]
talk:>>828 お前に何が分かるというのか?

830 名前:king 氏 ね mailto:sage [2006/01/25(水) 21:39:03 ]
>>829 荒らすんじゃない。
いい加減に sage を覚えろ。そんなんだからウザキングって言われるんじゃ。



831 名前:GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w [2006/01/25(水) 21:41:44 ]
talk:>>830 お前に何が分かるというのか?

832 名前:king 氏 ね mailto:sage [2006/01/25(水) 21:54:22 ]
>>831 俺に文句を言うなら sage を覚えてからにしろや。

833 名前:132人目の素数さん [2006/01/25(水) 22:25:25 ]
kingはJaneStyleをつかってる(kingが自分で言ってた
JaneStyleは最初sageになっている
つまりkingはわざとsageチェックをはずすというふうに設定してるわけだ

834 名前:GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w [2006/01/25(水) 22:32:11 ]
talk:>>832 お前に何が分かるというのか?

835 名前:king 氏 ね mailto:sage [2006/01/25(水) 22:45:36 ]
>834 とりあえず sage ろ。
糞コテってどうしてこう自己顕示欲が強いんだ?
9208 も sage ようや。

836 名前:GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w [2006/01/25(水) 22:51:09 ]
talk:>>835 お前に何が分かるというのか?

837 名前:9208 ◇lJJjsLsZzw [2006/01/25(水) 22:52:30 ]
>>835
仕切るな、オチこぼれ!

838 名前:king 氏 ね mailto:sage [2006/01/25(水) 22:52:51 ]
>>836 お前はメール蘭に sage と入れるべきだ。

839 名前:GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w [2006/01/25(水) 22:59:54 ]
talk:>>838 お前に何が分かるというのか?

840 名前:king 氏 ね mailto:sage [2006/01/25(水) 23:02:35 ]
>>839 お前は sage を覚えろ



841 名前:132人目の素数さん [2006/01/25(水) 23:46:32 ]
俺は誰だ!

842 名前:ゆんゆん ◆kIuLDT68mM mailto:sage [2006/01/25(水) 23:48:57 ]
変なことばかり書いて、明日9208くんに叱られるぞ。

843 名前:1 mailto:sage [2006/01/26(木) 00:31:53 ]

キングよ。何故その様に一々答えて、スレを荒らすのか?
病気の所為か?

それとも、2ch に雇われた盛り上げ役なのか?

844 名前:GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w [2006/01/26(木) 07:35:15 ]
talk:>>840 お前に何が分かるというのか?
talk:>>843 私を呼んだか?

845 名前:132人目の素数さん [2006/01/26(木) 09:05:23 ]
>>835

sage方を教えてくれ。

846 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2006/01/26(木) 09:06:06 ]
>>845メール欄に半角で sage と入れる。

847 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2006/01/26(木) 09:10:18 ]
sage test

848 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw mailto:sage [2006/01/26(木) 09:30:19 ]
以下の個所を補足説明する。

>>819
>>>818 より m は可逆である。
>よって mA_m も可逆である。

>>509より m は A 上の射影加群である。
よって >>207 より mA_m は A_m 上の射影加群である。
m は可逆だから非退化であり、>>434 より A の非零因子を含む。
A_m は A 上平坦だから、A の非零因子は A_m の非零因子であり、
mA_m も非退化である。よって >>511 より mA_m は可逆である。

849 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw mailto:sage [2006/01/26(木) 10:56:54 ]
補題
A を1次元のネーター局所環とし、m をその極大イデアルとする。
a ∈ m が A の非零因子とする。
A/aA は A-加群として長さ有限である。

証明
aA ⊂ p となる A の素イデアルをとる。
ht(m) = 1 だから p ≠ m とすると p は A の極小イデアルである。
よって p ∈ Ass(A) である(前スレの146) から a は A の零因子と
なって(前スレの180)矛盾。よって p = m である。
Supp(A/aA) = {m} だから、A/aA は 長さ有限である(前スレの345)。
証明終

850 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw mailto:sage [2006/01/26(木) 11:14:59 ]
命題
A をネーター環とする。
I を A のイデアルで可逆(>>430)とする。
p を A の高さ1の素イデアルとする。
A_p/IA_p は A_p-加群として長さ有限である。

証明
I ⊂ p でないなら IA_p = A_p だから A_p/IA_p = 0 は
明らかに長さ有限である。
よって I ⊂ p とする。

>>509 より I は A-加群として階数1(>>253)の射影加群である。
>>355 より IA_p は A_p-加群として階数 1 の射影加群である
よって、>>340 より IA_p は A_p-加群として階数 1 の自由加群である。
a/s を IA_p の A_p-自由加群としての基底とする。
ここで、a ∈ I, s ∈ A - p である。
明らかに a/s は A_p の非零因子である。
IA_p = (a/s)A_p だから >>849 より A_p/IA_p は A_p-加群として
長さ有限である。
証明終



851 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw mailto:sage [2006/01/26(木) 11:31:31 ]
命題
A をネーター環とする。
I を A のイデアルで可逆(>>430)とする。
leng(A_p/IA_p) ≠ 0 となる A の高さ1の素イデアル p は
有限個である。

証明
p を A の高さ1の素イデアルとする。
I ⊂ p でないなら IA_p = A_p だから leng(A_p/IA_p) = 0
である。

I ⊂ p とする。
I ⊂ q ⊂ p となる素イデアル q があるとする。
ht(p) = 1 だから q ≠ p とすると q は A の極小イデアルとなり、
>>849 の証明と同様にして I の元がすべて A の零因子となる。
これは I が可逆でありしたがって非退化であるから(>>501)
有り得ない。よって、p は Supp(A/I) の極小元である。
前スレの146より p ∈ Ass(A/I) だから、このような p は有限個である。
証明終

852 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw mailto:sage [2006/01/26(木) 11:48:25 ]
A をネーター環とし、I を A のイデアルで可逆(>>430)とする。
A の因子群 Div(A)(>>826) の元 div(I) を

div(I) = Σleng(A_p/IA_p)p

により定義する。ここで、p は A の高さ1の素イデアル全体を動く。
>>850 により、leng(A_p/IA_p) は有限であり、
>>851 により、leng(A_p/IA_p) ≠ 0 となる p は有限個だから
div(I) は明確に定義される。

853 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw mailto:sage [2006/01/26(木) 12:04:16 ]
>>852 の定義は EGA IV-4 による。
EGAとは記号が異なるが。
EGAでは Div(Spec(A)) は Spec(A)のCartier因子群
すなわち A の可逆分数イデアル群を表す。

854 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw mailto:sage [2006/01/26(木) 12:24:41 ]
補題
A を1次元のネーター局所環とし、m をその極大イデアルとする。
s ∈ m と t ∈ m が A の非零因子とする。
このとき、次の式が成立つ。

leng(A/stA) = leng(A/sA) + leng(A/tA)

証明
>>849 から上の式の各項は有限である。

A ⊃ sA ⊃ stA だから sA/stA が A/tA と同型であることを
示せばよい。

A の元 a に sa を対応させて、A-加群としての射 A → sA を定義する。
これは射 A/tA → sA/stA を誘導する。
これは明らかに全射である。

これが単射なことは以下のことからわかる。
s は非零因子だから sa = stb なら a = tb である。
ここで a と b は A の元である。
証明終

855 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw mailto:sage [2006/01/26(木) 13:30:05 ]
>>854 は s または t が m に含まれない場合もトリビアルに成立つ。

何故なら、s が m に含まれないなら s は A の可逆元であり、
sA = A となり、stA = tA となるから、
leng(A/stA) = leng(A/sA) + leng(A/tA)
の両辺とも、leng(A/tA) となる。

856 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw mailto:sage [2006/01/26(木) 13:37:19 ]
命題
A をネーター環とする。
I, J を A のイデアルで可逆(>>430)とする。
div(IJ) = div(I) + div(J) となる。

証明
div(I) の定義(>>852)と、>>850 の証明、及び >>854>>855 から
明らか。

857 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw mailto:sage [2006/01/26(木) 13:50:04 ]
補題
A をネーター環とする。
I_1, I_2, J_1. J_2 を A のイデアルで可逆(>>430)とする。
I_1/J_1 = I_2/J_2 なら、
div(I_1) - div(J_1) = div(I_2) - div(J_2) となる。

ここで、一般に A のイデアル I, J に対して I/J は J^(-1) を J の
逆分数イデアルとしたとき、I(J^(-1)) を意味する。

証明
I_1/J_1 = I_2/J_2 より、(I_1)(J_2) = (I_2)(J_1) である。
よって、>>856 より上記の式が出る。
証明終

858 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw mailto:sage [2006/01/26(木) 13:56:41 ]
定義
A をネーター環とする。
>>548 より A の可逆分数イデアル群 I(A) の任意の元 M に対して、
I, J ∈ I(A), I ⊂ A, J ⊂ A があり、
M = I/J と表現される。
div(M) = div(I) - div(J) と定義する。
これは、>>857 により I, J の取り方によらない。

859 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw mailto:sage [2006/01/26(木) 14:35:38 ]
A をネーター環とする。
>>858 により
A の可逆分数イデアル群 I(A) から 因子群 Div(A) (>>826) の準同型
div: I(A) → Div(A) が得られる。


860 名前:132人目の素数さん [2006/01/26(木) 14:57:49 ]
杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏
杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
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杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
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861 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw mailto:sage [2006/01/26(木) 16:01:20 ]
命題
A をネーター正規環(>>791)とする。
I を A のイデアルで可逆(>>430)とする。
Ass(A/I) = {p ∈ Spec(A); ht(p) = 1 で I ⊂ p}
となる。

証明
p ∈ Ass(A/I) とする。
前スレの 95 より Ass(A_p/IA_p) = Ass(A/IA) ∩ Spec(A_p) である。
よって、p ∈ Ass(A_p/IA_p) となる。
A_p は整閉なネーター局所整域で、IA_p は 0 でない単項イデアル
だから(>>850の証明参照)、>>589(及びそれの >>590, >>602 による修正)
より A_p は離散付値環である。よって ht(p) = 1 である。

逆に p が高さ1の素イデアルで、I ⊂ p なら >>851 の証明より、
p ∈ Ass(A/I)
証明終

862 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw mailto:sage [2006/01/26(木) 16:35:49 ]
命題
A をネーター正規環(>>791)とする。
I, J を A のイデアルで可逆(>>430)とする。
IA_p = JA_p が I ⊂ p または J ⊂ p となる
A の高さ1の素イデアル p で成立つなら、
I = J である。

証明
I = q_1 ∩...∩ q_r を準素イデアル q_i による最短準素分解
(前スレの188)とする。Ass(A/q_i) = {p_i} とする。
>>861より ht(p_i) = 1 である。
よって、p_i は Supp(A/I) の極小元である(>>851 の証明からも分かる)。
よって、前スレの198より q_i = A ∩ IA_(p_i) となる
(この記法に関しては前スレの543を参照)。
I ⊂ p とならない高さ1の素イデアル p に対しては
IA_p = A_p である。以上から I は A のすべての高さ1の素イデアル
p に対する IA_p で一意に決まる。
J についても同様だから、本命題の仮定より I = J となる。
証明終






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