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代数的整数論 II



730 名前:9208 ◆lJJjsLsZzw [2006/01/18(水) 11:34:45 ]
代数幾何の初歩を知っている人向けの解説を行う。

k を代数的閉体、X を k上の既約な代数多様体とする。
つまり、X はk上有限型の既約かつ被約な分離的スキームである。
さらに X は正規、つまり X の各閉点 p における局所環 O_p が整閉
であるとする。
簡単のため X がアフィンの場合を考える。

A = Γ(X) を X の座標環とする。
仮定より A の極大イデアル m に対して A_m は整閉である。
>>612より、
A = ∩A_m (m は A の極大イデアル全体を動く)となる。
よって A は整閉である。
よって >>584 より S を A の(0を含まない)積閉部分集合とすると、
A_S も整閉である。

W を X の余次元1の既約閉部分集合とする。
W の生成点を p とすれば A_p は dim(A_p) = 1 である。
A_p は上で述べたことより整閉であるから>>555より離散付値環である。
よって>>714により離散付値ν_pが定義される。

K を X の有理関数体とする。つまり K は A の商体である。
f を K の 0 でない元とする。ν_p(f) は、
f の W における零点または極の位数を表すと考えられる。
ν_p(f) > 0 のときは零点の位数をあらわし、
ν_p(f) < 0 のときは、その絶対値が極の位数を表す。






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