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ガロア生誕200周年記念スレ part 6



1 名前:132人目の素数さん [2012/02/23(木) 09:04:21.71 ]
2011年10月25日をもって、エヴァリスト・ガロア生誕200周年となりました
Evariste Galois, 1811年10月25日 - 1832年5月31日

Galois生誕200周年を記念して Kummer ◆g2BU0D6YN2 がGalois理論とそれに関連する話題を
語るスレです。
内容についてわからないことがあったら遠慮なく質問してください。
その他、内容についてのご意見は歓迎します。
例えば、誤りの指摘、証明の改良など。
なお、このスレの主題に直接関係のないコメントについては
原則としてレスはしません(たとえそれが励ましの言葉であっても)。

367 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 09:29:17.17 ]
命題
G を群とする。
X を G-集合(過去スレpart5の77)とする。
B を X の空でない部分集合とする。
B がブロック(>>357)であるためには
任意の σ ∈ G に対して σB = B または σB ∩ B = φ となることが必要十分である。

証明
必要性:
>>358より明らかである。

十分性:
P = {σB; σ ∈ G} とおく。
Y = ∪{σB; σ ∈ G} とおく。
X = Y なら>>365より P は X のブロック系(>>356)である。
よって、B はブロックである。

X ≠ Y なら C = X - Y とおくと任意の σ ∈ G に対して σC ⊂ C となる。
よって、x、y ∈ C のとき任意の σ ∈ G に対して σx、σy ∈ C となる。
よって、Q = {C} ∪ P はブロック系である。
よって、B はブロックである。
証明終

368 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2012/03/26(月) 09:30:13.81 ]
          __ノ)-'´ ̄ ̄`ー- 、_
        , '´  _. -‐'''"二ニニ=-`ヽ、
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     |   |  | / / レ',二、レ′ ,ィイ|゙/   私は只の数ヲタなんかとは付き合わないわ。
.     |   \ ∠イ  ,イイ|    ,`-' |      頭が良くて数学が出来てかっこいい人。それが必要条件よ。
     |     l^,人|  ` `-'     ゝ  |        さらに Ann.of Math に論文書けば十分条件にもなるわよ。
      |      ` -'\       ー'  人          一番嫌いなのは論文数を増やすためにくだらない論文を書いて
    |        /(l     __/  ヽ、           良い論文の出版を遅らせるお馬鹿な人。
     |       (:::::`‐-、__  |::::`、     ヒニニヽ、         あなたの論文が Ann of Math に accept される確率は?
    |      / `‐-、::::::::::`‐-、::::\   /,ニニ、\            それとも最近は Inv. Math. の方が上かしら?
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369 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 09:41:32.13 ]
命題
G を群とする。
X を G-集合(過去スレpart5の77)とする。
x を X のある元とする。
G_x を x の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
B を x を含むブロック(>>357)とする。
このとき H ={σ ∈ G;σB = B} は G_x を含む G の部分群である。

証明
σ を G_x の任意の元とする。
σx = x ∈ B であるから x ∈ σB ∩ B
よって、>>365より B = σB
よって、σ ∈ H である。
証明終

370 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 09:59:28.82 ]
命題
G を群とする。
X を G-集合(過去スレpart5の77)とする。
x を X のある元とする。
G_x を x の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
H を G_x を含む G の部分群とする。
Hx = {ηx; η ∈ H} と書く。
このとき Hx は X のブロック(>>357)である。

証明
x ∈ Hx だから Hx は空でない。
σ ∈ G に対して σHx ∩ Hx ≠ φ とする。
σηx = ρx となる η、ρ ∈ H がある。
ρ^(-1)σηx = x だから ρ^(-1)ση ∈ G_x ⊂ H
よって、σ ∈ ρHη^(-1) = H
よって、σHx = Hx
よって、>>367より Hx は X のブロックである。
証明終

371 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 10:07:20.84 ]
命題
G を群とする。
X を G-集合(過去スレpart5の77)とする。
x を X のある元とする。
G_x を x の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
H を G_x を含む G の部分群とする。
Hx = {ηx; η ∈ H} と書く。
このとき H = {σ ∈ G; σHx = Hx } である。

証明
σ ∈ H のとき σHx = Hx である。

逆に σ ∈ G、σHx = Hx とする。
σηx = ρx となる η、ρ ∈ H がある。
ρ^(-1)σηx = x だから ρ^(-1)ση ∈ G_x ⊂ H
よって、σ ∈ ρHη^(-1) = H

以上から H = {σ ∈ G; σHx = Hx }
証明終

372 名前:132人目の素数さん [2012/03/26(月) 11:02:55.43 ]
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     |     l^,人|  ` `-'     ゝ  |        さらに Ann.of Math に論文書けば十分条件にもなるわよ。
      |      ` -'\       ー'  人          一番嫌いなのは論文数を増やすためにくだらない論文を書いて
    |        /(l     __/  ヽ、           良い論文の出版を遅らせるお馬鹿な人。
     |       (:::::`‐-、__  |::::`、     ヒニニヽ、         あなたの論文が Ann of Math に accept される確率は?
    |      / `‐-、::::::::::`‐-、::::\   /,ニニ、\            それとも最近は Inv. Math. の方が上かしら?
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373 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2012/03/26(月) 11:14:50.55 ]
保守

374 名前:132人目の素数さん [2012/03/26(月) 12:29:33.05 ]
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     |     l^,人|  ` `-'     ゝ  |        さらに Ann.of Math に論文書けば十分条件にもなるわよ。
      |      ` -'\       ー'  人          一番嫌いなのは論文数を増やすためにくだらない論文を書いて
    |        /(l     __/  ヽ、           良い論文の出版を遅らせるお馬鹿な人。
     |       (:::::`‐-、__  |::::`、     ヒニニヽ、         あなたの論文が Ann of Math に accept される確率は?
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375 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 12:55:04.50 ]
命題
G を群とする。
X を推移的な G-集合(過去スレpart5の77)とする。
x を X のある元とする。
G_x を x の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
B を x を含むブロック(>>357)とする。
>>369より H ={σ ∈ G;σB = B} は G_x を含む G の部分群である。
このとき B = Hx である。

証明
Hx ⊂ B であるから逆の包含関係を示せばよい。
y ∈ B を任意の元とする。
G は X に推移的に作用するから y = σx となる σ ∈ G がある。
y ∈ σB ∩ B だから σB = B である。
よって、σ ∈ H である。
よって、y = σx ∈ Hx である。
証明終



376 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2012/03/26(月) 13:04:00.82 ]
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    |        /(l     __/  ヽ、           良い論文の出版を遅らせるお馬鹿な人。
     |       (:::::`‐-、__  |::::`、     ヒニニヽ、         あなたの論文が Ann of Math に accept される確率は?
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377 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 13:05:26.03 ]
命題
G を群とする。
X を推移的な G-集合(過去スレpart5の77)とする。
x を含むブロック(>>357)全体の集合を Λ(x) とする。
G_x を含む G の部分群全体の集合を Γ(x) とする。
>>369より B ∈ Λ(x) に対して H = {σ ∈ G;σB = B} は Γ(x) に属す。
このとき B に H を対応させる写像 ψ:Λ(x) → Γ(x) は全単射である。

証明
>>370より H ∈ Γ(x) のとき Hx ∈ Λ(x) である。
H ∈ Γ(x) に Hx ∈ Λ(x) を対応させる写像を φ:Γ(x) → Λ(x) とする。
>>371>>375より ψ と φ は互いに逆写像である。
証明終

378 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2012/03/26(月) 13:08:08.82 ]
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379 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 13:28:18.42 ]
命題
G を群とする。
X を推移的な G-集合(過去スレpart5の77)で |X| ≧ 2 とする。
x を X の任意の元とする。
G_x を x の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
X が原始的(>>355)な G-集合であるためには G_x が G の極大部分群であることが必要十分である。

証明
>>377より明らかである。

380 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2012/03/26(月) 13:57:50.50 ]
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     |     l^,人|  ` `-'     ゝ  |        さらに Ann.of Math に論文書けば十分条件にもなるわよ。
      |      ` -'\       ー'  人          一番嫌いなのは論文数を増やすためにくだらない論文を書いて
    |        /(l     __/  ヽ、           良い論文の出版を遅らせるお馬鹿な人。
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381 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 20:24:17.25 ]
記法
X を集合とする。
m(1 ≦ m ≦ |X|)を整数とする。
X^m を X の m 重の直積集合とする。
X^m の元 (x_1、...、x_m) で i ≠ j (1 ≦ i、j ≦ m)なら x_i ≠ x_j となるもの全体からなる
X^m の部分集合を X^[m] と書く。

382 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 20:30:54.70 ]
定義
G を群とする。
X を G-集合(過去スレpart5の77)とする。
m(1 ≦ m ≦ |X|)を整数とする。
σ ∈ G、x = (x_1、...、x_m) ∈ X^[m](>>381)のとき
σx = (σx_1、...、σx_m) と定義することにより X^[m] は G-集合となる。
X^[m] が 推移的(過去スレpart5の107)な G-集合のとき
X を m 重推移的な G-集合という。

383 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 20:36:40.01 ]
命題
G を群とする。
X を m 重推移的(>>382)な G-集合とする。
k を 1 ≦ k ≦ m となる整数とする。
このとき X は k 重推移的な G-集合である。

証明
k < m と仮定してよい。
x = (x_1、...、x_k) と y = (y_1、...、y_k) を X^[k](>>381)の任意の元とする。
x’= (x_1、...、x_k、x_(k+1)、...、x_m) ∈ X^[m] となる
x_(k+1)、...、x_m ∈ X がある。
同様に
y’= (y_1、...、y_k、y_(k+1)、...、y_m) ∈ X^[m] となる
y_(k+1)、...、y_m ∈ X がある。
X は m 重推移的であるから σx’= y’となる σ ∈ G がある。
このとき σx = y である。
よって、X^[k] は推移的な G-集合である。
証明終

384 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 20:42:27.84 ]
命題
X を n 個の元からなる有限集合とする。
G = Sym(X)(>>6)とする。
このとき X は G-集合として n 重推移的(>>382)である。

証明
x = (x_1、...、x_n) を X^[n](>>381)の任意の元とする。
任意の y = (y_1、...、y_n) ∈ X^[n] に対して
σx = y となる σ ∈ G がある。
よって、X^[n] は推移的な G-集合である。
証明終

385 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 20:59:33.59 ]
補題
G を群とする。
X を推移的(過去スレpart5の107)な G-集合とする。
m ≧ 2 を整数とする。
x と y を X の元とする。
G_x と G_y をそれぞれ x と y の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
G_x が X - {x} 上 m - 1 重推移的(>>382)なら G_y は X - {y} 上 m - 1 重推移的である。

証明
G は X 上推移的だから σx = y となる σ ∈ G がある。
z = (z_1、...、z_(m-1)) と w = (w_1、...、w_(m-1)) を (X - {y})^[m-1] の元とする。
z’= σ^(-1)z
w’= σ^(-1)w
とする。
z’、w’∈ (X - {x})^[m-1] だから τz’= w’となる τ ∈ G_x がある。
τσ^(-1)z = σ^(-1)w
よって、στσ^(-1)z = w
στσ^(-1) ∈ σG_xσ^(-1) = G_y
よって、G_y は (X - {y})^[m-1] 上推移的である。
証明終



386 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 21:16:18.15 ]
命題
G を群とする。
X を G-集合とする。
x を X の元とする。
G_x を x の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
m ≧ 2 を整数とする。
X が m 重推移的(>>382)であるためには
G が X 上推移的で G_x が X - {x} 上 m - 1 重推移的であることが
必要十分である。

証明
必要性:
>>383より G は X 上推移的である。
Y = X - {x} とおく。
a = (a_1、...、a_(m-1)) と b = (b_1、...、b_(m-1)) を Y^[m-1](>>381)の任意の元とする。
a’= (a_1、...、a_(m-1)、x)
b’= (b_1、...、b_(m-1)、x)
とおく。
a’、b’∈ X^[m] である。
X は m 重推移的であるから σa’= b’となる σ ∈ G がある。
このとき σx = x であるから σ ∈ G_x である。
σa = b であるから G_x は Y 上 m - 1 重推移的である。

十分性:
>>385より X の任意の元 y に対して G_y は X - {y} 上 m - 1 重推移的である。
a = (a_1、...、a_m) と b = (b_1、...、b_m) を X^[m] の任意の元とする。
σ(a_1、...、a_(m-1)、a_m) = (b_1、...、b_(m-1)、a_m) となる σ ∈ G_(a_m) がある。
τ(b_1、...、b_(m-1)、a_m) = (b_1、...、b_(m-1)、b_m) となる τ ∈ G_(b_1) がある。
よって、τσa = b
よって、G は X 上 m 重推移的である。
証明終

387 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 22:15:35.40 ]
定義(>>210の拡張)
X を空でない有限集合とする。
G = Sym(X)(>>6)とする。
J = {i_1、...、i_r} を X の空でない部分集合で |J| = r とする。
σ ∈ G で
σ(i_1) = i_2、...、σ(i_(r-1)) = i_r、σ(i_r) = i_1 となり
X - J の各元 x に対して σ(x) = x となるものを G の巡回置換と呼び、
σ = (i_1、...、i_r) と書く。
r を σ の長さと呼ぶ。

388 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 22:33:22.87 ]
命題
X を空でない有限集合とする。
Z を有理整数環とする。
{-1、1} を Z の乗法に関する可逆元からなる群とする。
G = Sym(X)(>>6)とする。
このとき準同型 ε:G → {-1、1} で G の任意の互換(>>240)σ に対して
ε(σ) = -1 となるものが一意に存在する。

証明
|X| = n とする。
I = {1、...、n} とする。
f:X → I を任意の全単射とする。
σ ∈ G に fσf^(-1) ∈ Sym(I) を対応させることにより
同型 ψ:G → Sym(I) が得られる。
σ ∈ Sym(I) に sgn(σ)(>>230)を対応させる写像を sgn:Sym(I) → {-1、1} とする。
ε = sgnψ とおく。
G の任意の互換 σ に対して ψ(σ) は Sym(I) の互換だから>>232より ε(σ) = sgn ψ(σ) = -1 である。
>>222と同様に G の任意の元は互換の積として表されるからこのような ε は一意に決まる。
証明終

389 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 22:39:07.13 ]
定義
X を空でない有限集合とする。
G = Sym(X)(>>6)とする。
>>388より準同型 ε:G → {-1、1} で G の任意の互換(>>240)τ に対して
ε(τ) = -1 となるものが一意に存在する。
σ ∈ G のとき ε(σ) を σ の符号と呼び sgn(σ) と書く。

390 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 22:42:04.89 ]
定義(>>233の拡張)
X を空でない有限集合とする。
σ を Sym(X)(>>6)の元とする。
sgn(σ) = 1 のとき σ を偶置換という。
sgn(σ) = -1 のとき σ を奇置換という。

391 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 22:47:15.85 ]
定義(>>235の拡張)
X を空でない有限集合とする。
G = Sym(X)(>>6)とする。
σ ∈ G に sgn(σ)(>>6)を対応させる写像を sgn:G → {-1、1} とする。
sgn:G → {-1、1} は準同型であるから sgn の核 H は G の部分群である。
H を X 上の交代群と呼ぶ。
H は G の全ての偶置換(>>390)からなる。

392 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 22:49:33.90 ]
記法
X を空でない有限集合とする。
X 上の交代群(>>391)を Alt(X) と書く。

393 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 23:13:20.75 ]
命題
X を空でない有限集合とする。
|X| = n とする。
n ≧ 3 のとき Alt(X)(>>392)は X 上推移的(過去スレpart5の107)である。

証明
a と b を X の元とし a ≠ b とする。
n ≧ 3 だから c ∈ X - {a, b} がある。
σ = (a, b, c) を X 上の巡回置換(>>238)とする。
σ = (a, c)(a, b) ∈ Alt(X) である。
b = σa だから Alt(X) は X 上推移的である。
証明終

394 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/26(月) 23:33:40.49 ]
命題
X を空でない有限集合とする。
Y を X の空でない部分集合とする。
任意の τ ∈ Sym(Y)(>>6)に対して τ’∈ Sym(X) を次のように定義する。
x ∈ Y のとき τ’x = τx
x ∈ X - Y のとき τ’x = x
τ ∈ Sym(Y) に τ’∈ Sym(Y) を対応させる写像を f:Sym(Y) → Sym(X) とする。
このとき f は単射準同型であり、
f(Sym(Y)) = {σ ∈ Sym(X);各 x ∈ X - Y に対して σx = x} である。

証明
自明である。

395 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 00:09:15.80 ]
>>391の修正

定義(>>235の拡張)
X を空でない有限集合とする。
G = Sym(X)(>>6)とする。
σ ∈ G に sgn(σ)(>>389)を対応させる写像を sgn:G → {-1、1} とする。
sgn:G → {-1、1} は準同型であるから sgn の核 H は G の部分群である。
H を X 上の交代群と呼ぶ。
H は G の全ての偶置換(>>390)からなる。



396 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 00:17:28.43 ]
命題
X を空でない有限集合とする。
Y を X の空でない部分集合とする。
f:Sym(Y) → Sym(X) を>>394で定義した準同型とする。
σ ∈ Sym(X) に sgn(σ)(>>389)を対応させる写像を sgn_X:Sym(X) → {-1、1} とする。
σ ∈ Sym(Y) に sgn(σ) を対応させる写像を sgn_Y:Sym(Y) → {-1、1} とする。
このとき sgn_Y = (sgn_X)f である。

証明
τ ∈ Sym(Y) を任意の互換(>>240)とする。
f(τ) は Sym(X) の互換であるから (sgn_X)f(τ) = -1 である。
よって、sgn_Y の一意性(>>389)より sgn_Y = (sgn_X)f である。
証明終

397 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 00:32:57.63 ]
命題
X を空でない有限集合とする。
Y を X の空でない部分集合とする。
f:Sym(Y) → Sym(X) を>>394で定義した準同型とする。
このとき f(Alt(Y)) = {σ ∈ Alt(X)(>>392);各 x ∈ X - Y に対して σx = x} である。

証明
H = {σ ∈ Alt(X)(>>392);各 x ∈ X - Y に対して σx = x} とおく。
>>394より H = Alt(X) ∩ f(Sym(Y)) である。
よって、H = {σ ∈ f(Sym(Y));sgn(σ) = 1} である。
τ ∈ Alt(Y) なら>>396より sgn(f(τ)) = sgn(τ) = 1
よって、f(τ) ∈ H
よって、f(Alt(Y)) ⊂ H

σ ∈ H なら σ = f(τ) となる τ ∈ Sym(Y) がある。
>>396より 1 = sgn(f(τ)) = sgn(τ)
よって、τ ∈ Alt(Y)
よって、H ⊂ f(Alt(Y))

以上から f(Alt(Y)) = H
証明終

398 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 00:41:14.31 ]
命題
X を空でない有限集合とする。
|X| ≧ 3 のとき Alt(X)(>>392)は n - 2 重推移的(>>382)である。

証明
G = Alt(X) とする。
|X| = n とする。
n に関する帰納法を使う。
n = 3 のとき>>393より G は X 上推移的である。
n ≧ 4 とする。
x を X の元とする。
G_x を x の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
>>397より G_x は Alt(X - {x}) と同一視される。
よって、帰納法の仮定より G_x は n - 3 重推移的である。
>>393より G は X 上推移的である。
よって、>>386より G は n - 2 重推移的である。
証明終

399 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 01:03:51.62 ]
命題
G を群とする。
X を 2 重推移的(>>382)な G-集合とする。
x を X の任意の元とする。
H を x の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
σ ∈ G - H とする。
このとき G = H ∪ HσH と直和分割される。

証明
>>393より G は X 上推移的である。
よって、過去スレpart5の121より X は G-集合として G/H と同型である。
よって、>>386より H は G/H - {H} 上推移的である。
よって、任意の τ ∈ G - H に対して τH = hσH となる h ∈ H がある。
τ ∈ HσH であるから G = H ∪ HσH である。
H ∩ HσH = φ であるからこれは G の直和分割である。
証明終

400 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 01:17:43.69 ]
>>399の修正

命題
G を群とする。
X を 2 重推移的(>>382)な G-集合とする。
x を X の任意の元とする。
H を x の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
σ ∈ G - H とする。
このとき G = H ∪ HσH と直和分割される。

証明
>>383より G は X 上推移的である。
よって、過去スレpart5の121より X は G-集合として G/H と同型である。
よって、>>386より H は G/H - {H} 上推移的である。
よって、任意の τ ∈ G - H に対して τH = hσH となる h ∈ H がある。
τ ∈ HσH であるから G = H ∪ HσH である。
H ∩ HσH = φ であるからこれは G の直和分割である。
証明終

401 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 01:19:20.30 ]
命題
G を群とする。
X を 2 重推移的(>>382)な G-集合とする。
このとき X は原始的(>>355)な G-集合である。

証明
x を X の任意の元とする。
H を x の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
X は 2 重推移的だから |X| ≧ 2 である。
>>383より G は X 上推移的である。
よって、>>379より H が G の極大部分群であることを証明すればよい。
K を H を含む G の部分群で H ≠ K とする。
σ ∈ K - H とする。
>>400より G = H ∪ HσH と直和分割される。
K は H と HσH を含むから G = H である。
よって、H は G の極大部分群である。
証明終

402 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 02:35:25.41 ]
G を群とする。
H を G の正規部分群とする。
Aut(H) を H の自己同型群とする。
G の各元 σ に対して φ(σ) ∈ Aut(H) を
φ(σ)(x) = σxσ^(-1) により定義する。
φ:G → Aut(H) は準同型である。
よって、H は G-集合(過去スレpart5の77)と見なされる。

403 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 02:39:35.78 ]
補題
G を群とする。
X を G-集合(過去スレpart5の77)とする。
x を X の元とする。
G_x を x の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
H を G の正規部分群とする。
H は X 上正則(>>280)であるとする。
>>402より H は (G_x)-集合と見なされる。
このとき H と X は (G_x)-集合として同型である。

証明
写像 f:H → X を f(η) = ηx により定義する。
H は X に正則に作用するから f は全単射である。
よって、f が (G_x)-射であることを示せばよい。
σ ∈ G_x、η ∈ H のとき
f(σησ^(-1)) = σησ^(-1)x = σηx = σf(η)
よって、f は (G_x)-射である。
証明終

404 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 02:50:38.40 ]
定義
G を群とする。
Aut(G) を G の自己同型群とする。
H を G の部分群とする。
任意の λ ∈ Aut(G) に対して λ(H) ⊂ H となるとき
H を G の特性部分群(characteristic subgroup)という。

405 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 02:59:28.41 ]
命題
G を群とする。
H を G の正規部分群とする。
K を H の特性部分群(>>404)とする。
このとき K は G の正規部分群である。

証明
σ ∈ G のとき τ(σ) を G の内部自己同型(過去スレpart5の749)とする。
H は G の正規部分群であるから τ(σ) は H の自己同型 φ(σ) を引き起こす。
φ(σ)(K) ⊂ K であるから τ(σ)(K) ⊂ K である。
よって、K は G の正規部分群である。
証明終



406 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 03:05:28.66 ]
定義
p を素数とする。
位数 p の巡回群の有限個の直積 G を基本アーベル群という。
p を G の指数という。

407 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 03:20:27.02 ]
命題
G を群とする。
Z(G) を G の中心(過去スレpart5の751)とする。
Z(G) は G の特性部分群(>>404)である。

証明
任意の λ ∈ Aut(G) と任意の x、y ∈ Z(G) に対して
λ(x)λ(y) = λ(xy) = λ(yx) = λ(y)λ(x)
よって、λ(x) ∈ Z(G)
よって、λ(Z(G)) ⊂ Z(G)
証明終

408 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 08:43:58.21 ]
>>407の修正

命題
G を群とする。
Z(G) を G の中心(過去スレpart5の751)とする。
Z(G) は G の特性部分群(>>404)である。

証明
任意の λ ∈ Aut(G)、z ∈ Z(G)、σ ∈ G に対して
σ = λ(x) となる x ∈ G がある。
λ(z)σ = λ(z)λ(x) = λ(zx) = λ(xz) = λ(x)λ(z) = σλ(z)
よって、λ(z) ∈ Z(G)
よって、λ(Z(G)) ⊂ Z(G)
証明終

409 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 09:14:53.10 ]
G を指数 p の基本アーベル群(>>406)とする。
Z を有理整数環とする。
π:Z → Z/pZ を標準写像とする。
x ∈ G を任意の元とする。
px = 0 であるから n、m ∈ Z、n ≡ m (mod p) のとき nx = mx である。
よって、n ∈ Z のとき π(n)x = nx と定義することにより G は Z/pZ 上の線型空間となる。

410 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 09:20:20.35 ]
命題
G を有限アーベル群とする。
p を素数とする。
G - {0} の各元の位数は p であるとする。
このとき G は基本アーベル群(>>406)である。

証明
アーベル群の基本定理から明らかだが以下のように証明することも出来る。

>>409と同様に G は Z/pZ 上の有限次元の線型空間である。
G の Z/pZ 上の次元を n とすれば G は巡回群 Z/pZ の n 個の直積に同型となる。
証明終

411 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 09:30:18.27 ]
命題
G を有限群とする。
X を 2 重推移的(>>382)な G-集合とする。
H を G の正規部分群で X に正則(>>280)に作用するとする。
このとき H は基本アーベル群(>>406)である。
よって、|X| = |H| は素数冪である。

証明
|H| = |X| であり |X| ≧ 2 であるから |H| ≠ 1 である。
x を X の任意の元とする。
G_x を x の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
>>386より X - {x} は推移的な (G_x)-集合である。
よって、>>403より H - {1} は推移的な (G_x)-集合である。
よって、H - {1} の元は全て同じ位数 m である。
p を m の任意の素因子とすると H は位数 p の元をもつ。
よって、H - {1} の各元の位数は p である。
よって、Cauchyの定理(過去スレpart5の775)より H の位数は p の冪である。
Z(H) を H の中心(過去スレpart5の751)とすると過去スレpart5の781より Z(H) ≠ 1 である。
>>408より Z(H) は H の特性部分群(>>404)であるから>>405より G の正規部分である。
H は X に正則に作用するから Z(H) の X への作用は自明(>>352)ではない。
>>401より G は X に原始的(>>355)に作用する。
よって、>>353より Z(H) は X に推移的に作用する。
Z(H) ⊂ H であるから Z(H) における x の安定化部分群は 1 である。
よって、>>284より Z(H) は X に正則に作用する。
よって、|X| = |Z(H)| = |H| である。
よって、Z(H) = H である。
よって、H はアーベル群である。
よって、>>410より H は基本アーベル群である。
証明終

412 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 09:47:23.62 ]
定義
G を群とする。
H ≠ 1 を G の正規部分群とする。
H に含まれる G の正規部分群は H と単位群だけであるとき H を G の極小正規部分群という。

413 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 09:49:22.49 ]
命題
G ≠ 1 を有限群とする。
G は極小正規部分群(>>412)を持つ。

証明
自明である。

414 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 09:55:46.01 ]
定義
G を群とする。
x、y ∈ G のとき xyx^(-1)y^(-1) を [x, y] と書き x と y の交換子(commutator)という。

415 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 10:02:07.08 ]
定義
G を群とする。
{[x, y];x、y ∈ G} で生成される G の部分群を G の交換子部分群と呼び [G, G] と書く。



416 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 10:05:20.83 ]
命題
G を群とする。
x、y ∈ G のとき [x, y]^(-1) = [y, x] である。

証明
自明である。

417 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 10:07:52.42 ]
命題
G を群とする。
[G, G] (>>415)の各元は [x, y] (>>414)の形の元の有限個の積である。

証明
>>416より明らかである。

418 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 10:11:18.34 ]
命題
G と H を群とする。
f:G → H を準同型とする。
x、y ∈ G のとき f([x, y]) = [f(x), f(y)] である。

証明
自明である。

419 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 11:00:47.42 ]
命題
G と H を群とする。
f:G → H を準同型とする。
x、y ∈ G のとき f([G, G]) = [f(G), f(G)] である。

証明
>>417>>418より明らかである。

420 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2012/03/27(火) 11:49:10.18 ]
これ何やってるの?

421 名前:132人目の素数さん [2012/03/27(火) 12:48:43.50 ]
>>420
前にも同じ質問があったが見て分からない?
群の置換表現論
これがGalois理論と何の関係があるか?
おいおいw
関係大有りだよ
わからなかったらwikipediaでも見てくれ

422 名前:132人目の素数さん [2012/03/27(火) 13:02:27.73 ]
Galoisの基本的な考えは方程式のGalois群をその方程式の根の置換群と見なすこと。
この考えは現代のGalois理論の教科書であまり強調されてないから>>420のような質問が出るんだろう。
しかしGrothendieckによるGalois理論の拡張にはこの考えが再び表に出てくる。

423 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 13:42:09.09 ]
定義
G を群とする。
H と K を G の部分群とする。
{[x, y];x ∈ H、y ∈ K} で生成される G の部分群を [H, K] と書く。

424 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 13:44:41.18 ]
命題
G を群とする。
H と K を G の部分群とする。
[H, K] (>>423)の各元は [h, k] または [k, h]、h ∈ H、k ∈ K の形の元の有限個の積である。

証明
>>416より明らかである。

425 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 13:52:39.04 ]
命題
G を群とする。
H と K を G の部分群とする。
このとき [H, K] = [K, H] である。

証明
>>424より明らかである。



426 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 13:58:43.75 ]
>>419の修正

命題
G と H を群とする。
f:G → H を準同型とする。
このとき f([G, G]) = [f(G), f(G)] である。

証明
>>417>>418より明らかである。

427 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 14:06:28.29 ]
命題
G を群とする。
[G, G] (>>415)は G の特性部分群(>>404)である。

証明
>>426より明らかである。

428 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 14:14:19.84 ]
命題
G を群とする。
[G, G] (>>415)は G の正規部分群である。

証明
>>427より [G, G] は G の特性部分群である。
よって、>>405より [G, G] は G の正規部分群である。
証明終

429 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 14:19:37.76 ]
命題
G を群とする。
N を G の正規部分群とする。
このとき [N, N] (>>415)は G の正規部分群である。

証明
>>427より [N, N] は N の特性部分群(>>404)である。
よって、>>405より [N, N] は G の正規部分群である。
証明終

430 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 14:33:03.91 ]
命題
G を群とする。
x、y ∈ G のとき [x, y] = 1 であるためには xy = yx が必要十分である。

証明
自明である。

431 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 14:48:06.11 ]
命題
G を群とする。
>>428より [G, G] は G の正規部分群である。
このとき G/[G, G] はアーベル群である。

証明
π:G → G/[G, G] を標準準同型とする。
>>418より x、y ∈ G のとき π([x, y]) = [π(x), π(y)] である。
π([x, y]) = 1 であるから [π(x), π(y)] = 1 である。
よって、>>430より π(x)π(y) = π(y)π(x) である。
よって、G/[G, G] はアーベル群である。
証明終

432 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 14:56:59.10 ]
命題
G を群とする。
H をアーベル群とする。
f:G → H を準同型とする。
このとき f([G, G]) = 1 である。

証明
>>418より x、y ∈ G のとき f([x, y]) = [f(x), f(y)] である。
H はアーベル群であるから>>430より [f(x), f(y)] = 1 である。
よって、f([x, y]) = 1 である。
よって、>>417より f([G, G]) = 1 である。
証明終

433 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 15:10:32.99 ]
命題
G を群とする。
N を G の正規部分群とする。
G/N はアーベル群であるとする。
このとき [G, G] ⊂ N である。

証明
π:G → G/N を標準準同型とする。
>>432より π([G, G]) = 1 である。
よって、[G, G] ⊂ N である。
証明終

434 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 15:15:17.78 ]
命題
G を群とする。
>>428より [G, G] は G の正規部分群である。
π:G → G/[G, G] を標準準同型とする。
H をアーベル群とする。
f:G → H を準同型とする。
このとき準同型 g:G/[G, G] → H で f = gπ となるものが一意に存在する。

証明
>>432より f([G, G]) = 1 である。
よって、g:G/[G, G] → H で f = gπ となるものが存在する。
π:G → G/[G, G] は全射だからこのような g は一意に決まる。
証明終

435 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 15:26:31.30 ]
命題
G ≠ 1 を可解群(過去スレpart1の550)とする。
このとき G ≠ [G、G] である。

証明
G の正規部分群 N、G ≠ N で G/N がアーベル群となるものがある。
>>433より [G, G] ⊂ N である。
よって、G ≠ [G、G] である。
証明終



436 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 15:35:16.05 ]
命題
G ≠ 1 を有限可解群(過去スレpart1の550)とする。
N を G の極小正規部分群(>>412)とする。
このとき N は基本アーベル群(>>406)である。

証明
過去スレpart1の565より N は可解群である。
よって、>>435より [N、N] ≠ N である。
>>429より [N、N] は N の正規部分群である。
N は G の極小正規部分群であるから [N、N] = 1 である。
よって、>>431より N はアーベル群である。
a ≠ 1 を N の元で位数 m とする。
p を m の任意の素因子とすると H は位数 p の元をもつ。
H = {x ∈ N;x^p = 1} とおく。
N はアーベル群であるから H は N の部分群である。
H は位数 p の元をもつから H ≠ 1 である。
>>410より H は基本アーベル群である。
H は明らかに N の特性部分群(>>404)である。
よって、>>405より H は G の正規部分群である。
N は G の極小正規部分群であるから H = N である。
証明終

437 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 16:48:46.95 ]
命題
G を群とする。
X を推移的(過去スレpart5の107)な G-集合(過去スレpart5の77)とする。
|X| ≧ 2 とする。
このとき G ≠ 1 である。

証明
自明である。

438 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 16:57:09.49 ]
命題
G を群とする。
X を忠実(過去スレpart5の843)かつ原始的(>>355)な G-集合とする。
H ≠ 1 を G の正規部分群とする。
このとき H は X に推移的(>>281)に作用する。

証明
G は X 上忠実で H ≠ 1 だから H の作用は X 上自明(>>352)ではない
よって、>>353より H は X に推移的に作用する。
証明終

439 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 17:18:49.94 ]
命題
G を有限可解群(過去スレpart1の550)とする。
X を忠実(過去スレpart5の843)かつ原始的(>>355)な G-集合とする。
このとき |X| は素数冪である。

証明
G は X 上原始的だから X 上推移的で |X| ≧ 2 である。
よって、>>437より G ≠ 1 である。
よって、>>413より G は極小正規部分群(>>412)H を持つ。
H ≠ 1 だから>>438より H は X に推移的に作用する。
よって、過去スレpart5の122より |X| は |H| の約数である。
>>436より H は基本アーベル群(>>406)であるから |H| は素数冪である。
よって、|X| も素数冪である。
証明終

440 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/27(火) 17:48:32.79 ]
命題
G をアーベル群とする。
X を忠実(過去スレpart5の843)かつ推移的(過去スレpart5の107)な G-集合とする。
このとき X は正則(>>280)な G-集合である。

証明
x を X の任意の元とする。
G_x を x の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
>>284より G_x = 1 を証明すればよい。

G は X 上推移的であるから、任意の y ∈ X に対して y = σx となる σ ∈ G がある。
>>283より G_y = σ(G_x)σ^(-1) である。
G はアーベル群であるから G_x = G_y である。
よって、G_x = ∩{G_y; y ∈ G}
G は忠実だから、この右辺 = 1
証明終

441 名前:132人目の素数さん [2012/03/27(火) 22:17:52.35 ]
テレビで
女性に人気の
とか言っているのを見て真に受けて買い求めに走る女とか見てると テレビっ言う宗教の信者なのかと思ってしまう


やらせA 就活中
(p)livedoor.blogimg.jp/jin115/imgs/3/1/31a6f8e6.jpg
やらせB 就職後
(p)livedoor.blogimg.jp/jin115/imgs/2/b/2b790359.jpg

世論調査もこんな感じで捏造してます
いい加減、目覚めなさい

日本という国は、そういう特権階級の人たちが、楽しく、幸せに暮らせるように、
あなたたち凡人が、安い給料で働き、高い税金を払うことで、成り立っているんです。
そういう特権階級の人たちが、あなたたちに何を望んでいるか知ってる?

今のままずーっと愚かでいてくれればいいの。 

世の中のしくみや、不公平なんかに気づかず、
テレビや漫画でもぼーっと見て何も考えず、会社に入ったら、上司の言うことを大人しく聞いて、
戦争が始まったら、真っ先に危険な所に行って戦ってくれればいいの。


442 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2012/03/27(火) 23:05:28.54 ]
          __ノ)-'´ ̄ ̄`ー- 、_
        , '´  _. -‐'''"二ニニ=-`ヽ、
      /   /:::::; -‐''"        `ーノ
     /   /:::::/           \
     /    /::::::/          | | |  |
     |   |:::::/ /     |  | | | |  |
      |   |::/ / / |  | ||  | | ,ハ .| ,ハ|
      |   |/ / / /| ,ハノ| /|ノレ,ニ|ル' 
     |   |  | / / レ',二、レ′ ,ィイ|゙/   私は只の数ヲタなんかとは付き合わないわ。
.     |   \ ∠イ  ,イイ|    ,`-' |      頭が良くて数学が出来てかっこいい人。それが必要条件よ。
     |     l^,人|  ` `-'     ゝ  |        さらに Ann.of Math に論文書けば十分条件にもなるわよ。
      |      ` -'\       ー'  人          一番嫌いなのは論文数を増やすためにくだらない論文を書いて
    |        /(l     __/  ヽ、           良い論文の出版を遅らせるお馬鹿な人。
     |       (:::::`‐-、__  |::::`、     ヒニニヽ、         あなたの論文が Ann of Math に accept される確率は?
    |      / `‐-、::::::::::`‐-、::::\   /,ニニ、\            それとも最近は Inv. Math. の方が上かしら?
   |      |::::::::::::::::::|` -、:::::::,ヘ ̄|'、  ヒニ二、 \
.   |      /::::::::::::::::::|::::::::\/:::O`、::\   | '、   \
   |      /:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::'、::::\ノ  ヽ、  |
  |      |:::::/:::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::'、',::::'、  /:\__/‐、
  |      |/:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::O::| '、::| く::::::::::::: ̄|
   |     /_..-'´ ̄`ー-、:::::::::::::::::::::::::::::::::::|/:/`‐'::\;;;;;;;_|
   |    |/::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::|::/::::|::::/:::::::::::/
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443 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 06:48:24.06 ]
命題
G を有限可解群(過去スレpart1の550)とする。
X を忠実(過去スレpart5の843)かつ原始的(>>355)な G-集合とする。
H を G の極小正規部分群(>>412)とする。
>>436より H は基本アーベル群(>>406)である。
このとき H は X に正則(>>280)に作用する。
特に |X| = |H| である。

証明
H ≠ 1 だから>>438より H は X に推移的に作用する。
H はアーベル群であるから>>440より H は X に正則に作用する。
証明終

444 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 06:53:57.89 ]
定義
A を必ずしも可換とは限らない環とする。
n ≧ 1 を整数とする。
A 上の n 次の正方行列全体のなす環を Mat(n, A) と書いた(過去スレpart1の814)。
Mat(n, A) の乗法に関する可逆元全体のなす群を A 上の一般線型群(general linear group over A)といい
GL(n, A) と書く。

445 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 07:18:57.15 ]
命題
A を可換環とする。
n ≧ 1 を整数とする。
A^n を A 上の n 次の列ベクトルの集合と見なす。
GL(n, A)(>>444)は A^n の A-加群としての自己同型群と見なされる。
σ ∈ GL(n, A) と α ∈ A^n に対して写像 f:A^n → A^n を f(x) = σx + α で定義する。
この写像を φ(σ, α) と書く。
このとき、φ(σ, α) ∈ Sym(A^n)(>>6)である。
写像 φ:GL(n, A)×A^n → Sym(A^n) は単射であり、
φ(GL(n, A)×A^n) は Sym(A^n) の部分群である。

証明
φ(σ, α) = φ(1, α)φ(σ, 0) である。
φ(σ, 0) と φ(1, α) はそれぞれ全単射であるから φ(σ, α) も全単射である。
よって、φ(σ, α) ∈ Sym(A^n) である。

各 i (1 ≦ i ≦ n)に対して e_i を第 i 成分が 1 である単位ベクトルとする。
φ(σ, α)(e_i) = σ_i + α である。
ここで σ_i は σ の第 i 列である。
よって、σ_i = φ(σ, α)(e_i) - φ(σ, α)(0)
α = φ(σ, α)(0)
よって、σ と α は写像 φ(σ, α) により一意に決まる。
よって、φ:GL(n, A)×A^n → Sym(A^n) は単射である。

(σ, α)、(τ, β) ∈ GL(n, A)×A^n のとき
φ(σ, α)φ(τ, β)(x) = σ(τx + β) + α = στx + σβ + α
よって、φ(σ, α)φ(τ, β) = φ(στ, σβ + α) である。
よって、φ(σ, α)φ(σ^(-1), -(σ^(-1))α) = φ(1, 0)
φ(1, 0) は A^n の恒等写像であるから φ(σ^(-1), -(σ^(-1))α) は φ(σ, α) の逆写像である。
以上から φ(GL(n, A)×A^n) は Sym(A^n) の部分群である。
証明終



446 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 07:23:53.05 ]
定義
A を可換環とする。
n ≧ 1 を整数とする。
φ:GL(n, A)×A^n → Sym(A^n) を>>445で定義した写像とする。
>>445より φ(GL(n, A)×A^n) は Sym(A^n) の部分群である。
この群を A 上の n 次の一般アフィン線型群と呼び AGL(n, A) と書く。

447 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 07:57:14.63 ]
命題
G を群とする。
X を推移的(過去スレpart5の107)な G-集合とする。
x を X の任意の元とする。
G_x を x の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
N を G の正規部分群とする。

このとき以下は同値である。

(1)N は X に推移的に作用する。

(2)G = N(G_x)

(3)G = (G_x)N

証明
(1) ⇒ (2)
任意の σ ∈ G に対して σx = τx となる τ ∈ N がある。
τ^(-1)σx = x だから τ^(-1)σ ∈ G_x
よって、σ ∈ τG_x ∈ N(G_x)
よって、G = N(G_x)

(2) ⇒ (1)
G は X に推移的に作用するから、任意の y ∈ X に対して y = σx となる σ ∈ G がある。
G = N(G_x) だから σ = τρ となる τ ∈ N、ρ ∈ G_x がある。
y = σx = τρx = τx
よって、N は X に推移的に作用する。

(2) ⇔ (3)
N が G の正規部分群であることから明らか。
証明終

448 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 09:16:08.39 ]
補題
G を群とする。
X を忠実(過去スレpart5の843)な G-集合(過去スレpart5の77)とする。
N を G の正規部分群とする。
N は X に推移的(>>281)に作用するとする。
x を X の任意の元とする。
H を G に関する x の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
Int:G → Aut(G) を内部表現(過去スレpart5の749)とする。
σ ∈ H のとき Int(σ)(N) = N であるから Int(σ) は N の自己同型を引き起こす。
これを φ(σ) と書けば準同型 φ:H → Aut(N) が得られる。
このとき φ は単射である。

証明
σ ∈ Ker(φ) とする。
N は X に推移的に作用するから任意の y ∈ X に対して y = τx となる τ ∈ N がある。
一方、φ(σ) = 1 であるから任意の τ ∈ N に対して φ(σ)(τ) = στσ^(-1) = τ
よって、στ = τσ
よって、σy = στx = τσx = τx = y
G は忠実だから σ = 1
証明終

449 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 10:25:18.85 ]
命題
G を指数 p の基本アーベル群(>>406)とする。
|G| = p^n とする。
Aut(G) を G の自己同型群とする。
このとき Aut(G) は GL(n, Z/pZ)(>>444)に同型である。
ここで、Z は有理整数環である。

証明
>>409より G は Z/pZ 上の線型空間と見なされる。
G は Z/pZ 上の線型空間として (Z/pZ)^n と同型である。
(Z/pZ)^n を Z/pZ 上の n 次の列ベクトルの集合と見なす。
このとき GL(n, Z/pZ) は (Z/pZ)^n の Z/pZ 上の線型空間としての自己同型群と見なされる。
G の群としての自己同型は Z/pZ 上の線型空間としての自己同型である。
よって、Aut(G) は GL(n, Z/pZ) に同型である。
証明終

450 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 10:39:32.58 ]
命題
N を指数 p の基本アーベル群(>>406)とする。
|N| = p^n とする。
Aut(N) を N の自己同型群とする。
σ ∈ Aut(N) と α ∈ N に対して写像 f:N → N を f(x) = σx + α で定義する。
この写像を φ(σ, α) と書く。
このとき、φ(σ, α) ∈ Sym(N)(>>6)である。
写像 φ:Aut(N)×N → Sym(N) は単射であり、
φ(Aut(N)×N) は Sym(N) の部分群である。
さらに φ(Aut(N)×N) は AGL(n, Z/pZ) (>>446)に同型である。

証明
>>449>>445より明らかである。

451 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 11:53:16.56 ]
命題
N と H を群とする。
Aut(N) を N の自己同型群とする。
ψ:H → Aut(N) を準同型とする。
s ∈ H、x ∈ N のとき ψ(s)(x) を x^s と書く。
直積集合 N×H に次のような演算を入れる。
(x, s)(y, t) = (x(y^s), st)
このとき N×H は群となる。

証明
((x, s)(y, t))(z, u) = (x(y^s), st)(z, u) = (x(y^s)z^(st), stu)
(x, s)((y, t)(z, u)) = (x, s)(y(z^t), tu) = (x(y(z^t))^s, stu) = (x(y^s)z^(st), stu)
よって、((x, s)(y, t))(z, u) = (x, s)((y, t)(z, u))
よって、N×H は結合律を満たす。

(x, s)(1, 1) = (x(1^s), s) = (x, s)
(1, 1)(x, s) = (1(x^1), s) = (x, s)
よって、(1, 1) は N×H の単位元である。

(x, s) の逆元を求めてみよう。
(x, s)(y, t) = (1, 1) とする。
(x(y^s), st) = (1, 1)
よって、x(y^s) = 1、st = 1
よって、y^s = x^(-1)、t = s^(-1)
よって、y = (x^(-1))^(s^(-1)
よって、(y, t) = ((x^(-1))^(s^(-1), s^(-1)) である。

これが (x, s) の逆元であることは次のように確かめられる。
(x, s)((x^(-1))^(s^(-1), s^(-1)) = (1, 1)
((x^(-1))^(s^(-1), s^(-1))(x, s) = (1, 1)
証明終

452 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 11:59:33.80 ]
定義
N と H を群とする。
Aut(N) を N の自己同型群とする。
ψ:H → Aut(N) を準同型とする。
>>451より N×H は群となる。
この群を N と H の ψ による半直積といい (N僣)_ψ と書く。

453 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 12:20:52.61 ]
命題
N と H を群とする。
Aut(N) を N の自己同型群とする。
ψ:H → Aut(N) を準同型とする。
G = (N僣)_ψ (>>452)とする。
写像 f:N → G を f(x) = (x, 1) で定義する。
写像 g:H → G を g(s) = (1, s) で定義する。
明らかに f と g はそれぞれ単射準同型である。
このとき f(N) は G の正規部分群であり G = f(N)g(H)、f(N) ∩ g(H) = 1 となる。

証明
λ:G → H を λ(x, s) = s で定義する。
λ は準同型でありその核は f(N) である。
よって、f(N) は G の正規部分群である。
任意の (x, s) ∈ G に対して (x, s) = (x, 1)(1, s) である。
よって、G = f(N)g(H) である。
f(N) ∩ g(H) = 1 は明らかである。
証明終

454 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 12:28:24.10 ]
命題
N と H を群とする。
Aut(N) を N の自己同型群とする。
ψ:H → Aut(N) を準同型とする。
s ∈ H、x ∈ N のとき ψ(s)(x) を x^s と書く。
G = (N僣)_ψ (>>452)とする。
写像 f:N → G を f(x) = (x, 1) で定義する。
写像 g:H → G を g(s) = (1, s) で定義する。
x ∈ N、s ∈ H のとき
g(s)f(x)g(s)^(-1) = f(x^s) である。

証明
g(s)f(x)g(s)^(-1) = (1, s)(x, 1)(1, s)^(-1) = (x^s, s)(1, s)^(-1) = (x^s, 1) = f(x^s)
証明終

455 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 12:55:37.91 ]
命題
G を群とし、N をその正規部分群、H をその部分群とする。
G = NH、N ∩ H = {1} とする。
Int:G → Aut(G) を内部表現(過去スレpart5の749)とする。
σ ∈ H のとき Int(σ)(N) = N であるから Int(σ) は N の自己同型を引き起こす。
これを ψ(σ) と書けば準同型 ψ:H → Aut(N) が得られる。
過去スレpart1の537より G の任意の元 σ は σ = xs、x ∈ N、s ∈ H と一意に書ける。
g に (x, s) ∈ (N僣)_ψ (>>452)を対応させる写像を λ:G → (N僣)_ψ とする。
このとき λ は群としての同型である。

証明
λ は全単射であるから λ が準同型であることを証明すればよい。

s ∈ H、x ∈ N のとき ψ(s)(x) = sxs^(-1) を x^s と書く。

σ、τ ∈ G とし、
σ = xs、x ∈ N、s ∈ H
τ = yt、y ∈ N、t ∈ H
とする。

στ = (xs)(yt) = x(sy)t = x(sys^(-1)s)t = x(y^s)st
よって、λ(στ) = λ(σ)λ(τ)
証明終



456 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 14:01:44.95 ]
次の補題は過去スレpart5の75の特別な場合である。

補題
G を群とする。
X を集合とする。
End(X) を X から X への写像全体とする。
f:G → End(X) を写像とする。
f は以下の条件を満たすとする。

(1)f(1) = 1

(2)任意の x、y ∈ G に対して f(xy) = f(x)f(y)

このとき f(G) ⊂ Sym(X) (>>6)である。

証明
任意の x ∈ G に対して
f(x)f(x^(-1)) = f(x^(-1))f(x) = f(1) = 1
よって、f(x) と f(x^(-1)) は互いに逆写像である。
よって、f(x) ∈ Sym(X)
証明終

457 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 14:08:07.07 ]
命題
N をアーベル群とする。
Aut(N) を N の自己同型群とする。
H を群とする。
ψ:H → Aut(N) を準同型とする。
G = (N僣)_ψ (>>452)とする。
(x, s) ∈ G に対して写像 f:N → N を f(u) = ψ(s)(u) + x で定義する。
この写像を φ(x, s) と書く。
このとき φ(x, s) ∈ Sym(N)(>>6)であり
φ:G → Sym(N) は準同型である。

証明
(0, 1) は G の単位元であり、φ(0, 1) = 1 である。

任意の u ∈ N と (x, s)、(y, t) ∈ G に対して

φ(x, s)φ(y, t)(u) = φ(x, s)(ψ(t)(u) + y)
= ψ(s)(ψ(t)(u) + y) + x = ψ(st)(u) + ψ(s)y + x
= φ(ψ(s)y + x, st)(u)
= φ((x, s)(y, t))(u)

よって、
φ((x, s)(y, t)) = φ(x, s)φ(y, t)

よって、>>456より φ(x, s) ∈ Sym(N) でありφ:G → Sym(N) は準同型である。
証明終

458 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 14:30:40.72 ]
命題
N をアーベル群とする。
Aut(N) を N の自己同型群とする。
H を群とする。
ψ:H → Aut(N) を準同型とする。
G = (N僣)_ψ (>>452)とする。
φ:G → Sym(N) を>>457で定義した準同型とする。
このとき Ker(φ) = {0}×Ker(ψ) = {(0, s); s ∈ Ker(ψ)} である。

証明
φ(x, s) = 1 とする。
任意の u ∈ N に対して φ(x, s)(u) = ψ(s)(u) + x = u
よって、φ(x, s)(0) = x = 0
よって、φ(0, s)(u) = ψ(s)(u) = u
よって、ψ(s) = 1
よって、s ∈ Ker(ψ)

逆に s ∈ Ker(ψ) のとき φ(0, s)(u) = ψ(s)(u) = u
よって、φ(0, s) = 1
証明終

459 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 14:42:07.19 ]
>>455の修正

命題
G を群とし、N をその正規部分群、H をその部分群とする。
G = NH、N ∩ H = {1} とする。
Int:G → Aut(G) を内部表現(過去スレpart5の749)とする。
σ ∈ H のとき Int(σ)(N) = N であるから Int(σ) は N の自己同型を引き起こす。
これを ψ(σ) と書けば準同型 ψ:H → Aut(N) が得られる。
過去スレpart1の537より G の任意の元 σ は σ = xs、x ∈ N、s ∈ H と一意に書ける。
σ に (x, s) ∈ (N僣)_ψ (>>452)を対応させる写像を λ:G → (N僣)_ψ とする。
このとき λ は群としての同型である。

証明
λ は全単射であるから λ が準同型であることを証明すればよい。

s ∈ H、x ∈ N のとき ψ(s)(x) = sxs^(-1) を x^s と書く。

σ、τ ∈ G とし、
σ = xs、x ∈ N、s ∈ H
τ = yt、y ∈ N、t ∈ H
とする。

στ = (xs)(yt) = x(sy)t = x(sys^(-1)s)t = x(y^s)st
よって、λ(στ) = λ(σ)λ(τ)
証明終

460 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 15:35:55.67 ]
命題
N を指数 p の基本アーベル群(>>406)とする。
|N| = p^n とする。
Aut(N) を N の自己同型群とする。
H を群とする。
ψ:H → Aut(N) を単射準同型とする。
このとき (N僣)_ψ (>>452)は AGL(n, Z/pZ) (>>446)の部分群に同型である。

証明
>>450>>457>>458による。

461 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 15:46:23.95 ]
命題
G を群とする。
N をその正規部分群で指数 p の基本アーベル群(>>406)とする。
|N| = p^n とする。
H を G の部分群とする。
G = NH、N ∩ H = {1} とする。
Int:G → Aut(G) を内部表現(過去スレpart5の749)とする。
σ ∈ H のとき Int(σ)(N) = N であるから Int(σ) は N の自己同型を引き起こす。
これを ψ(σ) と書けば準同型 ψ:H → Aut(N) が得られる。
このとき ψ が単射であれば G は AGL(n, Z/pZ) (>>446)の部分群に同型である。

証明
>>459より G は (N僣)_ψ (>>452)に同型である。
>>460より (N僣)_ψ は AGL(n, Z/pZ) の部分群に同型である。
証明終

462 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 15:58:20.97 ]
命題
G を有限可解群とする。
X を忠実(過去スレpart5の843)かつ原始的(>>355)な G-集合とする。
>>439より |X| は素数冪 p^n である。
このとき G は AGL(n, Z/pZ) (>>446) の部分群に同型である。
ここで、Z は有理整数環である。

証明
N を G の極小正規部分群(>>412)とする。
>>436より N は基本アーベル群(>>406)である。
>>443より N は X に正則(>>280)に作用する。
よって、|X| = |N| = p^n である。
x を X の任意の元とする。
H を G に関する x の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
>>447より G = NH である。
>>443より N は X に正則(>>280)に作用する。
よって、>>284より N ∩ H = 1 である。

Int:G → Aut(G) を内部表現(過去スレpart5の749)とする。
s ∈ H のとき Int(s)(N) = N であるから Int(s) は N の自己同型を引き起こす。
これを ψ(s) と書けば準同型 ψ:H → Aut(N) が得られる。
>>448より ψ は単射である。
よって、>>461より G は AGL(n, Z/pZ) の部分群に同型である。
証明終

463 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 16:11:30.34 ]
命題(Galois)
G を有限可解群とする。
X を素数次数(>>275)の忠実(過去スレpart5の843)かつ推移的(過去スレpart5の107)な
G-集合(過去スレpart5の77)とする。
このとき G は AGL(1, Z/pZ) (>>446) の部分群に同型である。
ここで、Z は有理整数環である。

証明
>>363より G は X に原始的(>>355)に作用する。
よって、>>462より G は AGL(1, Z/pZ) の部分群に同型である。
証明終

464 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 17:00:45.09 ]
命題
G を有限可解群(過去スレpart1の550)とする。
X を忠実(過去スレpart5の843)かつ原始的(>>355)な G-集合とする。
このとき G は唯一の非自明な(即ち単位群でない)アーベル正規部分群 H を持つ。
H は G の唯一の極小正規部分群(>>412)であり基本アーベル群(>>406)である。

証明
G は X 上原始的だから X 上推移的で |X| ≧ 2 である。
よって、>>437より G ≠ 1 である。
よって、>>413より G は極小正規部分群(>>412)N を持つ。
>>436より N は基本アーベル群である。
>>438より N は X に推移的に作用する。
>>440より N は正則に X に作用する。
よって、|N| = |X| である。

H ≠ 1 を G のアーベル正規部分群とする。
N = H を示せば良い。
>>438より H は X に推移的に作用する。
よって、>>440より H は正則に X に作用する。
よって、|H| = |X| である。
N は G の極小正規部分群だから H ∩ N = 1 または H ∩ N = N である。
H ∩ N = 1 なら HN は G のアーベル正規部分群であり |HN| = |H||N| = |X|^2 となる。
他方 NH は正則に X に作用するから |NH| = |X| である。
これは矛盾である。
よって、N ∩ H = H である。
よって、H ⊂ N である。
|H| = |N| = |X| であるから H = N である。
証明終

465 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 18:24:45.55 ]
定義
G を群とする。
X を G-集合(過去スレpart5の77)とする。
m(1 ≦ m ≦ |X|)を整数とする。
σ ∈ G、x = (x_1、...、x_m) ∈ X^[m](>>381)のとき
σx = (σx_1、...、σx_m) と定義することにより X^[m] は G-集合となる。
X^[m] が正則(>>280)な G-集合のとき
X を m 重強推移的(sharply m-transitive)な G-集合という。



466 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 18:48:57.01 ]
命題
Z を有理整数環とする。
p を素数とする。
G = AGL(1, Z/pZ) (>>446) とおく。
X = Z/pZ とおく。
G は Sym(X) の部分群である。
よって、X は忠実(過去スレpart5の843)な G-集合と見なせる。
このとき X は 2 重強推移的(>>465)な G-集合である。

証明
任意の b ∈ X に対して X 上の置換 x → x + b は 0 を b に写すから G は X に推移的に作用する。
H を G に関する 0 の安定化部分群(過去スレpart5の93)とする。
H は X 上の置換 x → ax 全体からなる。
ここで a ∈ X - {0} である。
任意の x、y ∈ X - {0} に対して y = ax となる a ∈ X - {0} が存在する。
よって、H は X - {0} に推移的に作用する。
よって、>>386より G は X に 2 重推移的(>>382)に作用する。
a ∈ X - {0} に対して ax = x となる x ∈ X - {0} が存在するなら a = 1 である。
よって、>>284より X は 2 重強推移的な G-集合である。
証明終

467 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/29(木) 04:49:31.37 ]
命題
N を指数 p の基本アーベル群(>>406)とする。
|N| = p^n とする。
Aut(N) を N の自己同型群とする。
H を群とする。
ψ:H → Aut(N) を同型とする。
このとき (N僣)_ψ (>>452)は AGL(n, Z/pZ) (>>446)に同型である。

証明
>>450>>457>>458による。






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