- 445 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/28(水) 07:18:57.15 ]
- 命題
A を可換環とする。 n ≧ 1 を整数とする。 A^n を A 上の n 次の列ベクトルの集合と見なす。 GL(n, A)(>>444)は A^n の A-加群としての自己同型群と見なされる。 σ ∈ GL(n, A) と α ∈ A^n に対して写像 f:A^n → A^n を f(x) = σx + α で定義する。 この写像を φ(σ, α) と書く。 このとき、φ(σ, α) ∈ Sym(A^n)(>>6)である。 写像 φ:GL(n, A)×A^n → Sym(A^n) は単射であり、 φ(GL(n, A)×A^n) は Sym(A^n) の部分群である。 証明 φ(σ, α) = φ(1, α)φ(σ, 0) である。 φ(σ, 0) と φ(1, α) はそれぞれ全単射であるから φ(σ, α) も全単射である。 よって、φ(σ, α) ∈ Sym(A^n) である。 各 i (1 ≦ i ≦ n)に対して e_i を第 i 成分が 1 である単位ベクトルとする。 φ(σ, α)(e_i) = σ_i + α である。 ここで σ_i は σ の第 i 列である。 よって、σ_i = φ(σ, α)(e_i) - φ(σ, α)(0) α = φ(σ, α)(0) よって、σ と α は写像 φ(σ, α) により一意に決まる。 よって、φ:GL(n, A)×A^n → Sym(A^n) は単射である。 (σ, α)、(τ, β) ∈ GL(n, A)×A^n のとき φ(σ, α)φ(τ, β)(x) = σ(τx + β) + α = στx + σβ + α よって、φ(σ, α)φ(τ, β) = φ(στ, σβ + α) である。 よって、φ(σ, α)φ(σ^(-1), -(σ^(-1))α) = φ(1, 0) φ(1, 0) は A^n の恒等写像であるから φ(σ^(-1), -(σ^(-1))α) は φ(σ, α) の逆写像である。 以上から φ(GL(n, A)×A^n) は Sym(A^n) の部分群である。 証明終
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