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代数的整数論



1 名前:132人目の素数さん [2005/09/12(月) 16:30:31 ]
代数的整数論に関するスレッドです。

641 名前:208 [2005/11/02(水) 11:42:11 ]
補題
A を整閉整域(>>578)、K をその商体、L/K を有限次とは限らない
準ガロワ拡大(>>586)とする。
B を A の L における整閉包(>>576)とする。
p_0 ⊂ p_1 ⊂ ... ⊂ p_n を A の素イデアル鎖(>>379)とする。
q_n を p_n の上にある B の素イデアルとする。
このとき、B の素イデアル鎖 q_0 ⊂ q_1 ⊂ ... ⊂ q_n で
p_i = A ∩ q_i が各 i で成立つものがある。

証明
>>635 より、p_0 ⊂ p_1 ⊂ ... ⊂ p_n の上にある、
B の素イデアル鎖 r_0 ⊂ r_1 ⊂ ... ⊂ r_n がある。
>>640 より、σ(r_n) = q_n となる σ∈ Aut(L/K) がある。
q_i = σ(r_i) とおけばよい。
証明終

642 名前:208 [2005/11/02(水) 11:55:42 ]
定理(Going-down定理)
A を整閉整域(>>578)、A ⊂ B を整域の包含関係、B は A 上整とする。
p_0 ⊂ p_1 ⊂ ... ⊂ p_n を A の素イデアル鎖(>>379)とする。
q_n を p_n の上にある B の素イデアルとする。
このとき、B の素イデアル鎖 q_0 ⊂ q_1 ⊂ ... ⊂ q_n で
p_i = A ∩ q_i が各 i で成立つものがある。

証明
K を A の商体、L を B の商体とする。B は A 上整だから、
L/K は代数拡大である。M/K を L/K を含む準ガロワ拡大とする。
C を M における B の整閉包とする。C は A の整閉包でもある(>>511)。
q_n の上にある C の素イデアル r_n が存在する(>>520)。
>>641 より、C の素イデアル鎖
r_0 ⊂ r_1 ⊂ ... ⊂ r_n で p_0 ⊂ p_1 ⊂ ... ⊂ p_n の上に
あるものがある。q_i = B ∩ r_i とおけばよい。
証明終

643 名前:208 [2005/11/02(水) 12:00:41 ]
命題
A を整閉整域(>>578)、A ⊂ B を整域の包含関係、B は A 上整とする。
q を B の素イデアルとする。
ht(A ∩ q) = ht(q) となる。

証明
>>638>>642 から明らか。

644 名前:208 [2005/11/02(水) 12:58:37 ]
整閉整域については、他にも基本的な事項があるけど後回しにする。
次に離散付値環について述べるが、その前に単項イデアル整域に
ついて基本的なことを述べる。

定義
整域 A において、そのイデアルが常に単項となるとき
単項イデアル整域と呼ぶ。

この定義によると体も単項イデアル整域になるが、
このスレでは特に断らない限り、単項イデアル整域というとき
体でないものを意味するものとする。

645 名前:208 [2005/11/02(水) 13:02:02 ]
定義
(体でない)単項イデアル整域で局所環であるものを離散付値環と呼ぶ。

646 名前:208 [2005/11/02(水) 13:19:49 ]
定義
単項イデアル整域 A において極大イデアルを生成する元を素元とよぶ。


647 名前:208 [2005/11/02(水) 13:21:21 ]
次の命題は、代数の初歩でよく知られているので、ここでは証明しない。

命題
単項イデアル整域においては、任意の0でない元が素元の積に
可逆元(単元)を除いて一意に分解される。

648 名前:208 [2005/11/02(水) 14:44:55 ]
定義
A を環、
0 → N → M → L → 0 を A-加群の完全列とする。
N → M の像が M の直和因子となるとき、この完全列は分解(split)
するという。

命題
A を環、
0 → N → M → L → 0 を A-加群の完全列とする。
これが分解するためには、f: M → L のとき、
A-加群の射 s: L → M で fs = 1 となるものがあることが
必要十分である。

証明
各自に任せる。

649 名前:208 [2005/11/02(水) 14:51:33 ]
命題
A を環、
0 → N → M → L → 0 を A-加群の完全列とする。
L が自由加群なら、この完全列は分解する。

証明
>>648より明らか。



650 名前:208 [2005/11/02(水) 15:11:28 ]
命題
A を単項イデアル整域、L を A 上の有限階数 n の自由加群とする。
L の部分加群は、階数 ≦ n の自由加群である。

証明
n に関する帰納法。
e_1, ... , e_n を L の基底とする。
p_n : L → A を e_n に関する射影とする。
q: M → A を p_n の M への制限とする。
q(M) は A のイデアルだから単項であり、A は整域だから
このイデアルは A-加群として自由である。
Ker(q) = N とおく。
0 → N → M → q(M) → 0 は完全である。
N ⊂ Ae_1 + ... + Ae_(n-1) だから帰納法の仮定より、
階数 ≦ n-1 の自由加群である。
q(M) は自由だから、>>649 よりこの完全列は分解する。
よって、M は自由である。q(M) の階数 ≦ 1 だから、
M の階数 ≦ n である。
証明終

651 名前:208 [2005/11/02(水) 15:36:53 ]
>>650

q(M) = 0 のときは、q(M) は自由加群ではないが、この場合、
N = M となって自明。

652 名前:208 [2005/11/02(水) 16:26:24 ]
定義
A を整域、M を A-加群とする。
x ∈ M が捩れ元であるとは、A の元 a ≠ 0 があり
ax = 0 となることである。

M のすべての元が捩れ元であるとき、M を捩れ加群(torsion module)という。
M の捩れ元が 0 以外にないとき M を捩れのない(torsion-free)加群という。

653 名前:208 [2005/11/02(水) 16:34:09 ]
定義
A を整域、M を A-加群とする。
M の捩れ元全体は、部分加群となる。
これを、M の捩れ部分とよび、t(M) と書く。

A の商体を K としたとき、S = A - {0} は積閉集合であり、
M(x)K は M の S による局所化とみなされる。
標準射 : M → M(x)K の核は t(M) に他ならない。
よって、
0 → t(M) → M → M(x)K
は完全である。

654 名前:132人目の素数さん [2005/11/02(水) 16:51:21 ]
ASASASASASASASASASASASASAS
ASASASASASASASASASASASASAS
ASASASASASASASASASASASASAS
ASASASASASASASASASASASASAS

655 名前:208 [2005/11/02(水) 17:01:32 ]
命題
A を単項イデアル整域、M を A 上の有限生成かつ捩れのない加群
とする。このときM は自由加群である。

証明
M は捩れがないから、A の商体を K としたとき、
標準射: M → M(x)K は単射となる。よって、M ⊂ M(x)K とみなす。
M(x)K は、K-加群として M の元で生成されるから、
M の有限個の元からなる(K-加群としての)基底をもつ。
これらを、x_1, ... , x_n とする。
一方、M の A-加群としての生成元を、y_1, ... , y_m とする。
各 y_i は y_i = Σα(i,j)x_j, α(i,j) ∈ K と表される。
よって、a(y_i) ∈ Ax_1 + ... + Ax_n が全ての i で成立つような
a ∈ A, a ≠ 0 がある。L = Ax_1 + ... + Ax_n とおくと、
L は A-自由加群であり、aM ⊂ L となる。よって、M ⊂ (1/a)L
となる。(1/a)L も自由であるから、>>650 より M も自由である。
証明終

656 名前:208 [2005/11/02(水) 17:09:39 ]
命題
A を単項イデアル整域、M を A 上の有限生成加群とする。
M は、捩れ部分 t(M) と有限生成自由加群の直和となる。

証明
完全列
0 → t(M) → M → M/t(M) → 0
を考える。
M/t(M) は、明らかに捩れがない。これが有限生成であることは
明らか。よって、>>655 より自由加群である。
よって、>>649 よりこの完全列は分解する。
証明終

657 名前:132人目の素数さん [2005/11/03(木) 00:08:59 ]
自由加群の部分群は自由であることはどうやって証明する?

658 名前:132人目の素数さん [2005/11/03(木) 04:59:10 ]
自由加群の部分群は自由であることはどうやって証明する?

Use elementary divisors, since every abelian group is
a $Z$-module.

659 名前:132人目の素数さん [2005/11/03(木) 06:29:28 ]
??
有限生成とは限らない場合だぞ。



660 名前:132人目の素数さん [2005/11/03(木) 09:29:43 ]
あやまれ、ロリコンにあやまれ(AA略

661 名前:132人目の素数さん [2005/11/03(木) 09:36:50 ]
>> ??有限生成とは限らない場合だぞ。

Perhaps take the direct limit...

662 名前:132人目の素数さん [2005/11/03(木) 11:33:27 ]
Perhaps?
and じゃないのか

663 名前:132人目の素数さん [2005/11/03(木) 17:21:04 ]
永田他「抽象代数幾何」のp208のZariskiMainTheoremの証明する過程での次の主張
「Bが整域、AをBの部分環、A[T]もBの部分環でTはA上超越的元。BはA[T]上整拡大。このとき、Bの任意の素イデアルqはp=A∩q上孤立である。」
を証明するはじめの一行目の次の設定をして良い理由が分からない。

「qがp上極大なイデアルとして・・・」の仮定を設定して良い理由が分からない。
Raynauldの本でも全く同じ記述になっている。

だれかわかっている人がいたら教えてください。

664 名前:208 [2005/11/04(金) 09:29:24 ]
>>663

q ∩ A[T] で局所化すればいいんでは?
つまり、p' = q ∩ A[T] とおいて、B_p' を考える。
そして、B を B_p' で置き換え、q を qB_p' で置き換える。
A は、当然 A_p に置き換える。

665 名前:132人目の素数さん [2005/11/04(金) 12:00:00 ]
Perhaps?
and じゃないのか


?????

666 名前:132人目の素数さん [2005/11/04(金) 13:20:55 ]
「Bが整域、AをBの部分環、A[T]もBの部分環でTはA上超越的元。BはA[T]上整拡大。このとき、Bの任意の素イデアルqはp=A∩q上孤立で 'ない’。」でした。

667 名前:132人目の素数さん [2005/11/04(金) 13:23:06 ]
>>663の記入に誤り。正しくは>>666でした。

668 名前:208 [2005/11/04(金) 13:38:40 ]
補題
A を単項イデアル整域、M を A-加群とする。
a と b を A の元で互いに素とする。
x ∈ M で、abx = 0 なら、x = y + z, ay = 0, bz = 0
となる M の元 y, z がある。

証明
as + bt =1 となる A の元 s, t がある。
よって、x = asx + btx となる。
y = btx, z = asx とすればよい、。
証明終

669 名前:208 [2005/11/04(金) 15:03:26 ]
命題
A を単項イデアル整域、M を A 上有限生成の捩れ加群とする。
A の素元 p に対して M(p) = {x ∈ M; (p^n)x = 0 となる n > 0 がある}
とおく。M = ΣM(p) (直和) となる。ここで p は、Ann(M) を割る素元
全体を動く。

証明
まず、M は有限生成の捩れ加群だから、Ann(M) ≠ 0 である。
x ∈ M, x ≠ 0 とし、Ann(x) = aA とする。M は捩れ加群だから、
a ≠ 0 である。>>668 より x ∈ ΣM(p) となる。ここで p は
a の素因子を渡る。あとは、Ann(M) ⊂ aA に注意すればよい。
証明終



670 名前:208 [2005/11/04(金) 15:08:43 ]
命題
A を単項イデアル整域、M を A 上有限生成の捩れ加群とする。
Supp(M) は、極大イデアルのみからなる。

証明
Supp(M) = V(Ann(M)) と Ann(M) ≠ 0 より明らか。
証明終

671 名前:208 [2005/11/04(金) 15:12:58 ]
命題
A を単項イデアル整域、M を A 上有限生成の捩れ加群とする。
M は A-加群として長さ有限である。

証明
Ass(M) ⊂ Supp(M) (>>99) と >>670>>345 より。
証明終

672 名前:208 [2005/11/04(金) 15:20:40 ]
定義
A を単項イデアル整域、M を A 上有限生成の捩れ加群とする。
>>671 より M は長さ有限である。
M の組成列に現れる剰余加群は、A/p と同型である。
ここで、p は A のある極大イデアル。
M の組成列に現れる極大イデアルを重複度もいれて
p_1, ..., p_r としたとき それらの重複を考慮した積
を M の内容(content)とよび、|M| と書く。

673 名前:208 [2005/11/04(金) 15:28:46 ]
>>672 の記号 |M| は、私が勝手に決めたものであり、
一般的ではない。
Serreは χ(M) を使っている。

674 名前:208 [2005/11/04(金) 15:41:30 ]
命題
A を単項イデアル整域、M を A 上有限生成の捩れ加群とする。
N を M の部分加群とすると、
|M| = |N||M/N| となる。

証明
明らか。

675 名前:208 [2005/11/04(金) 15:53:07 ]
命題
A を単項イデアル整域、M を A 上有限生成の捩れ加群とする。
|M|M = 0 となる。つまり、|M| ⊂ Ann(M) となる。

証明
leng(M) に関する帰納法を使う。
M ≠ 0 とする。
M/N が A/p と同型になるような M の部分加群をとる。
ここで、p は A の極大イデアル。
|M/N| = p だから、帰納法の仮定より p(M/N) = 0 となる。
よって、pM ⊂ N となる。再び帰納法の仮定より |N|N = 0
となるから、p|N|M = 0 となる。
一方、>>674 より、p|N| = |M| である。
証明終

676 名前:208 [2005/11/04(金) 16:01:09 ]
>>675 から Hamilton-Cayley の定理が出る。
これは、前に線形代数スレで書いた。

677 名前:132人目の素数さん [2005/11/04(金) 16:14:22 ]
Omaewa erai!!!!!

678 名前:208 [2005/11/04(金) 16:32:38 ]
命題
A を単項イデアル整域、I を A のイデアルとする。
|A/I| = I である。

証明
中国式剰余定理(>>341)より、I が極大イデアルのベキ p^n のときに
証明すればよい。しかし、この場合は明らか。
証明終

679 名前:208 [2005/11/04(金) 16:38:42 ]
>>675 の別証

x ∈ M のとき、|M|x = 0 を示せばよい。
Ax は A/Ann(x) に同型である。よって、|Ax| = Ann(x)となる(>>678)。
よって、|Ax|x = 0 となる。
|M| = |Ax||M/Ax| だから(>>674)、当然 |M|x = 0 となる。
証明終



680 名前:208 [2005/11/04(金) 17:07:45 ]
定義
A を単項イデアル整域、M を A 上有限生成の加群とする。
A のある素元 p があり、M の任意の元 x に対して (p^n)x = 0
となる整数 n > 0 があるとき、M を p-加群と呼ぶ。
ここで、n は x に依存する。p の生成する A の極大イデアル
を (p) と したとき、M を (p)-加群とも呼ぶ。

681 名前:208 [2005/11/04(金) 17:20:08 ]
定義
A を単項イデアル整域、p を A の極大イデアル、M を p-加群とする。
M の任意の元に x 対して Ann(x) = p^n となる整数 n ≧ 0 があるが、
この n を x の指数と呼ぶ。

(注意):
この定義は、ここだけのものであり一般的ではない。

682 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/04(金) 17:22:09 ]
>>676
17 :132人目の素数さん :04/07/31 12:25
>>11-16
well known and trivial

683 名前:132人目の素数さん [2005/11/04(金) 17:47:25 ]
おばかなおりそうもないね

684 名前:208 [2005/11/04(金) 17:57:04 ]
命題
A を単項イデアル整域、p を A の極大イデアル、M を p-加群とする。
Ann(M) = p^n となる。ここで、n ≧ 0。

証明
定義より M は有限生成である。
M の生成元を x_1, ... , x_r とする。
(p^m)x_i = 0 がすべての x_i について成立つような m > 0 がある。
(p^m)M = 0 となるから、p^m ⊂ Ann(M) である。
これから、命題の主張は明らか。
証明終

685 名前:208 [2005/11/04(金) 18:16:24 ]
>>683

ばかはお前だろ。>>682は線形代数のスレでカタがついてんだよ。
well known じゃないことは確か。Hamilton-Cayleyをtrivial
というのは、度胸がいるだろ。

686 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/04(金) 19:06:12 ]
>>685
17 :132人目の素数さん :04/07/31 12:25
>>11-16
well known and trivial

687 名前:132人目の素数さん [2005/11/04(金) 19:38:16 ]
>>686
まねするな馬鹿!
science4.2ch.net/test/read.cgi/math/1090754133/17

688 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/04(金) 19:53:16 ]
>>685
17 :132人目の素数さん :04/07/31 12:25
>>11-16
well known and trivial

689 名前:208 [2005/11/07(月) 09:58:44 ]
補題
A を単項イデアル整域、p を A の素元、M を p-加群(>>680)
とする。 x を M の元でその指数 n が M の元のなかで最大のもの
とする。N = Ax とおく。M/N はあきらかに p-加群である。
y を M の任意の元とする。y (mod N) の M/N における指数(>>681)を
m とすると、M の元 z で、その指数が m となり、y = z (mod N) と
なるものが存在する。

証明
まず、y の指数は m 以上だから m ≦ n に注意する。
(p^m)y = tx となる t ∈ A がある。
(p^n)y = (p^(n-m))tx = 0 であるから、
(p^(n-m))t = sp^n となる s ∈ A がある。
両辺を p^n で割ると、tp^(-m) = s
よって、t = s(p^m)
(p^m)y = tx だから、(p^m)y = s(p^m)x
よって、(p^m)(y - sx) = 0 となる。
z = y - sx とおけばよい。
何故なら、z の指数が m より小さいとすると、
y (mod N) の指数も m より小さいことになって矛盾。
証明終



690 名前:208 [2005/11/07(月) 10:21:05 ]
命題
A を単項イデアル整域、p を A の素元、M を p-加群(>>680)
とする。 M は、単項 p-加群つまり一個の元で生成される
p-加群の直和となる。

証明
M は長さ有限(>>671)だから、leng(M) に関する帰納法を使う。
x を M の元で、その指数 n が M の元のなかで最大のものとする。
M の各元の指数は>>684より有界だから、このような元は存在する。
leng(M/Ax) < leng(M) だから、帰納法の仮定より、M/Ax は
単項 p-加群 の直和となる。これらの単項 p-加群の生成元を
それぞれ y_1 (mod Ax), ... , y_r (mod Ax) とする。
補題(>>689) より、y_i の指数は、y_i (mod Ax) の指数と一致する
としてよい。すると、M は Ax, A(y_1), ... , A(y_r) の直和となる。
何故なら、ax + (b_1)(y_1) + ... + (b_r)(y_r) = 0 とする。
ここで、a, b_1, ... , b_r は A の元。
(b_1)(y_1) + ... + (b_r)(y_r) = 0 (mod Ax) となるから、
各 b_i = 0 (mod p^(m_i))となる。ここで、m_i は y_i の指数。
よって、各 (b_i)(y_i) = 0 である。よって、ax = 0 となる。
これと、leng(M) = leng(Ax + A(y_1) + ... + A(y_r)) に注意
すれば、M = Ax + A(y_1) + ... + A(y_r) (直和)となる。
証明終

691 名前:208 [2005/11/07(月) 10:27:37 ]
>>690 の証明は Burnside の有限群論にある有限アーベル群に対する
同様の命題の証明をやや修正して借りた。この証明をこのように
単項イデアル整域上の加群に適用した例を知らない。

692 名前:208 [2005/11/07(月) 10:52:49 ]
単因子論を一般の単項イデアル整域上で満足のいく形で展開してる
本はBourbakiくらいしか知らない。もっとも現代の教科書を
全部チェックしたわけではないが。Langだったらやってるかも
しれない。
大抵、有理整数環か多項式環またはせいせいユークリッド整域
しか扱ってないし、たまに単項イデアル整域を扱っていても、
詰めが甘かったりする。

693 名前:208 [2005/11/07(月) 10:59:23 ]
Bourbakiにしたところで、具体的に与えられた行列を一般の単項イデアル整域上で
単因子の標準形に変形する方法については本文ではなくて演習問題に
なってる。だけど、この演習問題はいい。この方法を思いついた人は偉い。

694 名前:208 [2005/11/07(月) 11:11:51 ]
Van der Waerden によると >>690 から単因子論の基本定理、
つまり行列を単因子の対角行列に変形出来るという定理が
出るらしいけど、その方法を知らない。ちょっと考えたけど
わからない。

695 名前:132人目の素数さん [2005/11/07(月) 12:22:44 ]
>>692単因子論を一般の単項イデアル整域上で満足のいく形で展開してる

岩波基礎数学講座「環と加群」だったかにも書かれている。

696 名前:208 [2005/11/07(月) 13:37:47 ]
>>695

Thanks. 岩波の現代数学概説Iにも載ってるのを忘れてた。
だけどこれはBourbakiとよく似ている。

697 名前:132人目の素数さん [2005/11/07(月) 14:18:54 ]
おばかなおりそうもないね

698 名前:208 [2005/11/07(月) 15:17:49 ]
現代数学概説Iは、単因子の単因子たる由来の命題(後で述べる)については
書いてない。行列の基本変形についても書いてない。
だから、これも満足のいくものじゃない。
これから、私がBourbakiを参考に単因子論を展開する。

699 名前:132人目の素数さん [2005/11/07(月) 15:24:35 ]
もうすこしいろんなことべんきょうしてもらわねばなるまい



700 名前:132人目の素数さん [2005/11/07(月) 15:25:14 ]
今日は暖かいね

701 名前:132人目の素数さん [2005/11/08(火) 13:00:43 ]
what is principalization theorem?

702 名前:132人目の素数さん [2005/11/08(火) 16:35:54 ]
Does someone explain what is almost etale extensions by Faltings?


703 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/08(火) 17:18:19 ]
Does ?

704 名前:VIPPER mailto:sage [2005/11/09(水) 10:43:28 ]
VIPからきますた、数学の天才、ちょっときてくれ(`・ω・´)

開成中の入試過去問題にお手上げ状態┐(´ー`)┌

【秀才】 この問題の解き方教えてくれ 【集まれ】
news19.2ch.net/test/read.cgi/news/1131301609/


705 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/09(水) 17:48:17 ]
208は充電中?

706 名前:208 [2005/11/10(木) 08:59:35 ]
補題
A を単項イデアル整域、p を A の極大イデアル、M を 単項 p-加群
とする。 つまり M は、p-加群(>>680)でかつ一個の元で生成される
とする。Ann(M) = p^n とする(>>684)。>>678 より |M| = p^n である。
k ≧ 0 を整数として、(p^k)M を考える。
0 ≦ k < n のとき、|(p^k)M| = p^(n-k) であり、
k ≧ n のとき、(p^k)M = 0 である。

証明
簡単なので読者に任す。

707 名前:208 [2005/11/10(木) 09:12:10 ]
補題
A を単項イデアル整域、p を A の極大イデアル、M を 単項 p-加群
とし、Ann(M) = p^n とする。
k ≧ 0 を整数として、p^(k-1)M/(p^k)M を考える。
0 < k ≦ n のとき、|p^(k-1)M/(p^k)M| = p であり、
k > n のとき、p^(k-1)M/(p^k)M = 0 である。

証明
>>706より明らか。

708 名前:208 [2005/11/10(木) 09:13:36 ]
命題
A を単項イデアル整域、p を A の極大イデアル、M を 単項 p-加群
M_i, i = 1, ..., r の有限個の直和とする。|M_i| = p^(m_i) とする。
n を {m_1, ... , mr} の最大値とする。
0 < k ≦ n のとき、leng(p^(k-1)M/(p^k)M) は、m_i ≧ k となる
i の個数に等しい。

証明
>>707より明らか。

709 名前:208 [2005/11/10(木) 09:24:01 ]
命題
p を A の極大イデアル、M を p-加群 とする。
>>690より M は 単項 p-加群 M_i, i = 1, ..., r の有限個の直和となる。
|M_i| = p^(m_i) とする。
m_1 ≧ ... ≧ m_r と仮定してよい。
このとき、整数の組 (m_1, ... , m_r) は、 M により一意に決まる。

証明
Ann(M) = p^n とする。M の部分加群の列
M ⊃ pM ⊃ ... ⊃ p^(n-1)M ⊃ 0
を考える。この列の各剰余加群 p^(k-1)M/(p^k)M の長さを s_k と
する。p の生成元をπとしたとき、πによる乗法により、
全射: p^(k-1)M/(p^k)M → (p^k)M/(p^(k+1))M が得られるから
s_k ≧ s_(k+1) である。つまり、整数の降列
s_1 ≧ ... ≧ s_n が得られる。この列は、明らかに M だけで決まる。
これから、(m_1, ... , m_r) が決まることは、次のような図を書けば
わかる。
まず、>>708 より s_1 = r_1 である。
s_1 個のブロック(レンガをイメージするとよい)を
横に水平に並べる。その上に左詰めに s_2 個のブロックを並べる。
同様にして、最後に s_n 個のブロックを並べる。
この図の左端の縦1列に並んだブロックの数が m_1 である(>>708)。
その隣の縦1列に並んだブロックの数が m_2 である(>>708)。
以下同様。
証明終



710 名前:208 [2005/11/10(木) 09:30:44 ]
命題
A を単項イデアル整域、M を A 上有限生成の捩れ加群とする。
M は 単項 加群 M_i, i = 1, ..., r の有限個の
直和となる。

証明
>>669>>690 より明らか。

711 名前:208 [2005/11/10(木) 09:40:03 ]
命題
A を単項イデアル整域、M を A 上有限生成の捩れ加群とする。
>>710 より M は 単項加群 M_i, i = 1, ..., r の有限個の
直和となるが、このとき、|M_1| ⊃ ... ⊃ |M_r| と出来る。

証明
>>669>>709 から明らか。

712 名前:208 [2005/11/10(木) 09:42:19 ]
命題
>>711 のイデアルの列 |M_1| ⊃ ... ⊃ |M_r| は M だけで決まり、
単項加群 M_i の取り方によらない。

証明
>>709 より明らか。

713 名前:208 [2005/11/10(木) 09:44:16 ]
定義
>>712 のイデアルの列 |M_1| ⊃ ... ⊃ |M_r| を M の不変因子と呼ぶ。

714 名前:208 [2005/11/10(木) 11:47:37 ]
>>680

p-加群というより p-準素加群(p-primary module) と呼んだほうが
よかったかもしれない。さらに有限生成も仮定しないほうがいいかも。

715 名前:132人目の素数さん [2005/11/10(木) 12:54:56 ]
Problem:

A:integral domain
B:A-algebra of finite type
Then there exists an element a(=/=0) of A such that B[1/a] is free A[1/a] module.


716 名前:132人目の素数さん [2005/11/10(木) 15:03:18 ]
↑はFreitag&Kiehlに主張されてるけど、一般には成り立たない。

AがBの部分環でなければ成り立たない気がする。

717 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/10(木) 15:45:24 ]
>>716
AがBの部分環でないときはBで0になるa(=/=0)が存在し
B[1/a]は零環だから>>715の主張は自明。

718 名前:208 [2005/11/10(木) 17:13:35 ]
定義
A を可換環、 M を A-加群とする。
T^n(M) を M の n 重のテンソル積 M(x)...(x)M とする。
T^p(M) (x) T^q(M) は T^(p+q)(M) と同一視出来るから、
2重線形写像 f_(p,q): T^p(M) × T^q(M) → T^(p+q)(M) が
f_(p,q)(x, y) = x(x)y により得られる。
T^0(M) = A と定義して直和 T(M) = ΣT^p(M) を考える。
T(M) は f_(p,q) により成分毎の積を定義することにより、
可換とは限らない A-代数となる。
これを A-加群 M 上のテンソル代数と呼ぶ。

719 名前:208 [2005/11/10(木) 17:15:21 ]
おっと、>>718 の前書きを忘れてた。

Bourbakiによる単因子理論を紹介する前に、その準備として外積代数
について述べる。



720 名前:208 [2005/11/10(木) 17:18:50 ]
定義
A を必ずしも可換とは限らない環で、次の条件を満たすとする。
1) A = ΣA_p (直和) となる。ここで、p は有理整数全体をわたり、
A_p は A を加法に関してアーベル群とみたときの部分群

2) (A_p)(A_q) ⊂ A_(p+q)

このとき A を(Z型の)次数環という。
p < 0 のとき A_p = 0 となるとき、非負の次数環という。

同様に、Z の n 個の直積を添字集合として、Z^n 型 の次数環
も定義される。

721 名前:208 [2005/11/10(木) 17:22:14 ]
命題
A を次数環とする。
1 ∈ A_0 となる。従って、A_0 は A の部分環である。

証明
読者にまかす。

722 名前:208 [2005/11/10(木) 17:28:03 ]
定義
A を次数環とする。M を A-加群で次の条件を満たすとする。

1) M = ΣM_p (直和) となる。ここで、p は有理整数全体をわたり、
M_p は M のアーベル群としての部分群

2) (A_p)(M_q) ⊂ M_(p+q)

このとき M を(Z型の)A-次数加群という。
p < 0 のとき M_p = 0 となるとき、非負という。

M_p の元を同次元という。x ∈ M_p のとき p を x の次数と呼び、
p = deg(x) と書く。

同様に、Z^n 型 の次数加群も定義される。

723 名前:208 [2005/11/10(木) 17:32:41 ]
定義
A を次数環とする。M を A-次数加群とする。
N を M の A-加群としての部分加群とする。
N = Σ(N ∩ M_p) となるとき、N を M の同次部分加群という。

724 名前:208 [2005/11/10(木) 17:34:58 ]
定義
A を次数環とする。M を A-次数加群とする。
x ∈ M で x = Σx_p, x_p ∈ M_p であるとき、各 x_p を x の
p 次の同次成分と呼ぶ。

725 名前:208 [2005/11/10(木) 17:36:33 ]
命題
A を次数環とする。M を A-次数加群とする。
N を M の A-部分加群とする。
N が M の同次部分加群となるためには、以下が成立つことが必要十分である。

x ∈ N なら、その各同次成分も N に含まれる。

証明
明らか。

726 名前:208 [2005/11/10(木) 17:37:36 ]
命題
A を次数環とする。M を A-次数加群とする。
N を M の A-部分加群とする。
N が M の同次部分加群となるためには、N が同次元で生成される
ことが必要十分である。

証明
読者にまかす。

727 名前:208 [2005/11/10(木) 17:44:15 ]
定義
A を可換環、 M を A-加群とする。
T(M) を A 上の M から生成されるテンソル代数とする。
T(M) は明らかに次数 A-代数である。
T(M)の部分集合 {x^2; x ∈ M} から生成される両側イデアルを
I とする。T(M)/I を A 上の M から生成される外積代数と呼び、
ΛM と書く。I は同次元で生成されるから同次イデアルである(>>726)。
よって、(Λ^p)M = T^p(M)/(I ∩ T^p(M)) とおけば、
ΛM = Σ(Λ^p)M (直和) となる。よって ΛM も次数 A-代数である。
(Λ^0)M = A であり、(Λ^1)M = M となる。
ΛM の2元 x, y の積を xΛy と書く。

728 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/10(木) 19:09:40 ]
おろかしい

729 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/10(木) 19:28:08 ]
1スレッドぐらい私物化しても構わんけどageるな



730 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/10(木) 19:33:39 ]
208に外積代数がわかるとはおもえん
つっこめばぼろが出るにきまってる
だからつっこむのはやめろよ

731 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/10(木) 19:36:41 ]
でもブルバキ写してるだけだろ

732 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/10(木) 19:44:03 ]
だからつっこむのやめろよ

733 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/10(木) 20:01:48 ]
対称代数ならもっとやばい

734 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/10(木) 20:08:42 ]
退屈だなここは
もっと殺伐としなくちゃ
割り算もういっかい蒸し返すかな
どうせ208はわかってないし

735 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/10(木) 20:13:10 ]
>読者にまかす。

そこまで写すかね。

736 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/10(木) 20:15:47 ]
とほほすぎるね

737 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/10(木) 20:20:22 ]
なんのためにブルバキを写すのか
習字でもやってるのか


738 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/10(木) 20:23:29 ]
りはびり

739 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/10(木) 20:31:46 ]
外積代数というならもっと実質的なこと書いてほしいね
無理か



740 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/10(木) 20:37:39 ]
ブルバキが最新の外積代数らしい

うわっ

741 名前:132人目の素数さん [2005/11/10(木) 20:56:43 ]
>>715を証明してくれ。
B:domain,A上有限生成環
AはBの部分環でいい。

742 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 09:45:37 ]
:132人目の素数さん :2005/11/10(木) 20:56:43
>>715を証明してくれ。
B:domain,A上有限生成環
AはBの部分環でいい。


By generic flatness....

743 名前:208 [2005/11/11(金) 10:18:27 ]
テンソル代数は次の命題で特徴付けられる。

命題
A を可換環、 M を A-加群とする。
B を可換とは限らない A-代数とし、
f: M → B を A-加群としての射とする。
このとき、A-代数としての射 g: T(M) → B で
f = gj となるものが一意に存在する。
ここで、j: M → T(M) は標準単射。

証明
読者に任す。

744 名前:208 [2005/11/11(金) 10:26:57 ]
命題
A を可換環、M を A-加群とする。
x_1, ... , x_p を M の元とする。
このとき、次の等式が成立つ。
x_σ(1)Λ...Λx_σ(p) = ε(σ)x_1Λ...Λx_p

ここで、両辺は M の外積代数(>>727) ΛM の p-次同次成分 (Λ^p)M
の元である。

証明
x, y ∈ M のとき、(x+y)Λ(x+y) = 0 となる。
これから n = 2 のときの証明が終わる。
n > 2 のときは帰納法を使う。
詳細は読者に任す。

745 名前:208 [2005/11/11(金) 10:28:51 ]
>>744

σは集合{1, ..., n} の任意の順列であり、ε(σ)は、σの符号。

746 名前:208 [2005/11/11(金) 10:36:48 ]
命題
A を可換環、M を A-加群とする。
x_1, ... , x_p を M の元とする。
i ≠ j のとき x_i = x_j なら、
x_1Λ...Λx_p = 0 となる。

証明
まず、x_1 = x_2 のときは、x_1Λ...Λx_p = 0 となることに注意
する。これは、x_1Λx_2Λ...Λx_p = (x_1Λx_2)Λ...Λx_p
で、x_1Λx_2 = 0 から明らか。
一般の場合は、σを集合{1, ..., n} の順列で σ(i) = 1, σ(j) = 2
とすれば、>>744 より、最初の場合に帰着する。
証明終

747 名前:208 [2005/11/11(金) 10:43:23 ]
外積代数は次の命題で特徴付けられる。

命題
A を可換環、 M を A-加群とする。
B を可換とは限らない A-代数とし、
f: M → B を A-加群としての射で、
f(x)^2 = 0 が任意の x ∈ M で成立つとする。
このとき、A-代数としての射 g: ΛM → B で
f = gj となるものが一意に存在する。
ここで、j: M → ΛM は標準単射。

証明
読者に任す。

748 名前:208 [2005/11/11(金) 11:03:35 ]
定義
R を可換環、 A, B を可換とは限らない R-次数代数とする。
Z^2 型の R-次数代数 C を以下のように定義する。
C の (p,q)次の成分を C_(p,q) = A_p(x)B_q とする。
x ∈ A_p, y ∈ B_q
z ∈ A_r, w ∈ B_s
のとき、(x(x)y)(z(x)w) = (-1)^(qr) xz(x)yw
と定義する。
この積が結合律を満たすことは読者に任す。
C を A と B の歪テンソル積と呼び、A(x)'B と書く。

749 名前:208 [2005/11/11(金) 11:48:10 ]
命題
R を可換環、 A, B を可換とは限らない R-次数代数とする。
C を Z^2 型の R-次数代数とする。
f: A → C
g: B → C
を R-代数の射で、
f(A_p) ⊂ C_(p,0)
g(B_q) ⊂ C_(0,q)
とする。
さらに、x ∈ A_p, y ∈ B_q のとき
f(x)g(y) = (-1)^(pq) g(y)f(x)
とする。
このとき、R-次数代数の(次数を保つ)射
h: A(x)'B → C
で、hu = f, hv = g となるものが一意に存在する。
ここで、A(x)'B は A と B の歪テンソル積(>>748)で
u: A → A(x)'B, v: B → A(x)'B は標準射。

証明
読者に任す。



750 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 12:49:16 ]
>>749
以下のように訂正する。

命題
R を可換環、 A, B, C を可換とは限らない R-次数代数とする。
f: A → C
g: B → C
を R-代数の射で次数を保つ、即ち
f(A_p) ⊂ C_p
g(B_q) ⊂ C_q
とする。
さらに、x ∈ A_p, y ∈ B_q のとき
f(x)g(y) = (-1)^(pq) g(y)f(x)
とする。
このとき、R-代数の射
h: A(x)'B → C で、
h(A_p(x)B_q) ⊂ C_(p+q)
hu = f, hv = g となるものが一意に存在する。
ここで、A(x)'B は A と B の歪テンソル積(>>748)で
u: A → A(x)'B, v: B → A(x)'B は標準射。

証明
読者に任す。

751 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 13:00:42 ]
命題
A を可換環、 M, N を A-加群とする。
L = M + N (直積)とする。
ΛL は (ΛM)(x)'(ΛN) に A-次数代数として標準的に同型となる。
ただし、(ΛM)(x)'(ΛN) の次数型は全次数 n = p + q により
Z 型と考える。

証明
標準射 f: ΛM → ΛL と g: ΛN → ΛL がある。
これは、>>750 の命題の条件を満たす。
よって、h: (ΛM)(x)'(ΛN) → ΛL が定義される。
一方、標準射 M → (ΛM)(x)'(ΛN) と N → (ΛM)(x)'(ΛN)
から、射 L → (ΛM)(x)'(ΛN) が定義される。
これは、>>747 の命題の条件を満たす。
よって、射 k: ΛL → (ΛM)(x)'(ΛN) が定義される。
h と k が互いに逆射となっていることは読者に任す。
証明終

752 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 13:12:43 ]
208には本質がわかってないね

753 名前:208 [2005/11/11(金) 13:13:59 ]
命題
A を可換環、 M を階数 n の A-自由加群とする。
(Λ^p)M は階数 nCp の A-自由加群である。
ここで、nCp は n 個の集合から p 個の部分集合を取る組み合わせの数。

証明
M の基底を e_1, ... , e_n とする。
M = ΣAe_i (直和) だから、>>751 より
ΛM = (ΛAe_1)(x)'...(x)' (ΛAe_n) となる。
各 ΛAe_i = A + A_ei に注意すればよい。
証明終

754 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 13:21:28 ]
はずかし

755 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 14:14:54 ]
>>747
先生わかりません! 解答を
> ぜひ教えてください。お願いします。ペコリ

756 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 15:31:42 ]
>>755
そうだね
>ここで、j: M → ΛM は標準単射。
は特にわかりにくいね
でも208にきいてもむだだよきっと
本写してるだけだから

757 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 15:35:14 ]
だから
つっこむのやめろよ
またわやくちゃになるぞ

758 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 15:36:34 ]
その通り。オナニーは自由にさせるのがいい。途中でやめさせるから、
精液が回復する。

759 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 15:45:13 ]
はやく本を写し終わって極楽浄土に成仏してくれないかな



760 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 15:49:41 ]
ブルバキ浄土

761 名前:208 [2005/11/11(金) 16:06:22 ]
>>755

教えてほしいならふざけるなよ。
>>743 はいい?

762 名前:756 mailto:sage [2005/11/11(金) 16:12:06 ]
>>781
>>743
のことなんか聞いてないだろ
ごまかすなよ

763 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 16:12:31 ]
208は研究に時間を使ったほうがよくないか

764 名前:208 [2005/11/11(金) 16:13:30 ]
>>743 から出るんだよ、うすらが

765 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 16:14:56 ]
>>764
他人が二人以上いることにはやく気付けよ。

766 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:17:05 ]
>>764
だんだん余裕がなくなってきてるな。

767 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:18:06 ]
>764
>>756をよく読みましょうね

768 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:19:15 ]
こいつも「敵は一人症候群」か。餓鬼は必ずこれを患ってるな。

769 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:23:38 ]
208には細かい点が理解できないので
それがわかりにくいようにつっこむと
どつぼにはまる
しまいに怒鳴りだして
からかったやつの思うツボ
いまでも割り算で怒鳴ってるし
救いようがない



770 名前:208 [2005/11/11(金) 16:27:05 ]
>こいつも「敵は一人症候群」か。

うすらが

771 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:28:39 ]
うすら208 Ass208 うすら208 Ass208
うすら208 Ass208 うすら208 Ass208
うすら208 Ass208 うすら208 Ass208
うすら208 Ass208 うすら208 Ass208
うすら208 Ass208 うすら208 Ass208

772 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:31:14 ]
うっすらバブ−

773 名前:208 [2005/11/11(金) 16:32:28 ]
>>756

>>727 の記号を使うと、(Λ^p)M = T^p(M)/(I ∩ T^p(M)) だから、
(Λ^1)M = T^1(M)/(I ∩ T^1(M)) だが、定義より T^1(M) = M で
I ∩ M = 0 だから (Λ^1)M = M となる。

774 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:34:48 ]
そうそう素直にならなくちゃ

775 名前:208 [2005/11/11(金) 16:38:25 ]
なまイキ言うんじゃねえ


776 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:40:26 ]
もっと素直にならなくちゃ
みんなからイヂメラれますよ

777 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:41:12 ]
もっと素直にならなくちゃ
みんなからもっとイヂメラれますよ


778 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:42:16 ]
もっともっと素直にならなくちゃ
みんなからもっともっとイヂメラれますよ


779 名前:208 [2005/11/11(金) 16:42:44 ]
>>765

他人が一人と決め付けるわけないだろ。>>762に言ってるんだよ。
そいつが誰かなんて関係ねえんだよ。うすらが



780 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:45:01 ]
>>779
誰が誰かぐらいは特定しろよorz

781 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:45:43 ]
もっともっともおーっと素直にならなくちゃ
みんなからもっともっともおーっとイヂメラれますよ

782 名前:208 [2005/11/11(金) 16:46:34 ]
特定出来るわけないだろ。
見当はつくけどな

783 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 16:47:20 ]
>>782
じゃあつけた見当を利用して書き分けろよ。


784 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:48:33 ]
妄想

785 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:49:53 ]
>>784
じゃますんな。キチガイ

786 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:51:41 ]
じゃあつけた妄想を利用して書き分けろよ。

787 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:53:22 ]
>>786
利用できる結果は利用しろよ。キチガイ

788 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 16:57:23 ]
なまイキ言うんじゃねえ


789 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 17:00:41 ]
>>788
おまえはオッカムのかみそりの向いてる方向が逆なんだよ。



790 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:02:08 ]
なまイキ言うんじゃねえ


791 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:02:47 ]
208の迷語録スレはこちらですか?

792 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:03:05 ]
> ぜひ教えてください。お願いします。ペコリ

こんな素直な子が、背伸びしてブルバキをやったばかりに、

> じゃますんな。キチガイ
> なまイキ言うんじゃねえ

になってしまうなんて、日本の数学教育って一体・・・

793 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:04:16 ]
>>789
なにか勘違いしてるらしいね

794 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:04:51 ]
うすらが

795 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:06:58 ]
うすら208 Ass208 うすら208 Ass208
うすら208 Ass208 うすら208 Ass208
うすら208 Ass208 うすら208 Ass208
うすら208 Ass208 うすら208 Ass208
うすら208 Ass208 うすら208 Ass208


796 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:08:09 ]
せっかく大学まで行かせてやり
機嫌良く数学やってたんですよ
でもある日
いつも座る席に知らない学生が座っていたので
すねて帰ってきました
それ以来なんです
家にひきこもったきりなんですよ



797 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 17:09:22 ]
>>793
組みあわせて材料を増やしてからオッカムの剃刀で削るんだよ。
組み合わせる材料をオッカムの剃刀で削ってどうする。


798 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:10:01 ]
なまイキ言うんじゃねえ

799 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:10:21 ]
>>791
208隔離スレでしたが...今は...あっ



800 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:11:32 ]
>>797
なにか勘違いしてるね

801 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:13:51 ]
>オッカムの剃刀

おお新手の言いがかり登場だぞ
でも何が言いたいのか
奥歯にうんこがはさまっているようだ



802 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 17:14:10 ]
>>800
なにがさ?

803 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:15:25 ]
>>801
うんこ美味しいよね

804 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:16:11 ]
>>802
だれが何を削ってるってのか?

805 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:17:18 ]
皆んなぁ! ケンカはやめて仲良くしようよ!!

806 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 17:17:54 ]
>>804
なにをかんちがいしてるかね?

807 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:18:50 ]
基地外の巣でしたか。ここは。

808 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:20:02 ]
>806
なにも削ってないだろ
削ってるのは208の脳味噌だけ

809 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:21:50 ]
208がやけ糞になって焦土戦術に出たようです



810 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 17:21:59 ]
>>808
208の脳味噌が削っているのかね?
それとも何かが208の脳みそを削っているのかね???

811 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:23:03 ]
あと200くらいすぐだな

812 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:24:18 ]
焦土戦術は、防御側が効果的な反撃をできないと、ただの敗走だべ

813 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:24:38 ]
>>それとも何かが208の脳みそを削っているのかね???

そんなおそろしいことを!!!
208は狂牛病なのか???

814 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:25:53 ]
ようするに敗走だった

と後でわかる

815 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:26:12 ]
>>811
ということは、ここに封印されていた208が外にあふれ出すのか。
危険!危険! 900を超えたら全スレに警報を発令せよ!

816 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 17:29:38 ]
>>815
それはただの上げ荒らしだからたのむからやめてくれ。

817 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:30:13 ]
208隔離スレがあらたに必要なのか
でもおとなしく隔離されるかな?

818 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 17:31:56 ]
>>817
ズバリ!「208隔離スレ」でスレ立ててくれ。ファンスレという事でゆるす。

819 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:42:01 ]
ガロア理論part2の残骸ものせて



820 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:52:51 ]
新スレが立ってしまったが208はいずこへ?

821 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 17:55:52 ]
208は、最後に「うすらが」という言葉を残して
休眠状態に transfer した。

822 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 18:08:50 ]
こうして、208のブルバキ帝国再興の夢は潰えた。
そして千年後の復活に備えて、永い冬眠状態に
入ったのであった・・・(完)

単に、いじけて泣いているだけという説もあるという。

823 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 18:09:05 ]
208泣いてるよ
ほら

824 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 18:15:10 ]
新生208は
ガウスラ
か?

825 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 18:37:13 ]
ああ単因子よ外積よ
日の目をみずに眠るのか

どうか安らかに死んだように眠っておいてくれ

826 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 18:43:14 ]
208軍団指揮官ガウスラ将軍はいまニューロードを進軍中。


827 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 19:00:24 ]
>>826
フロンティアの開拓村がガウスラ将軍指揮下の精鋭部隊によって壊滅する。
ブルバキ帝国再興の夢は叶うのか。

828 名前:132人目の素数さん mailto:hage [2005/11/11(金) 19:14:16 ]
一体いままでなんのために写経してきたんだ
これがあの208の最後の姿なのか
それでいいのか208よ
おまえの子分どもが泣いているぞ

さあガウスラとなって立ち上がるのだ

829 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 19:40:08 ]
ガウスラ帝国 万歳!!



830 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 19:46:20 ]
この荒れようを見ると、ほんと、208って、数学板で嫌われていたんだな。
つくづくそう思う。

>>261のような信者も中にはいるが・・・

831 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 20:05:43 ]
>>830
そうそう、あの時が208の絶頂期だったんだよね。今思うと。
数学科を出ていないこの板の普通の住人を侮蔑的に排除するような
言動が結果的に命取りになったかな。ブルバキ帝国を再興したい
なら、まず大義を掲げて一般の住民の支持を得ないとだめだね。

832 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 20:08:16 ]
↓信者へのお答えがこれじゃあねえ。まさに宗教

初学者? そうね、我慢して証明を追っていく。
そのうち、トンネルを抜けるように見晴らしがパーっと良くなる。
この感覚は言葉でいくら説明してもわからない。
体験するしかない。

833 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 20:55:49 ]
>>831
このスレで数学科出てない人がいる?とは思えないけど

834 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 21:25:54 ]
>>833
興味がある人はいたと思うよ。2chのような開かれた掲示板で
玄人だけくるようにさせるのは不可能。

それと、208が出没したのはここだけじゃないからね。

835 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 21:28:37 ]
ブルマ履き

836 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 22:10:20 ]
そういえば学会で意味のないらしい内容の発表を5回もするので、本来15分の発表時間を数分に短縮されていた人がいたけど、208ではないよね。

837 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 22:17:56 ]
>>834
>08が出没したのはここだけじゃないからね。
どこどこ。ほかにはどこ?

838 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 22:41:37 ]
>>837
知ってる範囲で・・・
・オイラーすれで、198と名乗っていた。住人が温厚だったせいか208の独壇場。
・数学の本スレ(すでに1000超えてdat落ち)でブルバキ関係の話題で現れて
荒れたw
・線形代数スレで、発言を well known and trivial と指摘されて切れる。
・圏論スレの594以降を見てみん。すさまじく荒れたw
・ご存じガロアスレ。このスレの773以降208の没落始まる。

その他、208の陰を感じさせる発言多数。やりとりをした香具師の
ほとんどが気を悪くしている。数学板きっての嫌われ者。

839 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/11(金) 22:51:30 ]
オイラースレでの言動
670 :198:2005/08/08(月) 14:50:28
>>666

お前よりは100倍以上知ってるよ。
自慢にはならないがw



840 名前:132人目の素数さん [2005/11/11(金) 23:23:01 ]
>>838
なるほど。ブルバキ教徒だからすぐわかるってこともあるね。

841 名前:132人目の素数さん [2005/11/12(土) 13:19:29 ]
ガウスラ将軍の軍団はどこに消えたんだ?

842 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/14(月) 11:07:31 ]
>>841
ブルバキ帝国正規軍ガウスラ将軍の軍団はただのニートの208に
準同型写像された。

843 名前:132人目の素数さん [2005/11/14(月) 12:21:05 ]
>>715

A がネーターなら EGA IV-2 p.153 に証明がある。
Eisenbud の本(Commutative algebra with a view ...) にも。

844 名前:208 [2005/11/14(月) 13:05:37 ]
>>753 の前に以下を述べるべきだった。

R を可換環、 A_1, ... , A_n を必ずしも可換でない R 上の次数代数とする。
これ等の歪テンソル積 (A_1)(x)'...(x)'(A_n) も >>748 と同様に
定義される。
詳しく述べると、
(x_1)(x)...(x)(x_n) と (y_1)(x)...(x)(y_n) の積は
ε(p,q)(x_1y_1)(x)...(x)(x_ny_n) と定義する。
ここで、各 x_i ∈ (A_i)_(p_i), y_i ∈ (A_i)_(q_i)
ε(p,q) = (-1)^(Σ(p_i)(q_j))
Σは i > j のすべての組合わせを動くものとする。

p、q、r ∈ Z^n のとき、
ε(p+q, r) = ε(p, r)ε(q, r)
ε(p, q+r) = ε(p, q)ε(p, r)
となる。
これから、ε(p, q)ε(p+q, r) = ε(p, q+r)ε(q, r)
となる。
これから、結合律 (xy)z = x(yz) が出る。

歪テンソル積の結合律
(A(x)'B)(x)'C = A(x)'(B(x)'C) = A(x)'B(x)'C も成立つ。

845 名前:132人目の素数さん [2005/11/14(月) 13:07:46 ]
208さんお帰りなさい。まったく酷い荒れようでした。

846 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/14(月) 14:17:48 ]
>>845
jisakujien, jisakujien

847 名前:132人目の素数さん [2005/11/14(月) 14:20:38 ]
>>843
本当にありがとう。Eisenbudの本は読んだことあるんだけどな。読んでも覚えないな。

848 名前:132人目の素数さん [2005/11/14(月) 15:00:50 ]
熱烈歓迎

>数学板きっての嫌われ者。


849 名前:208 [2005/11/14(月) 15:08:59 ]
定義
A を可換環、 M, N を A-加群とする。
p > 0 を整数として、M^p から N への多重線形写像 f
が交代的 であるとは x_i = x_j, i ≠ j のとき常に
f(x_1, ... x_p) = 0 となることをいう。



850 名前:208 [2005/11/14(月) 15:09:32 ]
命題
A を可換環、M, N を A-加群とする。
p > 0 を整数として、f を M^p から N への交代的多重線形写像、
x_1, ... , x_p を M の元とし、σを {1, ... , p} の順列とする。
このとき、次の等式が成立つ。
f(x_σ(1), ... , x_σ(p)) = ε(σ)f(x_1, ... , x_p)

証明
>>746と同様。

851 名前:132人目の素数さん [2005/11/14(月) 15:15:30 ]
関数y=√3x-2sinx(0<x<2π)の極値を求めなさい
って問題がどうしても解けません(´;ェ;`)

852 名前:208 [2005/11/14(月) 15:34:56 ]
命題
A を可換環、M, N を A-加群とする。
p > 0 を整数として、f を M^p から N への交代的多重線形写像とする。
A-加群としての射 g:(Λ^p)M → N で f = gh となるものが一意に
存在する。
ここで h: M^p → N は、h(x_1, ... , x_p) = x_1Λ...Λx_p で定義
される交代的多重線形写像である。

証明
>>727 の記号を使う、
定義より、(Λ^p)M = T^p(M)/(I ∩ T^p(M)) であるから、
I ∩ T^p(M) は T^p(M) の部分加群として、x_1(x)...(x)x_p,
x_i = x_(i+1) の形の元で生成される。
一方、テンソル積の普遍性より、A-加群としての射 φ:T^p(M) → N で
f = φu となるものが一意に存在する。
ここで、u(x_1, ... , x_p) = x_1(x)...(x)x_p である。
よって、I ∩ T^p(M) ⊂ Ker(φ) となる。
よって、g(x_1Λ...Λx_p) = φ(x_1(x)...(x)x_p)
と定義すればよい。g の一意性は明らか。
証明終

853 名前:208 [2005/11/14(月) 15:53:18 ]
>>753 の別証を行う。

補題
A を可換環、 M を階数 n の A-自由加群とする。
n > 0 なら (Λ^n)M ≠ 0 である。

証明
M^n から A への交代的多重線形写像の1つとして行列式 det がある。
つまり、M のある基底により M を縦ベクトル空間 A^n と同一視
して、M^n の元 X を nxn 型の行列と考え det(X) を対応させればよい。
X が単位行列なら det(X) = 1 だから、これは 0 でない。
よって、>>752 より (Λ^n)M ≠ 0 である。
証明終

854 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/14(月) 16:09:47 ]
ぷっ

855 名前:208 [2005/11/14(月) 16:13:40 ]
>>753 の別証
A を可換環、 M を階数 n の A-自由加群とする。
p > n なら (Λ^p)M = 0 であり、
p ≦ n なら (Λ^p)M は階数 nCp の A-自由加群である。

証明
p > n なら (Λ^p)M = 0 は明らか。
p ≦ n なら (Λ^p)M は e_(i_1)Λ...Λe_(i_p), i_1 < ... < i_p
で生成される。この e_(i_1)Λ...Λe_(i_p) を e_I と書く。
I は {1, .... , n} の濃度 p の部分集合 {i_1, ... , i_p} を
表す。e_I の全体が A上一次独立であることを言えばよい。
p = n なら >>853 より明らか。
p < n で Σ(a_I)(e_I) = 0 とする。ここで、a_I ∈ A である。
1つの I をとり、その補集合を J とする。
e_J Λ(Σ(a_I)(e_I)) = (a_I)e_J Λ e_I + Σ(a_K)e_J Λ e_K
= 0 である。ここで、Σ(a_K)e_J Λ e_K は K ≠ I, |K| = p となる
K に関する和である。
e_J Λ e_K = 0 であるから、(a_I)e_J Λ e_I = 0 となる。
>>853 より e_J Λ e_I ≠ 0 であるから、a_I = 0 となる。
証明終

856 名前:208 [2005/11/14(月) 16:23:24 ]
>>753 から、有限階数 の A-自由加群 M の階数は基底の取り方に
よらないことが分かる。この事実の別証としては A の極大イデアル
m をとり k = A/m としたとき、M(x)k の体 k 上の次元は
M の A 上の階数に一致することを使う。ただし、この証明は
A がネーターでないとき Zorn の補題が必要である。

857 名前:208 [2005/11/14(月) 16:36:44 ]
定義
A を可換環、 B を A-加群とする。
A-加群としての射 φ: B → B(x)B があるとき、
組 (B, φ) または B を A-余代数(A-coalgebra)という。

858 名前:132人目の素数さん [2005/11/14(月) 17:57:11 ]
寒くないのか?

859 名前:132人目の素数さん [2005/11/14(月) 23:14:13 ]
>>857
つつつ?



860 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/14(月) 23:44:22 ]
>>855
写すのはいいけど、せめて正確に写そうよw

861 名前:208 [2005/11/15(火) 09:28:58 ]
A-余代数(>>857)の例:

A を可換環、 M を A-加群とする。
対角射 Δ: M → M + M を考える。ここで M + M は直和であり、
Δ(x) = (x, x) である。
Δ により、A-代数の射 ΛΔ: ΛM → Λ(M + M) が誘導される。
>>751 より Λ(M + M) = (ΛM)(x)'(ΛM) である。
(ΛM)(x)'(ΛM) は加群としては普通のテンソル積であるから、
ΛΔ により、ΛM は A-余代数となる。
ΛΔ は次数を保つことに注意。

862 名前:208 [2005/11/15(火) 10:02:32 ]
>>861 の ΛΔ: ΛM → (ΛM)(x)'(ΛM) を具体的に求めよう。

x ∈ M のとき ΛΔ(x) = x(x)1 + 1(x)x である。
よって、x_1, ... , x_n が M の元であるとき、

ΛΔ(x_1Λ...Λx_n) =
Σ(-1)^μ (x_(i_i)Λ...Λx_(i_p)) (x) (x_(j_i)Λ...Λx_(j_(n-p)))

となる。ここで μ は i_k > j_l となるペアの個数である。

863 名前:208 [2005/11/15(火) 10:17:12 ]
外積代数 ΛM が自然に余代数となることは余り知られていない。
このあたりはBourbakiの独壇場だろう。

864 名前:208 [2005/11/15(火) 10:22:09 ]
>>862 の式の訂正

正しくは、
ΛΔ(x_1Λ...Λx_n) =
Σ(-1)^μ (x_(i_1)Λ...Λx_(i_p)) (x) (x_(j_1)Λ...Λx_(j_(n-p)))

865 名前:208 [2005/11/15(火) 10:47:45 ]
A を可換環、 (B, φ) を A-余代数とする。
C を結合的とは限らない A-代数 とする。
m: C(x)C → C を乗法から得られる A-加群としての射とする。
u: B → C
v: B → C
を A-加群としての射とする。
φ: B → B(x)B と u(x)v : B(x)B → C(x)C と m: C(x)C → C
の合成 m(u(x)v)φ: B → C を u と v の積と定義することにより、
Hom(B. C) は結合的とは限らない A-代数 となる。

866 名前:208 [2005/11/15(火) 15:56:56 ]
>>865 の Hom(B. C) が結合的となる条件を考えよう。

A を可換環、E を結合的な A-代数とする。
μ: E(x)E → E を乗法から得られる A-加群としての射とする。

μ(x)1: (E(x)E)(x)E → E(x)E と μ: E(x)E → E の合成
E(x)E(x)E → E(x)E → E と
1(x)μ: E(x)(E(x)E) → E(x)E と μ: E(x)E → E の合成
E(x)E(x)E → E(x)E → E は結合的より一致する。
ここで、(E(x)E)(x)E と E(x)(E(x)E) を E(x)E(x)E と同一視している。
これの双対として、つまり、矢印の向きを変えることにより次の定義が得られる。

定義
(B, φ) を A-余代数とする。

φ: B → B(x)B と φ(x)1: B → (B(x)B)(x)B の合成
B → B(x)B → B(x)B(x)B と
φ: B → B(x)B と 1(x)φ: B → B(x)(B(x)B) の合成
B → B(x)B → B(x)B(x)B が一致するとき、B は余結合的という。
ここで、(B(x)B)(x)B と B(x)(B(x)B) を B(x)B(x)B と同一視している。

867 名前:208 [2005/11/16(水) 10:07:39 ]
命題
(B, φ) を A-余代数で余結合的とする。
C を結合的な A-代数 とする。
Hom(B, C) は >>865 の乗法により結合的な A-代数となる。

証明
u, v, w を Hom(B, C) の元とする。
u(x)v(x)w: B(x)B(x)B → C(x)C(x)C と
乗法から得られる C(x)C(x)C → C の合成を h とする。
h: B(x)B(x)B → C
これと、φ: B → B(x)B と φ(x)1: B(x)B → B(x)B(x)B の合成
B → B(x)B → B(x)B(x)B → C
は、(uv)w に等しい。
同様に h と φ: B → B(x)B と 1(x)φ: B(x)B → B(x)B(x)B の合成
B → B(x)B → B(x)B(x)B → C
は、u(vw) に等しい。
B は余結合的だから (uv)w = u(vw) となる。
証明終

868 名前:208 [2005/11/16(水) 10:54:15 ]
>>865 の Hom(B. C) が単位元を持つ条件を考えよう。

A を可換環、E を単位元 1 を持つ A-代数とする。
ν: A → E を 1 を 1 に写す A-加群としての射とする。
μ(ν(x)1): A(x)E → E(x)E → E は A(x)E を E と見なしたとき
E の単位射である。ここで、μ: E(x)E → E は E の乗法から
得られる射。同様に
μ(1(x)ν): E(x)A → E(x)E → E は E の単位射である

これの双対として、つまり、矢印の向きを変えることにより次の定義が得られる。

定義
(B, φ) を A-余代数とする。
A-加群としての射 η: B → A が以下の条件 1) と 2) を満たすとき
η を B の余単位と呼ぶ。

1) (ν(x)1)μ: B → B(x)B → A(x)B は A(x)B を B と見なしたとき
B の単位射である。

2) (1(x)ν)μ: B → B(x)B → B(x)A は B(x)A を B と見なしたとき
B の単位射である。

869 名前:208 [2005/11/16(水) 11:08:40 ]
命題
(B, φ) を A-余代数で余単位を持つとする。
C を単位元を持つ A-代数 とする。
Hom(B, C) は >>865 の乗法により単位元を持つ A-代数となる。

証明
η: B → A を余単位とする。
ν: A → C を 1 を 1 に写す A-加群としての射とする。
νη: B → C が Hom(B, C) の単位元となる。
この証明は読者にまかす。



870 名前:208 [2005/11/16(水) 11:38:46 ]
命題
A を可換環、 M を A-加群とする。
ΛM は余結合的である。

証明
対角射 Δ: M → M + M
と h = (1, Δ): M + M → M + M + M の合成
hΔ: M → M + M → M + M + M を考える。
ここで、h は h(x, y) = (x, y, y) で定義される射である。
よって、hΔ(x) = (x, x, x) である。
同様に、対角射 Δ: M → M + M
と g = (Δ, h): M + M → M + M + M の合成
gΔ: M → M + M → M + M + M を考える。
ここで、g は g(x, y) = (x, x, y) で定義される射である。
よって、gΔ(x) = (x, x, x) である。
よって、hΔ = gΔ である。
Δ から誘導される A-代数の射 ΛΔ: ΛM → Λ(M + M) が
ΛM の余代数としての構造射である(>>861)。
よって、ΛM が余結合的であることは、
Λh = 1(x)(ΛΔ), Λg = (ΛΔ)(x)1 に注意すれば、
hΔ = gΔ から明らか。
証明

871 名前:208 [2005/11/16(水) 11:49:45 ]
命題
A を可換環、 M を A-加群とする。
ΛM は余単位(>>869)を持つ。

証明
ΛM = Σ(Λ^p)M (直和) であり、A = (Λ^0)M である。
η: ΛM → A をこの直和における射影とする。
これが余単位であることは、>>862 の公式から分かる。
証明終

872 名前:208 [2005/11/16(水) 13:45:53 ]
ここで、次数加群の Hom について少し述べる。
A を可換な Z-型の次数環(>>720)とする。
M と N を Z-型の A-次数加群(>>722)とする。
u :M → N を A-加群としての射で、ある p ∈ Z があり、
u(M_n) ⊂ N_(n+p) が任意の n ∈ Z で成立つとき
u を次数 p の同次射という。次数 p の同次射 u: M → N の集合
を仮に H_p と書こう。H_p は Hom(M, N) の Z-加群としての
部分加群である。H_p で生成される Hom(M, N) の部分加群
ΣH_p は H_p の直和である(証明は読者に任す)。
ΣH_p を Homgr(M, N) と書く(gr は graded の略)。
Homgr(M, N) は H_p を同次部分加群とする A-次数加群である。

873 名前:208 [2005/11/16(水) 14:28:25 ]
命題
A を可換な Z-型の次数環(>>720)とする。
M と N を Z-型の A-次数加群(>>722)とする。
M が A-加群として有限生成なら Hom(M, N) = Homgr(M, N) である。

証明
x_1, ... , x_r を M の生成元で各元は同次とする。
u ∈ Hom(M, N) とし、各 i に対して u(x_i) = Σz_(i, p) とする。
ここで、z_(i, p) は u(x_i) の p 次の同次成分。
u_p(x_i) = Σz_(i, p) により、u_p ∈ Homgr(M, N) を定義する。
u_p は同次でありその次数は p - deg(x_i) である。
u_p が well-defined であることは、
Σ(a_i)(x_i) = 0 のとき 各 p で Σ(a_i)u_p(x_i) = 0 を
確かめればよい。ここで、a_i は A の元で同次である。
これを確かめるのは読者に任せる。
u = Σu_p だから Hom(M, N) = Homgr(M, N) である。
証明終

874 名前:208 [2005/11/16(水) 14:42:29 ]
規約:
A を可換環、 M を A-次数加群とする。 ただし A は A_0 = A,
p ≠ 0 のとき A_p = 0 として次数環と見なす。
Homgr(M, A) の p 次部分 Homgr(M, A)_p は Hom(M_(-p), A) と
見なせる。しかし、我々は Homgr(M, A) を考えるときは
Homgr(M, A)_p = Hom(M_p, A) と定義することにする。
何故、このように定義するかは後にわかる。

875 名前:208 [2005/11/16(水) 14:52:54 ]
A を可換環、 M を A-加群とする。
Homgr(ΛM, A) は A-次数加群である。
これが、結合的な A-次数代数で単位元を持つことは、ΛM が余代数
となり(>>861)、余結合的で(>>870)、余単位を持つ(>>871)
ことから明らかだろう(>>867>>869 より)。

876 名前:208 [2005/11/16(水) 16:33:06 ]
A を可換環、 M を A-加群とする。
整数 p > 0 に対して、M^p から A への交代的多重線形写像(>>849)の
集合をAlt(M^p, A)と書こう。これは、A-加群である。
>>874 の規約より、Homgr(ΛM, A)_p = Hom((Λ^p)M, A) だが、
これは >>852 より Alt(M^p, A) と見なせる。
u ∈ Alt(M^p, A), v ∈ Alt(M^q, A) のとき A-次数代数としての
Homgr(ΛM, A) における u と v の積を明示的に求めてみよう。

>>862 より
ΛΔ(x_1Λ...Λx_n) =
Σ(-1)^μ (x_(i_1)Λ...Λx_(i_p)) (x) (x_(j_1)Λ...Λx_(j_(n-p)))
である。
よって、(ΛM)(x)'(ΛM) を (Z^2)-型の次数代数と見たときの
ΛΔ(x_1Λ...Λx_(p+q)) の (p, q)-成分は、
Σε(σ) (x_σ(1)Λ...Λx_σ(p)) (x) (σ(p+1)Λ...Λx_σ(p+q))
となる。ここで、σは集合 {1, ... , p+q} の置換で、それぞれ
区間 {1, ... , p} と 区間 {p, ... , p+q} において狭義単調増加
するものを動く。ε(σ) は σ の符号。
これと >>865 から
(uv)(x_1, ... , x_(p+q)) =
Σε(σ) u(x_σ(1), ..., x_σ(p))v(x_σ(p), ..., x_σ(p+q))
となる。

877 名前:132人目の素数さん [2005/11/16(水) 17:02:34 ]
無眼界乃至無意識界無無明亦無無明尽

878 名前:208 [2005/11/16(水) 17:08:21 ]
話は変わるけど(実は外積代数と関係あるが)、不変式論って面白そうだね。
以下はEisenbudその他の受け売り。

不変式論は19世紀の半ば頃から末まで流行ったが、Hilbertが不変式論で
大きな仕事をしてから廃れてしまい、20世紀半ばくらいまでは
内容を知ってる人間はわずかだった。それが、Mumford が
幾何的不変式論を発表してから再び日の目を見るようになった。

Hilbertは、不変式論の研究で四つの大きな発見をした。
1) 多項式イデアルの基底定理
2) 多項式イデアルの零点定理
3) 同次イデアルのHilbert多項式
4) 同次イデアルのSyzygy定理

これらは、可換環論で重要なものばかり。これらが不変式論から
出てきたということから、この理論が只者じゃないことがわかる。

879 名前:132人目の素数さん [2005/11/16(水) 17:38:40 ]
>>878
Hilbert's Invariant Theory Papers
www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0915692260/250-2656433-1963463



880 名前:132人目の素数さん [2005/11/16(水) 17:58:09 ]
永田雅宜先生も古典的な不変式論を高く評価されています。

881 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/16(水) 18:14:28 ]
>>877
乃至無老死亦無老死尽無苦集滅道無智亦無得

882 名前:132人目の素数さん [2005/11/16(水) 20:55:17 ]
永田氏の思考力には驚嘆する。すごく入り組んだことを考えれる人だ。

883 名前:208 [2005/11/17(木) 09:33:16 ]
>>873を以下のように訂正する。

命題
A を可換な Z-型の次数環(>>720)とする。
M と N を Z-型の A-次数加群(>>722)とする。
M が A-加群として有限生成なら Hom(M, N) = Homgr(M, N) である。

証明
x_1, ... , x_r を M の生成元で各元は同次とする。
u ∈ Hom(M, N) とし、各 i に対して u(x_i) = Σz_(i, p) とする。
ここで、z_(i, p) は u(x_i) の p + deg(x_i) 次の同次成分。
各 i に対して u_p(x_i) = z_(i, p) により、u_p ∈ Homgr(M, N)
を定義する。 u_p は同次でありその次数は p である。
u_p が well-defined であることは、
Σ(a_i)(x_i) = 0 のとき 各 p で Σ(a_i)u_p(x_i) = 0 を
確かめればよい。ここで、a_i は A の元で同次である。
これを確かめるのは読者に任せる。
M は有限生成だから u_p は有限個を除いて 0 である。
u = Σu_p だから Hom(M, N) = Homgr(M, N) である。
証明終

884 名前:208 [2005/11/17(木) 09:52:06 ]
A を可換環、 M を A-加群とする。
x_1, ... , x_p ∈ M
y_1, ... , y_q ∈ M
とする。

ΛM において、
(x_1Λ...Λx_p)Λ(y_1Λ...Λy_q) =
(-1)^(pq) (y_1Λ...Λy_q)Λ(x_1Λ...Λx_p)
となる。

よって、x ∈ (Λ^p)M, y ∈ (Λ^q)M のとき、
xΛy = (-1)^(pq) yΛx となる。

定義
B を (Z+)-型の(結合的な)次数代数とする。
ここで Z+ は非負の有理整数の集合を表す
x ∈ B_p, y ∈ B_q のとき、xy = (-1)^(pq) yx となるとき、
B を歪可換次数代数という。

885 名前:208 [2005/11/17(木) 10:04:22 ]
A を可換環、 M を A-加群とする。
x ∈ (Λ^p)M とする。
x = Σx_i で各 x_i = x_(i_1)Λ...Λx_(i_p), x_(i_j) ∈ M
とする。
xΛx = Σx_iΛx_i + Σ(x_iΛx_j + x_jΛx_i) となる。
ここで2番目の和は i < j となる組を動くとする。
i < j のとき、x_jΛx_i = (-1)^(p^2) x_iΛx_j であるから、
p が奇数のときは x_iΛx_j + x_jΛx_i = 0 となる。
よって、このとき xΛx = 0 である。

定義
A を可換環、 B を A 上の歪可換な次数代数とする。
x ∈ B_p で p が奇数のとき x^2 = 0 となるとき、
B を交代代数という。

886 名前:208 [2005/11/17(木) 10:53:13 ]
これ良さげだね

Classical Invariant Theory
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887 名前:132人目の素数さん [2005/11/17(木) 11:08:38 ]
永田雅宜先生も古典的な不変式論を高く評価されています。

881 :132人目の素数さん :2005/11/16(水) 18:14:28
>>877
乃至無老死亦無老死尽無苦集滅道無智亦無得

882 :132人目の素数さん :2005/11/16(水) 20:55:17
永田氏の思考力には驚嘆する。すごく入り組んだことを考えれる人だ。


888 名前:208 [2005/11/17(木) 11:25:59 ]
A を可換環、 M を A-加群とする。
>>876 より
f, g ∈ Hom(M, A) のとき、Homgr(ΛM, A) において、
(fg)(x, y) = f(x)g(y) - f(y)g(x)
となる。
よって、f^2 = 0 である。
よって、>>747 より
A-代数としての射 θ: Λ(Hom(M, A)) → Homgr(ΛM, A)^op で
f ∈ Hom(M, A) のとき、θ(f) = f となるものが一意に存在する。
ここで、Homgr(ΛM, A)^op は Homgr(ΛM, A) の乗法を逆にした
代数を表す(op は opposite の略)。
乗法を逆にするのは後の計算を簡単にするためであり、便宜的なもの
に過ぎない。

889 名前:208 [2005/11/17(木) 12:34:13 ]
A を可換環、 E を A-余代数(>>857)で余結合的(>>866)とする。
φ: E → E(x)E をその構造射とする。Hom(E, A) は >>867 より
結合的な A-代数となる。u_1, ... , u_n ∈ Hom(E, A) のとき
その積 u_1...u_n を求めよう。

E から E の n 個のテンソル積 E(x)...(x)E への A-加群としての射
φ_n: E → E(x)...(x)E を帰納的に
φ_n = (φ_(n-1)(x)1)φ で定義する。
つまり φ_n を φ: E → E(x)E と
φ_(n-1)(x)1: E(x)E → (E(x)...(x)E)(x)E の合成で定義する。
ここで、E(x)...(x)E は E の(n-1)個のテンソル積。

双対的に A の n 個のテンソル積 A(x)...(x)A から A への射を
A の乗法で定義したものを μ_n とおく。
μ_n = μ(μ_(n-1)(x)1) である。

このとき、
u_1...u_n = μ_n(u_1(x)...(x)u_n)φ_n
となる。

証明
n に関する帰納法。
u_1...u_(n-1) = μ_(n-1)(u_1(x)...(x)u_(n-1))φ_(n-1)
とする。
u_1...u_(n-1)u_n
= μ(μ_(n-1)(u_1(x)...(x)u_(n-1))φ_(n-1))(x)u_n)φ
= μ(μ_(n-1)(u_1(x)...(x)u_(n-1))(x)u_n)(φ_(n-1)(x)1))φ
= μ((μ_(n-1)(x)1)(u_1(x)...(x)u_(n-1)(x)u_n))(φ_(n-1)(x)1))φ
= μ((μ_(n-1)(x)1)(u_1(x)...(x)u_(n-1)(x)u_n))(φ_(n-1)(x)1))φ
= μ_n(u_1(x)...(x)u_n)φ_n
証明終



890 名前:208 [2005/11/17(木) 17:20:43 ]
A を可換環、M を A-加群とする。
ΛΔ: ΛM → Λ(M + M) は ΛM の余代数としての構造射である
簡単のために ΛΔ = φ とおく。

f_1, ... , f_n ∈ Hom(M, A) のとき
これ等の積 f_1...f_n を具体的に求めよう。
>>889 より f_1...f_n = μ_n(f_1(x)...(x)f_n)δ_n である。
ここで、δ_n は φ_n の 次数 (1,...,1) の成分を表す。
同様に δ は φ の 次数 (1,...,1) の成分を表す。
ただし、ここでは ΛM の n 個のテンソル積 (ΛM)(x)...(x)(ΛM) に
(Z^n)-型の次数付けを入れている。

δ_n(x_1Λ...Λx_n) = Σε(σ)(x_σ(1)(x)...(x)x_σ(n))
となることを n に関する帰納法により証明する。

δ は φ の 次数 (1,...,1) の成分だから
>>862 より
δ_n(x_1Λ...Λx_n) = (δ_(n-1)(x)1)δ(x_1Λ...Λx_n)
= Σ(-1)^(n-j) φ_(n-1)(x_1)Λ..[x_j]..Λx_n) (x) x_j
ここで、x_1)Λ..[x_j]..Λx_n は x_j を除いたことを意味する。
この右辺に帰納法の仮定を適用して
= Σ(-1)^(n-j)(Σε(σ)(x_σ(1)(x)..[x_σ(j)]..(x)x_σ(n))(x)x_j
= Σε(σ)(x_σ(1)(x)...(x)x_σ(n))
つまり
δ_n(x_1Λ...Λx_n) = Σε(σ)(x_σ(1)(x)...(x)x_σ(n))
である。よって、
(f_1...f_n)(x_1, ... , x_n)
= μ_n(f_1(x)...(x)f_n)δ_n(x_1Λ...Λx_n)
= Σε(σ) f_1(x_σ(1))...f_n(x_σ(n))
= det(f_i(x_j))
となる。

891 名前:208 [2005/11/18(金) 10:36:15 ]
>>890 の最後の式
(f_1...f_n)(x_1, ... , x_n) = det(f_i(x_j))
は、>>889 を使わなくても >>876 から帰納法により証明できる。
つまり、

(f_1...f_n)(x_1, ... , x_n)
= (f_1...f_(n-1))f_n(x_1, ... , x_n)
= Σ(-1)^(n-j-1) (f_1...f_(n-1))(x_1,..[x_j]..,x_(n-1)))f_n(x_j)
= Σ(-1)^(n-j-1) Σε(σ) f_1(x_σ(1))..[x_j]..f_(n-1)(x_σ(n-1))f_n(x_j)
= Σε(σ) f_1(x_σ(1))...f_n(x_σ(n))
= det(f_i(x_j))

892 名前:208 [2005/11/18(金) 11:03:01 ]
A を可換環、M を A-加群とする。
f_1, ... , f_n ∈ Hom(M, A) のとき
θ(f_1Λ...Λf_n) = (f_n)...(f_1)
= (-1)^(n(n-1))/2 (f_1)...(f_n)
である。ここで、θは >>888
θ: Λ(Hom(M, A)) → Homgr(ΛM, A)^op
である。

M が A 上の階数 m の自由加群で、e_1, ..., e_m
をその基底とする。
f_1, ..., f_m をその双対基底とする。
つまり、f_1, ..., f_m ∈ Hom(M, A) で f_i(e_j) = δ(i,j)
である。ここで、δ(i,j) は Kronecker の δ

I が {1,...,m} の部分集合で
I = {i_1, ..., i_p}, i_1 < ... < i_p のとき、
f_I = f_(i_1)Λ...Λf_(i_p) と書く。
同様に e_I も定義する。

>>890 の最後の式
(f_1...f_n)(x_1, ... , x_n) = det(f_i(x_j))
より、

(-1)^(p(p-1))/2 θ(f_I)(e_J) = δ(I, J)
となる。
ここで、δ(I, J) は Kronecker の δ の拡張で
I = J のとき δ(I, J) = 1、I ≠ J のとき δ(I, J) = 0

よって、{(-1)^(p(p-1))/2 θ(f_I)} は {e_J} の Hom((Λ^p)M, A)
における双対基底である。
よって θ: Λ(Hom(M, A)) → Homgr(ΛM, A)^op
は同型射である。

893 名前:132人目の素数さん [2005/11/18(金) 11:07:10 ]
>>882
>永田氏の思考力には驚嘆する。すごく入り組んだことを考えれる人だ。

別に反対はしないけど、永田の可換体論の本は分かりにくい。
あの本の内容はそれほど難しくはないんだが。

894 名前:132人目の素数さん [2005/11/18(金) 11:15:18 ]
永田の local rings は Eisenbud が褒めてるね。
deep and beautiful って。
あの本を褒める人は珍しい。普通、重要な結果を載せているとは
認めていても almost unreadable とか言ってる(例えばMilne)。

895 名前:132人目の素数さん [2005/11/18(金) 11:21:31 ]
>>893
入り組んだ思考の跡をそのまま記述するのが永田の限界かも。
この特徴は教科書の執筆にも現れている。

896 名前:132人目の素数さん [2005/11/18(金) 11:41:31 ]
なるほど

897 名前:132人目の素数さん [2005/11/18(金) 11:51:08 ]
>>895

と言うより、彼にとって当然の事が普通の(数学をやってる)人に
とって当然じゃないんだろうね。才能のある人にありがちな事。

898 名前:132人目の素数さん [2005/11/18(金) 11:58:18 ]
almost unreadable とか言ってる(例えばMilne)

where??

899 名前:132人目の素数さん [2005/11/18(金) 12:00:28 ]
英語が奇妙ってことはあるが



900 名前:132人目の素数さん [2005/11/18(金) 12:02:24 ]
大学、大学院では数学(の勉強、研究)をやらずに
塾講師と非常勤(中〜大学で)をバリバリやってた
奴だけがアカポス獲得競争への参加資格が得られる
時代になった、ということだ。要するにね

science4.2ch.net/test/read.cgi/math/1132224232/77

901 名前:132人目の素数さん [2005/11/18(金) 12:06:08 ]
>>898

Milne の online book の代数幾何学の最後の方に参考書のリストと
感想が載ってる。その本はMilne のwebサイトからdownload出来る。

902 名前:132人目の素数さん [2005/11/18(金) 12:09:10 ]
>>899

そういう意味じゃない。
Milne のコメントを引用すると、

Contains much important material, but it is concise to the point
of being almost unreadable.

903 名前:132人目の素数さん [2005/11/18(金) 14:32:07 ]
Thanks!!

904 名前:132人目の素数さん [2005/11/18(金) 18:05:06 ]
>>902
>そういう意味じゃない。
でもそういう意味にも読めるけど?どういう意味にとればいいんだ?

905 名前:132人目の素数さん [2005/11/18(金) 18:07:39 ]
>>904

もっと英語勉強しろ

906 名前:132人目の素数さん [2005/11/19(土) 15:39:19 ]
可換体論のようなスタイルが
数学だと思って論文を書いて投稿したら
”too concise”というコメントつきで
かえされてしまった。
これが本当の「顰みに習う」だね。

907 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 09:30:04 ]
先週、GrothendieckのスレでKummerの話をちょっとしたけど、
Kummerというのは過小評価されてる天才の数少ない例だろうね。
数学では天才というのは、概ね、遅かれ早かれ正等に認められる。
ところが、KummerというのはFermatの問題に一生を費やした
好事家というイメージが多少ある。

908 名前:208 [2005/11/21(月) 11:20:57 ]
A を可換環、M を A-加群とする。

x ∈ (Λ^p)M に対して
φ(x)(y) = xy により、A-次数加群としてのp次の射 φ(x): ΛM → ΛM
が得られる。この双対 φ(x)^*: Homgr(ΛM, A) → Homgr(ΛM, A)
を i(x) と書く。つまり、y ∈ (Λ^(n-p))M, f ∈ Homgr(ΛM, A)_n
に対して (i(x)f)(y) = f(xy) と定義する。
i(x)f ∈ Homgr(ΛM, A)_(n-p) である。
i(xy) = i(y)i(x) となる。
よって、Homgr(ΛM, A) は f・x = i(x)f と定義することにより、
右 ΛM-次数加群となる。
i(x)f を f の x による内積と呼ぶ。
i(x)f を 仮に f←x とも書こう。このように書くのは、x が f に
作用していることを示すためである。

さらに、f(x) をベクトルの内積の記号で (f, x) とも書く。
すると、
(f←x, y) = (f, xy)
となる。

909 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 12:18:31 ]
Beethoven



910 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 12:57:33 ]
誤爆か?

911 名前:208 [2005/11/21(月) 13:48:24 ]
定義
A を可換環、E を Z+型の次数付けをもった A-加群で
余代数(>>857)とする。
さらに、E は余結合的(>>866)で余単位(>>868)
をもつとする。
φ: E → E(x)E をその構造射とする。
φは次数加群として次数0の射とする。
つまり、φ(E_n) ⊂ Σ(E_p)(x)(E_q), n = p + q である。
このとき、E をA-次数余代数という。

912 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 14:07:10 ]
usuraga


913 名前:208 [2005/11/21(月) 14:29:49 ]
A を可換環、E を A-次数余代数(>>911)とする。

f, g を Homgr(E, A) の同次元とする。
x ∈ E_n とし、
φ(x) = Σx_i(x)y_i
とする。

(fg)(x) = Σf(x_i)g(y_i) = g(Σf(x_i)y_i) = g(f(x)1)(x)
である。
ここで、f(x)1 : E → A(x)E = E により、
f(x)1 を射 E → E と見なしている。
f(x)1 を i(x)と書く。(i(x))f を x←f とも書く。
f(x) をベクトルの内積の記号で (x, f) と書くと、
(x←f, g) = (x, fg)
となる。

914 名前:208 [2005/11/21(月) 14:38:07 ]
>>913 の続き。

φ(x) = Σx_i(x)y_i
φ(x_i) = Σu_(i,j)(x)v_(i,j)
φ(y_i) = Σz_(i,j)(x)w_(i,j)
とすると
(1(x)φ)φ(x) = Σx_i(x)z_(i,j)(x)w_(i,j)
(φ(x)1)φ(x) = Σu_(i,j)(x)v_(i,j)(x)y_i
である。

(x←f)←g = Σf(x_i)(Σg(z_(i,j))w_(i,j))
= Σf(x_i)g(z_(i,j))w_(i,j)
= (f(x)g(x)1)(1(x)φ)φ(x)

x←(fg) = Σ((fg)(x_i))y_i
= ΣΣf(u_(i,j))g(v_(i,j))y_i
= (f(x)g(x)1)(φ(x)1)φ(x)

E は余結合的だから、
(1(x)φ)φ= (φ(x)1)φ
よって、
(x←f)←g = x←(fg)
となる。
よって、E は Homgr(E, A)-右加群となる。
x ∈ E_n で f ∈ Homgr(E, A)_p のとき、
x←f ∈ E_(n-p) である。

915 名前:208 [2005/11/21(月) 15:10:38 ]
A を可換環、M を A-加群とする。
ΛM は明らかに A-次数余代数 だから、>>914 より
Homgr(ΛM, A)-右加群となる。

x ∈ (Λ^(p+q))M_n で f ∈ Homgr(ΛM, A)_p のとき、
x←f ∈ (Λ^(n-p))M を具体的に求めよう。

>>876 より、
((x_1Λ...Λx_(p+q))←f) =
Σε(σ) f(x_σ(1)Λ...Λx_σ(p))(x_σ(p+1)Λ...Λx_σ(p+q))

ここで、σは集合 {1, ... , p+q} の置換で、それぞれ
区間 {1, ... , p} と 区間 {p, ... , p+q} において単調増加
するものを動く。ε(σ) は σ の符号。

916 名前:208 [2005/11/21(月) 15:39:51 ]
>>915の続き。

f ∈ Homgr(M, A)_1 とする。つまり、f は Hom(M, A) の元とする。

(x_1Λ...Λx_p)←f
= Σ(-1)^(i-1)f(x_i)(x_1Λ..[x_i]..Λx_p)
となる。ここで、[x_i] は x_i を除くという意味である。

よって、
(x_1Λ...Λx_pΛy_1Λ...Λy_q)←f
= Σ(-1)^(i-1)f(x_i)(x_1Λ..[x_i]..Λx_p)Λ(y_1Λ...Λy_q)
+ Σ(-1)^(p+j-1)f(y_j)(x_1Λ...Λx_p)Λ(y_1Λ..[y_j]..Λy_q)
= ((x_1Λ...Λx_p)←f)Λy_1Λ...Λy_q
+ (-1)^p(x_1Λ...Λx_p)Λ(y_1Λ...Λy_q)←f
となる。

つまり、x ∈ (Λ^p)M, y ∈ (Λ^p)M のとき、
(xΛy)←f = (x←f)Λy + (-1)^p(xΛ(y←f))

これは、内積 x←f が歪可換代数 ΛM の微分であることを示している。

917 名前:208 [2005/11/21(月) 15:58:31 ]
>>915の続き。
f による 内積 i(f)(x) 即ち x←f は 2乗すると 0 となる。
つまり、(x←f)←f = 0 である。
何故なら、(x←f)←f = x←(ff) であるが、ff = 0 だから。
よって、ΛM は i(f) を境界作用素(または微分!)とする複体になる。

918 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 16:15:22 ]
とことんトホホな奴。


919 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 16:40:52 ]
このバカ
セミナーで延々と関係ないこと喋ってたんだろうな学生時代



920 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 16:41:14 ]
スレも終わりなのに、まだDedekind環までいってない。
可換代数の講義が俺の目的ではないんだけどね。
代数的整数論のほんとにおいしい所は可換代数とは別のところにある。
当然だけど。

921 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 16:44:30 ]
関係ないことはない。
Leray も多少過小評価されてるな。

922 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 16:50:35 ]
そろそろ新しいスレに移ろうか?
このスレを生かしておかないと参照に不便だから1000まで
すぐに行かないように。

923 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 16:53:09 ]
誰か次のスレ立ててくれないかな。
俺は慣れてないんで。
次のスレの題名は簡単に「代数的整数論2」にしてくれ。

924 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 16:55:39 ]
わがままな奴
おまえいつの間に講義してたんだ
脳内大学か?

925 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 16:59:16 ]
847 :132人目の素数さん :2005/11/14(月) 19:39:33
あれ?
喧嘩はもう終わったのか。

ツマンネ
848 :132人目の素数さん :2005/11/14(月) 19:56:04
ケンカというより、208の化けの皮がはがれたんで
お仕置きされていたというのが正しい。


926 名前:1 mailto:sage [2005/11/21(月) 17:24:06 ]
今回はスレ立て無理みたいです。スマソ。


927 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 17:29:13 ]
208は見捨てられたのか。

928 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 17:30:03 ]
誤ることはない、残念だけど。
類体論までいく予定だったけど

929 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 17:31:11 ]
208専用スレはもうとっくに立ってるじゃないか!



930 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 17:40:16 ]
予備校で類体論でも課外授業してれば

931 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 17:57:50 ]
だめだよ

932 名前:208 [2005/11/21(月) 17:59:05 ]
駄目って何が?

933 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 18:00:25 ]
だめだよ

934 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/21(月) 18:03:03 ]
>>926
なんで? 208がブラックリストに載ったとか?
問題ばかり起こしているからなぁ。

935 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 18:05:37 ]
>>930
無理だよ。わかってないんだもの。まあ、分数わかってなくても
偉そうに教えている小学校の教師もいるようだから、なくはないか。

936 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 18:11:53 ]
ブルバキ写すのが講義だったら
類体論でもなんでも講義できるね

937 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/21(月) 18:14:13 ]
その心を見事に写せば、間違いなく立派な講義なんだけどね
さて、この写経の心は・・・うすらが、でしたっけ?

938 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 18:14:26 ]
そう甘くはない。質問されたらどうする?
それに、ここは誰でも見れる。
専門家もな

939 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 18:17:00 ]
>質問されたらどうする?

208はそれでこけた




940 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 18:18:48 ]
で、お前等、俺の講義を聞きたくないの?

941 名前:132人目の素数さん [2005/11/21(月) 18:20:26 ]
なんちゅう冗談いうてんねんおまえ
おまえ誰?

942 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/21(月) 18:21:41 ]
土足であがりこんできて、

オレのウンコが欲しくないの?

って言うヤクザはまだ聞いたことが無いな

943 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/21(月) 22:53:21 ]
人の本の丸写しに近いのは東大や京大では講義とは言わないよ
実際にはそういう講義もたまにあるけど

>>922
にくちゃんねるとかmimizunとかで、数ヶ月もすれば過去ログとして無償公開してくれるけどね
まあその間不便か

>>923
立ててみればいいじゃん

944 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 09:18:02 ]
>人の本の丸写しに近いのは東大や京大では講義とは言わないよ

丸写しじゃないだろ。
これを丸写しというなら松村だってそうだろ。
あれの随伴素イデアルのところとか、平坦加群とか完備化の扱い
はBourbakiだし、次元論はEGA IVだし。

945 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 09:27:30 ]
今やってるとこは初歩的なところだからBourbaki参照で済ましたい
ところなんだよ、俺の本音は。
だけど、そうすると敷居が高くなるだろ。
そういう、俺の親切心を分からないんだから。
こんなとこでやたら独創性を発揮してもうざいだけだろ。

946 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 09:36:24 ]
>立ててみればいいじゃん

俺は立てないよ。
皆の意見を聞いてると立てて欲しくないようだからな。
それに逆らってまで立てようとは思わない。

947 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/22(火) 10:23:22 ]
>>946
自分でホームページ立ち上げれば? あんたのことをぼろくそに
言っている連中(おれ含む)のIPアドレスがわかるぞ。

948 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 10:28:27 ]
ホームページなんてめんどうだろ。
レスポンスが遅いし。

949 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/22(火) 10:59:51 ]
実はたたかれるのが快感?



950 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 11:15:32 ]
逆だよ

951 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 11:26:00 ]
>>942

比喩になってないだろ、ボケが。
このスレは俺が人に頼んで立ててもらったもの。
土足で上がりこんでるのはお前なんだよ。

952 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 12:58:07 ]
そろそろ終わりが近づいてきた。やれやれ

953 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 13:45:24 ]
なにこのスレ

954 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 14:02:28 ]
写経スレ

955 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 14:26:43 ]
208はじゃがいも好きか?

956 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 14:41:15 ]
>土足で上がりこんでるのはお前なんだよ。

おまえ人前でフリチンはやめろよ。

957 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/22(火) 14:48:45 ]
秘書がやりました、みたいだな。凄い論理感覚
典型的な数学馬鹿

958 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 14:55:48 ]
>>957

勘違いするなよ、ボケが。
このスレを見たくなければ見なけりゃいいだけの話。

959 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 14:58:18 ]
>このスレを見たくなければ見なけりゃいいだけの話。

コノヒト
アタマ
ワルイ
デスネ



960 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/22(火) 14:59:59 ]
>>958
うすらが

961 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 15:01:51 ]
>このスレを見たくなければ見なけりゃいいだけの話。

コノヒト
ウスラ
デスネ

962 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 15:03:33 ]
>>959
>>961

病院から抜けてきたひとですか?

963 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 15:06:41 ]
>病院から抜けてきたひとですか?

毛ガヌケテキタヒトデスカ?

964 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 15:09:26 ]
208ハジャガイモデスカ?

965 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 15:12:15 ]
>>962
人間一つくらい病気があるもんだけどな
208は完璧人間サンデスネー

966 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 15:35:09 ]
>>965
>208は完璧人間サンデスネー
ソウ オモワナケリャ ヤッテイケナイ ツライ ジンセイ ナンダロウネ


967 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 15:51:40 ]
ニートの自己完全視と似たようなものか

968 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 15:53:48 ]
写経主義は永遠に不滅。写経主義者は完璧人間のみ。

969 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 15:55:08 ]
ニートの事故感電死?
社共主義?



970 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/22(火) 16:10:54 ]
208 よ!

次スレ 立ててやったぞ。

science4.2ch.net/test/read.cgi/math/1132643310/

971 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/22(火) 16:30:31 ]
七十一日。


972 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 16:52:35 ]
>>970

みんなを敵に回したな

973 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/22(火) 17:10:42 ]
>>972

受けて立とう!

皆って何人だ?、全員名乗れ。

974 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 17:12:24 ]
307(ミンナ)

975 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 17:31:14 ]
みんなは誰でもだ
普通そうだろ

みんな普通そうなんだよ


208の口癖

976 名前:132人目の素数さん [2005/11/22(火) 17:31:56 ]
>>975
正鵠

977 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/22(火) 19:39:52 ]
208は線型代数2の最初のヤツと同じ

978 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/23(水) 16:30:31 ]
七十二日。


979 名前:132人目の素数さん [2005/11/24(木) 05:06:00 ]


208の口癖

976 :132人目の素数さん :2005/11/22(火) 17:31:56
>>975
正鵠

977 :132人目の素数さん :2005/11/22(火) 19:39:52
208は線型代数2の最初のヤツと同じ

978 :132人目の素数さん :2005/11/23(水) 16:30:31
七十二日。



980 名前:132人目の素数さん [2005/11/24(木) 10:45:11 ]
nikudaaaan sanyushiii!!!!!!
onikumo sanyushiiiiiii!!!!
kora!!!! omaira yasukuni sampaishireiiiiii!!!

981 名前:132人目の素数さん [2005/11/24(木) 10:45:59 ]
四天王

982 名前:132人目の素数さん [2005/11/24(木) 11:34:05 ]
頼むからこのスレ、しばらく生かしておいておくれ。

983 名前:132人目の素数さん [2005/11/24(木) 11:35:01 ]

kora!!!! omaira yasukuni sampaishireiiiiii!!!

981 :132人目の素数さん :2005/11/24(木) 10:45:59
四天王

982 :132人目の素数さん :2005/11/24(木) 11:34:05
頼むからこのスレ、しばらく生かしておいておくれ。

319 KB [ 2ちゃんねるが使っている 完

984 名前:132人目の素数さん [2005/11/24(木) 12:55:03 ]
頼むからこのスレ、しばらく生かしておいておくれ。 頼むからこのスレ、しばらく生かしておいておくれ。

985 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/24(木) 13:34:42 ]
>>984

全レスを表示してページ保存をすれば良かろう。

986 名前:132人目の素数さん [2005/11/24(木) 14:06:48 ]
>>985

分かってないなお主は。
今、このスレの続きが立ってるだろ。そこで、このスレを参照
してるのだよ。このスレが無くなってから初めてそこに来た人は、
どうする?
いずれにしろ、無いよりあったほうがいいだろ。
いいから、このスレをほっといてくれ、頼むよ。

987 名前:132人目の素数さん [2005/11/24(木) 14:40:44 ]
>>986

Who are you????

988 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/24(木) 16:30:31 ]
七十三日。


989 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/24(木) 16:55:56 ]
いちいちあげるから目立つんじゃないの?



990 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/24(木) 17:48:24 ]
w.w.w.w.w.w.w.w.w.w.w.w.w.wwww
p.p.p.p.p.p.p.p.p.p.p.p.p.pppp
k.k.k.k.k.k.k.k.k.k.k.k.k.kkkk

991 名前:GiantLeaves ◆0RbUzIT0To [2005/11/24(木) 17:49:29 ]
>>1 お前誰だよ?

992 名前:132人目の素数さん [2005/11/24(木) 18:10:46 ]
臨終の時は迫れり

993 名前:132人目の素数さん [2005/11/24(木) 18:16:30 ]
心を静かに保ち、姿勢を正して、
一字ずつに真心を込めて写経すれば、
こころが癒されるであろう。

994 名前:132人目の素数さん [2005/11/24(木) 18:19:31 ]
摩訶般若古馬鹿心経

995 名前:132人目の素数さん [2005/11/24(木) 18:21:24 ]
老兵は消えゆくのみ

996 名前:132人目の素数さん [2005/11/24(木) 18:21:59 ]
唯我独尊

997 名前:GiantLeaves ◆0RbUzIT0To [2005/11/24(木) 18:23:36 ]
king 氏ね。

998 名前:132人目の素数さん [2005/11/24(木) 18:24:13 ]
心は世界にどうつながっているのか

999 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2005/11/24(木) 18:25:48 ]
208はつぶやく、「このうすらが」
だが、ここでどんなに叫ぼうとも、誰も聞くものもいない。
怨念に満ちた声だけが空しく響いてゆく・・・




1000 名前:132人目の素数さん [2005/11/24(木) 18:26:12 ]
現代思想の源流

1001 名前:1001 [Over 1000 Thread]
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。






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