- 933 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/03/12(月) 23:25:52 ]
- 後の参照のため >>889 で述べたことの一部をもっと詳しく述べる。
命題 m > 1 と a を有理整数で gcd(a, m) = 1 とする。 m = (2^e)r、r は奇数。 r の相異なる素因数の個数を s とする。 x^2 ≡ a (mod m) に解があるためには (1) e = 0 または e = 1 のときは r の各素因数 p に対して (a/p) = 1 が必要十分である。 この条件が満たされるとき解の個数は 2^s である。 (2) e = 2 のときは r の各素因数 p に対して (a/p) = 1 であり、さらに a ≡ 1 (mod 4) が必要十分である。 この条件が満たされるとき解の個数は 2^(s+1) である。 (3) e ≧ 3 のときは r の各素因数 p に対して (a/p) = 1 であり、さらに a ≡ 1 (mod 8) が必要十分である。 この条件が満たされるとき解の個数は 2^(s+2) である。 証明 (1) は >>866 と >>889 より直ちに出る。 (2) は >>866 と >>879 と >>889 より直ちに出る。 (3) は >>866 と >>881, >>882 と >>889 より直ちに出る。
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