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戦隊シリーズ総合カップルスレ 6



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/08/21(火) 18:42:23 ID:IlThlvYe]
こちらは戦隊シリーズの総合カップルスレです。
現在放映中の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』、前年度放映の『轟轟戦隊ボウケンジャー』等々、
戦隊作品のカップルについて マターリと語って行きましょう。
煽り・荒らしはスルー推奨。他カプ批判もNG。みんなを幸せにする修行をしましょう。


【ネタバレについて】
特撮板本スレに準じ、放映日当日・映画公開終了までのネタバレは控えてください。
もしスレ住人からの要望により、映画等のネタバレを投下する場合、
投下前にネタバレであることを明記し、NGワード用タイトルをつけること。
バレを見たくない人はあぼん推奨。


前スレ
戦隊シリーズ総合カップルスレ 5
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176541347/

過去スレ
戦隊シリーズ総合カップルスレ 4(dat落ち)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161010229/
戦隊シリーズ総合カップルスレ 3(dat落ち)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142719752/
戦隊シリーズ総合カップルスレ 2 (dat落ち)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114938210/
戦隊シリーズ総合カップルスレ (dat落ち)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1105953664/
【S.P.D】デカレンジャー総合カップルスレ【S.E.X】(dat落ち)
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1080011602/

2chエロパロ板SS保管庫
ttp://sslibrary.arings2.com/

戦隊シリーズ総合カップルスレ保管庫

戦隊シリーズ総合保管庫
ttp://sentaieroparo.blog100.fc2.com/


地球署の図書館
ttp://tfb.fc2web.com/index.html
保管庫の避難所
PC版 ttp://spdlib2.h.fc2.com/index.htm
携帯版 ttp://spdlib2.h.fc2.com/i/index.htm

131 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/20(木) 20:58:32 ID:+R9yKbtJ]
>>122-129
GJ!何か、この二人を見ていると、ほのぼの幸せな気持ちになる。
良い話をありがとう!
自分的に、エロスレだから、エロ突入部分を唐突とは思わなかった。

132 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/21(金) 07:37:14 ID:iUkZpClR]
>>131
エロ突入前と突入後に、なにかワンクッション欲しかった。
この話だとなくても話の筋は通るし、
個人的にはエロに入る必然みたいなものが要る気がする。
エロ具合は文句ないから、尚更。

133 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/21(金) 08:36:48 ID:OM+WBJgu]
>>122
>>123
GJ!
自分はそんなに唐突とは思わなかったよ。
折り鶴の忍者は好きな話だったので、セツナスでした

134 名前:名無しさん@ピンキー [2007/09/26(水) 03:06:27 ID:D1cJxdmy]
投下待ちage。

135 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/28(金) 13:36:37 ID:MKS1web3]
前スレでデカレンの犬鳥の話してたけどもうしたら駄目?

136 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/28(金) 15:03:03 ID:lcYbQxEK]
いいんじゃね?
そうポンポンと作品が投下されるスレじゃないし、保守がてらすればいいと思う。

137 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/28(金) 17:22:45 ID:gnKMOq/a]
>>135
駄目と思う理由を50字以内で述べよ
そしてそれを題材にSS書け

雑談はネタの宝庫だ

138 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/29(土) 01:34:38 ID:OxEizQWm]
流れぶった切りすみません。
視点が定まってないしょーもないSSで恐縮ですが、光青桃投下させて頂きます。
一気に書いたので、あまりエロくないです…。

お好みでない方は、光青桃「Golden Circle」でNG登録をお願いいたします。


139 名前:光青桃「Golden Circle」 mailto:sage [2007/09/29(土) 01:35:17 ID:OxEizQWm]
秋、大きな月の下。
もう夜は寒いなぁ、日が暮れるのも早くなったし。

呼び出すのには慣れてない。
けれどいつも傍に誰かがいて、聞き耳を立てられているような気がして落ち着かず、募っていた不満。
二人っきりになれてるようでなれなくて、掴まえた端から時間は逃げて行く。

不確かなことに脅えるのは、もう嫌だ。
冷たいとか会えないとか、お互いに疑心暗鬼に苛まれるなんてごめんだ。
だからアキラはまだ来ぬ想い人を、都会の片隅の公園で待つ。
ぐらつきそうな闇に沈む代わりに、誰にも邪魔されずにいられるから。

ベンチから両足を投げ出すように深く腰掛けて、自らが吐き出す溜息の向こうの空を見る。
星、ちーさいや。田舎ならもっと、砂を撒いたみたいになるのに。
ポケットに両手を突っ込んでも、全然あったかくなんてなれなくて、だから余計にモモコに会いたくて。
背もたれの角に首を乗せ、目を閉じた。夜露で深まる緑の匂いを、思いっきり吸い込んで。

「アキラ?」
風のノイズを超えて、名前を呼ばれた。
慌てて目を開け、一瞬手前の記憶があやふやなことに気付く。
「凍死しちゃうわよ」
そんな大袈裟な。まぁ確かにこれが冬なら、天国の階段の一段目を昇っていたのかも知れないが。
「待ちくたびれたんだもん」
半ば寝呆けたような状態でも、弱みは見せたくない。
「ごめんね。タケルや長官と話し込んじゃって…」
「俺、待ってるって言ったのに?」
何でこんなに不機嫌なんだろう。反発の言葉が、面白いほど口をついて出てくる。
「もう来ないかと思っちゃったよ」

アキラのその言葉に、モモコは困ったような笑みを見せて、ぽん、とアキラの頭に触れた。
「拗ねボーズ」
誤魔化そうとしてる。アキラは更に臍を曲げて、モモコの手を外した。
「どうして怒ってるの?」
アキラの正面にしゃがみ、モモコは下から顔を覗き込む。
まるで幼稚園児と先生だ。絶対嫌がると分かっててこんなことをする彼女が可愛いから、余計に腹立たしい。
「その格好が気に入らない」
適当に言ってみたのに、それは意外と気持ちに近かった。
「何で?」
ミニまではいかないにしろ、短めのスカートで惜しげもなく脚線美を晒しまくっているモモコは、不思議そうに聞き返す。
「もう夜は冷えるんだよ?早く帰らなきゃいけなくなっちゃうじゃん」
「…はぁ?」
ちっとも分からないという風な答え。いや、だからさ。上手く言えない自分が悔しい。

「――とりあえず、座って」
掌に顎を乗せ、面白そうにじっと自分を見つめているモモコに言い渡すと、ヤレヤレ、と何処かで聞いたような単語と共に彼女は立ち上がる。
小憎らしい仕種を目の当たりにして、争うつもりなんかないのに一矢報いてやりたくなった。
腕を掴んで、顔を見て。
「確かにチビだけどさ。俺の方が力は強いって知ってる?」
手首を強く握ると、モモコは顔をしかめた。




140 名前:光青桃「Golden Circle」 mailto:sage [2007/09/29(土) 01:35:52 ID:OxEizQWm]
まるで熱い魂を宿されるみたいで、少し怖くなる。
くるりと身体が裏返ったかと思ったら、そのまま強く引き寄せられた。
落ち着いた先は、アキラの膝の上。
どうしようかと肩越しに振り返ると、モモコの髪を弄ぶように集めながら、彼はまだ複雑な表情を見せたままだった。
二人の関係のことは、誰も知らない。
だから邪魔をされていた訳ではないけれど、確かに最近色々な事情が重なって、一緒の時間が取れなくなっていた。
そんなことでいちいちクサっていたら身が持たない。そう諦められてしまうのは、結局哀しい年の功か。

――いや、違う。
そんなことでは揺らがないと信じているから、だ。

アキラの気持ちは嫌と言うほど知ってるし、自分の想いだって負けないはずだと思う。
だから、こうして不満を正直に態度に出されると、どうしていいか分からなくなってしまう。
受け止めるべきか、突き放すべきか。

気付かれないようにちょっとだけ溜息をついて、モモコは自らの身体を半周させると、アキラの方を向いた。
「困ったものよね、本当に」
少し苦しい体制だが、我慢出来ないほどではない。肩を引き寄せ、抱きしめてやる。
「アキラ、身体冷たい…。もしかして随分待ってた?」
「待ってない。ぜーんぜん待ってなんかない!」
全く真逆。一体何なんだろう、そのこちらの働きかけを潰すかのように不貞腐れた態度は。
…おねーさんを、あんまり甘く見るんじゃありません。
モモコはアキラを睨み、後ろ髪を一瞬強く引っ張った。
そして次の瞬間、耳に音を立ててキスをしたら、彼は飛び退きながら驚く。

「あら、耳弱い?」
「何すんだよっ」
対する声は、多分本人にも予想外なほどの動揺。
刺々しかった少年の、円い部分。それを見つけて、モモコは楽しくなってくる。
頬を撫で、うなじのあたりに唇で触れて髪を梳き、現れた耳朶に軽く歯を立てて。
アキラは、まるで魔法にかかったように拗ねた態度を潜め、モモコが動く度にひっそりと息をつく。
「素直になれば可愛いのに」
「…それ、褒めてない」
吐息の絡む反発は、逆効果でしかない。
モモコは鼻を寄せて、唇が触れ合う直前で離れる。
何度か繰り返すと、アキラは焦れた様子で重ねようとして来るが、叶えてはやらない。最後には、懇願するような表情。


141 名前:光青桃「Golden Circle」 mailto:sage [2007/09/29(土) 01:37:01 ID:OxEizQWm]
「キスして欲しい?」

こんなに危ういモモコの声を、初めて聞いた。それは理性を揺さぶる、悪魔の誘惑にも似ていて。
答える代わりに、唐突にモモコのスカートの裾を摘み、ひらめかせる。
「ちょっと!」
さすがにその行動は予想外だったのか、強く窘められる。
でも、自分の膝の上で浮いてしまっている足では蹴ることも立ち上がることも出来ないから、言葉だけの抵抗に過ぎない。
そのままジャケットに手を入れて、胸の膨らみに触れる。
「誰か来る、ダメ!」
さっきから体制は同じだし、本当にまずいならその時点でやめるはずだ。
一方的に色々仕掛けて来た人が、今更お預け食らわそうってのは犯罪に等しいね。
久々に触れた、ふわっとした柔らかさが面白くて仕方のないアキラは、直に触れたくなって服の裾を探す。
「…怒るわよ」
精一杯の怒りを含んだ、モモコの低い呟き。
はい、後で思いっきり叱られます。アキラはさっさと開き直って、その指は止まらない。

辿り着いたのは、カップに包まれたささやかな双丘のちょうど中心、所謂谷間の部分。
今日の下着は何色だろう。キャミソールの上から覗き込み、
「あ、ブルーだ」
嬉しさに加え、もう一つ気づいたことがあって、アキラはニヤリと笑って見せる。
「これじゃ、怒れないよねぇ」
呟きと共に、プチンと金属が弾ける音。外してくれと言っているようなものではないか、フロントホックなんて。
何も邪魔するものがなくなったその実りを、アキラは掌で味わい始める。
包み込むには、ちょうどいい大きさ。そして、押し返すように張りのある柔肌。次第にその真ん中が硬さを増したので、指先で摘んでみる。
「あっ…」
さすがにそれには我慢出来ないらしく、モモコは甘い声を上げた。
一応何があるか、誰がいるか分からないから、辺りへの警戒は緩めない。
が、夜も更けて繁華街の公園にやって来る人間なんてそうはいないだろうから、心配はいらないはずだ。
いたとしても、多分目的は同じ。他人に干渉する余裕なんかありはしまい。
「ん…ふあ、ぁん…」
掌で乳房全体を揉みしだきながら、先端を執拗に攻撃して行くと、モモコの息が弾み出す。

と、突然顔を仰向けにされたかと思ったら、唇が柔らかく重なり、舌が入って来た。
仕掛けたり拒否したり、忙しかったモモコのそれは諦めか、理性の捩れか。
どちらにしても、激しいキスという形で混乱を伝えられて、アキラに完璧に火をつけてしまったから同じこと。
片手で頭を引き寄せながら唇を貪り、胸への愛撫に熱を込めて行く。


142 名前:光青桃「Golden Circle」 mailto:sage [2007/09/29(土) 01:37:44 ID:OxEizQWm]
モモコが利き手側に横向きに座ったのも、きっと小さな運命の符号。
アキラはそっとスカートを潜り、その奥へ、底へと進んで行く。
腕を割り入れるようにして足を開かせ、中心の合わせ目を探って。
「あぁ…ん」
その潤みを掬った途端、切ない吐息がアキラをくすぐった。
触れられるのを待つように、膨らんだ蕾。
ほんの少しの刺激で、まるで泉のように蜜が溢れる。
愛玩するように円を描いて触れながら、再び唇を塞いだ。途端に、何とも言えず艶めかしい水音が、静まり返った辺りに響き渡る。
「びしょ濡れだね」
口を掌で押さえ、耳元で下卑た煽り。
クチュ。グチュ…ぴちゃん。
中へと差し込む指の本数を増やすと、更にその音はいやらしさを増す。

「はぁ…っあぁ、ん、ん…」
アキラの肩にしがみつき、モモコは愛撫に応え続ける。
舌が這い上がってくる。耳がくすぐったい。熱く柔らかな感覚が、ひどく魅惑的。
きゅっと、モモコの中が締まった。断続的に起こるそれで、限界が近いことを知る。
敢えてゆっくり指を送りながら親指で蕾を拾うと、モモコは更に激しく首に腕を絡め、声を上げる。
「あっ、はぅ…あ、や、いっちゃ…あぁぁぁんっ…!」
腕が背中を、儚く滑り落ちた。
アキラの肩に顎を乗せたまま、モモコの全身が一気に弛緩する。

呼吸が整うのを待つ間に、アキラはベルトとファスナーを外しにかかる。
「ちょっとだけ…立てる?」
僅かに引いた身体を支えてやり、すぐに跨がるように座らせた。
「柔らかいね」
関節といい肌といい、何とも言えず。開いた腿を撫で、褒めた。
特に答えは待たず、ずらした下着の隙間から、アキラは自身をモモコの中に埋め込んで行った。
「あ…やっ…」
少し引っかかる感じ。痛みがあったのか、モモコは怖がって腰を引く。が、両手で強く寄せて、逃げ場を絶って。
それでも、なるべくゆっくり。そう念じながら、徐々に包まれる感覚がたまらない。
「は…」
甘い吐息は、どちらから洩れたものだろう。
「…あったかい、中」
顔を見て囁くと、モモコは恥ずかしそうに目を伏せる。
そんな彼女を揺するように、アキラは動き出した。


143 名前:光青桃「Golden Circle」 mailto:sage [2007/09/29(土) 01:39:52 ID:OxEizQWm]
「んっ、ぁ、はぁぁんっ…!」
お互いの身体の形状そのままに、突いては引いて、求めて動いて。
寒いかな。気にしながらも服の裾をたくし上げ、胸の突起を口に含む。
「や…あん、あぁ、あっ…」
快感を持て余して軽く歯を立てると、逆に強く締め付けられて、アキラは息を詰める。

「ね…こっちも…」
モモコはゆっくりと服をはだけ、反対側の胸を露にした。
自ら先端を摘み、転がすように嬲って更なる快感を呼び起こす、いつにない大胆さ。
自分とは違う、細い指。その扇情的な動きから目が離せず、アキラはモモコの全てを味わいながら、煩わしいほどにほどのうねりに高められて行く。
やがて求めに応じて触れてやると、モモコは背を逸らして歓びを表した。
留まることを知らない蜜の音が、二人を撫で上げて行く。
「…っ、アキラ、きもちい…あ、あぁっ…」
もっと良くなって欲しくて、激しく突き上げる。

モモコの身体は、いつだって極上だ。他に経験がないから言い切れないが、もし別の女性を知ったとしても、彼女ほど自分に合う人はいないと思う。
今日は普段以上に魅力的で、深淵な艶姿。
それは、外でしているというスリル?仲間たちを気にしなくていいという開放感?一体どちらによるものだろうか。
肌寒さはいつの間にか吹き飛んで、汗すら滲んでいる。強い快感は、アキラを痺れさせて止まない。

「あぁ、はぁ、んっ、ん、あぁぁん…!」
終息が近い。モモコの方も同じだろう。
一緒がいい。いつだって、何処だって。

彼女の身体が浮いた分だけ、深く飲み込まれる。その更に奥を知りたくて、進んでは戻って。
「ん…、…イク…ッ…」
アキラの感覚が、急上昇して行く。
モモコ…!ぎゅっと肩を引き寄せて髪を絡め、唇を貪って。

逃げられないほどの快感が走ったのは、僅かな瞬間に過ぎない。
それでも二人同時に迎えたら、それは凄く幸せな一瞬の永遠になった。


144 名前:光青桃「Golden Circle」 mailto:sage [2007/09/29(土) 01:40:52 ID:OxEizQWm]
くどくどくどくど。
モモコは、さっきの宣言通りそれは見事に怒り、説教モードに突入した。
さっきまでの熱い、甘い空気は何処へ行ってしまったんだというほどに、止めようもなく白熱する。
「聞いてるの、アキラ」
街灯の下で尚色濃い、怒りのオーラ。
アキラは口を挟めないのか、挟んだらもっと長引くと学習しているのか、静かに聞いていた。
だが所詮頭の中は、某猫型ロボットに出してもらうなら、時間を早回しにする道具だなぁとか、下らないことを考えているのであろうことは想像に難くない。
あれもこれも、本当にもう。
モモコ自身も気付いていなかった不満が、誘爆を見たということだろうか。

「二度としないで、分かった?」
勿論自分も二度と許すまい、こんな危ないこと。
数多いる基地の関係者やら、敵の奇襲やら。油断したらあっという間にやられてしまう…色んな意味で。
「たった一度をたくさん、ってのは…ダメ?」
さすがアキラ、ちっとも妥協点の分からない提案。
「屁理屈は聞かない」

消し飛ばすように答えながら立ち上がり、モモコは自分の恰好におかしなところがないか、全身隈なくチェックした。
アキラに綻びがあったら元も子もないから、とりあえず整えてやらねばと思っていたら、彼は迷いも見せずベンチから腰を上げ、歩き出す。
ちょっと、あなたに怒る権利はないでしょう?

まぁ自分も拒まなかったし、切っ掛けを作ったと言われれば、そう言えなくもないけれど…。
アキラが謝らないのは、悪いことをしている訳じゃないというプライドだろうか。
行為自体を悪だと言うつもりはない。ただ、場所を考えて欲しい。
それを分かってもらえない限り、こんなことの繰り返しなんじゃないだろうか。

「モモコー?」

遠ざかる背中を、追いかけるのも癪で恨めしく見つめていたら、呼んだ?とでも言いたげに振り返る無邪気な影。
差し出す掌には、モモコが握り返すのが当然という自信がちょこんと、でも確かに乗っていた。

本当に何と言うか、あの子は。
常識や迷いさえ吹き飛ばす、小さな嵐のようで。

完全に巻き込まれた。
けれど今日は、一緒に空でも飛んだってことにしてやろうかと、モモコは言い聞かせる。

だって、ちょうど月の綺麗な夜だし、ね。


<終>


145 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/29(土) 06:44:47 ID:oBfSe/5a]
GJ!
か、かわいい…

146 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/29(土) 13:24:02 ID:G9s5al9V]
>>138
結論からいう

性欲をもてあました

147 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/29(土) 18:31:24 ID:BT3PJazr]
>>138-144
これはエロい。外で着衣で・・・(*´Д`)ハァハァ 

148 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/29(土) 19:08:44 ID:ZkXaVEHR]
やっぱり愛あるエッチはいいね
GJ!!

149 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/01(月) 08:56:54 ID:0NLk3cvG]
素敵な作品が続きますね
久しぶりにデカレンも読みたいな
職人様方、よろしかったら是非お願いします。



150 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/01(月) 14:14:23 ID:/Dav5GGe]
管理人様保管庫の更新有難うございました。GJ!

151 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/01(月) 21:11:52 ID:e7uQqJ6N]
保管庫の管理人様、更新乙です。いつもありがとうございます。

152 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/01(月) 21:22:25 ID:EeqeIeEe]
管理人様、お疲れさまで御座います。素敵作品を、また一気に読み返して来ました。ありがとうございます。

153 名前:名無しさん@ピンキー [2007/10/06(土) 12:08:27 ID:8yfmlzSQ]
保守あげ
やはり現行戦隊が盛り上がらないと雑談もさびれて来るのかと思ってみたり。

154 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/06(土) 17:14:52 ID:nQx+ASJ0]
ゲキって今のところ恋愛フラグたってんのリオメレだけか?

155 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/06(土) 19:07:15 ID:Lwmf/pAL]
つい最近まで板規制で書き込めなかった俺さんじょー

156 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/06(土) 19:58:33 ID:RXGdi1dt]
>>154
レツとランも微妙にフラグ立ってるような立ってないような。
あの二人の場合手をつなぐぐらいでもものすごい時間かかりそうだけどw

157 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/06(土) 20:34:24 ID:NL9rF0ib]
バット・リー師匠と骨董屋のおばさん・・・はダメっすかね?
ゲキチョッパーとメレ様というのもこの間のを見て面白いかなと思ったけど。

・・・自分はまったく書けませんが。

158 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/06(土) 23:13:59 ID:O+gHMAEw]
やっぱり戦隊は5人がいいなぁ。
ゲキはチョッパーとバイオレットが入ったけど、やっぱり3人+2人なんだよね。グリーン・サイとブラック・バイソンを思い出すんだよ。
リオメレが、ゲキレンジャー側だったら、もっと気合入れて見たんだろうけどな。

159 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/07(日) 04:34:35 ID:SZFMRVG5]
メレランかずえミキノコペンギン師匠ラゲク様…
女性キャラは魅力的なタマが揃ってるんだが、カプ成立してるのはリオメレくらいだもんな。
単発でもソリサマガとラスカルーツと、全て臨獣側だし。



160 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/07(日) 09:29:36 ID:RHI/JVVC]
>>159
>ラスカルーツ
ちょ、まてwwwwwww

161 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/07(日) 10:16:23 ID:nRwpbGlr]
ここんとこ、理央が「メレ、行くぞ」って言ってくれるのが嬉しい


162 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/07(日) 14:24:57 ID:8i31X7Ts]
ペンギン師匠の個人レッスンてのはどうだろう。
生徒はレツが妥当だろうか。
いや臨獣殿に家出する前のリオでも。

163 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/07(日) 16:55:47 ID:q8VZwDfT]
>>161
わかる。
メレの健気さが少し報われるよな

164 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/08(月) 20:42:00 ID:382zTffL]
流れ切ってすみません。ジュウレンの青桃が好きだった。ダンがメイにやたらとちょっかいだしてるのが面白くて。

165 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/09(火) 01:36:21 ID:MQ83qEkp]
>>157
おばさんはイヤだが娘時代ならおk
しかしリー師父はお堅そうだから難しいかも

理央様の姿でメレ様を追い詰めるロン、ってのが良かったけどね
次週のしがない浪人夫婦に萌え

166 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/10(水) 01:06:14 ID:swgZQ9zT]
流れぶった切ってすみません、光を書かせて頂いている者です。
いつも投下させて頂き、ありがとうございます。

ふと思い立って鳥人黒青を書いてみたので、保守代わりに投下します。
リアル以来見たような見ないような状態で記憶が曖昧な部分がありますが、
2号ロボが出て来る手前の内輪揉めの時期の感じです。
キャラ守れてるか(特にアコ)不安ですが…。

お好みでない方は、鳥人黒青「turn over」でNG登録をお願いいたします。

167 名前:鳥人黒青「turn over」 mailto:sage [2007/10/10(水) 01:07:31 ID:swgZQ9zT]
朝はそれほど得意じゃない。
けれど、通路ですれ違った彼の最低最悪なコンディションに比べれば、きっとまだ自分はマシな方だとアコは思った。

「おっさけくさぁ〜」
殊更に響く幼い声が、彼の頭を刺激する。
「…うるせぇ、ガキ」

こんな状態でも、バイクで帰ってきたんだろう。よく事故らなかったものだ。
正義の味方が飲酒運転なんてもっての外だと、竜が知ったら烈火の如く怒るだろう。
決して広くはない道。手を貸してやる気は端からないが、こんな酔っ払いのために自分が動いて道を空けさせられるのは、何だか腹が立つ。
フラフラと個室に消えて行く背中を見つめ、戸口に立つ。

「意外と打たれ弱いんだ、凱って」
つい先日衣替えになったばかりの夏の制服。お陰で腕が組みやすい。
「あぁ?」
ベッドに突っ伏しながら、聞き捨てならないという風に顔を上げる凱。
面白いほど簡単に釣れた。心に秘められた本音は「真面目で寂しがり屋のいい子」だし、と、アコはひっそりと笑う。
「ま、せいぜいお大事に〜」
ひらひらと手を振って、歩き出そうとして。

「待ちな」

呼び止められて振り向くと、凱が人差し指を上に向け、挑発的な仕種で自分を呼んでいるところだった。
「なに?」
声かけだけでは返事を返さないので仕方なしに踏み込んだ室内は、ただひたすらに煙草臭い。
体内の汚染度数が高まるような気がして、アコは顔をしかめた。
「ドア」
短い声の命ずるがまま、思わず閉ざして。
「何ってば、凱」
「お前、ここ出るまであと何分ある?」
「は?…20分くらい?」
慣れない部屋で見つけた腕時計で、時間を知った。
自由を気取る凱の部屋に時計なんてあること自体が不思議だが、大方貢がれて押し付けられたものだろう。それが証拠に、ただ放り投げられただけ。愛着のなさが窺える、ぞんざいな扱い。
「充分だ」


168 名前:鳥人黒青「turn over」 mailto:sage [2007/10/10(水) 01:08:46 ID:swgZQ9zT]
片頬で笑って見せて、凱は軽く身を起こす。
そしてあろうことか、アコの制服のスカートを乱暴に掴み、捲り上げたのだから驚くしかない。
「……ッ!?」
人間、あまりに意外な出来事に遭遇すると、声など出ないものだ。
アコは衝撃に目を見開き、息を止めて身体を硬直させることしか出来ずにいた。
「ほー、真っ白。なかなか純なこったな」
それは勿論、下着の色のこと。恥ずかしさか怒りか、一瞬にしてカッと顔を真っ赤に染めて、アコはその手を撥ね退けようとする。
が、凱はそれを見越していたかのように素早く封じた。
アコの太腿を指が這う。あっという間に合わせ目に入り込んで、掌が返されて。

「が、凱!何して…!?」
下着の上から軽くその部分を押されて、アコはビクリと反応する。
「敏感じゃねぇか」
吐き捨てるように言う凱。
更に蠢く指先はまるで虫のようで、怖気に似た震えが走った。
混乱で身体をこわばらせながら、アコは離れようと足に力を入れる。
すると凱は試すような触れ方をやめ、本格的に探る動きを見せた。
掌まで腿にねじ込んで、その分触りやすくなったそこに、指を踊らせる。
「ひゃ…あっ」
逃げなければ。殴ってでも蹴ってでも。
そう頭では思っているのに、肝心の身体は初めての刺激を知りたがっているかのように、ちっとも理性を受け入れない。
いくら香や竜や、色んなことが上手く行かずにイラついているからと言って、何で自分がこんなことをされるのか。
寒気がするほど腹が立っていた。だが、泣き叫ぶことが何故か出来ない自分自身に、アコは更に怒りを募らせる。

それが爆発しなかったのは、無表情な凱の瞳の奥に、どうしようもない淋しさを見たから。
ほんの一瞬、マッチが灯る程度の僅かな揺らぎ。
それはどういう訳か、アコの深層に確実に作用する。
所詮本気じゃないのだから、セクハラだのスケベだの言って離れて、忘れられるはずなのに…出来ない。
手首を掴まれ、乱暴にベッドに押し付けられながら、アコは自分の中にある、ほだされやすい甘さを初めて実感していた。


169 名前:鳥人黒青「turn over」 mailto:sage [2007/10/10(水) 01:09:56 ID:swgZQ9zT]
初めは時間限定の風俗みたいに吐き出して終わるつもりだったが、段々とこの腹立たしくも愉快な時間を楽しむようになっていた。
アコの願いなんて、所詮はただの理想論。答えは、言葉よりも遥かにくっきりと顔に浮かび上がる。
それは裏返せば、言葉だけでなら嘘をつけるということだ。訓練次第でいくらでも、思うままに。
――意外と面白れぇ。
ただの乳臭いガキだと思っていたアコの中にひっそり芽吹く、厄介な「女」の片鱗。

「そういやお前、ファーストキスもまだだって言ってたよなぁ?」
アコから視線を外さないまま、凱は指を伸ばし、再び刺激を忘れかけていた場所に触れ、中へと沈めた。
「あっ…!」
経験済みの女にはない弾力が凱の指を包み、押し返して来る。
おいおい…いくら何でも、狭すぎだろ?
ぐちゅりと音を引き出しながら、蜜を塗り付けるように中をかき混ぜる。
密かな笑い、そして驚き。
なかなか具合がいい。これは本格的に将来、アコは男泣かせかも知れない。

「あん、あ…!やだ、も…やめて…」
言えば言うほどに、高くなる水音。
無意識に尻の角度が跳ね上がり、時折小刻みな震えが走るのを、凱は見逃さない。
「キスもしたことねぇくせに、こんなに濡らしやがって」
凱の言葉はアコにとって、最早遠くから響く汽笛のように他人事。
人差し指を増やしながらぐちゃぐちゃにかき混ぜると、きゅっと中が締まる。
「ん、あぁぁ…」
一番反応の強いところを指で捏ねると、痙攣は更に細かいものになって、そこは千切れそうなほどに締めつける。

「ふぁっ、んん、あ…あぁぁんっ!」
お腹の真裏あたりのざらつきを弄び、背中が硬直するのを見た瞬間。凱の手を、アコから溢れ出たものがびっしょりと濡らした。




170 名前:鳥人黒青「turn over」 mailto:sage [2007/10/10(水) 01:11:15 ID:swgZQ9zT]
我慢の限界などという意識はなかったが、やはりそうだったのだろうか。
知らないうちに完璧に仕上がっていた自身を解放した手に、いつにない焦りがあって、凱は苦笑した。

「悪ぃが、ボランティアじゃないんでな」

熱く滾るモノを入口に押し当て、軽く揺すりながら入り始める。
正常位の方が女の身体に負担が少ないのは承知だが、別に労る義理はないから、本来の目的を完墜するまで。
「や、痛ッ…!」
逃げる腰を非情に引き寄せ、呑み込ませる。まるで道具のように。
「…痛い!いやぁぁッ!!」
割れ目を指先で広げるが、閉ざされた蕾は思いの他頑固で、凱の額に汗が滲み始めた。

あぁ面倒だ。一度離れて、ごろりとアコの身体を回転させた。
泣いている。それを知ったのは目視ではなく、重ねた唇に感じたしょっぱさから。

「んん…」
噛まれてもいいと差し込んだ舌を、意外やアコは受け入れる。今までで一番夢中な声を、隙間から響かせて。
「何だ、こういうやり方ならいいのか?」
煽るつもりの台詞は、上手く機能しなかった。とろんと溶けそうなアコの瞳を、目の当たりにしてしまったから。
「しょーがねぇな…」
再び深く口づけて、殊更ねちっこく舌を絡ませてやった。
口腔を探られる感覚が、たまらないらしい。薄い制服に包まれたままの腕は蝶のように舞いながら、時折強く凱の髪を掴んだ。

戯れに抱いた女は数知れず。
だが行為よりもキスに夢中になり、その癖抱きしめて来ない女は初めてだ。
普段は女の腕が巻きついて来た途端に容赦なく剥がす凱だが、鬱陶しいと思っていたそれも、ないと物足りない。

欲望の捌口としか言えない行為は、その実そんな意味すら持ってはいなかった筈なのに。
抵抗され、殴られればそれはそれ。諦めに身を任されても、それはそれ。
どちらにしても無気力。その只中で、惰眠を貪る手前に起こした気紛れ。
だから、誰でも良かった。たまたま手近に、女という生き物であるアコがいただけに過ぎない。

凱の胸の中には、叶わない想いがある。
それはただ一人、鼻持ちならない優雅さと、畏れ、竦むほどの美しさを持つ女に捧げられているもの。
本当に欲しいのは誰の抱擁かは明らかなのに、上滑りする感情が今一心に求めるのは、アコの腕が示す答え。


171 名前:鳥人黒青「turn over」 mailto:sage [2007/10/10(水) 01:12:14 ID:swgZQ9zT]
「抱けよ」

曖昧さをどう言葉にしたらいいか知らない凱は、そんな風に言い捨てることしか出来ない。
「…絶対嫌」
口づけに息を乱し、頬を染めて目を伏せながらも、最後の理性を失っていない強い声で、アコはあっさりと凱の差しのべた手を払い退けた。

怒りはない。ただ、見透かされたような気がした。
走りそうになる切なさを切り開くように、アコの足を持ち上げる。
膝に引っかかったままの下着を取り去る余裕も持てないまま、身体を折りたたむようにして、しとどに濡れたそこを露にした。

「や…ッ!」
何をされるかは、足首を掴む凱の手の異様な力と、あり得ない場所に感じる冷気で分かる。
抵抗など無駄だ。さっきは自らを守った身体のつくりも、今度ばかりは男を受け入れざるを得ないだろう。
恐怖と恥、怒り、悔しさ。その一方で、この程度のことだとアコは納得する。
こんなことの為に、友人たちは鬼の首を取ったような騒ぎを繰り広げているのだ。
誰それがヤッたのヤラないの。馬鹿馬鹿しいと何処かで思っていた、特定の愛を持たない自分。

――初めては大好きな人と、とか言うんじゃないだろうな?

そんな問いをつい肯定してしまったが、実は全くそんなことに夢など抱いていないと知ったら、凱はどんな顔をするだろうかと考えて、アコはようやく一矢報いたような気持ちになった。

力強く蹂躙して来る真上の男には、心底愛している女がいる。
どんなに汚れても、痛みをもたらされ切り刻まれても、煙だけを揺らして決して消えはしない、炎のような愛。
こんな最低なことをする男でも、心に何も抱かない自分よりは人として正しいのかも知れない。

大人しくなったアコの態度を諦めと取って、凱は押さえつける力を緩めた。
何も知らない無邪気さ。それ故に罪作りな桃色の潤みに、律義に屹立を保ったままの自身を当てがう。
アコは反射的に首を逸らし、背中を強ばらせた。喉が力を失い、声が出せない。
ただ吸い込む息に恐れを、見開く瞳に好奇心を乗せて、畳まれた身体の足の間から天井を見つめるのみ。
凱も、もう何も言わなかった。嘲笑う声も感想もないままに、ただアコの腰を掴み、その狭苦しい道を切り開く。
重圧を感じるのは女ばかりではないと知らせるように、熱く苦しげな呼吸。



172 名前:鳥人黒青「turn over」 mailto:sage [2007/10/10(水) 01:13:08 ID:swgZQ9zT]
アコは圧倒的な痛みで、既に気が狂いそうになっていた。
歯を喰いしばっても頭を振っても、シーツを掴んでも変わらない苦痛。ここから抜け出せるなら、怒りだって消してやる。
それでも、叫び出さなかったのは何でだろう。突き飛ばして逃げなかったのは何でだろう。
冷たい感覚に、血かも、なんて思える余裕は何だろう。
無感動。一つになっても尚。
こんな風にすることに、愛なんていらないんだ。そう思う自分が哀しく思えて、アコは腕を伸ばした。

どういう訳かその中に凱の肩が収まり、しがみ付くしかなくなる。
近づいた下半身が最後の圧迫を加えて来て、さすがに声を上げずにはいられなかった。
「あぁっ…!」
だがそれは、およそ痛みを伝える声音とはかけ離れていた。
アコ自身の驚きと、それを慌てて回収しようとする様を、凱は即座に見抜く。
そして動き出した。狭い空間の中を、まるで泳ぐように。
「ぁんっ!あ、は…っ!」
貫かれ、引いては押し寄せる苦痛。
背中を走り、喉の奥を引っ掻かれる感覚は、アコの呼吸を容赦なく奪う。
苦しい苦しい苦しい。
信じられない速度で送られて来る凱の腰を感じながら、掻き抱く腕に力が篭る。

「あぁっ…あ、あ、ぁん…!」
やがてアコは気付く。苦しさしかなかった奥の部分への刺激が、悦びに変わっていることを。
痛みが甘い。苦痛は変わらないのに、追い詰められて急かされた分だけ、火が灯るように良くなって行く。
「……ッ!」
目を伏せ、唇を噛む。額を隠す凱の髪が小刻みに揺れているのを、目の端で捉えた。
年齢差をあっさり超え、妙に幼く見えた顔。それは紛れもなく、アコが与えた快楽に酔っている。
五感の全てが、繋がっている部分に集まる。そこで見、そこで聞き、そこで話す。それは紛れもなく、凱とだけのもの。

「あ…ぁぁッ!」
突き立てられながら、ガクガクと揺らされる身体。あまりにも気持ち良くて熱い、狂気の享受。
やがてアコは、全ての理性と理屈を手放せる場所へと放り出された。
凱からほどける腕。荒い呼吸と、じんと重たい意識。腿に零れた生暖かいものに気付く余裕なんて、ありもしないままに。


173 名前:鳥人黒青「turn over」 mailto:sage [2007/10/10(水) 01:13:39 ID:swgZQ9zT]
かつて二人の間には、海があった。

誰にも興味がないし、誰の言うことも聞かない。勿論お互いなんて、完全に眼中にない。
その点に於いて、初めから凱とアコは妙に似ていたと言えるかも知れない。
だが、男と女、年齢、それに伴う経験の差は、あっさりと別のやり方を選べる凱に軍配を上げてしまった。
勝手な片割れが勝手な行動を起こした結果、アコは女にならざるを得なくなり、凱は一生消えない十字架を背負うことになって。

何もない日常に戻ることを決めた、そんな夏の始まり。

当たり前のように暑さが染み付いた頃のアコの初めて恋と、死という永遠。
そのあまりに過酷な運命に、凱は人知れず拳を震わせていた。
理由なんて分からない。或いはそんなもの、なくてもいい。情などと言い出したら、全てが終わるのだから。

そして、訪れる秋。
己の想いが成就し、アコのいつものからかいに赦しを見ることを、凱はまだ知らない――。


<終>


174 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/10(水) 09:27:51 ID:EIWrfURU]
GJ!
つーか、創作ペース速っ!
のってますねー。

175 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/11(木) 00:04:51 ID:cPG8gmh/]
ちょっと分からない部分があったりしたけどGJ。
特撮トレンディの割には凱は申し分なかったけど、竜がちょっと…というのもあったな。
それにアコが蚊帳の外だったので、凱のことひそかに好きとかそういう設定だったらよかったのにと当時思ってたり。
このスレで堪能できたので、うれしいです。

176 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/11(木) 00:28:48 ID:YRAaI+UT]
>166
久しぶりにこんな駄作見たw

177 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/11(木) 01:48:46 ID:J5xrm2BC]
お子ちゃまのあなたに

つ スルー検定

178 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/11(木) 08:16:11 ID:pFscAU/W]
個人的に愛情溢れるエロが好きなんで、どうぞよろしく^^

179 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/12(金) 06:51:43 ID:2T6xAnWQ]
鳥人めちゃくちゃ好きだったので読めて嬉しかったし個人的に黒も青も好きなキャラだったから尚更良かった!!GJです!!




180 名前:名無しさん@ピンキー [2007/10/12(金) 22:43:00 ID:yi4OvyPw]
待ちage

181 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/14(日) 08:00:35 ID:6U9c2/uu]
理央メレ似に燃えていいよね?答えは聞かない!!

182 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/14(日) 18:00:18 ID:2ACLgH9w]
安西先生…理央メレ+ロンの3Pが見たいです…

183 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/14(日) 21:48:09 ID:q9TU0bSk]
今日の時代劇風リオメレでも書くかな…。
ダメ亭主と健気な嫁になるだけだとかガタガタ言わないw

184 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/14(日) 23:22:14 ID:nu26q58d]
>>183
寧ろそれでw
おとなしく待ってます、全裸で。

185 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/16(火) 14:02:58 ID:NICssEnZ]
>>183
お待ちしてます。

186 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/16(火) 14:18:57 ID:s25XI17f]
>>183
楽しみに待ってます

187 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/17(水) 02:05:13 ID:budxL86L]
523とかずえのカプも読んでみたい
この二人が一緒の画面にいるとなんか和む

188 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/17(水) 10:47:10 ID:Dv03946R]
>>187
その際なつめの父親をどう扱ったらいいか悩む。
この先本編で出てこなければ離婚したとかでいいんだが。
15年前っていうとさすがに523が父親ってことないしなあ。

189 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/17(水) 14:47:42 ID:Dv03946R]
連投ですみません、保守代わりにゲキレン投下します。
動物師匠 象×ペンギン、お嫌いな方はスルーでお願いします。
ではよろしくお願いします。



190 名前:ラブラブゾワゾワ!ペンギン師匠(1) mailto:sage [2007/10/17(水) 14:56:52 ID:Dv03946R]

 深夜と言えども、スクラッチ社のあちらこちらではまだ明かりの
点いた部屋が多い。そのうち、最上階の一般社員が決して入れない
一部屋では、スクラッチ社スウェーデン支社長がひとりパソコンに
向かっていた。カタカタとキーを打つ軽快な音が部屋に響く。
 しかしその背後に忍び寄る、怪しい影──

「だーれだ!」
「きゃあああああああああああ!!」
 いきなり後ろから両胸を揉みしだかれ、ミシェルは色んな意味で
声をあげてしまった。
「ちょ……っ、エレハン、だめ……えっ」
「ダメなんかじゃないゾウ、ミシェルったら先っぽもうこんなに
 おっきく…… あたっ」
 背後のエレハンにミシェルの肘が打ち込まれた。

「あたし今仕事中なの。悪いけどまた今度にしてくれる?」
 ミシェルは嘴を尖らせてぷんと顔を逸らす。
「そーんなこと言って。久しぶりに会えたと思ったのにつれない
 ゾウ」
 甘え声を出すエレハンに対し、ミシェルの態度はツンドラ気候。
「遊んでるだけのあんたと違って、あたし忙しいの」
「えー、オレちゃんだって一応工場長の仕事してるゾウ」
 しかしミシェルは取り合わない。
「ねえ、ミシェル──」
 無視してパソコンに向き直ろうとしたところを後ろから、今度は
優しく抱きすくめられて、ミシェルは躰を僅かに震わせてしまった。
 エレハンがそれを見逃すはずもない。

191 名前:ラブラブゾワゾワ!ペンギン師匠(2) mailto:sage [2007/10/17(水) 14:58:00 ID:Dv03946R]

「ホントはミシェルだって……」
 言いながらエレハンがミシェルの右太腿をゆっくり撫でながら
持ち上げた。
「や…… だめ」
 ミシェルは身動ぎして逃れようとするが、エレハンの両手とその
長い鼻にしっかりと固定されてしまった。片手は腿を持ち上げもう
片方の手は胸の先を服越しに愛撫する。そして長い鼻先はミシェルの
スカートを捲り上げ、両足の間へと這い込んでいった。
「ほら、ココ濡れてるゾウ」
「は…… あぁ……」
 自在に動く鼻先が、下着の上からミシェルを責める。彼女を知り
尽くしている掌が、腿と胸を卑猥にまさぐる。間もなく彼女の腰が、
快楽を求めるようにゆらゆらと振れはじめた。

 少しずつ、彼女の体重がエレハンの鼻へと移っていく。ミシェルの
重みを鼻で受け止めながら、エレハンは鼻先を下着ごと割れ目へ押し
つけた。
「はぁあ…… っっ」 
 ミシェルの背が反れ、くたりと力が抜ける。ぐっしょりと濡れた
下着を鼻で降ろすと、エレハンは後ろからミシェルを抱えたまま腰を
降ろし、そのまま両手で彼女の腿を抱えて持ち上げた。
「!! ちょ、ちょっと、エレハンったら…… やぁん」
 エレハンの鼻に犯され、ミシェルはふるふると躰が震える。鼻は
難なく彼女のG点を探り当て、ぐいぐいと舐りつくし始めた。
 器用な鼻先が彼女の中で、柔らかな肉襞を掴む、揉む。開かされた
秘部はまた逆にきゅうと締まろうと蠢き、それが彼女を一段と悩ま
せる。
「あぁん」
 奥まで挿れられもうダメと思ったら、するりと抜かれてしまった。
やり場のない高まりに躰を震わせているとまた挿れてくる。何度も
繰り返されて、ミシェルはもう堪えられない。
「エレハン、ねぇ、おねがい……」
 か細い声を震わせながら、懇願した。
「イかせてぇ……」
「その台詞、ずっと聞きたかったゾウ」
 言いながら、エレハンが鼻先をミシェルの秘部へ挿し込んだ。
 ゆっくりとずぶずぶ入っていく様を、ミシェルは震えながら見つ
める。奥まで入ったそれが、いきなりミシェルを激しく責め立てた。
「ああん、ああぁん、いやあぁあ、あぁん……っ」
 象の鼻に登りつめらされ、躰がカクカクと痙攣する。
「ああ……っ、た…… タマゴうまれちゃうぅ……っ」
 びくりと硬直した後荒い息を吐きながら、ミシェルはエレハンの
上に柔らかく躰を預けた。エレハンは優しく、彼女の羽毛を撫でた。

192 名前:ラブラブゾワゾワ!ペンギン師匠(3) mailto:sage [2007/10/17(水) 14:58:45 ID:Dv03946R]

「ミシェルはやっぱり、可愛いゾウ」
「…… もう、バカ」
 そう言いながら、彼女はエレハンの膝の上に向かい合わせに座った。
「ねぇ…… エレハンは、いいの?」
 ミシェルが股間をまさぐると、見事に勃ち上がったものがある。
 彼女は服を脱がしてそれを剥き出しにすると、手で導きながら秘部
へあてがい腰を降ろした。
「あぁ……」
 今度はエレハンが声を上げる。ミシェルは足を広げ最奥まで挿し
入れると、エレハンをぎゅっと抱きしめた。
「ああ、ミシェル……」
 ミシェルの内部が柔らかくやさしく、とろとろの体液を纏いながら
エレハンを嬲る。奥にいくほど蕩けた肉襞が蠢いて、エレハンの先端
を包み込んだ。時折軽く締まる入り口がたまらない。
 ミシェルはエレハンを抱えたまま、動かない。しばらくの間そうし
ていた。気の狂いそうな感触に留め置かれ、エレハンは思わず、呻く。
「エレハンだって、可愛い」
 嬉しそうに笑いを漏らし、ミシェルが腰を動かしてきた。
「ああ、あっ、ミシェル……! そんなに動かしたら、もう……」
 ミシェルの激しい腰つきに、さすがのエレハンも目を閉じ汗を滲ま
せながら喘いだ。
「いいわよエレハン…… 来て!」
 ミシェルがすとんと腰を落とした。その羽二重のような肉襞がうねり
きゅうきゅうとエレハンを締め上げる。
「ああっ!」
 一瞬の激気の放出があった。
 二人の拳聖が、同時に果てた。

193 名前:ラブラブゾワゾワ!ペンギン師匠(4) mailto:sage [2007/10/17(水) 15:00:02 ID:Dv03946R]

「ねえ、どうして今まで冷たかったのさ」
 乱れた衣服を直してまた抱き合いながら、エレハンはミシェルに
尋ねた。
「オレちゃん寂しかったゾウ」
「だってぇ……」
 ミシェルは顔を赤らめて俯き、エレハンの立派な腹に『の』の字を
書いている。
「だって、何なのさ」
「だって…… エレハンたら、若いコばっかり追いかけてるんだもん。
 ミキとか、ランちゃんとか」
 ミシェルは少し恨めしそうにエレハンを見上げた。
「あたしのことなんか、厭きちゃったのかと思った」
「なーんだ、そんなこと!?」
 エレハンは目を丸くした。
「もう、そんなことってぇ……」
「オレちゃんは、ミシェルが一番だゾウ!」
 そう明るく言い放ち、エレハンはミシェルをぎゅっと抱きしめた。
 エレハンの腕の中で、ミシェルは嬉しそうに問い返す。
「ホント?」
「ホントホント! この四千年間、オレちゃんにはミシェルだけ!」
「…… エレハン、嬉しい!」
 ようやく機嫌が直ったミシェルがぎゅっとエレハンを抱きしめ返し、
その耳に固いキスを落とした。抱きしめたまま、ミシェルは囁いた。
「でも、エレハン」
「なぁに?」
「今の言葉、ウソだったら……」
「ウソ…… だったら?」
 さすがに四千年間一点の曇りなく潔癖だとまでは言えぬエレハン
は、心中ほんの少し焦って問い返す。
「ウソだったら…… あたしのアソコであんたの、捻り潰しちゃう
 から」
 ミシェルは、にっこり笑ってぱちんとウインクを落とす。
「ううっ……」
 ミシェルの口調は冗談めかしていたが、さすがに拳聖エレハン=
キンポー、その言葉の裏に潜む確かな激気を感じ取り、背筋に冷たい
汗を垂らしたのであった。
<終わり>

194 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/17(水) 19:32:29 ID:4+ydgWKR]
テラモエスwww
エロの中にGJあり

195 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/18(木) 05:39:37 ID:CgME/k8n]
GJ!
流石は獣姦武装〜をスーパーエロタイムでやってのけたふたりだw

196 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/18(木) 14:56:29 ID:sp+0LOV1]
エロスの中に笑いありwww
GJ

197 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/18(木) 22:17:32 ID:wJkCrAxA]
>>189-193
GJ!!
締める所が湿られていて、大変良かったです!ご馳走さんですた。

198 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/19(金) 22:27:51 ID:LgNltIeO]
>>188
15年前って本編で明言されてたっけ?

199 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/19(金) 23:20:34 ID:EEVQCa7d]
ボウケン赤桃銀桃どなたか…



200 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/20(土) 03:26:47 ID:fo3j2ncF]
保管庫の冒険赤桃で『サクラ咲く』を書かれてた職人様はもう書かないんでしょうか?かなり好きなんですが…。

201 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/20(土) 03:29:14 ID:fo3j2ncF]
間違えました。『サクラ色』でした。失礼しました。

202 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/20(土) 05:30:07 ID:vL+b9oZg]
↑で過去戦隊頑張ってる方がそうだと思ってた…

203 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/21(日) 20:29:38 ID:3sMROeKX]
ラゲク様は相変わらずえろいな!ケンへの絡みが素敵だよ!

204 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/22(月) 00:53:08 ID:C9N5/Nme]
>>187です。
勢いで自作したゴウ×ミキです。
メロドラマ・ちょっと女々しいゴウ兄さん・不倫モノが嫌いな方はスルーお願いします。
携帯からですので、読みにくいトコあったらゴメンなさいっ!!

205 名前:ゴウ×ミキ mailto:sage [2007/10/22(月) 00:55:51 ID:C9N5/Nme]
「ミキ…まだ残ってたのか?」
「ゴウ?どうしたの、こんな時間に…」
「いや……ちょっと汗をかきたくてな。ロボタフにでも相手してもらおうと思ったんだが…」
もう夜の9時を回っている。
誰もいないと思っていたスクラッチ社にミキがいたことにゴウは驚いていた。
それでなくてもミキは家庭がある身だ。
夜はなにかと早く帰宅していたように思ったが…
ゴウの訝しげな視線にミキがクスリと笑う。
「今日はナツメがいないのよ。林間学校でね」
開いていたノートパソコンの蓋をしめ、ミキは椅子の上で背伸びをした。
「んー…っ、私はこれで終わりっ!……ねぇ、汗を流したいんたら、あたしが相手になるわよ?ゴウ」
「ミキがぁ?」
ゴウが思わずあげた素っ頓狂な声に、ミキは口を尖らせる。
「…なによ!?忘れてるようですから言っておきますけど、最初の頃はあたしの方が強かったんですからね」
ミキの反撃にゴウは苦笑しながら謝った。
「はは…そうだったよな。でも、力の差っていうか気迫の差のような気もしたな…なんてったってあの頃は現役の」
「あーっうるさいうるさいっ!馬鹿な事ばっかり言ってると帰るわよ!?」
プイっと椅子を回転させてそっぽを向いてしまったミキの肩に、ゴウがそっと手をかけた。
「怒るなよ、まいったな。」
両肩に置かれたゴウの手は優しく…ミキの体を撫でる様に動き、彼女の胸の前で組みあわされる。
ふと気が付けば…ゴウの顔はミキの耳元迫り、熱い吐息が横顔に微かに感じられた。
「ミキが相手になってくれるんなら…組み手じゃなくて、違う事で汗をかきたい…」
「…ゴウ!?」
自分を抱き締める男の腕に力が込められ、痛いほどだ…その痛みにミキはたじろいだ。
「………離してちょうだい…」
「…なんでだよ?」
ゴウの体が縋り付く様にミキに押しあてられる。
「俺は…俺の気持ちはあの時のままだ。当たり前だよな…時間が止まってたんだから……お前を好きだったあの時のままなんだよっ」
自業自得だけどな…と自嘲気味にゴウが笑う。
「ゴウ…」
「お互いの気持ちを確かめあって…間違いなく、幸せの絶頂だったぜ。だけど…目が覚めたら……お前は知らない誰かのものになってた」
「…………」
男にかける言葉が見つからない……ゴウが今感じているモヤモヤは、ミキも感じていたものだったから。
だからこそ、自分が愛していた…愛している男が何を言いだすのかはわかっていた。


206 名前:ゴウ×ミキ mailto:sage [2007/10/22(月) 00:58:41 ID:C9N5/Nme]
「ミキの今の幸せを壊そうなんて思わない。だけど、俺と二人きりの時だけは…あの頃のミキに戻って欲しいんだっ…ミキ…ミキ」
返事を聞く事もなく、ゴウの唇はミキのそれをふさいだ。
「ん…ふ…」
侵入してくる熱い舌を始めは怖ず怖ずと…その内、ミキの方からも積極的に絡めていく。
クチュリ…粘ついた音が暫らくの間ひびいて……やっと唇が離れた時、ミキは力なく呟いた。
「きっと……こうなるんじゃないかと思っていたわ」
「ミキ…すまない」
うっすらと涙の浮かんだ目尻にそっと舌を這わせる。
「いいの、ゴウ。私もあなたを」
「ミキ」
ゴウはミキの言葉を優しく制した。
「言わなくていい…」
男の言葉にミキは目蓋を閉じる。
再びゴウの口付けを受けながら……昔と…いや、それ以上の熱く激しい炎に身を焦がされるのを確かに感じていた。


「きゃ…っ」
スーツのパンツを下着ごと一気に引き下ろされ、ミキは小さく悲鳴を上げた。
「もう…あいかわらずムードが無い男ね…っ」
「悪かったな、がっついてて」
ミキが自分の足元にうずくまるゴウの頭をペシリと叩いて抗議する。
それを無視して、ゴウは顕になった柔らかな陰毛の中に舌を差し入れた。
少し長めのそれを舌先で掻き分け、その下に息づく濡れた秘部がよく見える様に唾液で脇に貼りつけた。
「あ…ふ…」
ゴウの舌はまだ熱いソコには直接触れていない。
それでも、ゴウの獣じみた荒い…興奮しきった荒い息が焦らすように秘部を撫でる感触だけで、ミキの奥深くからトロリとした淫液が溢れてくる。
「狼だったからかな?鼻が利くようになってな…ミキのココはすげぇイヤラシイ匂いがする……こうして」
「あうっ!?」
「掻き混ぜてやると…もっと匂いが濃くなっていく…」
「あっ…あっ、あぁっあぁ…!」
ゴウの先端を尖らせた舌が、赤黒い花びらをこじ開け狭い肉の狭間に沈んでいく……
ゴウの髪の間に指を差し入れながら、もっと侵入を深くするためにミキの股は無意識の内に大きく開かれる。


207 名前:ゴウ×ミキ mailto:sage [2007/10/22(月) 01:01:18 ID:C9N5/Nme]
「ゴウ…ッ、あぁあっ!!あん…そこ…ダメなの…ああっ!!」
コンコンと溢れでてくる愛液を音をたてて啜れば、ミキは椅子の背もたれが壊れそうな程にのけぞって嬌声をあげる。
「はぁ…嫌…っ、汚いわ…あはぁっ!!」
プックリ膨らんだ肉芽を歯で刺激してやると、一際激しく体を跳ねさせ…しばらくブルブルと痙攣したかと思うと、やがてぐったり体を弛緩させた。
「……なんだ、もうイッタのか?」
反応の良すぎる体…それは昔からだが、明らかに自分以外の誰かがミキの体に女の喜びを教え込んで開発している……それを感じ取ったゴウの腹の中に荒々しい嵐が生まれる。
「…………ゴウ…?あっ…!?」
まだ力の入らないミキの体をデスクの上に押しつけ、膨張しきった欲望を乱暴に突き入れた。
「あっ…ぐぅ…っ…ああぁああっ!ひっ…待って、ゴウ…痛…ああ…んっ!!」
ゴウの無茶苦茶な揺さぶりに、ミキは痛みを訴える。
だけれど、欲望を受け入れた肉壺は嬉々としてゴウの締め上げた。
…その反応にもゴウの嫉妬心は煽られる。
「くっ…ミキのが吸い付いてくるぜ。すぐに出ちまいそうだ…気持ちいいのか?中…熱い…」
「ああぁ…ダメェ…そんなに動かされたら…はぁんっ…壊れちゃうっ!!」
絡み付く肉壁を男根で殴り付ける様に腰を叩きつけた。
ガクガクと震える太ももをつたって、愛液が滴り落ちて床を汚し…もはやミキは上体を支える事ができず、デスクに突っ伏してただ快楽のままに喘ぐだけだ。
「あぐっ…あっ…ああ・あーっ!!」
上半身は今だにきっちりスーツが身に付けられていて、下半身だけが淫らにトロけている事がミキの羞恥心を煽り、倒錯的な快感にさらに鳴いた。
「う…っああっ」
急に感じた小さな異物感。
「…ミキ…、この穴は使った事があるか?」
「んぎっ…ひっ…な・ないわ…お尻の穴なんてっ…やっ、指を抜いて…!!」
ぐりっ…と、ミキのアナルに潜り込ませた指を回転させる。
「結構いけそうだな…ここに指を入れたら、前の穴もビクビク締め付けてきやがった…」
「いっ…」
「そのうち、ここの初めては俺がもらうぞ…ミキの初めては、全部俺が奪ってやるからな」
「うん…いいわ…っ、いいっ…いい…っ!!ああぁっっ…また…いくっ…いくっ…ゴゥ…ああぁあっ!!」
ミキの絶叫とシンクロして、ゴウも獣のような唸り声を発してミキの中に欲望を吐き出した…
久しぶりの射精の所為で大量のに放出されたそれを、ミキの膣は貪欲に一滴残らず飲み干すかの如く怪しく蠢いてはまだ内部に突き刺したままのゴウを呻かせたのだった。


ミキを家の前まで送って行った帰り道、ゴウは一歩一歩足を進めるたびに先程までの時間が現実味を失っていくのを感じていた。
乾いた自分の足音を聞きながら…明日会えるはずのミキの笑顔を思う。
早く明日になればいい…ミキが自分以外の誰かと過ごす時間が早く終わればいい……願うだけなら罪じゃないよな?
自分を嘲笑う男の背中を、うっすらと月が照らしだしていた。

208 名前:ゴウ×ミキ mailto:sage [2007/10/22(月) 01:06:45 ID:C9N5/Nme]
以上です。
ミキの旦那は一応いることにしました。
いや、多分いるんだろうけど……このカプ好きには本当に旦那の存在がネックです。

209 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/22(月) 01:14:30 ID:ZsCVHT1A]
>188
実はなつめの父が523だと思ってる。
523とみきって同期じゃなかったっけ?
んで、ラブラブ→523失踪→妊娠発覚→シングルマザーで子育て
と妄想していた。
第一話や赤ちゃんになった回で?と思ってたんだけど、
「彼氏(子供の父)の弟」への態度とおもえば納得。

なつめの父のことは拳聖しか知らなくて、「なんで優しくしてくれるんだろう」と
憧れたりするレツ(兄と好みが一緒w)とか、
未だにみきは523に本当の事言ってないから、523は
「相手は誰なんだまいったぜ」と思いつつ聞き出せなくてモヤモヤとか、
なつめを523が助けたときにいろいろ考えちゃうみきとか、
いろいろ面白そうなんだけど、本編でまったく触れてないからなあ。

レツ→みき、転じてレツ→ランとかもいいなあ・・・。







210 名前:209 mailto:sage [2007/10/22(月) 01:19:24 ID:ZsCVHT1A]
>208
リロらずカキコしたらモエモエが!
GJ!今日は興奮してネレネ━━━(゚Д゚;)━━━!!!

211 名前:188 mailto:sage [2007/10/22(月) 06:17:20 ID:dHzSrOQV]
>>189そうでした、自分の勘違いっす…
>>205おお勘違いしてる間にktkr!!!!!萌え転がった回転止まらねえGJ!!
>>209そんなわけで自分も209氏説に賛成したい。いつか523父親説でやってみたいです。
本編で他人が出てきたら目も当てられないですが。
静岡なので昨日見た時代劇編、奥方がミキそっくりで動揺気味の523に萌えた。

212 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/22(月) 06:29:52 ID:dHzSrOQV]
安価ミスった189でなく>>198でした、すみません。

213 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/22(月) 09:32:24 ID:R4wes/qq]
>>187氏、GJ!
今一番読みたいと思ってたカプだよ、ありがとう!!

なつめの父親については自分も209氏説に賛成したい。
つかなつめが狼状態の523を怖がらなかったのがその伏線だと思ってる。

214 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/22(月) 15:58:42 ID:bkEQVs1D]
523が消えたのが15年前ぐらいじゃなかったっけ・・・?
ナツメは何歳?

215 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/22(月) 22:10:26 ID:RsNjY6Qy]
東映公式で確認
なつめは
>>美希の娘で、ダンスが大好きな小学6年生。
ゴウは
>>禁断のゲキワザ「獣獣全身変」を使ったため、十数年間、狼男として理性を失い彷徨っていた
一応計算あうな。問題は十数年間が正確にどれぐらいか、ですね

216 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/22(月) 23:50:47 ID:0iTi718d]
理央って何歳なんだよw

やっぱ523はミキが番張ってた頃のことも知ってるんだろうかw


217 名前:名無しさん@ピンキー [2007/10/23(火) 04:14:38 ID:SxzoSotF]
>>216
523が現役バリバリのミキを激獣拳にスカウトに来たとかいいね!
しかし更生したあとミキが入ってきて、後で知って仰天とかいうのもイイ。

最近このスレでもゲキレンが盛り上がってきて嬉しい。過去戦隊もいろいろ
混じって、まさにシリーズ総合スレ。

218 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/23(火) 05:21:56 ID:3IWeoaK5]
今週のビーストアーツアカデミーでのミキ大の字じたばたに不覚にも萌えた。
何故俺があんな年増に萌えなくてはならないんだ………

おやなんすかそのドラムスティックうわ近いちk

219 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/23(火) 08:18:03 ID:vHX/Omza]
そもそも理央ミキ523は同時期に修行してたんだっけ?
イマイチ時系列と理央過去がわからんが、
幼少でぬこに拾われ修行する理央と後から入った二人でトライアングルとか
今のカクシターズみたいな時期があり、バラバラになってそして対決!って
萌えるが何だその昼メロ展開。
ってことは、なつめの父が理央って可能性もあるのかだから臨獣殿に逃げたのかw




220 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/23(火) 18:02:25 ID:1El8zR8t]
ゲキの男衆が女性を抱きしめる時、どんなリアクションするかの妄想が沸いて出てきたので置いていく。

ジャン:背中からわーい、と飛びつく。もしくは肩上から腕回してむぎゅーっと。無邪気な子供っぽい感じ。
レツ:二の腕あたりを掴んで引き寄せて、向かい合ってしっかり抱擁。
ゴウ:腰に手を回して引き寄せ、背後から密着。胸の下で手を組んで、耳元に囁くのが似合いそう。
ケン:…この人、めっちゃ笑顔でさっさとお姫様だっこで連れて行く姿しか浮かびません。

221 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/23(火) 21:26:42 ID:KPzzab3m]
>>220
お前っ!
俺の頭んなか勝手に覗くんじゃねーよ!

222 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/23(火) 21:35:52 ID:rGF0Z76Z]
>>220
萌えた
出きれば、理央もお願いします。

223 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/24(水) 00:30:30 ID:Iqi6b6eG]
>>220
GJ!!
ロンもひとつお願いしたい。

224 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/24(水) 06:05:14 ID:Q2sfP8oo]
>>220
萌えたGJ!

225 名前:220じゃないけど mailto:sage [2007/10/24(水) 09:20:57 ID:1y6jv/D1]
リオが女性を抱きしめるなんてことをするのは
自分が弱ってるときじゃないかと思った。
だから、そばに寄って来た女(メレぐらいだろうけど)を
そっと抱き寄せてしまうようなシーンを妄想。

ロンは後ろから、すーっと近寄って
耳元に顔を寄せながらするっと抱きすくめる、という感じかと。

226 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/24(水) 11:55:49 ID:yoHJE5hp]
舌舐めずりもお忘れなく

>>219
理央は拾われっ子だったのか……大映ドラマ展開、参ったぜ
ところで彼が若く見えるのは内功の賜物かと

227 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/24(水) 15:23:01 ID:mbx8uT8H]
すいません流れ読まずに豚切り
デカ緑→桃です。エロあんまりない。
46話後〜デカマジぐらいまでの間の話ってことで。
初心者なんで投下に不慣れあったらスマソです。

228 名前:刑事緑→桃「その先の彼女」 mailto:sage [2007/10/24(水) 15:26:50 ID:mbx8uT8H]
その想いに名前をつけるとしたら、たぶん、そう、それ。

いつも前を駆け抜けていく彼女のけたたましさと、
助手席で鼻歌に楽しそうな横顔と、デカルームの机で覗き込む鏡の化粧の顔と。
後ろを通りかかれば、ふっとわかる甘い香り。
彼女らしい、少し子供じみた、でも確実に女性である、香り。
そういうものといつも一緒にあれば、オレはそれだけでよかった。
よかったんだ、ずっと。

独り占めするつもりなんかなかった。それはオレにはふさわしくない気がしていたから。
そしていつか、彼女はオレをすり抜けていく。それは80%の確率の「予定」だったと思う。
自分のなかでは最初からほぼ決まっていたことだった。
抵抗するつもりも資格もない。卑下でもなければ諦めでもない。
それはもう、その想いはもう、そこにあるだけで満足だったのだ。


229 名前:刑事緑→桃「その先の彼女」2 mailto:sage [2007/10/24(水) 15:30:07 ID:mbx8uT8H]
しかしあの時、オレは動いていた。
自分がそれを失いそうになったからではない。
失うことは覚悟できていたはずだった。
ただ、知らないうちに、まるで使い捨ての電池みたいに、すべてを吸い取られ、
そのまま彼女自身が、不幸なまま存在自体をその存在そのものを地上から失くすことが耐えられなかった。許せなかった。
いや、それだけじゃ足りない。
言葉の全てを遣っても足りないくらい説明しきれない思いで、
それは否定しなくてはならないことだった。
彼女は仲間なのだ。同僚なのだ。後輩なのだ。
オレたちはチームで、彼女はいつも一緒のコンビなのだ。

そして、相手、でもある。

片想い、の。恋の。





230 名前:刑事緑→桃「その先の彼女」3 mailto:sage [2007/10/24(水) 15:32:34 ID:mbx8uT8H]
彼女を傷つけることはわかっていてあの男を消すことにした。
決して代わりになろうなんて思ったことはなかった。
だって、たとえ不幸な結末を迎えさせないためとはいえ
彼女を傷つけてしまうことにした張本人は、オレ。
まず第一、彼女に顔向け出来るわけもない。

急いてしまうままに、スワットモードで男に立ち向かった。
罪悪感と怒りとその両方を感じるきまり悪さとで、
早くD-バズーカをぶっ放したかった。

横をすり抜けていく、同じ装備の彼女を見たときは、
信じられなかった。

いや、言葉は軽い。あの時の気持ちは説明できない。



231 名前:刑事緑→桃「その先の彼女」4 mailto:sage [2007/10/24(水) 15:36:26 ID:mbx8uT8H]
あの男と将来の幸せを夢見ていた彼女を、
数時間前まで嬉しそうに、ずっとあの男のことを語っていた彼女を、デリートのために対峙させたのだ。
エリートで、少ししか会えないけれどすべてをかなえる優しい、
愛しい男。
彼女にとっての理想だった男を、
彼女は自分自身で決別するだけでなく、デリートまでした。

いくら詐欺師とはいえ、直前まで信用し、愛し、
未来を賭けるつもりでいた男のことを、
彼女は自身で消してしまった。







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