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戦隊シリーズ総合カップルスレ 6



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/08/21(火) 18:42:23 ID:IlThlvYe]
こちらは戦隊シリーズの総合カップルスレです。
現在放映中の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』、前年度放映の『轟轟戦隊ボウケンジャー』等々、
戦隊作品のカップルについて マターリと語って行きましょう。
煽り・荒らしはスルー推奨。他カプ批判もNG。みんなを幸せにする修行をしましょう。


【ネタバレについて】
特撮板本スレに準じ、放映日当日・映画公開終了までのネタバレは控えてください。
もしスレ住人からの要望により、映画等のネタバレを投下する場合、
投下前にネタバレであることを明記し、NGワード用タイトルをつけること。
バレを見たくない人はあぼん推奨。


前スレ
戦隊シリーズ総合カップルスレ 5
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176541347/

過去スレ
戦隊シリーズ総合カップルスレ 4(dat落ち)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161010229/
戦隊シリーズ総合カップルスレ 3(dat落ち)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142719752/
戦隊シリーズ総合カップルスレ 2 (dat落ち)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114938210/
戦隊シリーズ総合カップルスレ (dat落ち)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1105953664/
【S.P.D】デカレンジャー総合カップルスレ【S.E.X】(dat落ち)
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1080011602/

2chエロパロ板SS保管庫
ttp://sslibrary.arings2.com/

戦隊シリーズ総合カップルスレ保管庫

戦隊シリーズ総合保管庫
ttp://sentaieroparo.blog100.fc2.com/


地球署の図書館
ttp://tfb.fc2web.com/index.html
保管庫の避難所
PC版 ttp://spdlib2.h.fc2.com/index.htm
携帯版 ttp://spdlib2.h.fc2.com/i/index.htm

701 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/11(月) 21:03:38 ID:afLAbKnH]
メレの最期見れなくて(録画はしてもらってるんだけど…)
最終回も見れなくて悔しさに転げまわってるところだったから嬉しかった
録画してくれた友人もリオメレにはまってくれてリオメレ萌え萌え中

702 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/11(月) 23:08:46 ID:kVDFsVGa]
>>699
誰か書いてくれないかな
レツランも大好きだ

703 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/12(火) 22:33:00 ID:Y/nACGyr]
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com

704 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/13(水) 01:14:08 ID:0X03Jr8U]
業者は書き込むな

705 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/13(水) 01:19:37 ID:818o6bmG]
最終回、ジャンなつの自分には非常においしかった。
レツともいい感じだったけども、ジャンに気づいた瞬間の「あ」の満面の笑みといい、
「いってらっしゃい、マスタージャン」の言い方といい、
旅立ちの決意から、あそこに至るまでの妄想が止まらないww
というわけで、以下、妄想。


ジャンの旅立ちに対し「なんで!?」と突然のことに戸惑い、拗ねるなつめ。
最初はジャンがいなくなるのが嫌で嫌で、「仕方ない」というミキと喧嘩もしたりして、
ついには、ここにいて欲しいと言う為だけにジャンの部屋に突撃。
でも、そこで荷造りをするジャンの話を聞いているうちに、止められないことを知って、複雑な気持ちに。
行って欲しくないのと、ジャンの好きなよう生きて欲しい心に挟まれ、思わずないてしまうのだけども、
心配したジャンに優しい言葉をかけられて、さらに号泣するなつめ。
そこで39話を思い出し、
「ギュギューってすると、ホワホワになる!」と、なつめを抱きしめるジャン。
「旅に出て、オレもひとまわりデカデカになって帰ってくるから、なつめもデカデカになって待ってろ!」
の言葉に頷き、その日はそのままお泊り。スレ的に言えば、昨日はおたのしみでした的展開。
で、ジャンと同じく新しい道を開きデカデカになるために、なつめは激獣拳を学びはじめる、つまり花嫁修業に入る、と。



……近日中に、同じような内容のSSを書いてそうで怖い。
出来上がったら、上げてもいいかな…??
ジャンが帰ってきたら、すっかり女になったなつめを見てビックリだとか、
とにかく妄想が止まらないんだ……。

706 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/13(水) 03:17:58 ID:S76PcSey]
うわあああ何だそのジャンなつ!
けしからん!けしからん!!

お願いします読ませてください。orz
ジャンなつ大好きなんだよ

707 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/13(水) 08:46:11 ID:yhhLBLqw]
自分もお願いします!読ませて下さいorz
再会のジャンなつも是非読みたいです!

最終回はジャンなつ的に本当においしかったな〜

708 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/13(水) 13:32:31 ID:0X03Jr8U]
ここで唐突に忍風鍬×青を投下。

・「巻之三十八 魔剣とふうせん」の直後の話
・エロなし
・ハリケンを知らないと分かりづらいかも

以上がダメな方はスルーでお願いします


709 名前:魔剣とふうせん その数日後 1 mailto:sage [2008/02/13(水) 13:39:43 ID:0X03Jr8U]
「よ、来たな、お二人さん!」
 おぼろが明るく声を掛ける。一甲・一鍬の霞兄弟が、再調整の終わった
轟雷神を引き取りに、研究所までやって来たのだ。
 ほな早速説明させてもらおかと、おぼろが二人に図面を見せながら話し
始めた。
「迅雷流のパーツ、やっぱりいくつか外さしてもろたわ。パワー最優先の
 設計やから、合体となるとどうしても無理が出てな……」
 おぼろが一鍬を気遣わしげに、ちらと見やる。その視線に気付いて、
一鍬は頭を下げた。
「いえ、いいんです…… この前は無礼をして、済みませんでした」
「い、いやいや、そんな頭下げんでもええがな! 私も、悪い冗談言って
 一鍬ちゃん怒らせてもうて……」
 おぼろは慌てて、一鍬の謝罪を制した。いっそ雷神エネルギーも風神
エネルギーに総取っ替えしたろかときつい冗談を飛ばして、それが更に
事態を悪化させたのではないかと、さすがのおぼろも少し反省していた
らしい。
 一甲が改まっておぼろに向き直る。
「とにかく轟雷神は、これからもおぼろさんに全てお任せします。
 な、一鍬」
「ああ、兄者」
 よろしくお願いしますと、二人はおぼろに深々と頭を下げた。






710 名前:魔剣とふうせん その数日後 2 mailto:sage [2008/02/13(水) 13:42:34 ID:0X03Jr8U]
 その様子を遠巻きに見ていた鷹介、吼太、七海も、ほっとした笑顔を
浮かべる。ちょっと沈んだ場の空気を吹き飛ばすように、三人は騒々しく
声をあげた。
「な、二人とも昼飯まだだろ? ここで食ってけよ!」
「そうだよ! 疾風流特製カレー、出来てるぜ!」
「あたしたちで作ったの。隠し味が効いてて、すっごく美味しいんだ
 から!」
 一甲もニヤリと笑って応じた。
「お前等が作った? 食えるのか?」
「あ、言ったな! 絶対美味いって言わせてやるぜ!」
 一同がわいわいと賑やかになる中、七海は一鍬が静かに部屋を出て
行こうとするのに気が付いた。
「一鍬、どこ行くの? お昼食べてくでしょ?」
「ああ…… ちょっと外の空気を吸ってくるだけだ。すぐ戻る」
 そう言って出て行く一鍬の後ろ姿に、七海は少し心配になる。
「おい、七海、支度するぞ!」
 鷹介に声を掛けられたが、七海は振り向きざまに手を合わせた。
「ごめん、ちょっとあたし行ってくるから……」
 え、どこへ?という鷹介を残し、七海は一鍬の後を追いかけた。


711 名前:魔剣とふうせん その数日後 3 mailto:sage [2008/02/13(水) 13:47:25 ID:0X03Jr8U]
 外は、ぽかぽかといい天気だった。洞窟の口を出てすぐのところに、
一鍬はぽつりと座っている。人里離れた山奥の荒れ地には不釣り合いな
カレーのいい匂いが、辺りに漂っていた。
「一鍬」
 七海が声を掛けると、一鍬は少しだけ振り向いてまた俯いた。
「ここ、座るね」
 そう言って七海は、返事は待たずに一鍬の隣に腰掛けた。
 ま、こんな時はどうせ返事なんてしてくれない。七海も一鍬のことを、
その程度にはわかっている。
 しばらく一緒にただぽつんと座っていたが、ただそれだけというのにも
堪えられず、七海は思い切って話しかけた。

「一鍬…… まだ、この前のこと気にしてるの?」
「まあな」
 声をかけといて何だが、返事があったので七海はちょっと驚いた。

「俺は、兄者だけでない、お前等にも迷惑を掛けっぱなしだ」
 視線を下に向けたまま、一鍬は呟くようにそう言った。いつもの傲岸
不遜な態度はない。一鍬の背中が少し、小さく見えた。

「そんな、もういいのに」
「だがそれだけではない」
 一鍬はふうと息を吐き、空を仰いだ。
「親父が本当に、どうしようもない奴と思い知った── いや、知ってた
 はずだが、俺はどこかでまだ親父に期待していたのだ」
「……」
「俺は、馬鹿だ」
 一鍬はそう言って自嘲気味にふっと笑う。吹き抜ける風が、寒さに枯れ
始めた草をさわさわと揺らした。




712 名前:魔剣とふうせん その数日後 4 mailto:sage [2008/02/13(水) 13:50:47 ID:0X03Jr8U]
 七海は一鍬の横顔を見つめる。その顔はさっきよりもさばさばとして
いてしかし寂しさも漂わせていて、七海は何か言ってやらねばと思い
ながら、言うべき言葉を思いつかない。

 でも一方で、七海はちょっと嬉しくもあった。兄以外に滅多に心を開くことがない一鍬が、ここまで胸の内を明かしてくれたのだ。それが自分と
二人きりの場であることが、余計に好ましく思われる。

(一鍬……)
 さらさらと風になびく長髪、端正な鼻筋、遠くを見ている切れ長の瞳。

 七海はいつの間にか一鍬を熱心に見つめていたらしく、ふとこちらを
向いた一鍬と、かっちりと目が合ってしまった。

「あ、あのっ……」
「っ……」
 二人は同時に赤面し、同時に顔を背けた。

 七海は慌てた。そもそも一鍬を元気づけようと思ってここにいるのに、
あたしったら一体、何やってるんだろう?
 何か言わなくては、何か一鍬を元気にしてあげられることを──

 そのとき焦った七海の脳裏に浮かんだのは、幸か不幸か、吼太と吼太の
おばあちゃんの、微笑ましい思い出話だった。


「一鍬」
「ん?」
 七海に呼ばれて、一鍬は振り向いた。
 なぜか七海は袖を二の腕まで捲り上げ、肘を曲げその内側を一鍬に
見せていた。日頃はジャケットに隠れて目にすることのない柔肉の白い
輝きに、思わずはっと息を呑む。

 一鍬の動揺に気付かず無邪気に微笑みながら、七海はしなやかな細い
指で、その柔肉をぷにっとつまんだ。

「ほらっ、おしりっ!」
「!!!!!」



713 名前:魔剣とふうせん その数日後 5 mailto:sage [2008/02/13(水) 13:53:39 ID:0X03Jr8U]
 きゃーーっ!!という七海の叫びに、鷹介、吼太、そして一甲までもが
二人のところへ駆けつけた。
「どうした七海っ、ジャカンジャか!?」
「ちっ違っ、いい、一鍬が、鼻血ぃっ……! ねえ大丈夫? ねえ、
 ねえっっ!?」
「うわっ、こりゃ酷えな……」
 ぼたぼたと血の垂れる鼻を押さえた一鍬の革手袋が、血にべったりと
染まっている。
「おい七海、いくら一鍬に気合い入れる為とは言え、顔面パンチはやり
 過ぎだぞ!」
「そうだよ、そういう時にはビンタって、昔から決まってるんだぜ?」
「ちょ、何言って、あ、あたしそんなことしてないもん!」
「じゃ何したんだよ!」
 七海がうろたえながらちらと一鍬を見ると、血走ったその目がそれ以上
言うな!!!と命じていた。
「コラお前ら、そんなことより早く、ティッシュだティッシュー!!」
 一甲の叫びが、疾風の里に響き渡る。

 もうすぐ冬がやってくる。
 最後の強敵が現れる直前の、平和な一日であった。

 <終>

714 名前:708 mailto:sage [2008/02/13(水) 13:59:42 ID:0X03Jr8U]
KYならびにエロなしすみません。次にはエロ頑張ります。

715 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/13(水) 14:36:19 ID:D8O0UJri]
鍬七GJ!です!
未だに大好きなカプなんで嬉しかった!パンチの行には吹いたw
しかし、一鍬…そんなんじゃキスも出来ないじゃないかw
エロ期待してます!

>>705
大きくなったなつめに、ジャンが「んじゃ、結婚すっか?」という
台詞を言いそうだとwktkしながら、お待ちしております!

716 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/13(水) 20:57:51 ID:k/gTbJeh]
>>705
自分もジャンなつが非常に好きなので、プロットだけでも萌えましたよ!
SSも読ませて頂くのを首を長くしてお待ちしています。

あとジャンなつ好きの方へ。
当A公式のP日記のキャストクランクアップ時の写真は、一見の価値ありです。

717 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/13(水) 21:59:23 ID:/l6w4P6b]
鍬七GJです!
懐しいな〜。初めてハマった戦隊カプが鍬七だったなあ…
アバハリでの一鍬のはっちゃけぶりには当時フイタ覚えがあるよ
お前どんだけ牛好きなのかとw

718 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/15(金) 06:53:21 ID:+a/tZvfI]
>>716
> 当A公式のP日記のキャストクランクアップ時の写真は、一見の価値ありです。
見ました!花束渡してるのですよね。萌えた…


719 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/16(土) 02:33:58 ID:dFdNvtvG]
>>717
> お前どんだけ牛好きなのかとw
一体何があるんだw

VSといえばネタバレ見て萌え転がった!またボウケンが盛り上がりそうだな



720 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/19(火) 03:07:45 ID:hLf2fdoi]
修行48のサンヨにゴウとケン苦戦していたとき、ケンがランに「ありがとうランちゃん」と言っていたのに萌えた。 
実は相思相愛なんだけど、お互い気付かないとかそういう妄想をしてしまった。

721 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/19(火) 22:29:14 ID:8iJeHU+h]
ケンは妹がいるからかわからないが、女の子をちゃんと女の子扱いしてる気がする
「ランちゃん」て呼び方に何かこう…ときめく

722 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/20(水) 22:49:17 ID:qvnhR16L]
豚切りスマソ。
鶴姫ってロリになっちゃう?
特板見てたら、突然カクレンに再萌えしてしまって。
本編ではセイカイが告ってたが、自分はサスケとの組み合わせが好きだった。
年末だったかにCSでVSオーレンジャー見て、イケそうな気はしたんだが…。

723 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/21(木) 01:22:37 ID:gXg6rSDw]
ケン×ラン話に触発されて書いた小ネタを投下します。
キス止まりのエロ無し・時期は双幻士が暴れ始めた頃。
「激ケン×ラン お試し期間付き」という題です。

この組み合わせは不可という方・エロ無しは却下!という方、
スルーでお願いいたします。


724 名前:激ケン×ラン お試し期間付き 1 mailto:sage [2008/02/21(木) 01:24:03 ID:gXg6rSDw]
多くの社員が帰宅し、人気のないビルの廊下を歩く男が一人。

「ったくよぉ、まじめに修行をして疲れて帰ってきた息子に向かって
 『明日の朝一番の作業で使う資料をスクラッチ本社まで取りに行ってこい』
 だなんてひどい親父も居るもんだよなぁ」
ぶつぶつと文句を言いながら、慣れた手つきで特別室の扉を開ける。
「さっさと資料とやらを見つけて帰るとすっか…って、あれ?」
そこにはいつもは美希さんが座っている席でノートPCを前に突っ伏しているランちゃんの姿。
「あらら、女の子がひとりでこんな時間までいったい何をしているのやら」
そっと後ろに回り込んでノートPCの画面を見てみると、スクリーンセーバーが作動中。
どうやら眠ってしまってからかなりの時間が経っているようだ。
空調が効いているとはいえ、かなり冷え込むこの季節。
このままでは風邪を引いてしまうかもしれない。
俺は上着を脱ぎそっとランちゃんの肩に掛けると、頼まれていた資料を探し始めた。



725 名前:激ケン×ラン 2 mailto:sage [2008/02/21(木) 02:08:47 ID:gXg6rSDw]
「…あれ、これ…?」
ふと目を覚ますと、肩には白いジャージ。
これはどう見てもケンのもの。なぜここに?
えーと、今日はトレーニングを終えてから、美希さんからパソコンを借りて
幻獣拳使いの戦いの映像を見ていて、そして…

「あった!」
声に振り返ると段ボールの山の中から一冊のファイルを取り出して満面の笑みを浮かべるケンの姿。
「ケン!」
「あ。ごめん、起こしちゃった?」
ケンは見つけたファイルを机に置くと、ランの座る椅子の隣に立った。
「どうしたの?こんな時間に」
「ちょっとうちの職人様のお使いで資料を取りに」
「そうなんだ。お疲れさまです」
「そういうランちゃんはこんな遅くまで何をしてたの?」
「うん…幻獣拳についてなにか私でも調べられることはないかと思って見てたんだけど…」
思い通りに行かなかった作業を思い出して思わず苦笑してしまう。
「なかなかうまく行かなくて、気がついたら寝てしまっていたみたい」
「そっか…」
「気持ちだけが空回りしちゃって結局何の役にも立ってないみたい」
うーんと大きく背伸びをすると頭の上からケンが覗き込み、ぽつりとつぶやいた。
「…俺はこんな風に一生懸命頑張るランちゃんが好きだよ」
「またまた。がんばってる女の子みんなにそう言ってるでしょう?」
ケンにはこうやって、冗談で人を和ませる力があるよね…なんて思いつつ
くすくすと笑っているとすっと手を取られ、引き寄せ抱きしめられてしまった。
「!」



726 名前:激ケン×ラン 3 mailto:sage [2008/02/21(木) 06:14:09 ID:n6jdiNLX]
「さすがの俺も、こういうことは本気で好きな人にしかしないよ」

ケンは抱きしめたまま疑いのまなざしを向けたままのランにそっと唇を合わせ
る。
唇を離すとまだ疑っているかのようなランの視線が突き刺さってくる。
しかし胸に当てられている手に力は入っていない。押しのける気はなさそうだ。
続けて先ほどよりも長く唇を重ねてみる。

「…今なら、本格的につきあう前のお試し期間付きなんだけど。
 ランちゃんが思っているほど、俺、いい加減な奴じゃないよ?」

あぁ、きっと俺は今、猛烈に情けない顔をしているんだろう。
こうやってキスはしたけれどいつ拒否されてもおかしくないこの状況。
好きな女を腕の中に閉じ込めて、でも相手の気持ちはまだわからなくて。
さすがの俺もそんなときに自信満々で「O.K.」の返事を待って居られるほど能天
気じゃない。
唇を離してから俺の胸に顔を埋めたままだったランちゃんがそっと俺の顔を見
る。
もう一度、胸に顔をつけると、その両手をそっと俺の腰にまわした。

腰を抱かれて『O.K.』と取らない男がどこに居る?
「好きだ…ランちゃん…」
ランからの答えを待たずに右手で顎をとらえると薄く口を開かせる。
先ほどとは違う、深く穿つような口づけをかわす。

捩じ込んだ舌を絡ませて、歯の裏もなぞって。
上あごをつつくと腰に回された手に力が入って。
唇を軽く食むと潤んだ瞳で俺を見つめて。

もっともっと堪能したいところだけれど、
さすがにこの部屋でこれ以上はいろいろとまずい。
残念だけれど今日はこの辺りで止めますか。

俺は後ろ髪を引かれる思いで唇を離した。


ランの上気した顔を見て、キスを止めたことをちょっと後悔しつつ
もう一度しっかりと抱きしめると、良い匂いのする髪に顔を寄せて囁いた。
「改めて、これからもよろしくね」

小さく、でもはっきりと頷いたのはきっと気のせいなんかじゃない。

<おわり>

727 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/21(木) 06:34:54 ID:gXg6rSDw]
以上です。

文中の単語のどれかが規制ワードだったらしく
なかなか投下出来なかったので途中から題名も削除しました。

ネタ帳にエロありのロン×メレと理央×メレもあるので、
いつか出来上がったら投下したいと思っています。

激のカプはどの組み合わせも大好物&
自分の妄想だけでは限界があるので、
是非いろいろな職人さんの話を拝見したいです。

それではこれにて失礼いたします。

728 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/21(木) 08:36:57 ID:5s9NE+g1]
>>727
おー、GJ
この2人の組み合わせもおつですな。
ロン×メレ、理央×メレも楽しみにしております。

729 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/21(木) 09:02:42 ID:/wqHTTqb]
>>727乙です!続編や別作品も期待してます。

個人的に最近のエロ梨の流れは、燃えに萌えるえろえろワールドへの序章と思ってる。

>>722忍者なんだし15〜16オッケーじゃね?昔だったら適齢期だ。



730 名前:名無しさん@ピンキー mailto:age [2008/02/22(金) 02:34:52 ID:Az/zUVsG]
yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199490575/l50




731 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/22(金) 07:01:22 ID:oRZrjWH1]

さっさと死ね基地外。
あちこち貼ってんじゃねえよ、ボケ。

732 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/24(日) 08:28:27 ID:5cxHlTvD]
まだ二話目なのに、青黄の燃料投下があった件について。

733 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/24(日) 09:39:04 ID:0s8wepxr]
うむ。
どうみてもバカップルです本当にry



734 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/24(日) 09:59:09 ID:nPeA9DcZ]
世間の流れに乗れずに、なぜか周回遅れでリオメレ(と、ロンメレ)旋風が吹きまくり…止まらない妄想!


735 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/24(日) 10:32:58 ID:v+/t7CGD]
>>732
今年は、青黄かな。
>>734
理央メレも、ロンメレもいいよね。
終盤で、大規模な燃料投下があったからなー

736 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/24(日) 10:37:38 ID:9pR1hdVi]
>>734
おまいさんはスカイシアターに行くべき。

737 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/24(日) 18:02:00 ID:v+/t7CGD]
VSで、冒険黒黄少しは進展あるかな?

738 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/24(日) 18:11:33 ID:6qzHiodX]
自分も冒険黒黄が死ぬほど楽しみだw
赤桃は進展しててもしてなくても萌える自信がある

739 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/25(月) 00:12:01 ID:XTLQdhGT]
>>732>>735
同じく、今年は青黄を見守ろうと心に誓いました

出会いの場面、明らかに青は一目ぼれしてる!と思った私は、
フィルターかかりすぎてるのだろうか?



740 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/25(月) 01:23:47 ID:EMCJs+YM]
>>736
強風の中スカイシアターに行ってきたよ。
リオ様の夕飯の献立を考えつつ髪をくるくるするメレ様に萌えてきた。
リオ様に腰を抱かれて去っていくとか、かわいすぎる。

741 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/25(月) 01:45:08 ID:kXdnJ4vI]
>>739
男二人の名前を言うとき、「連、走輔」の順だった>黄
東映のキャスト紹介でも、なぜか青が博識プリンスで黄色が笑顔プリンセスだったから、まさかとは思ったが

ただ今年は、女性レギュラーが今のところ黄とケガレシア姐さんだけだから、
去年以上に不作になりそうな気がス。

ゲキは3人戦隊だったけど、ほかに女性レギュラーが多かったし、なによりリオメレロン(以下ry

742 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/25(月) 11:05:33 ID:Qz+m5vsE]
>>741
>女性レギュラーが今のところ黄とケガレシア姐さんだけだから、
ベアール… いや忘れてくれ

743 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/26(火) 12:49:05 ID:f3lvCWOF]
炎神の方も青黄が好きだ。一話目から黄に妹属性を感じてしまった。
また一年楽しそうだ!

そして、冒VS激は、冒黒黄に超期待!なんだったら一緒に住んでても
おかしくないな。wktk

744 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/26(火) 16:19:10 ID:kpjvj4fS]
GJな680に触発されまくって、ゲキ理央メレ。

臨獣殿放火後の二人ですが、
まだエロまで到達できませんでした。
け、健全すぎるこの二人…。

初めて投下するので
何もかも、おかしかったらすみません。


745 名前:理央メレ・1 mailto:sage [2008/02/26(火) 16:23:58 ID:kpjvj4fS]
 燃え盛る臨獣殿には、もはやなんの未練もなかった。
 朽ちてゆくかつての棲家を眺めながら、笑顔さえ浮かべた理央に、
メレは明るく声かけた。
「さっ、理央様、戻りましょう」
「……戻る? 何処へだ」
「何処……、って……」
 問いかけられて、メレはまだ背後で複雑な表情をしていたジャン
を見た。ジャンもはっとして二人の方へと駆け寄り、大仰な手振り
で喚きたてる。
「そうだ! 二人とももう、ゴハンもベッドもないんだろ? スク
ラッチに来るんだろ? 三日もあれば、レツとランの気も変わるか
もしれないじゃん!」
 ジャンの言葉には、理央もメレも何も返さなかった。
 理央はジャンの肩を押しやりながら、まだ炎が逆巻く臨獣殿を背
後にした。メレも慌ててそれを追う。
「理央!」
 今一度のジャンの叫びにも理央は振り返ることなく、歩を止めな
かった。代わりにメレがふと足を止め、ジャンに向かって呟くよう
に、しかしはっきりと言った。
「カクシターズの気持ちが変わったとしても……理央様の御心は変
わらないのよ」
 覚えておきなさい、と言い残し、彼女は理央の元へ駆けていった。

746 名前:理央メレ・2 mailto:sage [2008/02/26(火) 16:25:29 ID:kpjvj4fS]
「………そうは言っても……本当に、何処へ行くんですか? 理央様」
 深い森の中にあっても、理央の足取りに迷いはない。
 何処かあてがあるのだろうかと訊ねたメレに、理央はふと立ち止まった。
「不安か?」
 からかうような響きを含んだ声に、メレはかぶりを振った。
「いいえ! ――むしろ心強いくらいです。だって、理央様がいら
っしゃるのだから」
 全開の笑顔でそう答えたメレに、理央は少しだけ笑みを見せた。
「そう言えば、メレ。おまえ、江戸時代がどう、とか言っていなかったか」
「はい?」
「俺はあまりあの時のことは覚えていないが……おまえがそうした
いのなら、好きにしろ。俺たちは、どう暮らしていたんだ」
 ぼんっ、と。あるはずのない体温が、一気に上がっていく感覚を
メレは覚えた。
「ええええ、そ、それは……あの、ほら、理央様が記憶を失くして
いらっしゃったので、私、ちょっと嘘をついてしまっていたので…
…うう」
 焦って一人でその場を右往左往するメレの様子に、理央は首を傾げる。
「おまえが言い出したことだろう」
「そ、そうなんですけど。怒られるかな、と思いまして」
 一体メレは、どんな嘘をついていたのか。ますます理央は分から
なくなった。彼は短くため息をつく。そして、決まり悪そうに理央
の顔を見たり見なかったりしているメレを見つめて言った。
「今更だ。――三日しか、ないのだからな」


747 名前:理央メレ・3 mailto:sage [2008/02/26(火) 16:26:50 ID:kpjvj4fS]
 その言葉を受けてメレは胸のあたりできゅっと拳を結び、きっと
顔を上げた。
「理央様……申し訳ありません……メレは、江戸時代で、その……
理央様と、夫婦、っていうことに……なって、たんですけど……」
 メレの声はだんだんと小さくなり、最初は勢いよく上げた顔も、
最後にはすっかり項垂れてしまった。言ってしまったが最後、メレ
はもはや理央の表情を窺おうということもしない。
 呆れてものが言えないのか、すぐに降って来ると思っていた理央
の怒声がなかなか響かないので、メレは早口で補足した。
「め、夫婦と言っても、理央様は『貴様のような女と夫婦であった
という覚えは……ない!』の一点張りで、なんていうか、その。で
もなんだかんだでアンコウとか、私の手料理を食べてもらったり、
狭い長屋暮らしで、すぐ隣から理央様の寝息が聞こえたり。ああ、
あとロンの下衆野郎が邪魔さえしなければ、あとちょっとで理央様
と……!」
 メレは記憶を辿るうちに饒舌になり、はぁ、とうっとりと天を見
上げる。
「――あ」
 またやってしまった、とばかりに今度こそ、恐る恐る理央を見る
と、彼は額に手をやり、深いため息をついていた。

748 名前:理央メレ・4 mailto:sage [2008/02/26(火) 16:28:43 ID:kpjvj4fS]
 調子に乗ったことを後悔しながらメレは背筋を正し、コホンと咳
払いをしたあとで、神妙な声で言った。
「り、理央様。冗談はさておき……臨獣カメレオン拳のメレ、拳断
までの三日間、修行におともします」
 膝を折り、頭を垂れたメレに、理央は手を差し伸べる。その手を
取ることを少し躊躇っているメレを立ち上がらせて、彼は言った。
「この先に、俺が昔修行していた場所がある。泉もあるし、雨風を
凌ぐことの出来る洞穴もある。そこに行く。修行にはちょうどいい
ところだ」
「はい!」
「……もしおまえが食事を作りたくなったら……作ればいい」
「えっ?」
「それから、そんなに広い洞穴でもない。わざわざ離れて眠る必要性も、ない」
「ええっ?」
 理央の言にメレの口は何も言えずに、ただ空気を食んだ。
「行くぞ、時間を無駄にはできん」
 言うが早いか、理央は大きな歩幅で再び歩き始めた。
 急いでメレも彼の隣に並ぶ。
 そして彼を見上げて微笑んだ。
「三日しかないんじゃなくて、三日もあるんですよ、理央様」
 メレの言葉に、理央は小さく、「そうだな」とだけ呟いた。
「じゃあ、さっそくお食事は何にしましょう? 理央様って、好き
嫌いあるんですか? あ、ハエだけはオススメしませんけど」
 理央にあれこれ訊ねながら、メレは分かっていた。
 きっとこう返される。
「静かにしろ」
 と。柔らかい声音で。

<終>

749 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/26(火) 16:34:10 ID:kpjvj4fS]
お目汚し、失礼しました。

エロになれるのは、ここからなのに…。
一緒にまとめきれませんでした。

家でTVが見れたらエンジンかけて
みなさん一押しの青黄が早く見てみたいんですが
ムリそうなので、もうしばらくメレ萌え続けておきます。



750 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/26(火) 16:36:40 ID:d/XSiV9a]
理央メレGJ!何このいい雰囲気。
この後の三日間に期待!続きのエロよろしく!

751 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/26(火) 17:51:52 ID:5Ttrjpdv]
理央メレGJ!しどろもどろに説明するメレかわいいなあw

752 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/26(火) 18:43:43 ID:Q4SvxPyQ]
メレむっちゃかわいい!!
GJGJです。
そう、三日もあるんだ、メレがんばれ(いや理央がんばれと言うべきか)

753 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/26(火) 18:46:32 ID:ONyrmNeI]
GJGJ!悶えるほど萌えました!
よかったら続き楽しみにしてます!

リオメレはこの雰囲気がいいんだよなー
エロまで焦らされるのもまたたまらないぜ

754 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/26(火) 21:21:33 ID:t6zxyo51]
GJ!かわいい…!
是非是非続きをお願いします。

755 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/26(火) 22:45:23 ID:E5WAPoev]
しばらく来ない内に理央メレのみならずケンランまでも!!!!
個人的にケンとメレは誰と絡んでも萌えですな。ロンもいると文句無し。

756 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/27(水) 07:00:22 ID:yvyISxRu]
理央メレGJ!
回想シーンに超ウケた!メレ可愛いなぁ。理央も理央らしくてGJ!

757 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/27(水) 11:42:01 ID:yunsD7Wb]
そういえば冒vs激では菜月をナンパするケン、なんてものも見れるみたいですね。

758 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/27(水) 14:22:31 ID:MpMMepNB]
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://hostconfig.org/2ch/01_info.html

759 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/27(水) 17:11:20 ID:wIsUBuPB]
>>757
そこで嫉妬に燃え上がってケンを牽制もしくは粛清に入る真墨とか見れたら3本買う



760 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/27(水) 19:47:31 ID:Rn4KCKG3]
>>759
そこで嫉妬に燃え上がってケンを牽制もしくは粛清に入る真墨とか見れなくても
その妄想でSS3本書く


とかだったらネ申

761 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/27(水) 21:03:18 ID:m6d7G6SU]
ほのぼの銀×黄で、お兄ちゃん真墨がハラハラしてて、蒼太がにやにやしてる、
そんな内容なら俺も三本買う

762 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/27(水) 22:49:07 ID:yzmFUfdx]
自分は蒼太とシズカが楽しみだ
ここのSS見てすっかりはまってしまった

763 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/27(水) 23:24:52 ID:ID0PE3m3]
>>759
そこでケンと菜月の間に割って入るのはズバーン、に一票w
その後ろで青黒二人で菜月をガードしてたりするとかだったら3本(ry

764 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/27(水) 23:30:27 ID:0+HxY1QT]
>>760
3本は無理かもしれんけどSSは何か書きたい。がんばる…。
期待し過ぎて落ち込むとわかっていても冒険黒黄には期待してしまうw

あと、自分も蒼風が楽しみだ( ゜∀゜)=3最終回前話とこのスレでやられた!

765 名前:ゴーオンネタバレスレより mailto:sage [2008/02/29(金) 01:06:39 ID:hVFjdyZl]
623 :名無しより愛をこめて:2008/02/28(木) 23:18:50 ID:jlJKnMC70
>GP-06 乙女ノココロ(3/23)
>脚本:武上純希 監督:竹本昇
>赤・黄メイン

このサブタイトルで赤・黄メインってことは、赤・黄に恋愛フラグ?

766 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/29(金) 01:16:15 ID:Q42v2dtP]
>>765
んー…そう決め付けるのも早計だとは思うが…
けどボウケンの赤桃もかなり初期からフラグ立ててたしなぁ…どうなんだろ。


767 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/29(金) 03:09:25 ID:3inkPgLw]
つーかネタバレすんな

768 名前:名無しさん@ピンキー: [2008/02/29(金) 10:39:59 ID:/7Obyz8q]
761に同じ

黒は妹を見守るお兄ちゃんに見える
ハラハラしながらも、黄の幸せを願う黒希望

769 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/29(金) 12:06:36 ID:c5u3h8E/]
>>764
>期待し過ぎて落ち込むとわかっていても
そんな人間のためのこの板このスレッドじゃないか。妄想で自分好みにぐんぐん
展開させようぜ。もちろん非黒黄な>>761>>768も、それ以外のカプ好きもな。

しかしまあボウケンもカプのいろんな組み合わせが楽しめるよなあ。
最近ではデカとボウケンかな、そういう意味で豊作なのは。

ゴーオンはカプ妄想以前にOPのベンベケベンベンが脳みそリフレイン。



770 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/29(金) 12:22:27 ID:ggv8vpfE]
>>766
EDでさくら姐さんの手をひっぱりあげてたしね>チーフ
ゴーオンもEDだと、黄が青にオレンジ?を投げていたが、赤黄でもお似合いそうだ。
轟音青は冒険青のように女性ゲスト担当のような気がス。
ただ、冒険青と違って隙が多そうだから、女難の話になりそうw

>>768
同意。付き合いが長すぎる故に妹のように感じる常識人ってイメージ。
それを知らずに無邪気に迫る冒険黄に、性欲と理性が格闘するお兄ちゃんてな感じを希望。


771 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/29(金) 22:12:59 ID:7BNAVqG4]
理央メレブームに触発されたので投下。
この2人でエロって難しいっすね…。

772 名前:理央メレ・1 mailto:sage [2008/02/29(金) 22:13:58 ID:7BNAVqG4]
臨獣殿は静寂に包まれていた。
禍々しいほどの臨気も消え失せ、リンシー達も土に還った。
ここにいるのは、理央とメレの2人きりだ。

「月、か…」
理央は久々に自室に足を踏み入れた。
明かりをつけようとしたが、月明かりが綺麗だと思い、理央はそのまま部屋の中へと進んだ。
頭首の部屋らしく豪奢な調度品が並んではいたが、理央にとってはただ眠るための場所でしかなかった。
それに、眠れば必ず見るあの悪夢が理央をこの部屋から遠ざけていた。

あの悪夢はロンが見させていた。
そのロンもゲキレンジャーと共に倒した。
「もう、あの悪夢(ゆめ)は見ないのだろうか…」
寝台に腰を下ろすと、理央はそのまま背中から倒れこんだ。

あの日からずっと、夜が来るたびに眠ることが怖かった。
だから、悪夢を振り払うために強くなろうとした。
「オレは…」
理央は月に向かって手を伸ばした。
そして月明かりに照らされた自分の手を見つめる。
「もう…引き返せはしない」
この手はもう血に染まっている。

773 名前:理央メレ・2 mailto:sage [2008/02/29(金) 22:15:01 ID:7BNAVqG4]
この手でどれほどの人間を殺した?
この手でどれほどの人間を苦しめた?
「ゴウ…、美希…」
歪んでしまった自分を引き止めようとした親友を、心の底では愛に飢えていた自分に愛をくれようとした人を、裏切り傷つけた。
それでも、昔のように自分を温かく迎えてくれた愛する人たち…。
「たとえお前達が許してくれたとしても、オレは…」
理央は自分が許せなかった。
闇に溺れ、力だけを求め、弱さを憎む心。
臨獣殿を復活させ、人々の悲鳴と絶望を集め、力としてきたこと。
それがたとえロンに植えつけられ、操られたものであっても、罪を犯したことに変わりはない。
「オレは、最後までお前達を悲しませることしかできんな…ゴウ、美希」
そう呟くと、理央の腕は力なく寝台へと落ちた。

774 名前:理央メレ・3 mailto:sage [2008/02/29(金) 22:16:03 ID:7BNAVqG4]
それからどれほどの時が経ったのかは分からなかった。
いつの間にかまどろんでいた理央は、開け放していた部屋の入り口に人の気配を感じて目を覚ました。
「メレか…」
どうした? と声をかけるが、返事はなかった。
メレはいつものチャイナドレスではなく、寝間着と思われる薄衣1枚だった。
「理央様…」
思いつめたような表情に、理央はなんとなくメレの思いを知る。
「こっちに来ればいい」
理央は微笑んだ。
もう、氷のような心はいらない。
こんな自分でも、愛をくれる人がいる。
今度こそ、この手を離してはいけない気がした…。

「…本当に、いいのか?」
嫌だと言われても、やめる気など更々ないのだが、訊いてしまう自分が可笑しかった。
メレに愛撫を施すたび、冷たい彼女の身体に自分の熱が移っていく。
自分がメレを侵食しているのか、それともメレが自分を浄化していくのか…。
「理央様…っ」
理性を手放し、本能の導くままにメレの身体をかき抱く。
突き上げるたびに、理央の背中に回されたメレの腕に力がこもる。
「もっと…もっと、理央様…理央様の、すべてを、メレに…っ」
背中に立てられた爪が皮膚を破る。
その痛みすら、理央には快感だった。
こんなにも自分だけを求めてくれるメレが愛しい…。
自分のすべてを受け止めてくれる、最愛の人。
「メレ…お前だけだ…」
意識が途切れる瞬間、メレの身体にないはずの体温を感じた気がした。

775 名前:理央メレ・4 mailto:sage [2008/02/29(金) 22:17:04 ID:7BNAVqG4]
そっとメレの頭の下から腕を外し、理央はまだ気だるさの残る寝台から抜け出した。
窓の外では、まだ煌々と月が輝いている。
あの悪夢を見ることもなく、穏やかに眠れたのはいつぶりだろう…。
理央はまだ深い眠りの中にいるメレを愛しげに見つめる。
もう、理央に思い残すことはなかった。

あとは自ら選んだ死に場所で、罪を贖うのみ…。

「それでもメレ、お前はオレについてくるのだろうな…」
目を閉じると、理央の頬を一筋の涙が伝った。

776 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/29(金) 22:18:02 ID:7BNAVqG4]
以上です。
どうやったらこの2人をエロにもって行くことが出来るのでしょうか?
助けて、エロ神様!

777 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/29(金) 22:42:11 ID:VDtsRij9]
4年に一度の日に記念投下、と思ったら理央メレー!!!
GJGJ!! この雰囲気から逃れられない。
自分も理央メレ続きのエロがあまりエロくなくて修正中です…
この二人には参ったぜ。

なので一旦休憩して、空気読まずに、まさかのケンメレ。
シリアスとは言えませんが苦手な人はスルーでお願いします。



778 名前:ケンメレ A Fair Affair? 1 mailto:sage [2008/02/29(金) 22:43:31 ID:VDtsRij9]
「ちっきしょー……!」
 普段はヘラヘラとした笑みを絶やさない顔を、苦々しく歪めなが
ら、ケンは頭をかきむしった。
 思い返すだに腹立たしい、操獣刀を奪われたあの瞬間。あの卑怯
な方法。そんな方法を使った、あの女。
 ほかのメンバーに知られないようにこっそりと、幸子が囚われて
いた倉庫にやってきたケンは、空のドラム缶を腹立ち紛れに蹴飛ば
した。
 もちろんもはやここには、刀を奪ったあの女――メレの足取りを
追う手がかりなど、残されてはいないと思っていたが。
「……!?」
 昨日幸子ではない何かが通りすがったキャットウォークを、緑色
の何かが横切った気がした。
「おまえ……!」
 次の瞬間、それはケンの目の前に姿を現す。
 両腕を組み、不敵な微笑を浮かべる女は、間違うはずもない。メ
レだった。彼女は徐々にケンに歩み寄り、ぐっと顔を近づけた。唇
が触れそうなほどに、近く。
「操獣刀が欲しければ、奪い取ればいいでしょう。出来るものなら
ね」
 ふん、と鼻を鳴らすとメレは踵の音も高く、ケンから遠ざかって
いく。
「おい、待てよ!」
 ケンは声を荒げて彼女の肩を掴んだ。
 それは拍子抜けするほど華奢で、一瞬力を緩めそうになるほどだ
ったが、思い直してさらに力を込める。
「放しなさい!」
「いーや、放さねーぞ。臨獣殿のねーちゃん。俺はあんたのこと、
ちょっといい女だと思ったのに、ありゃねぇだろ! え!?」
「ふん、おまえにどう思われようと関係あるものか」
 視線を逸らすどころか強く睨み付けられて、ケンはむしろ確信し
た。
「あんな方法……ホントはやりたくなかったんじゃねぇの?」
 畳み掛けるように問うと、噛み付くような声が返ってくる。
「うるさい!」
 やっぱり。
 ケンはわずかに安堵した。そして、それと同時に強い意志を持つ、
メレのジレンマに、どこか気分が高揚する。



779 名前:ケンメレ A Fair Affair? 2 mailto:sage [2008/02/29(金) 22:44:16 ID:VDtsRij9]
「今はどこにあるんだ、操獣刀。そんくらい、教えてくれたって構
わないんじゃねぇの?」
 それで帳消しにしようぜ、と持ちかけてみても、彼女は冷たい一
瞥をくれるのみ。
「……あんたも健気だな。そんなにいい男なんだ、なんてったっけ、
理央様? 羨ましいねぇ」
 その名前を出した途端、掴んでいた細い肩が震えるのをケンは感
じた。
「わかるなぁ、俺も好きな子にはぜーんぜん相手してもらえないわ
け」
 そう言うと、ほんの少しだけメレの表情が和らいだ。少なくとも
ケンにはそう見えた。
「というわけで、昨日の遺恨は恋の敗者同士、なかったことにして
やるから。刀の在り処だけ教えてくんねーかな。取り返しに行って
やっからよ」
「勝手に貴様と一緒に負けたことにするな!」
「お、その表情いいじゃん」
 揶揄するように言うと、メレは身を翻し、変身しようとした。し
かしそこは羽交い絞めにしてなんとか食い止める。
「こら待てって。せっかくなんだから、可愛いほうの顔と喋らせて
くれって」
 わざと耳元で囁くようにすると、腕の中の細い肩が再び震えた。
 ――お、脈有りなのか?
 眉を顰めつつ臨気を放出しようとしていたメレの気勢が、少し削
がれている。
「もしかすると、まだ持ってたり?」
 操獣刀を探すことを口実に、空いている左手でゆっくりと彼女の
身体のラインをなぞる。
 すらりと伸びた脚から、くびれた腰へ。光沢のある絹を通して伝
わる柔らかさ。ヒトのそれと何ら変わりない。むしろ、妖しいまで
に魅力的だ。
「この……カクシターズのくせに……っ」
「あっ、そういえばカクシタとは戦わない主義だったらしいね、あ
んた」
 それを思い出して聞きながら、ケンはチャイナドレスから覗く太
腿に指を這わせていく。深くスリットの入った彼女の服は戦うとき
に脚の動きを邪魔しないだろうが、こういうときには男の手助けに
なる。
「俺とは戦ってくれたってことは、俺はカクシタじゃないってこと
? だったらそいつは嬉しいな」
「自惚れるんじゃない! 私は……理央様のために」
 そこで言葉が途切れる。見れば彼女はますます眉を顰めて、唇を
噛んでいた。



780 名前:ケンメレ A Fair Affair? 3 mailto:sage [2008/02/29(金) 22:45:08 ID:VDtsRij9]
 いくら敵の女で、一途に思う相手がいて、自分は「女の子の涙は
見たくない」と思っていたとしても、目の前にいるいい女が、二言
目には違う男の名前を口にするのは、あまり気分がよくない。
 理央、の名前が出たところでケンはメレの芯を捉えて擦りあげた
のだった。
 それでも吐息のひとつも洩らさない彼女の様子に、もはや操獣刀
のことよりも、別の闘争心に火がつけられる。
 柔らかい肌の上を這うようにして、ケンの指が形のよいヒップに
触れる。ドレスラインを崩さないための僅かな布地でしか覆われて
いないそこを充分に堪能してから、布と肌の間に指を滑り込ませる。
 そうするとメレは何とかやり過ごそうとして身じろぎをした。
 その動きが余計にケンの指を導くことを知ってか知らずか、いず
れにしても、
「……やべぇ」
 臍の下にはもう熱が集まってきている。
 さっきはそっと撫でたに過ぎなかった場所を、今度は割れ目にそ
ってじっくりとなぞり、くっと肉を押し分けて指を入れると、くち
ゅ、と濡れた音がした。
「へぇ、ねーちゃん、あんた、ホント、人と変わんないなぁ」
 ケンが本気で感心して言ったににも関わらず、メレは険しい顔を
崩さず、ただ自分の身体を自身の腕で抱きしめて、何かに耐えてい
た。
「理央様ってな、こんなことしてくんないだろ? ここはひとつ、
今は俺を理央と思っ――」
「できるわけ……ないでしょう!」
 最後まで言うことさえ許されなかった。
 しかし彼女の言葉は、語気の強さこそ衰えていないものの、少し
荒い吐息が短く紛れていた。
「説得力ないぜ、ねーちゃん」
 まだメレの中を蠢き、ぷっくりと膨らんだ芽を捕らえている指先
たちは、彼女自身にきつく絡めとられては押し出されかける。その
たびにそこから漏れる水音は一層大きく、いやらしく響いた。
 ケンはもはや隙だらけのメレの肩から腕を回し、その豊かな胸に
触れる。絹の布越しの感触では物足りなくて、半ば乱暴に侵入させ
た掌でそれを捏ねるようにして楽しむ。
 メレの乳房に押し当てている掌はその先端に堅い蕾があるを感じ
ていたし、すっかり彼女の中に囚われてしまった指先は、どくどく
と脈打つような襞の動きと、溢れてくる蜜を堪能していた。

781 名前:ケンメレ A Fair Affair? 4 mailto:sage [2008/02/29(金) 22:45:53 ID:VDtsRij9]
 そして。
「ああっ……ん」
 ついに、ケンが待ち望んでいた甘い声が響いた。
 声とともに全身から力が抜けたメレの身体を支えながら、ケンは
なんとなく勝った気分になった。しかし、それも束の間。
「理央様……」
 それでも、最初から絶望的な恋をしている彼女は、そう呟いて唇
を噛み締めたのだ。快感を放ってしまったことによる後悔でもない。
そう、例えるなら、戦いに敗れて砂を噛む思いをしている戦士のよ
うな表情だった。
「俺の名前を呼んでくれとは言わないけどさ、やっぱりあんまりお
もしろいもんじゃないな」
 力の抜けたメレの身体を反転させ、くい、と顎を持ち上げる。睨
めつけられたケンは、逆に微笑を返してやった。
「でも、恋する乙女はやっぱそうじゃなくちゃな! あんた、やっ
ぱり可愛いよ」
 どうせなら、その黒獅子が言わないであろうことを、思うがまま
に言ってやろうとケンは言葉を重ねていく。その度に、メレの鋭い
だけの眼差しに、自分の大好きな「女の子」のそれが増していくの
が面白い。
 こんな女にあからさまな好意をぶつけられていて、これほど扇情
的な装いで傍にいられて、やましい気持ちの一切もないのだとした
ら、ちょっとだけ理央のことを尊敬してしまう、とさえケンは思っ
た。
「これならちょっとは嫉妬を煽れるんじゃねぇの?」
 そう言いながらメレの艶やかな唇に自身のそれを重ねようすると、
思い切り顔を背けられてしまった。
「えっ、こっちはナシ!?」
 まさか唇をこうも必死で守られるとは。
 それもケンの予想外だった。
「まっ、そういうプレイもいいかもしんねぇけど。あんた、自分だ
け気持ちよくなるってのはひどくね?」
「おまえが、勝手に!」
 すかさず蹴りを繰り出そうとしてくるメレの脚を撫で上げると、
彼女の内にまだ燻る絶頂の余韻は、簡単に彼女から力を奪ったよう
だった。
「くぅ……」
「ふん、相変わらずフェアじゃねーな」
 随分勝手な言い草だとケン自身も思ったが、その一言が効いたら
しい。
「言ってくれるわね」
「事実だろ」
「いいわ、その言葉、撤回させてあげる」
 自分の腕の中にいるままで、メレはいつものように不敵に、嫣然
と微笑んだ。

782 名前:ケンメレ A Fair Affair? 5 mailto:sage [2008/02/29(金) 22:46:34 ID:VDtsRij9]
 メレはゆるゆると屈んでいって、すっかり怒張しているケン自身
にそっと手を伸ばした。ジャージの上からでも指一本一本の動きに
それは丁寧に呼応して脈打った。
「お、おい?」
 焦るケンにメレは答えず、押戴くようにしてそれを引き出し、根
幹から確かめるように撫で上げていく。
 彼女はいつも身につけている緑の革手袋を口で外した。そんな仕
草さえも、これから彼女が行おうとしていることを、ケンにひどく
期待させた。
 熱い芯を支える彼女の掌も、ねっとりと先端を舐める舌も、やわ
やわと食む唇も、どこかひんやりとしている。
 その温度差と摩擦は、かつてないほどの快感を下腹部に凝縮させ
ていく。
 跪く格好になっているメレの両肩を、ケンは思わず強く掴んだ。
 それを合図にしてか、愛撫を加える速度が徐々に速くなっていく。
 もうほぼ限界まで追い詰められた自分自身は、メレの口腔内を隙
間なく満たしていた。舌を転がされるたび、唇をすぼめられるたび
に――さっき存分に玩んだ彼女の中で、果てたくなる。
「くあっ……ちょっ、もうそっちはいいからっ!」
 身体を離そうとしても、また新たな刺激を加えられてどうにもう
まく行かない。
 こいつ、さては……と思ったときには、双方の体液でてらてらと
光って見える彼女の指先に先端を、掌に芯を少しきつく、そして素
早く扱かれる。
 限界が、来た。
 そう思ったのと同時に、メレが身体を離して首を仰け反らせるの
をケンは見た。
 どっと疲れて四肢をついたケンをよそに、白い飛沫が艶やかな黒
髪からどろりと滴っているのを面倒くさそうに払いながら、メレは
冷笑する。
「これで同じでしょう。先んじようなんて、一万年早いのよ」
 その言葉が終わる頃には、彼女の姿はもう消えていた。
 結局、また負けたのか、とケンは肩を落とした。
「けど……これなら、まぁいっか……」
 いろんな意味で、すっきりした、負け方だった。

783 名前:ケンメレ A Fair Affair? 6 mailto:sage [2008/02/29(金) 22:47:02 ID:VDtsRij9]
「…………って! おい、俺!! 何から何まで都合良すぎ!」
 ガバ、とケンが身体を起こしたところは当然倉庫でもなんでもな
く、ゲキレンジャーとして与えられたスクラッチの自室。
 妖しくも可愛い女とのひと時は夢と消え、残っているのは。
「うわ」
 久々にやってしまった、白濁の液体。正直、この状態では見たく
ない。
「カッコわりー……」
 一人部屋なのになんとなくこっそり処理する方法をあれこれとめ
ぐらしながら、ケンは気だるく立ち上がる。
「んー、でもいい夢、だったかも」
 そう呟いて一人しまりのない顔をしたその瞬間、部屋のドアが乱
暴に叩かれた。
「こらーっ! もういい加減に起きなさーいっ!!」
「操獣刀を奪われた責任くらい感じろよ」
「修行行くぞ、ケン!」
「……寝起きの悪さもハンパないな。まいったぜ」
 言われて時計を見ると、朝の九時。
「や、もうちょっと寝てても……」
 小さい声で呟いたはずだったのに、どういう耳をしているのか、
扉の向こうのメンバーには聞こえてしまったらしい。
「強行突破するぞ」
 ゴウが静かに言う。本気だ。
 それは、今はやばい。
 とりあえず、ランが向こうにいることが分かっている以上、この
間抜けな起き抜け状態を晒すのは男子の恥。
「ちょっ、タンマタンマ!! すぐ起きるから!」
 こういうときに部屋が散らかっていると、ろくなことがない。当
面の後始末をしようにも、どこに何を置いたか咄嗟に思い出せない
のだ。
「何か焦ってるな……怪しい」
 そうこうしているうちにレツがいらない猜疑心を持ち始め、
「そうね。これは絶対に何か隠してるわ」
 ランまでそれに同調しだす。
「ちっ、違う! 操獣刀とか、臨獣殿のねーちゃんとか、なーんも
関係ないから! っていうか、お願い、レツかゴウは察して!」
「メレがどうかしたのか?」
 ジャンが言葉を拾うと、
「ますます怪しい。やっぱり強行突破だな」
 ゴウが決断を下す。
「……せーのっ」
「うわあああああああああああ」

 その日がケンにとっては何よりも辛い精神修養の一日となったこ
とは、想像に難くない。

784 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/29(金) 22:52:36 ID:VDtsRij9]
…ボウゲキのDVDで蒼風も楽しみだし黒桃も楽しみだし、
でもその祭りの前に理央メレを書き上げようと思っていたのに…
まったく需要のないケンメレもどき投下…メンチカツ食ってきます。

785 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/29(金) 23:27:52 ID:IQoIwod6]
>>784
黒桃って…どっちよ。赤桃なのか黒黄なのかw
ま、オレはVSは赤桃が楽しみでしょうがない

786 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/29(金) 23:37:39 ID:lbk/Iy9T]
赤桃、黒黄、蒼風、リオメレ
いろいろ楽しめるVSが待ちどおしい!

787 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/29(金) 23:44:29 ID:VDtsRij9]
>>785
素で間違えてた…敢えて言おう、赤桃も黒黄も両方だと。
早く3月になるように、寝るとしよう…

788 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/29(金) 23:53:29 ID:o4HNyFJz]
>>784
いいねーGJ!
突入された時にばっちり見られて
汚らしい物を見るような目で一日中ランにジト目で睨まれているといい。

789 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/01(土) 00:00:01 ID:9aDOcLHg]
>>776
綺麗で切なくて良かったです。
あー、もう本当にこの2人は幸せにしてやりたい
>>777
かつてこれほどまでに、エロかったメレはいただろうか。
いや、いない(反語)
メレにドキドキしながら、オチは笑ってしまいました。
ケン、なんて可哀想な奴w



790 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/01(土) 00:36:21 ID:+h+0TAsF]
>>784
GJでした!
ケンもメレもエロくて良い!
私の脳内では、ケンの「全然相手にされない好きな子」=ランだったんだけど、そういう事で良いですかw

791 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/02(日) 18:46:47 ID:h2N0OJBd]
轟音黒って明らかにムッツリだよな?
黄は菜月系か。無邪気に青とか黒を振り回してくれw

792 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/02(日) 23:53:34 ID:L894vuHw]

轟音黒はケガレシアねーさんあたりと
エロってもらいたいとオモ

793 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/03(月) 00:58:01 ID:th8Sltww]
黒が、青と黄にやった逮捕術が、カップル狩りみたいだったw


794 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/03(月) 12:14:15 ID:KOyxNj1P]
定番だが、蛮三人幹部で3Pっての期待。

795 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/04(火) 08:41:20 ID:Nqw2q6ZN]
今年は久々にプリキュアとのコラボCD出ないかな
そうすればクロスオーバーがすんなり書けるのに・・・

796 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/04(火) 12:35:16 ID:dBfB/adD]
>>764
青寝取られw

797 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/04(火) 12:36:25 ID:dBfB/adD]
>>764>>794
すまん

798 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/04(火) 15:01:33 ID:dBfB/adD]
>>794>>793
今気付いた、さらにすまん。
詫びに何か書いて投下する。

799 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/04(火) 16:56:43 ID:bGe4RpjF]
なんでもいいなら銀黄を一度読みたい



800 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/04(火) 17:54:37 ID:iXCRP3ID]
>>799
ボウケンの…だよな?
まさかと思うがガオってことはないよな。






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