- 1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/08/21(火) 18:42:23 ID:IlThlvYe]
- こちらは戦隊シリーズの総合カップルスレです。
現在放映中の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』、前年度放映の『轟轟戦隊ボウケンジャー』等々、 戦隊作品のカップルについて マターリと語って行きましょう。 煽り・荒らしはスルー推奨。他カプ批判もNG。みんなを幸せにする修行をしましょう。 【ネタバレについて】 特撮板本スレに準じ、放映日当日・映画公開終了までのネタバレは控えてください。 もしスレ住人からの要望により、映画等のネタバレを投下する場合、 投下前にネタバレであることを明記し、NGワード用タイトルをつけること。 バレを見たくない人はあぼん推奨。 前スレ 戦隊シリーズ総合カップルスレ 5 sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176541347/ 過去スレ 戦隊シリーズ総合カップルスレ 4(dat落ち) ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161010229/ 戦隊シリーズ総合カップルスレ 3(dat落ち) ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142719752/ 戦隊シリーズ総合カップルスレ 2 (dat落ち) ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114938210/ 戦隊シリーズ総合カップルスレ (dat落ち) ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1105953664/ 【S.P.D】デカレンジャー総合カップルスレ【S.E.X】(dat落ち) ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1080011602/ 2chエロパロ板SS保管庫 ttp://sslibrary.arings2.com/ 戦隊シリーズ総合カップルスレ保管庫 戦隊シリーズ総合保管庫 ttp://sentaieroparo.blog100.fc2.com/ 地球署の図書館 ttp://tfb.fc2web.com/index.html 保管庫の避難所 PC版 ttp://spdlib2.h.fc2.com/index.htm 携帯版 ttp://spdlib2.h.fc2.com/i/index.htm
- 138 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/29(土) 01:34:38 ID:OxEizQWm]
- 流れぶった切りすみません。
視点が定まってないしょーもないSSで恐縮ですが、光青桃投下させて頂きます。 一気に書いたので、あまりエロくないです…。 お好みでない方は、光青桃「Golden Circle」でNG登録をお願いいたします。
- 139 名前:光青桃「Golden Circle」 mailto:sage [2007/09/29(土) 01:35:17 ID:OxEizQWm]
- 秋、大きな月の下。
もう夜は寒いなぁ、日が暮れるのも早くなったし。 呼び出すのには慣れてない。 けれどいつも傍に誰かがいて、聞き耳を立てられているような気がして落ち着かず、募っていた不満。 二人っきりになれてるようでなれなくて、掴まえた端から時間は逃げて行く。 不確かなことに脅えるのは、もう嫌だ。 冷たいとか会えないとか、お互いに疑心暗鬼に苛まれるなんてごめんだ。 だからアキラはまだ来ぬ想い人を、都会の片隅の公園で待つ。 ぐらつきそうな闇に沈む代わりに、誰にも邪魔されずにいられるから。 ベンチから両足を投げ出すように深く腰掛けて、自らが吐き出す溜息の向こうの空を見る。 星、ちーさいや。田舎ならもっと、砂を撒いたみたいになるのに。 ポケットに両手を突っ込んでも、全然あったかくなんてなれなくて、だから余計にモモコに会いたくて。 背もたれの角に首を乗せ、目を閉じた。夜露で深まる緑の匂いを、思いっきり吸い込んで。 「アキラ?」 風のノイズを超えて、名前を呼ばれた。 慌てて目を開け、一瞬手前の記憶があやふやなことに気付く。 「凍死しちゃうわよ」 そんな大袈裟な。まぁ確かにこれが冬なら、天国の階段の一段目を昇っていたのかも知れないが。 「待ちくたびれたんだもん」 半ば寝呆けたような状態でも、弱みは見せたくない。 「ごめんね。タケルや長官と話し込んじゃって…」 「俺、待ってるって言ったのに?」 何でこんなに不機嫌なんだろう。反発の言葉が、面白いほど口をついて出てくる。 「もう来ないかと思っちゃったよ」 アキラのその言葉に、モモコは困ったような笑みを見せて、ぽん、とアキラの頭に触れた。 「拗ねボーズ」 誤魔化そうとしてる。アキラは更に臍を曲げて、モモコの手を外した。 「どうして怒ってるの?」 アキラの正面にしゃがみ、モモコは下から顔を覗き込む。 まるで幼稚園児と先生だ。絶対嫌がると分かっててこんなことをする彼女が可愛いから、余計に腹立たしい。 「その格好が気に入らない」 適当に言ってみたのに、それは意外と気持ちに近かった。 「何で?」 ミニまではいかないにしろ、短めのスカートで惜しげもなく脚線美を晒しまくっているモモコは、不思議そうに聞き返す。 「もう夜は冷えるんだよ?早く帰らなきゃいけなくなっちゃうじゃん」 「…はぁ?」 ちっとも分からないという風な答え。いや、だからさ。上手く言えない自分が悔しい。 「――とりあえず、座って」 掌に顎を乗せ、面白そうにじっと自分を見つめているモモコに言い渡すと、ヤレヤレ、と何処かで聞いたような単語と共に彼女は立ち上がる。 小憎らしい仕種を目の当たりにして、争うつもりなんかないのに一矢報いてやりたくなった。 腕を掴んで、顔を見て。 「確かにチビだけどさ。俺の方が力は強いって知ってる?」 手首を強く握ると、モモコは顔をしかめた。
- 140 名前:光青桃「Golden Circle」 mailto:sage [2007/09/29(土) 01:35:52 ID:OxEizQWm]
- まるで熱い魂を宿されるみたいで、少し怖くなる。
くるりと身体が裏返ったかと思ったら、そのまま強く引き寄せられた。 落ち着いた先は、アキラの膝の上。 どうしようかと肩越しに振り返ると、モモコの髪を弄ぶように集めながら、彼はまだ複雑な表情を見せたままだった。 二人の関係のことは、誰も知らない。 だから邪魔をされていた訳ではないけれど、確かに最近色々な事情が重なって、一緒の時間が取れなくなっていた。 そんなことでいちいちクサっていたら身が持たない。そう諦められてしまうのは、結局哀しい年の功か。 ――いや、違う。 そんなことでは揺らがないと信じているから、だ。 アキラの気持ちは嫌と言うほど知ってるし、自分の想いだって負けないはずだと思う。 だから、こうして不満を正直に態度に出されると、どうしていいか分からなくなってしまう。 受け止めるべきか、突き放すべきか。 気付かれないようにちょっとだけ溜息をついて、モモコは自らの身体を半周させると、アキラの方を向いた。 「困ったものよね、本当に」 少し苦しい体制だが、我慢出来ないほどではない。肩を引き寄せ、抱きしめてやる。 「アキラ、身体冷たい…。もしかして随分待ってた?」 「待ってない。ぜーんぜん待ってなんかない!」 全く真逆。一体何なんだろう、そのこちらの働きかけを潰すかのように不貞腐れた態度は。 …おねーさんを、あんまり甘く見るんじゃありません。 モモコはアキラを睨み、後ろ髪を一瞬強く引っ張った。 そして次の瞬間、耳に音を立ててキスをしたら、彼は飛び退きながら驚く。 「あら、耳弱い?」 「何すんだよっ」 対する声は、多分本人にも予想外なほどの動揺。 刺々しかった少年の、円い部分。それを見つけて、モモコは楽しくなってくる。 頬を撫で、うなじのあたりに唇で触れて髪を梳き、現れた耳朶に軽く歯を立てて。 アキラは、まるで魔法にかかったように拗ねた態度を潜め、モモコが動く度にひっそりと息をつく。 「素直になれば可愛いのに」 「…それ、褒めてない」 吐息の絡む反発は、逆効果でしかない。 モモコは鼻を寄せて、唇が触れ合う直前で離れる。 何度か繰り返すと、アキラは焦れた様子で重ねようとして来るが、叶えてはやらない。最後には、懇願するような表情。
- 141 名前:光青桃「Golden Circle」 mailto:sage [2007/09/29(土) 01:37:01 ID:OxEizQWm]
- 「キスして欲しい?」
こんなに危ういモモコの声を、初めて聞いた。それは理性を揺さぶる、悪魔の誘惑にも似ていて。 答える代わりに、唐突にモモコのスカートの裾を摘み、ひらめかせる。 「ちょっと!」 さすがにその行動は予想外だったのか、強く窘められる。 でも、自分の膝の上で浮いてしまっている足では蹴ることも立ち上がることも出来ないから、言葉だけの抵抗に過ぎない。 そのままジャケットに手を入れて、胸の膨らみに触れる。 「誰か来る、ダメ!」 さっきから体制は同じだし、本当にまずいならその時点でやめるはずだ。 一方的に色々仕掛けて来た人が、今更お預け食らわそうってのは犯罪に等しいね。 久々に触れた、ふわっとした柔らかさが面白くて仕方のないアキラは、直に触れたくなって服の裾を探す。 「…怒るわよ」 精一杯の怒りを含んだ、モモコの低い呟き。 はい、後で思いっきり叱られます。アキラはさっさと開き直って、その指は止まらない。 辿り着いたのは、カップに包まれたささやかな双丘のちょうど中心、所謂谷間の部分。 今日の下着は何色だろう。キャミソールの上から覗き込み、 「あ、ブルーだ」 嬉しさに加え、もう一つ気づいたことがあって、アキラはニヤリと笑って見せる。 「これじゃ、怒れないよねぇ」 呟きと共に、プチンと金属が弾ける音。外してくれと言っているようなものではないか、フロントホックなんて。 何も邪魔するものがなくなったその実りを、アキラは掌で味わい始める。 包み込むには、ちょうどいい大きさ。そして、押し返すように張りのある柔肌。次第にその真ん中が硬さを増したので、指先で摘んでみる。 「あっ…」 さすがにそれには我慢出来ないらしく、モモコは甘い声を上げた。 一応何があるか、誰がいるか分からないから、辺りへの警戒は緩めない。 が、夜も更けて繁華街の公園にやって来る人間なんてそうはいないだろうから、心配はいらないはずだ。 いたとしても、多分目的は同じ。他人に干渉する余裕なんかありはしまい。 「ん…ふあ、ぁん…」 掌で乳房全体を揉みしだきながら、先端を執拗に攻撃して行くと、モモコの息が弾み出す。 と、突然顔を仰向けにされたかと思ったら、唇が柔らかく重なり、舌が入って来た。 仕掛けたり拒否したり、忙しかったモモコのそれは諦めか、理性の捩れか。 どちらにしても、激しいキスという形で混乱を伝えられて、アキラに完璧に火をつけてしまったから同じこと。 片手で頭を引き寄せながら唇を貪り、胸への愛撫に熱を込めて行く。
- 142 名前:光青桃「Golden Circle」 mailto:sage [2007/09/29(土) 01:37:44 ID:OxEizQWm]
- モモコが利き手側に横向きに座ったのも、きっと小さな運命の符号。
アキラはそっとスカートを潜り、その奥へ、底へと進んで行く。 腕を割り入れるようにして足を開かせ、中心の合わせ目を探って。 「あぁ…ん」 その潤みを掬った途端、切ない吐息がアキラをくすぐった。 触れられるのを待つように、膨らんだ蕾。 ほんの少しの刺激で、まるで泉のように蜜が溢れる。 愛玩するように円を描いて触れながら、再び唇を塞いだ。途端に、何とも言えず艶めかしい水音が、静まり返った辺りに響き渡る。 「びしょ濡れだね」 口を掌で押さえ、耳元で下卑た煽り。 クチュ。グチュ…ぴちゃん。 中へと差し込む指の本数を増やすと、更にその音はいやらしさを増す。 「はぁ…っあぁ、ん、ん…」 アキラの肩にしがみつき、モモコは愛撫に応え続ける。 舌が這い上がってくる。耳がくすぐったい。熱く柔らかな感覚が、ひどく魅惑的。 きゅっと、モモコの中が締まった。断続的に起こるそれで、限界が近いことを知る。 敢えてゆっくり指を送りながら親指で蕾を拾うと、モモコは更に激しく首に腕を絡め、声を上げる。 「あっ、はぅ…あ、や、いっちゃ…あぁぁぁんっ…!」 腕が背中を、儚く滑り落ちた。 アキラの肩に顎を乗せたまま、モモコの全身が一気に弛緩する。 呼吸が整うのを待つ間に、アキラはベルトとファスナーを外しにかかる。 「ちょっとだけ…立てる?」 僅かに引いた身体を支えてやり、すぐに跨がるように座らせた。 「柔らかいね」 関節といい肌といい、何とも言えず。開いた腿を撫で、褒めた。 特に答えは待たず、ずらした下着の隙間から、アキラは自身をモモコの中に埋め込んで行った。 「あ…やっ…」 少し引っかかる感じ。痛みがあったのか、モモコは怖がって腰を引く。が、両手で強く寄せて、逃げ場を絶って。 それでも、なるべくゆっくり。そう念じながら、徐々に包まれる感覚がたまらない。 「は…」 甘い吐息は、どちらから洩れたものだろう。 「…あったかい、中」 顔を見て囁くと、モモコは恥ずかしそうに目を伏せる。 そんな彼女を揺するように、アキラは動き出した。
- 143 名前:光青桃「Golden Circle」 mailto:sage [2007/09/29(土) 01:39:52 ID:OxEizQWm]
- 「んっ、ぁ、はぁぁんっ…!」
お互いの身体の形状そのままに、突いては引いて、求めて動いて。 寒いかな。気にしながらも服の裾をたくし上げ、胸の突起を口に含む。 「や…あん、あぁ、あっ…」 快感を持て余して軽く歯を立てると、逆に強く締め付けられて、アキラは息を詰める。 「ね…こっちも…」 モモコはゆっくりと服をはだけ、反対側の胸を露にした。 自ら先端を摘み、転がすように嬲って更なる快感を呼び起こす、いつにない大胆さ。 自分とは違う、細い指。その扇情的な動きから目が離せず、アキラはモモコの全てを味わいながら、煩わしいほどにほどのうねりに高められて行く。 やがて求めに応じて触れてやると、モモコは背を逸らして歓びを表した。 留まることを知らない蜜の音が、二人を撫で上げて行く。 「…っ、アキラ、きもちい…あ、あぁっ…」 もっと良くなって欲しくて、激しく突き上げる。 モモコの身体は、いつだって極上だ。他に経験がないから言い切れないが、もし別の女性を知ったとしても、彼女ほど自分に合う人はいないと思う。 今日は普段以上に魅力的で、深淵な艶姿。 それは、外でしているというスリル?仲間たちを気にしなくていいという開放感?一体どちらによるものだろうか。 肌寒さはいつの間にか吹き飛んで、汗すら滲んでいる。強い快感は、アキラを痺れさせて止まない。 「あぁ、はぁ、んっ、ん、あぁぁん…!」 終息が近い。モモコの方も同じだろう。 一緒がいい。いつだって、何処だって。 彼女の身体が浮いた分だけ、深く飲み込まれる。その更に奥を知りたくて、進んでは戻って。 「ん…、…イク…ッ…」 アキラの感覚が、急上昇して行く。 モモコ…!ぎゅっと肩を引き寄せて髪を絡め、唇を貪って。 逃げられないほどの快感が走ったのは、僅かな瞬間に過ぎない。 それでも二人同時に迎えたら、それは凄く幸せな一瞬の永遠になった。
- 144 名前:光青桃「Golden Circle」 mailto:sage [2007/09/29(土) 01:40:52 ID:OxEizQWm]
- くどくどくどくど。
モモコは、さっきの宣言通りそれは見事に怒り、説教モードに突入した。 さっきまでの熱い、甘い空気は何処へ行ってしまったんだというほどに、止めようもなく白熱する。 「聞いてるの、アキラ」 街灯の下で尚色濃い、怒りのオーラ。 アキラは口を挟めないのか、挟んだらもっと長引くと学習しているのか、静かに聞いていた。 だが所詮頭の中は、某猫型ロボットに出してもらうなら、時間を早回しにする道具だなぁとか、下らないことを考えているのであろうことは想像に難くない。 あれもこれも、本当にもう。 モモコ自身も気付いていなかった不満が、誘爆を見たということだろうか。 「二度としないで、分かった?」 勿論自分も二度と許すまい、こんな危ないこと。 数多いる基地の関係者やら、敵の奇襲やら。油断したらあっという間にやられてしまう…色んな意味で。 「たった一度をたくさん、ってのは…ダメ?」 さすがアキラ、ちっとも妥協点の分からない提案。 「屁理屈は聞かない」 消し飛ばすように答えながら立ち上がり、モモコは自分の恰好におかしなところがないか、全身隈なくチェックした。 アキラに綻びがあったら元も子もないから、とりあえず整えてやらねばと思っていたら、彼は迷いも見せずベンチから腰を上げ、歩き出す。 ちょっと、あなたに怒る権利はないでしょう? まぁ自分も拒まなかったし、切っ掛けを作ったと言われれば、そう言えなくもないけれど…。 アキラが謝らないのは、悪いことをしている訳じゃないというプライドだろうか。 行為自体を悪だと言うつもりはない。ただ、場所を考えて欲しい。 それを分かってもらえない限り、こんなことの繰り返しなんじゃないだろうか。 「モモコー?」 遠ざかる背中を、追いかけるのも癪で恨めしく見つめていたら、呼んだ?とでも言いたげに振り返る無邪気な影。 差し出す掌には、モモコが握り返すのが当然という自信がちょこんと、でも確かに乗っていた。 本当に何と言うか、あの子は。 常識や迷いさえ吹き飛ばす、小さな嵐のようで。 完全に巻き込まれた。 けれど今日は、一緒に空でも飛んだってことにしてやろうかと、モモコは言い聞かせる。 だって、ちょうど月の綺麗な夜だし、ね。 <終>
|
|