- 555 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/01/29(月) 12:53:02 ]
- 命題
A を1次元のネーター整域とし K をその商体とする。 A の K における整閉包を B とし、B は A-加群として有限生成とする。 p ≠ 0 を A の素イデアルとする。 p が正則であるためには p が可逆分数イデアル(>>466)であることが 必要十分である。 証明 p が正則なら >>554 より A_p は離散付値環である。従って pA_p は 単項イデアルである。 q ≠ 0 を p と異なる A の素イデアルとすると、q は p に含まれない から pA_q = A_q となり、これも 0 でない単項イデアルである。 よって >>500 (及び >>502) より p は可逆分数イデアルである。 逆に p が可逆分数イデアルなら >>499 より pA_p は単項イデアル である。よって前スレ3の534より A_p は離散付値環である。 よって >>554 より p は正則である。 証明終
|
|