- 456 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/01/14(日) 12:25:10 ]
- R = [1, fω] を2次体 Q(√m) の整環とする。
正則な R-イデアルの全体は R-イデアルの積により可換な モノイド(単位元をもつ半群)になる。 この可換モノイドを I+(R) とおく。 他方、Z[ω] のイデアルで fZ[ω] と素なもの全体もイデアルの積 により可換モノイドになる。 この可換モノイドを I+(f) とおく。 正則な R-イデアル I に IZ[ω] を対応させることにより、 写像 φ : I+(R) → I+(f) が得られる。 この φ は明らかにモノイドとしての準同型である。 >>451 より φ は単射であり、>>453 より φ は全射である。 よって φ は同型射である。 さらに φ はイデアルの包含関係を保存する。 つまり、 I ⊂ J なら φ(I) ⊂ φ(J) である。
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