- 451 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/01/14(日) 02:19:25 ]
- 命題
R = [1, fω] を2次体 Q(√m) の整環とする。 I と J を正則な R-イデアル (>>446) とする。 IZ[ω] = JZ[ω] なら I = J である。 証明 P を R の素イデアルとする。 S = R - P とおく。S は R の積閉部分集合である。 Z[ω]_S を Z[ω]_P と書くことにする。 >>433 より Z[ω]_P は R_P の K における整閉包である。 P が正則なら、>>450 より R_P は離散付値環だから整閉である。 よって Z[ω]_P = R_P である。 IZ[ω] = JZ[ω] より I(Z[ω]_P) = J(Z[ω]_P) であるから I(R_P) = J(R_P) である。 P が正則でないなら、>>449 より I ⊂ P ではない。 よって I(R_P) = R_P である。 同様に J(R_P) = R_P である。 以上から R の任意の素イデアル P ≠ 0 に対して I(R_P) = J(R_P) である。 従って、前スレ3の 587 より I = J である。 証明終
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