- 942 名前:どこの誰かは知らないけれど mailto:sage [2021/07/27(火) 01:10:28.61 ID:to0PCHvS0.net]
- >>940
――中島さんにとって、『ゴジラ対ガイガン』がゴジラ役の最終作になりましたね。 「実際に『ゴジラ対ガイガン』が、僕がゴジラを演じた最後の作品になるんだけれども、 その時の自分にはそんな意識はちっとも無かったね。 『ゴジラ対ガイガン』の直後に 仕事場がボウリング場に変わったけれども、自分の年齢もこの時43歳で、まだまだ 50歳まではゴジラ役をやれればと思っていたからね。だからゴジラ役は自然消滅なんだよ。」 ――それは今まで存じませんでした。それでは、ボウリング場に移られたその経緯をお聞きかせ下さい。 「上層部の課長から『俳優をクビになっても、東宝には子会社がありますから、ボーリング場や ゴルフ場に残りたい方はそちらに行って下さい』と言われてね。仕事が無くなるのも困るから、 だったら行ってみようと思って。それで新宿のコマ劇場の隣りにあるボウリング場に研修に 行ったけれども、実際に働いたボウリング場は、向ヶ丘と成城だったよ。 東宝の子会社にいれば、また撮影所からゴジラ役のお呼びがかかるんじゃないかとの期待も あったけれども、結局、僕抜きで『ゴジラ対メガロ』(73年)以降のゴジラ映画が作り続けられたね。 そういえばこの頃には、劇場版の『日本沈没』(73年)で、丹波哲郎さん演じる首相の運転手役を 演じたこともあったけれども、今思えばこれが役者としての最後の作品になったんだね。」
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