- 48 名前:どこの誰かは知らないけれど mailto:sage [2021/06/15(火) 13:17:13.28 ID:wsg40B5L0.net]
- 何か見てると「どっち付かずな」ストーリーという印象はある。
いきなり沖に現れたかと思えば訳も分からずに海の中に没して行く船、 船の中にあった航海日誌が約1000年前のものである事と、そこに記されていた「鳥を見た」の一文の謎、 そしてラルゲユウスと呼ばれる古代の鳥が突然現代に現れた理由… それらの要素が結局投げっ放しのまま、もう一つのテーマである「少年の冒険譚」にいつの間にかすり替わっている。 深夜の動物園で起こった異変という謎をはらんだようなシーンで始まるにも関わらず、怪獣がメインになるのかと思いきや違うし、 確かに全てが中途半端なんだよな。 正直見終わっても心温まるような話じゃないし、ラルゲユウスがそれまで散々やった破壊など棚上げするかのように 海の彼方に優雅に飛び去って行くラストシーンと、そこに流れる少年の心情に仮託したような音楽の力で辛うじて強引に纏まってるようなもんだ。
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