- 662 名前:名無しさん@英語勉強中 mailto:sage [2018/07/08(日) 06:04:12.59 ID:8MEve3XB0.net]
- > 20世紀新言語学は何をもたらしたか
はしがきに > さらに ,最近脚光を浴びている認知文法の立場から , 「英語の冠詞再考 」を第 9章として加えた 。 とあるので、その章をとりあえず読んだのだが、 ラネカーの Cognitive Grammar: A Basic Introduction の内容が引用されているので、 それを読んだ後で書いたものと思われるが、 サブタイトルが 認知文法の立場から とあるのにもかかわらず、 その立場では書かれていない。 それどころか、最後に、以下のように締めくくられている。 [付記] 本章は ,チョムスキ ー以降の学界において ,最も注目を集めている学説の一つである認知言語学 ,認知英文法のサンプルとして ,英語の冠詞を再考しようとしたものである 。 内容は主として ,Langacker (2008) ,Radden and Driven (2007) によって触発されたものである 。 けれども ,結果的には ,筆者自身が ,長年にわたって続けてきた解釈文法といってよい路線を ,さらに一歩前進させたものといって差し支えないように思われる 。 それは当然であるという思いもある 。人間の認知作用を考慮に入れないような解釈文法など ,ありえないからである 。
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