- 878 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/03/10(土) 21:17:02 ]
- [Gauss: Disquisitiones, art.104]
>>874 の 1) と 3) における(互いに合同でない)解の個数を求める。 条件を再度述べる。 p を奇素数として a が p で割れるときに x^2 ≡ a (mod p^n) を考える。 a = (p^k)b, gcd(b, p) = 1 とする。 1) k ≧ n のとき n が偶数のとき n = 2m n が奇数のとき n = 2m - 1 とおく。 x^2 ≡ a (mod p^n) より x^2 ≡ 0 (mod p^n) となる。 よって x ≡ 0 (mod p^m) となる。 0, p^m, 2p^m, ..., (p^(n - m) - 1)p^m の p^(n - m) 個が解である。 3) 1≦ k < n で k が偶数で、(b/p) = 1 のとき。 k = 2s とする。 x^2 ≡ (p^(2s))b (mod p^n) x = (p^s)y とおくと y^2 ≡ b (mod p^(n - 2s)) この解の一つを v とする。 v(p^s), (v + p^(n - 2s))(p^s) = v(p^s) + p^(n - s), ... , (v + (p^s - 1)p^(n - 2s))(p^s) = v(p^s) + (p^s - 1)p^(n - s) の p^s 個が v から得られる解である。 y^2 ≡ b (mod p^(n - 2s)) のもう一つの解 v' も同様であるから、 合計 2(p^s) 個 の解が得られる。
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