- 405 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2006/12/30(土) 02:12:00 ]
- D を負の有理整数で D ≡ 0 または 1 (mod 4) とする。
判別式 D の正定値かつ原始的な2次形式の集合を PF(D) と書く。 複素上半平面にある判別式 D の2次無理数の集合を HQ(D) と書く。 >>403, >>282, >>297 より PF(D) は、右 SL_2(Z)-集合(>>388) である。 >>286 より HQ(D) は、左 SL_2(Z)-集合(>>388)である。 写像 φ : PF(D) → HQ(D) を >>324 の証明と同様に定義する。 >>404 より φ は全単射である。 f ∈ PF(D) と σ = (p, q)/(r, s) ∈ SL_2(Z) に対して fσ = g、φ(f) = θ とおく。 >>325 と同様にして φ(g) = σ^(-1)θ よって φ(fσ) = σ^(-1)φ(f) よって φ(fσ^(-1)) = σφ(f) σf = fσ^(-1) と定義すれば PF(D) は、左 SL_2(Z)-集合になる。 上記から φ は 左 SL_2(Z)-集合としての同型射(>>399)である。
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