- 143 名前:ぱくぱく名無しさん mailto:sage [2020/03/17(火) 16:24:32 ID:5tedb9Xc.net]
- >>140
もともとは 効率の良い新しい製法で純度を上げたら真っ白になる → 上白糖 効率の悪い古い製法で純度が上がりきらない状態 → 三温糖 雑味の無い真っ白の砂糖の方が使い出が良いし、新しい製法でなら効率よく生産できるから、そっちの方が多くなるけれど、 やっぱり昔ながらの甘蔗の風味が残ってる方が良いという守旧派層が少なからず居て完全には切り替わらず。 ただ、それでも、古い製法を残しておくほどには需要が無いので、今の三温糖は、真っ白の砂糖に、糖蜜(甘蔗から砂糖をとったカス)を少しだけ混ぜて作っている。 そもそも上白糖の製法自体も若干古くなっていて、新しい製法で作った粒子の小さな砂糖に、果糖・ブドウ糖液を少し混ぜて作っている。 こっちの果糖・ブドウ糖液も甘蔗やビートの汁から砂糖を取ったカス。製法によって先に脱色するかしないかで、カスとして褐色の糖蜜が出てくるか、無色透明の果糖・ブドウ糖液が出てくるかの違い。 コストも栄養価も、殆ど変わらん。どっちも、蔗糖96〜97パーセント、果糖とプドウ糖と合わせて1〜2パーセント、水分2〜3パーセントくらいだから。 色の付いた粘性のある液体をぱっと見均等に混ぜ込む分だけ三温糖が少しだけ高いかもしれん。
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