- 599 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/02/05(月) 12:04:38 ]
- 補題
R = [1, fω] を2次体 Q(√m) の整環とする。 I = [a, b + fω] と J = [k, l + fω] を R の原始イデアルの 標準基底による表示とする。 I = αJ となる α ∈ Q(√m) があるとする。 このとき θ = (b + fω)/a、ψ = (l + fω)/k とおくと、 θ = (pψ + q)/(rψ + s) となる。 ここで p, q, r, s は有理整数で ps - qr = 1 である。 証明 >>593 より ps - qr = ±1 となる有理整数 p, q, r, s があり θ = (pψ + q)/(rψ + s) となる。 >>273 の規約よりθ と ψ は複素上半平面にある。 >>274 より Im(θ) = (ps - qr)Im(ψ )/|rψ + s|^2 よって ps - qr = 1 である。 証明終
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