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代数的整数論 004
530 名前:
Kummer
◆g2BU0D6YN2
[2007/01/26(金) 12:00:09 ]
命題
A を1次元のネーター整域とし K をその商体とする。
A の K における整閉包を B とし、B は A-加群として有限生成とする。
p ≠ 0 を A の素イデアルとしたとき B_p は単項イデアル整域であり、
その極大イデアルは有限個である。
ここで B_p は積閉部分集合 S = A - p に関する B の局所化である。
証明
前スレ2の787より B_p は Dedekind 整域である。
A_p ⊂ B_p であり A_p は pA_p を極大イデアルとする局所環である。
前スレ1の514より B_p は A_p の上に整だから B_p の極大イデアルは
pA_p の上にある(前スレ1の518)。
よって B_p の極大イデアルは pB_p を含む。
よってこれ等は有限個である。
前スレ2の767より B_p は単項イデアル整域である。
証明終
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