- 326 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2006/12/22(金) 22:43:34 ]
- G を >>253 で定義した集合とする。
複素上半平面にある判別式 D の2次無理数 θ が与えられたとき それと SL_2(Z) の作用に関して同値な2次無理数で G の点となるもの を有限回の手続きで求める方法を述べる。 >>269 より SL_2(Z) は S = (1, 1)/(0, 1) と T = (0, -1)/(1, 0) で 生成される。 以下のアルゴリズムを考える。 (1) -1/2 ≦ Re(θ) < 1/2 なら (2) にいく。 -1/2 ≦ Re(θ) < 1/2 でなければ θ に一次分数変換 S^(n)(θ) = θ + n を施すことにより τ = θ + n を -1/2 ≦ Re(τ) < 1/2 と出来る。 θ = τ とおく。 (2) |θ| < 1 なら τ = T(θ) = -1/θ とすると |τ| > 1 となる。 θ = τ とおいて、(1) にいく。 |θ| > 1 なら終了。 |θ| = 1 なら (3) にいく。 (3) -1/2 ≦ Re(θ) ≦ 0 なら終了。 0 < Re(θ) < 1/2 なら τ = T(θ) = -1/θ とすると |τ| = 1 で -1/2 < Re(τ) < 0 となるので θ = τ と おいて終了。
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