- 303 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2006/12/20(水) 16:36:36 ]
- 定義
Q(√m) を虚2次体とする。その判別式を D とする。 Q(√m) のイデアル類群(>>193)を Cl(D) と書く。 判別式 D の正定値2次形式を >>302 の同値関係で類別した同値類の 集合を F+(D) と書く。 F+ の元からその任意の代表 f(x, y) = ax^2 + bxy + cy^2 をとる。 >>287 より [a, (-b + √D)/2] は Q(√m) の原始イデアルである。 >>298 より、このイデアルの属すイデアル類は f(x, y) の取り方に よらない。 よって F+(D) から Cl(D) への写像が定まる。 この写像を Φ+ と書く。
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