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お金はどこから来るんだぜ?



1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/05/29(月) 18:54:59 ID:wIeD1B5B]
お金が始まる場所はどこなんだぜ?

48 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 00:31:42 ID:jhokDm4x]
>>39
そか、岩井克人さんの言う、貨幣法制説と貨幣商品説の欠陥の意味、分かったんだぜ。
確かにどちらも、現在の貨幣のあり方を説明するには不十分なんだぜ。

>「貨幣が貨幣であるのは、それが貨幣であるからだ」という共通認識を人類が獲得するのに
>それこそ数千年かかってしまったという事かなと思います。

うお、やっぱし、どんな哲学も最後にはトートロジーに行き着くのかなあ・・・。
でもオイラは、今の時代が哲学のゴールだとはちょと思えないんだぜ。
ひょっとしたら数千年後、オイラたちの子孫に、
昔の人は、「貨幣が貨幣であるのは、それが貨幣であるからだ」と信じていたらしい、
とか、言われちゃうのかも知れないんだぜ。

49 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 00:48:29 ID:jhokDm4x]
>>40
>「大君の通貨」なんて本はどうでしょう。
うお、読みたい本がどんどん増えていくんだぜー!
ありがとうございます、なんだぜ。

>貨幣の発達史ってのを調べると面白いと思うよ。
そか、どんな分野の知識も、その歴史を無視しては語れなかったんだぜ・・・。
「大君〜」の、Amazonのレビュー読んでみると、なんか従来の幕末観が変わりそう。
経済は素人には見えにくいから、歴史を学ぶ時って、けっこう経済という観点を
完全に無視してる傾向があるぜ(現在の社会を見る時も)。

しかし現行の経済体制って、前にも書いたけど意外と新しくてびっくりだぜ。
そう考えると、今の貨幣経済のあり方がガラガラっと変わる日が、
近い将来やってくるかもしれないんだぜ・・・。
まったく予想もつかないんだぜ・・・。

50 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 00:54:11 ID:jhokDm4x]
>>41さんと>>42さんの会話は・・・、オイラには難しすぎてちんぷんかんぷんなんだぜ・・・。
でも、なんか完結してるみたいなので、いいかな?
レスできなくてスマソだぜ・・・。

51 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 01:15:40 ID:jhokDm4x]
>>45
>仮にあなたが1万円を持っていたとする。この時点では1万円は1万円だ。これを銀行に預けてみよう。
>これで、銀行に現金1万円とあなたは預金1万円で2万円のマネーサプライになる。
>そして銀行は、これを裏で貸出している。借りた側の銀行口座にも1万円があるという事になる。
>これで3万円に増えたわけ。

↑これスゲェ! 一回読んだだけじゃ全然分かんなかったけど、何回も読んだら分かったぜ!
ってことは、だからやっぱり、お金は「移動する瞬間にだけ存在する」としか考えられないんだぜ!
オイラが預けた銀行の預金は、預けてある間、オイラのお金じゃなくなってるんだぜ!
CDで引き出した瞬間、オイラの手元に発生するんだぜ!
預金残高は、実質、存在してない価値ってことだぜ! (怖いよ〜〜〜〜!)
スゲェ貨幣スゲェ! 財布の中は竹やぶ! 銀行の中も竹やぶ! 世界中が竹やぶ!

52 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 01:37:13 ID:V1yQdt3k]
>>51
飛ばない豚がただの豚であるように
使わない現金はただの紙切れです。

財布に入っているお金も、使わなければ経済から消えうせたお金です。
というのはちょっと言いすぎでした。

一応、日銀は自分が発行した通貨量を把握していますので、財布に入っているお金、
竹やぶに捨ててあるお金も、通貨発行高として勘定には入っています。

ただ、お金って何?という話になると、お金は(国内の)全ての人が喜んでその人の提供
する財やサービスと交換してくれる媒体であり、お金の価値は交換によって得られる財や
サービスの価値のことであるという事で。

「お金自体に価値があるわけではない」というお話しに戻るのでありました。

53 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 01:43:37 ID:V1yQdt3k]
>>49
>しかし現行の経済体制って、前にも書いたけど意外と新しくてびっくりだぜ。

はい。管理通貨制度で変動相場制になってから、実はまだ30年程度しかたっていません。
何故、この制度に行き着いたのか。何故、以前の仕組みが維持できなくなったのか。
この辺が面白いところです。

そして、今後の方向性はどうなのか。
クレジットカード、デビッドカード(お財布携帯などを含む)で現金は消滅していくのか?
現行法の中で、微妙な立ち居地で運営されている地域通貨の類はどうなるのか?
そして、ネット通貨みたいな、中央銀行の統制を離れた通貨が生まれるのか?
そういった事を想像するのも面白いかも。

54 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 01:53:42 ID:V1yQdt3k]
>>53
>何故、この制度に行き着いたのか。何故、以前の仕組みが維持できなくなったのか。

補足しておきます。

お金の価値をモノに縛り付けておくから、経済の発展にともなって適切にお金の量を
増やせなかったり、お金の価値の信頼が薄れたりするんだという事にやっと気がついたのです。

そして、その結果、「お金はお金だからお金なんだよ」という事になったわけです。
お金の価値は、経済取引で必要な量を適切に調整してさえいれば、何かの価値
に縛り付けておく必要はない。それどころか、縛り付けておくから無理がでるんだと。
これが管理通貨制度。

よその国の通貨との交換比率も、もう好きに市場で取引して決めちゃって!
というのが変動相場制度です。

まあ、固定相場制度(最近は管理フロート制と呼びますが)の国もあって、そういう国
は自国の経済規模が小さい=発行している通貨の量が少ないので、変動相場制に
して自国より遥かに大きな世界単位の資金移動に翻弄されてしまうと困るという理由
で、通貨の価値を他国の通貨に固定しています。

でも・・・固定相場制の国は、実はヘッジファンドみたいなのの攻撃にとても弱いのです。
これが固定相場制すら諦めた最大の理由で、現在主要国が変動相場制を採用し
ている理由です。

55 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/06/03(土) 14:27:53 ID:7a2fRRNe]
飛べない豚はただの豚じゃなかった?使えない紙幣はただの紙切れ。

>お金の価値をモノに縛り付けておくから、経済の発展にともなって適切にお金の量を
>増やせなかったり、お金の価値の信頼が薄れたりするんだという事にやっと気がついたのです。

これは日本人は江戸時代にはすでに気付いていたと思う。貨幣を改鋳する
たびに大騒ぎになっていたから。

マル経の史観だと江戸の市場経済は全く分析できないから、気付いていた
けど分析から抜け落ちて忘れ去られていたって感じ?経済史の犯罪行為の
1つ。

56 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 15:05:45 ID:PBagDlJ7]
test



57 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 16:52:01 ID:4fpDhZ9d]
>>55
大岡忠助&徳川吉宗の悪貨改鋳ですね。

気づいていたかどうかは別ですが、日本史の教科書に「大飢饉」と書かれている事象は
ただの天変地異ではなく、デフレにより引き起こされた恐慌の可能性もあります。
また、徳政令で救済したのではなく、徳政令で状況を悪化させていた可能性もあります。

歴史系の人たちは経済に詳しくないので、ある国が勃興するのを「歴史の必然」みたいな
捉え方をしたりしますが、戦争→戦時復興→人口増加という内需拡大期、安定成長
から通貨不足でデフレに至る衰退期という経済学的というか、通貨・景気変動という視点
から分析することもできるのかなぁと思ったりもします。

58 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 22:53:54 ID:jhokDm4x]
>一応、日銀は自分が発行した通貨量を把握していますので、財布に入っているお金、
>竹やぶに捨ててあるお金も、通貨発行高として勘定には入っています。

なんだそっか、じゃあ完全に消え失せたりはしてないのね・・・。(一人で興奮しちゃったぜ・・・)
銀行は、竹やぶに捨てられてる子たちのことも、「帰ってこないな〜」って、心配してるのかな・・・。(かわいいぜ)

でもやっぱし不思議だぜ。
オイラがA銀行に1万円預けたら、A銀行はそれを裏で企業Xに貸し付けて、企業Xに1万円が入るぜ。
その後オイラがA銀行から1万円引き出しても、企業X側の1万円は、動かないぜ。
この段階で2万円になったぜ。
それからオイラがその1万円をB銀行に預けたとするぜ。B銀行もやっぱり企業Xに貸すとするぜ。
その後オイラがB銀行から1万円引き出しても、企業X側の2万円は、動かないぜ。
この段階で3万円になったぜ。
これを繰り返していったら、世の中はお金であふれちゃうぜ。
増える仕組みは分かったけど、減らす仕組みが分かんないぜ。
世の中は一体、どうやってお金を減らしているんだぜ?

59 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 22:55:00 ID:jhokDm4x]
>クレジットカード、デビッドカード(お財布携帯などを含む)で現金は消滅していくのか?
>現行法の中で、微妙な立ち居地で運営されている地域通貨の類はどうなるのか?
>そして、ネット通貨みたいな、中央銀行の統制を離れた通貨が生まれるのか?

これ、想像すると、おもしろいぜー。
でも、意外に貨幣って、意外に国のアイデンティティとか、国民の愛国心とかを支えてたりして、
無くなったら無くなったで寂しいのかもしれないぜ。
そうなると今度は、紙幣がトレーディングカードとしての価値を持つようになって、
貨幣商品説に逆戻りしちゃうんだぜ。(なんつってw)

60 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 22:58:34 ID:jhokDm4x]
>お金の価値をモノに縛り付けておくから、経済の発展にともなって適切にお金の量を
>増やせなかったり、お金の価値の信頼が薄れたりするんだという事にやっと気がついたのです。

これもスゲェ不思議な話だぜ。
かつてはモノに縛り付けておくことで確保されていたはずの貨幣への信頼が、
モノに縛り付けておくことで薄れることになったなんて、おもしろいぜ!
ひょっとしたら、「貨幣とは何か」という認識の変遷をなぞるようにして、
貨幣の在り方も変容してきた、ってことなのかなあ・・・。
「お金とは何か」という問いへの、解答と実情は、同時に変化して固定できない、
ってことなのかもしれないんだぜ。(この解釈どう?)

61 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 23:02:05 ID:jhokDm4x]
>マル経の史観だと江戸の市場経済は全く分析できないから、
>気付いていたけど分析から抜け落ちて忘れ去られていたって感じ?
>経済史の犯罪行為の1つ。
そっか・・・。歴史は常に強者の物だったから、現在の世界史は要するに西洋史だもんね。だぜ・・・。

>>57
おもしろそうな話なんだぜ!
それにしても、なんで学問はみんな縦割りになってるのか、無学のオイラには不思議なんだぜ。
学者の人たちは、もっといっぱい「ミックス学問」を創ればいいんだぜ。
全ての「知」は、つながってるはずなんだから。

62 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/06/03(土) 23:59:52 ID:O3kZsjq3]
>>61
痴の巨人でも尊敬しとけ。駒場の教養の成れの果てか?

世界史が西洋史とか日本史やる上でほとんど関係ねえだろ。
史的唯物論に基づけば、江戸時代を規定してるのが石高制ってのは
高校生でも知ってる「常識」だろ。
そこらへんの日本史の教科書読んでみろよ。

んで、その宗教信じてる限り、例えば幕府の貨幣改鋳が江戸時代の
日本経済に与えた影響なんて分析できねえんだよ。

>>57氏も指摘してるだろ。天変地異による飢饉とかいってるけど、
マクロ経済が落ち込んでるだけじゃね?みたいな。田沼なんて
ずっと大悪人だったしな。ケインズは悪人じゃないのになw

要するに大塚氏ねということだよ。おまえも知らないうちにマルクス
に洗脳されてるんだよ。歴史は強者のものじゃなくて、日本においては
歴史はマルクス主義者のものだったんだよwあいつらが勝手に書いた
「日本史」を信じ込まされているだけ。

歴史学者が経済がわからないなんてのは、実は大嘘で、正確には
マルクス経済学に基づいて歴史を分析しているだけ。



63 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/04(日) 00:47:47 ID:Kg3RCfKr]
>>62
まあ、マルクス史観はなぁ。あれ早くなんとかして欲しい。
新しい歴史教科書も、そっち系にもっと力を入れて欲しいな。


徳政令は、現代の経済学的常識で言えば、明らかに恐慌を引き起こす。
なにせ、デフォルト宣言だから、資金を借りている人はラッキーだけど次に貸してくれる
人がいなくなるし、貸し手は壊滅する。意外と知らない人が多いけど、江戸時代の
資金循環でいくと、借り手は大名など武家で、貸し手は商人なんだけど、町人は
商人から給与をもらったり、個人営業でも代金決済で商人使っているので、
めぐりめぐって町衆の損の方が大きい。

江戸時代の歴史を見ていくと、「景気が良くなる→町人・商人が消費文化を謳歌する
→武家も真似するけど所得が足りない→商人から借りる→借金返済のめどが立たなくなる
→贅沢禁止令が出される→商人の取り潰しや相対済まし例(徳政令)が行われる
→大飢饉発生」というのを繰り返している。

大岡忠助は奉行ネタの物語で評価されているけど、本来は悪貨改鋳で享保の
大飢饉を食い止めた、吉宗政権の最大功労者という評価が必要だよね。
このときの恐慌は享保の大飢饉というんだけど、これ歴史の教科書で評価している
享保の改革前半で、贅沢禁止とかやったから起きた大飢饉なんだよね。だから、
本来は吉宗の評価はもっと低くてよい。大岡忠助が見るに見かねて忠告したくらいの
スタンスだと思う。

田沼意次は最近評価が戻ってきた一人。

白河の清き に魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき

なんて川柳があるけど、これの意味をもっと広く捉えるべきだと思う。
歴史の教科書だと、田沼意次の賄賂ばかり取り上げられているけどねえ。

そうだ、堺屋太一の傾き加減の男の肖像だっけ?あの本も、マクロ経済的視点から
元禄だったと思うけど、その時期のバブル崩壊から失われた10年以上の不況に陥った
江戸時代の情景を背景にして、意外と面白かった。

64 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/04(日) 00:57:28 ID:Kg3RCfKr]
昭和になるけど、高橋是清もそうだ。

金本位制復帰という、「ちゃんと主義」に染まって、改革改革!と騒いで
浜口雄幸・井上準之助コンビが昭和恐慌を引き起こした。

これなんかも、通貨の価値を金とリンクさせたがゆえに発生した恐慌。

「東北で身売りが横行した」と言われており、地方の農村の悲惨な状況が
伝えられているけど、これが江戸時代ならきっと「大飢饉」と表現されていた
のではないかと思う次第。

もちろん、江戸時代の大飢饉が全部デフレーションというわけじゃない。
そのうちのいくつかは富士山噴火とか、大地震とかのサプライショックから生じた
強インフレーションが引き金になっているものもある。同様にデフレーション型の恐慌
もあるわけで、そこんところをきちっと歴史で捉えて欲しいなぁと思う事がある。

ちなみに、ハイパーインフレーションに対しては、預金封鎖(徳政令)は解放の一つ。
デフレの時にやると状況がさらに悪化する。

デフレーションの時は簡単。公共事業ガンガンやって、債権債務関係を温存して
支払い猶予しつつ、資金不足の人に緊急融資してやればよい。

経済学の歴史としては、実はデフレの撲滅が最初の大課題だった。ケインズ以後
デフレを起こす馬鹿な政府がいなくなったので、それで初めてインフレが問題になる
ようになった。

65 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/04(日) 01:06:56 ID:Kg3RCfKr]
>>64の解放は解法の変換ミス。

さらに言っちゃう。江戸時代の金融制度が実は同時代の西洋より進んでいたという話を
書いたが、ケインズ主義も経験的に知っていたのか、江戸時代の善性の一つに公共事業
というのがあった。

穴掘ってお金を埋めて、掘り出すだけでも良い。そこで働いた人に賃金をあげればよい。

これ、函館開拓した高田屋嘉兵衛なんかが実際にやっている。江戸時代に。
「函館湾に埋まっている大石が邪魔だ」という声を活用して、貧民に賃金を約束して
石を引き上げさせて自宅の庭まで運ばせた。

高橋是清も、ニューディール政策とほぼ同じ時期に、積極財政・金融制度の安定というのを
実施して大成功。総理大臣経験者なのに、その経済手腕を買われて3度大蔵大臣をやって
いる。昭和恐慌の対策も、ケインズが一般理論を発表する前の年の話。


あー。なんかケインジアンなスレになってしまったなぁ。
まあ、今の時代は管理通貨制度になって通貨不足でデフレになるなんて馬鹿な国は世界中
で一つしかなくなったし、バブルよりもバブル崩壊の方が素晴らしいなんてアホな国も1つしかない
し、不況になったら景気対策するのが普通だからケインジアンは流行らないんだけどね。

66 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/06/04(日) 01:43:11 ID:pyYNYoY4]
>>65
是清なんてどうでもいい。ケインジアンもどうでもいい。
金本位制はその当時素晴らしいと考えられていた。マルクスと一緒。
ぶっちゃけ経済に関しては西洋なんかどうでもいい。

いちいち阿呆の言うことを金科玉条のごとく信奉する事大主義
な連中が日本人の一部にいるのが大問題。獅子身中の虫ってやつ。

経済は素でやれば日本人が最強。
先物を世界で最初に開発したのも日本人。
ケインズなんか知らなくても公共事業やれたのが日本人。
貨幣に関しては荻原重秀が貨幣を改鋳したのが始まりだろ。
まあ、江戸以前は開放経済だったし、貨幣なんか自国で鋳造
してるとやばいと気付いていたので宋や明の銭との交換レート
で貨幣価値を計ってた先進国なのが日本。

とりあえず、マルクス氏ねという点で合意できて喜ばしい。
マルクスに汚染された日本史の教科書は早急に書き換える必要性がある。
これを書き換えるだけで、日本の経済学のレベルはすぐに世界水準に
到達する。



67 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/04(日) 11:00:05 ID:Boeq8EMm]
>>58
>世の中は一体、どうやってお金を減らしているんだぜ?

あなたの例では、銀行が日銀の当座預金に積んでおかなければならない準備金(法定準備)が
抜けています。一定の法定準備率を指定する事で、銀行間の貸し借りの連鎖の結果増加する
通貨量には上限が設定されます。キャップがはめられるという表現の方がわかりやすいかな。

最初の種銭が1万円だったとして、1%を必ず日銀の口座に入れておかないといけないとすると、
次の貸出にまわせるのが9900円、その次が9801円・・・と、等比級数の和になりまして、
無限に貸出が連鎖しても、通貨の総額は100万円までという事になります。

lim (1-r^n)/(1-r)=1/(1-r)
n→∞

ここで通貨の量ぞ増減させる方法が2つ考えられます。
1つが法定準備率を変更する方法。もう一つが最初の種銭1万円を変えちゃう方法。
前者はそのまま法定準備率操作と呼ばれまして、あんまり頻繁には行われません。
後者は公開市場操作と呼ばれる方法で、国債の売買を通じて行われます。
最初の種銭のことをベースマネーとか、マネタリーベースと呼びます。こちらが主流です。

というわけで、日銀が国債を売ることで吸い上げたお金は、通貨供給には入りません。
つまり、日銀のバランスシートは、通貨という面では、経済の外側にあるという事なのです。

68 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/04(日) 11:31:53 ID:Boeq8EMm]
>>60
>ひょっとしたら、「貨幣とは何か」という認識の変遷をなぞるようにして、
>貨幣の在り方も変容してきた、ってことなのかなあ・・・。

使っている本人たちが気がつかない間に、信用の意味合いが変わったという点では
とても面白い現象だと思います。

>「お金とは何か」という問いへの、解答と実情は、同時に変化して固定できない、
>ってことなのかもしれないんだぜ。(この解釈どう?)

定義が違うんなら別のものです。昔のお金と今のお金は違うものになったという事に
なっちゃいます。

定義というのは、必要かつ十分でなければなりません。通貨の価値が何らかの実物
資産に縛り付けられているという条件は、十分条件で条件としてはきつすぎたという
事かも知れません。

69 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/04(日) 11:36:59 ID:Boeq8EMm]
ネタ投下。

本位通貨を考えてみる。本位通貨とは、ある財・サービスとの交換を保障された、引換券
であり、それをみんなが受け取ってくれるから通貨であるとする。

ここにテレホンカードがある。テレホンカードは、電話利用というサービスとの交換を保障され
ている。電話の利用は時間を考えなければ、無限に利用することが可能であり、つまり
金のような実物財と違い供給量の制約が無い。

もし、テレホンカードをNTT以外が受け取ってくれて、通話に使用することなく、度数をそのまま
通貨単位として使用するような社会が存在したら、これは通貨と言えるのだろうか?

70 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/06(火) 08:37:45 ID:sDA1ZE1W]
1は 6266のダメージをうけた!
1は しんでしまった!

おお1よ しんでしまうとはなにごとだ
カミよ! さまよえる1の みたまを いまここに よびもどしたまえっ!
1の からだを せいなる ひかりが つつみこむ
1は いきかえった!

71 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/06(火) 08:41:58 ID:sDA1ZE1W]
ダンジョン「金融用語の魔城」攻略

1は ダンジョンの 67かいで まほうの レスを よんだ
1は どっかいりょくが たりなかった! まほうの レスは りかいできない!
1は いっしょうけんめい まほうの レスの じゅもんを ぐぐった

1は 「法定準備制度の概念」を てにいれた!
1は 「現金預金比率の概念」を てにいれた!
1は 「預金歩留まり率の概念」を てにいれた!
1の ちしきが 3 あがった

72 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/06(火) 21:18:24 ID:sDA1ZE1W]
1の ちしきは 3 しか あがらなかったが
1は その すくない ちしきで レスをした!

>>67
>一定の法定準備率を指定する事で、
>銀行間の貸し借りの連鎖の結果増加する通貨量には上限が設定されます。

「銀行間の」貸し借りでは、たしかにキャップがかぶるというのは分かったぜ。
でも、個人が同一の種銭をいろんな銀行に預けたり引き出したりを繰り返した場合はどうなんだぜ?

法定準備率が1%だとして、
オイラが銀行Aに1万円預ける→銀行Aが9900円を企業Xに融資する→都合29900円に増える→
オイラがその1万円を引き出す→都合19900円になる(手元に1万円、企業Xに9900円)→
手元の1万円を銀行Bに預ける→銀行Bが9900円を企業Xに融資する→都合39800円に増える→
オイラがその1万円を引き出す→都合29800円になる(手元に一万円、企業Xに19800円)→
手元の1万円を銀行Cに預ける→銀行Cが9900円を企業Xに融資する→都合49700円に増える・・・
この錬金術には、どういうキャップがかぶさってるんだぜ?

73 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/06(火) 21:39:20 ID:sDA1ZE1W]
>>69
電話で通話する「権利」に価値を置いて、単位を「度数」とする通貨ですね? だぜ。
こちらの598度数のマグロお刺身パック、午後5時からサービス価格398度数になりまーす、みたいな。

電話回線というインフラに支えられた通貨だぜ。
金本位制よりも、実利的なものに裏打ちされてて有用だと思うぜ。
でも結局、具体的な授受の方法は、デジタルマネーっぽくなるしかないと思うぜ・・・。
デジタルマネーと、どう違うのかが、オイラにはちょっと分かんないんだぜ・・・。

他の人の意見も、いっぱい聞いてみたいんだぜ。

74 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/07(水) 09:14:48 ID:tSrNnIku]
>>72
おまえは参考書の漫画キャラか。

75 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/07(水) 10:00:40 ID:2m1h+k2l]
>>72
>オイラがその1万円を引き出す→都合19900円になる(手元に1万円、企業Xに9900円)→

ここが誤りです。オイラ氏が1万円引き出したら、法定準備率にしたがって貸し出しは不可能になり、
企業Xへの貸付金9900円を回収するか、どこかから変わりに1万円の預金(借り入れ)を得なけれ
ばならなくなります。

この例では1万円しか通貨が存在しないので、オールオアナッシングですが、実際にはたくさんの
人が銀行にお金を預けていて、それぞれの個人の引き出す金額は十分に小さいので、大数の
法則が働いて、常に一定の金額が預けられ、常に一定の金額が引き出され、銀行の預金残高
は大体一定の水準になります。そのため、不慮の事故でもない限り、あわてて銀行が貸し出しを
引き上げるなんて事は起きません。

とはいえ、平常時に銀行側がオペレーションミスで法定準備を満たせないなんて事が起きることが
あります。そういうときは
1.当該銀行が短期金融市場で他の法定準備率に余裕のある銀行からお金を借りて乗り切る
2.短期金融市場で貸し手が不足したときは、日銀にロンバート貸出を申請して日銀からお金を借りる
という逃げ方が可能です。

昔は現在ほどインターバンクがしっかりしておらず、またロンバート貸出という制度は無くて、何でもかんでも
日銀特融で対処していまして、その場合日銀が銀行に行政指導をしながら(要するにいじめ)お金を貸し
てしのいでいました。このやり方を「やき鶏」などと俗称していた時代もあります。

また、いっせいに銀行からお金が下ろされてしまうことを「取り付け騒ぎ」と言うわけでして、そんな
ことになったら、銀行制度を守るためにおそらく日銀は何でもやります。日銀の緊急融資という奴
がそれで、日銀が銀行にお金を預けてその場を取り繕います。


76 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/07(水) 10:04:11 ID:2m1h+k2l]
>>73
テレホンカードなどの「金券」が発行されるようになった頃(多分20〜30年くらい前)
に、これはお金にあたるのではないかという議論が行われておったように思います



77 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 07:10:41 ID:7B6LnZKA]
>>75
>オイラ氏が1万円引き出したら、法定準備率にしたがって貸し出しは不可能になり、
>企業Xへの貸付金9900円を回収するか、
>どこかから変わりに1万円の預金(借り入れ)を得なければならなくなります。
あ・・・、そんな単純なしくみかあ・・・(恥;
ってことは、この例え話の場合、銀行は、企業Xから9900円を回収すると同時に、
法定準備金として日銀に預けておいた100円も回収するってこと?(この理解あってる?)

78 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 07:11:47 ID:7B6LnZKA]
1はぐぐった!
「ロンバート貸出の概念」を手に入れた! 1の知識が1あがった!
「やき鶏の概念」はみつからなかった!

スゲェぜ! 日銀は、銀行ひとつがつぶれそうな時でも、それを救えるほどお金を持ってるの?!
そのお金って、いろんな銀行から集めた法定準備金だけで、まかなえるものなの?

あと、やき鶏のお話、面白そうなんだぜ。
どうしていじめが必要だったのか、とか、どんないじめが繰り広げられてたのか、とか
興味津々なんだぜー。

79 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 07:13:23 ID:7B6LnZKA]
テレホンカード本位制通貨と、デジタルマネーの違い、ひとつ気がついたぜ。
デジタルであろうとなかろうと、本位通貨じゃない通貨は、物価の上昇にともなって価値が下がっていくけど、
本位通貨の価値はずーっと同じままなんじゃないかと思うんだぜ。
テレホンカードの1度で通話できる時間が未来永劫変わらないとすれば、
テレホンカード本位通貨である「度数」は、物価の変動に左右されない価値を保存し続けることになるぜ?
(この理解あたってる?)

80 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 17:59:36 ID:ldfSbGQo]
>スゲェぜ! 日銀は、銀行ひとつがつぶれそうな時でも、それを救えるほどお金を持ってるの?!
>そのお金って、いろんな銀行から集めた法定準備金だけで、まかなえるものなの?

うーん、ロンバートと日銀特融は少し意味が違うんだが…
つぶれそうな銀行に、日銀の判断で無担保で貸すのが特融。
日銀は受身で、銀行側が欲しいという額だけ貸すのがロンバート(補完貸付制度)。こっちは
担保が必要。

ロンバートも、資金繰りが難しくなった(低い金利だと誰も貸してくれない)銀行を
助けるものと言えなくも無いが、むしろこれは「短期金利の急上昇を抑える」ための制度。
これがあるので、基本的には短期金利は公定歩合より高くならない、はず、だった、の・だ・が...

あと、もちろん日銀は100兆でも1000兆でも、必要なら貸せる。
だって本位通貨じゃないんだから、いくらでも通貨を創り出せる。

81 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 18:31:28 ID:fKVtqCpk]
しかも、貸付する際に、日銀券は不要。
日銀当座預金に数字を書き込むだけ。


82 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 18:35:34 ID:fKVtqCpk]
>>77
>法定準備金として日銀に預けておいた100円も回収するってこと?(この理解あってる?)

あってる。というか、100円を積んでおく必要が無くなる。

>>78
ヤキトリでぐぐれ

>>79
>テレホンカード本位通貨である「度数」は、物価の変動に左右されない価値を保存し続けることになるぜ?

そうなるので、本位通貨の価値の基礎は、未来永劫価値が変わらないものが望ましいとされていた。
それで金が主体だったわけ。

管理通貨制度では、どうでもよいことだけどね。

83 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 18:49:29 ID:7B6LnZKA]
>つぶれそうな銀行に、日銀の判断で無担保で貸すのが特融。
>日銀は受身で、銀行側が欲しいという額だけ貸すのがロンバート(補完貸付制度)。こっちは担保が必要。

あ・・・分かったつもりで・・・ぜんぜん分かってなかったぜ・・・。
ロンバートは担保が必要、ってことは、必要なだけ借りられるとは限らないのかな?
じゃあロンバートでも救えない銀行は救えないってこと?

>基本的には短期金利は公定歩合より高くならない、はず、だった、の・だ・が...

じ・・・実情は・・・ちがうのね?! それってなんかマズイの?! ヤバイの?!
日本はどうにかなってしまうの?!

84 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 18:54:42 ID:7B6LnZKA]
>あと、もちろん日銀は100兆でも1000兆でも、必要なら貸せる。
>だって本位通貨じゃないんだから、いくらでも通貨を創り出せる。

>しかも、貸付する際に、日銀券は不要。日銀当座預金に数字を書き込むだけ。

うお、そうだった、忘れてたぜ!
でも、そんなことするとインフレになっちゃうって聞いたことあるぜ?
つまり、インフレにならない範囲内でしか、その救済措置も不可能ってこと?

85 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 19:15:49 ID:7B6LnZKA]
>>82
>というか、100円を積んでおく必要が無くなる。
あ! そか、そりゃそうだったぜ! オイラのばかー。

>ヤキトリでぐぐれ
うーん・・・ぐぐったけどわかんないよう。麻雀の罰ゲームだって出たぜ?

>本位通貨の価値の基礎は、未来永劫価値が変わらないものが望ましいとされていた。
うお、じゃあ、テレホンカード本位通貨(略してテレ貨)は、理想的な通貨だぜ?
通話サービスという、無尽蔵で、永遠に変わらない価値を担保にしてるんだから、完璧だぜ?
なんで実現されてないのかな。実現できない理由でも、あるのかな?

86 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 22:10:39 ID:fKVtqCpk]
>>83
ロンバートの担保って、国債とかだから、必要な量以上に銀行は保有している。

ロンバートは銀行を救うものじゃない。
短期金融市場で変な高金利がついたときに、いちいち日銀がオペしなくて、
銀行が自発的にロンバートで借りる事で市場が安定化することを期待して
作られた制度。日銀は制度を用意して待っているだけ。実際、せっかくロンバート
制度があるのに先日は短期金利がポンと上がった。銀行側が使う事に慣れて
いない感がまだある。

それで、日銀が痺れをきらして、自ら2兆円の介入をしたわけだ。

>>85
>うお、じゃあ、テレホンカード本位通貨(略してテレ貨)は、理想的な通貨だぜ?

海外の人にとっても十分に魅力的ですか?NTTは海外ではサービスしていませんよね。
また、国内でも第二電電とかありまして、そちらでは使えませんよね。

というわけで、普遍的な価値がある財とはいえない面もあります。



87 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 00:03:57 ID:MUXuXKhU]
偽造テレカを必死につくってた海外の人は、どこの国とは言わんが、
いっぱいいたから十分魅力的だったんじゃね?

金券ショップがないとテレカは貨幣価値ないから、確かに普遍的とは
言えないけどね。

ICカードになって使用期限ついたけど、カード公衆電話自体が絶滅危
惧種だからなあ。テレカの話題そのものに時代を感じる。

88 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 00:09:25 ID:G8K+PJNG]
>>ヤキトリでぐぐれ
>うーん・・・ぐぐったけどわかんないよう。麻雀の罰ゲームだって出たぜ?

じゃあ「ヤキトリ 日銀 天下り」でぐぐれば?

89 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 07:30:21 ID:clNGNP6h]
うお、オイラまだ、分かったつもりで分かってなかったぜ・・・。
「ロンバート貸出し制度は市場の安定化が第一目的!」(今度こそ覚えたぜ;

>ロンバートの担保って、国債とかだから、必要な量以上に銀行は保有している。

そっか・・・、国民から借りたお金を使ってるのかぁ。なんか実体がなくて、インチキっぽいなあ・・・。
イメージとしては、吹きこぼれそうな鍋にびっくり水をさすって感じ・・・かな?
必要なら仕方ないけど、そういう時に動いてるお金って、
ホントに無から突然生み出されてるように見えるなあ。(素人の目から見た印象だぜ

90 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 07:32:01 ID:clNGNP6h]
>じゃあ「ヤキトリ 日銀 天下り」でぐぐれば?

1は ぐぐった! 1はダンジョンの かくしべやを みつけた!
1は アイテム「ヤキトリ」を てにいれた!
アイテムせつめい:ヤキトリ
   日銀が「日銀貸し出し」をギリギリまで実行しない嫌がらせ。
   「首(資金)を締めて火あぶりにする」「財布を焦げつかせる」という意味。
   日銀からの天下り役員を冷遇する銀行などへの報復。

うえ〜。どろどろしてるんだぜ〜。天下りが、全ての原因だったのかあ・・・。
世の中の上の方の人たちも、人間関係で苦労してるんだなあ・・・。

91 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 07:33:50 ID:clNGNP6h]
>テレ貨

テレ貨は、別にNTTに独占させる必要はないんじゃないかと思うぜ。
テレホンカードは、例え話の取っ掛かりとして持ち出されたに過ぎないわけで、
この通貨の媒体は、別に「アイドルが印刷された磁気カード」である必要はないんだぜ。

これは広義に、「通話サービス時間を担保とする兌換通貨は可能か」という議論だと思うんだぜ。

あと、電話会社ごとに料金設定が違ったとしても、金本位制にたとえるなら、
それはその電話会社が「採掘した金の量」が違う、というだけのことだぜ。
今オイラたちがケータイという媒体を使って保有している「通話の権利」を、
そのまま「お財布ケータイ」で使えるようにすればいいだけだぜ。
簡単に実現できるぜ。(みんなどう思うぜ?

92 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 13:27:37 ID:nMstECt+]
>>91
まず「未来永劫価値が変わらない」というのは本当か。
確かに通話時間で測った価値は変わらないだろうが、
通話時間の価値そのものが下落するんじゃなかろうか。
実際、電話の通話料はここ何十年さがりつづけてるでしょう。
将来もし「いくら話しても無料」なんていう時代が来たら?

次に、テレカが通貨とみなせるかどうかという点だが、
テレカ自体は、NTTが前もって現金を受け取り、後でサービスの
提供を約束するという一種の債券とみなせる。通貨との違いは、
他の財やサービスの購入にそのまま使えないこと。通貨ほどの
流動性がないこと(たとえば友達に細かく崩してもらうなんて簡単にはできない)。
無価値になるリスク(たとえばNTT倒産)が通貨より高いこと。

これらの差が小さくなるほど、通貨に近い性質を持つことになる。
「テレカで買える自動販売機」などが検討されたとき、大蔵省(当時)
が難色を示したのも、通話以外の財が買えることによって、
テレカが通貨類似物に近づいてしまうから。

極端な話、テレカの単位が「通話度数」でなく「円」で、通話以外に
お店での財の購入や電車・高速道路の支払いなどにも使えたとして、
NTTが下請け業者への支払いをテレカで行ったりすれば、政府が黙って
いないだろう。

93 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 20:44:07 ID:EmbTrMqm]
>まず「未来永劫価値が変わらない」というのは本当か。

うーん・・・オイラは素人なので単純にそう思ってたけど、実際どうなんだろうぜ?
ただ、今の電話料金が値下がりしてるのは、そのサービスが商品であり、
各社が企業間競争をしてるからだと思うんだぜ。でも、>>69さんが言ってるのは、
テレカの度数を、「商品」ではなく、通貨の「価値尺度」として考えてみる、
という思考実験なのだと思うんだぜ。

だから、電話料金の「商品価値」が下がっていることを取り上げて、
その価値が変わるものだと見なすのは、論点が違うと思うんだぜ。
金本位制の良さは、金の「クオリティー」が未来永劫変わらないものだったことだぜ。
テレカ度数本位制においても、通話サービスの「実質性」が変わらないということが、重要なんだと思うぜ。

94 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 21:03:46 ID:EmbTrMqm]
>政府が黙っていないだろう。
これは思考実験なので、もっと思い切った想像をしちゃっていいと思うんだぜ。
テレ貨を実現するなら、まず先進7カ国が同時にこの制度を批准し、
各国が法を整備し、IMFとの調整を済ませた上で、
それぞれの政府主導にるトップダウン式で実施する以外にないはずだぜ。

>(テレホンカードと)通貨との違いは、他の財やサービスの購入にそのまま使えないこと。
>通貨ほどの流動性がないこと(たとえば友達に細かく崩してもらうなんて簡単にはできない)。
この思考実験において、テレ貨という通貨は、
別に「カード」という媒体に縛りつけておく必要はないと思うんだぜ。
デジタルマネーとして扱うことにすれば、友達に崩してもらう必要そのものがなくなるんだぜ。

>無価値になるリスク(たとえばNTT倒産)が通貨より高い
この場合NTTは、再び公社化されるか、もしくは省庁化されると思うぜ。
あるいは日銀と合併するかもしれないぜ。

95 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 21:30:51 ID:m48xaAwv]
それって結局EdyやSuicaじゃん。と思ってるのは俺だけだろうか?

通貨単位を「テレカ」にして、NTTが通貨を発行するって意味
だとしたら、日銀が「円」発行してるのとなんか違うのかな。

96 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 01:52:32 ID:LL/8KyXY]
>>89
>そっか・・・、国民から借りたお金を使ってるのかぁ。なんか実体がなくて、インチキっぽいなあ・・・。

ん?国債は流動性が低いでしょ。短期金融市場という極端に流動性が高い預金が
不足したときに、流動性が低い国債を担保に流動性が高いロンバート貸付を行うのです。

ちなみに、ロンバートやらずに、公開市場操作でも同じ事ができます。
レポオペって奴です。

レポオペは日銀側が能動的にやりますが、ロンバートは市中銀行が「貸せよゴルア!」という
ことになっています。ヤキトリのイメージが強烈だったのか、市中銀行はまだおっかなびっくりで
制度の活用はほとんどなされていないようですが。

>イメージとしては、吹きこぼれそうな鍋にびっくり水をさすって感じ・・・かな?

この辺のイメージのつかみ方は上手だね。毎度感心するよ。

>必要なら仕方ないけど、そういう時に動いてるお金って、
>ホントに無から突然生み出されてるように見えるなあ。(素人の目から見た印象だぜ

日銀は無から日銀券を生み出せますので。
逆に、市中に存在する日銀券も、日銀が売りオペなどで回収したら、市中から「消失」してしまいます。



97 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 01:53:48 ID:LL/8KyXY]
>>92
>極端な話、テレカの単位が「通話度数」でなく「円」で、通話以外に
>お店での財の購入や電車・高速道路の支払いなどにも使えたとして、
>NTTが下請け業者への支払いをテレカで行ったりすれば、政府が黙って
>いないだろう。

それをデビットカードと言ったりするんだけどね。

98 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 02:08:55 ID:OINYykR5]
92だが...

Edy,Suica,デビットカードなどの場合は、政府・日銀が発行した通貨と
「引き換え」でしか残高が増えない。つまり通貨の総量が変わらない
のに対し、>>92に書いた「NTTが他の企業にテレカで支払う」という例では、
NTTが通貨同等物を作り出していることに注意してほしい。

...と書いたところで思いついたのだが、Edyやデビットカードなどの
電子通貨の残高が勝手に増えていない(電子マネーの運用会社が、勝手に
数字を増やしていない)ということは誰が保証するんだろうか?

あるいは、銀行が口座の残高を勝手に増やしてないってことは、誰が保証
するんだろうか??? 監査しても簡単に分かるものとも思えないのだが...

99 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 06:38:22 ID:bJDGMo4h]
>>96
うお、オイラまた勘違いしてたぜ。ロンバートは国債を使ってるんじゃなくて、
国債を「担保に」捻出してただけだったぜ。(でも今回は自分で気づいたぜ
そんで、流動性の高い短期金融市場における金利分を緊急に補填するために、
流動性の低い国債を担保にするのは有効だ、という理屈は、理解できる話だぜ。

>レポオペ
1はぐぐった! 1は じゅもん「国債借入オペレーション」を 手に入れた!
う〜んと、「日本銀行が金銭を担保として行う国債の借り入れ」かあ・・・。
ふむふむー。なるほどー。すげー。まじかっこいいー。ちょべりぐー。
(・・・・・・・・・ぜんぜんわかんないよう〜・・・泣)
(に・・・日銀が・・・日銀のプールマネーを担保に・・・国庫から国債を借りる・・・ってこと・・・かなあ・・・)


>ヤキトリのイメージが強烈だったのか、市中銀行はまだおっかなびっくりで
>制度の活用はほとんどなされていないようですが。
ジャイアンが、ある日とつぜん「俺様のマンガ、好きなだけ貸してやるぜ」と言い出した。
でも、のび太くんはなかなか借りに行けません。こわいよドラえも〜ん!
・・・分かるぜその気持ち・・・。

>日銀は無から日銀券を生み出せますので。
>逆に、市中に存在する日銀券も、日銀が売りオペなどで回収したら、市中から「消失」してしまいます。
ああ! オイラまた忘れてたぜ。今の通貨はもともと無から生み出されるものだったぜ・・・。
素人には、どうしても、どうしても、その辺の感覚が身につかないんだぜ。
お金にはどこかに源があって、そこから汲み出されて流れてきたはずだ、ってイメージが、
どうしても払拭できないんだぜ・・・。(今度こそ覚えたぜ

100 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 06:48:14 ID:bJDGMo4h]
>>95
兌換通貨か、不換通貨か、っていう違いがあるんだぜ!(うわぁ〜オイラ偉そう〜
EdyやSuicaで扱われてる円は不換通貨だけど、
テレ貨は「デジタル兌換通貨」なんだぜ〜!(うわぁ〜オイラすげぇ偉そう〜

101 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 07:03:29 ID:bJDGMo4h]
>>97
デビットカードとも、違うんだぜー。
デビットカードで扱われる円には、価値を担保するものがないけど、
テレ貨には、「通信インフラの利用時間」という担保があるんだぜー。
本位通貨だからー。本位通貨ー。
(覚えたての言葉を多用するのは楽しいんだぜー。でも誤用してないか心配だぜーw

102 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 07:07:01 ID:bJDGMo4h]
>>99
それは確かに不思議だぜ? オイラも疑問だぜ。(おしえて偉い人ー

103 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/06/10(土) 11:14:45 ID:wDWsx2tJ]
ポイントつくから増えてるんじゃね?実際それで物買えるし。

104 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 11:39:37 ID:OINYykR5]
>>103
それは単なる「値引き」では。

105 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 13:47:09 ID:LL/8KyXY]
>>104
通貨の値引きって何?

106 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 14:02:05 ID:OINYykR5]
>>105
「モノを買ってポイントつく」ってのは、通貨が増えてるんじゃなくて
「モノが値引きされてる」だけではないかと。



107 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 14:10:39 ID:bABvvGIE]
そんなの識別できないし
哲学的にあやふやな形而上的議論はやばい

108 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 14:34:22 ID:LL/8KyXY]
>>106
値引かれているのは通話料ですよ。
兌換価値が値引かれているのです。

109 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 15:29:52 ID:OINYykR5]
>>107
哲学的でもあやふやでも形而上学的でもない事実だと思うんだが。
ヨドバシのポイント還元やクレジットカードのマイル還元はどうみてもただの値引き販売だよね。

>>108
通話度数に流動性・決済性・(長期的な価値を保証する)貯蓄性がない以上、度数に基づく本位貨幣というのは
考えづらいが、それをおいとくとしても、通話料の価値が下がっているならモノの値段は上がるはずだろう。
だから逆だと思うが。

110 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 23:11:06 ID:LL/8KyXY]
>>109
あ、そうだな。

あれはレバレッジなのか。

111 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/06/10(土) 23:40:42 ID:PI/BZ7Fe]
要するに…

時代は鈴木健
www.picsy.org/

112 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/11(日) 01:21:40 ID:b20Ju0Lh]
>>110
普通、レバレッジというのは、借入金を用いて元手の何倍も投資することを言う
ファイナンス用語だと思うが?

113 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/06/11(日) 03:45:45 ID:s+RgdcO7]
時間がない!!!
本当にやばいぞ!!!!!!↓
★緊急事態発生!!日本に朝鮮人が押し寄せる法案が可決間近!?★
自民党が本来推進していた「北朝鮮人権法案」とは、北への「経済制裁のみの法案」でした。
これに対し民主党も二月に「北朝鮮人権侵害救済法案」として「独自案」を国会提出。
これは「脱北者を難民と認定し、日本の定住資格を与える」という条項を盛り込んだものです。
法案成立を急ぐ自民党は、ここへ来て民主案(脱北者支援)も受け入れる考えに方針を転換…
脱北者支援について「施策を講じるよう努める」の明記で合意しました…

スパイ防止法さえ無い日本が脱北者の移住を支援… orz

そんなことをすれば、どの様な事態に発展するかは火を見るより明らか!
法案は6/13可決予定です!時間が有りませんので今直ぐ抗議行動に結集して下さい!!

【政治】"脱北者の保護・支援に努める" 与野党が「北朝鮮人権法案」で一本化…今国会で成立へ(N速+現行スレ)
news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1149952767/
【日本終了】朝鮮人を日本に大量移住 反対 OFF2(抗議運動作戦本部)
off3.2ch.net/test/read.cgi/offmatrix/1149938591/l50


114 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/11(日) 04:12:16 ID:qCrogaIw]
>>112
レバレッジの語源は、その昔イギリスで、銀行が保有する金以上の金引換券を発行した
ことに起因すると思ったが。つまり、金融用語としてのレバレッジは、その単語の流用。

ちょっと自信なし。

115 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/11(日) 14:32:37 ID:jnyhqOeP]
>>102のアンカーを間違えたんだぜ・・・orz(ゴメソ
>>102のカキコは>>99じゃなくて>>98さんに対するレスだったのだぜ。

>レバレッジ
1は ぐぐった!
1は 「業務レバレッジの概念」と「財務レバレッジの概念」を 手に入れた!

あうー? 「モノを買ってポイントつく」のと、レバレッジと、どう関係するんだぜ?
分かんないんだぜ?

116 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/11(日) 14:49:32 ID:jnyhqOeP]
そんで、>>98さんの、
>Edyやデビットカードなどの電子通貨の残高が勝手に増えていないということは(略
>あるいは、銀行が口座の残高を勝手に増やしてないってことは、
>誰が保証するんだろうか???

っていう疑問は、実際どうなんだろうぜ? 現在の貨幣が本位通貨じゃない以上、
どっかで誰かがちょびっとづつ増やしてても、誰も気づかないんじゃないかだぜ?

それに>>103さんの言う、「ポイント分はお金が増えてるのと同じ」っていうのも、
オイラみたいな素人の目には、確かに、お金が増えてるみたいにも見えるぜ?
「値引きする」のと「お金を増やす」のは、結局は同じことなのでは、ないの?
(どうなのかなあ・・・。



117 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/11(日) 14:58:06 ID:jnyhqOeP]
>>107
どっちかってゆうと、オイラはそんな形而上学的な話が聞きたくて、
このスレを立てたんだぜ。哲学談議も、大歓迎なんだぜ。

>>111
そのサイト、面白そうなんだぜー!
・・・でも、オイラの理解力では、ちょっとまだ面白さがつかめてないんだぜ・・・orz
もちょっとよく読んでみるぜ。

118 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/11(日) 16:22:48 ID:jnyhqOeP]
>テレ貨
ちょっと考えてみたんだけど、昔、金がおかねになった理由って、
「金が美しかったから」「金がいろいろに加工できたから」「金が安定した物質だったか

ら」
ってことだと思うんだぜ。
 1.誰からも求められる魅力を持つため、価値の象徴として扱われるにふさわしい
 2.宝石は砕けば価値が下がるが、金は細分化して硬貨にしても価値が下がらない
 3.何万年経とうと決して変質せず輝きを保ちつづけ、古びて劣化することがない
このうち、2は「流動性」と「決済性」に寄与し、3は「貯蓄性」に寄与したと思うんだぜ。

じゃあ今度は、「通話サービス」にはどんな性質があるのか、って考えてみたぜ。
 1.人間は誰しもコミュニケーションを求めるので、魅力を覚えざるを得ない
 2.物質としては存在しないので、デジタルマネーとして扱うのに適している
 3.金のように枯渇せず、インフラがある限り無尽蔵に価値を生み出し続ける
こう考えれば、「流動性」も「決済性」も「貯蓄性」も、あるように思うんだけどなあ・・・。
ただこれは、単にデジタルマネーの性質でしかないような気もするんだぜ。
問題は、「この価値を基盤にした本位通貨は可能か」ってところなんだけど・・・、

みんなの意見を聞かせてほしいんだぜ。

119 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/11(日) 17:11:04 ID:jnyhqOeP]
>>111
PICSY(ピクシー)のサイト、よく読んでみたぜ。

「刹那的に消費される価値」だけでなく、「持続的に建設されてゆく価値」に対しても
支払われる貨幣が作れれば、消費者の将来に貢献しようとする商品が増えていき、
おのずと生産と消費のありかたも成熟してゆくだろう、
というモチベーションで発案された、デジタルマネーの新アイデア。面白いぜー。

お金には、商品を売ってもらった人にいつまでも感謝していたらキリがないので、
その場限りで話を済ませ、感謝の代わりにお金を払うことで、「情を断ち切る」
っていう意味もあると思ってたんだけど、
PICSYなら、コンピューターがオイラの代わりに感謝し続けていてくれるみたいだぜ。

でもこれ、オイラが働いて給料もらっても、それ以前に何か買い物をしていたら、
その商品のメーカーや、販売店や、流通業者や、それらの従業員全員まで遡って、
オイラの給料を分配しなきゃいけないってことみたいだぜ?
最終的に、オイラの分、ちゃんと残しといてもらえるのかなあ・・・。

120 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/11(日) 17:17:07 ID:qCrogaIw]
PICSYみたいなのって、実際に適用して問題が起きるか検証していないから、
過度に期待するのは止めた方が良いと思うよ。

ぱっと見ただけで、貧乏人を嫌がる医者が増える、病気になるとどんどん所得が減る
という問題が起きることが想像できるんだ。けど、発案者や賛同者はそういうのを無視
して、「特定の問題が解決できるから素晴らしい!」という態度になりがち。

確かに、現在の仕組みでは漏れている価格以外のシグナルを、どうやって上手に市場
に織り込むのかは経済学にとっては重要な課題ではあるんだけどね。

121 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/11(日) 21:29:32 ID:ptfTnmKv]
>>118
近代以前の通貨って常に金とかに裏付けられていたのか?
日本の通貨なんて金と連動してたことのほうが少なくね?

幕府が発行した寛永通宝は、明治維新以降もずっと
通用してたうえに、清代の中国でも流通していたらしいし。

とりあえず本位制ってめちゃくちゃ後付けの屁理屈臭い。

なんとなくお金ためてりゃ安心ジャン?みたいな感じで使っているうち
にこれって本当に大丈夫なのか?とか不安になってきたやつが、安心感
得たくて考えついたんじゃね?

122 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/12(月) 03:21:29 ID:s7RzAWpE]
>>118
> 1.人間は誰しもコミュニケーションを求めるので、魅力を覚えざるを得ない
でも、金と違って明日にも価値ゼロになるかも知れん。
その会社が倒産するとか。はるかに安価な通信手段が発明されるとか。

> 2.物質としては存在しないので、デジタルマネーとして扱うのに適している
金は誰が見ても(まあ偽造はともかくとして)金だが、通話度数は物質として
存在しないがゆえに貨幣選好の対象にはならないだろう。

> 3.金のように枯渇せず、インフラがある限り無尽蔵に価値を生み出し続ける
特定の産業がそれほど重要であり続けた例があるか?
日本で言えば、「基幹」産業は農業→繊維工業→重工業→電子・精密機械
とめまぐるしく移り変わっただろ。

1つの会社のサービスを裏づけとして発行できるのはせいぜい債券だろ。
債券と通貨の間の越えられない壁を理解しろ。

123 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/12(月) 04:23:57 ID:R/sL54rz]
>>121
裏づけられていたのではなく、そのままコインとして流通していたわけだけど。

124 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/12(月) 19:39:13 ID:6FKDdaTZ]
>>120
>ぱっと見ただけで、貧乏人を嫌がる医者が増える、病気になるとどんどん所得が減る
>という問題が起きることが想像できるんだ。
なるほど、確かにそのとおりだぜー。
あと、PICSYだと、なんだか価値が流通するのではなくて、拡散してゆく感じがするんだぜ。
まあ、今後の成り行きを生温かく見守りたいと思うぜ。(うわ〜オイラ偉そ〜

125 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/12(月) 19:40:47 ID:6FKDdaTZ]
>>121
>とりあえず本位制ってめちゃくちゃ後付けの屁理屈臭い。
うお! 本位制の根幹に疑問を投げかける、斬新な視点だぜ!!
>>40さんの言うように、「本位通貨制から管理通貨制へ」ってのは、西洋史のお話だし。
そう言えば、和同開珎とか永楽通宝って、本位通貨じゃないっぽい!(・・・たぶん
そもそも、「通貨それ自体への信用」と、「金や銀への信用」と、何が違うんだぜ?
オイラ、本位制の意義が、わかんなくなってきたぜー・・・;

126 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/12(月) 19:44:21 ID:6FKDdaTZ]
>>122
>その会社が倒産するとか。はるかに安価な通信手段が発明されるとか。
会社が倒産しても、その会社の保有していた設備まで消えてなくなるわけじゃないぜ?
別な会社か、最悪国が引き継げばいいだけだぜ?
はるかに安価な通信手段が発明されたら、デノミネーションみたいなことすればどうかな。
それまで「1分=1度数=1円」だったとしたら、「10分=1度数=1円」に改める、とか。
パケット代みたいに、「1キロバイト=1度数=1円」とかでも、いいと思うんだぜ。

>通話度数は物質として存在しないがゆえに貨幣選好の対象にはならないだろう。
1は ぐぐった! 1は 「貨幣選好の概念」を 手に入れた!
「財産を債券ではなく貨幣として手元に保有しようとする欲望のこと」って出たぜ?
なんか、物質として存在しているかどうか、って問題とは、関係なさそうだぜ?
「物質として存在しない通貨は、誰も保有したがらないだろう」
という予想は、はたして正しいのか、かなり疑問だぜ。

>特定の産業がそれほど重要であり続けた例があるか?
確かに、通信事業がどうでもいい産業になったら、テレ貨は価値の基盤を失っちゃうぜ。
でも、まったく無意味になりさえしなければいい、って気もするぜ?
本位通貨としての基盤を支えるためだけに、存在してくれていれば。
金本位制の時代、金そのものに基幹産業ほどの重要性があったのか、疑問だぜ。

どでしょか・・・(変なトコあったら指摘してプリーズ



127 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/12(月) 20:27:18 ID:s7RzAWpE]
>>126
>会社が倒産しても、その会社の保有していた設備まで消えてなくなるわけじゃないぜ?
>別な会社か、最悪国が引き継げばいいだけだぜ?

たとえばVodafoneが倒産したとして、その資産を買ってプリペイドカードを
引き継ぐ会社が現れるとは限らんだろう。ドコモもauもすでに十分な設備を
持っていて、いらないと言うかもしれない。国が引き継ぐ? 貨幣の話とは
離れるが、それはずいぶん不公平だな。会社が倒産して債券が紙切れになったとき、
ふつうは税金で保証してくれたりしない。

たとえば、明治の頃に養蚕農家が「カイコ紙幣」なんてのを発行した、という
のと君の主張は変わらないと思う。桑畑に育つカイコに裏付けられた本位貨幣
だが、カイコは渡さずに紙幣とか通帳の形でやりとりすることにしよう。
1.人間は誰しも服を着るので、絹に魅力を覚えざるを得ない
2.「将来育つカイコ」は物質としては存在しないので云々
3.金のように枯渇せず、桑畑がある限り無尽蔵に価値を生み出し続ける

さて、この「貨幣」が明治に存在したとして、現在まで生き残ってると思うか?
明治の人たちが「100年以上生き残る」と信じたと思うか?

ようするに「ある産業とかある会社のサービスに基づく」貨幣なんて無理。
それは「債券」っていうの。


128 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/12(月) 22:19:07 ID:bhIQJ5r1]
>>125
和同開珎とか永楽通宝は、銅地金としての価値はあったんでね?

つか、コインの話をするとギリシャ、ローマの時代までさかのぼっちゃうかも。
ローマのコインって、当初はギリシャの都市国家の奴をそのまま使用していたような気がする。


129 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/13(火) 20:27:53 ID:PNAP2wKJ]
>>127
うんとねオイラが>>118で主張したのはね
「テレホンカード本位通貨は可能なのだぁ!!」・・・ではなくて、
「テレカの度数に『流動性』『決済性』『貯蓄性』はあるよぉ」・・・ということなんだぜ。
(しかもこの主張に自信はないのだー! どーん!

>会社が倒産して債券が紙切れになったとき、
>ふつうは税金で保証してくれたりしない。
つぶれたのがテーマパークとかなら、雑草に埋もれてる絵も容易に想像できるけど、
国の通信インフラが、引き取り手もなく放置されるなんて、想像できないぜ・・・。
極端な話、全ての電話会社が倒産したら、通信事業は再び公社化するしかないと思うぜ?
それ以外に、どんな選択肢があるんだぜ?

>「カイコ紙幣」
>この「貨幣」が明治に存在したとして、現在まで生き残ってると思うか?
>明治の人たちが「100年以上生き残る」と信じたと思うか?
養蚕業と通信産業は、かなり質が違うぜ? 産業ごとの独自性を、無視しちゃダメだと思うぜ。
>>69さんも、その辺のことを踏まえていたから、カイコではなく、テレカを選んだのだと思うぜ。
あと、通貨の通貨たる条件に、「生き残る年数」は、関係あるのすか?

たぶん、この議論のポイントは、
テレ貨が「可能なら、なぜ可能なのか」、「無理なら、なぜ無理なのか」ってことだと思うぜ。
数学の証明問題の解答みたいな、エレガントな論証を、聞いてみたいぜ。

ほかのみんなにも、賛否両論、美しい論理展開で聞かせてほしいんだぜー。

130 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:などと言いつつageてみる [2006/06/13(火) 20:29:43 ID:PNAP2wKJ]
>>128
そうだったのかあ。じゃあ、和同開珎とか永楽通宝は、「銅本位通貨」なんだね!(これ正解?
そんでローマは、ギリシャのコインをそのまま使ってたのかー。なんだか宋銭みたいだぜ。
おもしろいぜー。

・・・ところで、>>121さんの、「本位制は後付けの屁理屈だ」説、みんなはどう思うぜ?
意見を聞かせてほしいんだぜー。

131 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/13(火) 23:27:16 ID:NZnjzydl]
>>130
一応、帝政ローマと呼んでいる時代には、普通にローマ独自通貨発行するようになるけどね。


>>129
通貨はやっぱりみんなが通貨と思うから通貨なんだよ。
テレ貨はテレ貨のサービスの永続性について、疑問を抱く人がいる以上、それを認めて、
通貨ではないと考えざるを得ないのさ。

実は、>>69を書いたときに、「電話の利用は時間の制約を考えなければ」という条件をつけた
わけで、その意味を突き詰めると、一生の間ひたすら電話をかけ続けても使い切れないほどの
ポイントに、価値を見出すことができるのか?という問題につきあたる。

本来は、限界効用逓減の法則というのを持ち出すべきなんだろうけど、電話の場合はもっと
ドラスティックに一生の時間数という明らかな上限があるわけ。この辺で貯蔵性に限界が来る。

132 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/13(火) 23:39:25 ID:jl91MbY1]
>>130
ローマのことは塩野に聞け。ヴェニスのことも塩野に聞け。
というか、イタリアのことは塩野に聞け。

とりあえず、銅本位通貨ではないと思う。皇朝12銭の
問題点は銅産出量の関係で十分に流通しなかったことじゃね。
宋銭つかってた時代にも一応使われていたらしいけど。
交換レートは知らない。びた銭扱いかも。

貨幣は希少性があるから価値があるわけじゃなくて、
むしろ希少性が無いほうが価値があるんじゃね?

133 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/14(水) 08:30:33 ID:mAhvIRhW]
>>132
>貨幣は希少性があるから価値があるわけじゃなくて、
>むしろ希少性が無いほうが価値があるんじゃね?

本位通貨の条件としては、希少性が無いにもかかわらず、みんなが価値を認めるってのはあるかも。

だって、実際に希少性が問題になったから、デフレになって恐慌がおきて管理通貨制度になったから。

134 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/06/14(水) 08:40:29 ID:eP6bWEAa]
お金は村上ファンドで印刷されているんです。

135 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/14(水) 18:21:21 ID:r0JTINhb]
> 国の通信インフラが、引き取り手もなく放置されるなんて、想像できないぜ・・・。

Vodafoneの施設は「国の通信インフラ」なんかじゃないだろう。競合する会社のインフラが
すでに十分なほどあるじゃないか。もちろん利用者救済策とか言って他社に引き継がせたり
することはありえるけど、そうならないとしても不思議はない。

あるいは、東京電話や平成電電やフュージョンの設備はどうだ?
また、携帯だけがさらに安くなるような技術進歩があって、固定回線の電話が全く
不要になることだって考えられるぞ。しかも10年くらいで。少なくとも銅線については
さらに可能性は高い。

> 養蚕業と通信産業は、かなり質が違うぜ?
どう違うか説明プリーズ。
少なくとも、衣服は何千年も必需品であり続けた実績があるが。

136 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/14(水) 23:23:29 ID:PM3YB2nM]
>>131
>一応、帝政ローマと呼んでいる時代には、普通にローマ独自通貨発行するようになるけどね。
はっ、オイラ>>12で、自分でローマの金貨に言及してるくせに、すっかり忘れてたぜ・・・。

>テレ貨はテレ貨のサービスの永続性について、疑問を抱く人がいる以上、それを認めて、
>通貨ではないと考えざるを得ないのさ。
分かりましただぜ・・・。せっかくネタ投下してもらったのに、申し訳ありませんだぜ・・・。
でも、この話をいいかげんに済ませるのも失礼なので、ちゃんとしたレスを心がけようと思うぜ。

>限界効用逓減の法則
1は ぐぐった! 1は どっかいりょくが たりなかった! 1は りかいできない!
えっとそのぉ・・・「大好きなご飯もどんぶり100杯は食べられない」というお話・・・っぽいなー、
というくらいの理解は、得られたぜ・・・。
まあでも、金本位制における金なんか、考えてみたら何の役にも立たないものだったぜ?
一生の間ひたすら電話をかけ続けても使い切れないほどのポイントに価値がないのなら、
一生の間ひたすら何の役にも立たない金のかたまりにだって、価値なんかないはずだぜ?
きっと、一生の間ひたすら電話をかけ続けても使い切れないほどのポイントにも、
「他の人が欲しがる」という理由で、価値があるのだと思うぜ。



137 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/14(水) 23:25:44 ID:PM3YB2nM]
>>132
>塩野
ぐぐったら、「塩野七生」って出たぜ。この人の本も、軒並み面白そうだぜー。

>とりあえず、銅本位通貨ではないと思う。
そか、じゃあやっぱ、和同開珎とかって、不換通貨なのかー。

>貨幣と希少性について
ってことは、本位通貨のアキレス腱は、
その本位となる金などの有価物に、産出量の限界があること・・・なのかな?
(この理解あってる?

138 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/14(水) 23:29:23 ID:PM3YB2nM]
>>134
銭形警部「村上代表を追い掛けていたらこんなものを見つけてしまったーどーしよー」(棒読み)

139 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/14(水) 23:34:31 ID:mAhvIRhW]
>>137
>そか、じゃあやっぱ、和同開珎とかって、不換通貨なのかー。

地金価値があれば、それはそれで実体価値に裏打ちされた貨幣ですね。

>ってことは、本位通貨のアキレス腱は、
>その本位となる金などの有価物に、産出量の限界があること・・・なのかな?

まさしくその通り。
そのアキレス腱のおかげで、本位通貨採用国は何度もデフレに陥った。
その中の最大最強のデフレが世界恐慌。

金本位制が維持できなくなり離脱した国が、それでも金本位制に拘って
順次復帰した過程で、大恐慌が発生した。日本でも昭和恐慌あたりは
そういう流れで発生した恐慌。

第二次大戦の原因が云々とか歴史の世界で言われているけど、色々な不平不満
や対立が、経済的な豊かさが失われた事で一気に噴出したとも言える。

140 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/14(水) 23:37:11 ID:PM3YB2nM]
>>135
>Vodafoneの施設は「国の通信インフラ」なんかじゃないだろう。
オイラの言葉が足りなかったぜ。そこは「国内の重要な通信インフラ」と言うべきだったぜ。
そんで、もちろん銅線が重要でなくなる日がくることも、分かるぜ。
だから、ある電話会社がつぶれて、その会社が持ってた設備が実質重要でなかったら、
つぶれたテーマパークと同じ運命をたどると思うぜ。
そして、たとえテレカの度数が本位通貨として流通している社会が現実にあったとしても、
全ての通信事業者がテレカのポイントによる通話サービスをある日突然停止したり、
全ての通信事業者が倒産したにもかかわらず国が通信産業をまったく引き継がなかったり、
なんて事態を想定すれば、確かにテレホンカード本位通貨も、突然無価値になりかねないな、
と、認めざるを得ないぜ・・・。

>>養蚕業と通信産業は、かなり質が違うぜ?
>どう違うか説明プリーズ。
通信産業とは、
固定電話に限らず、移動体通信、国際電話、インターネットデータ通信、ケーブルテレビなど、
通信全般にかかわる事業全体をさす、広範な意味の言葉だと思うぜ。
だから、将来、新たな通信技術が発明されて、現在の通信インフラが全て無意味になっても、
その新たな通信技術を用いたサービスが、その新しい時代の通信産業になるはずだぜ。
したがって通信産業は、不滅だと思うんだぜ。
養蚕業とは、
カイコを飼って生糸を生産するだけの産業であって、衣料産業全体をさす言葉ではないぜ。
衣服には何千年も必需品であり続けた実績があるのは認めるけど、
絹織物には、現在、生活必需品としての需要はあまりないと思うぜ。

141 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/15(木) 00:01:21 ID:Ec2lVJko]
>>139
>地金価値があれば、それはそれで実体価値に裏打ちされた貨幣ですね。

ありゃ。そうなの? じゃやっぱ、銅本位通貨・・・?
(うー。わかんないよう。1はちょっち自分で調べてみることにした!


>金本位制が維持できなくなり離脱した国が、それでも金本位制に拘って
>順次復帰した過程で、大恐慌が発生した。

すると、その当時の人たちは、まだ「金本位制このままじゃヤバイ」ってことに、
気がついてなかったってこと?
じゃあひょっとして今の経済のありかたにも、ものすごいアキレス腱があって、
まだ誰もそのことに気づいていない、なんてことも、あるのかなあ・・・
めちゃくちゃ心配だぜ・・・(コワイヨー!

142 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/15(木) 01:35:00 ID:ayuegu6s]
>>141
>すると、その当時の人たちは、まだ「金本位制このままじゃヤバイ」ってことに、
>気がついてなかったってこと?

大半は気づいてなかったさ。実際、1971年までは多くの国がいちおう金本位制に
こだわってたくらいなんだから。

> じゃあひょっとして今の経済のありかたにも、ものすごいアキレス腱があって、
> まだ誰もそのことに気づいていない、なんてことも、あるのかなあ・・・

そりゃーあるかもしれん。経済学者たちもびっくりするような事が最近も起きてる
わけだからな。1970年代のスタグフレーションとか、1990年代の通貨危機とか、
日本のデフレとか。

143 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/15(木) 09:36:51 ID:jSDmzVle]
日本のデフレは理屈の上では回避できたし、実際政策ミスだよなぁ。
だから、通貨制度の本質の問題ではないと思う。

1970年代のスタグフレも、90年代の通貨危機も固定相場制問題だね。


逆に、変動相場制で代わっていることに気がついている人が少ない点としては、
1.外貨準備なんてどうでも良いのに相変わらず外貨獲得を得点と勘違いする人がいる
2.他の国の経済政策の影響が、為替レートというダンパー経由になって他地域に波及しにくくなっていること
3.通貨のしがらみが無くなったので、国内経済の成長の足かせが無くなり、貿易の重要性が下がっていること
などかなぁ。

144 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/15(木) 09:37:38 ID:jSDmzVle]
まあ、「わかっていない問題があるかも」って点については同意。

145 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/06/15(木) 10:26:44 ID:3Tvf3pIG]
1000円札1枚は誰かが1000円分の労働をしたから作られるって言われた。なんか違う気がするけど 理由を説明出来なかった。助けて下さい

146 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/15(木) 10:56:24 ID:+kOUIj0G]
>1970年代のスタグフレも、90年代の通貨危機も固定相場制問題だね。

スタグフレーションは、予測されてた問題なのかな。「ファインチューニング」で
回避できると思われてたんでは?

通貨危機は、まあ理論的には分かってた話だね。予測されてたと言えるかどうかは知らんけど。

似たような話だけど、中南米の債務危機は?

日本のデフレ、というか流動性の罠は、教科書には載ってても実際に起きるとは
(そんなマヌケな通貨当局が存在するとは)誰も予測しなかったw

>>145
「1000円分の財」なら話は分かるけど、1000円札の原価は20円とかだろ。
その理屈だと1万円札は1000円札の10倍の労働コストがかかってることになるけど
どう考えても10倍もの差はないだろ。



147 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/06/15(木) 11:15:37 ID:3Tvf3pIG]
>>146
コストの面じゃなく、中央銀行が発行する紙幣量を決めるのがもとを正せば総労働価値に由来すると言ってるんだと思います。

148 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/15(木) 12:35:58 ID:iaN3EGoR]
>>146
スタグフレーションというか、インフレ昂進は予測されていなかったね。
当時はデフレ対策だけ考えてきた時代だし。

>通貨危機は、まあ理論的には分かってた話だね。予測されてたと言えるかどうかは知らんけど。
>似たような話だけど、中南米の債務危機は?

クルーグマンが何か言ってなかったっけ?

まあ、この手の通貨危機はあおると実際に起きるので、指摘するのは結構勇気がいるものではある。

>日本のデフレ、というか流動性の罠は、教科書には載ってても実際に起きるとは

うむ。まさかお目にかかれるとは思わなかった。
ただ、ケインズ的な素朴な流動性の罠(現金−債権間)じゃなかったのも事実。
国債が、少なくとも貯蔵性に関しては通貨同等物だという認識を持つべき時だと思う。

>>147
労働価値説はマル経。






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