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お金はどこから来るんだぜ?



1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/05/29(月) 18:54:59 ID:wIeD1B5B]
お金が始まる場所はどこなんだぜ?

2 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/29(月) 19:00:44 ID:mPaxMxvM]
日本銀行と造幣局。

糸冬 了

3 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/29(月) 19:03:30 ID:wIeD1B5B]
>>2
それは貨幣の始まる場所だぜ?
お金の価値はどこからくるんだぜ?

4 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/29(月) 20:08:10 ID:JMIFYBth]
そんなもん無いですよ。
日本の場合、貨幣に担保となるものは全くありません。
貨幣で交換できるものに価値があるんです。

5 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/29(月) 21:07:46 ID:wIeD1B5B]
じゃあ、いつの間に貨幣に価値が張り付くんだぜ?
貨幣と、最初に交換されるものは、何なんだぜ?

6 名前:企業献金=悪の元凶 [2006/05/30(火) 04:24:16 ID:owQxOX63]
金本位制だったころは金と交換でけた兌換紙幣だたよ。今は通貨に信用があるから不換紙幣になてる。
いつインフレになるかわからん不安定な状況かもしれんけど。

7 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/30(火) 08:15:44 ID:wPBqVjyt]
勉強になったんだぜ・・・。
じゃあ、その「通貨の信用」は、どこから来るんだぜ?

8 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/30(火) 08:47:21 ID:fWJ3TijQ]
その通貨がいつでも財・サービスに交換してもらえる状態が信用につながる。
信用がなくなる場面はいろいろあるけど。簡単にいうと円ならば日本以外の国々にばら撒かれている状態は信用がなくなる。

9 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/30(火) 12:02:35 ID:5O87aobA]
>>5 >>7
ぶっちゃけて言うと
貨幣を使う人全員が何かに交換できる
と思い込んでるに過ぎません。
思い込みが無いとただの紙屑です。
例えば、どこか適当な途上国の国の貨幣は
その国では使えるかもしれませんが、
それが本物であっても日本では使えないでしょう。
日本ではその貨幣で何かに交換できないからです。
逆に、何かに交換できればそれが本物の貨幣でなくても
貨幣と同等の価値を持ちますです。
最近の日経新聞に掲載されていたのですが、
例えば量販店のポイントですとか
ネットゲーム上の貨幣なんかがそうです。
まぁこれらは今のところ担保があるわけですが。

10 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/30(火) 12:07:40 ID:wPBqVjyt]
2行目が、ちょっとオイラには難しかったんだぜ・・・。
円が国外にばら撒かれている状態っていうのは、どういうことなんだぜ?



11 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/30(火) 12:08:56 ID:wPBqVjyt]
2行目っていうのは、>>8の2行目のことなんだぜ。

12 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/30(火) 12:21:00 ID:wPBqVjyt]
>>9
それは、分かってたんだぜ。でも、レスありがとうございました。だぜ。
ちなみに、オイラの最初の疑問の形は、こんな感じなんだぜ。
                   ↓
昔、ローマ帝国は金山から豊富な金を採掘しては金貨を鋳造し、
それで香辛料や絹を買いあさって贅沢な暮らしをしていたが、
やがて金脈を採掘しつくすと、財源を失った帝国は疲弊し、
ついには西東に分裂するまでに弱体化してしまった。
文明とは地球環境資源を食べ、貨幣を血液とし、ゴミを排泄する
巨大な架空の生物のようなものなんじゃないだろうか。
だとしたら、今の日本は何を食べてるんだぜ?
みたいな。

13 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/30(火) 14:29:15 ID:qChPFXOm]
>>12
金についても、それ自体が人の生活にとって価値のあるものじゃないよね。
金は食べられないし、食料を産む生産手段でもない。
みんなが共通に「価値あるもの」と認めていた基準だったに過ぎない。

金本位制以外にも、銀本位制も金銀の復本位制もあった。皆が認めるなら
別に何でも良かったわけだ。

金本位制とかの利点は、「お札がなんの価値も無いただの紙くずになる」
という心配が薄かったこと。お札は金と交換できたし、金自体が通貨と
同じような価値を持っていた。欠点は、経済が拡大するとお札が足りなくなった
のに、増やせなかったこと。ひどいデフレ不況が起きた。

「お札がただの紙切れになる」(大幅なインフレで価値が下落する)ことは
ないと国が約束して、それが十分に信用されるならば、金の裏づけは別に
いらない。そして自由に量を調節できるという利点が得られる。これが不換通貨。

14 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/30(火) 18:31:00 ID:wPBqVjyt]
そうか・・・。金とか銀って、別に資源じゃなかったのか・・・だぜ。
たまたま綺麗だから資源みたいに扱われてるだけだったんだぜ・・・(って正解?)。

ところで、
「円が国外にばら撒かれている状態だと、円の信用がなくなる」
っていうのは、どういう意味なんだぜ?

15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/30(火) 18:51:08 ID:qChPFXOm]
>>14
うーん。鉱山から採掘される自然資源という意味では金銀も資源に違いないのだが。
また、金を原材料とする製品(工芸品やICチップ)もあることはあるが。

しかし、一般的に、生産要素としての資源といったら金貨も兌換紙幣も不換紙幣も
含まれないだろう。

16 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/30(火) 19:17:13 ID:7VElMyxr]
ここ読みなさい。
ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A8%E5%B9%A3#.E8.B2.A8.E5.B9.A3.E3.81.AE.E4.BE.A1.E5.80.A4.E3.81.AF.E4.BD.95.E3.81.AB.E7.94.B1.E6.9D.A5.E3.81.99.E3.82.8B.E3.81.8B

17 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/30(火) 19:27:40 ID:wPBqVjyt]
あ、そか、なんか分かってきたんだぜ。
「人間が欲しいと思うものが資源」ってことなのかなあ・・・。
役に立たなくても、綺麗だから欲しいと思ったり、
役に立つものは、役に立つから欲しいと思ったりして、
それで一生懸命手に入れようとするものが、資源ってことなのかな・・・?

>>6さんや、>>13さんのおかげで、
「兌換通貨」と「不換通貨」のことが、ちょっとずつ分かってきたんだぜ。
どうやら今までオイラが思ってたような、
「価値=資源」っていう理解は、間違ってた感じなんだぜ。
「信用」っていうキーワードが、重要みたいだぜ。

まずは「円が国外にばら撒かれてる状態だと円の信用がなくなる」
っていうのが、どういうことなのか知りたいんだぜ。

18 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/30(火) 19:40:29 ID:wPBqVjyt]
>>16
そこには答えがいっぱい書いてあるから、つまんないんだぜ・・・。
単に勉強したいだけなら、一人でいろんな本を読むんだぜ・・・。
オイラはこうやって2ちゃんで皆と喋るのが、楽しいんだぜ。

ぶっちゃけ、ネタレスも大歓迎なんだぜ。

19 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/30(火) 19:56:57 ID:wPBqVjyt]
>>16
でも、今ちょっと読んでみたらスゲェ面白かったんだぜ!
ニクソンショックまでは、ドルは兌換通貨だったって書いてあるぜ!
経済の進歩って、意外とゆっくりだったんだぜ! びっくりだぜ!

20 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/30(火) 21:54:06 ID:5O87aobA]
経済学用語では「資源」という言葉はもっと幅が広いです。
商品やサービスを生産するのに必要なもの、です。
具体的には石油や鉄鉱石なんかはもちろんですが、
鉄や労働力、土地なんかも資源になります。
日本の場合は労働力が重要になってるのでしょうか。



21 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/30(火) 23:44:33 ID:wPBqVjyt]
土地や労働力まで資源に含まれるとは、知らなかったんだぜ!
またひとつ勉強になったんだぜ・・・。

そう言えば、バブルの頃、皆して湯水のように消費した大量のお金は、
未来の土地の値段が担保になっていたと、聞いたことがあるんだぜ。
ってことは不換通貨においても、やっぱそうした資源を担保にしてるってこと?
これって正解?

そんでもって、今の日本円が世界的な信用を確保していられるのは、
日本の安定した労働力とか、高い技術水準が担保になっているから、
ってことなのかな・・・?

つまり、今の日本のお金の価値は、日本のマンパワーから来てるってこと?

22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/31(水) 00:19:50 ID:mv5gycbT]
>>21
資源(生産要素)とは:
・土地、鉱物資源、水産物などの天然資源
・労働
・機械・建物・生産設備などの資本財
のことをいう。経済学の教科書の第1章くらいに出てくるよ。

> ってことは不換通貨においても、やっぱそうした資源を担保にしてるってこと?

そうじゃない。担保が意味を持つのはお金を借りるとき。国がお金を発行するには
別に担保はいらない。

> つまり、今の日本のお金の価値は、日本のマンパワーから来てるってこと?

まあ、そういう側面もあるだろうが、マンパワーに限らない。
実は、貨幣の定義は経済学でもあんまりきちんとしたものがない。

いえるのは、不換紙幣が比較的新しい制度であるということ。それが通用する
根拠のかなりの部分は、近代国家の法制度から来ているということ。

たとえば、貨幣の発行は国が独占しており、税金はその通貨で納めることになっており、
国の支出の支払いもその通貨で行うことになっている。また、民主政府のもとでは、
昔の王様みたいに、自分の都合でバンバン通貨の量を増やしたりはしないだろうと
皆が信頼している。

23 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/31(水) 07:14:13 ID:aR/OVobB]
> 担保が意味を持つのはお金を借りるとき。国がお金を発行するには別に担保はいらない。

そうだった、バブルは、国がお金をいっぱい発行したわけじゃなくて、
銀行が人にお金をいっぱい貸し付けたから、起こったんだったぜ・・・。


> それが通用する根拠のかなりの部分は、近代国家の法制度から来ているということ。

そっか、政治と経済は不可分だったんだぜ。近代国家と資本主義が、ほぼ同時に、
相互補完的に成立した事実については、忘れてちゃいけなかったんだぜ。
ってことは、通貨に対する信用は、政治制度に対する信用と、一体ってこと?(これ正解?)

24 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/31(水) 09:16:28 ID:AcctF5bo]
>>23
>ってことは、通貨に対する信用は、政治制度に対する信用と、一体ってこと?(これ正解?)

当たらずと言えど遠からずかも。

ただし、通貨というのは大変便利な代物なので、そうそう簡単に手放す事はできません。
イラク戦争の時、イラクの国体解体にあたって、既存の通貨がハイパーインフレーションを
起こすのではないかという心配が一部でされていましたが、実際にはおこりませんでした。


注意しておいてほしいのは、通貨というのはあくまで、
1.交換の媒体であること(交換性)
自分の労働力と、自分の買う商品の交換比率を定める際に、通貨を置いて賃金を受け
とり、それを使って物を買う方が、たまたま自分の労働力と自分がほしいものを交換してくれ
る人を探すより、ずっと容易で自然だという事です。

2.将来のために交換を保留できること(貯蔵性)
物に買えて保存しないで、物に変える前の状態で保存できるので、将来の突発的な支出
に備えることができるという事です。

3.お金自体に価値がある必要はない
交換可能性さえ保障されていれば、お金自体に価値がある必要はありません。
そして、お金の価値というのは、それで購入できる財の便益であったり、あるいは自分が交換
しなければならない労働力であったり、そういったものの価値の集合体としてのみ、価値を認め
られるという事です。

という物なのです。

25 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/31(水) 19:20:33 ID:8KCNdYPC]
そっか・・・。オイラずっと、価値はお金に張り付いてるもんだと思ってたんだぜ。
いま手元にあるこのお金に最初に価値が張り付いたのは、いつ、どこでなんだろうって、
ずっと思ってたぜ。
でも、皆とお話して分かってきたんだぜ。それは誤解だったみたいなんだぜ。

なんか、お金と価値の関係って、ラングとパロールみたいだぜ。
結局、人間の営みというのは、どの分野においても、
「抽象を使って実質をやり取りする」っていう形式に帰着するみたいなんだぜ・・・。

でもやっぱりまだ、「お金は、価値という意味をやり取りするための言葉みたいなもの」
っていうイメージも、「お金って何?」っていう疑問に、しっくり当てはまってない感じだぜ・・・。
まだイメージしきれてない感じ。イメージしたいなあ・・・。一体お金ってなんなんだぜ・・・。

26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/31(水) 20:01:21 ID:8KCNdYPC]
>1.交換の媒体であること(交換性)
貨幣が媒体だって言われると、あたかも言葉みたいな記号としてイメージできそうだし、
>3.お金自体に価値がある必要はない
っていうのも、いかにも言語の特性に似てて、一見ソシュールっぽいんだぜ。

でもやっぱり、
>2.将来のために交換を保留できること(貯蔵性)
って言われると、お金に価値が張り付いてるような気がしてしょうがないんだぜ・・・。
プールされてるマネーには、価値はないの?
ただの記号を貯めておくって、どういうことなんだぜ?

27 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/31(水) 22:44:34 ID:mv5gycbT]
上のほうでも書いたけど、「貨幣とは何か」って、実はまだいろいろ謎があるのよ。
岩井克人さんの「貨幣論」「ヴェニスの商人の資本論」あたり読んでみるといいかも。

28 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/05/31(水) 23:29:11 ID:8KCNdYPC]
うお、ありがとうございます、だぜ。
さっそく読んでみるぜ。

それにしても、人間は不思議だぜ。
自分たちで作ったものが、謎で謎でしょうがないなんて、面白いぜー。

29 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/01(木) 00:23:37 ID:zKhtWv3A]
これはどう? 岩井克人氏の文章
www.nttdata.co.jp/rd/riss/ndf/1997/01/lecture_01.html

30 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/01(木) 01:24:50 ID:AP3Y6PsC]
>>29
なんかそのURL、読み込めないんだぜ?
NTTデータ.co.jpにアクセスして、上からたどってみたけど、見つからないんだぜ・・・。



31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/01(木) 08:42:26 ID:fMD66bD3]
主流派経済学の人たちに貨幣や信用について問うても、あまり納得のゆく
回答は得られないと思うよ。宇野派の先生の本など読めば。岩井克人氏の
貨幣論はあまりお薦めできない。

32 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/01(木) 20:50:07 ID:AP3Y6PsC]
>>29
うお、読み込めたぜ。(なんで昨日つながらなかったんだろ)

後半は電子マネーの実用化の方法論だったけど、オイラが勉強になったのは、
前半の「貨幣法制説」と「貨幣商品説」についてだったぜ。

貨幣法制説 -- まず経済構造の外部に政治権力構造ができあがり、
          その権力が「これを貨幣として扱え」と命令したから、
          それが貨幣になった、という説(この理解って正解?)

貨幣商品説 -- 綺麗だからとかの理由で皆が欲しがって集めたりして、
          流通していた宝物(貝とか金とか銀とか)が、
          保存がきくとか持ち運びに便利とかの理由で、
          自ずと貨幣の機能を持つようになった、という説(これ正解?)

33 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/01(木) 21:21:26 ID:AP3Y6PsC]
遅ればせながら、>>29さん、ありがとうございました、だぜ。

そんで、岩井克人さんは、貨幣法制説も貨幣商品説も、
「どちらも『自分たちの説こそ唯一の真実だ』と主張したことが間違いだった」
って言って、両方の説を否定してるけど、その論法がイマイチ分からなかったぜ・・・。

貨幣法制説は、「国家は貨幣に対して、それが貨幣であることを保障するだけで、
        貨幣の価値そのものを保障するものではないから、正しくない」

貨幣商品説は、「人が貨幣を欲するのは、それが貨幣の機能を持つからであって、
        決して美しい印刷物そのものを欲しているのではないから、正しくない」

って、これらの考えが変だと思うんだぜ・・・。
権力が貨幣の価値そのものを保障しなくても、それが「貨幣である」ことさえ保障していれば、
貨幣法制説は説として成立している気がするんだぜ。
それに、一万円札に一万円の価値は確かになさそうだけど、それは今の時代だからであって、
昔はちゃんと、金貨なら金貨に、その金の量に見合った商品価値があったんだから、
貨幣商品説も、貨幣の成り立ちを説明する上で間違ってないと思うんだぜ。

オイラには、貨幣法制説も貨幣商品説も、両方に真実が含まれてるように見えるんだぜ・・・。

34 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/01(木) 21:31:37 ID:AP3Y6PsC]
でも、その後の「貨幣とは何か」という部分は、面白くて納得できたぜ。

一万円は、誰かが一万円として喜んで受け取ってくれるから一万円なのだ、
他者の欲望を無限に先送りする構造が、貨幣を貨幣として存立させている、
すなわち「貨幣は貨幣だから貨幣なのだ」、みたいな。(この理解あってる?)

>>24さんの最後のあたりに書いてあった、
「お金の価値というのは、それで購入できる財の便益であったり、
 あるいは自分が交換しなければならない労働力であったり、
 そういったものの価値の集合体としてのみ、価値を認められる」
っていうのに通じる気がするんだぜ。

お金は誰かが交換に応じてくれるから価値を持つ、
誰かが交換に応じてくれるものがお金である、
ゆえにお金はお金であるがゆえにお金なのである、って、すごい自己言及だぜ。

35 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:などと言いつつageてみる [2006/06/01(木) 21:35:32 ID:AP3Y6PsC]
>>31
レスありがとなのだぜ。お薦めの本などあれば紹介してもらえるとうれしいんだぜ。
でも、オイラはできたら皆の自由なイメージをもっとバンバン聞かせてほしいんだぜ。

皆が考えるお金のイメージは、どんなんだぜ?

36 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/06/01(木) 22:18:15 ID:sjJsaozR]
世界最大の宗教さ!

37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/06/02(金) 00:32:31 ID:9ZDjuRcV]
基本はマルクスの資本論でしょ

38 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/02(金) 02:26:13 ID:XXIPIm+i]
>>26
>>2.将来のために交換を保留できること(貯蔵性)
>って言われると、お金に価値が張り付いてるような気がしてしょうがないんだぜ・・・。

将来のために交換を留保してあるお金には、ペナルティーがかかります。それがインフレです。
今は異常事態であるデフレになって10年経過した状態なので凄くイメージしにくいですが、
あくまで微妙なインフレが定常状態です。で、それを相殺するために銀行に預けるなりします。
銀行に預けると、、「他の人に生産活動に使ってもらう」事ができます。そのご褒美が配当
であり金利です。

金融とは、インフレのペナルティーと金利のご褒美という「アメと鞭」を通じて、資金の滞留
を抑止する機能です。デフレになるとペナルティーが喪失して、金利もかなり下がりますので
資金が滞留しやすくなります。

>プールされてるマネーには、価値はないの?
>ただの記号を貯めておくって、どういうことなんだぜ?

「プール」の仕方次第です。竹やぶに捨ててある現金、自宅金庫に隠してある現金は、使わ
れる時まで、現在の経済からは消えうせた存在になります。これがタンス預金の問題です。
(タンス預金は、アングラマネーとも呼ばれて、時々電波系の人たちが使いますので検索する
際にはご注意を)

銀行やファンドに預けるなり、株を買うなりして、他の資金不足の経済主体が投資活動を
行えるようにしてあれば、現在の経済の中で生きた存在となります。

39 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/02(金) 02:33:48 ID:XXIPIm+i]
>>33
>>29ではありませんが、横から。

>貨幣法制説は、「国家は貨幣に対して、それが貨幣であることを保障するだけで、
>        貨幣の価値そのものを保障するものではないから、正しくない」

1万円という額面は保障するけど、インフレによる減価までは保障しないという事です。
もちろん、通貨の安定の努力はしますが、通貨の価値も変動していきます。だから、
10年単位で離れた時代の経済状態の話をするときに、大卒初任給給与とか、
お米1俵の値段とかで、過去の通貨価値を表現して比較するのです。

>貨幣商品説は、「人が貨幣を欲するのは、それが貨幣の機能を持つからであって、
>        決して美しい印刷物そのものを欲しているのではないから、正しくない」

これは本位通貨時代の説明であって、管理通貨制度の通貨を説明できないからですね。
確かに昔はコインそのものや、貝殻などが貨幣として流通していました。そして、ある時代
からそれが金の預り証となり、ただの紙切れになったのです。

「貨幣が貨幣であるのは、それが貨幣であるからだ」という共通認識を人類が獲得するのに
それこそ数千年かかってしまったという事かなと思います。

>オイラには、貨幣法制説も貨幣商品説も、両方に真実が含まれてるように見えるんだぜ・・・。

「貨幣だから貨幣なんだよ」というトートロジーを「解説」として認めたくない人が、定義に
拘っているだけじゃないかと僕は思ったりします。ちょっと乱暴ですが。

40 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/02(金) 02:44:20 ID:XXIPIm+i]
調子にのってもう1つ。

貨幣の発達史ってのを調べると面白いと思うよ。
西洋では、
1.貴金属のコインを使っていた時代
2.金の預り証を貨幣とした時代
3.金の量より預り証がはるかに多くなり、ただの紙切れとなった時代
の3段階を経由しています。

また、これは国内の通貨制度だけではなく、国際的な通貨取引も関係してきます。
金本位制・金ドル複本位制(ブレトン・ウッズ体制)・ニクソンショック・スミソニアン体制・変動相場制
こんな流れで変わっていきます。
日本の江戸時代の通貨の歴史なんて面白いですよ。
貴金属の通貨が存在しているのに、同時にお米の石高・俵数で価値を判断したわけですし、
金と銀の2種類の通貨が上方と江戸でそれぞれ別々に使われて、その交換比率が変動相場
だったりもしますし、藩札なんていう紙幣類似物もありますし。また、為替・手形・商品先物など
の金融制度も、時代を考えれば恐ろしいほど発達していましたし(ある意味西洋より進んでた)。
江戸時代末期には、金・銀の交換比率でえらい目にもあっていますし。

そうだ。「大君の通貨」なんて本はどうでしょう。
www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163191208/



41 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/06/02(金) 07:59:57 ID:YuET5GUM]
お金って日銀からみると債務なんでしょ?
日銀のB/Sを見ると貸方に日銀券があり、借方に手形や国債がある。

てことは、お金に価値を与えているのはB/Sで見合いの手形や国債の価値
ということなんだろうか


42 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/02(金) 11:15:23 ID:s+mvOwmO]
>>41
手形や国債も「期限が来たらこれこれのお金を支払います」としか
言っていない。つまり、手形や国債の価値も通貨でしか測れない
のだから、やっぱりトートロジーになるよ。

43 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/02(金) 23:52:03 ID:YySRdkfK]
>>36
そうだぜ! 人はみな金のもとに平等なんだぜ!
貨幣は信用で成り立ってるんだぜ! 信じる者は救われるんだぜ!

>>37
そうだぜ! 貨幣の価値は悪い資本家が俺たち労働者から搾取して生まれるんだぜ!
みんなで平等な貨幣価値を共産しようぜ! 造幣有利だぜ!

44 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 00:13:14 ID:jhokDm4x]
>>38
>将来のために交換を留保してあるお金には、ペナルティーがかかります。それがインフレです。
物価はゆっくり上昇するので、相対的に「交換を保留してあるお金」の価値が下がる、ってこと?
この理解って正解?

>それを相殺するために銀行に預けるなりします。
うお、忘れてた・・・。そうだったぜ・・・。
オイラの貯金は、プールじゃなくて、「流れるプール」に預けてあったんだぜ。

45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 00:13:36 ID:V1yQdt3k]
>>41
さて、そろそろ通貨の概念を拡張するときが来たんじゃないかな。

あなたは多分、通貨の中でも現金通貨のみを想定しているのではないかと思う。
でも、通貨の実態は価値が保存できて要求払いで決済に利用できるという点にあるわけで、
そういう意味では、口座振替なんかでいつでも使える普通預金なんかも、銀行口座に入った
ままの状態で、通貨と呼んでも良いはずだ。

というわけで、現在日本では、通貨供給量を「現金通貨+預金通貨+譲渡性預金」(M2+CD)
で把握している。通貨供給量1420兆円から見たら、現金通貨74兆円は5%程度しか無いんだ。

そこでだ。この5%程度の現金がどうやって1420兆円まで膨らむのかという事になる。
仮にあなたが1万円を持っていたとする。この時点では1万円は1万円だ。
これを銀行に預けてみよう。銀行に預けてもあなたはCDや窓口で引き出しても良いし、口座振替
でいつでも支払いに充てることができる。これで、銀行に現金1万円とあなたは預金1万円で2万円
のマネーサプライになる。そして銀行は、これを裏で貸出している。借りた側の銀行口座にも1万円が
あるという事になる。これで3万円に増えたわけ。実際には銀行は法定準備率に従い、その分を日銀
当座預金に預けて残りを貸し出すことになるので貸出にまわすのは9900円くらい。
【準備率】www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/junbi.htm
9900円が銀行口座に入っていたら、また法定準備率を引いて貸し出す・・・と回っていく。

これは「いっせいに全員がお金を引き出すという事態は起こりえない」という前提で可能な話だが、
実際それで問題はない。取り付け騒ぎみたいな緊急事態を過度に警戒するのは、その前提が崩れて
しまうから。というわけで、意図的に風説を流して取り付け騒ぎを起こすことは重罪となっている。

こうして、お金は、貸し借りでどんどん増えていくのであった。

46 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 00:14:32 ID:V1yQdt3k]
>>44
>物価はゆっくり上昇するので、相対的に「交換を保留してあるお金」の価値が下がる、ってこと?

正解です。

>オイラの貯金は、プールじゃなくて、「流れるプール」に預けてあったんだぜ。

流れるプールとは言いえて妙ですね。素敵です。

47 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 00:22:00 ID:jhokDm4x]
>>38
>竹やぶに捨ててある現金、自宅金庫に隠してある現金は、
>使われる時まで、現在の経済からは消えうせた存在になります。

そそそそ、そんなあ! ・・・でも、言われてみれば確かにその通りなんだぜ・・・。
ちょっとびっくりな認識を得たぜ。

じゃあ極端な話、オイラが街を歩いてるとき、お財布の中に入ってる現金も、
レジで使うまでの間、竹やぶに捨ててあるのと何ら変わらないと思うんだぜ。
だとしたら、お金というものは、「使われる瞬間だけ存在する」ってこと?
この解釈って正解?

なんかお金って、観測した瞬間にしか位置を特定できない、量子みたいだぜ・・・。
お金はますます不思議だぜ・・・。

48 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 00:31:42 ID:jhokDm4x]
>>39
そか、岩井克人さんの言う、貨幣法制説と貨幣商品説の欠陥の意味、分かったんだぜ。
確かにどちらも、現在の貨幣のあり方を説明するには不十分なんだぜ。

>「貨幣が貨幣であるのは、それが貨幣であるからだ」という共通認識を人類が獲得するのに
>それこそ数千年かかってしまったという事かなと思います。

うお、やっぱし、どんな哲学も最後にはトートロジーに行き着くのかなあ・・・。
でもオイラは、今の時代が哲学のゴールだとはちょと思えないんだぜ。
ひょっとしたら数千年後、オイラたちの子孫に、
昔の人は、「貨幣が貨幣であるのは、それが貨幣であるからだ」と信じていたらしい、
とか、言われちゃうのかも知れないんだぜ。

49 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 00:48:29 ID:jhokDm4x]
>>40
>「大君の通貨」なんて本はどうでしょう。
うお、読みたい本がどんどん増えていくんだぜー!
ありがとうございます、なんだぜ。

>貨幣の発達史ってのを調べると面白いと思うよ。
そか、どんな分野の知識も、その歴史を無視しては語れなかったんだぜ・・・。
「大君〜」の、Amazonのレビュー読んでみると、なんか従来の幕末観が変わりそう。
経済は素人には見えにくいから、歴史を学ぶ時って、けっこう経済という観点を
完全に無視してる傾向があるぜ(現在の社会を見る時も)。

しかし現行の経済体制って、前にも書いたけど意外と新しくてびっくりだぜ。
そう考えると、今の貨幣経済のあり方がガラガラっと変わる日が、
近い将来やってくるかもしれないんだぜ・・・。
まったく予想もつかないんだぜ・・・。

50 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 00:54:11 ID:jhokDm4x]
>>41さんと>>42さんの会話は・・・、オイラには難しすぎてちんぷんかんぷんなんだぜ・・・。
でも、なんか完結してるみたいなので、いいかな?
レスできなくてスマソだぜ・・・。



51 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 01:15:40 ID:jhokDm4x]
>>45
>仮にあなたが1万円を持っていたとする。この時点では1万円は1万円だ。これを銀行に預けてみよう。
>これで、銀行に現金1万円とあなたは預金1万円で2万円のマネーサプライになる。
>そして銀行は、これを裏で貸出している。借りた側の銀行口座にも1万円があるという事になる。
>これで3万円に増えたわけ。

↑これスゲェ! 一回読んだだけじゃ全然分かんなかったけど、何回も読んだら分かったぜ!
ってことは、だからやっぱり、お金は「移動する瞬間にだけ存在する」としか考えられないんだぜ!
オイラが預けた銀行の預金は、預けてある間、オイラのお金じゃなくなってるんだぜ!
CDで引き出した瞬間、オイラの手元に発生するんだぜ!
預金残高は、実質、存在してない価値ってことだぜ! (怖いよ〜〜〜〜!)
スゲェ貨幣スゲェ! 財布の中は竹やぶ! 銀行の中も竹やぶ! 世界中が竹やぶ!

52 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 01:37:13 ID:V1yQdt3k]
>>51
飛ばない豚がただの豚であるように
使わない現金はただの紙切れです。

財布に入っているお金も、使わなければ経済から消えうせたお金です。
というのはちょっと言いすぎでした。

一応、日銀は自分が発行した通貨量を把握していますので、財布に入っているお金、
竹やぶに捨ててあるお金も、通貨発行高として勘定には入っています。

ただ、お金って何?という話になると、お金は(国内の)全ての人が喜んでその人の提供
する財やサービスと交換してくれる媒体であり、お金の価値は交換によって得られる財や
サービスの価値のことであるという事で。

「お金自体に価値があるわけではない」というお話しに戻るのでありました。

53 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 01:43:37 ID:V1yQdt3k]
>>49
>しかし現行の経済体制って、前にも書いたけど意外と新しくてびっくりだぜ。

はい。管理通貨制度で変動相場制になってから、実はまだ30年程度しかたっていません。
何故、この制度に行き着いたのか。何故、以前の仕組みが維持できなくなったのか。
この辺が面白いところです。

そして、今後の方向性はどうなのか。
クレジットカード、デビッドカード(お財布携帯などを含む)で現金は消滅していくのか?
現行法の中で、微妙な立ち居地で運営されている地域通貨の類はどうなるのか?
そして、ネット通貨みたいな、中央銀行の統制を離れた通貨が生まれるのか?
そういった事を想像するのも面白いかも。

54 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 01:53:42 ID:V1yQdt3k]
>>53
>何故、この制度に行き着いたのか。何故、以前の仕組みが維持できなくなったのか。

補足しておきます。

お金の価値をモノに縛り付けておくから、経済の発展にともなって適切にお金の量を
増やせなかったり、お金の価値の信頼が薄れたりするんだという事にやっと気がついたのです。

そして、その結果、「お金はお金だからお金なんだよ」という事になったわけです。
お金の価値は、経済取引で必要な量を適切に調整してさえいれば、何かの価値
に縛り付けておく必要はない。それどころか、縛り付けておくから無理がでるんだと。
これが管理通貨制度。

よその国の通貨との交換比率も、もう好きに市場で取引して決めちゃって!
というのが変動相場制度です。

まあ、固定相場制度(最近は管理フロート制と呼びますが)の国もあって、そういう国
は自国の経済規模が小さい=発行している通貨の量が少ないので、変動相場制に
して自国より遥かに大きな世界単位の資金移動に翻弄されてしまうと困るという理由
で、通貨の価値を他国の通貨に固定しています。

でも・・・固定相場制の国は、実はヘッジファンドみたいなのの攻撃にとても弱いのです。
これが固定相場制すら諦めた最大の理由で、現在主要国が変動相場制を採用し
ている理由です。

55 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/06/03(土) 14:27:53 ID:7a2fRRNe]
飛べない豚はただの豚じゃなかった?使えない紙幣はただの紙切れ。

>お金の価値をモノに縛り付けておくから、経済の発展にともなって適切にお金の量を
>増やせなかったり、お金の価値の信頼が薄れたりするんだという事にやっと気がついたのです。

これは日本人は江戸時代にはすでに気付いていたと思う。貨幣を改鋳する
たびに大騒ぎになっていたから。

マル経の史観だと江戸の市場経済は全く分析できないから、気付いていた
けど分析から抜け落ちて忘れ去られていたって感じ?経済史の犯罪行為の
1つ。

56 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 15:05:45 ID:PBagDlJ7]
test

57 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 16:52:01 ID:4fpDhZ9d]
>>55
大岡忠助&徳川吉宗の悪貨改鋳ですね。

気づいていたかどうかは別ですが、日本史の教科書に「大飢饉」と書かれている事象は
ただの天変地異ではなく、デフレにより引き起こされた恐慌の可能性もあります。
また、徳政令で救済したのではなく、徳政令で状況を悪化させていた可能性もあります。

歴史系の人たちは経済に詳しくないので、ある国が勃興するのを「歴史の必然」みたいな
捉え方をしたりしますが、戦争→戦時復興→人口増加という内需拡大期、安定成長
から通貨不足でデフレに至る衰退期という経済学的というか、通貨・景気変動という視点
から分析することもできるのかなぁと思ったりもします。

58 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 22:53:54 ID:jhokDm4x]
>一応、日銀は自分が発行した通貨量を把握していますので、財布に入っているお金、
>竹やぶに捨ててあるお金も、通貨発行高として勘定には入っています。

なんだそっか、じゃあ完全に消え失せたりはしてないのね・・・。(一人で興奮しちゃったぜ・・・)
銀行は、竹やぶに捨てられてる子たちのことも、「帰ってこないな〜」って、心配してるのかな・・・。(かわいいぜ)

でもやっぱし不思議だぜ。
オイラがA銀行に1万円預けたら、A銀行はそれを裏で企業Xに貸し付けて、企業Xに1万円が入るぜ。
その後オイラがA銀行から1万円引き出しても、企業X側の1万円は、動かないぜ。
この段階で2万円になったぜ。
それからオイラがその1万円をB銀行に預けたとするぜ。B銀行もやっぱり企業Xに貸すとするぜ。
その後オイラがB銀行から1万円引き出しても、企業X側の2万円は、動かないぜ。
この段階で3万円になったぜ。
これを繰り返していったら、世の中はお金であふれちゃうぜ。
増える仕組みは分かったけど、減らす仕組みが分かんないぜ。
世の中は一体、どうやってお金を減らしているんだぜ?

59 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 22:55:00 ID:jhokDm4x]
>クレジットカード、デビッドカード(お財布携帯などを含む)で現金は消滅していくのか?
>現行法の中で、微妙な立ち居地で運営されている地域通貨の類はどうなるのか?
>そして、ネット通貨みたいな、中央銀行の統制を離れた通貨が生まれるのか?

これ、想像すると、おもしろいぜー。
でも、意外に貨幣って、意外に国のアイデンティティとか、国民の愛国心とかを支えてたりして、
無くなったら無くなったで寂しいのかもしれないぜ。
そうなると今度は、紙幣がトレーディングカードとしての価値を持つようになって、
貨幣商品説に逆戻りしちゃうんだぜ。(なんつってw)

60 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 22:58:34 ID:jhokDm4x]
>お金の価値をモノに縛り付けておくから、経済の発展にともなって適切にお金の量を
>増やせなかったり、お金の価値の信頼が薄れたりするんだという事にやっと気がついたのです。

これもスゲェ不思議な話だぜ。
かつてはモノに縛り付けておくことで確保されていたはずの貨幣への信頼が、
モノに縛り付けておくことで薄れることになったなんて、おもしろいぜ!
ひょっとしたら、「貨幣とは何か」という認識の変遷をなぞるようにして、
貨幣の在り方も変容してきた、ってことなのかなあ・・・。
「お金とは何か」という問いへの、解答と実情は、同時に変化して固定できない、
ってことなのかもしれないんだぜ。(この解釈どう?)



61 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/03(土) 23:02:05 ID:jhokDm4x]
>マル経の史観だと江戸の市場経済は全く分析できないから、
>気付いていたけど分析から抜け落ちて忘れ去られていたって感じ?
>経済史の犯罪行為の1つ。
そっか・・・。歴史は常に強者の物だったから、現在の世界史は要するに西洋史だもんね。だぜ・・・。

>>57
おもしろそうな話なんだぜ!
それにしても、なんで学問はみんな縦割りになってるのか、無学のオイラには不思議なんだぜ。
学者の人たちは、もっといっぱい「ミックス学問」を創ればいいんだぜ。
全ての「知」は、つながってるはずなんだから。

62 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/06/03(土) 23:59:52 ID:O3kZsjq3]
>>61
痴の巨人でも尊敬しとけ。駒場の教養の成れの果てか?

世界史が西洋史とか日本史やる上でほとんど関係ねえだろ。
史的唯物論に基づけば、江戸時代を規定してるのが石高制ってのは
高校生でも知ってる「常識」だろ。
そこらへんの日本史の教科書読んでみろよ。

んで、その宗教信じてる限り、例えば幕府の貨幣改鋳が江戸時代の
日本経済に与えた影響なんて分析できねえんだよ。

>>57氏も指摘してるだろ。天変地異による飢饉とかいってるけど、
マクロ経済が落ち込んでるだけじゃね?みたいな。田沼なんて
ずっと大悪人だったしな。ケインズは悪人じゃないのになw

要するに大塚氏ねということだよ。おまえも知らないうちにマルクス
に洗脳されてるんだよ。歴史は強者のものじゃなくて、日本においては
歴史はマルクス主義者のものだったんだよwあいつらが勝手に書いた
「日本史」を信じ込まされているだけ。

歴史学者が経済がわからないなんてのは、実は大嘘で、正確には
マルクス経済学に基づいて歴史を分析しているだけ。



63 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/04(日) 00:47:47 ID:Kg3RCfKr]
>>62
まあ、マルクス史観はなぁ。あれ早くなんとかして欲しい。
新しい歴史教科書も、そっち系にもっと力を入れて欲しいな。


徳政令は、現代の経済学的常識で言えば、明らかに恐慌を引き起こす。
なにせ、デフォルト宣言だから、資金を借りている人はラッキーだけど次に貸してくれる
人がいなくなるし、貸し手は壊滅する。意外と知らない人が多いけど、江戸時代の
資金循環でいくと、借り手は大名など武家で、貸し手は商人なんだけど、町人は
商人から給与をもらったり、個人営業でも代金決済で商人使っているので、
めぐりめぐって町衆の損の方が大きい。

江戸時代の歴史を見ていくと、「景気が良くなる→町人・商人が消費文化を謳歌する
→武家も真似するけど所得が足りない→商人から借りる→借金返済のめどが立たなくなる
→贅沢禁止令が出される→商人の取り潰しや相対済まし例(徳政令)が行われる
→大飢饉発生」というのを繰り返している。

大岡忠助は奉行ネタの物語で評価されているけど、本来は悪貨改鋳で享保の
大飢饉を食い止めた、吉宗政権の最大功労者という評価が必要だよね。
このときの恐慌は享保の大飢饉というんだけど、これ歴史の教科書で評価している
享保の改革前半で、贅沢禁止とかやったから起きた大飢饉なんだよね。だから、
本来は吉宗の評価はもっと低くてよい。大岡忠助が見るに見かねて忠告したくらいの
スタンスだと思う。

田沼意次は最近評価が戻ってきた一人。

白河の清き に魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき

なんて川柳があるけど、これの意味をもっと広く捉えるべきだと思う。
歴史の教科書だと、田沼意次の賄賂ばかり取り上げられているけどねえ。

そうだ、堺屋太一の傾き加減の男の肖像だっけ?あの本も、マクロ経済的視点から
元禄だったと思うけど、その時期のバブル崩壊から失われた10年以上の不況に陥った
江戸時代の情景を背景にして、意外と面白かった。

64 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/04(日) 00:57:28 ID:Kg3RCfKr]
昭和になるけど、高橋是清もそうだ。

金本位制復帰という、「ちゃんと主義」に染まって、改革改革!と騒いで
浜口雄幸・井上準之助コンビが昭和恐慌を引き起こした。

これなんかも、通貨の価値を金とリンクさせたがゆえに発生した恐慌。

「東北で身売りが横行した」と言われており、地方の農村の悲惨な状況が
伝えられているけど、これが江戸時代ならきっと「大飢饉」と表現されていた
のではないかと思う次第。

もちろん、江戸時代の大飢饉が全部デフレーションというわけじゃない。
そのうちのいくつかは富士山噴火とか、大地震とかのサプライショックから生じた
強インフレーションが引き金になっているものもある。同様にデフレーション型の恐慌
もあるわけで、そこんところをきちっと歴史で捉えて欲しいなぁと思う事がある。

ちなみに、ハイパーインフレーションに対しては、預金封鎖(徳政令)は解放の一つ。
デフレの時にやると状況がさらに悪化する。

デフレーションの時は簡単。公共事業ガンガンやって、債権債務関係を温存して
支払い猶予しつつ、資金不足の人に緊急融資してやればよい。

経済学の歴史としては、実はデフレの撲滅が最初の大課題だった。ケインズ以後
デフレを起こす馬鹿な政府がいなくなったので、それで初めてインフレが問題になる
ようになった。

65 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/04(日) 01:06:56 ID:Kg3RCfKr]
>>64の解放は解法の変換ミス。

さらに言っちゃう。江戸時代の金融制度が実は同時代の西洋より進んでいたという話を
書いたが、ケインズ主義も経験的に知っていたのか、江戸時代の善性の一つに公共事業
というのがあった。

穴掘ってお金を埋めて、掘り出すだけでも良い。そこで働いた人に賃金をあげればよい。

これ、函館開拓した高田屋嘉兵衛なんかが実際にやっている。江戸時代に。
「函館湾に埋まっている大石が邪魔だ」という声を活用して、貧民に賃金を約束して
石を引き上げさせて自宅の庭まで運ばせた。

高橋是清も、ニューディール政策とほぼ同じ時期に、積極財政・金融制度の安定というのを
実施して大成功。総理大臣経験者なのに、その経済手腕を買われて3度大蔵大臣をやって
いる。昭和恐慌の対策も、ケインズが一般理論を発表する前の年の話。


あー。なんかケインジアンなスレになってしまったなぁ。
まあ、今の時代は管理通貨制度になって通貨不足でデフレになるなんて馬鹿な国は世界中
で一つしかなくなったし、バブルよりもバブル崩壊の方が素晴らしいなんてアホな国も1つしかない
し、不況になったら景気対策するのが普通だからケインジアンは流行らないんだけどね。

66 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2006/06/04(日) 01:43:11 ID:pyYNYoY4]
>>65
是清なんてどうでもいい。ケインジアンもどうでもいい。
金本位制はその当時素晴らしいと考えられていた。マルクスと一緒。
ぶっちゃけ経済に関しては西洋なんかどうでもいい。

いちいち阿呆の言うことを金科玉条のごとく信奉する事大主義
な連中が日本人の一部にいるのが大問題。獅子身中の虫ってやつ。

経済は素でやれば日本人が最強。
先物を世界で最初に開発したのも日本人。
ケインズなんか知らなくても公共事業やれたのが日本人。
貨幣に関しては荻原重秀が貨幣を改鋳したのが始まりだろ。
まあ、江戸以前は開放経済だったし、貨幣なんか自国で鋳造
してるとやばいと気付いていたので宋や明の銭との交換レート
で貨幣価値を計ってた先進国なのが日本。

とりあえず、マルクス氏ねという点で合意できて喜ばしい。
マルクスに汚染された日本史の教科書は早急に書き換える必要性がある。
これを書き換えるだけで、日本の経済学のレベルはすぐに世界水準に
到達する。

67 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/04(日) 11:00:05 ID:Boeq8EMm]
>>58
>世の中は一体、どうやってお金を減らしているんだぜ?

あなたの例では、銀行が日銀の当座預金に積んでおかなければならない準備金(法定準備)が
抜けています。一定の法定準備率を指定する事で、銀行間の貸し借りの連鎖の結果増加する
通貨量には上限が設定されます。キャップがはめられるという表現の方がわかりやすいかな。

最初の種銭が1万円だったとして、1%を必ず日銀の口座に入れておかないといけないとすると、
次の貸出にまわせるのが9900円、その次が9801円・・・と、等比級数の和になりまして、
無限に貸出が連鎖しても、通貨の総額は100万円までという事になります。

lim (1-r^n)/(1-r)=1/(1-r)
n→∞

ここで通貨の量ぞ増減させる方法が2つ考えられます。
1つが法定準備率を変更する方法。もう一つが最初の種銭1万円を変えちゃう方法。
前者はそのまま法定準備率操作と呼ばれまして、あんまり頻繁には行われません。
後者は公開市場操作と呼ばれる方法で、国債の売買を通じて行われます。
最初の種銭のことをベースマネーとか、マネタリーベースと呼びます。こちらが主流です。

というわけで、日銀が国債を売ることで吸い上げたお金は、通貨供給には入りません。
つまり、日銀のバランスシートは、通貨という面では、経済の外側にあるという事なのです。

68 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/04(日) 11:31:53 ID:Boeq8EMm]
>>60
>ひょっとしたら、「貨幣とは何か」という認識の変遷をなぞるようにして、
>貨幣の在り方も変容してきた、ってことなのかなあ・・・。

使っている本人たちが気がつかない間に、信用の意味合いが変わったという点では
とても面白い現象だと思います。

>「お金とは何か」という問いへの、解答と実情は、同時に変化して固定できない、
>ってことなのかもしれないんだぜ。(この解釈どう?)

定義が違うんなら別のものです。昔のお金と今のお金は違うものになったという事に
なっちゃいます。

定義というのは、必要かつ十分でなければなりません。通貨の価値が何らかの実物
資産に縛り付けられているという条件は、十分条件で条件としてはきつすぎたという
事かも知れません。

69 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/04(日) 11:36:59 ID:Boeq8EMm]
ネタ投下。

本位通貨を考えてみる。本位通貨とは、ある財・サービスとの交換を保障された、引換券
であり、それをみんなが受け取ってくれるから通貨であるとする。

ここにテレホンカードがある。テレホンカードは、電話利用というサービスとの交換を保障され
ている。電話の利用は時間を考えなければ、無限に利用することが可能であり、つまり
金のような実物財と違い供給量の制約が無い。

もし、テレホンカードをNTT以外が受け取ってくれて、通話に使用することなく、度数をそのまま
通貨単位として使用するような社会が存在したら、これは通貨と言えるのだろうか?

70 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/06(火) 08:37:45 ID:sDA1ZE1W]
1は 6266のダメージをうけた!
1は しんでしまった!

おお1よ しんでしまうとはなにごとだ
カミよ! さまよえる1の みたまを いまここに よびもどしたまえっ!
1の からだを せいなる ひかりが つつみこむ
1は いきかえった!



71 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/06(火) 08:41:58 ID:sDA1ZE1W]
ダンジョン「金融用語の魔城」攻略

1は ダンジョンの 67かいで まほうの レスを よんだ
1は どっかいりょくが たりなかった! まほうの レスは りかいできない!
1は いっしょうけんめい まほうの レスの じゅもんを ぐぐった

1は 「法定準備制度の概念」を てにいれた!
1は 「現金預金比率の概念」を てにいれた!
1は 「預金歩留まり率の概念」を てにいれた!
1の ちしきが 3 あがった

72 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/06(火) 21:18:24 ID:sDA1ZE1W]
1の ちしきは 3 しか あがらなかったが
1は その すくない ちしきで レスをした!

>>67
>一定の法定準備率を指定する事で、
>銀行間の貸し借りの連鎖の結果増加する通貨量には上限が設定されます。

「銀行間の」貸し借りでは、たしかにキャップがかぶるというのは分かったぜ。
でも、個人が同一の種銭をいろんな銀行に預けたり引き出したりを繰り返した場合はどうなんだぜ?

法定準備率が1%だとして、
オイラが銀行Aに1万円預ける→銀行Aが9900円を企業Xに融資する→都合29900円に増える→
オイラがその1万円を引き出す→都合19900円になる(手元に1万円、企業Xに9900円)→
手元の1万円を銀行Bに預ける→銀行Bが9900円を企業Xに融資する→都合39800円に増える→
オイラがその1万円を引き出す→都合29800円になる(手元に一万円、企業Xに19800円)→
手元の1万円を銀行Cに預ける→銀行Cが9900円を企業Xに融資する→都合49700円に増える・・・
この錬金術には、どういうキャップがかぶさってるんだぜ?

73 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/06(火) 21:39:20 ID:sDA1ZE1W]
>>69
電話で通話する「権利」に価値を置いて、単位を「度数」とする通貨ですね? だぜ。
こちらの598度数のマグロお刺身パック、午後5時からサービス価格398度数になりまーす、みたいな。

電話回線というインフラに支えられた通貨だぜ。
金本位制よりも、実利的なものに裏打ちされてて有用だと思うぜ。
でも結局、具体的な授受の方法は、デジタルマネーっぽくなるしかないと思うぜ・・・。
デジタルマネーと、どう違うのかが、オイラにはちょっと分かんないんだぜ・・・。

他の人の意見も、いっぱい聞いてみたいんだぜ。

74 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/07(水) 09:14:48 ID:tSrNnIku]
>>72
おまえは参考書の漫画キャラか。

75 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/07(水) 10:00:40 ID:2m1h+k2l]
>>72
>オイラがその1万円を引き出す→都合19900円になる(手元に1万円、企業Xに9900円)→

ここが誤りです。オイラ氏が1万円引き出したら、法定準備率にしたがって貸し出しは不可能になり、
企業Xへの貸付金9900円を回収するか、どこかから変わりに1万円の預金(借り入れ)を得なけれ
ばならなくなります。

この例では1万円しか通貨が存在しないので、オールオアナッシングですが、実際にはたくさんの
人が銀行にお金を預けていて、それぞれの個人の引き出す金額は十分に小さいので、大数の
法則が働いて、常に一定の金額が預けられ、常に一定の金額が引き出され、銀行の預金残高
は大体一定の水準になります。そのため、不慮の事故でもない限り、あわてて銀行が貸し出しを
引き上げるなんて事は起きません。

とはいえ、平常時に銀行側がオペレーションミスで法定準備を満たせないなんて事が起きることが
あります。そういうときは
1.当該銀行が短期金融市場で他の法定準備率に余裕のある銀行からお金を借りて乗り切る
2.短期金融市場で貸し手が不足したときは、日銀にロンバート貸出を申請して日銀からお金を借りる
という逃げ方が可能です。

昔は現在ほどインターバンクがしっかりしておらず、またロンバート貸出という制度は無くて、何でもかんでも
日銀特融で対処していまして、その場合日銀が銀行に行政指導をしながら(要するにいじめ)お金を貸し
てしのいでいました。このやり方を「やき鶏」などと俗称していた時代もあります。

また、いっせいに銀行からお金が下ろされてしまうことを「取り付け騒ぎ」と言うわけでして、そんな
ことになったら、銀行制度を守るためにおそらく日銀は何でもやります。日銀の緊急融資という奴
がそれで、日銀が銀行にお金を預けてその場を取り繕います。


76 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/07(水) 10:04:11 ID:2m1h+k2l]
>>73
テレホンカードなどの「金券」が発行されるようになった頃(多分20〜30年くらい前)
に、これはお金にあたるのではないかという議論が行われておったように思います

77 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 07:10:41 ID:7B6LnZKA]
>>75
>オイラ氏が1万円引き出したら、法定準備率にしたがって貸し出しは不可能になり、
>企業Xへの貸付金9900円を回収するか、
>どこかから変わりに1万円の預金(借り入れ)を得なければならなくなります。
あ・・・、そんな単純なしくみかあ・・・(恥;
ってことは、この例え話の場合、銀行は、企業Xから9900円を回収すると同時に、
法定準備金として日銀に預けておいた100円も回収するってこと?(この理解あってる?)

78 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 07:11:47 ID:7B6LnZKA]
1はぐぐった!
「ロンバート貸出の概念」を手に入れた! 1の知識が1あがった!
「やき鶏の概念」はみつからなかった!

スゲェぜ! 日銀は、銀行ひとつがつぶれそうな時でも、それを救えるほどお金を持ってるの?!
そのお金って、いろんな銀行から集めた法定準備金だけで、まかなえるものなの?

あと、やき鶏のお話、面白そうなんだぜ。
どうしていじめが必要だったのか、とか、どんないじめが繰り広げられてたのか、とか
興味津々なんだぜー。

79 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 07:13:23 ID:7B6LnZKA]
テレホンカード本位制通貨と、デジタルマネーの違い、ひとつ気がついたぜ。
デジタルであろうとなかろうと、本位通貨じゃない通貨は、物価の上昇にともなって価値が下がっていくけど、
本位通貨の価値はずーっと同じままなんじゃないかと思うんだぜ。
テレホンカードの1度で通話できる時間が未来永劫変わらないとすれば、
テレホンカード本位通貨である「度数」は、物価の変動に左右されない価値を保存し続けることになるぜ?
(この理解あたってる?)

80 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 17:59:36 ID:ldfSbGQo]
>スゲェぜ! 日銀は、銀行ひとつがつぶれそうな時でも、それを救えるほどお金を持ってるの?!
>そのお金って、いろんな銀行から集めた法定準備金だけで、まかなえるものなの?

うーん、ロンバートと日銀特融は少し意味が違うんだが…
つぶれそうな銀行に、日銀の判断で無担保で貸すのが特融。
日銀は受身で、銀行側が欲しいという額だけ貸すのがロンバート(補完貸付制度)。こっちは
担保が必要。

ロンバートも、資金繰りが難しくなった(低い金利だと誰も貸してくれない)銀行を
助けるものと言えなくも無いが、むしろこれは「短期金利の急上昇を抑える」ための制度。
これがあるので、基本的には短期金利は公定歩合より高くならない、はず、だった、の・だ・が...

あと、もちろん日銀は100兆でも1000兆でも、必要なら貸せる。
だって本位通貨じゃないんだから、いくらでも通貨を創り出せる。



81 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 18:31:28 ID:fKVtqCpk]
しかも、貸付する際に、日銀券は不要。
日銀当座預金に数字を書き込むだけ。


82 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 18:35:34 ID:fKVtqCpk]
>>77
>法定準備金として日銀に預けておいた100円も回収するってこと?(この理解あってる?)

あってる。というか、100円を積んでおく必要が無くなる。

>>78
ヤキトリでぐぐれ

>>79
>テレホンカード本位通貨である「度数」は、物価の変動に左右されない価値を保存し続けることになるぜ?

そうなるので、本位通貨の価値の基礎は、未来永劫価値が変わらないものが望ましいとされていた。
それで金が主体だったわけ。

管理通貨制度では、どうでもよいことだけどね。

83 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 18:49:29 ID:7B6LnZKA]
>つぶれそうな銀行に、日銀の判断で無担保で貸すのが特融。
>日銀は受身で、銀行側が欲しいという額だけ貸すのがロンバート(補完貸付制度)。こっちは担保が必要。

あ・・・分かったつもりで・・・ぜんぜん分かってなかったぜ・・・。
ロンバートは担保が必要、ってことは、必要なだけ借りられるとは限らないのかな?
じゃあロンバートでも救えない銀行は救えないってこと?

>基本的には短期金利は公定歩合より高くならない、はず、だった、の・だ・が...

じ・・・実情は・・・ちがうのね?! それってなんかマズイの?! ヤバイの?!
日本はどうにかなってしまうの?!

84 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 18:54:42 ID:7B6LnZKA]
>あと、もちろん日銀は100兆でも1000兆でも、必要なら貸せる。
>だって本位通貨じゃないんだから、いくらでも通貨を創り出せる。

>しかも、貸付する際に、日銀券は不要。日銀当座預金に数字を書き込むだけ。

うお、そうだった、忘れてたぜ!
でも、そんなことするとインフレになっちゃうって聞いたことあるぜ?
つまり、インフレにならない範囲内でしか、その救済措置も不可能ってこと?

85 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 19:15:49 ID:7B6LnZKA]
>>82
>というか、100円を積んでおく必要が無くなる。
あ! そか、そりゃそうだったぜ! オイラのばかー。

>ヤキトリでぐぐれ
うーん・・・ぐぐったけどわかんないよう。麻雀の罰ゲームだって出たぜ?

>本位通貨の価値の基礎は、未来永劫価値が変わらないものが望ましいとされていた。
うお、じゃあ、テレホンカード本位通貨(略してテレ貨)は、理想的な通貨だぜ?
通話サービスという、無尽蔵で、永遠に変わらない価値を担保にしてるんだから、完璧だぜ?
なんで実現されてないのかな。実現できない理由でも、あるのかな?

86 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/08(木) 22:10:39 ID:fKVtqCpk]
>>83
ロンバートの担保って、国債とかだから、必要な量以上に銀行は保有している。

ロンバートは銀行を救うものじゃない。
短期金融市場で変な高金利がついたときに、いちいち日銀がオペしなくて、
銀行が自発的にロンバートで借りる事で市場が安定化することを期待して
作られた制度。日銀は制度を用意して待っているだけ。実際、せっかくロンバート
制度があるのに先日は短期金利がポンと上がった。銀行側が使う事に慣れて
いない感がまだある。

それで、日銀が痺れをきらして、自ら2兆円の介入をしたわけだ。

>>85
>うお、じゃあ、テレホンカード本位通貨(略してテレ貨)は、理想的な通貨だぜ?

海外の人にとっても十分に魅力的ですか?NTTは海外ではサービスしていませんよね。
また、国内でも第二電電とかありまして、そちらでは使えませんよね。

というわけで、普遍的な価値がある財とはいえない面もあります。

87 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 00:03:57 ID:MUXuXKhU]
偽造テレカを必死につくってた海外の人は、どこの国とは言わんが、
いっぱいいたから十分魅力的だったんじゃね?

金券ショップがないとテレカは貨幣価値ないから、確かに普遍的とは
言えないけどね。

ICカードになって使用期限ついたけど、カード公衆電話自体が絶滅危
惧種だからなあ。テレカの話題そのものに時代を感じる。

88 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 00:09:25 ID:G8K+PJNG]
>>ヤキトリでぐぐれ
>うーん・・・ぐぐったけどわかんないよう。麻雀の罰ゲームだって出たぜ?

じゃあ「ヤキトリ 日銀 天下り」でぐぐれば?

89 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 07:30:21 ID:clNGNP6h]
うお、オイラまだ、分かったつもりで分かってなかったぜ・・・。
「ロンバート貸出し制度は市場の安定化が第一目的!」(今度こそ覚えたぜ;

>ロンバートの担保って、国債とかだから、必要な量以上に銀行は保有している。

そっか・・・、国民から借りたお金を使ってるのかぁ。なんか実体がなくて、インチキっぽいなあ・・・。
イメージとしては、吹きこぼれそうな鍋にびっくり水をさすって感じ・・・かな?
必要なら仕方ないけど、そういう時に動いてるお金って、
ホントに無から突然生み出されてるように見えるなあ。(素人の目から見た印象だぜ

90 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 07:32:01 ID:clNGNP6h]
>じゃあ「ヤキトリ 日銀 天下り」でぐぐれば?

1は ぐぐった! 1はダンジョンの かくしべやを みつけた!
1は アイテム「ヤキトリ」を てにいれた!
アイテムせつめい:ヤキトリ
   日銀が「日銀貸し出し」をギリギリまで実行しない嫌がらせ。
   「首(資金)を締めて火あぶりにする」「財布を焦げつかせる」という意味。
   日銀からの天下り役員を冷遇する銀行などへの報復。

うえ〜。どろどろしてるんだぜ〜。天下りが、全ての原因だったのかあ・・・。
世の中の上の方の人たちも、人間関係で苦労してるんだなあ・・・。



91 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 07:33:50 ID:clNGNP6h]
>テレ貨

テレ貨は、別にNTTに独占させる必要はないんじゃないかと思うぜ。
テレホンカードは、例え話の取っ掛かりとして持ち出されたに過ぎないわけで、
この通貨の媒体は、別に「アイドルが印刷された磁気カード」である必要はないんだぜ。

これは広義に、「通話サービス時間を担保とする兌換通貨は可能か」という議論だと思うんだぜ。

あと、電話会社ごとに料金設定が違ったとしても、金本位制にたとえるなら、
それはその電話会社が「採掘した金の量」が違う、というだけのことだぜ。
今オイラたちがケータイという媒体を使って保有している「通話の権利」を、
そのまま「お財布ケータイ」で使えるようにすればいいだけだぜ。
簡単に実現できるぜ。(みんなどう思うぜ?

92 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 13:27:37 ID:nMstECt+]
>>91
まず「未来永劫価値が変わらない」というのは本当か。
確かに通話時間で測った価値は変わらないだろうが、
通話時間の価値そのものが下落するんじゃなかろうか。
実際、電話の通話料はここ何十年さがりつづけてるでしょう。
将来もし「いくら話しても無料」なんていう時代が来たら?

次に、テレカが通貨とみなせるかどうかという点だが、
テレカ自体は、NTTが前もって現金を受け取り、後でサービスの
提供を約束するという一種の債券とみなせる。通貨との違いは、
他の財やサービスの購入にそのまま使えないこと。通貨ほどの
流動性がないこと(たとえば友達に細かく崩してもらうなんて簡単にはできない)。
無価値になるリスク(たとえばNTT倒産)が通貨より高いこと。

これらの差が小さくなるほど、通貨に近い性質を持つことになる。
「テレカで買える自動販売機」などが検討されたとき、大蔵省(当時)
が難色を示したのも、通話以外の財が買えることによって、
テレカが通貨類似物に近づいてしまうから。

極端な話、テレカの単位が「通話度数」でなく「円」で、通話以外に
お店での財の購入や電車・高速道路の支払いなどにも使えたとして、
NTTが下請け業者への支払いをテレカで行ったりすれば、政府が黙って
いないだろう。

93 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 20:44:07 ID:EmbTrMqm]
>まず「未来永劫価値が変わらない」というのは本当か。

うーん・・・オイラは素人なので単純にそう思ってたけど、実際どうなんだろうぜ?
ただ、今の電話料金が値下がりしてるのは、そのサービスが商品であり、
各社が企業間競争をしてるからだと思うんだぜ。でも、>>69さんが言ってるのは、
テレカの度数を、「商品」ではなく、通貨の「価値尺度」として考えてみる、
という思考実験なのだと思うんだぜ。

だから、電話料金の「商品価値」が下がっていることを取り上げて、
その価値が変わるものだと見なすのは、論点が違うと思うんだぜ。
金本位制の良さは、金の「クオリティー」が未来永劫変わらないものだったことだぜ。
テレカ度数本位制においても、通話サービスの「実質性」が変わらないということが、重要なんだと思うぜ。

94 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 21:03:46 ID:EmbTrMqm]
>政府が黙っていないだろう。
これは思考実験なので、もっと思い切った想像をしちゃっていいと思うんだぜ。
テレ貨を実現するなら、まず先進7カ国が同時にこの制度を批准し、
各国が法を整備し、IMFとの調整を済ませた上で、
それぞれの政府主導にるトップダウン式で実施する以外にないはずだぜ。

>(テレホンカードと)通貨との違いは、他の財やサービスの購入にそのまま使えないこと。
>通貨ほどの流動性がないこと(たとえば友達に細かく崩してもらうなんて簡単にはできない)。
この思考実験において、テレ貨という通貨は、
別に「カード」という媒体に縛りつけておく必要はないと思うんだぜ。
デジタルマネーとして扱うことにすれば、友達に崩してもらう必要そのものがなくなるんだぜ。

>無価値になるリスク(たとえばNTT倒産)が通貨より高い
この場合NTTは、再び公社化されるか、もしくは省庁化されると思うぜ。
あるいは日銀と合併するかもしれないぜ。

95 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/09(金) 21:30:51 ID:m48xaAwv]
それって結局EdyやSuicaじゃん。と思ってるのは俺だけだろうか?

通貨単位を「テレカ」にして、NTTが通貨を発行するって意味
だとしたら、日銀が「円」発行してるのとなんか違うのかな。

96 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 01:52:32 ID:LL/8KyXY]
>>89
>そっか・・・、国民から借りたお金を使ってるのかぁ。なんか実体がなくて、インチキっぽいなあ・・・。

ん?国債は流動性が低いでしょ。短期金融市場という極端に流動性が高い預金が
不足したときに、流動性が低い国債を担保に流動性が高いロンバート貸付を行うのです。

ちなみに、ロンバートやらずに、公開市場操作でも同じ事ができます。
レポオペって奴です。

レポオペは日銀側が能動的にやりますが、ロンバートは市中銀行が「貸せよゴルア!」という
ことになっています。ヤキトリのイメージが強烈だったのか、市中銀行はまだおっかなびっくりで
制度の活用はほとんどなされていないようですが。

>イメージとしては、吹きこぼれそうな鍋にびっくり水をさすって感じ・・・かな?

この辺のイメージのつかみ方は上手だね。毎度感心するよ。

>必要なら仕方ないけど、そういう時に動いてるお金って、
>ホントに無から突然生み出されてるように見えるなあ。(素人の目から見た印象だぜ

日銀は無から日銀券を生み出せますので。
逆に、市中に存在する日銀券も、日銀が売りオペなどで回収したら、市中から「消失」してしまいます。

97 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 01:53:48 ID:LL/8KyXY]
>>92
>極端な話、テレカの単位が「通話度数」でなく「円」で、通話以外に
>お店での財の購入や電車・高速道路の支払いなどにも使えたとして、
>NTTが下請け業者への支払いをテレカで行ったりすれば、政府が黙って
>いないだろう。

それをデビットカードと言ったりするんだけどね。

98 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 02:08:55 ID:OINYykR5]
92だが...

Edy,Suica,デビットカードなどの場合は、政府・日銀が発行した通貨と
「引き換え」でしか残高が増えない。つまり通貨の総量が変わらない
のに対し、>>92に書いた「NTTが他の企業にテレカで支払う」という例では、
NTTが通貨同等物を作り出していることに注意してほしい。

...と書いたところで思いついたのだが、Edyやデビットカードなどの
電子通貨の残高が勝手に増えていない(電子マネーの運用会社が、勝手に
数字を増やしていない)ということは誰が保証するんだろうか?

あるいは、銀行が口座の残高を勝手に増やしてないってことは、誰が保証
するんだろうか??? 監査しても簡単に分かるものとも思えないのだが...

99 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 06:38:22 ID:bJDGMo4h]
>>96
うお、オイラまた勘違いしてたぜ。ロンバートは国債を使ってるんじゃなくて、
国債を「担保に」捻出してただけだったぜ。(でも今回は自分で気づいたぜ
そんで、流動性の高い短期金融市場における金利分を緊急に補填するために、
流動性の低い国債を担保にするのは有効だ、という理屈は、理解できる話だぜ。

>レポオペ
1はぐぐった! 1は じゅもん「国債借入オペレーション」を 手に入れた!
う〜んと、「日本銀行が金銭を担保として行う国債の借り入れ」かあ・・・。
ふむふむー。なるほどー。すげー。まじかっこいいー。ちょべりぐー。
(・・・・・・・・・ぜんぜんわかんないよう〜・・・泣)
(に・・・日銀が・・・日銀のプールマネーを担保に・・・国庫から国債を借りる・・・ってこと・・・かなあ・・・)


>ヤキトリのイメージが強烈だったのか、市中銀行はまだおっかなびっくりで
>制度の活用はほとんどなされていないようですが。
ジャイアンが、ある日とつぜん「俺様のマンガ、好きなだけ貸してやるぜ」と言い出した。
でも、のび太くんはなかなか借りに行けません。こわいよドラえも〜ん!
・・・分かるぜその気持ち・・・。

>日銀は無から日銀券を生み出せますので。
>逆に、市中に存在する日銀券も、日銀が売りオペなどで回収したら、市中から「消失」してしまいます。
ああ! オイラまた忘れてたぜ。今の通貨はもともと無から生み出されるものだったぜ・・・。
素人には、どうしても、どうしても、その辺の感覚が身につかないんだぜ。
お金にはどこかに源があって、そこから汲み出されて流れてきたはずだ、ってイメージが、
どうしても払拭できないんだぜ・・・。(今度こそ覚えたぜ

100 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2006/06/10(土) 06:48:14 ID:bJDGMo4h]
>>95
兌換通貨か、不換通貨か、っていう違いがあるんだぜ!(うわぁ〜オイラ偉そう〜
EdyやSuicaで扱われてる円は不換通貨だけど、
テレ貨は「デジタル兌換通貨」なんだぜ〜!(うわぁ〜オイラすげぇ偉そう〜








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