- 1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/08/21(火) 18:42:23 ID:IlThlvYe]
- こちらは戦隊シリーズの総合カップルスレです。
現在放映中の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』、前年度放映の『轟轟戦隊ボウケンジャー』等々、 戦隊作品のカップルについて マターリと語って行きましょう。 煽り・荒らしはスルー推奨。他カプ批判もNG。みんなを幸せにする修行をしましょう。 【ネタバレについて】 特撮板本スレに準じ、放映日当日・映画公開終了までのネタバレは控えてください。 もしスレ住人からの要望により、映画等のネタバレを投下する場合、 投下前にネタバレであることを明記し、NGワード用タイトルをつけること。 バレを見たくない人はあぼん推奨。 前スレ 戦隊シリーズ総合カップルスレ 5 sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176541347/ 過去スレ 戦隊シリーズ総合カップルスレ 4(dat落ち) ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161010229/ 戦隊シリーズ総合カップルスレ 3(dat落ち) ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142719752/ 戦隊シリーズ総合カップルスレ 2 (dat落ち) ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114938210/ 戦隊シリーズ総合カップルスレ (dat落ち) ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1105953664/ 【S.P.D】デカレンジャー総合カップルスレ【S.E.X】(dat落ち) ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1080011602/ 2chエロパロ板SS保管庫 ttp://sslibrary.arings2.com/ 戦隊シリーズ総合カップルスレ保管庫 戦隊シリーズ総合保管庫 ttp://sentaieroparo.blog100.fc2.com/ 地球署の図書館 ttp://tfb.fc2web.com/index.html 保管庫の避難所 PC版 ttp://spdlib2.h.fc2.com/index.htm 携帯版 ttp://spdlib2.h.fc2.com/i/index.htm
- 441 名前:酔い明けの宵04 (レツラン) [2007/12/12(水) 03:59:35 ID:nU7KVN6t]
- 「そ、そんなの・・・!」
「僕の事、欲しかったら自分で脱いで。 それから僕の服も脱がせて。」 いきなりの要求。 「レツ、そんなのっっ!!」 「できないならいいよ。 僕はランに触ってランが啼くのを聞くだけで気持ちいいから。」 そういうとまた執拗な愛撫を始める。 「レツ、レツ、レツ・・・っぅ!」 身悶えして、その名前を呼んで。 あぁ、もうちょっと、というところでその指と舌の動きは止まり、 火照りが収まりそうなところでまた動き出して。 「レツ、お願い・・・。」 うっすらと浮かべた涙。 普段より何トーンも高くか細い声。 震える体。 甘い水分にまみれた痴態。 「好きだよ・・・。」 ほら、また僕の負け。 本当にずるい。 そう言われたら、折れないわけにはいかないんだ。 それに、実はこっちもかなり限界だったし。 触るだけで、聞くだけで、満足できない所まで持ち上がっている気持ち。 鮮やかな手さばきで脱がせる衣類、脱ぐ衣類。 「僕も、だよ。」 大好きだよ。 ちゃんとわかって。
- 442 名前:酔い明けの宵05 (レツラン) [2007/12/12(水) 04:00:12 ID:nU7KVN6t]
- 願いを込めて貫く。
「ぁあっ!」 ランの体が一瞬、ふわりと浮いた。 それと同時にぎゅっとレツのかけがえのない一本を熱く締め上げて。 この瞬間が、互いを強く結びつける気がする。 何度繰り返しても飽きない行為。 何処まで先を突いても、この先がまだ在るような気がして。 もっと深い何かを探りながらいつもこうやって抱き合う。 大好きだよ。 とろけるような時間。 「酔っぱらいレツの馬鹿・・・。」 淡く微笑みながらランの指がレツの頬に触れる。 「僕はいつだって酔っぱらいなんだ。 ランがあまりにも魅力的で酔わずにいられないんだから。」 アルコールなんていらない。 君とこうしているだけで僕は頭の中がぼうっとする。 さぁ、一緒に行こう。 この酔いの最高点まで。 「レツっ!」 僕の名前を呼んで、僕にしがみついて。 愛しい女性が最高に綺麗な表情を見せてくれる。 僕のヤキモチなんてふっとばすくらい。 それと同時に僕は、熱い物も、彼女の上に吹っ飛ばしてしまった。
- 443 名前:名無しさん@ピンキー [2007/12/12(水) 04:01:13 ID:nU7KVN6t]
- 以上二つです。お目汚し及び空気読めなくてすみません。(逃走)
- 444 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/12(水) 06:39:00 ID:KBcghTg0]
- レツラン、ゴウラン乙でした!
朝っぱらから読んじまった、まいったぜ! ゴウランは、ゴウの切ない気持ちが、グッとキタ。レツランは、レツ、 もっと頑張れ!男を磨こうぜ! とにかく、職人さんGJ! あ、でも、次回から、メル欄にsageって入れて欲しいです。
- 445 名前:名無しさん@ピンキー [2007/12/12(水) 08:07:09 ID:XGQi81es]
- 乙!でも今度はポエムじゃなくてSSおながいします。
- 446 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/12(水) 09:14:15 ID:hrTo00ZC]
- 乙乙であります!
こういう綺麗にまとまったのも好きだけど 久々に濃いのも読みたくなってきた
- 447 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/12(水) 10:00:48 ID:prlEAp41]
- 内容は良かった!
しかし… 体言止めのオンパレードでだんだん読むのが辛くなった。 「溜め」の効果がある体言止めは、多用すると自己陶酔ぽくなる気がするのだが、どうだろうか。
- 448 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/12(水) 11:07:59 ID:9rtjTuim]
- 自分はきれいな文章がツボだったので、かなり楽しめたよ。
超GJ!
- 449 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/13(木) 07:52:58 ID:kv/J8zLe]
- 最近また活気付いてきたね イイヨイイヨー
次の職人さんどうぞー
- 450 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/13(木) 11:18:18 ID:WwkKJ19c]
- じゃ便乗して久々に投下。
冒険銀桃いきます。 銀と桃が既に付き合っている、という設定で書いてます。 多分NG要素は無いと思いますが、もし不快に感じる人がいたらごめんなさい。 全14レス前後を予定、超長文で申し訳ないです。 題名は「男の世界」、よろしくお願いします。
- 451 名前:「男の世界」 冒険銀桃 1/14 mailto:sage [2007/12/13(木) 11:19:16 ID:WwkKJ19c]
- 「高丘さん」
「んぁ?」 ミッションを終えてソファに横たわりながら人参をパクついていた映士が ふと見上げると、『あなたは馬ですか』とでも言いたげな視線で こちらを見下ろすさくらが立っていた。 「はい、報告書。たまにはちゃんと書いて下さい」 「嫌だね」 「子供じゃないんですから」 「書きたくねえな」 「あなた、ボウケンジャーに入隊してまだ一度も・・・」 「つーことで、よろしく」 手馴れたもので、全く取り合う気のない映士が再びバフッと身を横たえ、 鼻歌交じりで再び人参にかぶりつく。 「・・・・・・もぉ」 映士の相変わらずの態度に、唇を尖らせて拗ねたような表情を見せるさくら。 それとほぼ同時に12時を知らせるメロディがサロンに鳴り渡る。 「・・・・もういいです。菜月、出掛けますよ」 「はーい、待ってましたぁ♪」 エアロバイクを漕いでいた菜月が嬉しそうにぴょんと飛び降り、 さくらの元へ駆け寄ってぎゅっと腕同士を絡ませる。 「どこか行くのか?」 「ええ、近くで海鮮レストランが最近オープンしたので、 今日はそこでお昼を一緒に食べようと菜月と約束してたんです」 「ねーーーっ♪」 「では、そういうことでしばらく出掛けてきます」 明石にそう告げると、未だソファに寝そべったままの映士を さくらがちらと一瞥して、菜月と共にエレベーターへ乗り込んでいった。
- 452 名前:「男の世界」 冒険銀桃 2/14 mailto:sage [2007/12/13(木) 11:19:56 ID:WwkKJ19c]
- 「さぁ、残った男同士、寂しくラーメンでもすするか」
あらかじめ注文しておいたラーメンを4皿、明石がテーブルに並べると 4人衆が各々席に着き、いささか華やかさに欠いた昼食が始まった。 「・・・ところでよ」 ズルズルと麺をすする音が響く中、真墨が切り出す。 「さくら姐さんって、最近なんか感じ変わったよな」 「変わったって、何が?」 蒼太が蓮華でスープをすすりながら聞き返す。 「だってさ、さっきの見ただろ?あの程度で引き下がるなんて 前じゃ考えらんねーことだろ」 「そう言やそうだよね」 「それは相手が相手だから、というのがあるんじゃないのか?なぁ?」 明石が少し笑みを浮かべながら映士に視線を向ける。 「バカ言ってんじゃねえ。あいつはそういう公私混同はしねえよ」 阿呆らしい、とでも言いたげな様子で丼を持ち、 縁からグイとスープを映士が流し込む。 「まぁ確かに、映士に限らず僕らにもなんか丸くなったって言うか・・・」 「だろ?俺も最近さくら姐さんに怒鳴られた覚えがねえし」 「そうなのか・・・でも、やはりそれも映士の影響だろうな」 自分に対してはさくらは如何なる時も同じ態度で接してくるので 明石には正直ピンとこなかったが、それも良い傾向だと言いたげに 嬉しそうに口を揃えた。 「まぁ・・・・ああ見えて結構、根は優しいとこあるからな。 俺様に感謝しろよ?お前ら」 照れ隠しもあってか、映士がやや大袈裟に不遜ぶる。
- 453 名前:「男の世界」 冒険銀桃 3/14 mailto:sage [2007/12/13(木) 11:20:41 ID:WwkKJ19c]
- 「はいはい、ご馳走様」
「でもよ、あんなやり取りして後で気まずくならないのか?」 真墨が興味深げに映士に問う。 「あの程度でか?なるわけねえだろ」 即答する映士。 「さくらさんもそんなに怒った感じじゃなかったしね。 『・・・・・もぉ』とか言うの女の子っぽくて可愛かったなぁ」 「あ、俺も思った。ああいうのいいよな」 「普段表に出さねえだけで、あいつは元々可愛いんだよ」 「お前それノロケすぎだろw」 「うらやましがってんじゃねえよw」 「いや実際うらやましいよね、さくらさん美人だし」 「夜はもっと可愛くなるんじゃねえのかw」 「おう、そのへんの女シッポ巻いて逃げるぐらいかわいーぜw」 男集団特有の悪乗りが始まった。 ラーメンそっちのけで全員が・・・・と思いきや、 なにやら急に押し黙って様子のおかしい男が約一名。 「・・・・・のか?」 「え?」 騒いでいるところを不意に小声で呟かれ、 映士が振り返ると明石が真剣に表情でこっちを見ていた。 「・・・・夜はそんなに可愛いのか?」 うわ・・・こいつ目がマジだ。 ノリで喋ってんのに本気になってんじゃねーよ。 「ま、まあな。ところでよ・・・!」 妙に重苦しい雰囲気を察知して話題を変えようと、真墨と蒼太のほうを見る。 しかし時既に遅しだった。 「どんな風にだよ?」 「話だけでも聞きたいね」 こっちも真剣な眼差しに変わっていた。
- 454 名前:「男の世界」 冒険銀桃 4/14 mailto:sage [2007/12/13(木) 11:21:44 ID:WwkKJ19c]
- 「おめっ・・おめーらマジで聞き出そうとしてんじゃねーよ!」
「別にいいだろ?話ぐらい」 「他の女性と違ってさくらさんは未知の領域なんでね。興味あるってわけ」 「・・・・・・・・映士、話せ」 ・・・お前ら童貞高校生かよ。 こんなにキラキラした目のお前ら見んの初めてだよ。 しかし正直、あのお堅いイメージのさくらがどんな"女"になるのか、 男なら興味が湧くという気持ちは理解できる。 それにこういう状況で『そんなの言えねえよ』と逃げようもんなら 根性なし、ヘタレ、卑怯者と後々までレッテルを貼られてしまう。 男・高丘映士。 ここでナメられるわけにはいかない。 男の世界とはそう言うものなのだ。 「・・・・しゃーねーな。お前らもっと寄れ」 ニヤリと不敵に微笑む映士。 真墨もニヤリ。 蒼太もニヤリ。 明石だけは真顔。 「そうでなくっちゃ」 「今なら誰もいねーしな」 「・・・・・・・映士、話せ」 テーブルを中央に、まるでスクラムを組むかのように4人が顔を寄せる。
- 455 名前:「男の世界」 冒険銀桃 5/14 mailto:sage [2007/12/13(木) 11:22:45 ID:WwkKJ19c]
- 映「で、なに聞きたいんだよ?」
真「プロポーションとかどうなんだよ。普段あんまり意識して見ねーけど」 映「いい、の一言だな」 蒼「胸とかどうなの?」 映「こんぐらいかな?結構あんぜ」 五本指をふに、と曲げて形を表現する。 ゴクリ、と明石の方から音がする、 映「全身すげー白くてよ、ウエストも締まってるし・・・申し分ないな」 真「出てるとこは出てるってか。理想だな」 蒼「エッチは?やっぱ奥手?」 映「まぁな。オトコ経験ほとんどねーから最初は俺がリードすんだけどよ、 盛り上がってくるとああ見えて結構・・・」 真「好き?」 映「ああ、感度いいしな。ビックンビックンよ」 蒼「へぇ・・・なんだか想像つかないな」 真「あーいうタイプに限ってギャップあるって本当なんだな」 明石が微動だにせずテーブルの一点を見つめている。 明らかに妄想中だ。そっとしておこう。 蒼「さくらさんからもしてくれるの?」 真「お前それは突っ込んで聞きすぎだろw」 映「構わねぇよ。まぁ知識としてはあったみたいで一応してくれるんだけどよ・・・」 蒼「するんだ?」 映「でもまぁ慣れてねーから、ぎこちない感じなんだけど・・・それがまた、な?」 真「あー分かる」 蒼「めっちゃ分かる」 ?「何が分かるんですか?」 「「「「うわああぁぁぁぁぁっ!!!!」」」」 4人が揃って椅子から転げ落ちる。 振り返るといつの間にかそこにはさくらの姿が。
- 456 名前:「男の世界」 冒険銀桃 6/14 mailto:sage [2007/12/13(木) 11:23:46 ID:WwkKJ19c]
- 「・・・何をそんなに驚いてるんですか?」
「いやっ・・・・あの、今のは・・・!」 普段滅多に見れない、うろたえた様子の映士。 完全に腰が抜け、床に尻もちをついている。 「・・・・今の?」 「あのっ・・・悪ぃ、すまね・・・」 「今のって何ですか?」 「えっ・・・?聞いてなかったのか?」 「ええ、みんな固まってるから何話してるのかと・・・それで声掛けたらうわっ、って」 ふうっ・・・と深い息が4人から漏れる。 危なかった。今のは本気で危なかった。 こんな話をしているなどとバレたら・・・ある意味ネガティブに襲われるより怖い。 「いや、何でもねえよ。ただちょっとした世間話だ」 「・・・そんな風には見えませんでしたけど?」 明らかに訝しんだ様子で4人を見回す。 「それよりよ、菜月は?」 「ああ、途中で牧野先生に呼ばれて一緒に行っちゃいました」 「そうか、メシ美味かったか?」 「ええ、まあ・・・」 なんとかその場をはぐらかし、再びソファに横になる映士。 わずかに首を傾げながら、さくらもサロンの隅にある自分の席へ移動する。 そして、残った興奮冷めやらぬ3人衆は、先程の映士の話を思い出しながら さくらの後姿をつい目で追ってしまうのだった。
- 457 名前:「男の世界」 冒険銀桃 7/14 mailto:sage [2007/12/13(木) 11:24:47 ID:WwkKJ19c]
- その日の夕方、勤務終了後。
「高丘さん。私が前買った材料、まだ冷蔵庫に残ってます?」 「あぁ、肉やら野菜やら色々あったな」 「それじゃお邪魔して、有り合わせで何か作りますね」 「悪いな」 などと言いながら二人で映士の部屋へ入り、ドアを閉める。 昼間の一件も事なきを得、上機嫌の映士がさくらの肩を抱くように手を乗せた。 「そうだな、今日は何か油っこいもんが食い・・・・・ぐふうっ!!」 突然だった。 映士の全身に激しい衝撃が走ったかと思うと、四肢の力が一瞬で抜け そのままドサッ、と床に崩れ落ちる。 「・・・・なん・・・・だ?」 苦悶の表情で腹部を押さえ、上を見上げる。 すると、冷たい視線のさくらが無表情でこちらを見下ろしていた。 映士は何が起きたのかすぐに理解した。 これが噂に聞いていた・・・さくらのボディブローだ。 昔明石がくらったときの話を聞いたことがあるが、 さくらのパンチは即効性の上、ズシンと体の芯に衝撃が残るため 一度くらうとしばらくの間は手足の先まで痺れ、身動きが取れなくなるそうだ。 「・・・ど、どうして」 「身に覚えがあるでしょう?」 「昼間の・・・聞いてたのかよ・・・・・ぐふっ」 「ええ。あの場ではしらばっくれるしかありませんでしたけど」 ヤバい。 完全にキレてる。 映士の脳内で警鐘が煩いほどに鳴り響く。 「私、あんなに恥ずかしい思いをしたのは生まれて初めてです」 さくらが映士の体を起こし、ベッドにうつ伏せに寝せる。
- 458 名前:「男の世界」 冒険銀桃 8/14 mailto:sage [2007/12/13(木) 11:25:48 ID:WwkKJ19c]
- 「すまねぇ・・・つ、つい勢いで・・・・」
「別に謝って欲しいなんて、これっぽっちも思っていません」 そのまま映士の両手を後ろに回し、ポケットから取り出したハンカチで縛る。 「・・・お前、なにすん・・・・・・!」 「どのみち、絶対に許しませんけど」 ピシャリ、と冷たい声が映士に投げかけられる。 そしてゴロリと仰向けに転がされると、その上にブーツを履いたままの さくらが馬乗りになった。 「ちょっ・・・待て、落ち着け。なっ?」 「誰がビックンビックンですって?」 「・・・・・!」 映士の背筋を、ツーッと冷たいものが流れる。 「同じ目に遭ってもらいます」 「・・・・同じ目?」 聞き返すと同時に、さくらがガバッとシャツを上に捲り上げ、 映士の上半身が露わになる。 反射的に体を起こそうとする映士。 そうはさせまいとさくらが上から覆いかぶさり、 押し倒しながら映士の乳首を口に含んだ。 「・・・っく!」 映士の体がビクッと震える。 それに構わず、更に先端を舌先で転がし、唇で吸い、 もう片方も指先で優しくこねくり続ける。 「・・・っおい・・・何考えてん・・・っだ・・・」 「同じ目に遭ってもらう、と言ったはずです」 予想外の攻撃。 しかもまるで別人のような、さくらの行動。 何がなんだか分からないまま、映士が身をよじって抵抗する。
- 459 名前:「男の世界」 冒険銀桃 9/14 mailto:sage [2007/12/13(木) 11:26:49 ID:WwkKJ19c]
- 「どうかしましたか?様子が変ですけど」
「・・・うるせえっ」 「フン」 そのまま、舌を鎖骨、首筋、耳元へねっとりと這わせていく。 その度に映士の背中を寒気にも似た快感がゾクゾクと走り抜ける。 「・・・・っくぅ・・あ・・」 「これ、あなたがいつも私にしていることですよね。気持ちいいですか?」 「・・・っの野郎」 「無理しちゃって」 さくらがクスッと笑みを浮かべ、映士を見下ろす。 「いくら悪態をついても、ここは素直ですね」 さくらの視線が下へと下がる。 まさか、と映士も同じく目を走らせると、とっくにその部分が 大きく自己主張をしているのが見て取れた。 「無理矢理されても感じちゃうんですか?呆れちゃいますね」 「だ・・・誰でもこうなるだろうが!」 「もしかして、こういうのが好きだったりして」 「バカ言ってんじゃ・・・・うあっ・・・」 反論も聞かずにさくらの細い手が盛り上がりを優しく撫でる。 形に沿って根元から先まで、優しく往復させると 映士の口から少しずつ荒い息が漏れ出す。 「もうキツそうですね」 そう言うとさくらが強引に下半身に纏っているズボンや下着を 脱がせ、再び膝の辺りの上に馬乗りになった。 「なんか、いつもより大きくなってません?」 「・・・・知る・・・か・・」 「菜月に教えてあげなくちゃいけませんね。高丘さんは無理矢理が好きだって」 「・・・・・調子に乗ってんじゃねぇぞ・・・」 「調子に乗ってるのはどちらですか」
- 460 名前:「男の世界」 冒険銀桃 10/14 mailto:sage [2007/12/13(木) 11:27:49 ID:WwkKJ19c]
- そして再びさくらの手が伸び、今度は直接熱い男根を握ると
ピクン、と見て分かるほどそれが跳ねる。 そして先端から我慢しきれずに滲み出た汁を指先で掬い取ると、 周辺に満遍なく塗り広げていく。 「もうカチカチじゃないですか」 「ふうっ・・・っく・・・」 「"ぎこちない"かもしれませんが、許してくださいね」 さくらの手が上下に動き出すと、想像以上の快感が映士を襲い 背中がベッドからわずかに浮く。 間を置かずに、さくらの空いた片手が柔らかい袋の部分を ゆっくりと揉み解し始める。 「あっ・・・あぁっ・・・!」 「ふふっ、あんまり声出すと外に聞こえちゃいますよ?」 まるで女の子みたいですね」 期待通りの反応に気を良くするさくら。 一方映士はそんな余裕など全くなく、まるでさくらの手の平の上で 転がされているような自分の失態に我慢できぬ憤りを感じながらも、 後から後から浴びせられる快感に何ら抵抗できずにいた。 「ちょっ・・・待て・・・」 「こうすると、もっと気持ちいいんですよね?」 手の動きを止めぬまま、顔を映士の足の間に沈めたかと思うと はむっ・・・とさくらが袋の部分を口に含む。 その瞬間、もう限界かと思われた男根がさらに反り返り、暴れ始める。 「くぁっ・・・!な、なんでそんな・・っ・・・」 「色々と勉強しました。さすがに実際にするのは気が引けてたので 今日が初めてですが、効果はあるみたいですね」
- 461 名前:「男の世界」 冒険銀桃 11/14 mailto:sage [2007/12/13(木) 11:28:49 ID:WwkKJ19c]
- そのまま吸ったり舐めたりを繰り返して刺激し尽くした後、
ゆっくりとそのまま竿のほうへと舌の感触が上がってきた。 根元、裏筋、くびれ、そして先端へ・・・。 チロチロとせわしなく、しかし念入りに刺激していくさくらの舌の感覚が 更に映士を追い詰めていく。 「う・・・あ・・ぁ・・・」 映士の額にはじっとりと汗が滲み、口が半開きになっている。 途中、何度か我慢できずに果てそうになったが、 その度に変化を感じ取ったさくらが絶妙な力加減でそれを阻止していた。 押さえつけられっぱなしの射精感が自分の下半身の中で 行き場を求めて暴れ回っているのが感じられる。 息はとうに上がり、訴えるような視線をさくらに投げかける。 「・・・ビックンビックン、ですね」 先端から口を離すと、さくらの表情がふと真剣なものに変わり、映士を見つめる。 「もう・・・勘弁してくれ・・・・頼む・・・」 「二度とあんなことは言いませんか?」 「・・・言わねえ、誓う。だからっ・・・・」 懇願する映士の表情を見て、さくらが映士の体に覆いかぶさり、 互いの顔を近づける。 「私は・・・・・何も自分が恥ずかしい目に遭ったという事だけで怒っている訳ではありません」 「・・・・・・・・・」 「私のこういう姿を見せるのは、世界にあなた・・・たった一人だけです。 でもそれを仲間とはいえ、軽々しく人に話されて・・・少し寂しかった」 「・・・姐さん」 「こんなことして、ご免なさい」 さくらが映士の背中に手を回すと、戒めをそっと解く。
- 462 名前:「男の世界」 冒険銀桃 12/14 mailto:sage [2007/12/13(木) 11:29:51 ID:WwkKJ19c]
- 「俺のほうこそ、すま・・・・・いや、ごめん」
その言葉にさくらの、さくら本来の笑顔が戻る。 「分かってもらえばいいんですよ。それに・・・」 「・・・?」 「それはそれとして、ちゃんと最後までさせてもらいますからね」 えっ?と呟く間にさくらが再び映士の下半身に顔を埋め、 いまだ反り返る男根にゆっくりと口に含んでいった。 唇と、内部で絡む舌のぬるりとした感触に再び映士の背が反る。 「っく・・・!・・ぁ・・・・」 「好きなだけ、出していいですからね」 そう呟いた後、さくらが頭を左右に傾けながらリズム良く上下に振り始める。 空いた手はしっかり男根の根元を握り、こちらも速い速度で扱いていく。 「さっ・・・・・!くら・・ぁ・・・」 たまらず映士が両手でさくらの頭を掴む。 力を込めて股間に頭を押し付けられ、喉奥まで竿の先端が届きそうになるが さくらはそれに抗うことなく、じっと映士のよがる様子を見つめている。 「だめだ・・・もうっ・・・・!」 映士の言葉にさくらが僅かに頷き、ゆっくりと目を閉じる。 そして間髪入れずにさくらの口内へ大量の白濁が解き放たれた。 「・・・・っ!」 苦しげに、さくらの眉間にぎゅっと皺が寄る。 それでもさくらは決して口を離そうとはしない。 口の中で先端はあちらこちらに方向を変えながら暴れ回り、 最後の一滴が搾り出されるまでの間、ずっとさくらの 口内を汚し続けた。
- 463 名前:「男の世界」 冒険銀桃 13/14 mailto:sage [2007/12/13(木) 11:30:52 ID:WwkKJ19c]
- 「はっ・・はっ・・・・・はぁっ・・・・」
まるで空中を漂っているような、ふわふわした感覚。 全身が脱力し、指一本すら全く力が入らない。 荒い息を少しずつ整えながら、未だ残る快感の余韻に身を委ねる。 「・・・大丈夫ですか?」 不意に近くから呼びかけられる。 ゆっくりと目を開けると気遣うような視線でさくらがこちらを覗き込んでいた。 口を開く気力も無く、ただ問いに頷いて答える。 「はじめて飲んじゃいました。結構平気ですね」 さくらが口の周りや手についた白濁を、特に気にすることも無く舐め取っていく。 その仕草にドキッと心動かされるが、今はとても襲う気分になどなれない。 「それじゃ、これで仲直りという事で・・・私帰りますね。 このまま寝ないで下さいね?風邪引いちゃいますから」 「え・・ちょっ・・・」 「仕事に差し障りますから。今日はここまでです」 引き止めようとする映士に一方的にそう告げ、部屋を出るさくら。 そしてドアを閉める間際、周囲を確認してからさくらが小声で囁く。 「気持ちよさそうにしてる高丘さん、可愛かったですよ」 そういい残すと、ペロッとさくらが少し舌を出してドアを閉める。 程なくして少しずつ小さくなっていくさくらの靴音がゆっくりと消えていった。 「くそっ・・・調子に乗りやがって・・・」 ドアに向かって悪態をつく。 女に一方的に責められて、いいように手玉に取られて・・・。 心底胸糞悪い・・・はずなのに。 高丘流も堕ちたな、と自嘲するのが精一杯だった。
- 464 名前:「男の世界」 冒険銀桃 14/14 mailto:sage [2007/12/13(木) 11:31:57 ID:WwkKJ19c]
- 「よお、昨日は危なかったな」
翌朝、サロンに入った映士の肩を真墨が軽く叩く。 「うるせえ」 「何だよ、朝っぱらから機嫌悪いな」 「うるせえってんだよ」 真墨を無視し、ズカズカとソファに歩み寄って腰掛ける映士。 その表情は憮然とし、不機嫌そのものだった。 「どうしたの?あれ」 「さぁな。姐さんと何かあったんじゃねえか」 「・・・まさか昨日の件はバレてないだろうな?」 蒼太、真墨、明石が揃って遠巻きにこちらを見る。 そこへファイル片手にサロンへ入ってきたさくらが、スタスタと映士に歩み寄ってきた。 その場にしゃがんで映士と同じ目線になるさくら。 途端にやや伏目がちになる映士。 「おはようございます、高丘さん」 「・・・・・・あぁ」 「早速ですが昨日の報告書、まだ書いて頂いてないようですが」 昨日と同じように映士の前に書類を突き出す。 「・・・だから、俺は書かねえって」 「書いて頂けますよね?」 「・・・・お、俺は」 「ね、高丘さん?」 「・・・・・・・・・」 苛立ちと照れ臭さを感じながら、視線を上げてさくらを見る。 そしてこちらを伺うさくらのその表情は・・・あまりにも可愛すぎた。 「・・・・・・・・・・・ああもう!分かったよ、書きゃいいんだろ書きゃ!」 「「「嘘だろっっ!?」」」 ひったくる様にしてさくらから書類を奪い取ると、 バツが悪そうに皆に背を向け、ペンの尻で頭を掻きながら報告書を書き始める映士。 3人がその様子を呆気に取られながら見ている。 そして満足げに微笑むさくらが、映士に近寄りそっと耳打ちをする。 「昨日のお詫びにお弁当、作ってきましたから・・・一緒に食べましょうね?」 (了)
- 465 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/13(木) 11:33:24 ID:WwkKJ19c]
- 以上、長々と失礼しました。
好みに合わなかったらすんませんです。 率直な感想聞かせて頂ければ幸いです。 ではではー。
- 466 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/13(木) 11:38:00 ID:kEvJGGJ6]
- さくら責めktkr!!!GJ!!
こんなの来ないかな〜と思ってたのでうれしいっす。 次回はもっといろんなコトさせちゃって下さい。
- 467 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/13(木) 11:40:38 ID:Oa5o/Vw2]
- これは、なんと良い姐さん…!
GJです。
- 468 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/13(木) 11:52:03 ID:zEDJwnbU]
- 素晴らしい、GJです
好みのどツボを突かれました しかしチーフが面白すぎるw
- 469 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/13(木) 17:20:25 ID:72oV2fM9]
- ムチャクチャGJ!!だぁ〜〜〜!!
ジックリエロで、しかも愛ある銀桃!もう、土下座の勢いです! たまらん!ありがとうございます!職人様!
- 470 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/13(木) 17:38:33 ID:1OTFmRKz]
- GJでした! まさにプレシャス!
銀桃はもちろん、チーフはじめ他のキャラも特徴をよくつかんでおられて 蒼や真などの名前を割り振らなくてもどれがどのキャラのセリフか ばっちり理解できました いいもの読ませていただいて感謝感謝です! しかし本当にチーフが面白すぎるw
- 471 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/13(木) 19:11:03 ID:mYL6kjr6]
- 笑いあり、エロあり、ラブラブありでお見事です
姐さん責めは初めて見たので、Hなくてもめちゃめちゃ興奮しました・・・ 自分もこういうの書けるようになりたい
- 472 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/13(木) 20:32:30 ID:a4o9o/ib]
- 逆襲編希望w
- 473 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/14(金) 03:35:01 ID:OxlyBFKc]
- 自分も逆襲編希望ノシ
いやもうホント面白くてエロくてGJでした! 男4人の会話もすごく楽しかったw
- 474 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/14(金) 14:22:11 ID:yM/nG8wm]
- 自分も逆襲編というか、さくらさんが「ビックンビックン」な時が
どんな感じか、チーフ並に興味深々だ!
- 475 名前:465 mailto:sage [2007/12/14(金) 16:07:36 ID:tX1J2CIi]
- 映士責め編はそのうち書かせて頂きます
色々とご意見ありがとうございました 次の職人様カモンヌー
- 476 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/14(金) 23:13:11 ID:zj6NQr6F]
- 久々に来たら祭状態サイコー マジ職人さんGJ
ゴウラン、レツラン、冒険銀桃全て私の栄養になった!ありがとう!!
- 477 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/15(土) 19:22:06 ID:jRY8/Abq]
- >>388にwktkして、とりあえず5巻のトークを見てみた。
以下ちょっとネタバレ 理央様の浮気を疑うメレ(の中の人)、可愛いすぎです
- 478 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/16(日) 19:59:46 ID:a6u2ICqM]
- 次週のミニスカサンタなメレ様が楽しみなんだ
- 479 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/17(月) 03:30:18 ID:3S9Ukwkj]
- 臨獣トーク見た
自分の目が腐ってるせいだろうが、巻ごとに進行していく2人の関係がたまらん 2巻 カップルシートがまだぎこちない初デート編 3巻 リオ様がチャウチャウ化し、メレ様がうちとけていく、屋外デート編 4巻 新妻の初々しさと色気がたまらない新婚編 5巻 どこまでもやってくれとなるバカップル編 次巻はもしや間男ロン出現でメレ様昼下がりの危機編になってしまうんだろうか
- 480 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/17(月) 12:34:19 ID:lkgn4XUc]
- >>479
分かる!分かるよ!! 人がいちゃいちゃしてるの見て 何がうれしいんか自分も何度も見てしまう。 しかもにやにやしながら。 何であんなにかわええんだよ。二人とも。
- 481 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/17(月) 12:47:28 ID:maORJFxr]
- うちの子、トークの理央見て絶句してた
すぐさまテレビ消して「よく似た人だったね」となだめた
- 482 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/17(月) 12:55:47 ID:kR99eWe7]
- ワラタ
どんだけキャラ違うんだか お子様にはショックだろうて
- 483 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/17(月) 13:56:57 ID:lkgn4XUc]
- キャラ崩壊といえば
去年の不滅の牙も笑えた。 特にDVD最終巻の赤銀桃トーク。 チーフのとんでも発言に ポカーンな銀桃が微笑ましかったw まぁ、理央さま圧勝だが。
- 484 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/17(月) 15:50:50 ID:sLo3tSE2]
- >>483
げっ。 あのチーフには銀桃の頭上に「!」「?」が飛び交っていたわけだが、 それ以上の破壊力なんか。 リオ最強かー。
- 485 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/19(水) 17:03:33 ID:rhcJStop]
- DVDトークぶっちぎって済みません。
ちょい前に、蒼太を使ってチーフに対して大変失礼な考察をした者です。 冒険赤桃出来たので落とします。 全部で7スレ消費予定。宇宙行く前夜と当日話でエロ有りです。 赤桃嫌いな方だけじゃなく、男らしくてカッコいい赤い人が好きな方もスルー奨励です。
- 486 名前:所有率・明石編1 (冒険赤桃) mailto:sage [2007/12/19(水) 17:05:25 ID:rhcJStop]
- 「私がチーフを気持ち良くしてあげますね。」
そう言って上から見下ろすさくらの瞳は酷く野生的で、狩りの獲物とはこんな気持ちだった のかと、俺は背筋をゾクリと震わせた。 2〜3ヶ月前から、だんだんセックスの回数が減ってきた。 ほぼ一緒に住んでいるのに、疲れているからと同じベッドで背中を向けて眠ったり。 1ヶ月前から、とうとうさくらは俺の部屋に来なくなった。 原因は自分にある。 さくらを、皆を置いて宇宙へ行ってしまう自分に。 「プレシャス探索の為宇宙へ行く事になった。3ヵ月後だ。」 3ヶ月前、サロンで二人きりになった時、やっと打ち明けた。 実はガジャ達の事が片付いてすぐミスターボイスから打診があり、その時から密かに 準備を進めていたのだ。しかし、問題はどのタイミングでさくらに話すのか。 プライベートな時間に仕事の話をするのはルール違反。だから話すのなら仕事中。お互い チーフとサブチーフである時に。尚且つ二人きりで。 条件が会う機会を伺いながら、時には訝しそうにこちらを見るさくらの視線をかわしつつ、 時間だけが過ぎていった。 そしてようやく打ち明けた言葉は、業務連絡としか言い様の無い味も素っ気も無い一言。 だがこれで良い。これから更に重要事項を伝えなくてはならないのだから。 ボウケンジャーのチーフとして。
- 487 名前:所有率・明石編2 (冒険赤桃) mailto:sage [2007/12/19(水) 17:07:47 ID:rhcJStop]
-
「俺はボウケンジャーを辞める。新チーフはサブのお前が引き継ぐのが本来なら妥当な所だが、 俺個人の判断として真墨にやらせるつもりだ。 お前は引き続きサブチーフとしてあいつを支えてやってくれ。 それと、この話は出発ギリギリまで皆には内緒だ。あいつらは俺の命令を無視して 絶対一緒に行くと言うだろうからな。」 「・・・・私なら貴方の命令に必ず従うから、教えて下さったのですか?」 掠れた声。震える語尾。でも表情は凛として、キッとこちらをねめつける。さくららしい。 「仕事の引継ぎがあるだろう。流石の俺も、何もかも放り出して宇宙に行く程無責任じゃない。 それに、仮に真墨に打ち明けてあいつに引き継いだとしても、あいつじゃどう考えても 仕事を覚え切れないだろう。だからお前に引き継いで貰って、俺がいなくなった後真墨を 指導してもらう予定だ。」 「・・・私も宇宙に付いて行くと言ったら?」 零れ出す本心。 仕事とプライベートを使い分けていても、その仕切りの隙間から俺への感情が溢れ出る。 だから、いっそ冷たい声で突き放す。 「分かっている筈だ。 ボウケンジャーから一度にチーフもサブチーフもいなくなって良いものかどうか。」 「分かっています。」 「俺は宇宙に行く。お前は地球に残ってサブチーフの責務を全うしろ。」 「それは命令ですか?」 「チーフとして、サブチーフへの命令だ。」 「・・・分かりました。」 我ながらズルイ男だと思う。 サロンにいれば、俺達はメンバーに対して責任のあるチーフとサブチーフだ。 彼女は上司である俺に逆らったりはしないし、仲間の話を出せば反論出来る筈が無い。 それが分かっていたからこそ、ここで打ち明けた。命令した。 ボウケンジャーのチーフとして。
- 488 名前:所有率・明石編3 (冒険赤桃) mailto:sage [2007/12/19(水) 17:09:41 ID:rhcJStop]
-
宇宙へ一人で行くと決めた以上、その決心が揺らぐ場面を作りたくなかった。 例えば「行かないで」と女が縋る・・・・、まあ、さくらは決してそんな事はしないが。 それでもプライベートな空間でそんな話をしたら、どんな事をしても付いて行くと言いかね ない。二度と地球へ戻ってこられないかもしれない危険な冒険へ。 そんな事は、リーダーとして許可することは絶対出来ないのだ。 だが、明石暁個人としてはどうなのか?と問われれば、物理的な距離、それも途方も無い 二人の間の距離が、そのまま心理的な距離になってしまうんじゃないのか?とか、もっとその 前に、悲しむさくらを慰めるフリをした映士にサックリ取られるんじゃないか?とか、よく 考えれば、別に映士じゃなくたって真墨だって、蒼太だって男なんだからさくらとそういう 仲にならないとも言い切れないじゃないか?とか、そもそもビークルの整備士でもミュージ アムのスタッフでも、自分がいない間にさくらに近づく男はゴマンといるじゃないか?とか、 実に情けない。 あまつさえ、自分で勝手にさくらの新しい恋人を想像して激しく嫉妬している始末で、 それに気が付いた時には、我ながら愕然としてしまった。 だから、好きな女に情けない自分を見せないよう、精一杯の見栄を張って、チーフとして さくらに対峙したのだ。 でも、見栄と虚勢で厚く覆った心の隙間から、こちらも本心が滲み出る。 「どうしても付いて来たいなら、ボイジャーに密航して来い。」 「・・・はっ?」 「勝手に俺に付いて来い。・・・そうだな、クリスマスの罰ゲームだ。 お前が付いて来るのに、俺は何の手助けもしない。お前も誰にもバレずに準備しろ。」 「・・・そんなの無理です・・・。」 「だろうな。冗談だ、忘れろ。」 そうして心にまた蓋をする。蓋をしなくてはいけない。 俺の身勝手な冒険にさくらを付き合わせてはいけないのだから。
- 489 名前:所有率・明石編4 (冒険赤桃) mailto:sage [2007/12/19(水) 17:10:37 ID:rhcJStop]
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出発の前夜、いつもと変わらない素振りで仕事を終え、部屋に引き上げる。 エレベーターを降りてさくらに手を伸ばしたのは何故だ? お互いに明確な別れの言葉を言った訳では無いのに、彼女との事は自分の中で半ば自然消滅 しかけているはずだった。 華奢な腕を掴む。 それは多分、もうどうしようもない感情。 自ら離れてしまう事を選択したくせに、押さえ付けても押さえ付けてもさくらをまだ求める やりきれない感情。 腕を捕られた彼女は、驚いた風ではあったがさりとて抵抗する事も無く、大人しく部屋に 付いて来た。 そのまま、言葉も無く俺はさくらを抱いた。
- 490 名前:所有率・明石編5 (冒険赤桃) mailto:sage [2007/12/19(水) 17:12:29 ID:rhcJStop]
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さくらが上になるのは別に珍しい事じゃない。 前だろうが後だろうが上だろうが、俺が望めば彼女はそれに従ってくれた。 でも、ここまで積極的に行動した事はあったか? 俺の戸惑いを他所に、さくらの腰が緩やかに動き出す。 奥深く咥えていたソレを、腰を浮かせてほんの少し引き抜き、また腰を沈めて咥え込む。 眉根を寄せて、唇から甘い喘ぎを漏らしながらゆっくりと。 手を伸ばして、彼女の左手に絡ませた。腰の動きに合わせて揺れる形のよい乳房をもう 片方の手でぎゅっと掴み、彼女がその上から右手を重ねる。 早まった腰の動きに、掌の刺激で硬くなった胸の頂を摘めば、堪らずさくらは声を零した。 「やっ・・・、あ・・ああ!チッチーフ・・・!!」 もうすぐこの声も聞こえなくなる。 宇宙へ行っても、お互いの状況報告を行う為の通信はするだろうが、これ程魅惑的で、 こんなにも切ない、俺の為だけの甘い響きはもう聞けない。 次に聞くのはいつになるのか? その前に、そのチャンスすら残っていないんじゃないのか? 身体の中心から湧き上がる快楽に浮かされながらも、頭は妙に冷静にそんな事ばかり 考えていた。
- 491 名前:所有率・明石編6 (冒険赤桃) mailto:sage [2007/12/19(水) 17:13:51 ID:rhcJStop]
-
「チーフ・・・、気持ち良いですか・・?」 「・・ああ。だが、何でこんな事?」 「・・・餞別です。」 ・・・これが餞別か。 だったらこっちも遠慮する事は無いな。 深く繋がったタイミングを見計らって、いきなり強く突き上げた。 「やあっ!!ダッ、ダメッ!!わ、私がチーフをイカせてあげるのに・・・止めっ・・!!」 気持ちだけ受け取って、尚も激しく突き上げる。欲望のままに。 繋がった部分がぴちゃぴちゃと淫猥な音を立て、それにさくらの甘い鳴き声が被さる。 もう宇宙の事もミッションの事も忘れて、ただひたすらこのプレシャスを貪った。 「ああっ・・・。もう・・。やあっ!イクっ・・ダメェ!!」 俺の上で大きく仰け反り、絶頂を極めたさくらが倒れ込んできた。 でも、俺の中心はまだ立ち上がったままで。 まだ足りない。もっとさくらが欲しい。 「チーフ?」 彼女を仰向けに横たえ、今度は俺が上になる。 しなやかな足を肩に担げば、まだ達した余韻でひくついていた胎内に、俺自身がより いっそう奥深く入り込んだ。 さくらが小さく震える。 「次は俺の番だな。」 「えっ?あ・・。」 「餞別はたっぷり貰う。」 自分の声がやけにケダモノじみてる。そう思った。
- 492 名前:所有率・明石編7 (冒険赤桃) mailto:sage [2007/12/19(水) 17:14:58 ID:rhcJStop]
-
朝目覚めた時、さくらはもういなかった。 昨夜の狂乱の跡は微塵も感じさせない静まり返った部屋。 ・・・・どうやら彼女にとっては、本当にあれは餞別だったらしい。 ボウケンジャーとして過ごした2年半の月日は、様々な思い出に彩られている。 その中でも、さくらとの思い出が俺の中で驚くほどの所有率を占めている事が、 彼女には分かっているのだろうか? サロンを出てしまえばもう宇宙へ行くというのに、さくらは至って普段通り。 俺との別れを少しも悲しんでいない様子だ。彼女の方がさっさと俺を吹っ切たらしい。 もしかしてあの時の“冗談”を真に受けて・・・なんて甘い期待をしていたが、やはり 生真面目なサブチーフは、こんな未練がましい男より、自分の職務を優先したのだ。 それでいい。それがさくらの選択なのだから。 「行ってくる。」 俺は皆に、さくらに別れを告げた。 ・・・It continues to Sakura edition
- 493 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/19(水) 17:15:53 ID:rhcJStop]
- 以上、駄文失礼いたしました。
これの対になる話のさくら編を作成中です。年内には落とせるようがんがります。 ちなみに、毎回お願いしているのですが、落とす前によくチェックしているつもりでも、 やっぱりどこかにミスがあります。 気になる事等ありましたら、ビシビシご指摘下さい。 それでは今回はこれで失礼いたします。
- 494 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/19(水) 22:32:08 ID:cTz6m6NO]
- 所有シリーズ、投下をお待ちしておりました。
まさが「罰ゲーム」がこう来るとは思いもせずw さくら編も楽しみにお待ちしておりますが、年末で何かと お忙しい折、どうぞご無理はなさらずに。 ありがとう、GJでした!
- 495 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/20(木) 00:29:32 ID:LeDBiaYK]
- おぉ!所有シリーズ新作がっ!!あいかわらずGJでした。姐さん編楽しみにしてますよー!
- 496 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/20(木) 18:25:51 ID:tj3g/KOk]
- 所有シリーズ作者様、いつもGJです。
続きを楽しみにしております!!
- 497 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/21(金) 06:40:50 ID:WgxFE7i3]
- GJ!
餞別おいしゅうございました。 一生懸命な姐さんに萌えた!
- 498 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/21(金) 07:58:01 ID:ZcMmPtiM]
- 所有シリーズ、内容も文章もダレて来てる。
面白くないというか、無理矢理引っ張って書いてる印象。 ネタ切れならもう無理して書かないで欲しい。
- 499 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/21(金) 09:01:39 ID:WgxFE7i3]
- GJ!
餞別おいしゅうございました。 一生懸命な姐さんに萌えた!
- 500 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/21(金) 09:02:48 ID:WgxFE7i3]
- ごめん、二重投下しちゃった
- 501 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/21(金) 09:33:05 ID:djWI63NB]
- >>498
同意しなくもない。 「シリーズ」ってなっちゃった時点で、信者獲得な印象でちょっと萎えてたのも事実。 力のある職人さんなんだから、自らを縛らずに書かれた方がいいのではないかと思う。
- 502 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/21(金) 10:16:57 ID:fwzT5ZtD]
- >>501
禿同 一時の冒険赤桃の乱立から生き残った作品群なわけだけど… 内容的には正直言って最近もうおなかいっぱい、って感じだな。 新鮮味が無いし。あんまり面白くないんだけど。 ま、「所有」とあったらスルーすればいいんだけどね。
- 503 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/21(金) 15:09:56 ID:0GGBe2ew]
- >>498
こういうレスあるとスレが荒れるから嫌いなら次回からもうスルーしろ。 所有職人様さくら編楽しみに待ってます。
- 504 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/21(金) 15:32:54 ID:TCQz7JJm]
- >>402
じゃあスルーしてください。 職人さまGJでした。
- 505 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/21(金) 15:35:10 ID:TCQz7JJm]
- すみません。>>502でした。
- 506 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/21(金) 20:24:55 ID:m0PAGLeC]
- 保管庫更新停止したな…
どうしたんだろ
- 507 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/21(金) 20:29:34 ID:fAQKqbTj]
- この時期、皆忙しいと思うのだが…。正月休みにゆっくり見よう位の
余裕で良いじゃないか。
- 508 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/21(金) 22:06:34 ID:s1GDP47d]
- 師走に入り、ひとり歳末デカ祭り開催中の者です。
以下、刑事青桃を投下いたします。 やたら長いです、すみません 苦手な人はスルー願います。
- 509 名前:刑事青桃 mailto:sage [2007/12/21(金) 22:07:35 ID:s1GDP47d]
- プレゼント・フォーユー
「メリークリスマース!」 小さな破裂音と共に部屋に飛び込んできたのは、 襟元や裾に白いふわふわのついた赤いミニスカのサンタクロース。 めずらしく髪を下ろし、お揃いの赤いリボンで飾っている。 「ウメコサンタの登場でっす!」 クラッカーの音に一瞬身体を強ばらせたが、紙吹雪の向こうで ポーズを決める彼女に、思わず笑みがこぼれてしまう。 日々地球の平和の為に奔走するデカレンジャー。 紆余曲折、色々あってやっと恋人となれた二人だが、仕事に忙殺され 二人きりになる事が滅多にない。 久しぶりに静かな夜、彼女の部屋へ訪ねていこうか考えていたところでの うれしい訪問であった。 「少し気が早いんじゃないか、ウメコ」 「だって当日は夜間見回りに特別配備でしょ?パーティーしてる暇ないもん。 終わった後にするよりは、先取りって事で!」 何が入っているのか、肩に担いだ袋はずいぶん重たそうだ。 読みかけだった本やコーヒーマグを片付け、テーブルの上へ袋を置くように促す。 「じゃーん!ちょっと小さいけどクリスマスケーキだよっ」 お店を開きだしたウメコを手伝って袋を覗いてみると、お菓子の海で泳ぐ赤いくちばし三兄弟と 目が合ってしまった。 「どうして梅ゴロー達も入ってるんだ」 「さっきお風呂に入ってて、どうしても一緒に行きたいって言うんだもん」 お風呂という単語に、ホージーの脳裏にウメコの身体のあれこれが浮かんできた。 最後にこの柔らかい身体を抱きしめて、甘い鳴き声を聞いたのはいつだっただろう。 今すぐに組み敷いて、この前途中で拒まれたけどもう一押しで許してもらえそうな アレとコレをこうしてこうやってこんなにしてこう(ry
- 510 名前:刑事青桃 mailto:sage [2007/12/21(金) 22:08:32 ID:s1GDP47d]
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――落ち着け戸増宝児。 来てすぐ押し倒すような事は、クールな俺には似合わない。 がっついたりするなんてもっての外だ。 ここは大人のムードで順序よく盛り上げていくんだ。 自戒して軽く咳払いをし、くちばし三兄弟をテーブルに並べる。 「次の休暇、一緒だったよな。久しぶりに出掛けようぜ」 「うん。ホントに久しぶりだもんね、すっごく楽しみ!」 自分を見上げてうれしそうに微笑むウメコが可愛くて、思わず引き寄せて抱きしめた。 (抱きしめるのはいいよな) 誰への言い訳なのか、心の中でつぶやく。 (キスも、いいよな) そのままやわらかい唇を味わおうと顔を近付ける。 あと少しで互いの唇が重なるというところで 「ちょ、と、待って」 ふいっとウメコがホージーの腕から逃げだした。 「ね、パーティー始めようよ。もうおなかぺこぺこ」 ホージーから遠ざかるように、わざとテーブルの向こうへ行くウメコ。 「あれ、あー、フォーク忘れてきちゃった!」 大げさに袋をひっくり返し、どうしようかなぁないなぁとわざとらしい独り言を 言い始める。 普段なら、抱き付いてきたりキスをせがむのは彼女の方なのに どうして逃げてしまうんだろう。 やっと触れられた温もりがまた遠のいて、たまらない寂しさが腕に染みる。 急によそよそしくなったウメコに微かなイラつきを感じ、大股で彼女の 後ろに回るホージー。
- 511 名前:刑事青桃 mailto:sage [2007/12/21(金) 22:09:24 ID:s1GDP47d]
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「ごめんホージーさん、フォークとりに」 「行くな」 また逃げようとした身体を捕まえて、強引に唇を奪う。 せっかく二人きりになれたのに、おあずけなんて御免だ。 こんな可愛い格好を、他の奴には見られたくない。 少し乱暴だったせいか、ウメコの唇は固く閉じられていたが 腕の力を少し緩め、何度も角度を変えてキスを落とすと やっと力が抜けて抱きしめ返してきた。 「せっかく二人きりになれたんだ、行かないでくれよ」 「うん・・・・」 それにしても、ウメコが妙にモジモジしているのは何故だろう。 急に逃げてみたりよそよそしくなったり、何だか変だ。 風呂あがりなのは毎度の事だが、赤らんだ頬もいつものそれと少し違うような気がする。 (ん・・・・・?) 背中を滑らせた右手に、不思議な違和感があった。 外そうと思っていたブラのホックが、ない。 確かめるように何度か上下させても、やはりホックは見付からない。 道理でいつもより胸の感触が気持ちいいわけだ。 (ノーブラとはbaby、大胆だな・・・え?) 腰から下、丸いお尻の手触りも布一枚の隔たりしかないような。 ・・・・・・・・・・・まさか。
- 512 名前:刑事青桃 mailto:sage [2007/12/21(金) 22:10:02 ID:s1GDP47d]
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「おま、お前もしかして」 ホージーの焦った声を聞き、ウメコの顔がぼんっと火をふいたように赤くなった。 あわてて彼の胸に額をくっつけ、背中に回した腕に力を込める。 (健康法?はき忘れ?落としてきた?しゃぶしゃry) 頭を駆け巡る数々の言葉の中から、下品でないものを必死に選ぶホージー。 勘違いだったら殴られるかもしれない。 でも、そうじゃなかったら? この混乱の奥で、ちょっと期待している自分がいた。 深呼吸をして、ウメコに問う。 「これ一枚しか、着てない?」 長い長い沈黙の後、胸元からくぐもった肯定の返事が返ってきた。 「過剰包装は、ダメだと思って・・・」 「かじょうほうそう?」 「だから、あの・・・・これ、プレゼントなの」 そう言ってウメコは、自分の髪にかかったリボンを指差した。 「わたしをあげる」
- 513 名前:刑事青桃 mailto:sage [2007/12/21(金) 22:10:28 ID:s1GDP47d]
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俺は大人だ。 常に冷静沈着、クールに行動しパーフェクトに決める。 なのにウメコときたら、ドジで子供で無計画無鉄砲。 いつも俺を振り回す。俺は振り回される。 いつもそうだ。今だってそうだ。 格好良く決めようと思っていたのに、もう押し倒してしまったじゃないか。 嫌われないように色々と我慢してたんだ。 幻滅されないように自分を抑えてたんだ。 でももうダメだ。 俺が悪いんじゃない。ウメコが悪いんだ。 俺の為にこんな可愛い服を着て、プレゼントしてくれるんだから。 贈られたものをどんなにしても、文句は言うなよ? 笑われないかなってちょっと心配だった。 変なことするなって、呆れられるかもって思ってた。 でもホージーさんていつも冷静で、私と、その・・・する・・・時もなんかあんまり 変わんないっていうか、落ち着いてて何だかくやしかった。 だからびっくりさせたかったの。辛抱たまらんってならないかなって。 お色気ってどんなのかイマイチ分からないから、バンが読んでた雑誌に載ってたのを 真似してみたんだけど、これでよかったのかな?
- 514 名前:刑事青桃 mailto:sage [2007/12/21(金) 22:11:16 ID:s1GDP47d]
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「やぁ、待って、あっ」 「待たない」 襟元のリボンを引き解いて、開いた喉元へ食い付く様なキスをする。 自分を押しのけようと無駄な抵抗をする細い手は、一つに掴んで ウメコの頭上へ縫い付けた。 邪魔するもののない胸を、わざと服の上から揉みしだく。 少しずつ主張し始めた先端を布ごと摘みあげると、 子猫のような鳴き声をもらす彼女が可愛い。 「ほ、ホージーさんのえっち!」 「何だ、今頃気が付いたのか」 余りに急な展開にウメコが抵抗の声をあげるが、 ホージーは手も舌も休めずにしれっと言い返してきた。 太ももを撫で上げ、ウメコの秘所へ指を進める。 そこはもう零れる程に潤って、下敷きにした赤い服に染みが出来ていた。 「うわ・・・すごいな。まだ触ってもいないのに」 「やあぁ、そんな事言わないでよぉ」 「興奮してたのか?こんな格好で」 慣らしもせずに指を2本、秘裂の中へ埋める。 「―っ!」 白い喉が反り返って、声にならない悲鳴がもれた。
- 515 名前:刑事青桃 mailto:sage [2007/12/21(金) 22:11:56 ID:s1GDP47d]
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ホージーの指が動く度に、ちゅぷ、ちゅ、ちゅ、と淫らな水音が響く。 「おとやだ、やぁ、やだ、音たてないでぇ・・・!」 手首を掴まれているせいで、自分の耳を塞ぐ事が出来ない。 指で秘裂を、音で耳を犯される。 恥ずかしさが快感を煽るのか、あっという間にウメコは絶頂へ追い上げられた。 一瞬遠のいた意識が戻り、自分を見下ろすホージーと目が合う。 とろんとした顔で、ウメコが言った。 「どうしてこんな、いじわるするの」 間の抜けた質問に、ホージーが苦笑する。 ウメコは自分がどれ程すごい事をしたのかまだ分かっていない。 それに、これは意地悪なんかじゃない。 「こんなになったのは、お前のせいだ。」 捕まえていた手を解き、ウメコの右手をそのま硬くなった自分へ押し付ける。 彼女が息を飲んだ。 今まで何度かセックスはしていたが、彼自身に直接触れたのはこれが初めてだった。 この熱いのがホージーさんの。 柔らかいような、でも、とても硬くて熱くて、はち切れそうになっている。 「お前が可愛いから、お前が好きだからこんなになるんだ」 「ほんと、に?」 「ここは嘘がつけないところなんだぜ」 恥ずかしいけどなんだかもう少し触ってたいな、なんて思っていたウメコだったが ホージーの方はそうもいかない。 ウメコの手が初めて自分に触れて、それだけで暴発してしまいそうになったからだ。 そんな情けないザマになっては、末代までの恥である。 急にまじめな顔をして、ウメコの手を引き離し握り締めた。 「入れるぞ」
- 516 名前:刑事青桃 mailto:sage [2007/12/21(金) 22:12:51 ID:s1GDP47d]
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秘裂にホージーの熱が当てられて、そのまま押し入ってくる。 「は・・・あ、あ・・・・!」 「く、う・・・」 待ち焦がれた甘い泥濘。ホージーの口からも快感のため息が漏れた。 反り返る背中に腕を差し入れ、ウメコごと起き上がる。 「背中、痛いだろ」 「こんなかっこ、ダメぇ・・!」 「ダメじゃない。俺がこうしたいんだ」 下から突き上げられ、拒絶の言葉は嬌声へ変わってしまう。 「あああんっ!あ、あ、やあっ」 目の前で、ウメコが鳴いている。 こんなにはっきりと感じている顔を見るのは初めてだ。 恥ずかしがるから、いつも明かりは最小限。 小さいウメコを下にすると、自分の影で本当に見えなかった。 紅潮した頬、苦しげに寄せられた眉。 半開きの唇は何度も繰り返すキスで濡れて光っていた。 指を舌を肌に滑らせると、それだけでウメコの締め付けはキツくなり 涙をこぼしながら身をよじらせる。 ぞくぞくと背中を堪えきれない愛しさが駆け上って、思い切り強く細い身体を抱き締めた。 「好きだ、好きだウメコ。好きだ・・・・」 うわ言のように繰り返し続けるホージー。 こんな彼は、見たことがない。 クールな表情はどこかへ消えて、熱に浮かされた様な瞳でひたすらにウメコを求めている。 うつろな瞳の中に映っているのは、ウメコただ一人。 求めていたのは自分だけじゃなかったんだ、とウメコの胸に喜びが溢れる。 身体だけでなく、心まで重ね合わせる事はなんて幸せなんだろう。 激しく揺さぶられながら、ホージーの頬に手を当てて自分からキスをする。 舌を差し込み絡め合わせて、上も下も繋がって。
- 517 名前:刑事青桃 mailto:sage [2007/12/21(金) 22:13:23 ID:s1GDP47d]
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「ホージーさん、ホージーさぁん!あ、ああああっ!!」 大好きな彼の名を呼びながら、ウメコが昇りつめた。 搾り取るように収縮する肉壁が、ホージーの最後の我慢を押し流す。 「ウメコ・・・っ!」 切羽詰ったホージーの声と共に、自分の奥に熱い何かが叩きつけられる感じがした。 びくんびくんと震えて吐き出される熱を全て飲み込んで、微笑みながらウメコは意識を手放した。 気を失ったウメコを抱え上げて、繋がったままベッドへ向かう。 いつも一人で眠るベッドに、今夜は愛しい恋人と二人で 倒れ込む様にシーツの波へ沈んでいく。 先刻果てたはずのホージーはまだ硬さを保ったままで、まだまだ彼が眠るには ウメコの協力が欲しいようだ。 柔らかで甘い、赤いリボンのかかった刺激的なプレゼントはクールな彼の心を暴き、 無邪気な彼女の計画は見事に達成されたのであった。
- 518 名前:刑事青桃 mailto:sage [2007/12/21(金) 22:13:48 ID:s1GDP47d]
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おまけ 次の日の朝、空腹と身体の痛みで目が覚めた二人。 昨日手付かずだったお菓子やケーキを朝ごはん代わりにぱくつくウメコ。 「甘いものしかないのか・・・・・・ん?」 床に脱ぎ散らかされた自分とウメコのサンタ服を見て、嫌な予感がホージーを襲う。 ベッドの上でシーツに包まり、ご機嫌な彼女へ問いかけた。 「お前、着替えは?」 「・・・・・・・・・・・・・・忘れてきちゃった」
- 519 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/21(金) 22:18:24 ID:s1GDP47d]
- 長々と失礼しました。
本当は緑桃好きなんだけど、青いのもいいなぁと。 お邪魔しました。
- 520 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/21(金) 23:11:57 ID:Ya6fWYky]
- GJ!!
久々の刑事、萌えますた!今度は黄絡みで書いて頂けると嬉しいかな〜なんて思います
- 521 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/22(土) 00:55:18 ID:oR+Hhw6b]
- デカGJ!青桃に開眼しました
そしてホージーのbabyにふいたwww言いそうwww
- 522 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/22(土) 06:20:57 ID:B2GlYx5o]
- ミニスカのみサンタかわいい!
↑の人と同じくbabyに吹いたそして萌えた。
- 523 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/22(土) 14:01:12 ID:KJuiHSyL]
- 自分もホージー萌え復活した。GJ!
スーパークールな彼が>「好きだ、好きだウメコ。好きだ・・・・」 うわーイイヨーイイヨー
- 524 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/22(土) 15:35:20 ID:bXrNJVDK]
- GJ!
刑事青桃には特に思い入れがあるので ものすごく萌えた…ありがとう!
- 525 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/22(土) 20:17:03 ID:2hcrXGAc]
- ゲキのSSがもっと読みたい!の願いをこめてジャン×ラン投下させていただきます。
SS初挑戦なのでいろいろ至らないところもあるとは思いますがご容赦を…。
- 526 名前:ゲキ赤黄 mailto:sage [2007/12/22(土) 20:17:40 ID:2hcrXGAc]
- ランがトレーニング室からシャワーを浴びて帰ってくると、オフィスにはジャンしか残っていなかった。
「みんなは?」 「もう帰った」 ジャンはランが出て行ったときと同じように、両親の形見のペンダントをひっくり返したり横にしたりと 飽きることなく眺めている。 「飽きないのねえ」 「おう」 それは、両親健在で今まで何不自由なく暮らしていたランにとっては絆と呼ぶにはひどく心細いもの のように感じられた。 そのか細い絆にすがるジャンがひどく頼りなくも。 「あたしがジャンのお母さんになってあげようか?」 それは偽らざる気持ちだった。 最初は本当に母性本能だったのだ。 何にでも興味を示すジャンの質問にいちいち答え、あいうえおから文字を教え、手を引いて切符の買 い方を説明したりもした。 最初は嫌々だったが、だんだんとジャンが驚いたり感心したりする様子を見るのが楽しくなって来て、 気がついたときには教育はただジャンのそばにいることの口実になっていた。 「ランが俺のかあちゃんになったらどうなるんだ?」 「いつでも抱きしめてあげる」 「かあちゃんじゃないとだきしめちゃダメなのか?」 そういえばジャンはしょっちゅうみんなに抱きついている。 「そういうわけじゃないけど…」 「じゃあ、別にかあちゃんじゃなくていいだろ。ランはランだ」 そういってジャンはランを抱きしめた。 ソファに座ったまま抱きつくので、ジャンの顔がちょうどランの胸にあたり、ランは真っ赤になった。 「ランもホワホワだな」
- 527 名前:ゲキ赤黄 mailto:sage [2007/12/22(土) 20:18:11 ID:2hcrXGAc]
- ほっぺたにやわらかいものが当たるのが気持ちいいのか、ジャンはすりすりとランの胸の谷間に頬を
寄せる。 もっと触れて欲しくてランもジャンの背中に腕を回し、引き寄せた。 ジャンの呼吸がジャケットを通して、ランの胸に熱を送る。 はぁ、と甘いため息がランの口からこぼれた。 「お母さんならジャンにおっぱいあげられるわよ」 もっともっとジャンを感じたくて、気がついたらそんな言葉が口をついて出ていた。 「おっぱいは赤ちゃんがもらうもんだろ」 知ってるぞ、と不満顔でランを見上げる。 「ジャンは赤ちゃんのときにもらえなかったから、いいのよ」 「そうなのか?」 ランは意を決してジャケットの前をはだけ、中のTシャツをたくし上げてブラジャーのホックをはずした。 かなり中途半端な状態だが、全部脱いでしまうのはためらわれる。 胸を目の前で晒され、言われるままにジャンはちゅ、とランの胸に吸い付いた。 「あ…」 思わず声が出たランにジャンはびっくりして動きを止める。 「ラン?大丈夫か?」 「あ、大丈夫、だから…」 潤んだ目で笑うと、ジャンはもう一度ランの胸に顔をうずめた。 ちゅ、ちゅと2・3度吸ってまた様子を伺うようにランを見上げる。 「もっと、吸って…?」 そう言われて安心したのか、ジャンはまたランの白い胸にしゃぶりついた。 交互に左右の胸に唇をよせ、頬ずりし、両腕はランをしっかりと抱きしめる。 ランも優しくジャンの頭をなでながら、うっとりと快感に身をゆだねた。
- 528 名前:ゲキ赤黄 mailto:sage [2007/12/22(土) 20:18:38 ID:2hcrXGAc]
- しばらく静かな部屋に淫らな水音と衣擦れと吐息の音だけが流れていたが、やがてジャンが困ったよ
うに体を離した。 「ラン、俺なんか、へんだ」 「変、て?」 「なんか、あちい…」 「じゃあ脱いだら?」 「おう…」 言われてもたもたと赤いジャケットのボタンをはずしはじめるが、ジャンはボタンが苦手だ。 もたつくジャンを手伝おうとして、ランはジャンの下半身の異変に気づいた。 本能だろうか。ジャンは勃起していた。 気づいてないのか、ジャンは必死でボタンと格闘している。 「ジャン、ちょっとじっとして」 いつものようにランがボタンをはずすのを手伝ってくれるものと思ったのか、ジャンはボタンから手を 離してランに見せる。 ランは無防備になったジャンの股間をそっとなぞった。 「う?」 ランは男性経験があるわけではない。 家が厳しかったことと、学生時代は部活に就職してからは修行にあけくれて、そっち方面はとんとお ろそかになっていた。 だから男性器の扱いなど、本で読んだ知識しかない。 それでもジャンのそばにいたくて。 ジャンとひとつになりたくて。
- 529 名前:ゲキ赤黄 mailto:sage [2007/12/22(土) 20:19:09 ID:2hcrXGAc]
- ベルトをはずし、前をくつろげてジャンのペニスを取り出した。
と、本人と同じくらい元気よくそれは飛び出してきた。 「わ、なんだこれ。なんでちんちんこんなになってんだ?」 さすがに全く知識のないジャンに不安を覚えるが、ここまで来たらあとには引けない。 「いいからじっとして…ジャン、お願いだから」 おそるおそるジャンの怒張に触れると、とたんにビクン!とジャンの体が跳ねた。 その反応がかわいくて、少ない知識とありったけの勇気を総動員してやさしく指を上下させると、みる みるうちにそれは固くなる。 「わ…」 眉根を寄せて快感に耐えるようにジャンが目を閉じた隙に、ランは愛液がベトリとついた下着を脱ぎ 捨てた。 ジャンに跨り、先端を入り口に当てると、また体の内部からはしたないものがあふれ出す。 「ジャン、好きよ」 そう宣言するようにささやくと、ゆっくりと体を落とした。 「ラ、ラン…?」 「あ、ん、んん…っ」 ずくずくと咥えこんで行くと、ジャンも無意識に腰を揺らせて挿入を助けた。 「あたしが、ジャンの家族になってあげる…」 「ラン」 「ぁ…っ」 根元まで飲み込んではぁとため息をつく。 少し腰を浮かせて、またゆっくりと落とす。 それを繰り返すうちに、ジャンも要領がわかってきたのか、自らも腰を突き上げて快感を得ようとし始 めた。
- 530 名前:ゲキ赤黄 mailto:sage [2007/12/22(土) 20:19:39 ID:2hcrXGAc]
- 「あ、あぁっ、ジャン、ふ、あっ」
ランの声に興奮したのか、ジャンが再びランの胸にしゃぶりついた。 「ひ…っ」 敏感な部分に歯を立てられランの背がのけぞり、ジャンを締め付けた。 「ラン、今の気持ちいい…もっとやってくれ!」 もっとと言われてもランも自分の体がどうなっているのかわからない。 つながっている部分に意識を集中させ、ジャンが気持ちよくなるように体を動かそうとするのだが、体 が言うことをきかない。 ただジャンにしがみついて、下からの突き上げに耐えることしかできなかった。 「や、あ…も…、だめぇ…」 くずれそうな体をジャンがささえ、お互いに夢中で体を揺らせた。 「ラン、へんだ、なんか、くる」 限界が近いのか、おそらく初めてであろう衝動に助けを求めるような声でジャンが訴える。 「ジャン、イイ、そのまま…っ」 「ラン…っ」 目の前が真っ白になった。 ビクン!とジャンが体を震わせると同時に、ランは体の中に熱いものが広がるのを感じた。 はぁはぁと浅い呼吸を繰り返しながらもう一度ジャンを抱きしめる。 「ジャン…」 「なんだこれ。修行か?すっげえ気持ちよかったぞ?」 「そう?よかった…」 行為の意味がわかっていないジャンに何と言って説明すればいいだろう。 「あたしがジャンのお母さんになるんじゃなくて、ジャンの子供のお母さんになるのよ」 とりあえずそう言ってキスをした。 (了)
- 531 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/22(土) 20:20:46 ID:2hcrXGAc]
- お粗末様でした。
ゲキ大好きなんで、他の方のゲキSSももっともっと読みたいです!
- 532 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/22(土) 20:59:01 ID:COidtghl]
- 神GJ!!
ジャンラン好きなんで萌えたw
- 533 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/23(日) 00:00:33 ID:Q7reIqJB]
- 刑事青桃も激赤黄もGJGJGJ〜!!
最近、宝作だらけでワキワキだ〜! ウメコのワンピ一枚だけってエロいな〜。そりゃ宝児も興奮するね!
- 534 名前:名無しさん@ピンキー [2007/12/25(火) 14:07:45 ID:TX3xKv/I]
- メリークリスマスage
- 535 名前:名無しさん@ピンキー [2007/12/26(水) 18:41:38 ID:kQV6dP0z]
- クリスマスオワタage
- 536 名前:名無しさん@ピンキー [2007/12/27(木) 00:21:51 ID:haCPIOU2]
- 念のため保守age
- 537 名前:名無しさん@ピンキー [2007/12/27(木) 15:48:17 ID:7uml++e4]
- あれ、 凌辱スレ落ちてんの? という驚きage
や、個人的にはどうということもないんだけど。
- 538 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/27(木) 17:06:11 ID:mrFLQqIT]
- 陵辱スレは一回覗いたけど気分悪くなった。かわいそうで。
ああいうの好きな人もいるんだろうけど、自分はキャラクターが好きだからダメだな。 まぁここ覗いても気分悪くなる人いるかもしれないけど。
- 539 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/28(金) 06:23:57 ID:jtr2NkLq]
- ところで、次回のゲキレンは予告を見ただけでもwktkしている。
いや、半裸の523はミシェルに一体何を習うつもりなんだね、と。
- 540 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/28(金) 07:16:13 ID:AEUqdyw9]
- 良作が続く中恐縮ですが、メガレン黒黄落とします。
キャラ設定が不安ながら、どうしても書いてみたくなりました。
- 541 名前:電磁黒黄「ポーカーフェイス」 mailto:sage [2007/12/28(金) 07:16:49 ID:AEUqdyw9]
- 「ねぇ千里。耕一郎とは、その後何かあった?」
背の高い耕一郎は、同じ制服の群れにあっても妙に目立つ。そう思っていたら、目の前のみくに突然問われ、千里は危うくお弁当のサンドイッチを取り落としそうになった。 「…はぃ?」 「前よりも仲良しになったかなー、と思って」 さりげなさを装いながら、本音は裏腹。 探るような目。ほんの少しだけ、自分より先に進まないで欲しいという傲慢さをもって、千里を揺さぶって来る。 でも、彼女を相手にしていると、そんな勝手さを許せてしまうから不思議だと思う。 きっと独特のキャラクターが持つ、独自の人徳。すぐに思惑がバレてしまう、そんな詰めの甘さもまたよし。 千里は気付かれないようにひっそり笑い、言った。 「何言ってるのよ。こんな忙しい時期に、何かがある訳ないでしょ。みくこそどうなってるのよ?」 「だってー。照れ屋なんだもん、瞬ってば。この間もね…」 結局惚気になるみくの話を上手にやり過ごしつつ、千里は思う。 真面目で四角四面、勉強だけの朴念仁。 いつも一緒にいる仲間から見たって、耕一郎は疑いようもなくそんな人間なのだろう。 決してそうじゃない。それを知っているのは校内で、いや、もしかしたらこの世の中でただ一人、自分だけ。 それでいいと思う。だからこそいい、と。 男も女も、余分な嫉妬も動揺もなく距離感を保って行くには、この程度の否定をしておいた方がいいのだ。 どうせ誰にも、私たちのことなんて分かりっこないしね…。 ちらりと耕一郎を窺ったら、携帯に彼からのメールが届いた。 放課後。 デジ研の部室では、きっと健太たちがいつも通りの大騒ぎをしているだろう。 進路をそちらに向けながら、直前に立ち寄るのは図書室。それは耕一郎が呼び出す、いつもの場所だ。 「遅いぞ」 書架の隙間。長い脚を邪魔そうに投げ出して出窓に寄りかかり、分厚い専門書をめくりながら、耕一郎は声だけで千里を迎えた。 「ごめんね、掃除長引いちゃった」 言いながら、夕日に照らされる彼の近くに立つ。 横顔を見つめると、文字を追いながら行って戻る眼球が、次第に落ち着きを失ったように彷徨い始める。 それでも、表面上はあくまでポーカーフェイス。落差こそ、独占欲に変わるとも知らずに。 「鍵は?」 音を立てて本を閉じ、顔を上げた。 その肩に掌を置き、耳元で囁く。 「閉めたよ」 律儀に、棚に本を戻そうとする耕一郎。だがそれは叶わず、バサッと音を立てて紙の塊が床に落ちる。 空っぽになった手。そこに自分を収めて欲しくて、千里は身体を寄せた。
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