- 129 名前:大地の恵みの名無しさん mailto:sage [2009/11/06(金) 16:16:54 ID:Y7EsDzLk.net]
- >>127
懐かしい名前だな。 「秋水」ってのはだな、20年位前に産まれた品種でな、 親は幸水×豊水(だったかな、忘れたw)で、 南関東で8月下旬頃・幸水と豊水の中間時期に収穫できる赤梨だ。 果実の大きさは幸水程度。肉質は幸水よりやや劣るが新水よりは柔らかい。 糖度は幸水並み。ただし、独特の風味(幸水のように菊水系の好ましい物ではなく、 発酵臭に近い)が有るので幸水には劣る。 外見はほぼ幸水だが素人で見分けの付く人は少ないだろう。 肌の仕上がりは幸水に比べてやや汚い。 基幹品種になりうる物ではなかったから、カタログ売りされたのは数年。 探せばどこかの苗木屋で手にはいるかも知れないが、他に美味い品種は有る。 その農家さんが本家「秋水」を知らずオリジナルに同名をつけたか、 低温保存(するような代物ではないが)したものでなければ、 新高(というより新興・王秋の適期)と一緒に並び得ない品種。 以上が、種苗業者(園芸店ではなく本職向けの苗木屋)が昔売り出した秋水。 在来(明治以前の)品種や一地方種に同名の存在があるかは知らん。 ちなみに、今年は例年より1週間位収穫時期が早かった。 南関東のにいたかなら、9月の下旬が最も味乗りと肉質が良かった時期。 晩生種は日持ち性に優れるので取り置き物や低温保存物が出回るが、 梨は夏果故に季節感を楽しんで本来の時期に活きの良い物をご賞味いただきたい。 なんてねw
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