- 1 名前:この子の名無しのお祝いに [04/01/19 23:56 ID:l0768RY7]
- 懐かし邦画であるし、TVドラマ版も始まったのでスレを立ててみました。
あの「宿命」について語りましょう。
- 274 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/12 00:11 ID:9wv0PEfg]
- 村を見下している千代吉を見ると、あそこから
同じ監督の「やつはかむら」になってしまいそうだ。
- 275 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/12 00:12 ID:MxALjEH6]
- >>274
尼子の大将は中居版に出てるがな
- 276 名前:LP持ってた男 [04/02/12 00:44 ID:1l1nFdxq]
- その昔,TBSの「月曜ロードショー」(荻昌弘解説)で放映したときのこと。
いよいよクライマックス間近。操作会議で今西刑事(丹波)が和賀(加藤)の 殺人動機を説明する。固唾を飲んで聞き入る内藤武敏以下捜査陣。 今西「それは,当時としては不治の病と言われた(音声カット)だったのです!」 ですぐにCM。放送禁止用語とはわかっていたが,あまりに芸のないやり方に 愕然とした。初めて見た人はどう思ったのであろうか。
- 277 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/12 07:15 ID:ufTkrlp2]
- 菅井きんは親戚だったのか?
- 278 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/12 08:40 ID:pFWjfKub]
- >>276
あれ、そうでしたかね? しかしこの映画はハンセン氏病のことが原作よりもウエイトを おいてるので、肝心の病名カットしちゃあかんがな。 製作者サイドはハンセン氏病への謂れ無き差別を 描こうとしてたと思うんですが、そんなんのも駄目なんすね。
- 279 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/12 08:51 ID:q9izXo+p]
- >>276
最後に出てくる病名の字幕はカットされてなかったの?
- 280 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/12 20:00 ID:QVfuaFqY]
- >>279
捜査会議のシーンでは「ライ病」だった。 ライという言葉がいわゆる差別用語で、ハンセン氏病は セーフだったんだね。 でも、何で今西も「ハンセン氏病」と言わなかったんだろ。
- 281 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/12 20:15 ID:K1fQKR7T]
- >>280
差別用語であっても「らい」というほうが自然であると思う。 まして映画が撮影されたのは30年も前なのだから。
- 282 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/12 20:57 ID:wzQmzBnY]
- >>280
>「らい」が差別用語 そうだったんですか。知らなかったです。当時は自然に使っていた 言葉と言われれば、そうかも知れないと思います。たしか少年サンデー の記事に、太平洋戦争で手足を失った元兵隊の図に、やはり「かたわ」 みたいな説明が載っていたのを覚えています。当時はまだ終戦直後の 記憶が生々しく、「砂の器」にも戦前の影が落ちていると思います。 ある批評サイトで映画版の批評で「古い」というのを見たんですが、 監督の野村芳太郎はわざと戦前からの色を出して撮影していたのでは ないかと思います。「らい」という言葉を出したのも、そのせいでは ないかと思えますね。
- 283 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/12 21:06 ID:QVfuaFqY]
- >>282
ただ、原作では「ライ(漢字)」とはっきり書いてあるから 原作連載当時は、自然に使っていたのかも知れない。 おそらく革新・人権団体とかが勢力を伸ばしてきた 昭和40年前後ぐらいから、抗議とかが激しくなり 放送禁止用語が増えたから、その影響だろうね。
- 284 名前:280 [04/02/12 21:19 ID:K1fQKR7T]
- 放送禁止用語というのはテレビの自主規制の問題では?
「かたわ」とか「びっこ」とか別に身障者以外に、物の状態をあらわすのに 日常的に使われるし、「キチガイ」もいわゆる精神異常者に普通に使われている。 で、今西が「らい」という言葉を使ったのも私は自然に感じました。 決して差別を助長しようとしてるのではなく、なんだか言葉狩りのような現在の風潮で 昔の、しかもテレビではなく映画での言葉遣いは同列には語れないと思います。
- 285 名前:276 [04/02/12 22:25 ID:bVG2TFpR]
- >>280さん
私の説明のいたらぬ所を補っていただいてありがとうございます。 最後の字幕はそのまま放映されましたが,そもそもその字幕も >>93さんの御指摘の千代吉のメイクと同じく,患者団体さんとの 話し合いの結果で追加されたものであると朝日新聞で読んだことが あります。それならば,操作会議のセリフも撮り直せばと素人は 思うのですが,そうしなかったのが制作者側の闘いであり,判断 だったのでしょう。 私が知りたいのはTV局のスタッフも同様の闘いや判断をしての 音声カットだったのか,それとも予定調和的な自主規制だったの かということで,25年も前のことだけど,今にも通じる問題だと思 うのです。
- 286 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/12 22:43 ID:r+leSHm3]
- >>283
> ただ、原作では「ライ(漢字)」とはっきり書いてあるから 「癩病」こんな字ね。 >>285 森達也の『放送禁止歌』を読むと、(この本必読!) TV局でちゃんと考えている人は皆無に近いと考えるのが妥当だろうね。
- 287 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/12 22:47 ID:r+leSHm3]
- >>282
> たしか少年サンデーの記事に、太平洋戦争で手足を失った元兵隊の > 図に、やはり「かたわ」みたいな説明が載っていたのを覚えています。 大島渚が日テレのドキュメントで撮った「忘れられた皇軍」には、 片手や片足や両目を失った元朝鮮人軍属が出てくるね。 これもTV放映は不可能かな。 図書館なんかでビデオ上映できるけど。(例えば川崎市市民ミュージアム)
- 288 名前:281=284 [04/02/12 23:07 ID:K1fQKR7T]
- 間違えて280にしてしまいました。280さんすみません。
- 289 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/12 23:13 ID:LS3rX9T+]
- >287
「忘れられた皇軍」に関しては かなり昔にNHKで一部を放送した事あるけどな。 今はどうだろ?やっぱ無理かな?
- 290 名前:岡崎の三遊間 mailto:7536.arias18300kkk@ezweb.ne.jp [04/02/12 23:24 ID:DV+25eIp]
- 僕は、「砂の器」は田中邦衛と佐藤浩市が出ているのを昔見た。あれはよかった!「寝たあとに 草が群がる ころもがわ」。大空眞弓とか、
- 291 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/12 23:30 ID:eXe/kTHB]
- ガイシュツかも知れないが、
数年前のテレ東の放映では堂々と「ライ」と言っているのだが。 なお、テレ東は20年ぐらい前に「エタ、ヒニン」が連発される「破戒」を 放映した実績もあり(この時は事前に解同などと協議した)。 厳密には放送「禁止」用語というものはなく、 必要性もなく安易に発言するとあとで厄介な問題が起きる可能性のある言葉を 放送局連盟が勝手にリストアップして自粛しているだけなのだよ。
- 292 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/12 23:42 ID:7QxOL3xG]
- >>291
テレ東放映は3年前。 確かにあの時は音声カットも一切なく、ノーカットで放送した。 TBSは妙なところで感覚がずれてるんだよな・・・
- 293 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/13 00:21 ID:dMjzzyMf]
- >>292
差別を告発したり、差別を批判する為なら、 あえてそういう言葉を使わざるを得ない 場合もあるんだけどな。 そこらあたりから逃げるのは本末転倒ではないか?と。
- 294 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/13 00:23 ID:ZVEry4wG]
- えらく関係ないですが、
昔昔に片足のない兵隊さん(服装が映画に出てくる兵隊さんの服装のままだったの)が 浅草寺?明治神宮?の門の脇あたりに立っていたのを見たことありませんか? 小さすぎて場所がはっきり覚えてないのですが、浅草寺だと思うのですが。 初詣に行った時だと思うのです。お寺の門の脇に立ってました。 生まれて初めて身体障害者を見て見ちゃいけないけど、 目がいってしまうのを止められず凝視していた覚えがあります。 なにか・・・何でも見ちゃいけない、蓋をしてしまうことでは 何の解決にもならないと最近は思います。
- 295 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/13 04:35 ID:xlmCHfbU]
- >>294
昭和40年代には、新宿と上野にいたよ。 別人だと思うけど、子どもだったのでよく憶えていない。 浅草にいた記憶はない。
- 296 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/13 08:54 ID:aTjYmtLS]
- >>294
西新宿で見たことある
- 297 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/13 09:22 ID:X65vfygk]
- 傷痍軍人な。
私も子供の時見たよ。地方ですが。 自分も>>294と同じではじめて見た身体障害者かな。 併せて戦争というものを感じたはじめてのことかも。 つうか歳ばれそう。
- 298 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/13 21:50 ID:Yw1PGTPv]
- >>291
TBS(テレビ初放映)時は、言葉狩りのような風潮が強く あとあとの面倒を嫌ったテレビ局側が自己規制した。 ただ、あまりにも行き過ぎて表現者の方から疑問を 呈する声が強くなったのと革新・人権運動の衰退が相まって、 テレ東の時はそのまま放映されたということだね。 確かに差別につながるからなくせばいい、あるいは言い換えれば 事足りるとの考え方はナンセンスだと思う。 ちなみに「癩」は「かったい」とも読み「こじき」と いう意味があるから、この辺が問題になったのかな。 でも昔は「癩の瘡うらみ」(癩病患者が梅毒患者をうらやましがる、 転じて自分よりわずかでもよい境遇のものをうらやむことの意) ということわざが堂々と使われていたらしい。 これはさしもの俺もどうかと思うよ。
- 299 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/13 22:13 ID:1op15WmU]
- kuram.tv/scenario/kiso/kinsi.htm
ポッポ屋も放送禁止用語じゃん
- 300 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/13 22:16 ID:1op15WmU]
- >>299
くみとりや× 清掃員○ ってのもヘン
- 301 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/13 22:57 ID:0UgG/hik]
- たしか、「八百屋さん」と愛称的に呼ぶのはよくても
八百屋、とか××屋と呼びつける(?)のは言葉狩りに引っかかるらすぃ。
- 302 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/13 23:25 ID:/aZMxlvF]
- 「この八百屋さん風情が!」
- 303 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/14 00:57 ID:efCEypVo]
- 婦人も駄目なの?
じゃ御婦人にとってかわる言い方って?
- 304 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/14 10:20 ID:GOEqnRSB]
- 砂の宇吉
- 305 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/14 19:54 ID:y2LD/Tok]
- 女が自分を女性と呼ぶのもキモイ。いっそ生物用語でオス・メスか。
今度生まれたおたくの子供さん男の子ですか? → 今度生まれたおたくの子供さんオスですか? とか。
- 306 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/14 20:02 ID:HWyQ/swR]
- >>298
俺、小学校6年生の時、小学館の「小学6年生」を毎月 買ってもらっていた。1月号には、「いろはかるた」が ふろくについていたんだけれど、「癩の瘡うらみ」は 「家宝は寝て待て」に変えられていて、本誌の巻末には 「お父様お母様へ」という欄で、 「このことわざは、お子様にはふさわしくないので変更しました」との お断りがついていたよ。もう25年も前のことだけど。
- 307 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/14 21:57 ID:fa9sij6T]
- >>298
テレ東は放送禁止用語らしきものがある映画でも(にあんちゃんとか) あとで断り書きをして無修正で放送することが多々あるね
- 308 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/14 23:44 ID:0T55bXxL]
- 加藤嘉。筋金入りの反戦家で,特攻隊上がりの鶴田浩二に「大東亜戦争は間違いだった」と言わしめた人だったらしい。
- 309 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/15 10:33 ID:fWBZLkor]
- >>309
ゴリゴリの共産主義者だったね。 よく、共産党の機関紙に 名前が出ていた。
- 310 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/15 11:02 ID:CFo4Un7W]
- >>307
差別的な表現をしている部分の音声をカットしたりしないの? 昔の映画やドラマの再放送見ると、そんなのがよくあったけど。
- 311 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/15 11:10 ID:woscjX7S]
- TV放送でカットされた映画の名セリフ
川島透・竜二 『カタギになるか?カタギになってコ××するか?』 黒澤・用心棒 『この宿場の人間はみんな××ゲーだ、だけどオメエがいちばんキ××ーだ』 山田・幸せの黄色いハンカチ 武田鉄也がタコ八郎の乗った車を蹴りながら『この×ャ×ショー!』 セリフではないけど東宝の「サンダ対ガイラ」ではサンダが広島の原爆を浴び て世にも醜いケロイドになる、ってシーンはカットされている
- 312 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/15 11:10 ID:gbGg5A31]
- >>310
黒澤明は「絶対カットするな!」といっていたので テレビでやるときは断り書きが出て、無修正で放送する。 さすが巨匠!
- 313 名前:312 [04/02/15 11:14 ID:gbGg5A31]
- 補足
WOWOWで全作品放送したとき、スタッフが無修正で放送することを条件に 黒澤プロから放送権を取り付けたらしい。 NHKBSで放送するときも無修正だよ。 (他の監督作品だと修正されることが多い)
- 314 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/15 11:16 ID:woscjX7S]
- 映画ではないけど、今年の元旦のニューイヤー駅伝
トップランナーが足を引きずりだしたのを見て、解説の瀬古が 『あ、ビッコひいてますよ。ビッコを』と放禁用語をリフレイン
- 315 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/15 11:40 ID:b9/6B/dr]
- 監督協会ガンガレ
- 316 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/15 20:25 ID:MMrDOWxY]
-
今夜の実況は こちらで 砂の器 ◆ 第五話 live8.2ch.net/test/read.cgi/livetbs/1076772965/
- 317 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/15 22:02 ID:XNm9H4qf]
- 中居の間が長すぎる
- 318 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/15 22:06 ID:lOvMAejg]
- 最終回だけ見ればいいドラマになったな
- 319 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/16 05:44 ID:NL0bvBnA]
- で、タイトルの「砂の器」ってのは、
放浪中に幼少の秀夫が、砂の器を作って遊んでいたことと、 その後の秀夫の半生が、砂の器のように脆く壊れやすい物だったこと のダブルミーニングってことでいいんでしょうか?
- 320 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/16 08:26 ID:bCry97z/]
- >>319
はい、そうです。
- 321 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/16 11:20 ID:tpmfU9O2]
-
>>29はビデオテープが「停止」とか「巻き戻し」が出来ることを知ってるのかな? あと、返却するまでは何回でも見ていいこととか。
- 322 名前:アホのアムステルダム [04/02/16 13:09 ID:cBuKOnDD]
- 知らない・しっ知らない
- 323 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/16 13:31 ID:jQs5rqnw]
- なんでそげなこと言うだらか。
- 324 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/16 16:02 ID:zuZ2f1ld]
- >>320
ちがうよ
- 325 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/16 17:55 ID:8CfrVx0L]
- >>321
>>29は新しく発売された方のビデオを借りたから新作のため一泊しか借りられないのでは? 昨日DVD観たけどやっぱり森田健作も丹波哲朗も演技うまくないんだね。二人とも本人にしか思えん。存在感が強すぎるのかな?
- 326 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/16 21:44 ID:kXX7qsXj]
- >>325
丹波演技うまいじゃん。
- 327 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/16 21:57 ID:Z/1JbKwP]
- 感動作なんだけど...
ちょっと思うこと... この作品で「ライ病のビジュアル」を刷り込まれていた気がする。 も一つ挙げれば『ベン・ハー』でも同様に。
- 328 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/16 22:10 ID:F5ZT3XJ3]
- 『砂の器』更新age
www3.plala.or.jp/GARUSHIA/index.html
- 329 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/16 23:36 ID:wNtyBfLu]
- >>276の言った「月曜ロードショー」では荻昌弘が有益な情報を述べていた。
脚本の橋本忍氏が荻氏にこう語ったらしい。 「荻さんね,これは僕たちが必死で考えた『人形浄瑠璃』なんだ。 オーケストラは三味線,丹波が大夫(語り),放浪する親子が人形なんだよ。」 なるほどと思った。(作った人が言うんだから,もっともな話だ。) 以来,この映画を差別解消の視点からのみ語る人には違和感を覚える。 その後の私は,この手の異化効果的音楽かけまくりの映画を大画面・大音響の中で 思考停止しながら観るのが無上の喜びになっている。有名なところだと 「2001年宇宙の旅」の冒頭,「地獄の黙示録」のキルゴアの場面,「未知との 遭遇」のUFOとのジャズセッション,「ベニスに死す」のマーラー。晩年の深作作品の タイトルバックなど。
- 330 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/17 00:17 ID:PecoRvzx]
- >>329
あなたと全く違う理由だけど、同意するわ。 そもそもこの映画で涙に濡れるには思考停止するしかないはずよ。 ハンセン病者の親子は常に差別され、同情される対象に固定される図式ね。 この病に冒されたら殺人を犯すのが「宿命」だなんて、いい気なもんね。 ところでこのスレの皆さんは同じ松本清張の「眼の壁」(映画化)の 犯人の出自や死体処理のトリックにはどう思うのかしら?
- 331 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/17 00:28 ID:tPEVsUbj]
- >>330
この病に冒されたら殺人を犯すのが「宿命」 テメエがどう解釈するかは勝手だが、 どこをどう取ればこんな考え方になるのかね。 思考停止どころか「思考破綻」だな。
- 332 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/17 00:43 ID:GBVIl5AN]
- >>330
>ハンセン病者の親子は常に差別され、同情される対象に固定される図式ね。 そうやって同情しておけば、安心なんですよね。自分は「同情してあげる」側だから 絶対安全圏にいる。熊本のホテルを批判しても、現実に自分がその職場にい たら、誰もが本社の指示に従うだろう。そういうもの。 >この病に冒されたら殺人を犯すのが「宿命」だなんて、いい気なもんね。 だから、ハンセン氏病の当事者・家族や、関係する活動家は、この映画を好まないらしいですね。 「眼の壁」は、手形詐欺一味の親玉が精神病院を買収していて、入院患者になり すまして世間から隠れていた話でしたっけ? 大時代な硫酸プールには参ったね。 「砂の器」も「眼の壁」も、地道な捜査の過程は渋いリアリズムでいいのだが・・・。
- 333 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/17 22:51 ID:UZ5jiIBy]
- >>330
このスレのたんなる「砂の器」マンセー厨房は 「眼の壁」なんて言ったって、知らないの多いと思うよ。 あの原作もたしか某団体から相当叩かれてたはずだ。
- 334 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/18 00:23 ID:HwHNKSiG]
- >>330
「眼の壁」って原作と映画もずいぶん違うんじゃなかった? 原作:犯人→被差別部落出身者。幼いころに受けた差別体験から、 世間を見返してやろうと右翼の親玉になり、殺人を犯す。 死体処理→皮革をなめす薬品に人間を浸して白骨化させる。 映画:犯人→信仰宗教の教祖 死体処理→陶器を焼くときに塗る薬品に浸す。 ついでに言えば、松本清張はサヨ作家ってことになってるけど、 「砂の器」のハンセン病者の扱いといい、 「眼の壁」の被差別部落出身者の扱いといい浅薄で、 人権感覚には相当問題ある作家だと思う。 まあ、良くも悪くも、「庶民」とその常識を共有してる 「庶民的な」作家だったとはいえるんじゃないかな?
- 335 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/18 00:55 ID:KO67ckiL]
- >>332
> だから、ハンセン氏病の当事者・家族や、関係する活動家は、この映画を好まないらしいですね。 言えるのは、好まない人がいる、くらいだろ。 作るときにちゃんと意見聞いて作ってんだし。
- 336 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/18 17:35 ID:UJKpcLn7]
- >>290
>「砂の器」田中邦衛と佐藤浩市が出ているのを昔見た。あれはよかった!大空眞弓とか 私も見ましたが貴殿と違って全然評価に値しない映画だと思う。先ず原因をライ病とせずに村の 有力者を傷つけて放浪の旅に出た。殺したわけでもないのに何で放浪? チョットした 離れた町に行けばいくらも(戦前だが)生きられる。あまりにも無理がある。最後に佐藤浩市が自供して 手錠をかけられる。飛行機に乗られなくて音楽会は中止。情がない。野村監督作品のほうが100倍よし。
- 337 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/18 23:27 ID:IbDahK9n]
- >>334
原作では「忌まわしい父」などという記述もあるし、 殺人の動機も、成功を目の前にした若者が このような父親を持った過去を知られたくなかったというのが 前面に出ていた。これだけ見てもわかるように、 松本清張の中では、差別を告発するなどという考えは もともとなかったと思う。 ハンセン氏病者の苦難を大胆に表現して、結果的に親子の絆や 差別問題まで浮き彫りにしたのはあくまで映画、 もっといえば脚本の力が大きい。
- 338 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/18 23:29 ID:/Ko3qu/1]
- >>337
映画の最後のテロップはぐさっとくる
- 339 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/19 03:50 ID:Zm3HLQBN]
- >>338
あの最後のために、延々とテロップやってたんだよな。 最初観たときはイラネー!って思ったけど。 最後だけ出すとそこの意味が深杉になって目立つし、 「この作品はフィクションであり…」をやってもお約束みたいで意味薄くなるし。 つくづく橋本忍の気遣いを感じるやり方だった。
- 340 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/19 08:32 ID:0kC6toLU]
- 劇中に度々挿入されるテロップについて、撮影の川又昂氏が語ってるサイトがあった
んで以下に抜粋。 あの文字は手書き(レタリング)だったということか。 自分も 学生時代にやったことがあるけど大変だったろうね。 ”まあ、制作費なんていくらあってもたりないけれど、あの映画はタイトルがたくさ んでてくるでしょう。” Q 時と場所のタイトルですね。 ”手書きだと滲んじゃうこともあるから、写植でいきたいといったんだけど、あれだ けの数だと、何百万になっちゃってね。製作主任は頭かかえちゃって。で、僕の娘が ちょうど美術学校に行ってたから、アルバイトでやらないかって。家族みんなで作っ てたみたいなところがあるね(笑)。” ”手書きだと滲んじゃうこともあるから、写植でいきたいといったんだけど、あれだ けの数だと、何百万になっちゃってね。製作主任は頭かかえちゃって。で、僕の娘が ちょうど美術学校に行ってたから、アルバイトでやらないかって。家族みんなで作っ てたみたいなところがあるね(笑)。”
- 341 名前:340 mailto:sage [04/02/19 08:35 ID:0kC6toLU]
- ↑一部二重カキコ、すまぬ。
- 342 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/19 11:56 ID:rlFg85kd]
- >>341
くりかえし、くりかえし……
- 343 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/19 13:49 ID:YlXMAJ2G]
- >339.340なるほど。
なんか火曜サスペンスみたいだ、と思ってボーッと見てたがそうゆう心遣いもあったのか。
- 344 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/19 16:49 ID:+IyzRVDt]
- 差別文学の金字塔と言われる島崎藤村『破戒』
オトマツが同僚の教師に生い立ちを問い出され、怒りに打ち震える場面 オトマツが遂に自らの生い立ちを教室で生徒たちに告白する場面 特に後者はこの小説のハイライトとでもいうシーン。涙もろい人は泣くかも 次回は昔映画化もされたこの名作をドラマ化してもらいたいものだ 砂の器は原作においてもハンセン病自体が前面に押し出されてないばかりか あってもなくてもこの話は成り立つのではないか。むしろ噂されている父親が 殺人犯であったという設定のほうが視聴者に真に迫ってくるのではないか
- 345 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/19 16:57 ID:VpPmWCoE]
- >>344
『破戒』ですか? まあムリでしょう。実現したら、バカな2ちゃんウヨ厨 はネタを与えられて喜ぶだろうけどねw
- 346 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/19 17:02 ID:tVi3eX1B]
- 確かに。
- 347 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/19 17:50 ID:sPL6E6RX]
- >>342
ナイスツッコミw
- 348 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/19 21:14 ID:Q4c5D0PR]
- >>344
オトマツ? ぷっ
- 349 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/19 21:24 ID:JqL6XuM8]
- >>344
>砂の器は原作においてもハンセン病自体が前面に押し出されてないばかりか あってもなくてもこの話は成り立つのではないか。むしろ噂されている父親が 殺人犯であったという設定のほうが視聴者に真に迫ってくるのではないか いや成り立たないと思われ。いまのテレビ版ではハンセン病でないとサンデー毎日 に出ていたが、かなり難しい設定が必要かと。
- 350 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/19 22:12 ID:s+ZnKToQ]
- つーか、今は癩病の差別について良く分からないから、
プロット自体に無理があるんじゃないのかな。 癩病以外に他に代りになるものもないでしょ。
- 351 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/19 22:36 ID:/RS7hEfm]
- >>344は偉そうなこと言う前に、
日本語を小学校からやり直した方がいいな。 「差別文学」っていう表現も間違ってるし。
- 352 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/20 11:40 ID:hNaIaoR5]
- >>348-351
原作もろくに読んでない、漫画のふきだし部分の範囲しか会話が 出来ない低脳どもが偉そうなことを言うんじゃない 差別文学は確かに間違ってるが、その後の表現には高い評価を与えてやりたい
- 353 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/20 11:45 ID:/mcDJ8jw]
- じゃあ、なんだ、
現代では、殺人犯の父親が親子関係を否定するのが自然なのか? どうしようもないな、>>352は。 うっかり書いてしまった>>344より酷い。たっぷり考えてもそれか。
- 354 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/20 11:58 ID:hNaIaoR5]
- >>353
なんだ?ラリってるのか? 昼間っから酒に溺れてるんじゃねーよwww駄目親父www >現代では、殺人犯の父親が親子関係を否定するのが自然なのか? どこをどう読んだらそんなレス出来るんだ? ひょっとして、殺人犯の息子じゃないのか?wwwww ハハハあんた顔真っ赤だよww
- 355 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/20 12:03 ID:Q2pHqmEs]
- >>344=352だろ。
丑松を「オトマツ」とずっと読んで来てたのがバレて大恥かいてるのに まだ無駄な抵抗してやがるw おまえに言われんでも普通の人は みんな「砂の器」「破戒」ぐらいとっくの昔に読んでるんだよ。
- 356 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/20 12:12 ID:hNaIaoR5]
- >>355
>>>344=352だろ。 お前の蒸発して簡素化した脳みそでよく分かったなw褒めてやるw 新潮の破戒読んで見ろよwwwオトマツなんだよ
- 357 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/20 12:16 ID:/mcDJ8jw]
- >>356
> >>>344=352だろ。 > お前の蒸発して簡素化した脳みそでよく分かったなw褒めてやるw 君は馬鹿だけど正直でいいね。
- 358 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/20 12:21 ID:hNaIaoR5]
- >>357
>君は馬鹿だけど正直でいいね。 サンキュー。だが俺がお前をブチ殺さないうちにどっかに消えてくれないか
- 359 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/20 12:39 ID:hNaIaoR5]
- ストーリー
小説の舞台は、北信濃の封建的色彩が濃く、未だ差別意識の強い旧城下町飯山。被差別部落出身の青年教師・瀬川丑松(うしまつ)は、周囲にそのことを隠して生きていた。 丑松が長野の師範校から飯山に奉職の身となった時、父は一人息子の前途を案じ、被差別部落の子が世に出て身を立てるただ一つの希望、ただ一つの方法を言い聞かせた。 今検索したらウシマツで正しいらしいな 多量の書物を読んでるから何かと勘違いしてしまったらしいね
- 360 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/20 13:11 ID:O06SVKhq]
- 和賀英良が三木謙一を殺害した時の胸中は原作ではほとんど書かれていない。
映画でもそこのところが描ききれていない(想像はできるが・・・・・) 現在放映中のテレビドラマはそこのところを上手く描いている。 (中居の演技は臭い、赤井は大根、所詮テレビドラマという意見もあるだろうが) 成功するか否かは別として、原作や映画ではスポイルされていた犯人・和賀英良の 心の変遷を描こうとしている今回のドラマは『砂の器』の穴を埋める試みだと評価できる。
- 361 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/20 13:14 ID:hNaIaoR5]
- 元々日曜の9時にやるような内容ではないね
ハンセン病を省いても十分原作の本筋を逸脱することなく伝わると思うがね 原作を忠実に再現したとしても、最近の宿泊拒否騒動で内容変更は回避出来ないと思うがね
- 362 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/20 13:20 ID:KQ0MIedE]
- ハンセン氏病の部分が差し替えられていても主題は変わらないので
映画を観た視聴者は上手く脳内処理して『砂の器』ワールドを再構築しようよ。
- 363 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/20 13:30 ID:/KnMXbte]
- そういえばドラマでは和賀が三木を突き飛ばす時に敬語使ってたな。
「もう秀夫はいないんですよ!!」とか・・・・・ 恨みの対象なら「もう秀夫なんかいねぇんだよ!!」という暴言になるはずだが。
- 364 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/20 13:37 ID:fQAOsyR3]
- >>363
三木謙一の人柄に尊敬の念と自分たち親子を救ってくれたことの恩義を感じてるんじゃないか?
- 365 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/20 13:53 ID:ENPodrq+]
- >>364
それだけじゃないと思うが・・・・ 映画では三木夫婦に世話を受ける秀夫は終始険しい表情のまま。 三木宅家出の際に血相変えて探し回る謙一を草陰に隠れて見ている秀夫の表情は相変わらず険しい。 しかし泣く。ボロボロ泣いている。まるで父・千代吉と別れた時と同じように泣く。 秀夫を世話するうち実の子供のように愛情を持ち養子に迎えようとした夫婦と同様、 秀夫も三木夫婦を実の親のように慕っていた。しかし自分の素性を知る世間は冷たい。 この村にいる限り迫害を受け続けることになる。だから秀夫は三木夫婦の下を去る。 和賀にとっては三木謙一は父親に等しい存在。
- 366 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/20 15:51 ID:jYfK9oEN]
- 本浦千代吉・秀夫親子が宿命を背負っているというのは当然の解釈ですが
私は三木謙一も相当深い業を持っている人であり彼も宿命を背負っていると思います。 三木はただひたすら優しく全ての人を包み込む暖かさがありました。 普通の人はそこまで出来ない。三木は異常な存在なんです。 バイタリティーありすぎなんです。 三木のお節介を受け入れられる人達は彼を聖人君子のように讃えますが、 受け入れられない人には三木のバイタリティー溢れる絡みには恐怖を感じるかも。 三木謙一を尊敬し慕いつつもこの頑固で一方的な押しつけは和賀にとって避けられない 障害と感じたのではないでしょうか。 「自己保身のための怨恨による殺人」というのは法律上の表現であって 殺害の刹那に和賀を支配したのは、三木の凄まじい行動力に対する純粋な恐怖だと思います。 いずれにせよ三木謙一は殺されるべくして殺されたといえます。 三木謙一も業が深く、また彼なりの宿命を背負っていたと言えるんじゃないでしょうか。
- 367 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/20 15:54 ID:EZB/hd3Z]
- >>365
自分の脳内としては、 だからこそ三木の元を去る=実の父親を捨てる(過去を捨てる)に なるのかなと。
- 368 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/20 15:56 ID:EZB/hd3Z]
- >>366
なるほど。そういう見方もありですな。
- 369 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/20 22:02 ID:shVY70G6]
- どうでもいいけど、
完全に「ハンセン病」という用語がメディアで定着してるのに、 いまだに「ハンセン氏病」って書き込んじゃってるヤシって 相当いい年こいたオヤジなんだろうな。 いや、もしかしたらジイサン?(この板だったら十分ありえるw)
- 370 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/20 22:28 ID:Q3/zeC/K]
- しかし、なあ..........
俺みたいな貧乏人のプーから見ればハンセン病の元患者って羨ましいワ 補助金かナンか知らんけど今ままでに数千万円以上もらって、住やら食やらの 心配もなく蓄えも多く、その上また国から数千万円の支給 もちろん老後の心配は全くない障害者年金 その一方でリストラ、生活苦、などで年に3万人以上の自殺者 ハンセン病に感染したいデ
- 371 名前:この子の名無しのお祝いに [04/02/20 22:55 ID:uvsBhHQ9]
- >>370
今となっては、そういうことも言えるかも わからないが、昔は悲惨だったぞ。 個室ではなく大部屋でプライバシーはないし、断種手術なども 当然のように行われていた。 少しでも反抗的な態度をとったら、懲罰房に入れられるし。 もちろん、大半の家族は音信不通で、望郷の念にかられながら 無縁仏となって生涯を終えるしかなかったんだぜ。 もっとも、賠償金が出ることになって、急に家族や親類が名乗り 出てきたようだけど。
- 372 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/21 10:38 ID:iMP26HJ9]
- >>369 岡山の慈香園から不自由な手に難儀しながら書込みしています。
- 373 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/21 11:10 ID:pkhVgMT+]
- >>365
秀夫がみせる険しい表情。それを作らせているのはなにか? それは世間に対する“憎しみ”と反撃しても通用しないための“我慢” この憎しみと我慢が秀夫の放浪生活を支配している。 夫婦の世話を受ける秀夫の表情は終始険しいままだが、実際はなついていた。 三木夫婦を父母と認め慕い新しい家庭で暮らしたい。 そう思う秀夫だったが彼の胸中に言いしれぬ不安が生じる。 元の家庭はハンセン病の家族という宿業により崩壊している。 三木夫婦と自分の生活もいずれは・・・・・・・・ 大好きなおじさんおばさん、いや心ではお父さんお母さんと呼べる二人のもとを去る。 自分を必死に探す謙一に「お父さん」と叫びたいのをグッとこらえ我慢する。 自分に対し再び親子の別れという苦しい道を選ばせた運命を呪い憎んだ。 家出し草むらに潜んだ時の険しい表情を形作ったのは世間に対する憎しみや我慢ではなく 三木夫婦との別れに対する我慢であり、運命に対する憎しみだった。 「一人で生きていかなければならない・・・・すべてを秘密にして」 彼が宿命を感じたのは三木謙一のもとを去るまさにあの時だ。 私はそう解釈しました。 (長文でスマソ) m(_ _)m
- 374 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/02/21 11:17 ID:QnRNieJT]
- ところで現在、ハンセン病の発生数は国内で年間どれほどあるのだろうか?
ちょっくら調べてみようか・・・
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