- 267 名前:名無電力14001 [2009/11/18(水) 18:46:14 ]
- >>266
■環境相“書簡”の波紋 インドのこうした変化は、今年5月に発足した第2次シン政権の環境相にラメシュ氏が就任し、 いっそう顕著になっている。ラメシュ氏は就任時にシン首相から「地球温暖化はインドがもたらした 問題ではないが、解決策には関与しよう」と指示を受けたと明かす。国内外で開かれる会合などを 通じインドの立場を盛んにPRしている。 そうした中で、大手インド紙が先月報じた「スクープ」が波紋を呼んだ。ラメシュ氏がシン首相に 「インドは排出量削減義務を負うべきだ」と方針の大転換を迫ったとする、首相への書簡を すっぱ抜いたのだ。同氏が報道内容を肯定することはなかったが、与党・国民会議派からは 「説明を求めたい」との追及の声が上がった。 事実関係の真偽はともかく、「スクープ」が世に出たのは、首相やラメシュ氏の排出量削減への 積極姿勢に強い危機感をもつ政府内の抵抗勢力が、牽制(けんせい)のために“画策”したのではないか、 との見方がもっぱらだ。この一件は、国内世論を見据えた地球温暖化対策のかじ取りが容易ならざる ものであることを物語る。最大野党のインド人民党の重鎮、ジョシ下院議員は「気候変動問題は 全国民にかかわる。政府のうわべだけの対応ではだめだ」と批判する。
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