- 472 名前:名無しさん@恐縮です [2020/02/24(月) 17:39:10 ID:Yei8hoBe0.net]
- でも、声優を選ぶ側が望んでいるのは実は“ステレオタイプでない”役者なのです。
1万人いる声優の中で少しでも抜きん出た、はみ出た何かを持つ人間。 こんなことを私が言うのもなんですが、声優学校や養成所というのは非常に儲かる商売です。 学校には、生徒たちの将来の面倒をみる義務がありません。 売れなければ「お前のせいだ」でおしまい。うまいことスターが出れば「ありゃあ俺んとこで育てたんだ」と言えばいい。 はっきり言って、ローリスク・ハイリターンです。ハイリスク・ローリターンな声優業と比べてなんたる違いでしょう。 私は時々、声優界もいっそ、演歌歌手や落語家の世界のように徒弟制度を取り入れたほうがいいんじゃないかな、と思うことがあります。 まだまだ足りていないけどこいつはちょっと面白いかもな、と思った子を弟子にして連れ歩くわけです。 実際私も、父(大塚周夫)や納谷六朗さんにくっついてあちこちに顔を出していました。 そんな体で、例えば私が若い子を自分の現場に連れていき、「明夫さん、いつもひき連れてるあの子誰ですか」 「ありゃあ俺の弟子だよ」なんて会話を繰り返せば、業界の人たちに「大塚さんの弟子の○○君」として覚えてもらえるはずです。 私は見どころのある若い人の頼みであれば、そのくらいの面倒はみたっていいと本気で思っています。 給料は渡せなくても飯くらいは食べさせるでしょう。 しかしそう書いたところで、先輩声優のところに押しかける若手声優はまずいません。 「自分には無理だ」「そこまでしなくても、きちんと学校を出ればなんとかなるんじゃないか」と大体の人が思ってしまうのです。 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200224-00323633-toyo-soci&p=3
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