- 378 名前:名前なカッター(ノ∀`) [2005/05/23(月) 02:38:44 ID:gX/OMCrT]
- 一貫斎国護の件で質問さしあげた者です。
皆様、書き込みいただきありがとうございました。 >>358.359.363様 大変参考になります。浅学な私には勉強になることばかりです。 国護が2級品というのはやはり否めないようですね。 「地鉄が白っぽい」との書き込みを見まして、手持ちの新刀寿命の脇差と比べてみました。 あまり差は感じられなかったのですが、やはり鍛えの跡が見えない点が気になりました。「護国銘には謹作を切った銘が多い」のは、やはり2級品であることを銘切りでごまかそうと(笑) した物なのかもしれませんね。 やはり木製に鼈甲張り付けもあるのですね。無垢鼈甲は圧縮して加工しているとは、、、「こんなに厚い鼈甲があるのかな」と疑問に 思っておりました。代用鼈甲かどうかはご教示いただいた方法で確認してみたいと思います。 鼈甲無垢であることから、「佐官用を改造した物」という疑念が晴れるのでは、、、と期待したのですが。 切羽は他の旧式軍刀を拝見しますと、もっと厚手のもの(金色)が使われていてアルミ製であることを考えると「後補かな」と思いました。 刀緒はやはり将官の正緒でも略刀緒でもないようですね。付属の物がどういった刀用の刀緒かわからないのは残念ですが、しっかりした物でしたので 別箱に保管し、現在は以前入手した佐官用正緒(複製)をつけています。 かなりの安物ですが、、、。 <釘穴のどちらがうぶ穴かは、どのようにして調べればよいのでしょう?> ただご指摘のとおり、将官用拵えが特注品であったであろうことを考えると、うぶ穴に合わせて柄を製作するのが道理で、どちらがうぶ穴であったとしてもやはり刀身は後補と考えざるをえないのかもしれません。 しかしかなり細身の刀ですから、もともと旧式軍刀(サーベル)用につくられたものでしょうか。 入れ子は早いうちに資金を貯めて、白鞘・つなぎとともに工作に出したいと思います。現在は鯉口がかなり緩んでおり、刀身のことを考えると急いだほうがよさそうです。 オークションで購入したので、どこの刀屋さんがよいのかまだ決めかねております。 <一般的な刀屋さんでは、軍刀拵えは嫌がられるでしょうか?> 目釘の件は私も気になっておりました。桜花の金属ネジ目釘は見た目よいのですが、鼈甲や金線・刀身への影響を考えると普通の竹釘のほうが良さそうですね。早速行いたいと思います。 柄の金線はヨリ線の両サイドに真鍮の針金線が入るとのことですが、柄を分解するとらせん状に金線が巻かれていたので、自分で真鍮の針金線を入手して巻いてみたいと考えています。 <何か注意点(サイズ・材質など)があればお教えください。> 現在までのご回答から考えると、 1:佐官用を将官用に改造した拵えか、将官用の拵えに 2:別の旧式軍刀用の一貫斎国護を目釘穴を開けて合わせ 3:別の刀緒を付属させた。 となりそうです。 出品者に、 1:「寿広 国護 靖広と銘を変えており 全て同人です」と説明文にありますが、写真中の解説文には「弟子打ちの洋鉄刀には『国護』と区別して切銘している」と書いてあります。本刀は弟子打ちによる洋鉄刀と判断してよいでしょうか? 2:柄の鼈甲に補修(目釘穴下方の白い部分)が見えるように思いますが、状態はいかがでしょうか?また、金線にゆるみはありますか? 3:駐爪の状態はいかがでしょうか?欠けなどはありませんか?作動しますか? 4:鞘に錆があるとのことですが、ニッケル鞘ではなく鉄鞘にメッキした物でしょうか?へこみはありますか? 5:ハバキの材質は何でしょうか? 6:白鞘はありますか? 7:佐官用軍刀の黒水牛の柄を、戦後鼈甲に代えた物も多いと聞きます。本刀は来歴・構造などで将官用であることを示す物は何かありますか? と質問いたしました。 終了7日前に質問し、同じ内容でもういちど質問したのにオークション開催中には回答がなく、落札後に「購入の意思は揺るがないので確認したい」と伝えて、はじめて答えたわけがなんとなくわかった気がします。(笑) 「値段的には雰囲気を考えれば安いでしょうね」との書き込みにだいぶ救われました。 ただ合わせ物だとしても、時代の物であることに変わりはありませんので、少しでも状態をよくすることに力を入れ大切にしたいと思います。
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