- 952 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2007/10/10(水) 00:45:57 ID:+Ruo9d03]
- >>951
本来稲作文化にとって、豚の飼育・食用は、本来なら必要不可欠とも言えますね。 というのは、穀物食一般の傾向として、文化が発展して洗練されればされるほど 精白穀物を食べたいという欲求が生まれるわけですが 米は精白すればするほどビタミンB1が致命的に不足してしまう。 ビタミンB1の補給にとって、一番効果的な食材が豚肉なので、 高度な稲作文化の食文化は、日本とイスラム教普及地域を除き、 ほぼ必ず豚肉食を持ちますね。 麦食圏における、必須アミノ酸を補うための乳製品と同じ役割です。 大和民族は、早々に豚肉食を捨ててしまい、渡来人の豚肉食いを横目に見ながら 自分たちは、狩猟したイノシシは別として、豚は食べなかったらしいことが 古代の便所の遺跡から解ったりします。ということからして、 「日本人なら米だろ?日本人の心は米!」というのは神話であるような気がしますね。 もし日本文化が本当に米食文化の主流だったら、脚気続出で白米信仰に突入する 近世から明治大正のような悲惨な状況にはならなかったはず。 日本人の食文化のベースは、本来は稗食だったような気がします。 まあ、これは華北の漢族の食文化のベースは、 麦ではなく粟食だと言うのと同じレベルの話ですが。
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