- 311 名前:白馬青牛 [2007/06/14(木) 02:12:56 ID:39AI6yVB]
- 日本の特務機関のスパイとして、蒙古・チベット・インドに潜行した
西川一三氏は、ラサの中部チベット人の性格を、 「彼等の性情は、表と裏の両極端を持っている。権力、財力の強い者には まったく猫のように温和しくかいかぶり服従するが、弱者とみるや、 まったく正反対の性質をもって遇する。その裏には、物凄い敵愾心と 復讐心が充ちている。頑固で自尊心が強いが、追従と模倣を拒(こば)ま ない。謙遜心に富み儀礼に篤いが、甚だしく卑屈である。 悠長のようで短気である。いわば彼等は、猫の眼のような性質を 持っている。この猫の眼が、強者と弱者に対するときは必ず 変わるのである。主人が侍者達に対する態度は牛馬に対するのと同じだ。 彼等を虫けら同様としか思ってないのである。不道義を不道義としない チベットの官憲は支那官憲に捕われる以上に危険であることを、 感ぜずにいられなかった。」と。 遊牧地帯の東チベットは、中部チベットとまた違う気質であるが。
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