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【朝ドラ】ゲゲゲの女房でエロパロ【昭和のかほり】



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/05/05(水) 12:07:38 ID:wXoQLilw]
なさそうなので立ててみた

177 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/03(木) 06:37:29 ID:5sd5PU50]
>>159
だんだん!
「子猫の鳴き声ってどんなだ?」と思って
つべで確認してしまったw
こうして聴くとエロいw

178 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/03(木) 08:36:55 ID:LX2evkWa]
>>162
こっちだって、二人で頑張りたいわっ!にワラタ

熊楠先生並の性欲をもてあます茂さんに萌え
仕返し版お待ちしとります
だんだん!

179 名前:浦木騒動1 mailto:sage [2010/06/03(木) 09:02:08 ID:Jb9JtShn]
萌えがなんとか文章にまとまったので投下します。
非エロです。


布美枝が夕ご飯の支度をしていると、玄関の開く音がした。
「お帰りなさい!」
茂が散歩から戻ったのかと笑顔で振り返ってみれば、
「やっ。奥さん、ごぶさたしとります。
ゲゲは留守ですかな?」
「浦木さん!」
茂の腐れ縁の幼友達が我が物顔で入ってきて、断りもなくちゃぶ台の前に座り込んだ。
「いや〜、いい匂いですな〜今日の夕御飯はなんです?」
とあつかましく鼻をひくつかせている。
「うちの人はそろそろ帰ると思いますが…。
あの、よかったら、夕飯食べていかれますか?」
「おおっありがたい!旦那と違って奥さんは気前がええですな〜。」
布美枝は苦笑する。この傍迷惑な男はいつも問題を起こす悩みの種ではあるが、
なぜか憎めないのだ。
「そうそう、今日は奥さんにええ土産があるんです。」
と、浦木は後ろ手に持っていた一冊の本をだし、ちゃぶ台におく。
「じゃーん。この浦木がプロデュースした本です!」
「?何ですか?この本。えっと…妻の心得?」
浦木が持ってきた本は、薄紫色の表紙に黒で「妻の心得」とだけ書いてある、
布美枝にはあまり馴染みのない装丁のものであった。
しかし題名には心惹かれるものがある。
「これは…妻として、勉強になるような本なんでしょうか?」
「そう!まさにそうですよ〜奥さん!
 この本に載っている、ありとあらゆる手管を習得すれば、
 旦那大喜び!家庭円満!」
「あのっ、うちの人の役にも立つでしょうか?」
布美枝は勢いこんで尋ねる。
「もちろんですよ〜!ゲゲも喜ぶに決まってます!
 すべての夫婦に贈る、旦那の夢がつまった素晴らしい本ですよ!」
布美枝は期待に頬を染め、早速ページを捲ろうとした。

180 名前:浦木騒動2 mailto:sage [2010/06/03(木) 09:05:36 ID:Jb9JtShn]
その瞬間、
「おう、今帰ったぞ。」
「あっ、お帰りなさい!」
布美枝は開きかけた本を閉じ、夫を迎えるために立ち上がる。
「なんだ、浦木がきとるのか。突然どうしたんだ。
 …さてはまた何かたくらんどるんじゃないだろうな?」
茂が冷たい目で浦木をじろりと見た。
「たくらむとは失敬な。新しく作った本をお届けにきただけだ!」
と浦木は胸を張り、ちゃぶ台の上の本をビシッと指差す。
茂は本を手に取り、
「なんだ?妻の心得?」
不審気にパラパラと開く。
と、みるみる茂の目が見開かれ、布美枝が横からのぞきこむ前に、
本はバタンと勢いよく閉じられた。
「浦木〜!!!なんちゅうもんをもってくるんだ!」
それは夫婦の夜の生活、特に女性側の技巧や誘い方について懇切丁寧に書かれた、
図解入りの指南書であった。
「どうだ〜ええ本だろう。
 これで奥さんが勉強すれば、めくるめく夜が…って、おい!ゲゲ!何すんだ!」
「だらっ!余計なもん持ってきおって!」
茂は本を投げ捨て、片手で浦木の襟首を掴み、玄関へ引きずっていく。
「ちょ、ちょっと待てって!ゲゲだってうれしいだろ?
 奥さんがあげなこと、こげなことだぞ?」
引きずられながらも必死な浦木の言葉に、一瞬茂の動きが止まったかに見えた。
が、すぐに強制送還を再開し、器用に開けた玄関から浦木を放り出した。
「なんだよーゲゲ!お前だって今一瞬想像したでねーか!」
鼻先で閉められた扉に縋りついて叫ぶ浦木の言葉を無視し、
部屋へ戻った茂の眼に飛び込んできたのは、、
今まさに女房が件の本を開こうとしている姿であった。
「こらっ!そげなもん見てはいかん!」
「あっ!」
布美枝から慌てて本を取り上げ、玄関を開け、扉の前に座り込んでいた浦木に投げつけ、
「それ持ってはよう帰れ!二度と持ってくるなよ!」
乱暴に扉を閉め、鍵を掛ける。
「ああ〜、晩飯食べ損ねた…。ゲゲのやつ…一瞬迷ったくせに…あーのムッツリが…。」


181 名前:浦木騒動3 mailto:sage [2010/06/03(木) 09:08:11 ID:Jb9JtShn]
そしてその夜村井家では。
「なして私には見せてくれんかったんですか?」
「あげなもん、あんたには必要ない!」
「だって浦木さんがあなたも大喜びだって。夫の夢が詰まっとるって。」
「つまっとらん!」
「だけどちょっこしくらい見せてくれてもええでないですか…。
 何かひとつくらい参考になったかもしれんのに。」
「参考になどならん!」
「じゃあせめて、どんな本だったか教えてください!」
「そげなもん忘れた!」
ため息を吐いてがっかりする布美枝。、
「なしてそんなに気にするんだ。もうええだろ。」
「だって、少しでもあなたの役に立ちたいんです!」
子猫のようにキラキラと潤んだ目で見つめられ、茂は思わず目を逸らす。
「今だってこの目にこげに惑わされとるのに、下手になんか勉強されたりしたら、
 どげな事になるか…。」
横を向きブツブツとつぶやく夫の顔を、布美枝が下から覗き込む。
「?何か言いましたか?」
「な、何でもなぁ!とにかくこの話は終わりだ!仕事する!」
無邪気な目に更に動揺させられ、茂は慌てて仕事部屋に逃げ込んだ。

「まったく、あいつは妙に生真面目だからな…。
 あげな本を渡したら、必死に勉強して免許皆伝までいきかねんぞ。
 なんとか見せずにすんで助かった…。」
茂は胸を撫で下ろし、仕切り直しとばかりに原稿にむかったが、
どうも先程ちらりとみただけの図解と女房の姿が重なり、目の前にちらついてしょうがない。
「あげな本、普段はなーんにも感じんのに…。」
茂は机に突っ伏し、今夜は仕事になりそうにないと、浦木と女房を怨むのであった。

その頃、襖を隔てた隣では。
「もお、自分ばっかりみて、全然教えてくれんのだから…。
 よっぽど難しい内容で、私には無理だと思われたんだろうか。
 あーん、気になる!
 …そうだ!美智子さんに聞いてみよう!
 ええ本だったら店に仕入れてもらえるかもしれん。そうなったら貸してもらおう。」
隣で夫が悶々としているとも知らず、無邪気な女房は自分の思いつきに機嫌を直し、
ニコニコと壁の絵を見つめていた。
一反木綿は何故か、あーあ、と肩をすくめたように見えた。

オワリ


お目汚し失礼いたしました。

182 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/03(木) 12:28:36 ID:SAhFPi5e]
>>179乙!
とりあえず浦木GJすぐる!こういう浦木が本放送でも見てみたいw
美智子さんは本を仕入れてくれるのか気になるわぁ
ゲゲは何気に都合が悪くなると仕事部屋に籠るんだなw


183 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/03(木) 14:26:09 ID:tKpTGz1j]
>>179
あああ日々素晴らしい新作が拝めるなんて‥
本当に夢のようだよ父さん!
どこまでも硬派なしげーさんに禿モエスですw
理性と本能の間で葛藤する男性の姿には
何か胸ときめくものがありますなw

上の方でふみちゃん妊娠話書きたいと言ってたものですが
とりあえず今週の放送全話観終わるまで待っててごしない
語彙力も無いし文章も拙いですが
愛だけは込めて書きたいですw

184 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/03(木) 17:24:00 ID:+fiey7OH]
>奥さんがあげなこと、こげなこと

仕事部屋に逃げ込んだゲゲの頭の中でぐーるぐるw
職人さんだんだん!

>>183
待っちょります。
楽しみー!

185 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/03(木) 17:39:37 ID:8tzM25mW]
免許皆伝w悩むしげーさんが可愛い。浦木なら本当に作りそうな本だ。



186 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/03(木) 18:21:09 ID:Go/e2fTa]
妊娠中って眠い。
原稿の手伝いをしながらつい、ウトウト…

妊娠中って食欲旺盛。
お裾分けでいただいた大福、「茂サンのお夜食に♪」のつもりが、コソーリ1つ摘み食い…


187 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/04(金) 07:44:33 ID:AbqZx4i3]
↑そういうのおながいします

188 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/04(金) 14:30:49 ID:2/A9+RqS]
>>179
だんだん!
薄紫に黒なんて装丁からしてアヤシそうだw
ドギマギしてる茂に気づかない無邪気なフミちゃん萌え
一反木綿もカワユスw

189 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/04(金) 18:43:48 ID:AbqZx4i3]
赤ちゃん産まれたら育児にテンテコマイな布美枝サン、茂サンがヤキモチ妬いたりして。

190 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/04(金) 19:41:01 ID:irUE1xgm]
>>189
萌ユ〜ル
偉大な母になったふみちゃんなら、ありったけの母性でもって
ヤキモチ焼く年上亭主を優しく包み込んでくれそうだ…

てか、向井リのしげーさんは赤ちゃん凄く好きそうw
ずっとダッコしてそうな感じ

191 名前:新婚さんエロっしゃ〜い1 mailto:sage [2010/06/05(土) 02:30:22 ID:QAjR+nMO]
トントントン…トントントン…
ネギを刻む規則正しい音に誘われて
茶の間で座布団を枕にスヤスヤと眠っていた茂が目を覚ました
「んっ…」
ボサボサ髪をかきながら起き上がると掛けられていた毛布がずり下がる
ボ〜ッと焦点定まらない目で辺りを見渡す

「あら。」
「俺…寝てたんか?」
「えぇ。気持ち良さそうに、よう寝ちょってましたよ」
「そげか…んっ…もう夕方かぁ」
「もう少ししたら夕飯出来ますけぇ。お茶飲まれますか?」
「んぅ…んっ…ええ」

眠くはないが、ゴロゴロと寝転がってみる
このところの慌ただしさからやっと解放されて久々の休日といったところの茂だった

トントントン…トントントン…
なにげなく音がする方に目を向けてみる

野菜を刻む音も
寝てる間に掛けられていた毛布も独身の頃には無かったものだ
日常の何気ない事に結婚したのだと改めて実感する

日頃は、ご飯が出来て呼ばれるまで仕事部屋に籠っているのが常なので
布美枝が料理をする姿を目にするのは案外初めてかもしれんと、のんびり考えながら眺めていた

幼い頃は近所の悪ガキに『電信柱』と揶揄され
夫にも『一反もめん』にたとえられた長身の布美枝にとって古い日本家屋の台所は小さすぎた
そのため何か作業する度に人一倍、前屈みになったり
腰を曲げたりしなければならなかった

その度に丸みのあるお尻が自然と強調され
スカートの裾もヒラヒラと揺れる
そんなつもりは無かったはずだが男の悲しい性なのだろうか
体制を何度も変えながらついつい覗きこんでしまう

布美枝が火加減を見ようと屈んだ拍子にチラリと茂のお目当ての物が目に飛び込んできた

「………白か……一反もめんだけあって、よう似合っちょる」ボソッ

「はい?何か言いました?」
「いや。なんも言うちょらん」
「そげですか」
特に気にする風もなく料理を続けた

192 名前:新婚さんエロっしゃ〜い2 mailto:sage [2010/06/05(土) 02:33:15 ID:QAjR+nMO]
旨そうな匂いにつられて、もそっと起き上がり台所の鍋をのぞいてみる
いろんな野菜がコトコト、コトコト煮えていた

「煮物かぁ。うまそうだ」
「よぉ煮たんで味が染みちょりますよ。一つ味見してみますか?」
「あぁ」

布美枝が鍋から野菜をひとつ箸でつまんで
「熱いですけん」と、ふぅーふぅーと冷ましてから茂の口に運んでやる
素直に『あ〜ん』と口を開ける姿は、まるでエサを待ちわびる雛鳥のようで布美枝は、思わず笑ってしまった

「どげですか?クスクス」
「ええ。よう味が染みててうまい!」
「そげですか。クスクス」
「なんね?なに笑っちょる?」

「いいぇなんでもなかですよ。クスクス」
「うそつけっ。言え!」「クスクス。うちには手のかかる大きな子どもがいるなぁと…フフフッ」
「俺か?40男になに言うちょる」

「いまの『あ〜ん』は、可愛らしかったですけん。」
「かわいい言うなっ!」
「はいはい。すんませんでした。クスクス…危ないですけん、あっちで座って待っちょってください。フフッ」
言いながら茂に背を向け鍋の火を消す

布美枝に軽くあしらわれ、ムッとした茂が布美枝の背後から抱きついて反撃に出た

193 名前:新婚さんエロっしゃ〜い3 mailto:sage [2010/06/05(土) 02:37:25 ID:QAjR+nMO]
「きゃっ!なんです!危ないですよ」
「ふんっ。俺が子供なら、あんたは母親じゃろ?甘えとるんじゃ」
「えぇぇ!これじゃ夕飯の支度出来ませんて!」「知るかっ!!子供扱いしたんはそっちだ!」

「すんませんて!私が悪かったです」
そう言いながら顔だけ振り返った布美枝のブラウスの第一ボタンが緩んでいたのか、ぷつりと外れた
布美枝は気付いていない

開いた襟元から胸の谷間が見えて茂はドキリとする

困ったように見上げてくる瞳や
半開きの口元が誘っているように見えてきて茂の体に火を灯してしまった

茂は、ぐっと布美枝に体を押しつけより密着させた
布美枝は流し台と茂に挟まれてしまい身動きが取れない

茂の腕がスッと布美枝の体から離れたかと思うと
次の瞬間
「!!」ススッ…と、尻を撫でられ驚き
何か言いかけた布美枝は、身を捩ろうと動いた
不意に項に生温かい茂の吐息を感じて背筋に電流が走り身震いして言葉にならない
それに気付いた茂は、すかさず首筋に唇を這わせたり
耳朶を甘噛みして攻撃してくる

「んっ…ふっ…」
布美枝は流しの縁を力一杯掴んだり、下唇を噛んで快楽に流されそうになる自分をなんとか押しとどめようとする

そうこうしているうちに、だんだんと素足に風を感じ、スカートを捲り上げられ手が忍び込んで内腿を擦ったり
下着越しに布美枝の敏感な部分を撫でられているのがわかった

「ちょっ…待ってください!ちょっこしイタズラが過ぎますっ!」
必死に訴える布美枝のお尻に茂は、熱くなった自身の下腹部を押し当てる

194 名前:新婚さんエロっしゃ〜い4 mailto:sage [2010/06/05(土) 02:39:27 ID:QAjR+nMO]
「!!!」茂がすでに戯れだけでは済まないと知ってうろたえる布美枝

「あんたが誘ってきたんだろが」
「さ、誘って…なんて…んっ…」

「ほれ、見てみぃ」と、襟を広げられ布美枝にも自分の胸がはだけているのがわかった
更にブラウスのボタンを一つずつ外され
柔肌を掴まれ、揉まれ、乳房が茂の思うがままに形を変える
すでに立ち上がって固くなり始めた胸の先端を指で弾かれ
思わず声が漏れる


くるりと体の向きを変えられ布美枝は茂と向き合う
布美枝は懸命に両手で茂の胸を押して抵抗しようとするが
腕に力が入らず、茂はぴくりとも動かない
むしろ体を押しつけられ手を動かせなくなってしまった
「あ、あな…た…ごげなとこ…ろで…いけ…」
茂は、唇を合わせて布美枝の言葉を封じる
布美枝は逃げようとするが後頭部に手を添えられ固定されては動けない

布美枝が息苦しさに思わず口を少し開くと茂は、すかさず舌を捩じ込んできた
「んっ…ふっ…」
言葉にならない声が漏れ部屋に響く

195 名前:新婚さんエロっしゃ〜い5 mailto:sage [2010/06/05(土) 02:42:12 ID:QAjR+nMO]
布美枝の膝は震え立っていられなくなり流し台に寄り掛かっていた
手をついた拍子に台に上がっていたまな板と包丁は派手な音を立てながら流しに滑り落ちていったが、2人の耳には届かないほど激しく淫らに舌を絡ませあっていた

茂の支えがなければ床にに崩れ落ちそうな布美枝の腰に腕を回して少し抱き上げて
流し台に腰を下ろさせる

はだけたブラウスから零れて揺れる乳房に誘われて思わず吸いつく
きゅっと軽く歯を当てられ思わず布美枝は体をのけ反らせる
とうに布美枝は抵抗する気も失せて茂と快楽に身を任せていたが…

うっすらと目を開けると天井が映った

……………………!!
今日は、2階に居候の中森がいることを思い出し布美枝は慌てて茂に伝える
だが茂は「声だけ我慢せい」と、言うだけで止める気配はまったくない

乳房に吸い付きながら
手は布美枝の下腹に手を伸ばしていた
布美枝の下着はすでに甘い蜜にしっとりと濡れていた
茂は半ば強引に下着剥ぎ取り床に投げ捨てる

布美枝は足を閉じようとするが
茂は、それを許してはくれなかった

左足を持ち上げられて流し台の上に乗せられ
茂の眼前に布美枝の秘所が晒された
恥ずかしさのあまり布美枝は涙を零すが
茂は構わず、もう片方の足も流し台の上に上げてより足を開かせる

いつもは夜、薄暗い部屋の布団の中で交わるため茂も布美枝の秘所を明るい中でじっくりと眺めるのは初めてだった

親指で恥豆を擦りながら布美枝の顔を見上げると髪を振り乱し、涙で頬を濡らしながら
手の甲を噛んで声を押し殺して堪える姿に興奮した



196 名前:新婚さんエロっしゃ〜い6 mailto:sage [2010/06/05(土) 02:45:42 ID:QAjR+nMO]
とめどなく蜜を溢れさす泉に中指を差し入れて、ゆっくりと動かすと
ビクリッと布美枝の体が跳ねる

――熱い…指がとろけていまいそうだ――

何度も何度も指を差し抜きする
その度に淫猥な水音がグチュグチュと部屋にこだまする

もちろん布美枝にも聞こえているのだろう
懸命に羞恥に耐え顔を背け目を固く閉じていた

ビクッ「!!」
指とは明らかに違う生温かく柔らかな感触に驚き目を開くと
なんと
茂が布美枝の秘所に顔を埋めて舌で愛撫していた!

このような愛撫をされるのは初めてで、布美枝は驚きを隠せない
茂の肩を掴んで押し戻そうとしながら
「いけん…そげな…とこっ…あっ…あぁ………んっ!きたな…い……い…けんで…す…よ!……やめっ……や…めてご…しなぃ!はっ…あぁ…!」

茂は、むしゃぶりついて離れようとしない

布美枝はあまりの刺激に気が狂いそうになり、泣きながら髪を乱れるのも構わず
頭を左右に振る

茂は、やっと顔を離して右手で軽く口を拭ったが、まだ口の周りは濡れていた

(あれは…私の…はぁ…あげなこと…)

茂もかなり限界まできていた
ちらりと部屋を見回し先程の毛布の上に布美枝を寝かせようと流し台から下ろした

布美枝はよろけて茂の肩にもたれかかり乱れる息を整えながら、ぼんやりと目を開く

「いやっ…!」
急に茂のシャツを握り締め、胸に顔を埋め震える布美枝

布美枝を落ち着かせるため背中を優しくさすりながら
なにごとかと慌てて問いただす茂に
「あぁ…いけんですよ……おばばが…おばばが見ちょります!恥ずかしくて耐えられん…駄目です…」

茂が振り返ると棚の上に布美枝の亡き祖母の写真が飾ってあった

197 名前:新婚さんエロっしゃ〜い7 mailto:sage [2010/06/05(土) 02:50:00 ID:QAjR+nMO]
「あぁ。ははっ!そうか。なら…見えんよう、あんたはそっち向いとけばええ!すまんが…俺も我慢できん」と、茂にしがみつく布美枝の体の向きを強引に変え
流し台に手をつかせた

布美枝は、力が入らず自身を支えていることが出来ず流し台に上半身を投げ出すようになだれ込む

ひんやりとした台の冷たさが火照った体に心地よく、ほぅ…と一息吐き出すと同時に後ろから茂に一気に最奥まで貫かれた

「!!!はぁっ!…あっ…あぁぁぁ!」
慌てて手で口を抑えるが突かれる度に淫らに声は漏れるばかり
どうすることも出来ない

茂は、攻める手を緩めてくれず
後ろから手を回し布美枝の恥豆を弄ぶ

泣き叫びたくなる衝動を抑えきれない布美枝は力を振り絞って蛇口をひねる

勢いよく水が溢れ流しを叩く音が
布美枝の声をかき消してくれた

2人は一緒に果てて茂は布美枝の中に迸る熱いものを吐き出した
茂は布美枝から自身を抜くと
腿をつたってドロリと滴り落ちる

布美枝は床にへたりこみ子供のように泣きじゃくる

茂は、蛇口を捻り水を止め
布美枝の前にしゃがみ込んで、そっと抱きしめる
そんな茂の胸をポカポカ叩きながら
「うっ…うえっ…ご…げな明る…い……こげな…うぅっ…ところ…で…ひくっ…
おばばも…えぇ…ん…見とる…の…ぐすっ…にぃ」

「あぁ悪かった…よしよしっ
しかしなぁ〜俺が子供なら、こんなに初心なあんたは、まだまだ赤ん坊じゃな。あはははっ」
「もぉ…うぇぇぇえん…ひっく…ぐすっ」
茂は日が暮れても布美枝の気が済むまでいつまでもいつまでも抱きしめていたとさ



ちゃんちゃん♪


198 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/05(土) 02:54:43 ID:35pJz9TI]
ぬおー!リアルタイムで楽しませていただきました!
だんだん♪

やはりドSしげーさんはいいなww

199 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/05(土) 09:48:30 ID:oKD+ILeG]
GJ!
だが煮物が〜〜〜〜

200 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/05(土) 11:05:51 ID:qAuuK3ON]
ふみちゃんがちゃんと火を消してるから無問題。
てか自分は水道代が心配。

あ〜ふみちゃんが可愛い。
だんだん、だんだん!

201 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/05(土) 15:30:41 ID:8mxelRgh]
恥ずかしがるフミちゃんがかわええのう!聞こえないふりをしてそうな中森さんが少し気の毒w

202 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/05(土) 20:44:06 ID:bX4MeRas]
>>191
GJ!
泣きじゃくるフミちゃんカワエエ
フミちゃんは、イジメられる→最後に優しくされるパターンに調教されてるなw

203 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/05(土) 21:31:07 ID:q3irPGlw]
いやあ!すっごい萌えますた!!

職人さん、ありがd

204 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/05(土) 22:46:30 ID:8cKLJpqZ]
赤ちゃん可愛かったw
お母ちゃんになっておめでとう!だけどもうふたりのイチャコラはみれなくなるのかな
せめて一度は名前で呼び合ってみて欲しかった、、

205 名前:183 mailto:sage [2010/06/05(土) 23:19:19 ID:Cv5tdzVU]
>>191
どSなしげーさんもええですなw
ふみちゃんはどの職人様が書いても可愛いなあ
GJです
今更ながらタイトルに笑いますたww

赤ちゃん誕生記念に妊娠話書いてましたが
それと同時進行でしげーさんが子供時代の話が無性に書きたくなって
そちらを先に一気に完成させてしまったのでうpさせて頂きます‥
妊娠話はまた次回うp出来たらさせていただきます、スミマセヌ

ちょっこし長いですが宜しければまったりどうぞー
ちなみにエロパロ板なのに思いっきりノーマル話です‥
それでも良ければどうぞw
誤字脱字方言の違和感は大目に見てやってごしない orz



206 名前:しげーさんの思い出・1 mailto:sage [2010/06/05(土) 23:21:41 ID:Cv5tdzVU]
布美枝が掃除をしていると、棚の上で偶然アルバムを見つけた。
「こげな所にあったんだ」
被っていた埃を払い、ちゃぶ台の上でノスタルジーに浸りながらアルバムを捲る。
「懐かしいなあ‥」
仕事場の襖を開けて茂が出てくる。
「あ、お仕事終わったんですか」
「いや。気分転換にちょっこし散歩行ってくる」
「そげですか」
ふと、アルバムに目が止まる。
「何見ちょるんだ?」
「あ、私が子供の頃の写真です。お掃除してたら見つけて」
「あんたの子供の頃?どれ」
渡されたアルバムをパラパラ見ていると、ふと茂の手が止まる。

それは6、7歳頃の布美枝の姿だろうか。
目の大きな可愛らしい少女が写っていた。
何かを思い出すように、じっとその写真を見つめる茂。
「どげしました?」
妻の声にハッとする。
「いや‥何でもない。ほんじゃ行ってくる」
アルバムを閉じ、玄関先へ向かう。
「行ってらっしゃい」
優しい妻の声に見送られながら、ゆっくりと歩き出した。

「‥あの子‥いや、確かにあの子だ‥でも何であいつがあの子なんだ?分からん」
ぼんやりとした目でカラカラと下駄を鳴らしながら、
茂は少年時代の自分を今一度思い出していた。

207 名前:しげーさんの思い出・2 mailto:sage [2010/06/05(土) 23:24:10 ID:Cv5tdzVU]
「村井!またお前は遅刻しおって!」
「はあ、すんません」
「小学五年生にもなって、ちっとは気を引き締めんか!」
「でも朝飯が旨いですけん」
教室中にドッと笑いが起きる。
「本当に‥お前はどうしようもないな」
先生が呆れ返り片手で頭を抱える。
「もういい!廊下に立っちょれ!」
「はーい‥」
いつものことですっかり慣れっこなのか、開き直った足取りで廊下に向かう。
「全く‥あのだらずもんが‥」

そんな先生の気苦労もどこ吹く風か、茂はいつものように
廊下から窓の外をぼんやり見つめていた。
「来週は隣町の奴らが攻めて来るけんなあ‥何か作戦を練らんと‥」
苦手な算数は0点でも喧嘩に強い茂は、面倒見のいいガキ大将として何人かの子分を従えていた。

208 名前:しげーさんの思い出・3 mailto:sage [2010/06/05(土) 23:25:36 ID:Cv5tdzVU]
放課後。
校門をのんびり出てくる茂の後ろから声がする。
「おーい、ゲゲ待ってくれー」
声の主は、茂の子分兼友人のネコ安だ。
「何だ、ネコ安か」
「そこまで一緒に帰ろう」

田んぼのあぜ道をのんびりと歩く茂とネコ安。
ぽつりとネコ安がつぶやく。
「なあ、ゲゲ」
「何だよ」
「ペロの奴がオレを殴るんだ。仕返ししてくれんか」
「殴られたら殴り返せよ」
「あいつ体も大きいからオレでは力では勝てんよ。頼む」
「そげだなー」
「今度帰りに餅おごるけん」
「餅か。ええよ」
「そげか!大きなゲンコツ一発な」
「よし」

そんな話をしながら歩いていると、2、3人の男子が目に付いた。
誰かを囲んでいるようだ。
「? 何やっちょるんだ」
「ゲゲ、行ってみよう」
2人が近付いてみると、2、3年生位の男子が一人の同じ位の歳の女の子を囲んでいた。
そこでは男子三人組が女の子に詰め寄っていた。

209 名前:しげーさんの思い出・4 mailto:sage [2010/06/05(土) 23:26:50 ID:Cv5tdzVU]
「おいお前、今日先生に告げ口したな」
「大人しい癖に生意気だぞ」
「何とか言ったらどげだ!」
押し黙っていた少女が、小声でおずおずと言う。
「だって‥サヨちゃん困っとったけん‥いっつも掃除手伝ってくれんて」
その声は、今にも泣き出しそうだった。
そこへ茂が割って入って来た。

「おい、やめろ」
体の大きい上級生に、三人組はちょっと怯んでしまう。
「お前ら下級生だろ。男の癖に卑怯でねえか。こげに小さい女の子三人で苛めて」
「い‥苛めとらんわ!」
「只こいつがちょっこし生意気だけん‥」
それでも茂の態度は変わらない。
「そげなこと言うても女の子苛めとることには変わりはないわ。やめんか!」
ネコ安もその間に割り込む。
「そげだ。ゲゲを怒らせると怖いぞ。ゲゲのゲンコツは泣く程痛いぞー」
三人組は顔を見合わせると、逃げるようにその場から立ち去った。

210 名前:しげーさんの思い出・5 mailto:sage [2010/06/05(土) 23:28:19 ID:Cv5tdzVU]
「‥ケガしちょらんか?」
その子の顔を覗き込むと、茂は一瞬ハッとした。
色白で、長い睫毛に少し伏せられた大きい瞳に涙が溢れていたからだ。
茂はその女の子の顔を見て、幼い頃インテリな父が土産にと買ってきてくれた
舶来物のセルロイド人形を思い出した。
そして、その人形のように可愛らしい女の子の顔に正直少し不覚にも見とれてしまった。

「ゲゲ!何ボーッとしちょる」
ネコ安の声にハッとする茂。
「え‥?あ、ああ‥」
女の子の潤んだ瞳が茂を見上げる。
(「そげな目で見んといてくれ‥」)
内心ドキリとしていた茂だったが、とりあえず上級生らしく男らしく平静を装う。

「‥ケガは?」
もう一度優しい声で話しかける。
「‥大丈夫‥」
「そげか」
今にも泣きそうな声だったが、ケガはしていない様だったのでとりあえず安心する。
「何年生?」
「2年」
「家はどっちだ?」
「あっち」
「何だ、オレと同じ方か。途中まで一緒に帰らんか?」
女の子は一瞬考え込んだが、茂の優しいオーラに安心したのか二つ返事をした。
「うん」
「よし、帰ろう」

2人並んで歩き出す。
「おい、ゲゲ!」
ネコ安のことをすっかり忘れていた茂だったが、その声に振り向く。
「ネコ安、お前とはこの道でお別れだ。じゃあな」
何処か仲良さ気に帰る茂と女の子の後ろ姿を、
一人残されたネコ安はポツンといつまでも眺めていた。

211 名前:しげーさんの思い出・6 mailto:sage [2010/06/05(土) 23:29:34 ID:Cv5tdzVU]
2人並んで歩く茂と女の子。
女の子の目にもう涙はない。
今日一日何があったとか、たわいの無い話で盛り上がる。
「あ」
「どげした?」
「‥私の家こっちだから」
「そげか」
女の子の家が近付いて来たようだ。
「ほんなら、さよなら」
「ああ」
仲良くなったせいか、別れに一抹の淋しさのようなものを感じる茂。
「‥あ、そげだ」
何かを思い出したかのように女の子に駆け寄る。
「なあ、ちょっと」
「なあに?」
「そういや聞いちょらんかったけど、名前は?」
「・・・・・」
「そげか」

その子の名前なぞ、今ではとうの昔に忘れてしまった。
一番思い出したいことだというのに。

「お兄ちゃんの名前は?」
「オレは村井茂。皆はゲゲって呼んじょる」
「ゲゲ?」
「うん。茂だからゲゲ」
「ふーん‥‥ゲゲちゃんて呼んでもいい?」
ちゃんなんてガキ大将ぽくない仇名だが、
この子になら何となく呼ばれてもいいかな、という気持ちになる。
「ええよ」
「ほんなら。さよならゲゲちゃん」

その小さい背中を見送る茂。
その背中が見えなくなるまで、茂はそこに立っていた。

212 名前:しげーさんの思い出・7 mailto:sage [2010/06/05(土) 23:30:37 ID:Cv5tdzVU]
数日後。
遊びに出かけた茂。
いつものようにあぜ道を歩いている。
「そげだ。のんのんばあおるかな」
久しぶりに友達のような不思議な婆さんに会いたくなって、家に遊びに行くことにした。

その道中にある神社の境内で、見覚えのある女の子が木の枝で地面に落書きをしていた。
「? あの子だ。何しちょるんだ、一人で」
思わず声をかける。
「おうい。何しちょるんだー」
聞き覚えのある声にパッと振り向く。
「ゲゲちゃん」
女の子の元へと近付くと、何処か淋しげな顔で茂を見つめている。
「こげな所で女の子一人でおったら危ないじゃろが」
「‥うん‥」
「何描いちょったんだ?」
女の子の落書きを覗き込む。
そこには何やら丸い形をした変な生き物が描かれていた。

「これ何だ?」
「‥何かはよく知らんけど、私この前こんなのに追いかけられたの。顔は知らんけど」
「変質者か?」
「ううん。一人で歩いちょったら、後ろから何かに追いかけられたの」
「ふーん‥いや、オレもそげな経験あったなあ」
「ゲゲちゃんも?」
「それはべとべとさんかも知れん」
「べとべとさん‥?」
聞いたことの無い名前に頭を捻る。
「誰か待っちょったのか?」
「ううん。いつも一人で遊んどる」
「こげな所でいつも?」
「‥うん。私あんまり友達おらんから」
「そげか‥」

213 名前:しげーさんの思い出・8 mailto:sage [2010/06/05(土) 23:31:44 ID:Cv5tdzVU]
暫く考えると、何かを思い付き頭を上げる茂。
「そげだ!」
「?」
「今から一緒にのんのんばあの所へ行かんか?」
「のんのんばあ‥?誰、それ?」
「知り合いの婆さんだよ。妖怪のことよーお知っちょる。べとべとさんのことも知っちょるよ」
ちょっと考え込む女の子。
「どげだ?」
「‥うん、行きたい」
大きな瞳を輝かせて茂を見つめる。
「じゃ、決まりだな。行こう」

2人でのんのんばあの家へ向かうことになった。

214 名前:しげーさんの思い出・9 mailto:sage [2010/06/05(土) 23:32:52 ID:Cv5tdzVU]
のんのんばあの家の前。
玄関先で茂が叫ぶ。
「おーい、のんのんばあ!おるかぁ?」
暫くすると、ゴトゴトと音がしてゆっくりと戸が開けられた。
「おや、しげーさんかい。今日は友達も一緒かね」
「こんにちは」
少し恥ずかしそうにのんのんばあを見る女の子。
「ま、上がらんかや。何も無い所だけんど」
そう言って2人を快く迎え入れてくれた。

「サイダーでも飲まんかや」
「気ぃ使わんでええよ」
「ありがとう」
決して広くは無いが、何処か安心出来るのんのんばあの家は、
まるで我が家のような気持ちにさせてくれる。

215 名前:しげーさんの思い出・10 mailto:sage [2010/06/05(土) 23:34:13 ID:Cv5tdzVU]
「のんのんばあ、いつかオレが夜一緒に帰った時、後ろからべとべとさんが付いて来たことあっただろ」
「そげなこともあったなあ」
「この子もこの前べとべとさんに追いかけられたって言っちょった」
「おや、あんたも会ったのかい」
何処か楽しそうに女の子を見つめるのんのんばあ。
「会ったけど‥怖くて夢中で家まで走って帰りました」
「ははは。何も怖がる事ないよ。悪い妖怪じゃないけんね。
そういう時は、『べとべとさん、先へお越し』と言ったらええ」
「先へお越し‥?」
「そげだ。そしたらもう足音は聞こえんようになるけんね。今度やってみなされ」
「のんのんばあは妖怪のことなら何でも知っちょる。
のんのんばあ、他にもこの子に何か話聞かせてやってくれんか」
「おや。やけにしげーさん今日は生き生きしちょるね」
いつもより何処か楽しそうな茂の姿に、何やら自分まで楽しくなって来る。
「そ、そげなこと無いよ」
「あんたも妖気を感じやすいのかも知れんね」
女の子を見つめるのんのんばあ。
「ほんなら次は人形の霊の話でもしようかいねえ」
「うん。聞きたい」

女の子の目が生き生きと輝いているのを見て、茂もちょっぴり嬉しくなる。
その日2人は烏が寝床に帰って行く時間まで、のんのんばあの話を聞いていた。



216 名前:しげーさんの思い出・11 mailto:sage [2010/06/05(土) 23:35:12 ID:Cv5tdzVU]
そんな日が何日か続いていた、学校からのある帰り道のこと。
茂がいつものようにのんびり下校していると、前方にあの女の子がいた。

「おーい」
呼び掛けながら走り寄る。
「ゲゲちゃん」
振り返るその顔はいつも通り可愛らしかったが、
いつも茂に見せるような笑顔は無く、何処か寂しげだった。
何となく不安になる茂。
「‥どげしたんだ。また何かされたんか?」

この子にはいつも笑っていて欲しい。
悲しげな顔など見たくは無かった。

「‥ううん、何もされちょらんよ」
「なら何でそげな顔しちょるんだ」
「・・・・・」
「黙っちょったら解らんよ」
暫くの沈黙の後、女の子が口を開いた。

「‥私、転校するの」
「転校?」
「東京行くの。もうこっちには戻って来れんて、母ちゃんが」
「‥‥‥!」
余りの急な話に、茂はただただ驚くしかなかった。
「‥いつだ?」
「‥明後日‥」
「‥そげか‥」

何処か重い足取りで歩みを進める2人。
2人の間にいつものような会話は無い。
その沈黙を破ったのは、意外なことに女の子の方からだった。

217 名前:しげーさんの思い出・12 mailto:sage [2010/06/05(土) 23:36:23 ID:Cv5tdzVU]
「‥ゲゲちゃん」
「‥ん?」
「私‥ゲゲちゃんやおばあちゃんのこと忘れんよ」
「・・・・・」
「私‥父ちゃんや母ちゃん以外の人とあんなに喋ったこと無かったよ。
あげに優しくされたことも無かったよ。大人し過ぎるけんいっつもからかわれとった‥」
「・・・・・」
「‥だけんいつも一人でお化けの絵描いちょった。
お化けは何も言わんでもすぐに友達になってくれるけん」

この子がいつもそんな気持ちで一人で神社で絵を描いていたのかと思うと、
堪らなく切ない想いが茂の胸を貫いた。

「‥でも、もうええんだ」
「?」
「もう友達はお化けだけでないけん。ゲゲちゃんもおばあちゃんもサヨちゃんも皆友達だけん」
その大きな瞳には涙が溢れていて。

「だけん‥‥‥もう寂しくなんかないけん!」
精一杯の可愛らしい笑顔に、大粒の涙がぽろり、と零れた。
茂の目にも涙が溢れる。
「‥‥ゲゲちゃん‥‥」
最後の声を振り絞って、一番伝えたかった言葉を茂に伝える。


「‥‥‥だんだん‥‥‥」

218 名前:しげーさんの思い出・13 mailto:sage [2010/06/05(土) 23:37:21 ID:Cv5tdzVU]
女の子が東京に行って数日後。
茂はいつものようにのんのんばあの家に遊びに来ていた。
縁側で足をぶらつかせながら遠い目で空を見ている。

「ええ天気じゃなあ、しげーさん」
のんのんばあがいつものようにサイダーを持って来てくれる。
「‥そげだな」
「おやおや。まーだ落ちこんどるんかね、この五年生は」
「‥別に落ちこんどらん」
のんのんばあが茂の隣に来て座る。
「しげーさん、心が重たいかい」
「‥‥ちょっこしな」
「‥前にも言うたじゃろ。人は人の心を貰うけん体も大きいなると」
「・・・・・」
「いろんな人の心を貰ったけん、しげーさんもこげに大きに成長したって」
「‥‥うん」
暫く沈黙が流れる。

「‥‥なあ、のんのんばあ」
「ん?」
「その中にはあの子の心も入っとるか?」
「‥ああ、入っとるよ。それからあの子の体にもしげーさんの心が入っとるよ」
「ホントかなあ」
「のんのんばあが嘘を付いたことがあるか!」
「ははは。分かっちょるよ」

サイダーを2人で分けながら、茂は一気にそれを飲み干した。

219 名前:しげーさんの思い出・14 mailto:sage [2010/06/05(土) 23:38:48 ID:Cv5tdzVU]
夕暮れ。
いつの間にか大分遠くまで散歩に出かけていたらしい。
下駄を引きずりながら、いつもの我が家へ戻って来る茂。
「おう。帰ったぞ」
「お帰りなさい!」
いつもの優しい妻の笑顔に自然とこちらも口元が緩む。
「ん?ええ匂いだな」
「今日はちょっこしご馳走ですよ」
「そげか。珍しいな」
「たまにはいいじゃないですか。手洗ってきて下さいね」
「ああ」

ちゃぶ台に座り、夕飯の準備をする妻の背中を茂はぼんやりと見つめていた。
アルバムで見た布美枝の幼い頃の姿とあの女の子の姿が自然と重なる。
あの子と布美枝が同一人物では無いこと位茂には分かっていた。
第一、年齢が自分と十も離れている妻があの子な訳が無い。

あの子はきっと今は、この東京の何処かで幸せに暮らしているだろう。
今はただそう思いたい。
布美枝の体を見ていると、ふとのんのんばあのあの言葉が頭をよぎる。

220 名前:しげーさんの思い出・15 mailto:sage [2010/06/05(土) 23:39:50 ID:Cv5tdzVU]
(「‥前にも言うたじゃろ。人は人の心を貰うけん体も大きいなると」)

布美枝は生まれて今まで人一倍人の心を貰って生きて来たのだろうか。

「‥だけんあんたの体はこげに大きいのかもしれんな」

茂が苦笑する。
「? 何か言いましたか?」
「いや、何も言うちょらん」

布美枝の笑顔とあの子の笑顔が重なる。
もうあの子には未練など無いが、ふいに思うことがある。
それは、あの子が大きくなったらきっとこんな女房になっているだろうなということ。


「この煮物、旨いな」
そして、こう言うだろう。

「だんだん」

目の前の妻が今日はいつも以上にずっと優しく見えた茂であった。


おわり

221 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/05(土) 23:43:58 ID:Cv5tdzVU]
以上です。
大量のスレ消費許してごしないorz
個人的に子供時代のふみちゃんとしげーさんを
絡ませてみたいという妄想の産物でしたw
のんのんばあ個人的に大好きなので
話に絡ませたいというのもあったのですがw

スレ汚し失礼しますた

222 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/06(日) 00:45:57 ID:LDgC1qe7]
>>221

> それからあの子の体にもしげーさんの心が入っとるよ

ここじわっときた
泣くとこじゃないかも知れんけど泣けた
ほんわかいい話だ なんか嬉しい
だんだん

223 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/06(日) 02:11:58 ID:RXERKQ4w]
>>221
力作GJ!
のんのんばあ、自分も好きだ
おばあも好きなんだが…今日の最後のナレーションに
ちょっこし泣きそうになったのは秘密だw

んで。自分的にはエロ無しでも全然おk
上にある浦木絡みのドタバタ話や、夫婦がイチャついてるだけの話とか…
てか、ゲゲゲの話なら大歓迎!щ(°Д°щ)カモォォォン
だから職人様方、投下お待ちしちょりますけん!

224 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/06(日) 08:18:58 ID:8mErdX0L]
泣いてしまいましたよ……力作をありがとうございます!
シゲェさん、心の優しいガキ大将だったんだろうなぁ、と想像していたので特に。



225 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/06(日) 09:47:38 ID:63ByYYxt]
優しい気持ちになりました
だんだん!



226 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/06(日) 14:29:27 ID:/trV76PV]
職人さん、今日も新作をだんだん!
しげーさんの優しさに泣けた・゚・(つД`)・゚・

自分は書けないけど、そのときになればスレたてなど
お手伝いさせてもらいますんで、どんどん投下してくだされ。

227 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/06(日) 17:22:41 ID:8mErdX0L]
シゲェさんも布美チャンも結婚するまでは経験は無かったよね…きっと。
今みたいに情報が溢れていた訳では無かっただろうから、色々、あっただろうなぁ…

228 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/06(日) 17:42:43 ID:BxsofHpd]
ゲゲはありだったらしい

男の場合は今よりずっとそういう所はずっとおおらか
悪所も今よりあちこちにあったし
軍隊入って無縁ってことはないだろう

女の場合は知識の入手が困難だろうなあ

229 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/06(日) 18:24:38 ID:4y5AYY87]
>>204
貧乏なうちはまだイチャイチャしてるところ見れそう。
でも漫画家として成功する辺りから殆ど見れなくなりそうで嫌だな。

230 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/06(日) 19:15:20 ID:8mErdX0L]
あ、でもすれ違いの生活で
「シゲェさん、アタシ寂しいの(′゚ω゚`)シューン」な布美チャンに萌えちゃったりする

231 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/06(日) 19:55:01 ID:punCxmJi]
>>228
フミちゃんは兄弟いたし家事手伝い歴長いから兄弟の部屋の片付けついでに当時のエロ本らしきものちょっこし目にしたことあるかもしれんよw
あと、ねーちゃん達が里帰りした時に猥談とかw

アキ「うちのだんなったらね…w」
ユキ「うちだってw」
フミ「そげなこと…想像もつかん…きゃw」
アキ「フミちゃんだっていずれお嫁行くんだけん」
ユキ「そーよーよく聞いて勉強するんよー」
フミ「////」



数年後
フミエ帰省する
フミ「うちの人ったら…w」
アキ「そげなところでー!」
ユキ「そげに激しいー!」
イズミ「ムッハーww」


232 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/06(日) 20:35:42 ID:ZOzYb7Dl]
イズミwww

233 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/06(日) 22:42:04 ID:CGoyhqp6]
四姉妹楽しそうだなww

234 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/06(日) 23:00:56 ID:jO6/yeLB]
イズミって洗濯機と冷蔵庫ではしゃいでた子かw楽しそうだな。

235 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/07(月) 01:14:00 ID:dAf6qDXf]
今回は幻になったクリスマスのホットケーキが見たかった。

去年もホットケーキでイチャイチャクリスマスを過ごしてそうだw
源兵衛の蜂蜜もあったことだしw



236 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/07(月) 01:20:17 ID:LTiCCA1E]
>>235
なるほどーwだから茂さん嬉しそうだったんですねw

みなさん
いつも温かいお言葉ありがとうございます
だんだん♪

今週分の録画見てたら、また性懲りもなく書いちゃいましたorz
エロなしですが
よかったら

237 名前:こんにちは赤ちゃん1 mailto:sage [2010/06/07(月) 01:23:17 ID:LTiCCA1E]
第10週
こんにちは赤ちゃん
第60回


「おいっ帰ったぞ」
「あなた。おかえりなさい」
「…んっ?ちゃぶ台どげした?あげなところに」
「すんません。いま、靖代さんが来て、マッサージしてくれてたんです」

〜・*・〜・*・〜・*・〜・*・〜

「ほぉーそげか。そんだったら揉んでやる。ちょっこし座れ」
「帰って来たばかりですけん。ええですよ」
「ええから座れ」
「はい」
「ここか?」
「…うーん。ちょっこし下かな」
「ほんならここか?」
「はい。はぁ〜気持ちええです」
「そげか。…こんな、ふとぅなって…大根の妖怪みたいじゃな」
「まっ!ひどいっ」



238 名前:こんにちは赤ちゃん2 mailto:sage [2010/06/07(月) 01:24:35 ID:LTiCCA1E]
「…………悪かったな…」
「えっ?」
「あんたが辛かったん気付いてやれんかった」
「……あなた……あっ!」
「んっ?」
「いま、赤ちゃん動いたっ!ポコポコお腹けってます」
「おぉそげか。元気でええ」
「あなた触ってみてください」
「んっ…俺はええ」
「ええからっはようっ」

「んっ…おっー動いちょる」
「はい。もぅ声も聞こえちょるそうです。なにか話してやってください」
「おおー…………………………んっ…あー…………」
「もぉー…【お腹さすりながら】パパは照れ屋さんですねぇ」
「パパー?!!!パパは、いかん!////背中がこぞはゆーてかなわん!」
「(そげに照れんでも。クスクス)…いけんですか?じゃーこの子になんて呼ばせるんです?」
「…父上…」
「……本気ですか?」
「あぁーもぉーいまのはなしじゃ!!んー考えとくけん!」
「はい。クスクス…お願いしますね」



239 名前:こんにちは赤ちゃん3 mailto:sage [2010/06/07(月) 01:25:31 ID:LTiCCA1E]
「だらっ!今は、マッサージだろうが!」
「はい。すんません。クスクス」

「………しかし…なんだ…しばらくせん間に乳ぃ膨らんどらんか?」
「えっ?…あ…もぉー////」
「んーっ…わしが揉んでもピクリともせんかったのに…」
「ちょっ!!なにゆうちょるんですかっ!////もぉー」
「あはははっ」
「うふふふっ」




240 名前:こんにちは赤ちゃん4 mailto:sage [2010/06/07(月) 01:26:21 ID:LTiCCA1E]
〜・*・〜・*・〜・*・〜・*・〜


クリスマスイヴ

ほぎゃーほぎゃー
「生まれたっ!生まれたぞっ!!」


「大丈夫か?」
「はい」
「よう頑張ったな」
「はい」
「ご苦労さん…………………おかあちゃん」
「………だんだん……………おとうちゃん」


ちゃんちゃん♪

241 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/07(月) 01:51:39 ID:El94+uq2]
>>237
フハッ!イチャイチャ夫婦ktkr!!
ふみちゃんの乳の成長に目敏いゲゲルにワロタw
職人様いつもだんだん!

ホットケーキ話、自分も読みたい!どんぐり拾い話も
あとお風呂ネタマダー(AA略

242 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/07(月) 02:22:00 ID:mAxIoGOE]
ボインは〜お父ちゃんの為にあるんと違うんやで〜♪

243 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/07(月) 12:00:50 ID:J6b+TjOk]
>>191
言葉使いもドラマの雰囲気に合ってるし、萌えポイントしっかりwww
凄く良かったです♪♪♪

>>228
本物の茂さんはわからないけど
ドラマのゲゲルはかなり童貞っぽいw
深大寺の頃までは目が合うだけでも照れてたし

244 名前:藍子 7才 mailto:sage [2010/06/07(月) 12:42:11 ID:LTiCCA1E]
1ねん1くみ
むらい あいこ

きょうは、ちちのひなのでうちのおとーちゃんのさくぶんかきます

うちのおとーちゃんは、まんがかさんです
まんがかさんは、おうちでおしごとするから、おとーちゃんまいにちおうちにいます。

こないだうんどうかいのれんしゅうでころんだから
「うんどうかいいやだなー」と、わたしがいったら
「おとうちゃんは、うんどうかいすきだ」と、いいました。
「おとーちゃんおてていっこしかないのにすきなのー?ころばんのー?」と、きいたら
おとーちゃん「おとうちゃんは、まいにちおかあちゃんとおふとんでうんどうかいしとるんよ」と、いいました

うちのおとーちゃんすごいなーとおもいました



245 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/07(月) 17:41:41 ID:cO+xQ5sb]
>>237
だんだん!
靖代さんマッサージのその後気になってたから、読めて嬉しいw
やっぱりゲゲルはフミちゃんのあっちの成長を気にしてるんだなw

>>244
藍子ちゃんwwww



246 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/07(月) 19:41:37 ID:WsWhWUIY]
>>244
そうきたかw

247 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/08(火) 00:00:26 ID:drVTb/VB]
>>242
月亭可朝乙

248 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/08(火) 00:44:37 ID:xXaJXg0l]
>>244
藍子タンwww
つか子供に何てことを自慢するんだゲゲル親父www
フミちゃん毎日ご苦労様っす(゚д゚)ゞ

あと、妊娠中でも安定期(5ヶ月〜)に入ったら
セクロスしても大丈夫らしいので…頑張って頂きたい
色んな意味で

249 名前:おとーちゃんとあいこ mailto:sage [2010/06/08(火) 01:17:23 ID:QNy+RQW4]
「きょう、がっこうで『あいこちゃんのおとうさんもおかあさんも大きいから、あいこちゃんも大きくなるね』っていわれたー!わたしも大きくなるー?大きくなりたーい!」

「おぉそげか。藍子は、きっと大きくなるけん。好き嫌いしないでたくさん食べろ」

「ほんとーおとーちゃん?わぁーいわぁーい!おかーちゃんみたく大きくなるー!」

「だけん。大きいおかあちゃんもかわいいけんど、小さいおかあちゃんもかわいいんやぞ」

「ちいさいおかーちゃん???」

「おとうちゃんとおかあちゃんが結婚したばかりの頃、夜おとうちゃんが、おかあちゃんの布団めくると、おかあちゃん子猫みたいに体丸めてプルプル震えてるんがかわいくてなー」

ひゅーん
がしゃーん!
ピュー

「おとーちゃん。おかーちゃんがなげたやかんあたまにあたって、ちぃーでとるよー」

「はははっ。おかあちゃん藍子産んでからほんにたくましくなったなー」

250 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/08(火) 01:21:05 ID:QNy+RQW4]
>>244>>249
立て続けに駄作すんません!!
>>244昼休み終了3分前にどーしても書きたくなって(^_^;)

251 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/08(火) 13:40:26 ID:437PY8tg]
シゲさん、娘相手にノロケはいけんわーwwwだがGJw

252 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/08(火) 14:26:02 ID:stE15gS+]
今日、浦木が本持ってくるシーン>>179思い出してニヤニヤしてしまったww
>>250
GJ!お疲れ様です。
やかんの音ワラタww
茂=犬、ふみちゃん=猫だなw
2人ともカワエエ。でかいけどw

253 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/08(火) 20:48:49 ID:fC8ZOH+P]
>>252
そして、

和枝「『妻の心得』もいいけど、あんまり神経質になる事ないよ。
   うちなんかオトコ3人、何から何まで全部違ったんだから」
靖代「(フハッ!)はね、参考書どおりにはいかないの。何かあったら
   うちらに聞きなさいよ。大概の事は経験してるんだから」
徳子「靖代さんの(フハッ!)経験じゃ ちょっと古いわよ」

ですね、わかりたくもありません。

254 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/09(水) 04:29:37 ID:v4m2/6SD]
>>253
(フハッ!)にワロタw

子育ての、人生の先輩達から色々と学んだふみちゃんが
しげぇさんを喜ばせてくれる日は、そう遠くないだろうw

おとうちゃん・おかあちゃんになったけど
まだまだ二人のイチャコラが見たいぞー!щ(゚Д゚щ)クワッ

255 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/09(水) 20:31:23 ID:DROTS3ul]
今日の放送分
切ないエアお雛様シーンなのに、不覚にもエアあーんに萌えてしまったorz



256 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/09(水) 20:43:20 ID:SILcyyvC]
>>255
自分も恥ずかしながら夜、エア酔っ払いのおとうちゃんが「酔った酔った〜」とか言いながら
おかあちゃんの布団に潜り込むの想像してもた

257 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/09(水) 22:20:13 ID:v4m2/6SD]
>>255>>256
ナカーマ達(・∀・)人(・∀・)ハケーン!
ほのぼのと言うにはあまりに切なくて
朝飯が喉を通らなかった…

>>256
おとうちゃんならマジでやりそうwww
てか、ソレすげー読みたい!!!
反対に、おかあちゃんが酔っ払ったフリして
おとうちゃんに甘えるのも良いなぁ…
おかあちゃん、いっつも頑張ってるんだもん…
たまには甘えさせてあげたいよ

258 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/10(木) 11:12:18 ID:Q9dw2XJt]
179です。
本編の方はなにやら不穏な感じですが、
浦木騒動の続きを書きましたので空気読まず投下します。
糖分増量してみましたが、(フハッ!)には程遠く、
非エロの初初夫婦コントです。
よろしければ。

259 名前:夫の心得1 mailto:sage [2010/06/10(木) 11:13:27 ID:Q9dw2XJt]
ある日茂が外出から戻ると、布美枝が一心不乱に本を読んでいるところだった。
茂が入ってきたのにも気付かない。

「おい」
「はい!」
布美枝はとびあがった。

「か、帰っとられたんですか。
ああ、びっくりした。」
さりげなく後ろに本を隠すようにしている。
「お帰りなさい。」
少し顔を赤らめ、明らかに挙動不審だ。

女房と本、というとり合わせに、嫌な記憶が蘇った。
まさかと思いつつ、
「その本はなんだ。」
「あの、ちょっこし、美智子さんのところでお借りして…。」

―その手があったか!

浦木を追い返して済んだ気になっていたが、こんなところに思わぬ伏兵がいたとは。

「ちょっこし見せてみい。」
「でも…。」
布美枝はしばらく俊巡していたが観念したのか、茂の方に表紙を向けて本を差し出した。

「なんだこれは」
気の抜けた声が出た。
それは、乙女チックな装丁の、どうやら翻訳された小説のようだった。
「何だと思われとったんですか?」
「てっきり…こないだの浦木の本かと」
ほっとするあまり本音が出てしまう。
布美枝は気まずげに、
「実は…浦木さんの本も、美智子さんに仕入れてもらえるようたのんどったんです」

「!」

新たな攻撃に、茂は言葉もない。
「美智子さん、最初はとっても乗り気で、任せといて!と言っとられたんですが…。
でも結局、仕入れはしてもらえんかったんです。」

九死に一生である。

260 名前:夫の心得2 mailto:sage [2010/06/10(木) 11:14:44 ID:Q9dw2XJt]
それが、仕入れのできんかった理由を聞いてみたら、美智子さんものすごく言葉につまっとられて…
夫婦で協力して、とか、まずは水木先生に色々と教えてもらって、
とかよくわからないことをつぶやかれてました。
どげされたんでしょうね?」

「あーそれは、ほれ、あれだ。
あんたが楽しみにしとったから、きっと悪いと思われたんだろう。」
とぼけるしかないのが情けないが、伏兵はどうやらこちらの味方だったようだ。

「そげですね。
私があんまりがっかりしとるんで、美智子さんが代わりにこの本貸してくれたんです。
ふみえちゃんの好きそうな、ロマンチックな本なのよ、って。」
こみち書房の女将もうまく説明できず、さぞ困ったことだろう。
茂は噛み合わない二人のやりとりを想像して、おかしくなった。

「あっ、やっぱりわらっとられる。
ええ年して、恋愛小説で喜んでって。
だから隠れて読んどったのに…。」
「いや、そうでなくて」
また見当違いのことで口をとがらせている女房をごまかすために、
あわてて右手で細い肩を引き寄せた。

「恋愛小説くらい、いくらでも読んだらええ。
わしはそういう本にでてくる男みたいに、気の効いたことはいえんしな。」
布美枝は茂の心臓のあたりに頬をあて、しばらくじっと固まっていたが、やがてぽつりとつぶやいた。

「言うてくださっとりますよ。」
「え?」
「あなたの手が、言うてくださっとります。」
「手?」
布美枝は小さくうなずき、
「口では何も言われんけど、この手に触れられるたびに、
あなたの気持ちが伝わってくるような気がするんです。
ちゃんと大事に思って下さっとるって、わかっとりますから…。」
恥ずかしくなったのか、だんだん声が小さくなる。
押しつけられた顔が熱い。
「そげか」
「はい」
自分の手がそんなお喋りだとは知らなかった。

―しかし触れられるたびって、どんな場面のことをいっとるんだか。

この女房は、無意識に夫を煽っている事にも気付いていないのだろう。
お喋りな右手は、布美枝の背骨を辿っていく。
布美枝はびくりと跳ね上がり、顔を上げた。
「もお…ふざけんとって下さい。」
まっ赤な顔でこちらを見上げ、抗議してくる。
「いや、今もつたわっちょるかと思って」
笑いながら背を支える手に少し力をこめ、こつんと額を合わせた。

布美枝はもう何も言わず、じっとしている。
二人の吐息が混じりあう。

―甘いな。

茂は甘い吐息の源にそっと唇をよせた。


261 名前:夫の心得3 mailto:sage [2010/06/10(木) 11:15:56 ID:Q9dw2XJt]
「こんにちはー!皆様の浦木が参りましたよー!
あれっ?なんだなんだ、二人してこんな狭い部屋でそーんなに離れて座って!
相変わらず淡泊な夫婦だなあ〜!」

「い、いらっしゃい、浦木さん。」
「ん?奥さん顔が赤いですよ?
いけませんな〜、今は悪い風邪がはやっとりますからね〜。」

「…お前何しに来たんだ。二度と来るなと言っただろう。」
いつもの五割増しで茂から立ち上る怒気に、さすがの浦木も後ずさる。
「ええっと…そうそう!こないだの妻の心得!なかなか評判がよくてなー。第二弾を作ったん
だ!」
「第二弾?」
「その名も夫の心得だ!」
じゃーんとばかりに本をだした浦木の腕を、無言で掴んでいつものように放り出す。

「ちょっとまてって!
こんどは前回と趣向をかえて、口下手な夫に救いの手を!
ロマンチックな愛情表現の手法だぞ!」

一度閉められた扉から突然茂が顔を出した。

「この本はもらっとく」
浦木の掲げた本がひょいと取り上げられ、またしても鍵の閉まる無情な音が響く。

「ってええー!本だけ?俺は?
おかしいなー、俺としたことが最近負け続きだ…。
ま、ゲゲがあの本を気に入ったら漫画のページ使って宣伝させてやるからいいか…。」


その夜、閉めきられた仕事部屋では。
「浦木の頭は絶対膿んどるな…。
まず花を贈れ?次に片膝をついて、あ、愛してますと言えだとー!
だらっ!できるかっ!」
夫の心得を開いてみるも、とても自分には出来そうにない事ばかりで、
茂は頭をかきむしるのであった。

その頃襖を隔てた隣では、布美枝の読書も全く進んでいなかった。
「…昼間あげに言われとったけど、
うちの旦那さまは、自分がどんだけ甘いことやっとるか気付いとらんのだわ…。
あー心臓がもたーん!」
いろいろ思い出し、真っ赤な顔を本に伏せじたばたと照れる布美枝の前で、
一反木綿まで恥ずかしそうに身をくねらせていた。

オワリ

262 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/10(木) 13:16:15 ID:+f6s8+uC]
(*^Д^*)

263 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/10(木) 15:32:55 ID:+f6s8+uC]

「……ンー いいお天気…」
洗濯竿に並んだ洗濯物が風を抱いて揺れる。
洗濯籠を手に玄関に入ると、茂の仕事部屋から時折話し声が聞こえる。
「……でな、こいつはベトベトサンといって……」
布美枝がそっと仕事部屋を覗くと、茂が胡座の上に藍子を座らせ、自分の描いた絵を見せなが
ら、何やら話し掛けていた。
「でもな、こいつは悪い奴では無いぞ。そっと道を譲ってやると消えてしまうんだ…」
「 …アー、…ンーマ……」
「オー、そうか、わかるかー」
茂の話し掛けに相槌を打つ様に、藍子が声を出す。
“お父ちゃんったら… まだ藍子には分からないわよ …もしかして親バカ?”
そう思いつつも邪魔をしてはいけない気がして、少しの間、2人の掛け合いを静かに聞いていた。

264 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/10(木) 22:18:07 ID:s34ckjAf]
こんな萌えスレがあったとは…皆様gj
きっと霊園遭難しかけたゲゲを温めるのはフミエさんの人肌

265 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/10(木) 22:29:12 ID:BcPZfmua]
うp途中?(>>263)に割り込んではいけんと思ったけど
だいぶ時間あいてるし大丈夫かな


>>259-261
GJ!!!!!
セリフの1つ1つがそれぞれの声で完全脳内再生される!
萌えすぎてPCの前でゴロゴロ悶えてる自分キモスw



266 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/10(木) 22:59:25 ID:E3aynYZd]
>>259
GJ!禿萌えたw
今日「テレビぴあ」で浦木が村井夫婦の前で紫の表紙の本を持ってる写真見て
「もしや妻の心得?」とニヤニヤしたばかりだw

夫の心得はちゃっかり貰う茂ワロスw
あと、主題歌の「♪繋がれた右手が〜まっすぐな思いを〜」の部分を思い出して
ジーンとしました。

267 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/11(金) 00:02:32 ID:4qsINcZ4]
>>259
萌えた!!GJ
浦木がこんなに役に立つとは思わなかったわー

しかし最近、フミエがちょいちょい茂にくだけた口調になってきてるのが自然でいいなあ

268 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/11(金) 00:36:25 ID:S9zy867A]
>>259
だんだん!浦木もナイスアシスト!

茂さん、左腕がないハンデを全く感じさせない人なんだ
夜のお喋りな右手の話もよろしくおながします

>>264
「いかん、お父ちゃん身体が冷えきっとる…」ですね分かります

269 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/11(金) 01:14:48 ID:HBe82FOk]
クエスタで布枝さんにヒゲ剃られてる水木先生がちょっと映ってたね。いやーんいやーん、ううーっみたいな顔が可愛かったw
爪切りに続いて、あれもドラマでやらないかな。

270 名前:263 mailto:sage [2010/06/11(金) 06:53:16 ID:Ulqzw3/6]
近所で火事があって、停電しちょりました…orz

途中のデータも吹っ飛びましたorz またあとで投下します………

271 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/11(金) 07:01:09 ID:oem//3Oa]
それは残念な!

投下待っちょります!!




272 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/11(金) 09:32:50 ID:akbeBh0B]
ナ・ナンダッテー(AA略
まあ…お体ご無事で何より…データは勿体ないけど(´Д⊂)
でも>>263の作風、すごい好きだから
楽しみに待ってます!

273 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/11(金) 20:17:00 ID:5FlBna6N]
このスレの見すぎなせいか
今日の放送分でローソクが消えてフミちゃんが星空眺めてる時
次の瞬間、ゲゲがフミちゃんを押し倒すシーンが脳内再生されたw

274 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/11(金) 21:40:44 ID:GeEp6BPl]
ナカーマw
おお、ゲゲが押し倒す展開がくるのか!とちょっとwktkしちゃったぜ
あれはもう絶対に

ゲゲ押し倒す
「な、何するんです?お父ちゃん」
「ろうそくの火も消えてしまったけん、今日はもうオシマイだ」
「…ッあ、ちょ、ま、待って。ま、窓あいちょるんですよ!」
「どうせ隣は墓場だし、誰もきいちょらんだろ、いいから素直に横になっとけ」
「もうッお父ちゃんたら」

みたいな展開だとばっかり……


275 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/12(土) 00:35:18 ID:/TXJYvXs]
おおおおお
ぴったりですなあw
出来たら続きなんかもよろしくおねがいしますだwww



276 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/12(土) 01:08:19 ID:1WQ7YuMc]
いい感じになったところで、窓から
「私、大蔵省の者ですが…」

277 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/12(土) 01:46:04 ID:UHUZvbs9]
邪魔するな大蔵省wしかし普段も貧乏神は部屋にいるし、じーっと見てそうだな。






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