- 36 名前:名無電力14001 [2009/10/23(金) 19:19:48 ]
- >>35
◆エネ政策転換 近年、米国でバイオエタノール生産が盛んになった背景には、エネルギー政策の転換がある。 米議会は2007年、原油の代替エネルギーとして、また地球温暖化対策の切り札にもなるとして、 エタノールなどの使用を義務付けた新エネルギー法案を可決、生産を奨励した。 米国の化学・種子メーカーも、収量を上げるため作物の遺伝子を組み換え、農薬をまいても 枯れない、害虫にも抵抗性を持つ品種の開発にしのぎを削ってきた。 「収量を2倍にする」。大手メーカー、モンサント社の幹部の鼻息は荒い。08年現在、 全米の作付面積の8割を遺伝子組み換えトウモロコシが占める。 多くのトウモロコシが原料に回り、シカゴのトウモロコシ相場は08年、例年の約3倍の 1ブッシェル当たり7ドルを突破。世界的な穀物価格高騰を引き起こした一因となったと 批判を受けた。 三重県の四日市大学の河田昌東非常勤講師(69)は「バイオエタノール向けの生産により、 穀物輸入国の食糧供給が不安定になる」と懸念。遺伝子組み換えトウモロコシが混入した 飼料を食べた牛や牛肉の安全性について、長期的な検査はされていないとも指摘する。
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