- 298 名前:名無電力14001 [2009/11/22(日) 15:16:00 ]
- 潮流発電」実用化へ 兵庫県三木市のベンチャー実証準備
www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002530878.shtml www.kobe-np.co.jp/news/keizai/Images/02530880.jpg www.kobe-np.co.jp/news/keizai/Images/02530879.jpg 三木市のベンチャー企業が、潮の流れを利用した「潮流発電」の実用化を目指している。 風力や太陽光発電と違って天候に左右されず、安定した電力供給ができる自然エネルギー として世界が注目。既に明石海峡で実験を終え、来春までに試作品を使って効果を実証する など取り組みを本格化させる。 同市加佐の「ノヴァエネルギー」。社長の鈴木清美さん(56)が2007年に設立した。 鈴木さんは以前、海運会社で貨物船の船長を務めており、大型タンカーが潮の力で流される のを何度も見たことをきっかけに、潮流発電の研究を始めたという。 開発した装置は、海中に設置した丸みを帯びたプロペラを潮の流れで回し、発電する仕組み。 当初はプロペラに海中のごみが絡まる問題点もあったが、神戸大海事科学部の協力を得ながら 改良を重ねた結果、異物を潮流とともに流し去ることのできる形状を考案した。 08年からは韓国海洋大との共同研究もスタート。同年2月に明石海峡で長さ1・2メートル、 回転直径65センチのプロペラを船に付けて実験したところ、200ワットの発電に成功した。 目標は東シナ海を流れる「黒潮」を利用した発電。長さ25メートル、回転直径16メートル のプロペラ四つを付けたブイを800基設置すれば、大型原発より費用が安く、しかも発電量も 多く160万キロワット(24時間の発電で、約380万世帯分)を生み出せると試算する。 実験はほぼ終わり、来春までに淡路島の岩屋港で実証に取り組む予定。港に停泊する船に プロペラを付けて継続的に発電を試みるという。現在、地元漁協との調整など準備を進めている。 鈴木さんは「地球が自転している限り、潮の流れも止まらない。これほど安定したエネルギー はない。できるだけ早く実用化したい」と話している。
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