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世界の神話でエロパロ創世



1 名前:名無しさん@ピンキー [2006/10/10(火) 00:03:07 ID:aRf15XEu]
やってみよう

730 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/03(月) 17:35:49 ID:KD3NFGoA]
まあ日本神話が載ってる古事記自体が「権力者に命じられてお役所がまとめた歴史(伝承)本」だからなあ・・・
きまじめなのは仕方ないかも

731 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/03(月) 23:11:38 ID:0OvForCD]
つーか、日本神話はエロパロにしなくても充分にエロイし。

732 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/04(火) 01:21:01 ID:9e1xvvah]
日本神話はチンポマンコウンコシッコゲリゲロ何でもありだよな

733 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/04(火) 04:54:22 ID:28ggKzfW]
日本神話の萌えポイントか。
男装の麗人とか、美少年の女装とか、その後のアー!とか、戦う妊婦とか、兄妹姦通とか、
異種婚とその悲劇とか、乱暴されちゃうバニーちゃんとか、寝取り寝取られ…等か。(順不同)

こうして並べると、たしかに特殊なシチュが多いな。

734 名前:名無しさん@ピンキー [2007/09/04(火) 16:39:36 ID:9e1xvvah]
>美少年の女装とか、その後のアー!

イラネ

バニー(白兎)陵辱はそそられるが

735 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/04(火) 18:22:54 ID:XK4geauH]
>>730
そういえば、日本神話は記紀だけではなく、各風土記や社伝、民話なんかも含めて日本神話なんだ、と昔いわれたな

736 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/04(火) 21:26:36 ID:YaSRJCZc]
源頼光の酒天童子とか、渡辺綱の鬼切りとか、河童の尻子抜きとか、かぐや姫とか、浦島太郎とか、なまはげとか・・・

これをひと括りにすると歯止めが無くないか?

河童あたりだと昔から弄られるので今でもポピュラーなネタで弄りやすいが・・・


737 名前:735 mailto:sage [2007/09/04(火) 21:32:39 ID:sKtiXIJr]
>>736
それらを神話に含めるかどうかって議論は別として、多分、風土記や社伝、民話というのを勘違いされているかと
昔話の類ではなく、あなたが明確に「神話だ!」って思うようなエピソード(要するに神が登場する時代の物語)も、それらに語られていることがよくあるってこと
にも関わらず、それがあまり認知されていないことを、俺の先生が嘆いていたよ、と。そういうわけですよ

738 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/04(火) 21:49:47 ID:u9XQ1yh1]
>>736
そこまで行くとこっちのスレの受け持ちだろうな

逸話や童話世界でエロパロ
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1162899865/



739 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/04(火) 23:10:15 ID:l9Br5hgL]
海彦山彦とか日本武尊あたりまでならこっちでもよさそうな気もする

740 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/05(水) 11:33:01 ID:hmJ5w5PD]
>>735
むしろ、それら全部を含めて本来の日本神話で(風土記等が書かれたのは記紀より後だけど、書かれた内容は古くからあった)
その中から、都合よく取捨選択して編纂されたのが記紀神話だな

741 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/05(水) 12:13:07 ID:EBqMlQTn]
考えみると日本神話系列は男家長主義社会で組みあがっていて創作(パロディポイント)の入れる余地が殆ど無いなぁ。
パロディよりも突き進んじゃっている部分があり、これ以上どう弄れという展開が多くて、見方を変えた神話の説明くらいしかならないし・・・
是をパロディというなら又別だが・・・


742 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/05(水) 23:14:12 ID:QH4610Ap]
まぁ、記と紀で既にずれてるし、紀自体も同じ挿話を五〜六種類同時に記載してるからなぁ
でも記の方はどっちかってぇと女主導じゃなかったっけ?
スサノオのウケイの状でも、記では宗像三女神が子だから勝ったって話しで、紀だと五男神が子だから勝ったってなってたし
……そういや、この話し姉弟で子供作ってるんだよなぁ
剣や曲玉がアレや乳房の比喩だってことにすれば十分エロになりそうだな

743 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/05(水) 23:24:03 ID:MtmYkR4K]
なんというエロくて勉強になるスレ

744 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/05(水) 23:54:59 ID:TDgAxSFM]
>>742
あぁ、そうか作ったのは男でも守ってきたのは女(家庭)という訳か!
ロマンティシズムという嗜好は男が豊かだからギリシャ系の話がパラダイム起こしたとき恰好の素材となりえたということなんだろうなぁ。


745 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/06(木) 00:42:36 ID:R5RTw/HF]
>>744
いや、古代ではどっちかってと母系社会だったのが、途中で父系社会に侵略圧迫された結果だろ
それと、記は女性の語り部が主で書き留めた男が従だったことと、完全には公的じゃ無かったこともあると思う
紀の方は国家事業で編纂したから、多分男の主導だったんだろうな

ってか、微妙にスレ違いな気がしてきた
ので、742で書いたエロネタを元に駄文書いてくる
いつになるか分からんが、出来たらそのうち投下するので

746 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/06(木) 00:52:41 ID:FUaAvbWP]
稗田阿礼、女性説か。柳田が唱えたんだっけ?
民俗学者と歴史学者の間で見解は分かれているようだけど

747 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/06(木) 02:15:19 ID:q6U+q4zz]
宗教としては終わってる神話のほうがいじりやすいというか書きやすいよね。気分的に。


>>745
ウヒョー久々のSS投下か!お待ちしてます!

748 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/06(木) 12:34:57 ID:8IR5XJBd]
>>745
wktkしながら待つ!



749 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/07(金) 01:47:09 ID:cxFy0MBl]
wktk

750 名前:742=745 mailto:sage [2007/09/08(土) 03:11:34 ID:+D/wXMR0]
ってことで、かなり短いですが、出来たので投下します。
まぁ、あくまで一発ギャグみたいな物って事で、ご容赦を。
因みに本番は無いです。
では真説・好色記(こじき)どうぞ。

751 名前:真説・好色記 mailto:sage [2007/09/08(土) 03:13:04 ID:+D/wXMR0]
 ……かくして母神・伊邪那美命様を恋い慕いて泣きいさちる速須佐之男命様は、父神・
伊邪那岐命様によりて大海原より追い遣られてしまわれました。
 母神のおられる根之堅州国を応(おとな)おうした速須佐之男命様は、まず姉神・天照
大御神様にその旨を一言告げようと高天原に向かわれました。
 なれど、姉神様から見れば、己が領土にあきたらず高天原まで己が物にしようと言う悪
心を抱いての応いでしかないと見えたのです。
 故に弓矢を持ち、髪や小手に勾玉を備え、勇ましき姿で弟神様と向かい合われたのでし
た。
 かくして、姉神様と弟神様は、顔を向け合う事になりました。




「妾の國に何用があって参ったのじゃ!」
 弓を振り立て、姉神様が声を荒らげました。
 不遜な言葉があれば即座に射殺さんと見せる其の姿に、弟神様は驚き慌てて頭を垂れま
した。
「僕(わたくし)には汚き心など微塵もございませぬ。なきいさちる僕は、父神様に国を
逐われたのです。それ故、母神様のおられる底根国に向かう事にしたのですが、一目なり
と姉神様に言向けたく参ったのです」
「そのような言、信じりゃれなどと言われても無理ぞえ。汝(なれ)が清く明るき心を、
いかに示しやるきじゃ?」
 姉神様の圧迫に、弟神様は恐れさえ顔に浮かべて、必死に頭を下げております。
 ただ会いに来ただけだというのに、姉神様の仕打ちに弟神様は恐れを浮かべました。
 それは当然でしょう。
 三柱貴子(みはしらのうづみこ)と纏められてはおりますが、姉神様達は偉大なる空に
掛かる太陽であり月なのです。
 大地を洗う暴風が、高き空にある太陽や月に勝てる道理は在りません。
「宇気比(誓約)して、子を成しましょうぞ」
「……意味を知りて言うておるか? ソレを妾に求める意義を分かっておるかえ?」
 恐れを抱いたまま、それでも弟神様の言挙げに姉神様が不愉快そうな言葉を投げかけて
こられました。
 その理由が分からず、弟神様は顔を上げられます。
 姉神様がその頬をわずかに赤らめ、弟神様に向けてこられています。
 弟神様には、その理由が分かりません。
 宇気比によりて子を成せば、それが正しき事の証なのだと、それしか知りませぬ故。
「よかろ、なればこちらについてきやれ」
 姉神様が歩き出します。
 その後に従う弟神様は、姉神様の変貌が理解できずに、ただついて行きました。


 天安河の河原に参られた姉神様と弟神様は、そのまま天之真名井の側にまで行かれまし
た。
「では汝の十拳剣をだしりゃれ」
 姉神様の言葉通り、弟神様は腰に佩いた剣を外し姉神様に差し出されました。
 ですが、姉神様はその剣を受け取ろうとはしません。
「聞こえなかったのかえ? 妾は汝の十拳剣を出せと言うておる。それとも本当に知らぬ
のかえ?」
 姉神様のどこか小馬鹿にするような言葉に、弟神様は訳も分からずただ見詰めることし
かできません。
 やれやれと、首を振って姉神様が天之真名井から水を掬い上げられました。
 それを、何を思ったのか、弟神様に思い切り振りかけられたのです。
「姉神様、なにをなされます」
 弟神様は驚きながら言葉を返されました。
 その弟神様のすぐ側に歩み寄った姉神様が、弟神様の衣服を手早く剥ぎ取ってしまわれ
ます。
 その行為の意味が分からずに、弟神様はただ姉神様の為すがままにされておりました。
「ほほ、立派な剣じゃの、ふむこの逸物なればよかろう」
 呟きながら姉神様が弟神様の、成り成りて成り余れる処に手を伸ばされました。
 姉神様の細くしなやかで柔らかな指先が触れ、成り余れる処は、堅く立ち聳えます。

752 名前:真説・好色記 mailto:sage [2007/09/08(土) 03:14:23 ID:+D/wXMR0]
「姉神様、何を成されて」
「宇気比じゃ」
 それ以上、言訳けたまうつもりなど、姉神様には全くないのでしょう。
 しゅにしゅにと、いきり立つ弟神様の逸物を姉神様がこすり立てております。
 その動きが、摩擦が、姉神様の掌の柔らかさが、弟神様の体の内側に熱をもたらしまし
た。
 気がつけば、姉神様の衣がはだけ、たわわに実った柔らかな固まりが弟神様の目の前に
晒されております。
 弟神様にはなにも考えることが出来ません。
 ただ気がつけば、その柔らかな二つのふくらみを掌中に収められていました。
「そうじゃ、そのまま揉み込むがよい。ふぅっ、よい、よいぞえ! もっと揉み込め、妾
を気持ちよくしりゃれ!」
 その固まりは、弟神様が指に力を込めるたびに、応じるように柔らかく形を変えられま
す。
 まるで芯の感じられない柔らかさに、弟神様は驚きながらも指を動かし続けておられま
した。
 そうしなければ、逸物より走る奇妙な熱が、押さえきれなくなりそうなのでした。
「姉神様、これは、これは……」
 何か熱い物が込み上げてくるのを、弟神様は感じられておりました。
 それが何なのか、弟神様には全く持って分かりませぬ。
 ただ、姉神様の指が蠢くたびに、全身に熱が籠もり成りあまれる処が何かを放とうとし
ているのです。
 同時に、掌に湿り気を感じ、弟神様は姉神様のふくらみへと視線を転じられました。
 真白に柔らかきふくらみ、その中で桜の色目を示す堅く尖った物から、とろとろと白い
液体がこぼれ落ちております。
「んっ、ふぅっふくっ! よ、よい、よいぞえ! 心地よいぞえ、確かに悪心はないよう
じゃ!」
 姉神様が声を挙げると同時に、弟神様は地面に押し倒されました。
 もはや、弟神様には言葉を挙ぐる余裕もございませぬ。
 姉神様が腰の物の裾を割り開き、隠された陰門(ほと)を露わにされたのです。
「さあ、吸え! 吸うのじゃ! 妾の成り成りて成り足らぬ処を、そこより漏れ零るる蜜
を、妾の乳と混じり合った物を吸いりゃれ!」
 熱く潤んだ叫び声を挙げて、姉神様が弟神様の顔に陰門を乗せられます。
 弟神様は、訳も分からず其処に吸い付き舐めしゃぶりはじめました。
 口の中に甘く不可思議な薫りを放つ液体が溜まってきます。
 もはや、思考することもなく、弟神様はソレをすすり上げ飲み込まれました。
「っっ!?」
 同時に、弟神様は驚きに体を固めました。
 堅くそそり立つ逸物に、ぬめぬめとしたなま暖かい物が触れたのです。
 姉神様の成り足らぬ処に遮られ見ることが出来ませぬが、その感触がなんなのか、弟神
様にはなぜか理解できました。
 それは姉神様が舌を這わせておられるということが。
 あまりにも異様なその感触に、背筋が震えるほどの快楽(けらく)を弟神様は感じてお
られました。
 口中に溢れる味も、成り余れる処からくる快楽も、初めて味わうものなのです。
 弟神様はもはや、自らの意識が何処にあるのかすら分からなくなっておりました。
 ただ姉神様の陰門に己が舌を突き込み、姉神様の悶える仕草と声に心を奪われになられ
ておられます。
「そろそろかえ!? よいぞ、よいぞ、もっとじゃ、もっともっともっともっと!」
「んぐっ! 姉神様っ? くぁっっ!」
 逸物が強く吸い込まれ、弟神様は何かが溢れ出そうとしている事に気付きました。
 もはや、止めようもなく、ソレを告げることも出来ないと思われた瞬間です。
「っっっっっっ!」
 姉神様が腰を強く押しつけて来られたのです。
 それまで溢れていた蜜とは違う、さらりとした液体が口中に流し込まれてきました。
 同時に、弟神様も成り余れる処からなにやら液体が一気に噴き出したのを弟神様は感じ
られました。
 それを姉神様が受け止め、飲み下していることもでございます。
 しばし、その余韻に身を任せていた弟神様の上から、姉神様が体をお離しになられます。
「……濃い、の。もしや汝は子種を吐くははじめてかえ?」

753 名前:真説・好色記 mailto:sage [2007/09/08(土) 03:15:29 ID:+D/wXMR0]
 そう告げてくる姉神様の言葉が理解できず、それでも先ほど体から放ったものが子種と
言うものだろうと見当を付け、弟神様は無言でこくりと頷きます。
「くくっ、確かに澄め明るき心じゃの」
 其処まで呟くと同時、はぁっと姉神様の口から白い靄が吐き出されます。
 見目麗しき三柱の女子(おみな)が成りいでたまいました。
 弟神様も、胸の奥からなにやら奇妙な固まりが外に出ようとしているのを感じて、口を
開かれます。
 ソレに合わせるように、白い靄が口から飛び出て五柱の男子(おのこ)に成られたまい
ました。
 姉神様が弟神様の方を見ながら笑うように呟かれます。
「三柱の女子は、汝の物実によって成れるが故に、汝の子じゃ。五柱の男子は妾の物実に
よって成れるが故に、妾の子じゃ。三柱の女子が汝の心がすめらかなるを露わにしておる
故に、しばし成れば妾の国を応うことを許そうぞ」
 姉神様の言葉に、快楽の余韻に身を任せていた弟神様は、訳も分からずただ頷かれまし
た。


 かくして、弟神様は高天原にしばしなりと居を置くことに成られたのですが、姉神様と
の宇気比によりて、春知り染めた弟神様は乱暴狼藉を尽くすことになりまする。
 それはここで語られませぬ。
 いつか時が在れば、また新たな語り手が語ることでしょう。
 では、真説・好色記(こじき)宇気比の条はこれにて。




754 名前:742=745 mailto:sage [2007/09/08(土) 03:19:21 ID:+D/wXMR0]
ってことで、童話調の語りで、神話で、しかもエロっていう無茶ネタやってみました。
あんまりエロくない上にめちゃ短いですが、これが限度と言うことで。
まぁ、次回が在れば頑張りたいなぁと。
それでは、失礼。

755 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/08(土) 23:16:14 ID:mJFjPieV]
キタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ !!

756 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/09(日) 12:07:51 ID:Xgths4ph]
ありがとう日本神話!!
GJ!GJ!GJ!

757 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/10(月) 02:10:57 ID:inY8TkFG]
やや出遅れたが、GJと言わせてもらおう!

758 名前:名無しさん@ピンキー [2007/09/10(月) 09:38:06 ID:w2pNpe8o]
いやまったく素晴らしい
神様なら口で孕んでもおかしくないもんな
これは良い発想だわ



759 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/13(木) 18:35:39 ID:Ztboz8Cv]
アメノウズメは日本神話界のツンデレだと思う。
「別に好きであんたと結婚するんじゃないんだからねっ!!」
あんた→サルタヒコ

760 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/14(金) 00:05:20 ID:uAZlI/82]
>>759
ウズメの姉御はツンデレっつーよりツンエロな感じ
ストリップしたりな

なんかの雑誌の漫画のツンエロ委員長とかいうノリ

761 名前:名無しさん@ピンキー [2007/09/15(土) 18:25:35 ID:RSKDyqMz]
神様の世界って苦労はなくて快楽ばっかぽいな

762 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/16(日) 01:09:52 ID:DsBjtJr0]
人間から不可能を取り除いたのが神様だからな

763 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/19(水) 13:56:19 ID:dNdRGRyI]
破瓜のときも痛みとか全然なくて快楽だけっぽいな。

764 名前:名無しさん@ピンキー [2007/09/19(水) 14:20:02 ID:OAQcylsx]
女神「・・あ・・あん!らめ!わたし破宮しちゃう!!破宮しちゃうよ・・らめええええええ!!!」

765 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/19(水) 19:15:16 ID:sU2uPrJC]
>>729
現役
天照タンと八百万のお友達萌えスレ【5部書】
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1172941069/

766 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/19(水) 23:29:35 ID:dtCfS+G6]
アマテラ「ヒキニートって言うな!!」
ツクヨミ「スカトロって言うな!!」
スサノオ「マザコンって言うな!!」

767 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/22(土) 00:48:49 ID:JaDUE6eE]
ttp://mimizun.com/search/perl/dattohtml.pl?mimizun.com:81/log/2ch/erochara/sakura02.bbspink.com/erochara/kako/1149/11495/1149521770.dat

768 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/23(日) 21:49:01 ID:cS9UjJNJ]
投下します。
よろしくお願いします。



769 名前:ある天使に捧ぐ子守唄 1 mailto:sage [2007/09/23(日) 21:50:52 ID:cS9UjJNJ]


 遥か遥か、昔の物語。

 そう、まだ創造神によって人間が作られたばかりの頃。

 やはり創造神ヤハウェによって作られた天使達は、神の御使いとしての責務
を果たしていた。
 天使の仕事は、人間が道を踏み外さないよう、常に父たるヤハウェに感謝の
祈りを捧げるよう導いていくことだった。
 その中でもルキというひとりの天使は特に熱心に働き、天使達の間でも敬わ
れていた。
 彼は、天界から熱心に地上へと舞い降り、よく人間に語りかけた。

 そうしているうちに、彼は人間の女、エヴァに恋をしてしまったのだった。


770 名前:ある天使に捧ぐ子守唄 2 mailto:sage [2007/09/23(日) 21:51:30 ID:cS9UjJNJ]

 ルキは懊悩し、身をよじって眠れない夜を過ごした。
 今までに持ったことのない感情だった。
 人間に過ぎないひとりの女が、なぜこうも天使である彼の心をかき乱すのか
わからなかった。
 だが、エヴァが無邪気に笑う顔がどうしても頭を離れなかった。薄い布を羽
織って少女のように野原を駆け回る幻が脳裏に焼きついたまま離れなかった。
 あの柔らかな身体を抱き寄せ、唇を奪ったなら、どれだけ甘い気持ちになれ
るのだろうかと夢想した。
 そして、彼はある日決意を持ってエヴァの家を訪ねていった。


 「──あら、天使様ではございませんか」
 エヴァは、いつものように輝く太陽のような笑顔を浮かべて彼を見た。
 「エヴァ、元気にしているかい」
 ルキはぎこちなく笑って見せた。
 「天使様、どうなさったの。なんだか今日は元気がありませんわ」
 エヴァは少しだけ顔を曇らせた。
 「そうかも知れないね。なんだか今日は気分が優れないんだ」
 「なんということでしょう。私の部屋に、朝汲みの清流水がございます。そ
れをお召しになってはいかがでしょう」
 心配げなエヴァに対し、
 「いや。それには及ばない」
 とルキは答えた。
 「私の病の原因ははっきりしている。それは、あなただ」
 「……?」
 ルキの瞳が揺れた。
 「私は天使の身でありながら人間のあなたに恋をしてしまった。厄介な愛の
病を患っているのだ。
 たとえ約束の地の蜜でさえ私の病を治すことは叶わない。
 そう。
 私の病を治せるのは、エヴァ、あなたの口づけだけなのだ」
 そう告げると、ルキはエヴァのたおやかな身体をかき抱き、熱く唇を奪った。
 彼女の身体が硬くなり、そして力が抜けていった。
 天使らしく美しい羽を持ち、慈愛に満ちた容姿端麗のルキに、エヴァも憧れ
を持っていたのだった。
 そんな彼女に、ルキの激しい求愛から逃れる術はなかったのだった。


771 名前:ある天使に捧ぐ子守唄 3 mailto:sage [2007/09/23(日) 21:52:12 ID:cS9UjJNJ]

 ルキは、エヴァを寝所に押し倒すと、その衣服を乱していった。
 天界で見ることのない、優美な女体が露わになっていく。
 豊かに揺れる乳房の双丘を見れば、たとえそれが許されぬ禁断の恋だと知っ
ていても、情熱の迸りを彼は抑えることができなかった。
 弾む乳房を手に収め、早熟の苺のような先端の蕾を唇で愛撫していく。
 エヴァの息が荒くなった。
 天使の激しい求愛は彼女の女の肉体を燃え上がらせ、女の芯をとろけさせて
いく。
 ああ。
 天使は常に清廉であり、神につき従う穢れなき存在でなければならない。
 だが、人一倍熱心な天使であるはずのルキは、エヴァの甘い身体の魅力に抗
うことができなかった。
 エヴァが頬を紅く染め、「天使様、お慕いいたします……」と囁くのを聞く
と、胸が高鳴って仕方がなくなってしまうのだった。
 これは、間違った感情なのだろうか。
 絶対神である主は、なぜこの感情を認めてくれないのだろうか。
 ルキは天使だからか。
 エヴァが人間だからか。
 ああ、もしそうなら、ルキは人間になってもエヴァと添い遂げたい、と思っ
た。

 彼は天使の羽を七色に輝かせ、光芒の中でエヴァの中へ押し入った。
 愛の結合は、悪徳だとは思えなかった。
 幸せそうに喘ぐエヴァが愛しくて仕方がなかった。
 彼は快楽の波の中で追い詰められ、上り詰めていく。
 やがてふたりの呼吸がひとつになった時、天使と人間は一体となって白い光
りに包まれた。


772 名前:ある天使に捧ぐ子守唄 4 mailto:sage [2007/09/23(日) 21:52:49 ID:cS9UjJNJ]

 さて、誠実で真面目なルキには、信頼できる親友がいた。

 彼らは全員天使で、ことあるごとに集まっては、ルキを中心として和やかな
談笑を重ねていた。
 ひとりは、ベル。元々は太陽の神であるが現在は主父に従う天使である。変
な昆虫を飼育するのが好きな変人だが、高位の天使でその実力には比類がない。
 さらには、バァル。炎の戦車を駆る美しい天使で、優雅で上品な物腰の美男
子である。ただ、どうにも口の悪さが災いして評判が良くない。だが、彼が本
当は好漢であることをルキは知っていた。
 他にも、アスモデウス、アバドン、サマエルなど、一癖あるものの、本当は
誰よりも優しい友人達にルキは囲まれていた。


 そんな友人のひとり、下位天使のアザゼルがある日ルキを訪問した。

 「よく来てくれたな、アザゼル。確か、最近君はグリゴリ監視団のリーダー
として地上に赴任していると聞いていたが……?」
 アザゼルは、創造神の命で人間の繁殖し始めた下界へ行き、その動向を監視
する役目を遣わされていた。
 「ルキ、私は畏れ多い罪を犯してしまった」
 彼は沈痛な面持ちで告白した。
 「私は、人間の女と交わってしまったのだ」

     ドキッ

 ルキは自らの所業と重ね合わせ、息が止まりそうになった。
 「しかし、これは私だけではない。総勢200人のグリゴリ監視団のほとんど
が人間の女と交わってしまったのだ。今やその勢いは止めることができない。
ああ、私はどうしたらいいのだ……」
 アザゼルは頭を抱えた。
 「そ、そう悩むなよ、アザゼル。慈愛に満ちた主なら、きっとわかってくれ
るさ。
 そうさ。天使だって、恋をするんだ。
 おかしいはずがあるものか。大丈夫、きっと大丈夫」
 ルキが慰めると、たまたま彼の家を訪れてきていたバァルも同調する。
 「そうだぜ。気にすんなよ、アザゼル。天使にだってチンコはついてるんだ
し、ついてるもんは使いたくなるのが人情ってもんだろう?」
 「こら、バァル。何てことを言うんだ」
 ハハハ、と愉快げに笑うバァルをルキはたしなめた。
 「大丈夫。きっと大丈夫だよ」
 再びルキは言った。
 「ありがとう、ふたりとも」
 アザゼルは力なく笑った。


 下界の堕落ぶりに激怒した神が、ノアの大洪水を引き起こして地上を阿鼻叫
喚の地獄に突き落したのはそれから数日後のことだった。


773 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/23(日) 21:53:10 ID:ZuAl0W8w]
        ヽ(゚∀ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚)゚∀゚)ノ∀゚)ノ)ノ
        ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚)゚∀゚)ノ∀゚)ノ)ノ
      .  ヽ(ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚)゚∀゚)ノ∀゚)ノノ
        ヽ(ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚)゚∀゚)ノ∀゚)ノノ
        ヽヽ(゚∀ヽ(゚∀゚)゚∀゚)ノ∀゚)ノ
         ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚)゚∀゚)∀゚)ノ
          ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚)゚∀゚)∀゚)ノ
           ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚)゚∀゚) ゚)ノ
             ヽ(ヽ(゚∀゚)゚∀゚)゚)ノ
             ヽヽ(゚∀゚)゚∀゚)゚)ノノ
             ヽヽ(゚∀゚)゚∀゚)゚)ノノ
             ヽ(゚∀゚)゚∀゚)゚)ノ
             ヽ(゚∀゚)゚∀゚)ノ
           ヽ(ヽ(゚∀゚)゚)ノ
          . ヽヽ(゚∀゚)゚ノノ
          ヽ(ヽ(゚∀゚)ノ
          ヽ(゚∀゚)ノノ
キタ━━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━━━!!!!!!!!!



wktkwktk!!!!

774 名前:ある天使に捧ぐ子守唄 5 mailto:sage [2007/09/23(日) 21:54:32 ID:cS9UjJNJ]

 「主は何を考えていやがるんだ!!」

     ドンッ!

 と机を叩いて怒りを露わにしたのはバァルだった。
 「バァル、主の御業をあげつらうな」
 ルキはバァルに静かに言ったが、最も感情を乱しているのは彼だった。
 「しかし、俺も今度ばかりはついていけんぞ」
 ベルがバァルの肩を持つ。
 「主は、人間達には自由意志を与えたが、俺達はまるで人形のような扱いだ。
これでは奴隷ではないか」
 「アザゼルは縛り上げられ、荒野の一筋の光も差さない洞穴の奥底に投げ込
まれたというぞ。ただひとりの女を愛したというだけで、あまりな所業ではな
いか」
 アスモデウスは言った。
 ルキは黙り込んだ。

 「──ルキ、おまえだって、人間の女を愛しているんだろう?」
 と、バァルは言った。
 「!!」
 ルキは目を見開いた。
 「俺達が知らないとでも思っているのか? いくら隠したってそんなことは
筒抜けだ」
 「だが、俺達が知っているということは、当然、おまえの弟だって、知って
いるということだな」
 ベルが静かな声で言った。

 ルキの双子の弟は、神に仕える高位の天使だった。
 潔癖の権化のような彼は、おそらく罪を知ったなら、たとえそれが兄であろ
うとも迷わず神に申告するに違いない。

 「決断の時だぜ、ルキ」
 アスモデウスが言うと、バァルは目を光らせた。

 「──やるか」

 ルキはびっしょりと冷や汗をかいている。
 「偉大な神に反逆するというのか? バカな。俺達は天使に過ぎないのだ
ぞ」
 「どっちにしろ黙っていたらおまえは誅罰されるんだぜ」
 バァルは続ける。
 「──神に作られた小間使いにだって、寸分の魂はあるんだ。俺達は操り人
形じゃない。恋だってするんだ」
 「……敵うと思っているのか?」
 「勝敗が問題なんじゃない」
 ベルは言う。
 「立つことに意義がある。俺達には意志があり、例えどんな結果になろうと
も自分達のために戦うんだ」
 「神なんてクソ食らえ」
 口の悪いバァルは言った。
 「ああ、そうだとも。意地を見せようぜ」
 全員がルキの目を見つめた。
 「たとえ反逆者……悪魔の呼び名を賜ろうとも、俺達は戦う。なあ、そうだ
ろう?
 ──天使長、ルキフェル」

 ルキは、覚悟を決めた。


775 名前:ある天使に捧ぐ子守唄 6 mailto:sage [2007/09/23(日) 21:55:06 ID:cS9UjJNJ]

 天使随一の実力者、ルキフェルの反乱はまたたくまに天上界に広がっていっ
た。
 かねてより不満を持っていた天使達は次々と反旗を翻し、ルキフェル軍へと
加わっていく。
 それは、この世界が創造されて以来最大規模の反乱だった。

 ルキフェル率いる反乱軍陣営には、キラ星のごとき精鋭達が揃っていた。
 大将とするのは神の右側に座することを許された暁の大天使、ルキフェル。
 そしてバァル、炎の戦車に乗った勇将。別名ベリアル。
 ベル、太陽神にして蝿の王、またの名をベルゼバブ。
 ドラゴンにまたがった智天使、アスモデウス。
 いずれ劣らぬ天上界の大天使達が、次々と天使軍を率いてルキフェルの周囲
を固めていくのだった。

 とは言うものの、創造神に楯突くことは無謀な試みに違いなかった。
 天上界をふたつに割った大戦争というものの、反乱軍の兵力は正規軍に遠く
及ばない。
 6対12枚の美しく輝く羽を広げたルキフェルを先頭に、天空に布陣する反乱
軍。
 その前に立ちはだかったのは、二倍以上の兵力を率いた大天使、ミカエルだ
った。
 「兄君、反乱を起こすとは気でも違ったのか?」
 ルキフェルの双子の弟、ミカエルは兄に言った。
 「偉大なる神に逆らおうなど、身の程をわきまえないこと甚だしいですよ」
 弟は、恋に落ちた兄よりもずっと堅実な、道を踏み外すことのない男だった。
 「──神の行いに何の疑問も持たず、感情も持たないおまえ達に、我々の何
がわかるというのだ」
 ルキフェルは同じ顔をした弟に告げた。
 「我々は、自分が自分であるために神に想いを告げる。決して自らを欺かな
い」
 「平行線だな。よし、全軍、かかれ! 敵は小勢だ。一気に叩き潰してしま
え!」
 ミカエルが手を振ると、正規の天使軍は雪崩れを打って反乱軍に襲い掛かっ
た。
 「怯むなよっ! 意地を見せろっ!」
 ベリアルが咆哮する。

 だが、多勢に無勢。
 みるみる反乱軍は押されていく。
 ルキフェル達指揮官の必死の采配に関わらず、次々と反乱軍の天使達は討ち
果たされていく。
 ルキフェルの前にミカエルが迫った。
 「兄君、覚悟しろっ!!」
 聖剣を振りかざした弟が叫び、光とともに振り下ろす。
 左右から天使達に押さえ込まれたルキフェルは覚悟とともに目を瞑った。

     ッギィィィィィイイインンンッ!!!!!!

 鈍い金属の衝突音。
 「……?」
 ルキフェルは自らに剣が降りてこないことに訝しさを覚え、目を開いた。
 彼の前には甲胄に身を包んだ勇ましい大男が立ちはだかり、ミカエルを迎え
撃っていた。

 「──ルキ、待たせたな」
 彼は言った。
 太陽神ラー。
 またの名を、アモン。天上界勇者中の勇者だった。

776 名前:ある天使に捧ぐ子守唄 7 mailto:sage [2007/09/23(日) 21:55:48 ID:cS9UjJNJ]

 「アモン、なんでこんな所に来たんだ!?」
 ルキフェルは血相を変えた。
 「この戦いがどんなものかわかっているんだろうな!?」
 「わかっているさ……だから、こうして全兵力を率いてやって来た」
 アモン率いる40個師団の戦天使達は天上界でも勇猛なことで知られている。
それが、決死の覚悟で今や油断しきった正規軍を次々と血祭りにあげていた。
 「アモン、君はエジプトの地に赴任して平和に過ごしていたはずだ。こんな
戦いに参戦してくる必要などどこにもないはずだぞ。この戦いの後、もし負け
れば我々がどうなるかわかっているのか!?」
 アモンはニヤッと笑った。
 「ルキフェル、俺達は盟友だろう? 神の手で地の底の底、冥界へと封じら
れようともそれは決して変わらない。いついかなる時も、親友だ。もしおまえ
が堕天するなら──その時は俺も一緒だ。
 ああ。俺だけじゃない。ここに集った天使達、ベリアル、ベルゼバブ、アス
モデウス……。みんな、同じだ。それを忘れるなよ」
 ルキフェルは、「どいつもこいつもバカばっかりだ」と呟いた。
 「大将様、シケた顔するなよ。一発でかい花火をぶち上げてやる」
 アモンは大きく口を開けると、浮き足立った正規軍に向いた。
 「食らえ、腰抜け共っ!!」

     ゴオオ大オオオオオオオオオオオオオオッッッッッ!!!!

 彼が口から天をも焼き尽くす業火を吐き出すと、無数の天使達が炎に包まれ
て地上に落ちていった。
 ルキフェルがそれに合わせて手を振り、突撃ラッパを吹かせた。
 反乱軍の猛反撃が始まった。


777 名前:ある天使に捧ぐ子守唄 8 mailto:sage [2007/09/23(日) 21:56:26 ID:cS9UjJNJ]

 両軍の無数の天使達が血を噴き、消え去っていく。
 史上最大の戦争は、激しい消耗戦の様相を呈し始めていた。

 そして、戦いが終盤に差し掛かった頃。
 不意に強烈な光があたりを照らし出し、誰もが目を開けていることができな
くなった。
 「な、なんだっ!?」
 ベルゼバブが叫ぶ。
 「くそっ。創造神だ。遂にしびれを切らして、自ら解決に乗り出してきたよ
うだぜ」
 ベリアルが怒鳴る。
 「神が……。私達は、神には敵わないかも知れん……」
 ルキフェルが独り言ちると、
 「バカヤロウ、弱気になってんじゃねえ!!」
 とアモンが叱りつけた。
 「みんな、聞け。例えばの話だ。例えば私達が敗れたとして──」
 ルキフェルが言う。
 「そんな話、聞けるかぁっ!」
 ベリアルがヒステリックに大声を出す。
 「聞けえっ! 私達が例え敗れようとも、決してあきらめるな。地獄の底の
底に何千年封じられようとも、決して魂まで屈するな。
 私達にはもう一度チャンスがある。最後の審判のその時まで耐え忍べ。
 そして──再び尊厳と誇りをかけて雌雄を決するのだ。
 私達は、決して負けない。
 そう、私達は、ただ──誰かを愛したかっただけなのさ。
 決して間違ってなんかいないはずさ。
 みんな、幸運を祈るぞ!!!」
 ルキフェルが最後に全軍に呼びかけた瞬間、光が世界に満ち、神の聖なる言
葉が在った。



778 名前:ある天使に捧ぐ子守唄 9 mailto:sage [2007/09/23(日) 21:57:47 ID:cS9UjJNJ]

 すべての反乱天使達は堕天し、地獄へと落ちていった。

 総大将ルキフェルが地上に堕とされると、その激しい衝撃で地面は抉れ、地
獄の大穴が開いた。地球の対蹠点では、ルキフェルが墜落した衝撃により、煉
獄山が持ち上がった。

 地獄の誕生である。

 地獄は階層に分かれ、罪の重いものほど深層まで沈められていった。
 愛欲、貪食、暴力、悪意……。
 その最下層は、コキュートスと呼ばれる氷地獄となっている。同心の四円に
区切られ、最も重い罪、裏切を行った者が永遠に氷漬けとなっていた。
 裏切者は首まで氷に漬かり、涙も凍る寒さに歯を鳴らす。

 地獄の中心ジュデッカのさらに中心、地球の重力がすべて向かうところには、
神に叛逆した堕天使のなれの果てである魔王ルキフェルが氷の中に永遠に幽閉
されているという。

 魔王はかつて光輝はなはだしく最も美しい天使であったが、今は醜悪な三面
の顔を持った姿となり、半身をコキュートスの氷の中に埋めている。

 その身体は凍てつき、微動だにすることがない。
 一見すると、死んでいるかのようにすら見える。

 だが、彼の胸は熱く燃えたぎっていた。

 ベリアルが、ベルゼバブが、アスモデウスが、アモンが……、

 皆が彼を待っていた。

 魔王となったルキフェルは、この世の終わりをじっと待っている。
 地獄より復活し、再び誇りを賭して仲間達と戦うその日をじっと待っている。



 ──これは、遥か遥か昔の物語。
 そして、遥か未来の物語の序章。
 そして、今この時も続く苦しみの物語。

 ──そして、誰も知らない物語。

 遥か遥か昔の物語。


                   おわり





779 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/23(日) 21:58:51 ID:cS9UjJNJ]
以上です。


780 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/23(日) 22:01:03 ID:sk6ppUUc]
リアルタイムキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
GJ

781 名前:名無しさん@ピンキー [2007/09/24(月) 00:15:22 ID:sNrqF0GK]
gjgjgjgjY⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!


こういう新訳な話もいいな
しかし展開上仕方ないとはいえルキが可哀想だ

782 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/27(木) 22:24:11 ID:/453W0fB]
保守

783 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/28(金) 23:36:18 ID:8+cDktBf]
>>778
やべぇ!久しぶりに来たらエロシーンの欠片もない作品が投下されてるんで叩いてやろうと思ったら…



面白いじゃないか!



やべぇベリアル達の励ましの台詞一つ一つがいちいちツボだわwwww
正直参った。脱帽だわ。作者さんGJ!

784 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/02(火) 02:36:05 ID:ta5VNmRN]
>>659
あぁ〜、すいません。まだどこにも投下してない…。
すごい鬱展開な上に神話関係ないんじゃ?とか思って。長いし。
それでも良ければ。

785 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/02(火) 20:04:06 ID:wX/sbK5x]
それでも読みたい人〜ノシ

786 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/04(木) 02:47:55 ID:hstiMn9T]
やめといたほうが良いでしょ
欝展開で終わらすと、警告しているのに「読んで欝になった」とか余計なコメント残すヤツが出るし
しかも、このスレじゃハッピーエンドじゃないと、続きを要求するやつまで出る始末だからな

787 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/07(日) 15:19:05 ID:ZcPyNG5G]
鬱展開がどうより
神話関係ないんじゃ?ってな内容ならスレチなのでは・・・
内容にあった他のスレに投下にしてから誘導すれば?

ま、以前投下した話の続きだしここに投下してもいいかなとは思うけど
いろんな意見の人がいるしもう少し様子みたら?

788 名前:名無しさん@ピンキー [2007/10/14(日) 21:27:04 ID:mO8ut0/W]
神スレほしゅ



789 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/17(水) 17:41:36 ID:Vz36yo4V]
誰か空飛ぶヌードル触手の創造主でエロパロ

790 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/18(木) 01:07:09 ID:1grHpLVu]
ハデペルの続きをいつまでも待ってる

791 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/19(金) 19:53:01 ID:ds21U8Ov]
新しいSSを投下しにくい雰囲気だな・・・



過疎

792 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/21(日) 04:27:27 ID:RyS0ZQ7A]
>>576
あ、その話かなり前に本で読んだ。>ヘパイストスとアテナ夫婦説
簡単なまとめ↓
予言する人間オタク、プロメテウスの予言をうのみにした漁色王ゼウスが女神メーティスを飲み込んでしまった。
頭痛を起こしたゼウスのどたまを治療のためにかち割ってアテナを誕生させたヘパイストスが、その謝礼にアテナを娶ることになる。
新婚初夜に慌ててアテナの太股にぶっかけてしまい、怒ったアテナが布で拭き取って
地面に捨てたところから巨人エウリュメドンが誕生。


ちなみに予言「父より強い子ができちゃうぞ」

793 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/21(日) 04:36:10 ID:RyS0ZQ7A]
ちなみに成人のはずのアテナを勝手にょぅι゙ょ化させて、素股でしたあと
「いやぁ…ベタベタするぅぅ」
と駄々こねたとこを想像して萌えたのは多分俺だけだ…

794 名前:名無しさん@ピンキー [2007/10/26(金) 11:45:51 ID:p+vpaBXN]
ギリシャ神話のヘラネタが何度も出てるのをみて思うんだけど、
ゼウスの浮気の原因はヘラが仕事熱心な余り床を共にしてくれないのに腹を立てたからだと言う設定はどうかな?
んでヘラの方も、真相は恥ずかしいから仕事を口実にしていたというなら面白いと思うんだけれど。

795 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/26(金) 17:42:20 ID:hIEzoefE]
二人が仲悪いのは、確か両者を崇める部族の対立が背景にあるんだよな

796 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/27(土) 01:48:50 ID:VZdqh7n+]
嫉妬深いだけで、二神は仲悪くないよ
というか、その嫉妬のとばっちりは常に巻き込まれた他者に矛先が向く
ニ神はむしろ、お互いに対しては決して強く出られないほど惚れこんでる

797 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/27(土) 02:19:11 ID:9YlpzD3C]
ヘラ「私はあなた一筋なのに…どうして?あの女が悪いのね!酷い目にあわせて差し上げましょう」
というヤンデレパターン。

798 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/27(土) 07:36:09 ID:C5tC10Be]
>>797
ゼウス=誠という図式が一瞬にして構築された件について



799 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/27(土) 16:47:39 ID:+XDXfHBG]
神話はヤンデレの宝庫だから困る英雄に振られた腹いせに
怪物けしかけてリョナるやつらとか

800 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/27(土) 19:30:31 ID:awt3vAgs]
ヤンデレですませていいのか…
ギリシャのダナエやケルトのディアドラみたいに美少女杉or変な予言付→塔の中→食われる
のパターン今更だがエロい。
純粋培養だから、変な常識を植え付けられたり
「殿方の棒は口にくわえて舐めたりしごいたりするものなのですね。」
「交わるときには縛って動かないようにしてからいたすものなのですか」
「後ろに差し込まれた棒は、ご不浄の時以外は抜いてはならぬと言われましたが、動きづらいわ」

801 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/29(月) 19:34:07 ID:sJ9LGoDX]
安彦御大のアリオンで,ポセイドンにレイプされて処女を奪われて
主人公アリオンを孕んだデメたんにハァハァしたなぁ・・・

802 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/30(火) 13:58:53 ID:55YoDHA6]
イシュタルが好き。戦いとエロの女神
恋人のタンムズを生き返らせたり殺したり
また生き返らせたりを繰り返すヤンデレ

ユダヤ人は多分、タンムズの儀式で殺されてたと思うんだよな
一神教を作り出した原因の、こわい女神だと思うんだ

あと、カナンのアナト、インドのカーリーもヤンデレで好きだ

803 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/30(火) 22:57:35 ID:3+DH2MnG]
ギルガメッシュにも手だそうとしてたよな。
イシュ「私と交際してくださらないかしら?(性的な意味で)」
ギル「あんたと付き合ったらエラい目に遭うだろが」
でもヤンデレをこんな振り方したら余計エラい目みるよな。

804 名前:名無しさん@ピンキー [2007/10/31(水) 23:01:34 ID:HJSeDRDd]
naglfar.sakura.ne.jp/high/top.html

805 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/01(木) 08:03:27 ID:QCFogxqT]
最近里中先生の漫画ギリシャ神話読んだけど>>658のいってるとおりオデュッセウス
あちこちで女に手を出しててわらたペネロペが貞節でないバージョンもあるらしいが…。
オデュッセウスが子供の一人に殺される話はク・ホリンやロスタムが知らずに
旅先で作った息子を殺してしまう話の逆バージョンか。
長々と書いたが結論は里中先生の書くアルテミスかわいいよなわけだが

806 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/01(木) 10:55:20 ID:A/8B7xh1]
いやまあオデッセウスは不可抗力にしといてあげようぜ…
手は出してるけど結局奥さんのいる故郷に帰りたいって理由で全部手を切ってるわけだし。

807 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/02(金) 23:07:40 ID:77jqOzoC]
英雄色を好むってやつだぜ

808 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/04(日) 00:36:05 ID:fpWiSh8j]
>>803
まあその話も、実際は季節の移り変わりを意味するみたいだ



809 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/04(日) 01:15:45 ID:7kuh07dC]
ふと思った
ギルガメッシュって三分の二が神だけど、人間扱いだからスレ違いなのかなとか
いや、自国内の新婚女性の初夜権は俺のモノってやってたし、エロには向いてるような気がしたんだ
ライバル予定だったエンキドゥも娼婦で籠絡したくらいだしさ

810 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/04(日) 07:36:30 ID:UNzjDmrj]
神話でエロパロだからギルガメッシュならスレ違いじゃなかんべ
さすがにアレを歴史上の人物と言う気は無い

811 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/04(日) 22:38:47 ID:fpWiSh8j]
元々の、シュメールの方では、イナンナ(イシュタル)が
ギルガメシュに惚れたキッカケっぽい話があるな

イナンナが天の神の命令で、生命の樹を育てるのだが
ちょっとした隙に、根元には蛇、樹の幹にはリル・ラケ(リリスのネタ元)が
枝にはズー鳥(ルシファーのネタ元)が住み着いちゃってて
どうしようと困ってたら、ギルガメシュがやってきて退治してくれたと

812 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/05(月) 03:51:00 ID:0H3mLNI8]
ドジっ娘?

813 名前:名無しさん@ピンキー [2007/11/07(水) 20:38:45 ID:O7gqYI9j]
ハデペル待ち

814 名前: ◆DCGycMRcZI mailto:sage [2007/11/12(月) 14:06:32 ID:QwNbWcPv]
小ネタですが、投下。

815 名前: ◆DCGycMRcZI mailto:sage [2007/11/12(月) 14:09:04 ID:QwNbWcPv]

北欧神話オーディンとサーガ。
ロリ注意。好きじゃない人はスルーよろしく。

816 名前: ◆DCGycMRcZI mailto:sage [2007/11/12(月) 14:09:37 ID:QwNbWcPv]

 北欧神話の主神、オーディンは知識に対して非常に意欲旺盛な神であり、知
識を得るためならば、どんな犠牲をも厭わないことで有名だった。
 だがそれは、ラグナロクという最終戦争に対する脅えの表れでもあった。
 自らがフェンリルに殺されるという絶望的な予言をされた彼は、いつでもそ
の恐怖から逃れることができないのだ。

 また、主神であり絶対権力者であることにオーディン自身はいつも葛藤し、
苦悩していた。
 彼の下した決断は正しかったのか。
 立場上、誰の前にも表出することはなかったが、しかし本音ではいつも後か
ら悩んだりする繊細さを持っているのがオーディンという神の本質だった。

 そんな悩み多き主神の心の支えとなっていたのが、伝承と知識、詩を司る女
神、サーガだった。



817 名前: ◆DCGycMRcZI mailto:sage [2007/11/12(月) 14:10:10 ID:QwNbWcPv]

 サーガは透き通った流麗な水晶の館に住んでいた。
 庭園には同様に水晶で作られた透明な彫刻が並び、色とりどりの花々が咲き
乱れていた。
 不思議なことに花々は季節と関わりなくあらゆる種類の花が咲き、実をつけ
た。
 その、どこか異質な感じのする美しさは独特の空気をサーガの館に漂わせた。
春の花が満開するすぐ隣で果実が秋の完熟を見せる景観は、どこかにあるよう
でいて、決して世界中のどこにも存在しない光景なのだった。
 それはまるで、悠久の時を越えた詩を語る館の主の不思議な神力によるもの
のようにも思われた。

 「──サーガ、今度は一体どんな話を私に聞かせてくれるのだ?」
 今日もオーディンは水晶の館を訪れ、少年のような瞳でサーガに訊ねるのだ
った。
 「そうですね。どんな話をお望みですか?」
 美しい女神は優しげな笑顔で聞き返します。
 「おまえが話してくれるのなら、どんな話でもかまわない。かまわないが…
…、スケールの大きい話が良い。ずっとずっと遥か過去、あるいは、遥か未来。
私の想像力も及ばないような壮大な物語が聞きたい……」
 「ふふ、わかりました。では遥か昔、大国に向かってただひとり立ち向かっ
た英雄の話をいたしましょうか──」


 サーガは、他のどんな女神よりも神秘的な雰囲気を持ち合わせた美少女だっ
た。
 光るような銀髪は足元に届くほどに伸びていて、一片の葉よりも軽く風に舞
い、思わず触れて撫でたくなるほどにさらさらとしていた。
 現在過去未来、あらゆる伝承と詩を知るほどの大賢者でありながら、その顔
はあどけない少女のような童顔で、笑うとまるで子供のようだった。そして海
よりも深い藍色の瞳はすべてを見通すようで、じっと見つめられるとオーディ
ンは胸を衝かれ、時に言葉さえ失うのだった。



818 名前: ◆DCGycMRcZI mailto:sage [2007/11/12(月) 14:10:41 ID:QwNbWcPv]

 サーガの語る壮大な詩が語り終えられると、いつでもオーディンは胸がいっ
ぱいになった。
 そして、甘えるように女神サーガを抱擁し、彼女の身体を求めるのだった。

 サーガの身体は強く抱きしめると折れてしまいそうにほっそりとしていた。
それでいて胸は母性を象徴するように豊かで大きい。
 オーディンは今夜も伝承の女神を褥に押し倒し、その胸をやわやわと揉みし
だいていた。
 手や足は青い果実のように硬さを残しているのに、胸だけは熟れきって柔ら
かく、甘いミルクの匂いがする。
 悩み多き主神は時を超越した美少女神の乳首に吸い付いた。
 「ン……」
 と、サーガは眉根を寄せた。目をぎゅっと瞑り、そっと開いていくと、藍色
の神秘の瞳に、もうひとつの神秘、妖艶さが漂っていた。
 「ああ、サーガ。愛している。おまえは最高に美しい」
 「ふふっ。そんなことをおっしゃいますと、細君が妬かれますよ」
 「構うものか。私はこんなにもおまえが愛しくて、欲しくて欲しくて仕方な
いのだから」
 オーディンの妻フリッグは、何かと夫に逆らう大変なじゃじゃ馬だった。彼
にとっては頭痛の種である妻よりも、儚げで優しい少女神サーガの方が心癒さ
れる存在だった。





819 名前: ◆DCGycMRcZI mailto:sage [2007/11/12(月) 14:11:14 ID:QwNbWcPv]

 オーディンは憑かれたように少女の豊乳を揉みしだき、吸った。
 悠久の伝承の語り部の胸はオーディンにとって彼方の時の流れに母性を感じ
るようであって、胎内に抱かれるように至福の時だった。
 少女神は、老人のような姿のオーディンに乳首を吸わせながら、その髪を撫
でる。
 その倒錯性が、かえってオーディンを興奮させた。
 彼は少女の股を開くと、その股間の襞肉に舌を伸ばした。
 激しく舌で掃きまわし、淫らな粘液を音を立てて啜っていく。
 「あ、ああああっ」
 少女は背筋を伸ばして身体を硬くした。びくびくっ、と身体が震える。
 老神はその反応に激しく欲情し、さらに激しく舌技を駆使してサーガを追い
詰める。
 「は、激しすぎます、オーディン様……」
 「激しすぎたらどうだというのだ」
 「そ、そんなにしたら……私、乱れてしまいます……」
 顔を赤くして弱々しく呟いたその表情にたまらなくなり、老神はさらに舌を
ズブッ、と奥へ刺し貫いた。
 少女は顎をそらせて天を仰ぎ、腰をびくびくと奮わせる。

 オーディンは、この神秘的な美少女神にもっと淫らなことをしてみたいと思
った。
 透き通るように白い肌をした少女に、やってはいけないことをやってみたい
と思った。
 それも主神らしからぬ甘えの表れなのかも知れなかったが、ともかくオーデ
ィンはサーガにはとことんまで甘えつくしたかった。
 老神は中指を口に咥えて濡らすと、それを少女神の菊座へと近づけていった。
 「あ……ッ。オーディン様、そこは違いますよ」
 「ここでいいのだ」

    ちゅぷ……っ ずずずずずずずずっっっ

 サーガの身体が跳ねた。
 中指の根元まで少女神の初心な尻穴に押し込んだ老神は、興奮のあまり息を
荒くしていた。
 指をぐいっと曲げ、肛門壁を抉る。
 「あ、あああああああっっっっ」
 サーガは肛門をほじられる苦痛とその裏に潜む快感に身を捩る。
 オーディンは全身を支配する倒錯したサディズムに陶酔しながら、中指を出
し入れし、少女の尻穴を掘り続ける。
 サーガは、明らかに感じていた。
 腰が振られ、顔には悦楽の表情が浮かんできていた。
 神秘的な伝承の神である少女神サーガが、自分に肛門をほじられて腰を振っ
て喘いでいるかと思うと、オーディンはその場で卒倒しそうなほど欲情し、股
間のものは硬直して突き上げてくるのだった。



820 名前: ◆DCGycMRcZI mailto:sage [2007/11/12(月) 14:11:45 ID:QwNbWcPv]

 愛欲に狂った主神は少女を仰向けにすると、その性器に向けて自らのペニス
を突き立てていく。
 「あ、あうううううっ」
 「ぬおおおおっ」

     ずぶ……、ずぶずぶずぶずぶずぶずぶっ

 快楽にまかせ、少女の襞肉に剛直を突きこみ続けるオーディン。
 サーガはその責めを受け止めながら、身体を痙攣させ、暴れまわる。
 少女の快楽の声がひっきりなしに上がる。
 「あああ、たまらないぞっ、サーガっ」
 オーディンが呻くように言う。
 「我慢ならなくなったら、溜まった毒を私の中にお吐きなさい、オーディン
様」
 サーガは愛しげにオーディンの頭をかき抱き、囁いた。
 主神はその優しい笑顔に涙がこぼれそうな気がした。

 オーディンは、いずれ予言通り狼フェンリルに殺される。
 それを知りながら、サーガは決してその話題に触れない。
 あるいは、詩の神である彼女は、幾千の時空の中にあって、それもただひと
つの伝承に過ぎないことを知っているのかも知れなかった。
 それは、オーディンにとっての救いだった。
 恐怖に身をよじることも、苦痛にのたうちまわる事も、それはきっと主神と
いえども逃れる術のない事だ。
 だが、それは何者も同じことで、やがてそれは語り継がれる伝承の一頁とな
る。
 同じ。皆、同じだ。
 ラグナロクによって九つの世界が滅んでも、やがて次の世界が創生され、物
語は永遠に続いていく。

 そういうことだ。

 ──オーディンは、サーガの中奥深くに、白濁の液を噴出していった。



821 名前: ◆DCGycMRcZI mailto:sage [2007/11/12(月) 14:12:16 ID:QwNbWcPv]

 セックヴァベックは第4の所の名であり

 その下では

 氷のごとき冷たき波が屡立つ

 オーディンとサーガはそこに在りて

 楽しき日々を過ごす

 黄金の杯を手に痛飲して


 『グリームニルの歌』第7連



822 名前: ◆DCGycMRcZI mailto:sage [2007/11/12(月) 14:12:54 ID:QwNbWcPv]
以上です。
お願いします。

823 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/12(月) 23:36:46 ID:5ji3nnBW]
GJ!北欧神話詳しくは知らないんだがこういうのは好きだ

824 名前:名無しさん@ピンキー [2007/11/16(金) 13:11:46 ID:god/ARfQ]
人がいないぜ。過疎保守age

825 名前:名無しさん@ピンキー [2007/11/17(土) 14:34:16 ID:9PUPhfek]
うおおお!
いつの間にか良作SSが投下されとるじゃないか
北欧神話は好きだからこれはGJ!!!

826 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/23(金) 19:45:33 ID:Bh7SkWx1]
久々に来たらハァハァ
好きだぜ!






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