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薔薇乙女(ローゼンメイデン)のエロ小説 題20話



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/03/27(土) 17:33:09 ID:Co6mBHDV]
薔薇乙女のエロ小説のスレです。
気に入らないものは、徹底スルーが基本です。
職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。 ただし801&虐待ネタは全面禁止。
次スレは>950を取った人が起てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを起てて下さい。

前スレ
薔薇乙女(ローゼンメイデン)のエロ小説 題19話
yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1248587749/l50

【ノーマル】ローゼンメイデンのSSスレ 10【一般】
changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1255756428/l50

保管庫
rozen.s151.xrea.com/
www.geocities.jp/rozenmaiden_hokanko/
rinrin.saiin.net/~library/cgi-bin/1106116340/
library.s12.dxbeat.com/rozen/eroparo/


201 名前:MCメイデン128 mailto:sage [2010/06/05(土) 15:36:40 ID:tqCLJ7Dw]
次は翠星石の番だ。

「翠星石は、後ろから貫かれるよりも前からの方がいいです。だって、ジュンの顔が見えるから」

エプロンを脱ぐと翠星石はソックスとスリッパを履いているだけの姿となり、正常位の姿勢で股を広げる。
僕が顔を近づけておっぱいを舐めると、翠星石は鼻を鳴らすような声を上げて背中に手を回してきた。

「くふぅん、まるでしゃぶりつくみたいにペロペロして、ジュンは翠星石のおっぱい、そんなに好きですか?」
「ああ、大きくはないけど柔らかくてとても感じやすくて、大好きだ」
「大きくないは余計ですぅッ」
「はは、ごめんごめん」
「でも、翠星石も、ジュンにおっぱい舐められるの大好きですよ。ああっ、おっぱい舐められながら、オマンコにも入ってきてるぅ」

ぎゅっと抱きつく力を強くして、同じようにオマンコも締め付けも強くしてくる。それでいて、膣内は優しく包みこむような柔らかさも残していて、最高の感触だ。
まさしく、ナカの全てが僕のために動いてくれている。翠星石のオマンコは、そう思わせるくらいに一途なものだった。

「あふぅ、んっ、んっ。どうですか? 翠星石のナカ、気持ちいいですか?」
「ああっ、まるで僕のチンポの全てを知り尽くしてるみたいだ」
「んふふ、当たり前ですよぅ」

正常位で一生懸命に腰を動かす翠星石。大きく広げた足がお互いの動きによって揺さぶられ、僕の後ろでパタンとスリッパが落ちる音がする。

「ジュン。翠星石はオマンコだけじゃなくて全部、ジュンのものです。だから、したくなった時はいつでも言っていいですよ。パイズリでも、オマンコでも、何時だってやってあげるです」
「翠星石は本当に可愛いな。そんなこと言われたら、お前を見る度にお願いしたくなりそうだ」
「それでも、全然構わないです」

貫かれたまま、上気した顔で翠星石は微笑む。僕の腰の動きは急速に速くなっていった。
翠星石のナカに思いっきり射精したくて、奥の奥まで激しく突き上げてしまう。

「ああっ、ジュン、好き。大好きぃっ」

それでも、翠星石は僕を受け入れた。足を絡ませて、一生懸命に僕を気持ちよくしようと腰を合わせてくる。
僕は翠星石のオマンコを目一杯突き上げて、ナカに精子を吐き出す。

「んっ、はぁはぁ、出たですね。ジュンの精液が翠星石のオマンコにどくどくと流し込まれてるの、分かるですよ」

動きを止めて僕はナカ出しの余韻を堪能する。
翠星石は僕との結合部を嬉しそうに眺め、下半身に手を伸ばして、オマンコ越しに僕のチンポを撫でるのだった。


202 名前:MCメイデン129 mailto:sage [2010/06/05(土) 15:38:12 ID:tqCLJ7Dw]

「次はヒナの番なの〜」

翠星石からチンポを引き抜くと、雛苺が無邪気な声を上げて僕に飛びついてくる。
始まるのは『いやらしいジュン登り』だ。

「んしょ、うんしょ、ジュンのオチンチン。濡れ濡れなの〜」

よじ登ると、雛苺はぺったんこな胸全体を使って僕のチンポをスリスリとしてくる。

「ジュン、ヒナのロリマンコでいっぱい気持ちよくなってね」

さらに少しよじ登ると、雛苺はそう言って腰を下ろし始める。
雛苺のナカは相変わらず狭かったが、それでもゆっくりと奥まで入っていくのだった。

「はふぅ、雛苺のナカに、全部入ったな」
「うん、あふっ、ジュンのオチンチンが奥まで刺さって、ヒナの体を支えてるの」

そう言うと、雛苺は僕にしがみついたまま腰を上下に揺さぶり始める。

「うゆぅんっ、あっ、あんっ、きゅうぅん、すごいのっ、ヒナ、どんどんエッチになっちゃう」

片手で持てそうなくらいに軽い体の雛苺が、僕のチンポを咥え込んで必死に腰を動かしている。
その光景に僕のモノはますます興奮して、ただでさえ狭い雛苺の膣内を更に圧迫していく。

「あゆぅん、おっきくなったの〜」
「雛苺が可愛すぎるからさ。それっ、僕も動くぞ」
「きゃんっ、そんなに突き上げられたら、ヒナのロリマンコ壊れちゃう。でも、気持ちいいの〜」

僕に突き上げられる度に、ふわふわの髪を揺らして可憐な喘ぎ声を上げる雛苺。
その体からは、ほのかなミルクの匂いに混じって、発情した匂いが香り始めていた。

「こんなにちっちゃなマンコで締め付けて、気持ちよさそうに声まで上げて、雛苺は『いやらしいジュン登り』がすっかり好きになったな」
「あんっ、あんんっ、もうイキそうなのっ。これも、ジュンと翠星石がヒナを開発してくれたおかげなの〜」

本来なら受け入れるはずのない五歳児のような体で、マンコを目一杯広げて奉仕する雛苺。それをなんの疑問も持たずに見守るドールたち。
そんな背徳的な光景に臨界点を迎え、僕は雛苺の膣内に思いっきり精子をぶちまける。

「あぅんっ、イッちゃう、ヒナ、熱いのいっぱい出されて、もうイッちゃう〜」

絶頂を迎え、小さなマンコから僕の精液をぼたぼたと溢れ出させて脱力する雛苺。
ヌポリと引きぬいてソファの上に横たわらせると、雛苺はハイハイをして真紅に近寄った。

「えへへ、真紅にジュンのミルク、分けてあげる〜」
「はぁはぁ、すごい匂い……。雛苺は優しいのね」
「はい、どうぞなの、真紅」
「んふぅ、ぺちゃぺちゃ、雛苺のオマンコからジュンのミルクが一杯。雛苺の愛液と混ざり合って、ちゅう、じゅるッ、とても深い味わいなのだわ」

精液だらけのマンコを差し出す雛苺と、舌をナカにまで突っ込んでぺちゃぺちゃと美味しそうに舐める真紅。
そんな二人の姿を見て、僕のチンポはすぐにいきり立ってしまう。


203 名前:MCメイデン130 mailto:sage [2010/06/05(土) 15:40:03 ID:tqCLJ7Dw]
「ああぁん、ジュン君、次は僕の番だよね」

隣では、裸エプロン姿の蒼星石が、物欲しそうな顔をして尻をふりふりと振っていた。

「んはぁ、早く挿れてよぅ。ジュン君がみんなを犯している姿を見て、僕のケツマンコはもうトロットロッになってるんだよ」

物欲しそうにアナルをヒクつかせ、蒼星石は熱っぽい声をあげる。

「そんなに期待されたら、応えて上げないと、な!」
「んはああああっ、ジュン君の立派なチンポォッ、僕のケツマンコにずぶずぶ入ってきたああぁん」

後背位で一気に挿入すると、蒼星石は大声を出して喜びにお尻全体を震わせた。

「はは、凄い感じようだな、蒼星石」
「ああっ、僕ばっかり気持ちよくなってごめんね。すぐにジュン君も気持ちよくするから。……んっ」

蒼星石はそう言うと腰を動かし始める。
ゆっくりとアナルを味合わせるように前後に動いたと思うと、左右に少しカーブをかけて亀頭とカリをこそげるように刺激したり、かなりのテクニックだ。

「はぁはぁ、ケツ穴でこんなにチンポをしごけるなんて……。気持ちいいぞ、蒼星石」
「ああんっ、褒めてもらえて嬉しいよ。僕、もっと頑張っちゃう」

僕のチンポがさらに深く入るようにお尻を密着させ、蒼星石はお尻の穴で円を描くように腰を動かし始める。

「はぁう、ケツマンコの中でジュン君のチンポの形が分かるよぉ。僕、男の子なのに女の子みたいにチンポ受け入れてる、幸せぇ」
「犬みたいに舌をだらんとたらして、僕のチンポを味わうように腰を動かして、男の子の癖に蒼星石は本当に犯されるのが好きなんだな」

自分のことを男だと思い込んでいる蒼星石は、僕の言葉でますます燃え上がり、本来の女の子らしい声を喘ぎ声にしてアナル奉仕をしてくる。

「だって、ジュン君は僕のお尻の処女をもらってくれた人だから、お尻の穴をケツマンコにしてくれた人だから、挿れられるだけで幸せになっちゃうんだもん」

僕の快感をかきたてるように小刻みに腰を動かし、快楽にとろけた顔で言う蒼星石。僕は蒼星石のアナルを抉るようにチンポを突き入れる。

「んひぃぃんッ、イイようッ、ジュン君のたくましいおチンポに犯されて、ケツマンコがキュンキュンしちゃうよぅ!」

揺さぶられて蒼星石はアクメ寸前の声を出している。僕は蒼星石の尻を食い込むくらいに掴むと、射精した。

「ふぅ、よかったぞ、蒼星石」
「はぁはぁ、ジュン君も素敵だったよ。僕のお尻はジュン君専用だから、もっとエッチなケツマンコになれるように頑張るからね」
「ふふふ、蒼星石は本当に真面目で努力家だな」
「えへへ、ジュン君、大好きだよ」

精液を垂らしたお尻を掲げたまま、蒼星石は上半身を力なくソファにつける。そんな姿で振り返ってイキ顔を僕に見せるのだった。


204 名前:MCメイデン131 mailto:sage [2010/06/05(土) 15:41:54 ID:tqCLJ7Dw]

「うう〜、すごく緊張するかしら」

次は金糸雀。金糸雀は小さなオマンコを両指で広げ、おどおどとした表情で眉根を寄せている。
無理もない。金糸雀にとって、今日が処女喪失の記念日になるのだから。

「いいか、金糸雀」
「う、うん。ジュンの精子をゴックンするのも慣れてきたし、きっと大丈夫だと思うの」

僕のザーメンに慣れたことは直接関係ないだろうけど、まぁ、安心するために大丈夫だという理由をかき集めているんだろう。
雛苺と変わらないちっちゃくてぷにぷになワレメ。ある程度舐めてふやけさせると、僕は亀頭で小さな膣口を掻き分けて挿入した。

「あっ、ずにゅうってカナの中に、んぎっ、あああああっ」

そりたったチンポを押し進め、ブチブチと金糸雀の処女膜を破っていく。
小さな体を強張らせて喪失の痛みに耐える金糸雀。それを他のドールたちが口々に励まし始めた。

「カナ、あいとーなの」
「大丈夫です。チビ苺だって処女を捧げれたんだから、チビカナにもきっと出来るですよ」
「辛かったら『オチンポミルク』と言うといいのだわ。きっと気持ちよくなれるから」
「ああ、あんなに小さな体なのに、女の子の穴を逞しいチンポで犯してもらえるなんて。金糸雀、これはとても幸せなことなんだよ」
「ふぅ、仕方ないから、私が手を握っていてあげるわぁ」

金糸雀が処女喪失する姿を、お尻を丸出しにしたみんなが見守って支えている。
これ以上ないくらいに倒錯した光景。淫靡な性臭と温かい雰囲気が交わりあう濃密な異常。

「はぁ、はぁ、みんなに応援されて嬉しいかしら。これで、カナのオマンコも一人前」

そんな中で、金糸雀は幸せそうに微笑み、貫かれたまま浅い息を繰り返していた。

「よく頑張ったな、金糸雀。ご褒美におでこナデナデしてやるぞ」
「あんっ、感じちゃう。おでこ撫でられて、エッチな気分になっちゃう」

僕はおでこをすりすりと撫でてやりながら、ゆっくりと腰を動かし始める。

「どうだ、金糸雀。初めてオマンコで味わう僕のチンポは」
「あふっ、あうぅん。カナのオマンコ、女になっていってるかしら。ジュンに貫かれて、女になっていってるかしら」

巻きつくようにきつい膣内を往復し、金糸雀の性のさえずりを耳に射精感を高めていく。

「んっ、もうすぐ出るぞ。おでこナデナデしながら、ナカ出ししてやるからな」
「はっ、はっ、はっ、はっ、おでこイイの。おでこ気持ちよくなって、オマンコもエッチになってきてるの」
「うあっ、出る。もう出る!」
「出してっ、カナの初めてのオマンコに、熱い精子をたくさん出してぇっ」

びゅるびゅると、狭い膣内を白濁液で染め上げる。
金糸雀はマンコにたっぷりと注がれた精子を確かめるように指で広げると、僕に見せて誇らしげに微笑むのだった。


205 名前:MCメイデン132 mailto:sage [2010/06/05(土) 15:43:44 ID:tqCLJ7Dw]

金糸雀から離れると、今度は水銀燈にのしかかる。

「あんっ、ジュン。チュッ、チュ、ムチュゥ、チュウ〜」

水銀燈は、僕の首に手を回して熱心にキスをしてきた。

「ふふ、水銀燈、そんなに僕のチンポが待ち遠しかったのか」
「ぷはっ、や……、そんなわけ」
「素直になるんだ」

愛液に濡れたクリトリスをこしこしと擦り上げると、水銀燈は目をとろんとさせて悩ましい声を上げる。

「んんっ、だってぇ、ジュンがみんなの並んだオマンコに逞しいのをハメハメしている姿を見たら、どんどんと欲しくなっちゃって」
「よし、じゃあ、今から水銀燈のオマンコにも挿れてやるからな」
「うん、私の一番大切なところ、いっぱい突いて」

水銀燈は胸をはだけて横になると、すらりと長い脚を掲げる。僕は天井を向いて伸びた細い脚を抱きしめ、そのまま腰を押し出して挿入した。

「んはぁ、あんっ、あんっ、イイの……、ジュン。横から突かれて、気持ちイイの」
「僕も気持ちいいぞ。水銀燈のオマンコは、相変わらずの名器だな」

僕のピストン運動にあわせて銀の髪が揺れる。艶やかな胸のふくらみが揺れる。声に違わぬ喜びを示すように、蜜壷は濡れて絡み付いていた。
水銀燈は横たわって僕に貫かれているため、結合部が他のドールたちに丸見えだ。
マンコが僕のモノを咥え込んでいる様子も、クリトリスが立っている様子も、愛液を太股まで垂らしている様子も、全てさらされて僕に貫かれている。
以前の水銀燈なら、その恥辱は耐え難いものだったろう。
しかし今では、水銀燈はそのことに喜びを見出していた。

「ああん、見られてる。私がジュンに愛してもらっているところ、みんなに見られちゃってる」
「嬉しいか、水銀燈」
「うん、うんっ、嬉しいのぉっ。みんなに見られて、ジュンにオチンチンを激しくハメハメされて、もうイッちゃいそう」

喜びの声を上げながら、水銀燈は僕に絶頂が近いことを報告してくる。
僕が腰の動きを早めると、さらに可愛い喘ぎ声を上げて、動きに合わせてきた。

「はぁはぁはぁ、いくぞ、出るぞ!」
「んあああっ、一緒に、一緒にイッてぇっっッ」

誘い込むように襞が動き、僕は水銀燈の膣内に射精する。水銀燈はひときわ大きな嬌声を上げると、満足そうな顔をして床に頬を付けるのだった。


206 名前:MCメイデン133 mailto:sage [2010/06/05(土) 15:46:23 ID:tqCLJ7Dw]
最後はのりだ。
射精して萎んだ僕のチンポを、のりは水銀燈と一緒になってパイズリ奉仕している。

「んっ、ふあっ、水銀燈ちゃんの乳首と擦れ合って、私の乳首も立っちゃう」
「あんぅ、のり、私のことをちゃん付けなんてしないでよ。それにしても、のりのおっぱいって大きいわね」

二人のたわわなふくらみが、僕のチンポを愛撫する。
お互いの胸が、僕のチンポを中心にしていやらしく形を変え、柔らかい感触と沸き立つ色気を伝えてくる。
互いの乳首をこりこりと擦れ合わすたびにのりと水銀燈は甘い声をあげ、さらに情熱的に僕に奉仕をしてくるのだった。

「んっ、んっ、んっ。ジュンのオチンチン、さっきナカ出ししたから、私の愛液でヌルヌルしてる」
「ああっ、私と水銀燈ちゃんのおっぱいで硬くなってきてるわ。今度は私のオマンコにこれが入るのね」

胸から覗く僕の勃起をうっとりと見詰めているのり。
準備が出来ると、僕はのりを四つん這いにさせて後ろから貫いた。

「ふあああぁん、ジュン君のおチンポ、入ってきたよぉ」

ねっとりとした淫靡な膣内の感触が僕のチンポを包み込み、ゆっくりヌメヌメと締め付けてくる。

「さぁ、のり、今度はここで僕を気持ちよくするんだ」
「うん、お姉ちゃん、オマンコ運動がんばるね」

眼鏡の奥の瞳を怪しく色づかせ、のりは大きな尻を淫らに動かしていく。
いつでも突き込めるようになったのりの穴は、日に日にいやらしくなって僕のチンポに奉仕するようになっていた。

「あんっ、あぁん。ねぇ、ジュン君、お姉ちゃんのオマンコどう?」
「だいぶ良くなったな。腰の動きもいい。さすが、毎日、登校前にヤっただけはある」
「うふふ、ジュン君に犯されながら朝ごはんを食べるの、すっかり癖になっちゃった」

のりは膣内の襞で僕のチンポを舐め尽すように腰を動かし、振り向いては僕に熱っぽい視線を向けてくる。
僕は後ろからのりの大きな胸を揉みしだき、腰の動きを早めた。

「あっ、あっ、あっ、イイ、ジュン君、その動き、気持ちイイよぅ」
「のりのオマンコに、いっぱい出してやるからな」
「うはぁん、ジュン君、キスして、後ろからキスして。キスしながらお姉ちゃんのオマンコにザーメン流し込んでぇっ」

振り向いて訴えるのりに腰をかがめて顔を近づけると、僕はディープキスをする。
舌を貪りあっての射精。
のりは全身を震わせて、僕のナカ出しを味わっていた。


207 名前:MCメイデン134 mailto:sage [2010/06/05(土) 16:03:55 ID:tqCLJ7Dw]
「んはぁ、ビュクビュクいってる。私のオマンコの中でビュクビュクいってるのがわかるよぅ」
「ああ、すごいのだわ。のりったらあんなに嬉しそうにオマンコで咥え込んで、なんて美しい光景なの」

キスから始まる姉弟の行為は過激であるほど素晴らしいと認識するようになった真紅は、僕たちの光景を見て憧憬の眼差しを送っている。

「ははは、真紅、僕も褒めてくれよ」
「ええ、のりのオマンコをあんなに激しく突いて、ナカ出ししているジュンもとても素晴らしいのだわ」

真紅の言葉に満足して、僕はのりのオマンコからチンポを引き抜く。

「さぁ、みんな、最後に『誓いの言葉』だ」

そして、締めくくりのキーワードを放つと、みんなが幸せそうな顔をしてM字開脚を始めた。
真紅、翠星石、雛苺、蒼星石、金糸雀、水銀燈、のり。それぞれがナカ出しされた穴を指で広げて、僕に顔を向けてくる。

「みんなが今広げている穴は、誰のものだ」

精液が垂れたままの穴をさらに大きく広げて、口々に呼ばれる僕の名前。
こうして、饗宴は終わりを告げるのだった。



208 名前:MCメイデン135 mailto:sage [2010/06/05(土) 16:05:52 ID:tqCLJ7Dw]

◆桜田ジュン編その2『ラプラスの魔』

ラプラス。
フランスの数学者と同じ名前を持つタキシード姿の兎は、nのフィールドからその饗宴を眺めていた。

「ふ、ふふふ」

いつもは慇懃な雰囲気で本心の全てを覆い隠しているような姿なのだが、今のラプラスの魔にそれはない。
赤い瞳は邪悪とも純粋とも取れるような喜びで満ちていた。

「くくく、思ったとおり、思ったとおりだ」

以前よりも遥かに人間らしい声をあげているドール達。その姿を見てラプラスの魔は笑う。

「見ていますか。ローゼン」

勝ち誇った声で、ラプラスの魔はnのフィールドの何処かにいるであろう人形師に声をかけた。

傍観者に過ぎないこの兎は、いつの頃からか、ある疑問を抱くようになっていた。
アリスゲームというものは、なんとも非効率なものではないかと。

ローゼンの作り出したドール達は、どれも人形の水準を遥かに超えた素晴らしいものだ。
それを、至高のアリスと言うもののために潰し合わせるのはなんと勿体無いものであるか。
ラプラスの魔にドール達への愛というものは全くない。しかし、ローゼンのとったアリスゲームという方法には苛立ちを感じていた。
それこそ、順当な解を導けない数式を目の前にした、数学者のように。
至高のアリス。それを目的に人形を作るのは素晴らしいことだろう。
しかし、ドールから人間を生み出していない現段階で完璧なアリスを創り上げようとし、あまつさえ、せっかく作り上げたドールを傷つけ壊す方法をとるというのはあまりに愚策だ。

「ローゼン。わたくしは常々思っていたのですよ。目的に近づくには段階を踏まねばならないと」

そう。まずは人形からアリスを作るのではなく、人形から人間を作るのが先ではないのか。
そこで白羽の矢を立てたのが、桜田ジュンだった。
人間の命の一部とも言える精。それをローザミスティカに与え続けることによって、ドールを人間へと近づかせる検証を行っていたのだ。
今、仮説が成り立ち、ドールが人間へと近づき始めていることを知ってラプラスの魔は満足する。


209 名前:MCメイデン136 mailto:sage [2010/06/05(土) 16:07:48 ID:tqCLJ7Dw]
「少年、君には感謝せねばなりませんね」

感謝の気持ちが全くこもっていない声でラプラスの魔は言った。

「期せずして、君は指輪のからくりと同じ方法を実践しましたが、気付く由もないでしょう」

ドールたちを書き換えることのできる黒い指輪。
しかしこの指輪は、ドールだけを書き換えるのではない。装着者である人間をも書き換えることができるのだ。
桜田ジュンは翠星石と蒼星石を使ってのりの心の庭を剪定させたが、全く同じ原理で彼も心の庭を剪定されている。
指輪をつけた時点から徐々に、そして、今ではもう完全に。
彼は自らの魂を削りながら死ぬまでドールたちに命の欠片を与え続けることだろう。
……もっとも、その時間もあまり長くはなかろうが。

「さあ、少年。わたくしの取った方法が人形師ローゼンよりも確実で正しい方法だと証明してください。その時こそ、このわたくしは傍観者でなく、求道者として完成するのです」

ラプラスの魔は語りかけるのだった。
当の者たちには届かぬ言葉を、広大なnのフィールドの中で一人、妄執にかられながら。




210 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/05(土) 16:10:06 ID:tqCLJ7Dw]
今回はここまで。
次回、終章をお送りします。

それでは。

211 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/05(土) 19:11:47 ID:+jmcHF1d]
今回も乙です
ジュンがやけに精力絶倫なのはそういうわけか・・・
なんとか生き延びて、新しい痴態を見せておくれ

212 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/05(土) 19:42:15 ID:8ArqJl7O]
次回終章ですか。淋しいような楽しみなような…

213 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/05(土) 20:10:02 ID:yMmBRKOn]
稀に見る良SS。

このまま7人が人間になって、指輪が壊れて洗脳が解ければ嬉しいんだが……。

どうもっていくのかな……。


楽しみだぜ

214 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/05(土) 20:33:24 ID:VJtBHA0V]
>>213
のりは元から人間ですよ?
てかのりは妊娠ってオチが待ってそう…

215 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/06(日) 02:54:20 ID:7eDxc7t/]
おう…実に素晴らしいな。
エロくてストーリーもしっかりあって、ストーリーがまたエロさを際立たせていて…
エロエロ最高だね

216 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/07(月) 11:43:52 ID:STI36X9r]
77 名前: 40歳無職(東京都) [sage] 投稿日: 2007/10/21(日) 22:26:21 ID:nU6siOSR0
[ 水銀党員向け回覧 ]

翠に援軍を出すべし。
相手に偽が入っているのは間違いないが、実際のところは全くわからない。

投票数:5320レス 18:30:00現在
1位 2254票 柊つかさ@らき☆すた
2位 1816票 翠星石@ローゼンメイデン オーベルテューレ


救援のメリット
・党員が翠の負けを望んでいるみたいな不名誉なうわさを否定できる。
・翠の支援なしには銀様も勝っていくのは厳しい、こちらも救援の姿勢を見せる必要あり。
・今回、アンチがローゼン潰しに成功したら、味をしめて銀様にも仕掛けてくる可能性が高い。
・もし翠が圧勝すれば、アンチローゼンの士気が落ちて、最強といわれる銀様潰しは断念してくるかも。
・なにより、苦戦している仲間を見捨てれば、銀様と党員は卑怯者の烙印を押されてしまう。

デメリット
・翠が勝ったとき枠数の関係で、銀様戦では、より激しい抵抗が予想される。


217 名前:最強オナニスト巴ちゃん mailto:sage [2010/06/07(月) 12:48:40 ID:Duxf7UQk]
柏葉巴はオナニストである。故に今日もオナニスト道を究めるべく自室で自慰っていたのだが、
そこに思わぬ来客が現れた。何と鏡の中から巴の幼馴染の桜田ジュンが現れたのである。
「おーい柏葉、久々に来てやったぞ…って何をしてるんだお前!」
「さっ桜田君!」
鏡から人が出て来ると言うのは本来あり得ない事だが、ローゼンメイデンのドールズのマスターたる
ジュンならドールズの力を借りてnのフィールドを通って巴の部屋の鏡に出るのも容易かった。
まあそんな事はどうでも良い。大切なのは巴が自分の自慰をジュンに見られてしまった事である。
「お前…それ僕知ってるぞ…。自慰って奴だろ…。」
巴が自分の自慰を見られてしまい呆然とする中、ジュンの瞳には涙が浮かび始めていた。
「見損なったぞ柏葉! 自慰はいかんって学校で教わらなかったのかよ!
自慰やりすぎると馬鹿になるって先生に言われなかったのかよ!?」
「ええ!?」
ジュンの言分は確かに正論だが、普通学校でそういう事は教えないよな。と、そこでジュンは
巴の部屋に一つのトロフィーが置かれている事に気付いた。
「ん? 何だこのトロフィーは。どうせ学校の剣道部で大会に出て優勝した時のも……って何だこれは!?
オナニストワールドカップ2010優勝トロフィー!? お前こんなのに出てたのか!? ってか優勝!?
おまけにワールドカップやる位に規模の大きい自慰の大会とかあるのかよ!? それが一番怖いわ!」
巴の部屋に置いてあったトロフィーは何とオナニストワールドカップ2010なる大会の優勝トロフィーだった。
つまり巴はワールドカップで優勝してしまう程のオナニストだったのである。これは恐ろしい事だ。
しかし、桜田ジュンにとってはこの上ない程悲しい事であり、目から涙がボロボロと流れ落ちていた。
「見損なった…見損なったぞ柏葉…。お前はこんな事する奴じゃないって信じてたのに…。
こう言うのはお前みたいな優等生がやる事じゃないんだよ! 全世界の巴ファンに謝れ!
よし。こうなったら僕が人肌脱いでやる。僕がお前を自慰の呪縛から解き放ってやる!」
するとジュンは自分のズボンとパンツを脱ぎ下ろし、そのまま巴を押し倒した。
「キャー! やめて! やめて桜田君!」
「やめるもんか! それに元はと言えばお前が自慰なんかするから悪いんだからな!
嘘吐きは泥棒の始まりって言葉があるけど、自慰はエロテロリストの始まりなんだぞ!」
巴は力一杯抵抗しようとするが、ジュンは思った以上に力が強く、振り解けない。
「僕を侮るなよ! 伊達に毎日あの呪い人形にいびられてるわけじゃないんだぞ!」
何と言う事だろう。ドールズにいびられる毎日はジュンを思った以上に強くしていたのだ。
そして巴の自慰して濡れ濡れな淫唇に向けてジュンの剥き出しな肉棒が押し込まれた!
「うっ!!」
ジュンの肉棒が押し込まれた瞬間、巴は苦悶の表情となり、接合面からは真っ赤な血が流れ出る。
ジュンが巴の処女膜を貫き、処女を奪ったのだ。しかし、意外にもこれに最も驚いているのはジュンだった。
「な…お前…処女だったのかよ! あんな凄い自慰っぷりだからもう経験あるのかと思ってたぞ!
って言うか…お前が処女だったなんて…不自然過ぎるだろ! だってお前学校のアイドルになっても
可笑しくない位可愛いし、ヒキコモリな僕なんかと違って優等生だから相手なんていくらでもいるって思ってた!
剣道部の先輩とか他の運動部の主将やらエースやら、果てには教師とだってやりまくりだと思ってたぞ!
だけど実際は処女とか…幾らなんでも裏切られすぎだろ僕! まあ裏切られたって言ってもこれは良い意味でだけどさ。
よし、そうと決まれば思う存分やりまくってやるぞ!」
「らめー! らめー! 桜田君らめー!」

こうして桜田ジュンとの始めてのSEXを経験した柏葉巴はオナニストを引退した。
もう自慰をする必要が無い程の性的快感をジュンが与えてくれる様になったのだから。

−完−

218 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/07(月) 14:14:45 ID:HAhvPfA5]
文体から先生が出てくるのかと思ったがJUMでワロタ

219 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/07(月) 14:54:01 ID:BaZPbeKf]
>人肌脱いでやる

あながち間違いでもないな
ある意味



220 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/07(月) 20:10:51 ID:wJd5qp5R]
JUM台詞なげーなw

221 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/07(月) 23:44:56 ID:tAV+94lO]
>>217
>オナニストワールドカップ
ワロタww

が、待てよ? 前にν速にそんなスレが…と、思ったら

マスターベーションマラソンで(ry
ttp://blog.livedoor.jp/weekchange-beronupes/archives/51010987.html

222 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/09(水) 22:24:50 ID:+6mMIK1C]
どうやったら一等になるんだよそんな競技www
回数か?逝く時間か?潮の飛んだ距離か?

わからない…

223 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/12(土) 10:17:08 ID:v4oW8V1x]
>>222
俺達凡人には見守ることしかできない

224 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/12(土) 14:10:37 ID:88A50+L5]
こんにちは。
MCメイデンを書いている者です。
今回が最後の連載。

それでは、終章、投下します。


225 名前:MCメイデン137 mailto:sage [2010/06/12(土) 14:14:53 ID:88A50+L5]

◆ 終章『新たなるマエストロ』

あれから幾年かの月日が過ぎる。
桜田ジュンは、自室のベッドに腰掛けて水銀燈と肩を寄せ合っていた。

「こうして、二人っきりになるのも久しぶりね」
「ああ、そうだな。でも水銀燈、体のほうは大丈夫なのか? どこか具合の悪いところとかはないか?」
「もぅ、最近のジュンは少し私の身体に気を使いすぎよ。そこまで過保護にされると、むず痒くなっちゃうわぁ」
「悪い。でも心配なものはやっぱり心配でな」

ジュンはそう言うと水銀燈のある場所へ手を伸ばす。19歳になった彼の手は、少年のものからいつしか青年のそれへと変わっていた。
より太くなった手首、関節のふしくれ、いつの間にか割れた拳。それには、青年のものというだけではなく、匠の若き年輪さえ感じる。
顔も、眼鏡を掛けているところや髪型は相変わらず。少年としての面差しを残しながらも、やはりその顔つきは青年に近づいている。
……そして、水銀燈の身体にも変化はあった。

「なにせ、僕にとってこれは初めての体験になるのだから」

ジュンは水銀燈のお腹を優しく撫でる。
それは、かつての水銀燈にはなかった部分。彼女が自分をジャンクと苦しんでいたポッカリと空いた穴。
だから、ジュンは水銀燈を抱くときに全てを脱がすことはなかった。彼の初めての人形作りは、彼女の欠けた部分を補うために行われた。
作り上げた腹部をはめ込んだとき、水銀燈がボロボロと涙をこぼしていたのを今でも鮮烈に覚えている。

「不思議なもんだな。もう部品でも部位でもない。今ではここは完全に水銀燈の身体だ。だから、こんなに息づいている」

あの出来事がきっかけとなったのかは、分からない。今ある水銀燈の体の変化が奇跡なのか必然なのかも。

「んっ、あっ、そんな事言われながら撫でられると、なんだか変な気持ちになっちゃう」

水銀燈は、妊娠していた。
幾度となくジュンの精を受け続けた水銀燈は、人間に近づくだけではなく、新たな命をも宿していたのだ。

「ねぇ、ジュン。今の私、ひどく不恰好じゃないかしら」
「そんなこと言ったら、お腹の中の赤ちゃんが怒るぞ」
「うん。ごめんね、赤ちゃん。でも……、やっぱりまだ実感が湧かないのよ」

水銀燈はそっとお腹を撫でると、戸惑った顔をして眉根を寄せる。

「ずっと一人でさまよっていて、ローザミスティカを奪うことを一番にしていた私が、ママになるなんて」
「僕は、水銀燈はいいお母さんになると思うけどな」


226 名前:MCメイデン138 mailto:sage [2010/06/12(土) 14:17:37 ID:88A50+L5]
ジュンは水銀燈の服を脱がし、乳首に吸い付く。

「あっ、ひゃん!」
「だってほら、こんなにたくさんミルクが出るじゃないか」
「だめよぅ。そんなにじゅぱじゅぱたくさん吸っちゃ、赤ちゃんの分がなくなっちゃう」
「こんなことでなくなりはしないさ。ほら、お前のママのおっぱいはすごくおいしいぞ」
「もう……。ふあっ、また出ちゃう」

お腹の中に居る赤ちゃんに語りかけるジュン。
大きく張った胸を揉みしだかれる快感に悶えながらも、水銀燈はジュンの股間へと手を伸ばしてくる。

「流石にナカは無理だから、手でしてあげるわね」

そう言うと、水銀燈はジュンのモノをしごき始めた。
今まで何度も自分のマンコを突いてきたそれを、幾度となく奥で熱い精子を流し込んできたそれを繊細な手で握り締め、コスコスとしごき続ける。
乳首を何度も吸い上げられ、丸くなったお腹の上に母乳を垂らしながらも、水銀燈はジュンによって仕込まれた動きを情熱的に繰り返していた。

「水銀燈、口を開けて」
「ん、こう?」

ジュンは水銀燈の乳首から出た母乳を口にため、キスをする。

「ほら、これが水銀燈のミルクの味だ」
「んく、……甘い。これが、私のおっぱいの味」

口に含んだミルクを、水銀燈の舌に絡ませるように動かしてのディープキス。
水銀燈もそれに応えるように舌を動かしてきた。自分の母乳が絡まった舌でジュンの口内を愛撫してくる。
指は亀頭のくびれや裏筋を刺激し、距離をゼロにするかのように身体を寄せて激しくキスをせがむ。
ベッドの上には、何枚かの羽根がひらひらと落ちていた。

「んちゅ、チュゥッ。もっとキスして、ジュン」
「ああ、大好きだ、水銀燈っ」
「ふああっ、そんなこと言って、真紅達にも同じように言っている癖にぃ」
「そうだっ、真紅だって翠星石だって、みんな愛してる。それでもな、水銀燈を世界で一番愛しているのはこの僕だッ」

熱くほとばしる精子が水銀燈の太ももとボテ腹を白く濡らす。
射精しても勃起したままのチンポを水銀燈は乳首で愛撫し、母乳にまみれさせるとフェラチオを始めた。

「んああっ、ジュンのチンポぉ、何回も何年も私のオマンコを突いてきたチンポ。私をママにしちゃったオチンポぉっ」

ジュンを気持ちよくさせるためだけに舌を絡ませ、首を上下に動かして深く浅くストロークを繰り返す。
引き出される快感の波に脳髄を痺れさせて、ジュンは水銀燈の口内に何度も精を放つのだった。


227 名前:MCメイデン139 mailto:sage [2010/06/12(土) 14:19:49 ID:88A50+L5]

ことが終わると、ジュンは服を来て水銀燈の肩を抱き、聞く。

「水銀燈、今、幸せか?」

数年前に水銀燈とした約束。
その気持ちに今も偽りはないが、幸せというのは人により定義が変わる。
こんなことを聞いてしまうのは、ジュンにまだ普通の人間として、気弱な少年としての過去が微かに残っている証なのかもしれなかった。

「ふふ、そんなの、教えてあげるわけないわ」

水銀燈は、ジュンの頬に手のひらを添えるとそう答える。

「ジュン、あなたは私からアリスゲームという存在意義を奪った。だから、あなたがそれに替わるものを用意するのよ」
「分かってる。けどな、水銀燈、お前は用意されなきゃ存在意義を確かめられないような弱い薔薇乙女じゃないぞ。だから、二人で作るんだ」

何度か苦しそうに咳き込み、過去の気弱な自分を吐き出すように息を吐くと、ジュンはいっそう強く水銀燈の肩を抱いた。
水銀燈は頬に添えた手のひらを離して微笑むと、話し始める。
なんだかんだ言って、真紅が一番世話を焼いてくれていること。
翠星石や蒼星石が羨ましがっていること。雛苺と金糸雀がお腹を触らせてと言ってくること。
日々の様子を話す水銀燈の顔は、嬉しそうだった。


228 名前:MCメイデン140 mailto:sage [2010/06/12(土) 14:23:01 ID:88A50+L5]



水銀燈が部屋を出ていくと、ジュンはパソコンを起ち上げて届いたメールをチェックする。
依頼の内容と提示された金額をまず確認。日本語以外で書かれたものはプリントアウトして束ね、真紅に見せるためにまとめる。
19歳になった彼は、人形の服を作り出すデザイナーとしてその腕を振るっていた。
ネット上でジュンのマエストロとしての腕は囁かれ初め、今では多くの好事家から依頼が舞い込んでくるようになっている。
依頼の内容の多くは単純。

『この人形に世界一似合う服を作ってくれ』

まずは依頼者が金額を提示し、出来た作品が本当に世界一似合うと思えるものなら倍額を支払うというものだ。
この依頼者の匙加減でどうとでもなりそうな条件で、彼はほとんどの倍額報酬を受け取っていた。
他にも修繕など、人形に関わることならほぼ全ての依頼を引き受けている。ただ一つ、その人形が嫌がるとジュンが判断した場合を除いて。
桜田ジュンの作品に息を吹きかけるのはミューズかグラシャラボラスか。
振るわれる腕は、神に愛されたとも、悪魔に魂を売り払ったともとれる芸術の領域。
好事家であるほど、その輝きに心を奪われるのだろう。
あるいは、作品からにじみ出る雰囲気に、桜田ジュンの常識とはかけ離れた生活ぶりを感じ取っているのかもしれない。

「おーい、真紅。この文章を全部日本語に訳しておいてくれないか?」
「ジュン、いい加減、英語くらい覚えたらどうなの」
「馬鹿を言うな。そんなものに時間を使うくらいなら、人形に時間をかける」

ジュンは真紅に翻訳を頼むと、工房がわりに使っている空き部屋へと移る。
彼はひきこもっていたあの頃と同じく、これから先も家から出ることは滅多にないだろう。
今日もまた、ジュンは工房でその腕をふるう。
後ろに降り立つ、一つの影に気が付くこともなく。


229 名前:MCメイデン141 mailto:sage [2010/06/12(土) 14:26:54 ID:88A50+L5]



ラプラスの魔はnのフィールドを介してジュンの後ろへと降り立つ。
目の前には、黙々と工房で仕事をしている、かつて少年だった『何者』か。
本当は、二度と会うつもりはなかった。
取るに足らぬ実験用具として、桜田ジュンはすでに枯れ果てているはずだったから。

「なぜ、まだ生きているのです?」

声をかけられてジュンは振り返る。

「お前は確か……」
「ええ、お久しぶりです。あなたに黒い指輪をプレゼントした兎ですよ」

シルクハットを取って慇懃に礼をするラプラスの魔。しかし、声には苛立ちが隠せないでいた。ラプラスの魔自身にも理解し難い、猛烈な苛立ちが。

「まだ生きてるっていうのは、どういう意味だ?」
「ああ、そうでしたな。あなたは何も知らないのだった」

シルクハットをかぶり直し、ラプラスの魔は赤い目を細めて説明を始める。

「その指輪、ドールを書き換えるだけでなく装着者自身も書き換える代物でしてね。つけた時点からあなたの心は書き換えられていたのですよ。ドールたちを犯し、自分の命を吸い出して精を与えるようにとね」

そうしてラプラスの魔は崇高な探求を語る。
自分の考え出したドールを進化させる方法。その道具としてジュンを指輪の力で書き換えたこと。ジュンを命を削ってドールに与える消耗品とみなしていたこと。
語るうちに、ラプラスの魔は笑みを剥き出した。感情を表に出さないラプラスの魔らしからぬ表情になっていく。
ひきこもりで心の弱い少年など、大した魂の持ち主ではない。
弱い心であればあるほどねじ曲げて吸い尽くし、寿命を削り取るのが黒い指輪だ。それを身につけた桜田ジュンは、すぐに死に果てるはずだった。
それが今こうして生きているのは何故か分からないし、気に入りもしないが……。
結局、自分の手のひらの上に居るではないか。むしろ、代用品を探す手間がなかったのだから便利だと評価してもいい。

「なん、だって?」
「説明は以上で終わりです。種明かしが随分と遅れてしまったこと、お詫びいたしますよ。操り人形さん」
「あひゃ、ははは……」

呆然と聞いていたジュンだが、やがて話の意味を理解したように瞳孔が大きく広がる。
手から……、工房用の道具がカラリと落ちた。




230 名前:MCメイデン142 mailto:sage [2010/06/12(土) 14:30:33 ID:88A50+L5]

「はははははははははっっ!」
「おやおや、どうしました?」

ケタケタと笑い始めるジュンに、ラプラスの魔は語りかける。

「今さらになって自分が操られていることを知って絶望しましたかな? それとも、知らずに寿命を縮めていたことを嘆いておられるのですかな?」

天井を仰いで笑い続けるジュンの姿に、ラプラスの魔は溜飲が下がるのを感じる。
二度と会わぬつもりだった相手に会ったのは、この為かもしれない。
真実を知って壊れたように笑い続ける、情けない姿を見たかったのかもしれ……、

「……違うな」
「はい?」

低い声で呟くジュンに、ラプラスの魔は目を細める。

「絶望? 嘆き? そのどっちでもないね」
「では、一体?」
「あまりのどうでもよさに、笑ってるんだ」
「なっ」

予想外の言葉に、ラプラスの魔は思わず声を上げた。

「あなたは、わたくしに操られ、命さえ削られていることをどうでもいいと?」
「ああ、どうでもいいね。取るに足らないことだ」
「なっ、何故ですっ? わたくしを憎いとは思わないのですかっ!」
「自分の意思で行動し、自分の判断で命を削っているのなら、あんたを憎むのは筋違いだろう?」

言っている意味がわからない。
ラプラスの魔は混乱する。

「分からないか? なら教えてやるよ」

瞳に狂った光をたたえたジュンの顔がラプラスの魔に突きつけられる。

「あんたの崇高な探求通り、アリスを生み出してやるよ。ただし、『僕の目的』としてな」

強い意志の瞳などという、綺麗な表現にはとても似つかわしくない眼光。
それゆえに、綺麗な瞳とは比べものにならないくらい燃え盛る野卑な灯火。
ラプラスの魔は、この世に存在してから初めて畏怖というものを味わった。


231 名前:MCメイデン143 mailto:sage [2010/06/12(土) 14:33:13 ID:88A50+L5]

「僕はドールたちにアリスゲームなんて殺し合いを絶対にさせないッ! 彼女たちを全員幸せにしてみせるし、アリスも生み出して見せる!」

今、目に映っているジュンの表情を、ラプラスの魔は何億時間の時が経とうとも忘れることができないだろう。

「狂った愛に勝てるのは、狂った愛だけだッッ!!!!!」

初めから、桜田ジュンはラプラスの魔など相手にしていなかった。
書き換えられたことも、自らの命も、陥れられたことも、彼にとっては全て瑣末なことに過ぎなかった。
彼が見ていたのは、ローゼンだったのだ。

─これは、昔と今を結ぶ物語
  作り手はアリスのために人形を愛し
   ネジを巻いた者は人形のためにアリスを愛した。
    兎は指輪を片手に走り回り、自分が主役と思いながら二人をつなげる─

        ─これは昔と今を結ぶ、そんな狂ったおとぎ話─
           ─そして、物語の扉は開かれる─



232 名前:MCメイデン144 mailto:sage [2010/06/12(土) 14:36:44 ID:88A50+L5]
 


ローザミスティカが新たな命を宿して十月十日が経ったその日、桜田家は大騒ぎだった。
いくら人間に限りなく近づいたとはいえ、やはりドールであった身。
手続き上のことも含めて病院に見せるわけにはいかず、出産は当然自宅となる。

「な、なぁ、僕に何か手伝えることはないか?」
「大丈夫ッ、出産に関する知識はこのカナの頭脳にバッチリ入っているから安心して待ってるがいいかしら!」
「いや、お前のその自信満々な態度が逆に不安を助長させるっていうか」

初めての経験に、まるで気弱なあの頃に戻ったかのようにオロオロとするジュン。

「大丈夫よ、ジュン君」

そんなジュンに、のりが話しかける。

「女の子はこういう時、とっても強いんだから」
「そういうこと。薔薇乙女の前ではどんなことだってヘッチャラかしら!」
「金糸雀ちゃん、そこは薔薇乙女+α、でね」

OLになったのりは、今日は会社を休んで手伝いをしてくれている。
初めこそ巻き込まれたかたちだったが、あれから五年を越えた今、のりはジュンの薔薇乙女への気持ちを受け止め、支えるようになってくれていた。

「だから、ジュン君はどっしりと構えて待っていて。ね?」
「あ、ああ、そうだな」

ジュンは工房へ足を運ぶと、椅子を引っ張り出してずっと待つ。
待ちながら、昔のことを思い出していた。

「ずっと、思っていた」

真紅にドールたちの過酷な運命を聞いてから、彼女たちが殺し合う日々などなくなればいいと。


233 名前:MCメイデン145 mailto:sage [2010/06/12(土) 14:41:09 ID:88A50+L5]

壁と廊下を挟んだ向こうの光景を想像しながら、ジュンは思う。
アリスゲームを繰り広げる日々が続いていれば、まずこのような光景が訪れることはなかったろう。
それどころか、今居る何人かが、いや、一人を除いて全てが動かぬ骸となっていたかもしれない。
しかし、ジュンにはこれを免罪符に自分の行ったことを正しいと主張するつもりはない。
彼は自分のやっていることを誰よりも狂っていると自覚している。

「けれど……」

だからこそだ。
正しくもなく、戻れぬ道を選んだからこそ、力づくでもそれを正しいものに変えて見せる。
ドールたちが殺し合うことなく、幸せで居られる日々を……。
過去に思った願いと、今の決意をジュンは胸に刻み込む。
やがて、声が聞こえた。
新たな命の息吹を知らせる元気いっぱいの泣き声が。
座っていた椅子がガタリと倒れる。脚が自然に走り出す。

「水銀燈!」

扉を開けると、そこには生まれた赤ん坊を抱きかかえている天使のような顔をした水銀燈が居た。

「ふふっ、ジュンの言っていた通り。私もそうじゃないかって思ってたけど、やっぱり女の子だったわ」

姉妹たちに囲まれた水銀燈は、指であやすように赤ちゃんの頬をくすぐるとジュンに微笑む。
ジュンは水銀燈の側へ寄ると、恐る恐る手を伸ばしてスヤスヤと寝息を立てる小さな命に触れた。
そこにある確かな温かさ。感触の重み。

「目元は、水銀燈に似てるな」
「そうかしら、私はジュンに似ていると思うけれど」

互いにクスリと笑うと、生まれたばかりの赤ん坊に改めて視線を落とす。
ジュンと水銀燈の口から、自然に言葉が紡がれた。
こうなることを予想していたわけではない。二人で言おうとあらかじめ決めていたわけではない。
しかし、心のどこかで予感していた言葉が、新しい命に向けて紡がれていく。

「「こんにちは、アリス」」

二人の声が、重なった。


〈了〉


234 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/12(土) 14:42:48 ID:88A50+L5]
これにてMCメイデンは完結です。
振り返ってみれば、半年間の連載。
ここまで続けてこられたのは、スレの皆さんがGJや感想をくれた部分が非常に大きいと思います。
本当にありがとう。


235 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/12(土) 16:48:09 ID:v4oW8V1x]
GGGJJJ!!!!!


なかなかいいENDだな。
最初から最後までハイクオリティで楽しませてもらったわ。
ありがとう

236 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/12(土) 19:05:53 ID:PlYd/L6N]
GJ!
良かった、そしてよく頑張りましたね!!

ローゼンお爺ちゃんがアリスを受け入れるかどうかも少し気になりますね
てか水銀燈って妊娠率高いですね何気に…乙!!!

237 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/13(日) 01:29:43 ID:z0mCs2r6]
最後はほのぼのだったな 乙!

238 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/14(月) 21:12:36 ID:4AjFKNl3]
GJ!いいもん見さしてもらったよ

239 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/15(火) 06:59:26 ID:Rb4fVrRP]

なるほど、誰エンドがいい?ってこうゆうことか…乙!



240 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/16(水) 00:20:16 ID:V/lrA6sQ]
半年間おつかれさまです
破滅エンドかと思いきやこうくるとは・・・!

241 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/19(土) 21:31:52 ID:d3S8gmrC]
保守

242 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/20(日) 00:44:14 ID:3/hGsMCX]
>>234
お疲れ様でした。
エロさとストーリーが相まって実にいい作品だったと思います
やっぱりハッピーエンドがいいな

ジュンと人間になった水銀燈との夜の性活を妄想して二度おいしい
真紅や翠星石も妊娠させていったい何人ガキ作る気なのか。エロス

243 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/20(日) 03:32:38 ID:kZQliIVN]
>>234
完結お疲れ様
きらばらが結局出番無しなのが少し残念

244 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/20(日) 18:33:42 ID:bDggzUIi]
>>234
乙……圧倒的に乙!
BADENDかと思いきゃこう来るとは。
しかし、誰か忘れられているような……

245 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/22(火) 22:23:57 ID:nylakjWG]
>>242
よく考えたら蒼星石だけ妊娠しないんじゃ…

246 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/23(水) 17:31:07 ID:TTqTwsw9]
1から一気に見た。GJとしかいえないけど本当素晴らしかった。
MCスレの保管庫にも入れたいくらいだけど。ローゼンのストーリが肝だしやはりこちらの保管庫でかな。
どっちも好きな自分にとって最高だった。

247 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/23(水) 22:12:13 ID:0je7nfnQ]
そういえば、このスレの保管庫の更新が止まったままだったな…

248 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/26(土) 17:16:29 ID:C5QMMu2D]
きらきーには体がないから誰かにとりついて
体は斉藤さんで中身がきらきーなんて出来るのか?

249 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/06/26(土) 17:56:04 ID:4ixf7t6H]
>>248
眠ってる隙に斎藤さんになにかしらの暗示はかけれると思う(オディールがそんな感じだったし)
取り憑くのは流石に無理じゃない?ローゼンの作った体じゃないと



250 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/07/01(木) 22:56:51 ID:0OIdZ+Db]
ちょっと後日談でも予想するかな…
水銀燈の次に妊娠するの誰かとか
たぶん翠星石だね


一つの作品にそこまで考えてもダメだろけど

251 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/07/03(土) 13:00:51 ID:qYZ+EO4P]
JUMさんの人元気かな…
最近生存報告がないから心配だわ

252 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/07/03(土) 14:05:37 ID:LJDplCMY]
ハンタのせいでJUMさんがムキムキになっちまったぜ

253 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/07/04(日) 00:21:07 ID:+PWb0Gwq]
蒼星石が翠星石を孕ませる話が読みたい

254 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/07/04(日) 13:13:14 ID:jRyXTluS]
プリティは正義

255 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/07/09(金) 14:20:15 ID:4f/yxyi9]
保守

256 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/07/15(木) 14:09:57 ID:+MLr7fGw]
ほす

257 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/07/20(火) 00:43:27 ID:YQIcvIOz]
翠かわいいよ翠

258 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/07/24(土) 21:45:15 ID:jkXji7Eh]
ここの住人でちゃんとヤンジャン読んでる人どれくらいいるんだろうか…

のりが猫出してきた時に翠とジュンが
「ちがーう!!」ってすげー怒ったのが
真っ最中にいきなり部屋に入ってきたみたいに…

それはそうと、巴がそろそろでてほしいすね

259 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/07/24(土) 21:48:48 ID:f/gF272R]
巴かわいいよ巴
ジュン君には巴とくっついてほしいな



260 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/07/25(日) 01:46:10 ID:qfD6hv4L]
もちろん読んでるよ

そろそろ巴も出るんじゃね
まぁやっぱり原作は最終的には巴とくっつくんだろうな

まかなかった世界は今後も絡むのかなぁ

261 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/07/25(日) 17:40:30 ID:WTDt+ud0]
巴とくっついて終わりだとなんか違和感あるっつーか
せいぜいJUMが復学した時に親しくしてるぐらいしか想像できね
薔薇姉妹達に比べて存在感薄すぎるし


BIGJUMの物語はアレで一応完結じゃね
きらきー人形の存在はちと気になるけど

262 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/07/27(火) 19:04:52 ID:A+GOYJZe]
ヤンジャンはまかなかった世界を中心に話が進むと思っていたのだが、人気が出なかったのだろうか

作者インタビューでは「前作は箱庭的世界だったので、今作は社会とのつながりを書きたい」と言っていたが

263 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/07/28(水) 10:39:14 ID:zJmB6lKO]
>>262
バーズ版からの流れからいって、巻いたジュンも復学とかするんじゃないか?
終盤は巴と図書館デートするくらいまで回復してたし
今までみたいな自宅オンリーじゃ話作るのも限界だろうし

264 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/08/01(日) 11:59:52 ID:Z7g0y41S]
保守


265 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/08/08(日) 11:54:38 ID:oLwsBfLX]
>>262
別に不評って事はないだろうけど、再連載するなら別の切り口から始めないといけない訳で。
で、ようやく元の線に戻り始めただけではなかろうか

266 名前:名無しさん@ピンキー [2010/08/14(土) 00:19:33 ID:Ar0u7iP7]
あげ

267 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/08/19(木) 12:54:40 ID:UgYFVjzF]
蒼星石も巴もエロいよどうしよう

268 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/08/20(金) 12:54:37 ID:ADWBKBKj]
なんかトゥモエ顔幼くなってね?

269 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/08/20(金) 20:12:07 ID:QsN8FtrS]
>>268
オレは純粋に美人になったと思った
若返ってるのはむしろ真紅達だと思うんだけど



270 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/08/22(日) 12:46:48 ID:1/uASPaK]
蒼星石のマスターに合わせるドールっぷりがすごく良い

271 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/08/22(日) 20:37:50 ID:4+UQTexO]
>>270
「マスター、本当に脱ぐの?」
「そうだ、許可するまで服に触れる事もダメだ。それから下着も脱ぐんだぞ」
冷静な無表情の顔に隠しきれない羞恥心を見せながら、ゆっくりとズボンに手をかけていく。
「俺は家の中では全裸で過ごすことにしているからな。うちに来たからにはそれに従ってもらうぞ」
もちろんこれは真っ赤な嘘だ。
「これでいい?」
眼前に晒された蒼星石の透ける様な白い肌を俺は舐めるように視姦する。
控えめな胸、その先端の桜の花のような淡い色の乳首、そして股間の未熟なつぼみ・・・
「そんなに眺められても・・・」
頬がりんごのように真っ赤になっている。顔は無表情なままだが・・・
そのギャップがまた堪らなく、外気に晒された俺の逸物はさらに怒張した。
「お前も俺の体好きなだけ見てもいいんだぞ?別に二人とも裸なんだから恥ずかしがることなんて無いんだし」
言いながら俺は蒼星石に誇示するように逸物を見せ付ける。
「は・・・はい、ああのマスター、あの・・・掃除とか洗濯とか僕に何か手伝えるようなことない?」
逸物から慌てて目をそらすと、話題を変えようと焦った様子で話を続ける。
全裸で掃除や洗濯をしている姿を眺めるのも一興かもしれないが、あいにく俺の股間の高まりはその程度では静まりそうに無い。
「そうだな・・・それじゃあ・・・」


即興で書いた。続かない


272 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/08/23(月) 00:07:37 ID:gtTnMN8C]
「風呂で背中でも流して貰おうか」
「えっ!?」
「歳を取ると肩があがらなくなってな。 背中とか洗うのが大変なんじゃよ」
「あ、ああ…そおなんだ」
「さぁ、いくぞ」
「あ、あの、ちょっと…」
反論を一切受け付けないと言わんばかりに、両手を掴んで万歳の格好で
吊り上げ、蒼星石を風呂場へ連行した。

    ☆

ワシッ
蒼星石にボディシャンプーを含ませたスポンジを強引に握らせる。
「さ、頼む」
「は、はい…」
ゴシッ… ゴシッ… ゴシッ…
「マスター、これでイイですか?」
「いや、だめだ」
「えっ?」
「前も頼む」
「はい… ぁ…」
前に回った蒼星石は、いきり立ったままの逸物を見て声を漏らした。
あれから俺の逸物はいきり立ったままなのだ。
ゴシッ… ゴシッ… ゴシッ…
「マスター、これでイイですか?」
「いや、だめだ」
「えっ?」
ガシッ
「ッ!?」
「ココもだ。 繊細な箇所なんで素手で頼む」
蒼星石のか細い手首を掴むと、スポンジを取り上げ、いきり立った逸物を
握らせる。


即興で続き書いた。続かない。

273 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/08/23(月) 05:05:42 ID:Tg1nHGoc]
ここまで呼び捨てなし
あれが一番どきっとした

274 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/08/24(火) 10:43:36 ID:djYIKNk5]
巴の嫁っぷりが半端なかった

275 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/08/24(火) 21:39:15 ID:/ToRszzi]
>>273
アレは刺激強かったね、すげーな蒼星石……

昔真紅がネジ巻き二回目の後に
「紅茶を淹れてちょうだい、ジュン君……」
って言ってたのを思い出した

276 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/08/31(火) 02:07:14 ID:lJ0Xd1F4]
巴のターン来たな

277 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/04(土) 04:45:17 ID:sfv708UG]
保守

278 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/09(木) 17:29:06 ID:OoM0ZeVh]
真紅と蒼星石をバックから攻めたい 保守


279 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/10(金) 02:48:44 ID:gng0tDEj]
最近真紅と金もいけるようになってきた
保守



280 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/10(金) 08:36:39 ID:GTcP9e4c]
真紅かわいいよ真紅

281 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/11(土) 16:48:23 ID:t2wfTnLZ]
>>274
翠星石も通い妻気取りとか言ってたな

みっちゃん少し若返ったか?

282 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/16(木) 00:45:11 ID:AQxJOecK]
投下します。

話全体としてはジュン×翠星石・蒼星石・金糸雀の三話構成を予定しています。
今回は主にジュン×翠星石・蒼星石です。
あんまり楽しい話ではないですが…。


283 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/16(木) 00:45:58 ID:AQxJOecK]
『チビ樹』

前編



いつものように草をかきわけて樹の中に入ると、
翠星石が彼にキスをしている最中だった。
僕らのマスター、桜田ジュン。
彼は目を閉じていて、まだ眠っているようだった。
あどけない寝顔。
けれど翠星石はそんなことはまったく意に介さないという風に、
構わず彼の頬に両手を添えて、
少し顔を傾けながら熱心に唇を押し付けていた。
虚ろな目をしながら舌を突き出して唾液を流し込み、
時折唇を離すたびこぼれた体液が彼の顎に跡を作った。
頬の揺れ動くさまから、口内では翠星石が彼の舌を激しく貪っていることが想像できる。

翠星石は僕がいることに気づいていないようだった。
もっとも、気づいたところで何か変わるわけでもない。
ただロボットのようにキスを繰り返すだけ。
彼の口周りはベトベトだ。
もうどれだけキスを続けているのだろう?

濃厚なキスのうちに、彼の目が開いた。
焦点が合わない。
天体望遠鏡で隣の庭を覗くことができないように、その瞬間の彼に翠星石はみえていない。
けれども、彼の頭部近くに埋め込まれたレンズの絞りは少しずつ適切な大きさに変わって、
ついには眼前の翠星石を捉える。
彼は翠星石をそっと抱きしめた。
右手を背中に回しながら、左手で髪を毛の流れに沿って愛撫する。

翠星石は破顔一笑して彼の首に手を回し、けれど瞳は空虚なまま
彼の襟元からのぞく首筋に舌を這わせ始めた。
彼の色白で細い首はとても色っぽいと思う。
僕はその首に巻きついてぎゅっと締め上げたい衝動に駆られた。
でもやらない。
以前やったときに、翠星石に怒られたから。

彼は翠星石のドレスに手をかけた。
スカートをめくりあげると、翠星石の素肌がみえた。
何もつけていない。
翠星石の白くカタチのいいお尻が見える。
そしてさっきまではドレスの下に隠れて見えなかった彼の下半身もまた、
素肌を剥き出しにして中心に一本の斜塔を構えていた。
服を脱がせる手間を煩わしいと思った翠星石が、あらかじめ下半身だけ脱がせておいたのだろう。
ジュン君のおちんちん。僕たちにないもの。

彼の大きく膨れ上がったおちんちんは今にも爆発しそうで、
ひくひくと揺れながら収まりどころを求めているようだった。
彼は翠星石のお尻を掴むと、熱くたぎるおちんちんを翠星石の秘部にあてがった。
ほとんど前戯もしていないのに、翠星石のアソコはすっかり濡れていた。
彼が寝てる間にしたあの一方的なキスが前戯代わりだった。
キスだけでイッちゃうんだ、翠星石は。
でも誰のキスでもいいというわけではなくて、
たとえば僕が戯れにキスをしても、翠星石には手を繋ぐ程度の感覚しか与えられない。
そのことを思うと、僕は時々どうしようもなく暗くなってしまう。
嫉妬?あるいはそうかもしれない。そうでないかもしれない。
なんにしたって、僕にできることがあるわけではないし、僕の気持ちも鬱屈として変わらない。


284 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/16(木) 00:46:38 ID:AQxJOecK]
翠星石のお尻が少しずつ沈み、彼の欲望で固められたおちんちんの刀身を、鞘の中に隠していく。
おちんちんの大きさに対して鞘はあまりに小さいから、
半ば無理矢理押し込めるようにぐっと力を入れなければいけない。
すると棒の太さに合わせて内側から広がっていく。
それは慣れない間はとても痛くて、僕も初めて彼を中に受け入れたときには、
このまま中心から真っ二つに体が割れてしまうんじゃないかと思った。

当然彼を締めつける力は凄まじいはずだけど、それは彼にとってただ快感にしかならないようだった。
僕が自分の中に指を入れるだけでも吸いついてきて仕方がないのに、
あんな大きなものを入れたらどれほどのものになるのだろう?
挿入時の彼の呆けた顔を見れば、その程の一端を知ることができる。
けれど本当のところは、女の僕にはどうあってもわからないだろうと思う。
男の彼に、彼を受け入れる僕たちの痛みと快楽がわからないように。

彼を自分の中に導くことは、これ以上ない苦痛であると同時に至福でもあった。
身を引き裂かれるような痛みはやがて体をバラバラにするような快楽に変わる。
僕らは彼が僕の中にいることを全身で感じる。
翠星石が涎を垂らしながら彼に抱きついている。
今彼女の中には何もない。ただ欲望だけが翠星石の小さな体の中に充満し、動力となって彼女の体を動かしている。

やがておちんちんの先端が翠星石の最奥を突いた。
翠星石はびくっとのけぞって、彼をますます強く抱きしめた。
自ら腰を振って、彼に少しでも多くの快楽を与えようと懸命に体を動かす。
繊細な動作を忘れた壊れかけのロボットのように、激しく、上下左右に跳ね回った。
口をだらしなく開けながら、涎をまき散らして、目だけは胡乱なままに。

動きがあまり激しいので、翠星石を支えていた彼の右手はやがてぽっきりと折れてしまう。
けれど、翠星石はもたれかかるようにして彼の胸元に顔をあずけるので、
支えがなくなったからといって彼女が倒れることはない。
それどころか、自分を固定する枷がなくなった彼女はより奔放に動き回りさえした。
何一つ音を立てずに。

もちろん、本来ならここには肉の擦れる音や体液の弾ける音が充溢している。
ただ、このフィールドにおいては一切の音がかき消されている。
それは翠星石の望みだった。
このフィールドは、僕たちの望みの種を大きく育て上げてできたものだ。
目の前で繰り広げられる光景は、音のないテレビがそうであるように少し滑稽だった。

こうしている間にも、彼はどんどん腐り落ちていった。
爪がはがれる。指が折れる。足首が曲がる。
顔とおちんちんだけは残したまま、腕ははがれ、足はめちゃくちゃになって、
翠星石にキスされ性交されるだけの出来の悪いロデオの馬になる。

あでやかな翠色のドレスには薄赤色の血液が染み込み滴り、
補色関係にある両者は互いを引き立たせ合って僕の視界を占領する。
彼の血は初めて見た頃に比べると随分薄くなったような気がするけれど、
それだけに翠星石のドレスに触れるとかえって際立つのだった。

あの赤いどろっとした液体を見るたびに、体がむず痒くなるのを感じる。
たとえば僕の腕を切り落としたとして、ただごとんと文鎮を落としたような音と一緒に、
僕の腕は床に転がるけれども、それを彩るあの鮮やかな血というものは影も形も見せない。
血、僕たちにないもの。

血を流しなら、彼はエビ反りになってぴくぴくと痙攣した。
翠星石は呆けている。
射精したらしい。
翠星石の股下から、今度は真っ白な液体が少しずつこぼれてくる。
精液と呼ばれるその白濁液には、彼の生命が宿っていて、
僕たちはそれを受けることで創造主になることを夢見る。


285 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/16(木) 00:48:42 ID:AQxJOecK]
精液は熱く粘っこい。
僕たちの中でおちんちんから精液を放たれると、体中が熱くなる。
でも僕たちの膣内は大きくないから、彼をすべて受け止めることができなくて、
どうしてもこぼれてしまう。
僕たちは肉体を彼に占有される幸せを噛み締めていても、彼のほうは僕たちの中から溢れでて脱出してしまう。
僕たちはそれが耐えられない。
翠星石は名残惜しそうに接続部から流れ落ちる白色の水流を見ていた。相変わらず焦点の合わなそうな目で。

膣から彼のおちんちんを引き抜くと、翠星石は跪きおちんちんにしゃぶりついた。
ああやって、僕たちは少しでも彼を僕たちの中に取り込もうとする。
それはフェラチオとかイラマチオとか言われるらしい。

僕も何度も精液をすべて飲み下そうとしたけれど、できたためしがない。
舌はもちろん、喉のあたりにも絡まって、飲み込もうとしても飲み込めなくなる。
それにひどい味だし。
あれなら腐った牛乳に砂糖でも入れたほうがまだ飲めるんじゃないかと思う。
それでも僕たちは彼の精液が飲みたい。




「やぁ」
僕が声をかけると、金糸雀は勢いよく振り返った。
「蒼星石、おはようかしら!」
彼女の屈託のない笑みが好きだ。

「君のマスターは相変わらずかい?」
「もちろん、カナのことをとても可愛がってくれるわ。
 今朝だって、ほら、カナのためにお弁当を作ってくれたかしら!」
そう言って見せてくれたお弁当の中には不自然な空白があったけれど、
彼女の大好物のはずの卵焼きが見当たらないことから、その謎はすぐに解けた。
あまり簡単すぎて、口に出す気にもならなかった。

「幸せそうだね」
「そうね……幸せかしら。幸せだと思うわ」
金糸雀は自分自身に言い聞かせるように、うんうんとうなずきながら答えた。

「本当に?」
「そう言われると……わかんないかしら。でも、今は毎日が楽しいわ。
 先のことなんて考えたってどうにかなるものでもないし、カナは満足してるかしら」
「へぇ」

彼女はデフォルメされた豚のアップリケが貼られたポシェットを取り出した。
「ほら見て」
「可愛らしいポシェットだね」
「そうじゃなくて、これかしら」
ポシェットの中にあったのは、一冊の漫画本だった。

「読めるの?」
「あったりまえかしら!雛苺でさえこの国の字を覚えたのだから、
 この才女金糸雀にかかればこの程度のことお茶の子さいさいってとこかしら!
 あーっという間に覚えちゃったかしら」
「なるほどね…でも、夜はちゃんと寝ないといけないよ?」
「うー……でも、少しでも早く読めるようになりたいから……ハッ」

彼女のわかりやすい反応に、僕はついくすりと笑ってしまった。
金糸雀と話すと、忘れていたことをいろいろ思い出させてくれる。


286 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/16(木) 00:49:45 ID:AQxJOecK]
「金糸雀は昔から勉強熱心だったものね」
「……そ、そうね。才女は一日にしてならず、才能に溺れることなく勉強あるのみ、かしら」
「はは…そういえばヴァイオリンも、ずっと練習してたよね」
「れ、練習じゃないかしら、演奏!演奏してただけよ!」

彼女はあまり努力を人に見せたがらない。その気持ちはわかる。
僕たち人形は、もって生まれたものがすべてだから。

「……ねぇ」
話題を変えたいのか、あさっての方向をみながら、しかし言いづらそうに金糸雀は僕に尋ねた。
「翠星石は?最近何度も蒼星石と会っているけれども、一度も翠星石を見ていないかしら」
「どうして僕に聞くんだい?」
「どうしてって、あなたたちは双子かしら。いつも一緒にいるわ。今も、そうじゃないのかしら?」
「常に一緒というわけじゃないよ。僕たちは双子で姿も似ているけれど、考えていることは全然違う」
「そう……それはアリスゲームのときによくわかったかしら」
「だろう?」

「でも一緒にいるのよね?」
「まぁね」
僕は正直に答えた。嘘をつく理由はなかったから。
「翠星石……久しぶりに会いたいかしら」
「そう」
「会わせてくれないかしら」
「きっと翠星石は会いたくないと思うんだ」
「そうなのかしら?翠星石がそう言っていたのかしら?」
「いや…言ってはないよ。ただ僕がそう思ったんだ」
「なら、カナに会ってくれるかどうか聞いてみてほしいかしら」
「それはできない」
「できないの?」
「うん」

翠星石はもう随分前から音を失くしている。
いや、音だけじゃなく、たくさん。

「正直に言うとね、あまり関わってほしくないんだ」
「でも……」

金糸雀は諦めきれないようだった。
彼女も寂しいのだろうと思った。

「優しい金糸雀。君は今の生活に満足しているんだろう?なら、それでいいじゃないか。
 余計なことに首を突っ込むべきじゃないと思うよ」
金糸雀はふるふると首を振って言った。
「蒼星石……やっぱり翠星石はただごとじゃないのね?
 そうよね……彼女はとっても、ジュンのことが好きだったから……
 ねぇ、蒼星石。行き場を失ってさ迷ってるのは、なにもあなたたちばかりじゃないかしら。
 真紅も、水銀燈も、雛苺も、雪華綺晶も……カナだって、本当にこれでいいのか、よくわからないかしら」
「だろうね。でも、他の姉妹たちはもう目覚めることさえやめてしまったのに、
 君は今も生きることを諦めていない。体は姉妹の中でも幼いのに、その心は誰よりも強いんだね。
 僕らが君のようになるのは、もう少し時間がかかる…ひょっとすると、ずっとなれないかもしれない」
「蒼星石、違うわ。カナは強くなんかないかしら……普段も、ふとした拍子に目の前が真っ暗になって、
 涙が溢れそうになるのかしら。蒼星石……一緒にいてほしいかしら…翠星石にも会いたいかしら」

彼女はすがるような目で言った。
彼女は僕たちのお姉さんで、誰よりも強いけれども、雛苺のように甘えん坊だ。

「だめだよ」
「お願い、ねぇ、お願い」
「そう言われてもね」


287 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/16(木) 00:55:21 ID:AQxJOecK]
僕は金糸雀を抱きしめた。
ふんわりとしたいい香りがする。
金糸雀は僕の胸でそっと泣いた。




「ねぇジュン君」
話しかけると、彼はゆっくりと顔をあげて僕を見た。
「キスして」
彼は緩慢な動作で僕の顔に近づくと、その唇をそっと僕の頬につけた。
舌で頬を舐めながら、少しずつ唇は僕の口元に移動する。
くすぐったい。
やがて、僕の唇と彼の唇が重なり合う。

彼の唇を感じながら、下半身では僕の膣が彼のおちんちんをくわえ込んでいた。
僕は全身で彼とキスしている空想をした。
手を首に回す。僕の手は彼の首に張り付く。僕の体が彼の体とキスをしている

「いつも僕たちのおまんこじゃ飽きるかな?」
唇を離して、なんとなく聞いてみた。
彼は答えない。

「久々に、処女としたくないかい?汚れのない処女と」
彼は何も言わない。言えるわけがない。
首を締められながら言葉を話せる人なんて、この世の中にいないだろう。
僕は両手の握力を強めながら、彼と一つになっていく。





続く


288 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/16(木) 03:28:33 ID:ftcd6AiI]
新作ktkr!
超期待!

289 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/16(木) 13:42:44 ID:lIu+6Rki]
イタモノの香りがするな
GJ



290 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/16(木) 23:31:02 ID:u96QkT6F]
この悲惨で悲劇的で救いの無い様なバットエンド的な雰囲気は中々の好物だ

291 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/17(金) 15:29:35 ID:PQns37XZ]
JUMはゾンビ的なものになってるって事でいいのかな

292 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/19(日) 17:03:04 ID:3U3H0K+0]
乙!……カナ逃げて!超逃げて!!

293 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/20(月) 20:04:46 ID:WGV/C8Cw]
桜餅の人、いつもながらGJ
原作に巴が登場したから帰っ来てくれると思ってたよ

294 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/09/28(火) 03:32:34 ID:GkzscgFh]
保守

295 名前:名無しさん@ピンキー [2010/10/05(火) 00:49:11 ID:3sWcJ/iT]
あげ

296 名前:名無しさん@ピンキー [2010/10/05(火) 00:58:43 ID:RdMMW5Kj]
ぬるぽ

297 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/06(水) 04:17:08 ID:KPuaa3oJ]
ガッ

298 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/07(木) 08:05:17 ID:YmqXvKro]
めるぽ

299 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/07(木) 10:44:07 ID:z2JoIkP8]
ガッ



300 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/07(木) 23:27:35 ID:yMlLFkG2]
ここもとうとう保守される様になってしまったか…時代の流れを感じるな






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