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薔薇乙女(ローゼンメイデン)のエロ小説 題20話



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/03/27(土) 17:33:09 ID:Co6mBHDV]
薔薇乙女のエロ小説のスレです。
気に入らないものは、徹底スルーが基本です。
職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。 ただし801&虐待ネタは全面禁止。
次スレは>950を取った人が起てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを起てて下さい。

前スレ
薔薇乙女(ローゼンメイデン)のエロ小説 題19話
yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1248587749/l50

【ノーマル】ローゼンメイデンのSSスレ 10【一般】
changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1255756428/l50

保管庫
rozen.s151.xrea.com/
www.geocities.jp/rozenmaiden_hokanko/
rinrin.saiin.net/~library/cgi-bin/1106116340/
library.s12.dxbeat.com/rozen/eroparo/


301 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/08(金) 14:04:40 ID:qEtTu2Rn]
巴って翠星石に通い妻とか言われてるけど
学校とかでは噂になってないのかなぁ……

302 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/08(金) 18:19:21 ID:JVoLK9LT]
>>299
お前さんは一体何にガッしたんだ?

303 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/09(土) 12:07:57 ID:F79i4Fxz]
a

304 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/09(土) 12:08:31 ID:F79i4Fxz]
あ、すみません。今のテストでした。
いつのまにかp2使えるようになってたんですね。

305 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/09(土) 12:09:38 ID:F79i4Fxz]
>>287続き
ジュン×翠星石・蒼星石・金糸雀。今回は蒼星石、金糸雀が主。

『チビ樹』

中編



僕は最初、彼とセックスをするつもりはなかった。
彼と言わず、究極の少女を目指すローゼンメイデンである自分が男とセックスをするなんて、
想像すらできなかった。
それは自分だけでなく、他の姉妹にとっても当然のことだとごく自然に思っていた。

だから、最愛の姉である翠星石がジュンくんの上に跨って、
狂ったように腰を振っているのを見たときには、
何がなんだかわからなくて、悪い夢をみているのだと思った。
実際目の前の狂態とは裏腹にその場にはなに一つ音がなく、
ちっとも現実味がなかった。

ただそれは夢にしてもひどく悪趣味な夢で、
彼の口には太い触手が差し込まれ、両手と両足は細い触手がらせん状に絡まり
茨を肉に食い込ませていた。あちこちから赤い血が滲んでいた。
そしてその上を彼女は見たこともない淫靡な顔をとろけさせながら、
ひたすらに体全体を大渦のようにして彼をその中心に引き入れていた。
僕はくらくらして目の前が真緑になり、そのまま後ろに倒れこんでしまった。




金糸雀はひっきりなしに僕に話しかけてきた。
本当に連れてってくれるの、あまり期待してなかった、とても楽しみ、
翠星石は元気なの、いつもふたりで何をしているの、
金糸雀の口は閉じることを忘れたようにいつまでも動いていた。

僕はほとんど金糸雀の話を聞かず、うんとかああとか適当に相槌を打って、
金糸雀は僕の態度が多少不満げではあったようだけれど、
それでも僕たちの住まいに招待されたことが嬉しいらしく、
上機嫌そうに鼻歌を歌ったりなんかしていた。

金糸雀の顔が曇ったのは、あの馴染みのある家がみえたときだった。
それまで金糸雀を覆っていた陽気さは陰を潜め、
代わりに表情に表れたのは、戸惑いとか困惑なんていうような言葉で表現される類のもので、
心なしか肩をびくつかせながらも僕の袖をわずかな力を込めて引っ張る金糸雀を、
僕はたまらなくいとおしいと思った。

「さぁ、もうすぐ着くよ。ここからあと1キロばかり先に僕たちの小さな家があるんだ」
とニッコリ笑って何事もなかったかのようにあの家の前を通りすぎることを、
金糸雀は僕があの家の門扉前で足を止めゆっくりと方向転換をするその瞬間まで淡く期待していたに違いない。
けれど僕はニコリともしないで当たり前のようにあの家の門扉を開き、
逡巡振り返って金糸雀を一瞥するだけして、玄関前までのわずかな道のりを一歩々々踏みしめるようにして渡った。

玄関口まで着いて後ろを見ると、金糸雀はまだ躊躇っているようで、
門扉に手をかけて顔だけを突き出し、右左と庭の中を見渡していた。
「早く来なよ」
金糸雀はびくっとして不安そうな目で僕を見た後、
「よく手入れされてるのね」
と言った。
手入れされてるとは恐らく庭のことで、たしかにこの家の庭は僕たちによってこれ以上ないほどによく手入れされていた。


306 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/09(土) 12:10:34 ID:F79i4Fxz]
金糸雀はまだ躊躇していたので、
「来ないの?」
と言って家の中に入る素振りを見せると、金糸雀は「今行くかしら」と慌てて言うと、
まるで川を飛び越えるような調子で一歩を踏み出した。




しばらくして、下半身の妙な涼しさによる違和感のために僕は目を覚ました。
それは普段身につけているはずの衣服がないことに起因した違和感だった。
定まらない思考のままに僕は状況を把握しようと薄ぼんやりした視界を広げぱっちりと目を明けた。
そしていつもそうするように体を起こそうとしたけれども、
何か重りをくくられているみたいに体はびくともしなかった。

ひょっこりと僕の目に写ったのは、微睡んだようにとぼけた顔をした裸のジュンくんと、
上気した様子でふらふらと足取りもおぼつかない翠星石だった。
ジュンくんは僕のお腹のあたりにのしかかっていて、
また翠星石が能力を用い僕の両手両足を不自然に成長の促進された蔦を使い地面に縛り付けていた。

非現実的な光景に僕は夢の続きを見ているのかと思ったけれども、
僕の意識がハッキリと覚醒したのは、彼の性器が僕の下半身に当っていることに気づいたときだった。
といっても、そのときの僕には何が起きているのかよく飲み込めてはいなかった。
なにしろおちんちんのことを知識として知ってはいたものの、
それを見たことはもちろんなかったし、少女人形たる僕にとってそれは一種のファンタジーだった。
けれども、僕に当てられている熱く激った剛直なものがなんであるかを知らなくても、
何をしようとしているかはわかった。
そして、それが絶対に許されないことであることも。

僕は力の限りを尽くして抵抗しようとしたけれど、既にもう完全に抑えこまれていた。
彼一人を払い退けることだけなら、仮にもローゼンメイデンの一人である僕には造作無いことだったかもしれない。
が、僕の身体をおさえつけているのは彼一人ではなかった。
翠星石も協力している状態では、どうにもしようがなかった。

それで僕は僕の奥深くへと闖入しようとする彼に抗う術もなく、
下腹部の中に少しずつ異物が入り込む感覚に震えていた。
今でもあんなものが僕の中に入れることができたことはにわかに信じがたい。
僕の中は無理矢理嘘みたく拡張され、やがて引き裂かれる痛みと一緒に世界がまっぷたつに割れた。

僕は暴れた。
暴れれば暴れるほど、僕の中で昂ぶる彼が内側から全身に響き、
僕は彼と繋がっていることを忘れられない痛みと一緒に刻み込まれていった。
僕の意志とは逆に、僕の性器は彼の膣によく絡みつき絶え間ない快楽を与えているらしく、
動くたびに彼はその顔をだらしなく変幻させ欲望のままに僕を貫く速度をあげていった。

僕は彼の束縛から逃げたい一心で、逆効果であることを知りながらも僕はさらに激しく動こうとした。
でも、すでに唇が彼の唇に吸着されているため顔は固定されて(思えばこれが僕の初めての唇同士のキスだった)、
足は彼の足で絡め取られて、お尻と太ももをしっかり両手で抑えられていた。
おまけに僕の両手は翠星石によって抑えられていたので、
僕のしたことは間抜けにも全エネルギーを込めて彼のおちんちんを気持ちよくさせただけだった。
はじめて男を受け入れた性器でこれだけのことをされたのだから、
彼もさぞ満足したことだろう。

実際あのときの彼は僕の記憶の中でももっとも顔を弛緩させていて、
直後吐き出された精液はとどまることを知らないようだった。
もちろんそのときの僕には、体内で洪水のように僕の中へ押し寄せる濁流が何かなんてわからなかった。
ただ僕の身体がすっかり彼に征服され、かけがえのないなにかが永遠に失われてしまったことは理解できた。


307 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/09(土) 12:11:17 ID:F79i4Fxz]
彼は満足そうに僕の中にすべてを吐き出すと、
それを見ていた翠星石が媚びるに彼に擦り寄った。
そして彼の身体を愛撫した。
すると、再び僕の中で彼のものが蠢きはじめた。
彼女は僕に催促するような目を向け、僕はこの狂宴がはじまったばかりであることを察した。

それから何度となく僕は凌辱された。
口内を気持ちの悪い軟体で蹂躙され、体液を飲まされながら、
彼のおちんちんで貫かれ、精液をたっぷりと中出しされまた顔身体全身にかけられた。
最愛の姉と最愛のマスターによって心も身体も汚され果てたあのときのことを思い出すたびに、
僕の股はとめどなく濡れ始める。




例の空間に入るやいなや、僕は金糸雀の背中を突き飛ばしてジュン君の足元に転がした。
彼女は何が起きたかを理解する間もなく、
可愛らしい仕草でぶつけた腕をかばうようにして起き上がると、
そのまま彼に押し倒された。
そして金糸雀が犯されるのを、僕はまったく冷静に見届けた。

空間はまばらに斑点のある不気味なほど真緑の植物に覆われ、
そこではすべての音が存在しない。
だから何か叫んでいるらしい金糸雀の口もパクパクと動くだけでなんの音もしなくて、
それは餌を求める鯉のように滑稽だった。
翠星石は僕が金糸雀を彼に差し出しても特に止める様子もなく、
金糸雀が脱がされるのを別段興味もなさそうに眺めていた。

僕は金糸雀の服を剥ぎ取った後、まとめられた彼女の髪をほどいた。
髪はとても長くて天の川のようにどこまでも広がりあたりに花の馥郁とした香りが広がる。
髪の毛をひっぱると彼女の顔も釣られて後ろに下がって、
見上げた顔には涙がいっぱいに浮かんでいた。

ジュン君は淡々と与えられた義務をこなすかのように、
無表情に裸の金糸雀を抱きしめ、わずかに膨らんだ乳房に唇をつけ舌を這わせた。
金糸雀の乳頭は綺麗なピンク色で、その色は僕たちの色とそっくりで、
一方でジュン君の乳首はといえば少し灰がかりくすんでいる。

乳首を摘まれると金糸雀はぴんと背筋を伸ばして、
髪の毛を引っ張る僕に向かって訴えかけるようにますます目を潤ませた。
僕はその目からやがて見事な虹がかけられることを夢想しながら、
彼女の首筋に手を置いて、彼の舌を誘導する。

舌は乳房から首筋だけでなく、そのほっそりとした肩や腕、腰やお腹など華奢な体躯全体に這わせられる。
僕にも覚えのある、ナメクジが体中を這うようなおぞましさに耐えながら、
金糸雀は許しを乞うように首をぶんぶん振りながら涙を飛ばしていた。
といっても、いくらそうして拒絶を振りまいたところで何の意味もないことは明白だった。
彼は金糸雀を愛撫する手を止めないし、僕もまた彼女を押さえ髪を引っ張ることをやめない。
翠星石は相変わらず呆けたまま近くの蔦を人差し指に絡めている。

僕は金糸雀の体を持ち上げて、そのままぱっくりと股を水平に開かせた。
股の間にはまだ誰にも触れられたことのないだろう一本の筋があって、
その奥にはかつて僕たちももっていた神秘がある。
僕たちはそのために尊くまたそのために苦しんだ。
金糸雀はこれからする荒っぽい儀式を経てその苦しみから逃れることができるだろう。


308 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/09(土) 12:12:18 ID:F79i4Fxz]
彼はしっかりと金糸雀の太ももを掴み、ついですっかり準備の整った大きな欲望を彼女の中に埋め込みはじめた。
金糸雀は半狂乱になって暴れ、僕はそれを見てしみじみと懐かしい気持ちになる。
金糸雀があまり暴れるので彼の足はまた変な風に曲がってしまい、
僕がああ後で直さないといけないなと考えていたら、
つい先まで夢でもみていたような様子だった翠星石がすかさず彼の元に来て、
慈しむように優しく撫でながら彼の足の修復を始めた。

彼は破壊と再生を繰り返しながら着実に自身を金糸雀の中に押し進め、
彼が少しずつ中に入っていくたびに金糸雀は目を全開にして強い力で僕たちから逃れようとした。
彼女は抵抗は心地良くて、これで音さえすれば最高の気分になっただろうと思う。

やがて彼のおちんちんのほとんどが金糸雀の中に埋没し、
その頃にはもう抵抗する元気もなくなってしまったのか、
金糸雀はぐったりとその身を僕たちにあずけていた。
僕はまるで自分が金糸雀を犯しているような気分に浸りながら、
ゆっくりとピストン運動を始める彼に合わせて金糸雀の体をマリオネットのように動かした。
すると痛みで顔をしかめ、止まっていた蛇口が再び回りはじめたのかとめどなくまた涙がこぼれるようになった。
口を大きく開いて、涎をこぼしながら、なにごとか叫んでいるらしいことがうかがえたけれど、
それでも僕の耳には何も届かなくて、こんなに静かな金糸雀を見るのは初めてだった。

ジュン君は快楽に導かれるまま、何も考えていない風にただただ腰を金糸雀に打ち付け、
そのたびに金糸雀の股や口からなにかしらの汁が零れ、目は白くなっていく。
翠星石はジュン君のお尻の穴を舐めていた。
僕はあの寂しそうなジュン君の唇にキスしてあげたいと思ったけれども、
僕の背はとても小さいから彼の元まで届かない。
それに今彼とセックスをしているのは金糸雀なのだから、
彼にキスするのは彼女の役目であることは明らかだ。

それで僕は金糸雀の身体を起こして彼とキスできるようにはからった。
なのに、金糸雀はいつまでたっても彼とキスしないで、
ただバカみたく涎を撒き散らしてばかりいる。
けれども、身体を起こしたことでそれが金糸雀の膣内にあるジュン君のおちんちんに新たな刺激を与えたらしく、
彼はほうけた顔をして腰を痙攣させたようにぴくぴくさせながら金糸雀の股に密着させ、
彼女の中で射精したようだった。
自分の中で男の欲望が溢れかえっていることに気づいたのか気づいてないのか、
それとも小さな膣を無理やり凌辱された痛みに耐えかねたのか、
金糸雀はすっかり白目をむいてもう微動だにしない。
翠星石は金糸雀の股から溢れる白濁液を舐めとろうと、
ふたりの接合部で横から懸命に舌を這わせていた。

髪を引っ張ると、なんら抵抗なく金糸雀の顔が僕のほうを向いた。
白目をむく金糸雀に向けて、とんとんと僕は自分の首を叩いてみせた。
彼の首を締めれば最高に気持ちがいいよと伝えたかったのだけれど、
金糸雀にはもう僕のことなんて見えてもいないようだった。





続く。

309 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/10(日) 00:05:27 ID:EWhrHGju]
続きキテター!
この双子はヤンデレの素質があるな



310 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/10(日) 22:01:15 ID:2+soVObD]
乙です
さてさてどうなるんだろう……

しかしカナカワイソス

311 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/12(火) 14:55:31 ID:bbNaPMrr]
おお新作来てた
いつもながら乙です
JUMは蒼い子に殺られちゃったのかな

しかし人がいないな
また規制でも始まったのかね

312 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/14(木) 23:03:29 ID:+ZBU/Imb]
最近YJ版集め始めたがきらきー病ん可愛いな

313 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/15(金) 11:29:18 ID:dGX+/N+R]
きらきーと銀様の姉妹丼こそ至高
搾り取られたい

314 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/15(金) 22:16:57 ID:VXwoA69E]
MCメイデンは蒼の子だけ処女のままだったんだな

315 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/16(土) 23:24:01 ID:a7xvhHSk]
>>314
みたいだね前は無いって催眠かかってたし

そろそろ本編でめぐがジュンに合う可能性出て来たなぁ

316 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/10/23(土) 23:56:16 ID:3BibqgV8]
保守

317 名前:名無しさん@ピンキー [2010/10/27(水) 07:26:30 ID:87s3z0Kj]
ぬるぽ

318 名前:名無しさん@ピンキー mailto:age [2010/10/27(水) 09:16:17 ID:n5GoZM3+]
ガッ!

319 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/11/02(火) 20:06:27 ID:9IIwN7lj]
【出版/株式】幻冬舎、MBOで上場廃止へ--買付価格は1株22万円 [10/29]
toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1288347957/



320 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/11/05(金) 23:34:23 ID:2uD8xW8R]
保守

321 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/11/06(土) 07:36:14 ID:RQvvmmFw]
元気になっためぐがジュンの家にやって来て翠星石や巴が嫉妬する話はまだですか?

322 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/11/06(土) 12:40:10 ID:uArcyLgM]
原作でもジュン×めぐの可能性があると思ってる

323 名前:名無しさん@ピンキー [2010/11/07(日) 02:31:10 ID:nkT9X8KJ]
アニメがやっていたときは

水銀    にわかが銀様()マンセー
かな    一期登場してなかったしなんかきもかったから空気
      役立たずなので人気なんてあるはずねえだろ
みどり   まあ人気っちゃあ人気 安いツンデレ
青     無様に死んだヤツ  可哀想www 故人を悼む的な人気
赤     不人気というネタも愛称のうちだったローゼン厨がある程度
      いたのでおこぼれが回ってきた
なのー   帳尻合わせのついでのついでで殺された。シンクの腰巾着
白     アニメだけしか見てないやつは2号機扱い 最下位

いま

ギン    信者は緩やかに減り 今ではほとんど見ない
かなんとか 原作での活躍とカワイイ見た目で鞍替えした奴らのはけ口
すい    見てるやつは見てる
そー    最近復活したがどーせまたすぐにくたばるね!
真紅    少ない信者は死滅したのでガチに不人気ってる
雛苺    そもそもファンはいない 復活したらファンが2〜3匹来る
      が虐待厨に荒らされてる間は萌えスレなんて立てられない
雪華綺晶  地味な人気 出てくんのが遅すぎた

324 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/11/07(日) 10:42:56 ID:SxFESpY6]
ここまで露骨だとさすがにキモいからやめとけ


むしろ銀ちゃんはYJ効果で新規ファン獲得してるだろ

325 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/11/09(火) 23:01:54 ID:bmBYXEaC]
>>322
最後はディアーズみたいにヒロインに迫られるJUMですねわかります

326 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/11/11(木) 18:22:52 ID:DQUUgEVY]
>>322
めぐがJUMの股間から養分を吸収するわけですねわかります
…ってこれJUMさんじゃねーか

327 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/11/12(金) 09:04:53 ID:HfY1aEQQ]
今週の読んでめぐとは学校で出会うフラグがたったかも知れない?
ってのを見たけどはたして……

場所が学校なら巴とめぐが数人の男子にレイプとか妄想出来るな

328 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/11/12(金) 21:09:39 ID:0uU5S3x0]
久々にJUMと真紅のラブラブが読めてよかったわー

329 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/11/13(土) 00:02:18 ID:OAZr1O7S]
正直真紅がヒロインの一人だということを忘れかけていた



330 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/11/13(土) 00:07:38 ID:RhqaHrXQ]
昼下がりの主婦みたいだったけどな

331 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/11/19(金) 22:52:25 ID:9XtUzCoT]
ほす

332 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/11/24(水) 14:59:52 ID:cu4ORilV]
保守

333 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/12/01(水) 13:05:46 ID:qk3DkzRP]
保守
また規制強くなったな

334 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/12/07(火) 22:12:30 ID:C4k9sp/c]
携帯だと全く書き込めん

335 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/12/07(火) 22:37:16 ID:FkL3k/50]
どれ

336 名前:名無しさん@ピンキー [2010/12/08(水) 21:30:43 ID:LnANm6h4]
ここって擬人化禁止だったっけ?

337 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/12/08(水) 21:34:47 ID:ng++Oydg]
ラプラスの魔とは新しいな

338 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/12/09(木) 00:03:31 ID:n3Bl7dFe]
ありなんじゃね?
前もあったような気がするし

339 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/12/11(土) 14:36:34 ID:CgdMqrBo]
ttp://usokomaker.com/kodomo/?a=Maker&oo=%C7%F0%CD%D5%C7%C3&oo2=%C7%DF%B2%AC



340 名前:名無しさん@ピンキー [2010/12/15(水) 03:13:07 ID:wnuT2nfo]
保守

341 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/12/21(火) 00:08:59 ID:qqwMenJL]
ほっしゅ

342 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/12/23(木) 00:40:38 ID:8OHV9fxj]
某個人サイトの真紅のエロイラスト見てたら無性になんか書きたくなった

343 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/12/23(木) 12:06:50 ID:EqqZgn8M]
ロダにあpしてくれ

344 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/12/23(木) 20:58:59 ID:8OHV9fxj]
>>343
転載すんのもURL貼るのもあれだから

真紅 歯ブラシ

でググッて一番近くにあるイラスト系サイトね

345 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/12/29(水) 12:46:42 ID:oZIJ6Rbi]
過疎だな

346 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/12/29(水) 13:13:37 ID:u6XzldPj]
過疎だと思うならなぜ盛り上げようとしない
このままでは限界集落に格下げされてしまうぞ

347 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/12/31(金) 10:26:48 ID:J4l1ZLld]
ドールズがディアーズだったら……

348 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/01/02(日) 20:50:35 ID:12ZAiPMh]
>>346 うるせぇなぁ
呟いただけだろうが
書けばいいんだろ書けば

349 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/01/02(日) 21:14:43 ID:HyNJyFRA]
のりとJUMの背徳姉弟相姦が萌える



350 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/01/02(日) 22:28:07 ID:TG16EMuc]
>>348がツンデレ過ぎて惚れた

351 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/01/03(月) 01:22:51 ID:ZRWRf3TW]
「どうだ!!真紅!?絞りたての人肌ミルクの味は!?」
僕は真紅の口から肉棒を引き抜く。
「げほっ・・・ごほっ・・・・・・こんなもの・・・飲めるわけ・・・」
未だに自分の立場が分かってない真紅の頬を平手で叩く。
いつもやられているお返しだ。
「口の利き方がなってないぞ。せっかくの人の好意を無駄にして!!」
もちろんこんなものを無理矢理飲まされて喜ぶ奴なんていないことぐらい分かっている。
「のりや蒼星石達にも言いつけてあげるわ、こんなことをしてただで済むと・・・」
「思ってるよ」
プライドの高い彼女が他人に頼ろうとするということはかなり追い詰められているということだ。
僕は一気にたたみ掛ける。
「お前、陵辱って言葉の意味分かるよな?ずっと本ばっか読んでるんだから」
「まさか・・・」
怯えているのがはっきりと分かる。
「服を破かれたくなかったら一分秒以内に脱げよ。大切な服を精液で汚したくないだろ」
「そんな、はしたないこと・・・出来ないのだわ」
前にセーター一枚の半裸状態で僕を誘惑してきたくせに
せめてもの抵抗ってやつか、それともまだ冗談だと思ってるのか
まあ何の抵抗もなく脱がれるより楽しめそうだから別にいいか
僕の肉棒はこれから起こる彼女にとっての『不幸な出来事』に期待するかのように硬さを取り戻していった・・・

352 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/01/07(金) 07:50:22 ID:GwkeczTC]
つ・・・続きは・・・

353 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/01/08(土) 11:48:40 ID:sMiAZsvH]
ジュンと巴が抱き合いSEXをしていた時にそれは起こった。
先程までジュンの動きに合わせて巴も腰を動かしていたのだが、突然そのリズムを狂わせていた。
「お………おほぉ………。」
「柏葉?」
ジュンは柏葉に違和感を感じた。何か先程までと違う…と。
それを証明するかの様に、巴の表情は不自然なまでにアヘ顔となり、
明らかにおかしな声を挙げてよがる様になっていたのである。
「おおぅ! おっほぉほ! ほぉお! おへぇぇぇ!」
巴の異変と共に、ジュンは巴の背後に何者かの気配を感じた。
そしてその通りだった。何と言う事であろうか、ジュンと抱き合う巴の背後に
梅岡が忍び寄り、その肉棒をアナルの奥深くまで強引にねじ込ませていたのだ。
「ああ!」
「うっほぉぉ! おっほぉ! ひゃへぇぇ!」
巴がリズムを狂わせていたのは、突如として梅岡が巴のアナルを掘っていたからであった。
「柏葉、先生とチンポと桜田のを比べてどっちが良いか答えてみなさい?」
「そんな…の……桜田君に…決まって……。」
「柏葉……。」
ジュンは柏葉の精神力の強さに感激していた。例え梅岡の肉棒をアナルにぶっ込まれて
アヘ顔になってしまう程までに感じてしまっても、心までは折られてはいないのだと。
「本当にそうなのかな? これでもそう言えるのかな?」
梅岡はさらに激しく巴を突き上げ始め、それに合わせ巴もあえぎよがり狂い始めた。
「うっほぉぉぉほ! おっほおぉ! ふぇぇぇ!」
梅岡の肉棒はジュンのそれより遥かに太かった。それが巴の膣より狭いアナルを
強引に押し広げ奥までねじ込まれているのである。さらに梅岡が大人の体力に物を言わせ
激しく強引にズボズボと突き上げ掘りまくるのである。
「しょんな! 太すぎ……うほぉぉ! おほぉぉぉ! ほぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「柏葉!?」
突如としてアヘ顔のまま柏葉が立ち上がった。それに伴い巴の膣に潜り込んでいたジュンの肉棒も
抜けてしまい、それを狙い済ましたかの様に梅岡の肉棒が巴のアナルから引き抜かれ
間髪入れずに巴の膣に押し込まれていた。
「おほっ! おほぉほ! おほおほぉぉぉぉ! うほぉぉぉぉ!」
「柏葉………ふ…太い……。」
ここでジュンは初めて巴の膣に潜り込む梅岡の肉棒を目の当たりにし、その太さに絶句していた。
それを強引にねじ込まれた事によって、ジュンの時とは比較にならぬ程にまで巴が感じ
あえぎよがっていたのがその証明だった。
「おへぇぇぇぇぇへ! うっほぉぉぉぉ! おぉぉぉぉぉほ!」
ジュンが愕然とし硬直する中、梅岡の突きに合わせ腰を動かしアヘ顔になった巴のあえぎ声が響き渡る。
「そろそろ出てしまいそうだ。」
「らしてぇ! しぇんしぇいのせいしぃぃ! らしへぇぇぇ!」
「柏葉!?」
ジュンの肝が冷えた。巴が自分から梅岡に乞う等と信じられない事だったからだ。
「柏葉やめろ! 正気に返れ! 気をしっかり持てぇぇ!」
「おっほぉぉぉぉぉほ!」

   どびゅっ  びゅびゅびゅっ びゅっびゅっびゅっ びゅびゅびゅ〜

 梅岡の極太い肉棒によって広がった巴の膣は勿論の事、子宮の奥深くまで梅岡の真っ白な濃い精液が満たした。

おわり

354 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/01/09(日) 15:36:54 ID:p361Wpsc]
hosyu


355 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/01/12(水) 23:34:36 ID:2SMqb40u]
アニメ蒼と原作蒼が翠を2穴攻めする夢をみた

356 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/01/15(土) 10:25:31 ID:kocZ7Hok]
>>355
どっちが鬼畜だろうか
それが問題だ


ヤンジャンのめぐ銀が破壊力凄くて良かった

357 名前:名無しさん@ピンキー [2011/01/19(水) 03:10:44 ID:u9fnTi2J]
保管庫見れない

358 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/01/28(金) 03:23:46 ID:0Y+K/tK4]
ほんとだ。
MCメイデン保存しといてよかった

359 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/01/28(金) 08:34:25 ID:cyn3Rww2]
ローゼンメイデン関連のスレッドを扱ってるログがあるはずだから探してみたら?
ローゼンメイデンが普通の女の子のスレとかをキチンと保管してるやつ



360 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/01/29(土) 12:20:20 ID:7W6xC0iM]
これな
2ch RozenMaiden過去ログ倉庫 rozen.sync2ch.cc/

まぁここも個人が好きでやってるところだし、いつなくなっても文句言えないわけだから、
お気にいりのSSは保存しとくに越したことはないな

361 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/06(日) 22:13:18 ID:n7dSSR+v]
保守かしら

362 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/08(火) 18:19:57 ID:3nGfVJRD]
五分で読めるよ。

『一日一善』

*一日目

紅「ちょっとジュン、水銀燈がレイプされてさめざめと泣いてるわ」
ジ「へぇ、たいへんだな」
紅「これでもうあの子はアリスになれないのね」
ジ「もともとなれそうもなかったけどなぁ」
紅「こうなるとあんな子でも可哀想に思えるのだわ」
ジ「まぁ実際最凶とか素で言う可哀想なヤツだしな」
紅「慰めてあげようと思ってジュンの家に招待したら腰を抜かしていたわ」
ジ「お前らでも腰抜かすってあるんだ」
紅「絶対に来たくないっていうの。おかしな子ね」
ジ「ふぅん。そういう事情か」
紅「ええ、そうよ」
ジ「ならどうして水銀燈がここにいる?」
銀「あ…あ……」ビクビク
紅「面白いじゃない」
ジ「鬼か」
銀「いやあああああ!!!!!!!!!これ以上近寄らないでえぇぇぇ!!!!!」
ジ「叫ぶなよ」
紅「可哀想に、すっかり男性恐怖症になってしまったのね」
銀「もうやめて、お願い、許して…」
ジ「許すよ」

*二日目

紅「ちょっとジュン、金糸雀がレイプされてケタケタと笑ってるわ」
ジ「え、笑ってるの?」
紅「笑ってるといってもあれよ、尋常じゃない笑い方よ」
ジ「怖いな」
紅「そうなのよ、怖いの。みっちゃんさんも気が狂いそうになってるわ」
ジ「180度回って普通になったりして」
紅「これで彼女もアリスになれなくなってしまったわね」
ジ「元からアイツがアリスになれる見込みはなかったけどな」
紅「メンタルケアのために金糸雀を連れてきたわ」
ジ「また連れてきたのかよ」
金「ケタケタケタケタ」
ジ「うわマジ笑ってる」
紅「でしょう」
金「ケタケタケタケタ」
ジ「よう金糸雀」
金「ケタケタケ…」
ジ「あ、笑いが止まった」
紅「顔面蒼白ね」
ジ「これはこれでちょっとなぁ」
紅「金糸雀らしくないわね」
ジ「普通に笑えよ、普通に」
金「は、はい……」
紅「あら、あなたの言うことは聞くのね」
ジ「ああ、コイツとはいろいろあったし。なぁ?」
金「……コクン」
ジ「みっちゃんが可哀想だから、いつもどおりにな?」
金「……コクン」
紅「一件落着ね」


363 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/08(火) 18:20:30 ID:3nGfVJRD]
*三日目

紅「ちょっとジュン、翠星石の様子がおかしいの」
ジ「どんな風に?」
紅「いつになくご機嫌なのよ」
ジ「いいことじゃん」
紅「『翠星石はもう少女じゃないです、女になってしまったですぅ』なんて言ってるのよ」
ジ「そんなこと言ってるんだ」
紅「アリスゲームはどうするのか聞いたら、"アリスよりもお嫁さんになるです"って頬を赤らめてたわ」
ジ「引用なのはわかるけど真紅が『です』だの『ですぅ』だの語尾つけるとすごい違和感あるな」
紅「うるさいわね」
ジ「ごめん」
紅「そういえば、翠星石にも謝られたわ」
ジ「お前が?」
紅「ええ、ごめんなさいって。なんのことだかわからないけれど、とにかく私に謝りたいっていうの」
ジ「ふぅん」
紅「それから、家事ももっと覚えていかないとって張り切ってたわ」
ジ「それは助かるな」
紅「今下でマドレーヌをつくっているみたい」
ジ「そういやうまそうな匂いがしてたっけ」
紅「もうすぐできるからあなたを呼んでくるよう頼まれたの」
ジ「わかった、いくよ」

*四日目

紅「ちょっとジュン、今度は蒼星石の様子がおかしいの」
ジ「アイツはいつもちょっとおかしいと思うよ」
紅「ううん、妙に艶っぽいのよ」
ジ「それはおかしいな」
紅「言動も変だし」
ジ「どんな感じ?」
紅「『結局僕も女だったってことさ』って髪の毛かきあげながら言うのよ」
ジ「そんな感じなんだ」
紅「ローゼンメイデンなんだから当たり前でしょうと言ったら、『もうメイデンじゃないよ』って」
ジ「元からメイデンって感じでもなかったけどな」
紅「それあの子が聞いたら泣くわよ」
ジ「気にしてるかな」
紅「気にしてるわね。『自分のこと僕じゃなくて私っていうほうがいいかなぁ』と言っていたし」
ジ「いまさら?」
紅「そう、いまさら」
ジ「その必要ないよって言っといて」
紅「わかったわ。……ねぇ」
ジ「なんだよ」
紅「水銀燈、金糸雀、翠星石、蒼星石、ときたわね」
ジ「ああ」
紅「ということは、つ、次は……」
ジ「うん」
紅「い、一応用心するに越したことはないわね。ふ、不本意ではあるけれども……」
ジ「真紅は僕が守るよ」
紅「えっ」
ジ「なに?」
紅「な、なんでもない…のだわ……」
ジ「赤くなって、変なやつだな」
紅「あ、あなたこそ赤いわよ」
ジ「な…!き、気のせいだろ!ふん!」
紅「……クス」


364 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/08(火) 18:21:03 ID:3nGfVJRD]
*五日目

紅「……(ドキドキ)」
ジ「……」
紅「……(ドキドキ)」
ジ「……」
紅「……(ドキドキ)」
ジ「……」
紅「……チラッ」
ジ「……」
紅「……」
ジ「……」
紅「……」
ジ「……」
紅「ちょっとジュン」
ジ「なに?」
紅「……なんでもないのだわ」
ジ「あ、そう」

*六日目

紅「ちょっとジュン!」
ジ「わ、な、なんだよもう、でかい声出すなよな」
紅「どういうことなの!?」
ジ「どういうことって、なにがさ」
紅「雛苺が『ヒナね、新しいジュン登りを覚えたのよー』って恍惚とした顔しながら言っていたわよ!」
ジ「お前雛苺の真似妙にうまいな…」
紅「あれは女の顔をしていたわ」
ジ「そりゃ雛苺も女だからな。男には見えないよ。あの性格で男だったら死んでいい」
紅「そうだけどそういうことじゃないの!」
ジ「ならどういうことなんだよ」
紅「私が聞きたいくらいよ。ねぇジュン、なにか大事なこと忘れてない!?」
ジ「別に…忘れてないと思うけど」
紅「忘れてるのよ!おかしいでしょ、水銀燈、金糸雀、翠星石、蒼星石、飛んではい雛苺って、おかしいでしょう!?」
ジ「一つ抜けてるなぁ」
紅「だいたい雛苺服着てなくてスッポンポンだったわよ!」
ジ「ちゃんと服着ないと風邪ひくぞ」
紅「どうして雛苺のスカートがあなたのベッドの上にあるのかしら!?」
ジ「あー、忘れてったのか、仕方ないやつ」
紅「…ジュン、全部言わなきゃわからないの?ねぇ、なんならその体にわからせてあげましょうか?」
ジ「ひっ、し、真紅、聞いてくれ」
紅「いいわ。聞いてあげる」
ジ「僕は…その、好きなものはあとでタイプなんだ」
紅「え……」
ジ「わかってくれたか?」
紅「そ…そうね…そういうことなら、わからなくもないわ、ええ」
ジ「ならよかった」


365 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/08(火) 18:22:20 ID:3nGfVJRD]
*七日目

紅「ちょっとジュン、あなたの指輪大きくなってない?」
ジ「そうか?」
紅「そうよ」
ジ「気のせいだよ」
紅「気のせいじゃないわ」
ジ「そう言われてもな」
紅「雪華綺晶に会ったわ」
ジ「雪華綺晶か」
紅「あの子もついにマスターを得たみたい」
ジ「よかったな」
紅「『ふふ…とても、深い深い契約をしましたわ』って」
ジ「へー」
紅「ねぇジュン、繰り返すけど、あなたの指輪大きくなってない?」
ジ「そうかなぁ」
紅「雪華綺晶ね、私に向かって笑いながら『可哀想』ってしきりに繰り返すのよ」
ジ「真紅に向かって?」
紅「……私って、可哀想なのかしら」
ジ「そんなことないだろ」
紅「私って、魅力ないのかしら……」
ジ「なんでだよ、その、真紅は十分……」
紅「……あら、顔が赤いわ」
ジ「!!……だ、だから、き、気のせいだっての!!ふ、ふん!」
紅「そうね…そうよね、あなたは好きなものはあとで食べるのよね…」
ジ「……そうだよ」

*八日目

紅「……(ドキドキ)」
ジ「……さてと、と」
紅「ピクッ」
ジ「……じゃ、行くか」
紅「い、行くって、どこへ行くのかしら?(ドキドキ)」
ジ「図書館。柏葉と約束してるんだ」
紅「え?」
ジ「ここまで場数踏んで度胸もついたしね。がんばろ」
紅「え?」
ジ「じゃ、いってきます」
紅「え?え?」

そして真紅はアリスになった。




『一日一善』 おわり


366 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/09(水) 00:45:49 ID:uWvnHsq1]
>>365
久しぶりに笑ったよ乙


蒼星石の変わりように萌える

367 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/09(水) 01:23:38 ID:0NQR9qZw]
許すよで不覚にもw

368 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/09(水) 11:18:57 ID:uWvnHsq1]
真紅は僕が守るよ→真紅「の処女」は僕が守るよ
って意味か……

369 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/10(木) 01:14:42 ID:MaVeDkYx]
蒼と翠エロすぎるだろ…



370 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/10(木) 02:33:14 ID:Gqbzs/YE]
ワロタw

371 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/11(金) 19:21:25 ID:GYQlhBTj]
真紅不憫すぎるw

372 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/13(日) 00:53:57 ID:iAd8LIuj]
真紅ってSSじゃいつも貧乏クジ引かされるな

373 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/13(日) 21:37:36 ID:zTyXh5Vx]
ヒロイン板とかでもな…
まぁ不人気だし

374 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/13(日) 21:51:18 ID:ZJ835aXc]
しかしエロさはドールズ屈指

375 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/14(月) 11:43:32 ID://HL8jea]
本誌じゃJUM包囲網が人間側にもどんどん構築されつつあるな…

しかもそれに野郎まで含まれてるってどういうこと

376 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/16(水) 19:14:47 ID:PhlRhG6U]
そりゃお前、そういうことだよ

377 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/16(水) 22:17:04 ID:KtSS8QTi]
保健室で寝てるJUMをめぐが華麗にレイプする展開はまだか・・・

378 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/17(木) 13:13:00 ID:wlBlgvth]
>>377
指舐めるくらいはマジでやりそうだよな
「この世界でもアナタの指先は健在なのね」
とか言って……







あれ?めぐ→ジュンがいつの間にかきらきー→ジュンに!!?

379 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/17(木) 22:58:58 ID:NG+iXY1S]
たまには愛のあるJUM×真紅が読みたいです……



380 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/19(土) 22:23:50.24 ID:ZMCC803D]
このスレってオリジナルマスターとかアリ?

381 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/20(日) 01:07:28.56 ID:RTR2vT+v]
ありだけど、オリジナルキャラとか出すと不評だぞ
要は一人称で名前ないみたいのならみんな受け入れるんじゃね

382 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/02/20(日) 01:25:49.95 ID:nLZHPrJr]
そろそろJUMに子供出来たって嘘ついたら大喜びされて
今更言い出せなくて困ってる蒼星石の話の続きが読みたいです

383 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/03(木) 23:40:39.82 ID:HQ8pAysU]
保守

384 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/08(火) 12:41:53.60 ID:9YGAKxL3]
投下。
一話読み切りつもりだったのに前後編。
本当はバレンタインに投下しようと思っていたのに。どうしてこうなった。

主に巴、翠星石あたり。


385 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/08(火) 12:42:58.89 ID:9YGAKxL3]
『ペッペッペー・バレンタイン』

*前編

何事も無く始まり、何事も無く終わるはずだった。
巴が風邪をひいていなければ。
翠星石が、もっと気楽に構えていたなら。
いつもはジュンに悪態をつき性悪人形と呼ばれ、
巴に対してもいまだ心を開かずどこかそっけない翠星石が、
少しでも多くのことを学び取ろうとするように真剣な顔で巴の手元を食い入るように見ていなければ。
翠星石だけならいざ知らず、巴までもが暴走するなんて、そんなことはなかったはずなのだ。

いち

「なるほど、それがこの国の習慣なわけですか」
翠星石は腕組みをして、神妙そうに唸った。
「あまり宗教に熱心な国ではなさそうなんだけどね」
蒼星石は軽く握った拳から突き出された人差し指の先っちょを唇に当てて考え込んでいる。
「そんなに難しいことじゃないのよ」
ふふ、と二人に優しくほほえみかけるのは、ジュンの幼馴染であり雛苺の元マスターであるところの柏葉巴である。
軽く風邪気味であるために、時折コホンと小さく咳払いを挟んで話をしている。

彼女が解説しているのはいうまでもなく、日本におけるバレンタインデーの風習だ。
すなわち、女性が想い人の男性にチョコレートを送るあの呪われ…祝福された恒例行事である。
「なーんで女から男だけなんですか?不公平じゃねぇですか」
面白くなさそうに、翠星石が唇を尖らせた。
「けれどもたしか、日本ではホワイトデーっていう男性から女性にお返しする日もあるみたいだよ」
「…お返しですぅ?」
「うん」
「お返し…」
何を想像したのか、翠星石は両手を頬に当ててうっとりし始めた。
そんな彼女の様子を蒼星石は不思議そうに眺め、
しかしすぐによくあることかと思い直して、自分の首からかけられている着慣れない前掛けをひょいと摘んだ。
花柄の刺繍が縫われたそれはエプロンである。

蒼星石はエプロンを着けていた。
同じように、蒼星石の前でいまだ妄想止まらぬ翠星石も、フリルのついた可愛らしいエプロンをかけていた。
翠星石のもつそれはやや布がくたびれていたが、
最近桜田家に来た蒼星石のエプロンは見るからにまっさらで新品同様である。
桜田家にいるのは言うまでもなく高校生ののりと中学男児たるジュンだけであるから、
それが彼女たちのためだけに作られた特注品であることは想像に易い。
巴は遠目に翠星石のよれたエプロン見て、彼女が普段から料理を嗜んでいるだろうことを察した。
そしてそれが誰のためであるかも。

巴は微笑み、二人をキッチンへと柏葉家のキッチンへと連れ出した。
「ごめんね巴さん、体調悪いのに…迷惑だよね」
蒼星石が申し訳なさそうに詫び、巴は「ううん」と首を振った。
今巴の他に家人はいない。
軽い風邪くらいで心配をかけたくない巴は、両親にはむしろ普段よりもなんでもなさそうに振る舞い、
結果この家は風邪気味の一人娘のみが家に残ることになったのだが、
それでもやはり寂しかったのだ。
二人は巴にとって久方ぶりの来客であったし、人形ならば風邪がうつる心配もなく、
巴としては二人の訪問は迷惑どころかむしろありがたかった。


386 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/08(火) 12:44:41.39 ID:9YGAKxL3]



チョコをつくるとは言っても、まさかカカオ豆からつくるわけではない。
基本的には市販のものを溶かして手を加えるわけだが、
簡単に済ませればさほど難しいものではない。
しかし水飴やら紅茶やらくわえてオリジナリティを発揮させようとなると、それなりに手間である。
時間もないのであまり試行錯誤するわけにもいかないし、
キッチンにある料理道具の一つ一つを珍妙なものを見るような目付きで眺める蒼星石は、
明らかに料理慣れしていないことがうかがえたので、
巴はあまり凝ったことはしないほうがいいかなと考えながら準備を進めた。
その傍らで、翠星石と蒼星石が楽しそうに話をしていた。

「よかったね翠星石、キッチン使わせてもらえて」
「ええ、ジュンはまさかこの翠星石からチョコを貰えるなんてありがたいこと思ってもないでしょうから、
 当日まで隠しておいてジュンをびっくりさせる作戦はうまくいきそうですよ!」
「そうだね。でも、びっくりさせてどうするのさ」
「どうするって…まぁ、その……」
翠星石は俯いてもじもじと指を交差させる。
それを見ていたずらそうに笑う蒼星石は、その意味がわかっているのだろう。
それはもちろん巴にも伝わり、巴はこの愛すべき人形を可愛らしく思う反面、
胸がむず痒くなるような、そんな感覚もないではなかった。

「さ、それじゃ作りましょう」
巴はつとめて明るく言った。
巴自身が驚くほどその声はよく通った。
翠星石と蒼星石は素直に従って、やや緊張した風に巴の指示を待っていた。
それが始まりだった。
そのときはまだ、みんな至って冷静だったのだ。


さん

始まってしばらく、翠星石は巴の言われたことにいちいち頷きながら、手際よく作業を進めていた。
蒼星石のほうは翠星石ほど料理慣れしておらずやや不手際な手つきではあったものの、
凝ったものを作るつもりもなかったのでなんとかなりそうであった。
もっとも、それは気合いを入れて作るであろう姉に対する妹なりの配慮でもあった。
比較対象があったほうが、わかりやすいというものである。いろいろと。

巴は巴で、指導をしながら自分の分をつくっていた。
「お前も作るです?」
「ええ、せっかくだから…コホッ」
咳混じりの巴の答えに、ふぅん、と翠星石は心なしか面白くなさそうに呟いた。
「あのチビ人間なんかのためにですか?」
「そうね。雛苺のことで、迷惑もかけたし…」
「ふん、チビチビのことならいいんですよ、チビ同士仲良くやってるみたいですからね」
翠星石は巴から目を逸らして、ツンと唇を尖らせた。
そのさまはやはり面白くなさそうな、どこか拗ねているようにも見える。
「……ま、どうでもいいですけどねっ」
巴は膨れているように見えなくもない翠星石を横目に、ふ、と逡巡笑って、そっと呟いた。
「…桜田くん、喜んでくれるかな」
その瞬間、翠星石はそのオッドアイの瞳をギョロリと動かし、巴を睨みつけた。

巴にしてみれば、ちょっとしたいたずら心だった。
明らかにジュンに好意を寄せているこの少女人形を、ほんの少しからかってやりたくなったのだ。
もっとも、それは彼女らしくない行動である。
なぜそんな気になったのか、彼女自身自覚していなかった。
が、どういう意図があったにせよ、その発言が引き金になったのは事実である。


387 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/08(火) 12:47:10.29 ID:9YGAKxL3]
「コホン」
翠星石は落ち着き払っている風を装って、わざとらしい咳払いをした。
もちろん巴のように風邪をひいているわけでもなんでもない。
「そりゃま、翠星石からチョコを貰ったら喜びも喜び、大喜びの狂喜乱舞で庭かけずり回ってもおかしくはないですけどね」
ふん、と鼻をならす。
その様子を、なにごとかと蒼星石が訝しげに眺める。

巴は意地悪そうに、しかし愉快そうに言葉を付け加えた。
「そうね…なら私からもらったらどうするかな」
「ジュンがですか?」
「ええ…ケホ」
「……まぁ、食べるんじゃないですか」
「それだけ?」
「それだけって、チョコなんて食べる以外に何があるんです?食べたらそれで終わりですぅ」
その声には幾分怒気が含まれていた。
敵愾心を隠そうともしない――本人は隠してるつもりなのかもしれないが――に、巴は思わず微笑んだ。
やれやれ、と蒼星石は肩を竦める。
巴の対応いかんによっては大荒れもありえたが、ひとまずそれはなさそうだと思ったからだ。
しかし、そんな蒼星石の思いとは裏腹に、刹那聞こえてきたのはどこか挑発的な巴の声だった。
「なら、それで終わらないようにしようかな」
え、と蒼星石は思わず声をだし、翠星石がキッと目を剥いて巴のほうを睨んだ。

巴といえば、「あ」と何言ってるんだろうと自分に向かって問いかけるように小首を傾げていた。
そして横目でちらと翠星石を一瞥すれば、呪わしい目が巴のことを眼光鋭く射抜いている。
少なくとも料理の教えを乞うている目ではない。
「じょ、冗談…ゴホッ…ン」
取り繕っても、咳をしても、翠星石のまるで仇を見るような目付きは変わらない。
蒼星石が心配そうに巴を見ると、目が少しばかり赤く充血していたが、特に苦しそうではなかったので、
ひとまず安心したが、なにか嫌な予感を感ぜずにはいられなかった。
「こほ…えぇっと…おまじないみたいなのがあるんだけどね」
「おまじない?」
場の空気を変えようと、巴は話を切りだして、蒼星石はそれに乗りかかった。

「チョコレート作りでね、あるものを入れると、受け取った人は作った人に夢中になるっていうおまじない」
「ああ、なるほど」
いかにもありそうだ、という具合に蒼星石は頷いた。
「昔からそういうのはよくあるね」
「ほほぅ…そんなのがあるんですか」
この話題は、翠星石の自覚なき怒りの矛先を逸らすには十分だったらしく、
険しかった表情は緩み翠星石は興味深そうに話の先を促した。

「どんなものを入れるんですかね」
「やっぱり、コウモリの血とか…」
「ひぃっ!?コウモリ!?」
「ふふ…ん、こほん、うん、そういうオカルトなのじゃなくてね」
巴は咳と笑いを含ませながら訂正した。
「たとえば、作った人の涙を入れるといい、なんて言われたりするかな」
「涙ですか」
「へぇ…ロマンチック」
「ろ、ロマンチックか…けほっ」
どちらかといえば変態的な気がするけど、という言葉を巴は咳の中に飲み込んだ。
涙を調味料にするというアイディアは、意外とこの夢見がちな少女人形たちにはウケたらしく、
ふたりともなにか夢想しているらしい顔つきでぼぅっとしていた。
あまりぼぅっとしているので、巴は妙に気恥ずかしくなってきた。


388 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/08(火) 12:52:03.12 ID:9YGAKxL3]
「でも、おまじないはおまじないだけどね」
と巴が付け加えると、「そうだね」と蒼星石は相槌を打った。
しかし翠星石のほうは変わらず夢でも見ているように目をとろんとさせている。
彼女が毎日熱心にテレビの星座占いを見ていたことを、蒼星石はいまさらながら思い出した。
「夢中に…ジュンが夢中に…」
「あの、翠星石?」
巴が声をかけても反応ゼロである。
「ジュンが……翠星石を……」
「翠星石、しっかりして」
「え」
蒼星石の呼びかけで、ようやく翠星石は目を覚ましたように俯かせていた顔を上げた。

「…冗談だから、ね?」
「わ、わかってるですよ!」
巴の念押しに、翠星石はさも心外だという風に唇を尖らせたが、
あまりわかっていなさそうなのは明らかだった。
これ以上余計なことを言うべきではないのだが、
翠星石の様子がおかしかったのか、巴は楽しそうに言葉を続けた。

「あと、髪の毛を入れたりなんていうのもあるよ」
「な、髪の毛を!?」
翠星石はあわあわと信じられないものでも見るように巴と作りかけのチョコレートを交互に見合わせた。
髪の毛となると、さすがに抵抗があるらしい。
髪の毛といえば翠星石たちローゼンメイデンにとってはローザミスティカの次に大事なものと言っても過言ではない。
人間と同じように、いやひょっとすると人間よりも少女にとってはかけがえのないまさに自分自身である。
「この中に…」
呆然と呟く翠星石を見て、巴はクスクス笑いながら、
「冗談だけど…クシュンっ」
と少しばかり大きなクシャミと一緒に何度目かのジョーク宣言を行ったが、すでに翠星石は上の空、聞こえていていない。
「翠星石の一部がジュンの中に……」
ブツブツとアレゲなことをつぶやく彼女を前に、付き合いの長い蒼星石はなんとなくよくない気を察し、
「さ、さ、早くつくろうよ」
と促したが、翠星石の反応は鈍い。
改めて、翠星石は奇妙な知識を披瀝してくれた巴の顔をまじまじと見た。
「……ん?」
そして気づいたのである。

先に述べたとおり巴は風邪気味である。
こうしている間も軽い咳を隠し隠しやっていたのだが、
ここにきてクシュッとひときわ大きなくしゃみが出た。
ヒトの体とは不思議なもので、クシャミが飛ばすのは何も鼻汁唾ばかりでなく、
はるか顔面の上にある眼球を潤わせるという副作用もある。

というわけで、非常にタイミングの悪いことに先刻から充血し気味だった巴の目はますます赤く、
目尻には涙がたまり、いまにも飛び出そうだった。
もちろんそれは風邪によって引き起こされたもので他意はなく、
彼女自身にも自覚はなかったので特に隠すこともなく頬のあたりをほんのり伝わる暖かな雫を放置していた。
が、それに気づいた翠星石のほうはといえば、どうにも気が気でない。

「……巴さん、風邪ひいてるから、ね?」
急におとなしくなった翠星石と、その視線の先の巴を見て、「ああ」と感づいた蒼星石は翠星石にそっと伝えた。
翠星石とて巴が先から小さな咳払いを繰り返していたことを知っているので、
その言わんとすることはわかるが、なんとなしに落ち着かない。
自分の中で何かが沸々と湧き上がってくるのを感じていた。


389 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/08(火) 12:54:07.15 ID:9YGAKxL3]
とはいえ何をするわけにもいかないので、
翠星石はもう巴のほうを見ることもなく、ひたすらに手元に集中して、
チョコレート作りの続きを始めた。
ひとまずは自分の作業を進めることにした…ように、蒼星石には見えた。

落ち着いたのも束の間。
次の瞬間である。

くしゅんッ

聞き慣れたクシャミの音だが、今回巴の口元は微動だにしていない。
もうひとついえばそれは自然に出たものとは明らかに違う不自然なクシャミであった。
そのわざとらしいクシャミの音と一緒に、音の発信源である翠星石の口からでた飛沫が彼女のチョコレートを覆った。




後編につづく




390 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/08(火) 14:22:44.90 ID:mBmxLoyQ]
翠星石の唾入りチョコ・・・だと・・・

JUMもげろ

391 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/09(水) 00:59:50.87 ID:bcwJ6Njm]
ニアころしてでもうばいとる

392 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/10(木) 00:52:49.88 ID:fI/wUc3a]
あいかわらずこの人の書く翠星石はやばいくらい可愛いな

393 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/10(木) 10:10:54.30 ID:PzIPM6+J]
でも翠星石ってちょっと可哀想だよな。ジュンは真紅しか見えて無いようなもんなんだよ?
フラグだって真紅の為に頑張ってるジュンを見て憧れたのが始まりだし、蒼星石が居なくて寂しかったのもあるんだろうか?

394 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/10(木) 18:55:18.51 ID:F5yaWF1f]
なんて事言ってる間に本誌でジュンがめぐと接触しとるぞ

395 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/10(木) 22:26:15.18 ID:qESXABKI]
次回はジュンとめぐの濃厚なセックスシーンから始まります


396 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/12(土) 09:54:50.66 ID:wV3vMBrm]
私の体、変じゃないか確かめて?と
ジュンに体をいじくらせるめぐ

397 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/12(土) 14:03:45.30 ID:86kI6IJN]
巴とめぐの3Pフラグが原作でたつなんて…ジュンうらやましお

398 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/13(日) 19:48:52.88 ID:aOTUhdP0]
巴「桜田くん…なんで頬赤らめてるの…?」

399 名前:名無しさん@ピンキー [2011/03/15(火) 05:19:36.59 ID:I0kYMZd/]
原作面白くなってきたよな



400 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2011/03/16(水) 02:27:41.79 ID:yBQRSVd2]
柏餅の人大丈夫かなあ…






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