- 590 名前:132人目の素数さん [03/11/03 05:13]
- 補題
f: X = Spec(A) → Y = Spec(B) をアフィンスキームの射とする。 A, B は整域とする。 f が支配的かつ生成的に有限な有限型射とする。 このとき Y の稠密な開部分集合 U が存在し、 f により誘導される射 f^(-1)(U) → U が有限射となることを示せ。 証明 >>589の補題より、B ⊆ A と考えてよい。 さらに、A の商体 L は B の商体 K の有限次拡大である。 A は B 上の代数として有限生成だから、その有限個の 生成元を a_i とする。各 a_i は K 上代数的であるから、 b_i0 (a_i)^n + b_i1 (a_i)^(n-1) + ... + b_in = 0 となる B の元 b_ij が存在する。この式の両辺を b_i0 で割ること により、a_i は B[1/b_i0] 上整であることがわかる。 各 i にわたる b_i0 の積を b とする。各 a_i は B[1/b] の上に整となる。従がって、A[1/b] は B[1/b] 上整となる。 A[1/b] は B[1/b] 上の代数として有限生成だから、 加群としても有限生成となる。 U = Spec(B[1/b]) とすれば、f^(-1)(U) = Spec(A[1/b]) だから、>>488より、f^(-1)(U) → U は有限射である。
|

|