- 1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/04(月) 05:40:35 ID:J6LYVIKC]
- ――他人の彼女、妻を寝取る。自分の彼女、妻が寝取られる。
どちらでもOKです。 職人さまの降臨をお待ちしております。 前スレ 『寝取り・寝取られ総合スレ6』 yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190962894/ 保管サイトさん 寝取り・寝取られ総合スレSS保管庫 ntrss.web.fc2.com/NTR/
- 691 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/06(日) 11:08:33 ID:HgcMeO0J]
- 満員電車の中で彼氏にバレないように彼女を痴漢、あわよくばと
生ハメ中出しを決行、そして――。 A次の日、彼女はまた同じ時間に同じ車両に・・・ B数ヵ月後、あの時の彼女が少しお腹を膨らませている姿を見掛けてニヤリ
- 692 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/06(日) 13:10:28 ID:jys07Evs]
- 似たようなエロアニメあったな
満淫電車の2作目だっけ
- 693 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/06(日) 21:41:33 ID:IbxhktjA]
- 自分の彼女が怪しいエロ宗教の信者になってしまい、教祖様に身も心も差し出す事を喜んで誓ってしまう…。
すっかり教祖様の虜になってしまった彼女は、教祖様の為に新たな信者を増やそうと勧誘活動をする… こういう話好きなんだがこれまたなかなか無いんだよな… でも現実に起こってるんだよね 大学の趣味サークルが実は某宗教の勧誘サークルだった。とか。 信者の女子大生が高校の文化祭等に潜り込んで、女子高生にまで触手を伸ばしてるんだってね。 MCスレか迷ったが寝取られ要素もあるって事でこっちに書き込んだ。
- 694 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/06(日) 22:15:58 ID:V1s/Id4S]
- >>693
大槻ケンジの処女作がそんなんだったな、ナツカシス
- 695 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/06(日) 22:28:06 ID:l2VQGWtA]
- オモイデ教か。確かにNTRを感じたが、別にエロくはなかったな
- 696 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/06(日) 23:14:02 ID:nOjh6qJS]
- どこの板だか忘れたけど、
NTR系のスレでそんなネタのゲームをツクールで作ってたな 自分の嫁が教祖の子供を孕む相手に選ばれて・・・ みたいな感じだったと思う
- 697 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/06(日) 23:16:35 ID:Aqq3iz5J]
- >>693
カウンセリング
- 698 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/07(月) 01:05:32 ID:ZoOKpX8A]
- >>693
崩壊序曲
- 699 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/07(月) 04:45:06 ID:8vu6SIgY]
- >>696
kwsk ぜひプレイしたいものだ
- 700 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/07(月) 06:29:26 ID:uB88FDKJ]
- 「ニセ教祖」は寝取りものだったか
- 701 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/07(月) 09:39:09 ID:ItK9VPVD]
- >>699
日和ってやつ 調べたらNTR作品スレで4年程前にうpされてたもので 誰が作ったとか詳細不明 ttp://www2.uploda.org/uporg1355892.jpg.html ちゃんとCGも入ってた
- 702 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/07(月) 11:42:13 ID:8vu6SIgY]
- >>701
もう手に入らない?
- 703 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/07(月) 14:16:06 ID:+UlkPJrl]
- 持ってるけどこれってどこかに上げても問題ないよな?
- 704 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/07(月) 17:05:47 ID:DHVDsuph]
- 再うPキボン祭が開催される予感
- 705 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/07(月) 19:38:57 ID:rFcQiOP5]
- 全裸で座して待つ私がいます。
- 706 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/07(月) 21:47:54 ID:C0JMQim7]
- >>705
靴下は脱ぐな
- 707 名前:名無しさん@ピンキー [2008/04/07(月) 22:22:21 ID:fKeFEYgx]
- >>705
ネクタイはどうした?
- 708 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/08(火) 00:33:08 ID:jgxs3x+A]
- 自室警備員募集中!!
何歳からでもOKです! あなたも24時間自室警備員をやってみませんか? 仕事内容 主な勤務場所は自宅の自室となっております。 一歩も自室から出てはいけないあるいは自宅から出ることをせずに 家族や家を守るために24時間自宅待機をする誇りあるお仕事です。 興味がある方はいつでも勤務可能です。 いますぐ自室に! 社長は自分の親です。 給料は家庭によりもらえたりもらえなかったりします。 最後にこれだけは言えます。 このお仕事は家族や家を守る為に自分を犠牲にする この世で一番尊いお仕事です! これ以上の仕事は他にないと言っていいでしょう断言できます! よく考えてください! 今の職場が本当にあなたに向いていますか? わかっています、辛いですよね。 今の学校は通っていてとても楽しいですか? わかっています、あなたに友達なんて一人もいないですよね。 だったらやるべきです! 家族の為に家の為に! 今こそ親に受けた恩を返すのです! 今すぐ24時間自室警備員となって家族を空き巣などの被害から安心させましょう! 少しでも興味がでたそこのあなた自室で全裸待機していてください! 以上 24時間全裸自室待機警備員 ○○○
- 709 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/08(火) 00:44:44 ID:uIQfCEsp]
- 時代劇っぽい言葉が書けん!ので、こんなムザンな有様に…
俺が跳躍しながら割とマジで放った手裏剣を、雪は苦も無く全部弾き返し、 何と最後の1本は空中で掴んで投げ返してきやがった。 慌てて避けたが、冷や汗ビッショリの俺を、少し猫めいた瞳で見つめながら 笑う彼女に、改めて俺はトキメいてしまう。 時は元禄。 太平の世もいいところで、正直俺らみたいな忍者の出番なんて、もうそんな には無くなってた。 そりゃ、仕事はやりがいのあるほうがいいが、昔は忍び同士の恋なんて ご法度だった事を考えれば、まあ平和バンザーイ、である。 俺、赤猿とお雪はこの忍びの里育ちの幼馴染で、昨日長老から初の任務を 言い渡され、最後の訓練をしているところだった。 まだ手さえ繋いだ事の無い俺達だったが、何となくお互いの気持ちは分かっていた。 この任務がうまくいったら、俺は彼女に告白するつもりだった。 「あははは、何よ気合入った顔しちゃってさ」 ほっそりしたしなやかな体を揺らせて、彼女が笑った。 「ウッセ!年寄りの影供で、ただ会津まで行って帰ってくるなんてアホみたいな仕事、 緊張する訳ねーだろ!」 「でも相手は副将軍なんてお偉いさんなんだからさ、万が一にも失敗はできないよ」 「わかってるっつーのっ!」 さて翌日、初めてお目通りをしてみると、その副将軍とやらは、なかなか人の よさそうな爺さんだった。 「まあそうかしこまらずともよい。道中長いんじゃ。楽しく行こうぞ。ハッハッハ」 と屈託無く笑う老人の様子に、俺と雪は少しホッとしたような視線を交し合う。 生真面目そうな学之進という男や、気さくな感じの杉三郎という男とも気楽な挨拶を 交わし、俺達は出発した。
- 710 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/08(火) 00:46:13 ID:uIQfCEsp]
- その日はさして足を伸ばさず、早々に宿場入りした。
泊まったのは小さな宿で、今夜の客は俺達だけらしい。 道中、俺と雪は老人の身辺警護を交代でする事になっていた。 今夜は俺が寝ずの番で老人につき、雪が休む番だった。 俺が天井裏に潜んでいると、宿の者がカラリと戸を開け、老人に何かを 告げた。 「おっ、そうか。ではワシも風呂をいただく事にするか」 と彼は腰を上げ、学之進と杉三郎も後に続く。 男の裸を見てもうれしくも何ともないが、仕事なのでしょうがない。 俺は三人にひっそりついていったが、彼らは浴場を通り過ぎ、そのまま 奥に向かっていく。 俺は首を捻りながら後を追ったが、どんどん奥に入り、あとはこの家の 内湯があるだけというところまで来て、不意にさっき女将が雪に言っていた 言葉を思い出した。 『今日は大きいお風呂は男湯って事にして、お嬢さんはうちの風呂に のんびり入りなさいよ』 確かに、風呂場の脱衣籠には見慣れた雪の服が入っていた。 何の躊躇も無く服を脱ぎ去り、風呂場の戸を開けようとする老人に思わず 近づこうとすると、不意に万力のような手で肩を掴まれ、全く身動きがとれなくなる。 「血迷ったか赤猿とやら」 と、その手の主である学之進が、氷のような表情で言った。 「…そうそう。ご老公に黙って触れようなんざ、無礼千万だぜ」 と蛇のような目で俺を睨む杉三郎の手に光る刃が、いつの間にか俺の首筋 にピッタリ押し当てられていた。 「ハッハッハ、乱暴はおよしなさいよ、スギさんガクさん」 と言いながら、ふんどし一丁になった老人が、戸をカラリと開けた。 俺達の声が聞こえていたのだろう。 手狭な洗い場の隅で、手拭で体を隠した雪が、クナイを手に青い顔をしていた。 「これお雪とやら、そんな無粋なものは似合わんぞ」 と老人が言うが、彼女は首を振り、 「あ、赤猿を放せッ!」 と叫ぶ。
- 711 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/08(火) 00:47:06 ID:uIQfCEsp]
- 「雪ッ!俺にかまうなっ!」
とわめく俺をつまらなそうに見ながら、老人が言った 「なんじゃお前ら、忍びとしての心構えが全然できておらぬのう」 白い眉の下の目が、思わず背筋が寒くなるような冷徹な光を放った。 「お前達の村を完全に根絶やしにする事など、晩飯前にでもできるんじゃぞ」 俺と彼女の体から、力がガックリと抜け落ちる。 脅しではない。多分この男は本気でやるだろう。 老人はまたフッとにこやかな表情に戻り、 「ささ、楽しもうではないか」 と言いながらいきなりふんどしも取り去ってしまう。 俺も雪も、思わず息を飲んだ。 老人の体は、だいぶ鍛えられてはいたが、やはり年相応に緩んだものだった。 だが、白髪まじりの陰毛の中からそびえ立ったモノは、人並みはあると自負する 俺のモノの、長さも太さも倍近くはあった。 黒光りしながら、ドクンドクンと脈打つその異容に、雪は小さくイヤイヤをするように 首を振っている。 「ウンウン、可愛いのう」 と言いながら、老人は彼女の手拭を剥ぎ取って、その細い体を板張りの洗い場に 押し倒した。 「イヤッ!イヤアァァッ!」 という雪の悲痛な叫びも、老人の興奮を煽るだけのようだった。 雪の細い足首を?み、それをぐっと彼女の頭の上まで持ち上げ、そのしなやかな 体をほぼ二つ折りにしてしまう。 はじめて見る、雪の薄桃色のアソコがほぼ真上を向いてしまう。 「最初は死ぬほど痛かろうが、すぐに死ぬほど良くなってくるからのぅ」 とニヤニヤしながら、老人は雪の小さなワレメにあてがった丸太のような一物を、 体重を掛けて真上から一気にねじ込んでしまった。 「ぎぃぃぃぃっ!!」 雪の、まさに身を裂かれるような悲鳴が風呂場に響いた。
- 712 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/08(火) 00:49:19 ID:uIQfCEsp]
- 老人は、彼女の悲鳴を楽しむかのように、しばらくは激しく彼女を突きまくって
いたが、やがて「ううむ…」とうなりながら、ブルッと尻をふるわせた。 間もなく、老人の極太のアレを咥えこまされたアソコから、精液と少量の血の 混ざり合ったものがドロリと流れ出してきた。 老人のアレは、放ったばっかりだというのに、全く硬さを失っていなかった。 その後、部屋に戻り、食事をし、お暇つぶしにと杉三郎が見せる珍妙な踊りに 老人が笑いこける間も、雪はずっと老人に貫かれたままだった。 肩肘を突いて横になり、抱え込んだ雪の、小振りだが形のいい乳房を 弄びながら、時折後ろから刺したままの肉棒をユサユサ動かす。 雪がたまらず漏らす呻き声に、微かだが、甘い響きが混じってきた事に 俺は気付いていた。 それから毎晩、雪は老人に抱かれた。 俺は天井裏から、雪があらゆる姿勢で、口や、秘部や、挙句には尻までも 貫かれ、ひたすら精液を注ぎこまれ続ける様をただ見ていた。 俺達の間に、ほとんど会話は無くなっていた。 雪は、黙りこくる俺に、 「だ、だって、任務なんだもん!しょうがないじゃないのよぅ!」 とすがる様に言う。 確かに任務なら仕方が無い。 だが、抱え上げらながら貫かれている時、老人に自ら口付けを求め、激しく 舌を絡ませていくように見えるのは俺の気のせいか? 老人が放つ精を喉奥で受け止め、何も言われずともそれを全部飲み干して しまう時、ウットリした表情をしているように感じるのは、俺の邪推なのか? 今や昼日中でさえ、人目につかぬ脇道などで老人は雪を貫くようになっていた。 切なげに喘ぎながら、老人のモノがいかに奥まで届いているかを訴える雪の 声を聞きながら、俺はあいつらをぶち殺す最適な順番を妄想していた。 おわり
- 713 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/08(火) 01:40:04 ID:23UMccdk]
- 殺すのか、がんばれと応援しておこう
- 714 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/08(火) 02:02:05 ID:RHahcDES]
- GJ!
前から忍者モノは読みたいと思ってました
- 715 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/08(火) 02:20:51 ID:C870MN8M]
- この任務が終わったら・・・ってのはいいNTRフラグだな
もっと続きが読みたくなるくらいGJでしたー
- 716 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/08(火) 02:50:13 ID:gueM+ADU]
- >>703
調べたらフリーみたいだね
- 717 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/08(火) 03:03:51 ID:C870MN8M]
- >>716
ごめん。忘れてた。 ttp://www15.axfc.net/uploader/14/so/Si_9866.zip.html sage これ以上はスレ違いなので別の場所で〜
- 718 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/08(火) 16:22:13 ID:MuMgI5Ex]
- もう一度みたいNTR SS…
DingDongDangにあった一茶さんの「こみっくパーティ」のやつが良かった。 (ゲームで予備知識ないと寝取られ感は薄いけど…) 彩が2人組の男に調教されて、 だんだんと感じさせられて次第に諦めていって、 最後主人公に母乳で作った生クリームのケーキと 腹ボテで奴隷になった事を告白するビデオが送られてくる奴 一茶さんのサイト自体はブックマークしてるけど 2003年以来音沙汰無しだし、もう新作は書いていないのかなあ…。 (サイトのママトトのSSも続き見たかった…)
- 719 名前:ご主人様は密かに笑う(1/5) mailto:sage [2008/04/08(火) 22:49:23 ID:BdQvjIND]
- 寝取りになるのかよく分からんが書いてみた
メイド、使用人と言った方がいいのだろうか、俺には専属のメイド がいる、歳も同じで学校も同じなので一緒に通学している。 周りも俺の家がどういう所なのか知っているし俺みたいに使用人 を連れている生徒もちらほら見掛けるから誰も何も言わない。 俺のメイドである晶(アキラ)、こいつの事は何でも知っている、両想い の相手がいることだってな。 「もう少し尻をあげろ」 「はい・・ご主人様」 男子トイレの個室、俺は愛撫により蕩けきった晶のソコに俺の モツを突き刺す。 「んぐぅぅっ・・・っ!・・・っ!・・・・っ!!・・」 声が漏れないようハンカチを噛み締めながら快感を味わう晶。 お互いに愛情を示したことはない、しかし体の関係は終わら なかった、見た目ならそこら辺の女なんか比べ物にならないぐらい 良いし、体つきも目を見張るものがある、アソコの具合も最高だ。 昔からの付き合いで俺は晶が良い女とは理解できるが愛する対象 には見れなかった、まぁこれは俺自身の問題かもしれないが。 「くっ・・・でるぞ」 「ぐぅっ!・・・・ふっ!ふっ!・・・・んんんっ!!・・っ!・・」 晶のソコから溢れる白濁とした液体を見て俺は密かに笑う。
- 720 名前:ご主人様は密かに笑う(2/5) mailto:sage [2008/04/08(火) 22:50:47 ID:BdQvjIND]
- 確か名前は近藤とかいったか、晶と同じクラスで隣の席という縁
で仲良くなったとか。 晶はその近藤と仲が良い、そう友達以上に、まだ付き合うとか そういうことはないらしいが、なんというか清純と言ってやるべきか。 しかし晶は俺にも気があるようで、それは10年近く一緒に暮らし 、ファーストキスも処女もデートも喧嘩も何もかも俺が初めてだった ある意味親愛のようなものだろう。 「はぁっはぁ・・・・如何でしたか・・・?」 「あぁお前は最高だよ」 俺はそれを知って態とこういう時に優しく抱き締める。 嬉しさと戸惑いが混じった表情がたまらない、多分晶の中では 俺とその近藤の存在が揺れているのだ、普通にしていれば近藤に 心惹かれるはずが俺と体を重ね、優しくされて踏み止まってしまう。 別に俺は晶に男ができようが構いやしない、いやむしろ喜ぶ べきだ、なんたって・・・これ以上言うのはやめよう、笑いが堪え られなくなる。 「んむぁっ、んんっ」 「っ・・・どうだ?」 「ふぁい・・ご主人様のキスおいしいれす・・・」 「じゃあ教室も戻ろうか」 「ふぁい・・・」 こいつは俺から離れられないだろうな、この惚けた顔を見れば分かる。
- 721 名前:ご主人様は密かに笑う(3/5) mailto:sage [2008/04/08(火) 22:52:27 ID:BdQvjIND]
- 「近藤君って君かい?」
放課後で生徒達が行き交う中俺は近藤に声を掛ける。 「えっと、君は」 なんだこいつは晶と仲が良いと聞いていたが俺を知らんのか、それとも 晶があえて言わなかったのか。 「いやぁ、君が晶と仲良くしてくれるっていうから主として 挨拶を、ってさ」 「!!?・・・あ、あ、君が天海さんの」 天海さん、ね、まだまだ名字で呼ぶ仲か、面白くなりそうだ。 「あっ、勘違いしないでくれ、俺は別に晶に近づくなとか言いに 来た訳じゃない、むしろ感謝したくてさ」 「感謝?」 「ああ、晶は君といると楽しいみたいだし、笑顔も増えたよ」 「ほ、本当に!?」 血の気の引いた顔が段々戻っている、分かりやすいやつだ。 「できたらこれからも晶を支えてやってほしい」 「ぼ、僕なんかでいいのかい?」 「ああ勿論!」 握手までしてしまった、よほど嬉しかったんだろうな。
- 722 名前:ご主人様は密かに笑う(4/5) mailto:sage [2008/04/08(火) 22:53:55 ID:BdQvjIND]
- 数日後、晶が近藤から呼び出されたと聞き俺は強引に晶に同行した。
「なんで黙ってた、まぁ所詮俺たちは主人と使用人の関係って ことか、寂しいな」 まぁそんなこと思ってないし、近藤からの呼び出しも把握して いたが晶の反応が楽しいので少しからかった。 「も、申し訳ありません、決してそのようなことは!」 「ふーん、で近藤君との待ち合わせはあの公園なんだろ?」 「・・・はい」 近藤はまだ来ていない、俺は晶を連れ公園のトイレに入る。 「あの、ご主人様?」 俺は無言で個室に入る、勿論晶も一緒に、そして便座に座り ズボンのチャックを下ろし俺のモノを出す。 「!?」 最初は驚いた晶だったが俺の無言の命令に折れ膝を床につけるように しゃがみ俺のをくわえた。 「早くしないと近藤君が来ちゃうぞ」 その言葉に一瞬体を震わせるがそのままいつも通りの奉仕を行う晶。 「んっ、はっ、んぁっ、・・・むぁっ、んっ」 「いいぞ晶・・・、くっ、出る」 「んんっ!・・・んくっ、んっ・・・・・・ぶはぁっ!」 晶は当たり前のように俺の吐き出した液体を飲み込む。 「まだだ」 しかしまだ終わらない。
- 723 名前:ご主人様は密かに笑う(5/5)※微スカ有 mailto:sage [2008/04/08(火) 22:56:16 ID:BdQvjIND]
- 「またくわえろ」
「はぁ・・はぁ・・・ですが時間が」 「すぐ終わる」 俺はモノを晶にくわえさすとそのままトイレで行う当たり前の ことを行った。 「むむっ!?・・・んぐっ・・・んっ・・・んぁ・・」 別に初めてでないためか晶は全てを飲み干す。 「はぁっ・・・はぁっ・・・言ってくださればいいのに・・・」 「でもちゃんと全部飲んだじゃないか、偉いぞ」 「ありがとうございます」 おいおい、今から他の男に会う女がそんな恍惚とした表情をしたら いかんだろう。 その後俺は晶に口の周りを拭くことは許したが口を濯ぐことは 許さなかった。 「多分近藤君はお前に告白するだろう、お前が近藤をどう思ってるか 知らんが、告白されたらOKしろ、いいな」 「えっ、あっ、は・・・はい」 「それから近藤がキスしようとしなかったらお前からキスして やれ、やり方は任せる」 そのまま俺の突然の命令に困惑しながら晶は俺の指示した意図と 俺の考えを悟ったのだろう、少し悲しむような目を見せた、しかし。 「うまくいったら今夜も抱いてやるから」 その言葉に目を輝かせる晶を見て勝手ながら近藤に同情したのだった。 キス編・終わり
- 724 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/09(水) 17:42:32 ID:OLjDm/B0]
- >>709-712
山田風太郎っぽいね。良かったです。
- 725 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/09(水) 20:27:02 ID:zIRttG5x]
- 寝取り小説だけど寝取られ感の方が強いな。これは逆に珍しい
- 726 名前:ブギーマン ◆kBKsYEB7q. mailto:sage [2008/04/09(水) 23:59:10 ID:B20USv7G]
- 『テメエらは肝っ玉が小せえから俺がやってるようなことをやりたくても出来ねえんだろう
たまに楽しむといやあ、祭りぐれえが関の山で挙句の果てはジジイになりババアになり 糞小便の世話されて死ぬだけだ、この大馬鹿野郎』 映画──「不知火検校」より── 左腕を黄疸色のチューブで縛りつける。親指を握りこみ、京極は指腹で何度も皮膚を表面をこすった。 垢と混じってくすんだ汗の匂いがする。ローションで濡れ光る針の先端。浮かび上がった蒼白い静脈──京極はニードルを突き刺した。 水道水に溶けたガンコロ(シャブ)の結晶──メタンフェタミン溶液を眼を細めて眺めた。 軽くピストンを引いた。血液がポンプ内で小さな渦を巻いて逆流する。赤い水中花が咲いた。 ゆらゆらと揺蕩う鮮血の花弁がシャブに溶けては消えていく。焦らすようにゆっくりと京極はシャブの溶液を血管に注入した。 内臓を氷で覆われたかのような冷たい感触──背筋がざわめく。全身の皮膚が粟立った。 冷たい。身体の芯まで凍りつきそうな感覚が神経を襲う。冷たかった。ただ、冷たかった。 溶液が染み渡る。身体中の毛細血管がシャーベット状に萎縮した。凍てつく。 ドライアイスのような冷気が後頭部でシャッフルした。 視界に映るふたつの骨壷──京極は骨壷から灰色の舎利を取り出すと、口腔内に振り込んだ。 口腔内でざらつく骨片──咀嚼した。骨片は何の味もしなかった。京極の眦から涙が一滴こぼれ落ちる。 それだけだった。ただ、それだけだった。心臓の鼓動が激しく胸壁を打つ。 洋子、浩次、なんで俺を置いて逝っちまったんだよ──京極が胸のうちで独白する。奥歯を噛み締めて耐えた。 京極の胸裏深くに渦巻くのは悲哀とあの頃の思い出のみだ。京極が瞼を閉じる。 あの事件の記憶が脳裏にまざまざと蘇った。まるで昨日の事のよう鮮明に蘇った。 自分に宛てられた一枚の遺書と、一枚のDVD──画面に映し出された悪夢の光景。唖然とした。 砕け散ったコーヒーカップ、カーペットに転がった注射器、小便に塗れて嗚咽する洋子、ガムテープで縛られ、虚空を見つめる浩次。 覆面を被った数人の男達に洋子は輪姦されていた。殴られ蹴られて顔を腫らしながら、ただ、浩次は身悶えていた。 泣きもせず、喚きもせず、愛する者を奪われた、哀れなの男の諦観だけが漠然と存在した。 洋子はビルから飛び降りた。浩次は首を吊って死んだ。糞小便を垂れ流して死んじまった。 電気コードにぶら下がって──死ぬ前にあいつは何を最後に思い浮かべたのだろうか。 あの時に自分がいれば──悔やんでも過ぎ去った過去が元に戻ることは無い。 人の心は捨てた。人を捨てて、鬼になった。無間地獄に落ちるのは覚悟の上だ。 金、女、命、家族、奴らからあらゆるものを全て奪ってやる。根こそぎだ。 例えこの身を地獄の業火に灼かれようが、八つ裂きにされようがふたりの仇が討てるならば悔いはない。 京極はスタンドミラーを覗いた。ミラーの向こう──赤く澱んだ瞳、蒼白くくすんだ肌、眼窩の落ち窪んだ死神がこっちを睨んでいた。 「カタワのオニヤンマ」 * * * * * * * 少女の嬌声と喧騒、騒がしく交錯する照明、激しいリズムを刻みながら、身体を蠢かせる餓鬼どもの群れ。 立ち上るラークの煙が幾層にも重なっては四散する。ここは道玄坂のはずれにあるライブハウス「モスキート」だ。 どこかのロフトを改造した小規模のライブハウスだ。
- 727 名前:ブギーマン ◆kBKsYEB7q. mailto:sage [2008/04/10(木) 00:00:45 ID:Q/W/tBli]
- 客の大半は未成年者だが、この店は酒も煙草もドラッグも赤ん坊にだって売りつける。
この店の売りはなんといってもケタミンだ。質のいいケタミンが手に入る。ケタミンはシャブの代用品にはもっとも最適だ。 九州の北朝鮮ルートが潰れて覚せい剤が高騰し、金の無い奴らは皆ケタミンに群がった。 湿気を含んでじめついた陰鬱な空気が京極の首筋にまとわりついた。照明の光で熱せられた生温い空気だ。 激烈な痛みがこめかみを刺す。かぶりを振った。勢いよく紫煙を吐き出す。 安っぽいオルタナティブロック──耳障りだった。胸糞が悪くなる。犬歯に指を這わせた。 鋭く尖っている。ヤスリで削った八重歯──野獣の如き鋭い歯から京極は指を離した。 煙でライトがぼやけて見える。フィルダーだけになったラークを灰皿に押しつけた。 黒いスツールから立ち上がり、辺りを見渡す。 眉をまばらに剃ったパーカー姿の餓鬼、スキンヘッド、少女の襟にぶらさがったゴローズのネックレス。 アメリカンカジュアルに身を包む少年少女達はどいつもこいつも頭の悪そうな面をしていた。 安普請のライブハウスにはやけに不釣合いなほど上等な褐色のマホガニー製のカウンター──スピリタスの瓶を引っつかむとアルコールを臓腑に流し込んだ。 たっぷりとだ。食道がアルコールで灼けた。腹の底がカアっと熱くなる。胃袋が酒を吸収した。 五臓六腑に染み渡る。毛穴が開いた。血潮が血管が踊る。アルコールの齎す酩酊感が心地よい。 握りしめた拳──掌の内側から粘っこい汗がにじみ出る。肩を揺らす少年達をかき分ける。鼓膜を聾するドラム音。 フロアの片隅まで歩き、京極はトイレのドアを開けた。 打ちっぱなしのコンクリート──剥きだしになった灰色の壁にはいくつかの落書きがあった。薄汚い便所だ。 屎尿で黄ばんだ小便器──アンモニアとクレゾールの混ざった臭いが京極の鼻腔粘膜を刺激した。 生酸っぱい吐瀉物の臭気が隅のタイルから漂ってくる。 洗面器で顔を洗うドレッドヘアーの少年──京極は背後に立った。相手を上目遣いで観察する。 水を顔に叩きつける少年はまだ京極に気づいていない。 京極は少年の肩を叩いた。少年が後ろを振り返った刹那、京極が裏拳を相手の顔面に叩き込んだ。 鼻腔から血が飛沫上げる。唇の肉が歪に裂けた。 鼻骨の砕ける感触が、京極の甲骨にダイレクトに伝わった。折れた前歯がタイルに転がり、跳ね上がる。 甲肉に刺さった前歯の破片──顔面を両手で押さえてタイルに蹲る少年の髪を引っ掴んだ。少年が力なく呻いた。 ガラス球のように底光りする京極の冷たい瞳が少年を射抜く。その瞳には何の感情の起伏もない。 顔を上げた少年の眼球が恐怖に突出した。 まるで今にも飛び出しそうだ。裂けた歯茎からこぼれる少年の血が自分の顔面とくすんだタイルを深紅に染めた。 「洋子は死んじまったよ。浩次もあと追って首吊った。お前らが生きてるってのが俺にはどうしても納得いかねえ。 だからよ、お前らも死ねや。お前らも死ねや。なあ、お前らも死ねや。死んでふたりに詫びいれてこい」 京極は個室に無理やり引きずっていき、少年の顔を縁に糞がこびりついた便器の水の中に突っ込む。 熟練した職人の作業を連想させるその行為──冷静で的確で淡々と行使されるその暴力には、暴力特有の陶酔感の欠片も見当たらない。 少年が抗った。必死で抗ったがどうすることも出来ない。
- 728 名前:名無しさん@ピンキー [2008/04/10(木) 00:01:35 ID:TNv0a0C6]
- なんか読むのしんどい
- 729 名前:ブギーマン ◆kBKsYEB7q. mailto:sage [2008/04/10(木) 00:04:10 ID:Q/W/tBli]
- (暴力的表現あり)
人間離れした京極の膂力──琉球古武術と約一年半の特少生活で培われた超人的とも言える筋力だった。 少年の後頭部を押さえつけ、京極が便器のノブを左足で踏んだ。ジャージャーと便器の水が音を立てて逆巻いた。少年が激しくもがく。 咽頭に痰が絡みついた。ガラガラと喉が鳴る。 人里恋しい塀の中 この世に地獄があろうとは 娑婆の奴らにゃわかるまい 知らなきゃおいらが教えようか 身から出ました錆ゆえに チンケなポリ公にパクられて 手錠かけられ小突かれて 着いた所は裁判所 鬼の検事に蛇の判事 付いた罪名は傷害致死 廊下に聞こえる足音は 地獄極楽分かれ道 青いバスに乗せられて 揺られ揺られて行く先は その名も高き神奈川の 久里浜特別少年院 薄い青テン着せられて 硬いゲソを履かされて 三度の食事も麦しゃりで 銀しゃりの夢見る少年院 便器に顔を突っ込んで溺れる少年──やがて手足が痙攣しはじめた。 少年の瞳孔が開いた。酸素を求めていた肺が──心臓が停止した。失禁する。 漏らした尿がジーンズの股間に広がって行き、生地を黒く染め上げる。少年の身体が動きを止めた。 嫌な先輩からは馬鹿にされ 便所掃除やら床掃除 三度の食事も二度、一度 夜は涙で頬濡らす 格子覗いて 空見れば あの星あたりが スケのやさ スケちゃん今頃 何してる 写真片手に 目に涙 京極が手を離す。身動ぎしない少年の姿──ラークを咥えると京極は何気ない顔で便所から出て行った。 殺したところで所詮はヤク中の餓鬼一匹──警察もそれほど暇ではない。仇を討つ時間くらいは十分にあるだろう。 どうせ糞みてえな人生だ。どこでくたばろうがかまうもんか。この世にも娑婆にも京極は未練なんぞはない。 十八で死のうが八十で死のうが人間なんざ何も変わらねえ。狂って散って消えるまでの事だ。 死を恐れるは愚かなり。生命なんぞ望むか。幸福なんぞ求めるものか。
- 730 名前:ブギーマン ◆kBKsYEB7q. mailto:sage [2008/04/10(木) 00:04:47 ID:Q/W/tBli]
- 奴等を苦悶の渦に引きずり込んでやる──フィルターを噛んだ京極は顔貌を歪ませ、笑みを張り付かせた。
あまりにも陰惨で醜い笑みだった。 * * * * * * * 激しい雷雨だった。天の雨桶をぶっ壊したような大雨だ。春先では珍しかった。智代は大きな雨粒に打たれながら帰路を急いだ。 四階建の低層マンション──もう、目の前だ。雨が冷たさを増していく。羽織ったジャケットが雨に濡れて身体を冷やした。 熱いシャワーを浴びたい──濡れ鼠になった智代が足を早める。 玄関前に到着した。マンションの入り口にあるエレベーターに乗り、三階のボタンを押す。 モーター音が鼓膜に響いた。エレベーターのドアが開く。廊下の角にある自室──インターフォンを鳴らした。 誰も出ない。この時間ならいつもは隆弘がいるはずだ。おかしいなと思いつつ、智代は鍵を開けて玄関に入った。ストレッチブーツを脱ぐ。 当たり前だが、部屋は暗い。まだ帰ってきていないのか。ドアをあけてリビングルームのスイッチをいれる。パルックの蛍光灯がついた。 二つに砕けたガラスの灰皿、後ろ手に手錠で拘束され、叩き割られて柘榴になった頭から血を流す隆弘。 視界に飛び込んだ光景──智代はにわかに信じることが出来なかった。 血の腥さが鼻腔に触れる。血の匂いが智代を現実に引き戻した。 額に冷たく鋭い痛み──割れた傷口からこぼれ出る血が視界を奪った。沁みた。眼が酷く痛む。強い力で羽交い絞めにされた。 「騒ぐんじゃねえよ。姉さん。騒げばあんたの喉元にこいつで三日月を作らなくちゃいけなくなっちまう」 鋭利なジャックナイフの刃を智代を首筋に押し当てて、京極が女の耳元で呟くように言った。 まるで老人のように、酷く掠れた声が智代の外耳道で反響した。怯えが走り、智代の身体が弛緩した。 京極が額の薄皮を切ったのは相手から抵抗力を奪うためだ。人間は視界を奪われると大人しくなる。 「おい、隆弘。テメエの女が目の前でいたぶられるってのはどんな気分だい」 その問いに隆弘は無言だった。虚ろな視線を智代と京極に投げるだけだ。京極はかぶりを振って見せた。 「だらしのねえ野郎だな」 唇の端を歪めて京極が嘲笑う。惨めに震えるふたり──京極は顔で笑って心で嗤った。 「姉さん、悪いが両手を後ろにまわしちゃくれねえか」 言われたとおりに智代が背中に両手をまわす。後ろ手に組んだ智代の手首に京極は手錠をかけた。 「お、お金ならベッドの下に隠してあるわ……」 青褪めた智代が眼と顎で寝室の場所を指した。京極が苦笑する。 「残念だがよ、金が目当てじゃねえんだ」 腹の底から響くような京極のしゃがれ声。ジャックナイフが雨水を吸った濃紺のジャケットを舐めた。 喉仏に滲んだ脂汗の水滴──悪寒に智代の心臓が氷結した。ブラウスごとジャケットが切り裂かれる。 純白のブラウスに点々とついた真っ赤な血の痕──腐ったリラの花の香りがした。 智代をフローリングの上に転ばせた。うつ伏せに膝立ちさせると京極は女の臀部を撫でた。白くて撫で甲斐のあるいい尻だ。 細い眉根をひそめ、智代が瞼をきつく閉じる。 「テメエなんかにゃ勿体ねえ、いい女だな。隆弘、何度この女のオマンコを舐めたんだい?」 アンナカ入りのシャブの欠片──舌先に乗せて、京極は智代の尻朶を開くと菫色の肛門に舌ごとシャブを突き入れる。
- 731 名前:ブギーマン ◆kBKsYEB7q. mailto:sage [2008/04/10(木) 00:05:29 ID:Q/W/tBli]
- 「うああァァ……ッ」
智代が奇妙な悲鳴を上げた。すぐさま身を縮ませる。京極が舌を引き抜き、熱い息吹をアヌス粘膜に吹き付けた。 圧倒的な快感の奔騰に智代の女としての性が翻弄される。先ほどまでに感じていた恐怖は凄まじい法悦の波に打ち砕かれた。 「ケツの穴も締まりがよさそうだな。初物か」 もう一度、肛門に唇を押し付けると舌を回転させて直腸を舐め上げていく。直腸から分泌される腸液が京極の味蕾を刺激した。 わざと乱暴にねじるようなアナリングスの愛撫に、智代の佳麗に整った明眸が欲情で潤む。 「ケツの穴をこうやって舐められるのは初めてか?」 「あああ……ッ、お、お尻をこんな風に舐めてもらったのは初めてェ……ッ、ん、隆弘は汚いからって舐めてくれなかったし……ふぅんッッ」 「なんだ、なんだ、隆弘。テメエのスケのケツの穴も舐められねえのかよ」 たわわに実った肉付きの良いヒップを掌で揉みながら、京極は肛門愛撫を続けた。舌腹で襞の部分をこそぐ。 ピチャピチャとわざと唾液の音を鳴らして、京極は激しく舐めまわした。 ねぶるようにねっとりと鼠径部にまで舌を回遊させる。クリトリスと麝香線を指腹で弄った。 蟻の門渡りを舌でつつき、肛門と陰部を八の字に舌の縁で責める。肛門粘膜が捲れて裏返りそうな錯覚を智代は覚えた。 「ひいぃ……ッ」 細く鋭い悲鳴が智代の喉の奥を切り裂くように飛び出した。白い背筋を弓反りにのけぞらせ、蜜色の乳房を揺らす。 懇々と滲む粘り気を含んだ愛液が京極の唾液にまみれた陰唇をしとどに濡れそぼらせた。 突然、京極の掌が智代の尻を張った。赤い手形が白かった肌に刻まれる。 「さてと、マンコの味でも見てみっか」 黒柄のスラックスのジッパーを下ろし、隆起した男根を取り出す。 天に向かって雄々しく屹立する京極の男根──ぐっと傘の張った赤黒い亀頭には鮮やかな紅の芥子の華が彫りこまれていた。 肉筒の周りには八つ余りの真珠が皮膚から突き出て盛り上がっている。 「赤く咲くのは芥子の花、白く咲くのは百合の花ってな」 智代の太腿をまたぐと、京極は怒張を性器目掛けて突っ込んだ。子宮の底をぶち破りそうな勢いだ。 「はひい……ッ、うあああァ……ッ」 「極上のシャブをヅケ(打つ、やる)たあとのセックスは最高だぜ。病み付きにならあな」 背中にのしかかり、智代の乳房を荒々しく揉む。京極の男根を出し入れされるたびに、膣肉が真珠で抉られた。 智代の鼓動が、肉の悦楽とともに急速に昂ぶっていく。白くぬめる愛液が留まることなくクレバスを汚した。 股間をまさぐり、京極が茂みを指でそよがせる。とろとろと愛液を垂れ流す濡れ襞が、男根に吸いついては離そうとしない。 愛液と汗の入り交ざった酸っぱい性臭が部屋に立ち込める。更に腰を打ちつけた。 「このオマンコもよ、隆弘テメエなんかにゃ勿体ねえやな。どうだい、俺のチンポの味はよ?」 「ああ、凄い……ッ、内臓がめちゃくちゃにされてるみたいよ……ッッ」 身体中が骨の髄まで快感に痺れた。甘美な震えがゾクゾクと広がり、智代の腰を蕩けさせていく。 冷静さを取り戻した隆弘が黒血で固まった髪を振り乱して、大声で叫んだ。室内に怒号が反響する。 「お前のそのツラ覚えたからなッ、仲間呼んで必ずぶっ殺してやるッ、智代もそんな奴に本気で感じやがってッッ!」 智代のよがり声は演技ではなかった。その証左は、尻の狭間までびちょびちょにこぼれた愛液の分泌量が証明している。 「テメエも頭が薄らボケてやがるな、隆弘。俺がなんでわざわざテメエにこのツラ拝ませたと思ってやがるんだ」 隆々と勃起する男根を引き抜いた。智代の肛門に亀頭を押し当ててグリグリとこじあける。 「テメエをぶち殺す為に決まってるじゃねえかよ」 括約筋が緩むと、排泄孔に男根がずぶずぶと慣入する。アヌスにスラストを打ち込みながら、京極は牙を剥いた。 続く
- 732 名前:ブギーマン ◆kBKsYEB7q. mailto:sage [2008/04/10(木) 00:08:39 ID:Q/W/tBli]
- 注意書きいれるの忘れた。寝取り成分はまだ薄め。
- 733 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/10(木) 00:17:10 ID:IL1bXtX7]
- これは続きに期待
- 734 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/10(木) 02:15:59 ID:J0a+1jhl]
- すごく昭和の香りがするな・・・
でも、舞台は現代なのか。続きが楽しみだ〜 ただ携帯人にはきついかもしれん・・・
- 735 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/10(木) 04:22:50 ID:SCSPuUjL]
- これはすごい
2ch向きかと言われると謎だがw スタイルがこれほどしっかり確立されてる書き手さんも そうはいまい
- 736 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/10(木) 09:09:12 ID:DknNqmlZ]
- 殺された妻子の復讐に燃える一人の男っつう主人公の選び方がまず凄まじいな。
続きを期待してます。
- 737 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/10(木) 21:41:15 ID:T8u2hqmp]
- エロより細かい風俗の描写に魅力を感じる
自分には到底書けそうにないジャンルだ
- 738 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 03:49:35 ID:dU/GQYHO]
- ここにあげられた某SSの続きが待ちきれなくて書いてみた。
スレ汚しになるし、作者さんにも悪いのでアップローダにアップロードしたので、 拒否感を抱かない人、よかったら見てくれ。 スレ汚しすまん。 www11.axfc.net/uploader/20/so/He_90890.zip.html パス:natsuki
- 739 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 04:14:42 ID:+dcyQ1j2]
- うあぁぁ欝だ
最高GJ!!
- 740 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 11:10:12 ID:x1YW8I+l]
- おそらくだが、そこまで生々しい展開にはならない気がするよ
もっと綺麗にいきそう
- 741 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 11:55:19 ID:ZuiDRWX9]
- 展開はどうでもいい。
面白いので良し。
- 742 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 13:07:37 ID:R8NOOe7H]
- ラストがすげぇツボでした。GJ!!
- 743 名前:738 mailto:sage [2008/04/12(土) 17:19:58 ID:dU/GQYHO]
- 今見たらすげぇDL数だな。かなりうれしかったり。
読んでくれた人サンクス。感想サンクス。 あと、この場を借りて作者さんには謝っとく。勝手に書いてごめんなさい。 あんま投稿するのも悪いので、次スレに入ったらまたロダかどこかに投稿させてもらう。 それまで消えます。
- 744 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 17:38:25 ID:6fNZj2Fw]
- むしろ、「この夏の向こうまで」のオマージュであることを断った上で別作品として書くべきだろう、と思うよ。
登場人物名や設定を変えるとか。
- 745 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 18:31:01 ID:dU/GQYHO]
- だから前もって「拒否感抱かない人」って書いて、ここに書かずにロダにあげてんじゃね?
きちんと某SSの続きって書いてあんだから、文句言うなら読むなよ。 スレの大部分はどんな書き手さんだろうと神様とあがめて寝取られ成分待ってんだからよ。 下手に創作意欲そぐんじゃねぇよ。 エロパロも同人も似たようなもんだろてめぇはいちいち同人作家とかにも >>むしろ、「○○」のオマージュであることを断った上で別作品として書くべきだろう、と思うよ。 >>登場人物名や設定を変えるとか。 とか言ってるのかよ。 738は作家さんに謝ってるからいいんじゃね? 文句言っていいのは作家さんだけと思うぜ。 遅くなりましたが、738GJ! 続編、ズボン脱いで待ってますぜ!
- 746 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 18:35:06 ID:dU/GQYHO]
- すみません、自演ばればれです。
ID変わってねぇ。 消えまつ。
- 747 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 18:45:00 ID:b0I1E/M/]
- いや、気にするな。2chはもとからそういう場所だし……
……ごめん、フォロー入れるつもりだったが、やっぱ笑ってしまうw いくらなんでもこれは間抜けすぎるw まあGJした人がいるから、貴殿の力は充分認められたってことだ。 もし悔恨の念があるのなら、これからは別名義にして神作つくれば良い。 今日はゆっくり寝て全てを忘れろ。
- 748 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 19:01:33 ID:HSpVRgw2]
- なんか微笑ましいぞw
なんにせよGJ これにこりずに挑戦してくれw
- 749 名前:名無しさん@ピンキー [2008/04/12(土) 19:07:47 ID:BcbBLxkC]
- これは微笑ましいとか言えるレベルではない。
- 750 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 19:10:01 ID:6fNZj2Fw]
- いやおれ、面白いからむしろあなた自身の作品として堂々と続ければ良いんじゃないか?っていみで、書いたんだけど。
モトネタとは別のおもしろさがあるんだから。 だけど、あなた自身がかなり面白い人だった。
- 751 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 19:47:18 ID:mhz99Mw3]
- これほどわかりやすい自演は久しぶりだw
- 752 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 20:01:40 ID:vgEwSULU]
- 面白いから許すw
- 753 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 20:15:06 ID:8dhmgxHb]
- >>750
俺もそういう意味で取ってたよ。大丈夫、意味は通じてる。 でも最大の神を召還してしまったな・・・w 746は風呂でも入ってまったりしろ。で、気が向いたら作品よろしくなw
- 754 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 20:30:39 ID:p4Ev+Qwc]
- >>745
>>746 よし理解した。 0時以降IDが変わったところで新作を投入するんだな。
- 755 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 20:42:41 ID:NP1LzyB0]
- 自演するやつって本当にいるんだな
こえー
- 756 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 20:52:26 ID:essyJY1x]
- 自分で、
>遅くなりましたが、738GJ! >続編、ズボン脱いで待ってますぜ! とか言っちゃうんだから、凄いよな。 てか、職人だけは自演勘弁してほしいわ。
- 757 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 21:08:13 ID:LyX2hyg1]
- >遅くなりましたが、738GJ!
>続編、ズボン脱いで待ってますぜ! まさに文字通り自慰ですな。
- 758 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 21:16:14 ID:ZuiDRWX9]
- ここはもうなんか色々とすごいインターネッツですね
- 759 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/12(土) 22:03:04 ID:vOYH6Nib]
- >>745
うにさんお久し振りです。 文章力あるなー
- 760 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/13(日) 04:35:33 ID:hUfjNUZk]
- >>738
消えてるorz 再UPお願い願えませんか?
- 761 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/13(日) 10:05:52 ID:uF5/fSPP]
- >760
この状況でその台詞w ただの乞食だなwww
- 762 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/13(日) 10:54:11 ID:zW716bEf]
- スマンが自演でも何でもいいから誰かもう一回ロダにあげて下さい
おながいします 読まないことには判断のしようがない
- 763 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/13(日) 11:40:58 ID:WiOqyeLz]
- さすがに、本人が削除したであろう作品を、その直後本人に断り無くうPするのは仁義に外れる。
自演とかそうでないとか以前に。
- 764 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/13(日) 11:54:40 ID:dwOyRCIm]
- www11.axfc.net/uploader/20/so/He_91290.zip.html
パス:jien
- 765 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/13(日) 12:01:40 ID:mJJNfCpY]
- パスに悪意を感じる
- 766 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/13(日) 12:10:06 ID:uF5/fSPP]
- やはり荒れたな
- 767 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/13(日) 15:01:46 ID:vR2Ahrp7]
- この自演劇に俺もうにを思い浮かべた
わざとだろwwwww
- 768 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/13(日) 16:37:01 ID:dDYZ8var]
- 職人の自演とかスレ炎上させる最悪の行為だが、
ここまで間が抜けてるとむしろもう開き直って スレのいじられキャラとして住み着いたらどうだ、と言いたくなるなw
- 769 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/13(日) 16:39:30 ID:Dx/Q75KJ]
- エロパロ板じゃ叩かれそうだけど、他ではむしろ愛されそうなどじっこぶりだなw
- 770 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/13(日) 17:28:33 ID:xm9d9CIH]
- 擁護している方々は、ほんと「w」が好きだね。
「w」の後に「。」つけないのは「皆さん」の癖ですか。
- 771 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/13(日) 17:49:42 ID:X1y0b3cM]
- きもいwww
wの後に。つけたの何か見たことねーよw
- 772 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/13(日) 18:08:33 ID:A5ucTi+i]
- 一応、続き書くなら作者に一言断り入れて書くべき。金貰ってる人じゃなく
普通の人なんだからさ。それと、内容被ったらどうすんよ。作者困るぞ
- 773 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/13(日) 18:17:53 ID:JePMrDA7]
- んー、SS置き場見てみたら最後に投下されたのって半年以上前なんだよな?
作者サン中断した時に止むを得ない理由とかで必ず続きを書く様な事言って中断したのか それとも書いてる途中でフェードアウトしたのかわからないから何だな。 前者だったらあんまり前に出るのは宜しくないけど、後者だったら……
- 774 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/13(日) 23:18:08 ID:uF5/fSPP]
- いずれにせよ、作者の続編が読める可能性は、さらに厳しくなったな。
- 775 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/14(月) 00:01:06 ID:NPcavve0]
- それに関してはもとから皆無みたいなもんでしょ
- 776 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/14(月) 00:05:18 ID:ayDppZX9]
- どっちにしても正当化なんて出来ねえよ
- 777 名前:ブギーマン ◆kBKsYEB7q. mailto:sage [2008/04/14(月) 00:57:44 ID:y5hr5IIs]
- 投稿する。暴力的表現注意。
- 778 名前:ブギーマン ◆kBKsYEB7q. mailto:sage [2008/04/14(月) 00:58:09 ID:y5hr5IIs]
- 『大笑い三十年の馬鹿騒ぎ』
──石川力夫──府中刑務所にての辞世の句 『人の性は悪なり、その善なるものは偽なり』 ──荀子──「性悪篇」より 「カタワのオニヤンマ」 智代の肛門を男根で責めながら、京極が毒蛇の如き鋭い三白眼で隆弘を一瞥した。冥い殺意が向けられる。 京極の放った殺意が隆弘の心臓を鷲掴むんだ。 隆弘の顔に刻まれた驚懼の表情──怯えが体内で膨れ上がる。額から滲み出た冷や汗が光った。 縛られた隆弘──ライターで炙られる芋虫のようにモゾモゾとあがいた。惨めったらしい様だ。 「ゆ、許してくれよ……大体、俺があんたに何したっていうんだよ……」 隆弘が消え入りそうな声を出して京極に許しを乞うた。京極は何も答えない。 ただ、寂寥感のみが空っ風のように京極の心を横切っていくだけだ。 己に降りかかった報い──隆弘の横隔膜が引き攣る。胃袋が収縮した。この時、隆弘ははっきりと自らの死を悟った。 「テメエが今までやって来た事を考えろや。楽に死ねると思うんじゃねえぞ、隆弘」 濁音混じりに隆弘が涙と鼻水を啜る。京極はジャックナイフのグリップを握りなおした。 * * * * * * * 路上にべったりと張り付いた噛みかけのガムが、卓巳の視野に飛び込んだ。 踏みにじられた煙草の吸殻、頬を刺す冷たいアスファルトの感触。 ブルックリンの殺し屋、ケルビン・50セント・マーティンを気取ったB−BOYファッションのデブがニヤつきながら卓巳を見下ろす。 でっぷりとコレステロールにとりつかれて脾疳さながらの、アンビルのTシャツから突き出た醜く太った腹を波打たせてデブが下品に笑った。 「弱ッちいくせに歯向かうからこんな目にあうんだぜえェェ」 語尾を延ばすデブの不気味なイントネーションが卓巳の鼓膜を不快に振るわせた。 便所コオロギの触覚で鼓膜を撫でられたほうがまだマシだ。 「ぼ、僕のお姉ちゃんを返して……うげェェッッ」 前蹴り──卓巳のドテッ腹にデブのブーツがめり込んだ。ブーツの爪先が肋骨に食い込む。秀麗な顔を苦痛に強張らせて卓巳は呻吟した。 腹部を押さえ、青息吐息で喘ぐ哀れな少年の横顔をデブが靴底で踏みつける。目深に被った黒いカンゴールのハットをデブが得意げに撫でた。 「俺はなァッ、てめえみてえな綺麗なツラした奴が大嫌れえなんだよォォッ」 口角を吊り上げてデブが喚いた。唾が飛ぶ。 赤紫に変色した歯槽膿漏の歯茎を剥きだして吼えるデブ──ダブダブの下脹れた二重顎が腹と同様に波立った。 ニキビだらけの肌、煙草のヤニで黄ばんだ歯、風船のように膨れた生白い顔、関取並の脂肪に覆われた肥満体、一生女には縁が無さそうタイプだ。 「お願いだよ……僕のお姉ちゃんを返してよ……」 弱々しい少年の哀願──デブが更に卓巳の顔を踏みにじった。
- 779 名前:ブギーマン ◆kBKsYEB7q. mailto:sage [2008/04/14(月) 00:58:49 ID:y5hr5IIs]
- デブの一方的な暴力。踵に力を加える。
集まった野次馬達に卓巳はすがりつくような眼差しで助けてと訴えた。 傍観者達──助けを求める少年の視線に沈黙を決め込んだ。 諦めたように卓巳が瞼を閉じる。生酸っぱい汗で滲むデブの脇の下──デブが肩越しにぜえぜえと息を上がらせた。 「いいかァ、和巳は東上さんの女になったんだよォ。東上さんは俺の兄貴分だァァ、 言い換えればなァ、てめえは俺の弟も同然なんだよォ、弟が兄貴に歯向かっていいと思ってやがんのかァ?」 親指が余裕で入りそうなほど、垂直の豚鼻の穴を広げてデブがいきり立つ。鼻腔からはみ出した鼻糞がこびりついたデブの鼻毛が踊った。 「おい、兄さん。そこまでにしておきなよ。相手はまだほんの子供じゃねえか」 遠巻きに見ていた野次馬達が割れた。人垣を掻き分けて、京極がデブと向き合う。 「なんだァ、てめえはよ?」 犬の糞でも食ったようなデブの口臭が、京極の嗅覚神経を不快に噛んだ。酷い口臭だ。胸糞が悪くなる。吐き気がした。 「口が臭せえな、糞でも食ってやがんのか」 「ああァァ?」 デブが聞き返した。顔だけではなく、頭も悪いようだ。微動だにせず、京極が眼を細める。京極の鋭い三白眼にデブが気圧された。 「兄さんよ、テメエいい歳こいて、何を餓鬼相手に粋がってやがんだ。そのドブ臭せえ口を引っ込めな」 「ドブ臭せえだとォ、てめえこそ土左衛門にしてやんぞッ」 「土左衛門はテメエだろが。相撲取りみてえな身体しやがって」 デブの右ストレートが空を切った。京極が前に進み出る。迫る拳──京極は額でデブの拳を受け止めた。デブの眼が大きく見開かれる。 拳から鈍い音が鳴った。瞬間的にデブの手甲にぶちこんだチョーパン(頭突き)──何本か指の骨がイカレただろう。 「い、痛てえェェェッ、いでええェよおォォォッッ!」 悲鳴を上げてデブが地面に転がった。野次馬達がざわめく。彼らには何が起こったのか理解できないだろう。 それは事の成り行きを見ていた卓巳も同じだった。京極がデブの三段腹を蹴飛ばす。悲鳴のボリュームがアップした。 陸に打ち上げられたトドの如く、デブがのた打ち回る。ハットがデブの頭部から落ちた。 先ほどの威勢の良さは微塵も見当たらなかった。 固唾を呑んで次の展開を見守る野次馬ども──少年ひとりすら助けぬ大勢の人々。 「どうしたんだよ兄さん。偉そうにタンカ切ってその程度かい。ギャングスターが泣くぜ」 「きゅ、救急車を呼んでくれえェェ……ッ」 痛みで真っ赤に充血した眼球を迫り出してデブが喘いだ。野次馬がデブの様子を見てクスクスと笑う。 せせら笑っているのは高校生と思しき少女だった。少女に吊られて、周りの野次馬連中も忍び笑いを漏らした。 弱者を嘲るような底意地の悪い笑い声──京極は野次馬達に怒りを覚えた。煮えたぎる憤怒が腹の底で燻る。
- 780 名前:ブギーマン ◆kBKsYEB7q. mailto:sage [2008/04/14(月) 01:00:11 ID:y5hr5IIs]
- 「テメエらァッ、何見てやがんだあァッ、誰か警察なり救急車なり呼んでやる奴はいねえのかいッッ、
それとも携帯のバッテリーを使うのがそんなに惜しいのかッ!」 突然、京極の憎悪を向けられた野次馬達がざわめいた。 自分達には係わり合いの無い事だと決め込んでいただけに、京極の意表をつくような恫喝に皆がどよめく。 京極が倒れたままの卓巳の上体を抱き起こした。ハンカチで頬の汚れを拭ってやる。 「大丈夫かい、怪我はねえか」 「うん、大丈夫」 膝を震わせながら、卓巳が自力で立ち上がろうとした。膝が折れる。よろめいた。京極が卓巳を支えた。 「無理すんじゃねえよ」 「……僕よりも和巳お姉ちゃんが心配だよ」 「お前の姉さんどうかしたのかい?」 傍らではデブが未だに路上をのたうっていた。ぎゃあぎゃあと奇声を喚き散らす。 「あいつらが僕のお姉ちゃんを無理やりつれていったんだよ」 卓巳がデブを指差して京極に言った。パッケージから抜いたラークに京極が火をつける。 デブの脇に屈んで顔に煙草の煙を吹きつけた。 「テメエ、この子の姉さんどこやったんだ」 「い、医者ッ、医者に連れてってくれよォォッ」 京極がデブの顔面を引っ叩いた。デブが黙りこくる。もう一度、引っ叩いた。 「黙ってねえでなんとかいったらどうなんだ」 「わ、わかった。言うから殴らねえでくれェ。そこの餓鬼の姉貴は今ゴールデン街の飲み屋で働いてるよォォ」 「店の名前はなんだ」 「ボ、ボタンヌって店だァ……」 「それだけわかりゃ十分だ。いますぐ痛みを忘れさせてやるからな」 デブの顎をぶん殴る。頭がサッカーボールのように跳ね上がった。白目を剥いてデブが昏倒する。 「そこの兄さん」
- 781 名前:ブギーマン ◆kBKsYEB7q. mailto:sage [2008/04/14(月) 01:02:58 ID:y5hr5IIs]
- 手前にいたサラリーマンに京極が声をかけた。声をかけられたサラリーマンが一瞬、ギョッとする。
「悪いが救急車呼んでくれや」 * * * * * * * どうせ乗りかかった船だ。京極は少年の姉を助けてやる事にした。ちらりと卓巳の横顔を覗く。 華麗に切れ上がった二重瞼、漆黒に澄み渡った艶のある髪、ほっそりとした鼻梁は高くも低くもなく精妙なバランスを保っている。 形の良い唇はやや薄く色づいていた。特にその双眸が良い。男の眼から見ても、本当に綺麗な顔だ。 和巳という女──この子の実の姉ならば相当な美形だろう。通行人を捕まえて京極が店の場所を尋ねた。 「ああ、その店ならあそこだよ」 通行人が少し奥まった店にある看板を示した。看板には<ボタンヌ>と黄色く灯ったネオンで書かれていた。京極は通行人に礼を言った。 カウバルの鳴り響くドアを開けて卓巳を店内へ促す。安っぽいファンデーションの香りが京極の鼻を突いた。 カットグラスを片手に面白くも無い冗談を飛ばすサラリーマン、その隣では愛想笑いを浮かべてせっせと濃い水割りを作るホステスの姿があった。 「お前の姉さんいるかい」 「ううん、いないよ」 雑然とした店の中をぐるりと見回した卓巳が、京極に首を横に振ってみせる。煙草のヤニで茶色く汚れた壁紙を京極が指でなぞった。 カウンターの隅に立つバーテンの男に声をかける。 「ここに和巳って女はいないか」 せわしなくビヤタンについた水滴を磨いていたバーテンが、ちらりと京極に顔を向けた。嫌な眼つきだ。堅気の眼ではない。 「お客さん、一見さんでしょう。どなたからお聞きになりました?」 「カンゴールの帽子を被ったデブだよ。ヒップホップスタイルで口の臭せえ奴」 得心が行ったのか、バーテンがああ、と声を出して頷いてみせる。目尻の筋肉を緩めたバーテンが、ジョッキにビールを注いで京極の手前に置いた。 「高月さんの紹介ですね。わかりました。今呼びますので少し待っててください」 「よかったな。お前の姉さんいるみてえだぞ」
- 782 名前:ブギーマン ◆kBKsYEB7q. mailto:sage [2008/04/14(月) 01:04:11 ID:y5hr5IIs]
- 京極は哀川翔のビジュアルでお楽しみください。
- 783 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/14(月) 01:47:35 ID:X2tF5sks]
- 親父の部屋にあった女喰いを思い出した
- 784 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/14(月) 02:08:30 ID:m5o3lBkJ]
- 相変わらず京極が渋くてカッコイイ。
欲を言うとデブがちょっとこう、ヒャッハーすぎる気がした。もうチョット骨があっても面白かったかも知れない。
- 785 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/14(月) 15:23:20 ID:YPHlswCN]
- またうにの自演が見れると聞いて飛んで来ましたw
- 786 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/14(月) 15:33:45 ID:eZls/Xh/]
- 投稿なんぞ、今はどうでもいい。
自演野郎について語り明かそうぜ。
- 787 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/14(月) 15:35:14 ID:Bpq1sd7a]
- 乙でしたー
まさにVシネの香りがw あまり関係ないけど これって現代が舞台ならカタワって表現は違和感あるので止めて欲しいなと思ったり。
- 788 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/14(月) 18:57:45 ID:PNAyAU2X]
- 私はカタワでいい。
差別表記であることは考慮点だが、それも含めて作者が意図した表現。
- 789 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/14(月) 19:07:11 ID:eZls/Xh/]
- すべてが自演に見えるw
- 790 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/14(月) 19:14:58 ID:05ZaxNnx]
- これは天然だよな?自分のSSズボン脱いで待ってられるとは中々の兵
- 791 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/14(月) 19:57:37 ID:qMaS6YtU]
- ヒャッホー!水だ水だ!
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