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寝取り・寝取られ総合スレ7



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/04(月) 05:40:35 ID:J6LYVIKC]
――他人の彼女、妻を寝取る。自分の彼女、妻が寝取られる。

どちらでもOKです。

職人さまの降臨をお待ちしております。

前スレ
『寝取り・寝取られ総合スレ6』
yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190962894/

保管サイトさん
寝取り・寝取られ総合スレSS保管庫
ntrss.web.fc2.com/NTR/

501 名前:変わる関係、移ろう日々3 mailto:sage [2008/03/20(木) 22:02:38 ID:s+0wSQ3S]
 どちらかというと『ミサオちゃんのお母さん』の方が好きなのだが。
 しかし、その答えに父はなぜか満足そうな表情を浮かべた。
『そうか、それは良かった』
 何が良かったのか宗治にはさっぱり分からなかったが、父が良かったというのならまあ何かが良いのだろう。
 とりあえず頷いておく。
 そこで、その話が終わったので父の態度の意味は分からないままだった。

 その日は天気の良い休日だった。
『ハルくん、今日は何しよっか?』
 とりあえず公園に来た宗治と操は何をしようか考えていた
『えっとね、バドミントン買ったからそれで遊ぼ』
 父に買ってもらって少ししただけだが、折角買ってもらったのだからと思ってそう言った。
『バドミントン?面白い?』
『う〜ん、とりあえず持ってくるね』
 そう言って宗治は操を公園に待たせて自分の家にラケットとシャトルを取りに戻った。
 宗治の家はマンションの一回だったので、ベランダからそのまま家に入った。
『え〜と』
 バドミントンを手に持った宗治だったが何やら物音が聞こえることに気づいた。
 気のせいかと思ったが、寝室の方から何か聞こえる。
 泥棒だろうか?
 沸き起こる好奇心に従い、宗治は足音を殺して寝室へ向かう。
『ん………あっ……』
 変な声が聞こえてくる。
 寝室は微かに開いていたので、隙間から見つめる。
 そこには裸になった父と操の母がいた。
 そして、なぜか父は操の母に覆いかぶさって体を動かしていた。
『ああん……んっ……いいっ…健吾っ』
 操の母親のそんな声を聞くのは初めてだった。
 穏やかで優しいいつもの彼女とは異なり、全く別人のようだった。
 宗治には全く意味のわからない行為だったが、操の母の淫らな表情は子供心に見てはいけないことなんだと思わせるものだった。
 そう思いながらも宗治は目を離せない。
『やっ…あん……いいっ……ん…あっ……そこ……もっと…』
『洋子…ここがいいのか?』
 意地悪い父の声。
 宗治にはわけが分からない。
 操の母は何だか嬉しそうなのに、なぜ父は意地悪をするのだろう?
 宗治の疑問など知るはずもなく、二人の行為は続く。
『ああん…そう……もっとしてぇ』
 甘えたような声を出す操の母。
 父が体の動きをゆっくりと止めていく。

502 名前:変わる関係、移ろう日々3 mailto:sage [2008/03/20(木) 22:04:46 ID:s+0wSQ3S]
『どうしたの?健吾』
『俺のが欲しいって言ってみろよ、洋子』
 父の声がやはりいつもと違う。
 いつも頼もしいと思っていた父と全く違う。
 二人のいつもと異なる様子に不安と恐怖が押し寄せる。
 父が操の母の豊かな乳房を揉む。
『あん…もう、健吾の意地悪…』
『欲しくないのか?』
 ククッと笑う健吾。
『健……の、ちょ……い』
 恥ずかしがっているのか小声だった。
 操の母の声は小声で聞き取りづらかった。
『どうした、きこえないぞ、洋子』
『健吾の、頂戴』
 先ほどよりは聞き取りやすい声だった。
 健吾には操の母が何が欲しいのかさっぱりわからなかった。
『ほら、何が欲しいのか言わないとわからないだろ』
 健吾の言葉に宗治は今までとは別の意味でどきりとした。
 宗治がこっそり見ていたことに気づいたのかと思ったのだ。
 しかし、二人ともこちらに気づいた様子はない。
 やがて、操の母が意を決した様子で口を開く。
『健吾のオチンチン、頂戴…』
 はっきりとした口調で宗治にも聞き取れた。
(何でオチンチンが欲しいの?)
『よく言えたな、ご褒美だ』
 父がそう言った後、再び体を動かす。
 操の母が再び喘ぎ声を洩らす。
『やあっ……やん……もっと、もっと…あん』
『俺の可愛い、息子はどうだ?』
『あっ…いいっ……健吾さんの……ああん……やっ…』
 操の母親もやがて体を動かしていく。
『もっと……健吾…いいっ……あん……もっ…駄目……イきそう…』
『俺も、イきそうだ、洋子!』
 健吾はどうすれば良いのかわからずラケットを抱きしめていた。
(お父さんとミサオちゃんのお母さん、どうしちゃったの?)
『あっ……やぅっ……あぅっ……あ・あ・あ』
『くっ…洋子…』
『あっ…あー、あぁぁああああぁぁああぁあ!』
 その喘ぎ声を合図に二人の動きが止まる。
(終わったの?)
 何があったのか分からないが、これでいつもの二人に戻ってくれるのだろうか?
『もう、あんなに激しくして…
周りに声が漏れたらどうするの…健吾』

503 名前:変わる関係、移ろう日々3 mailto:sage [2008/03/20(木) 22:07:03 ID:s+0wSQ3S]
 操の母の声から判断するにいつもの彼女に戻ったように感じた。
 二人で何やらティッシュで股間の辺りを拭いている。
『いいじゃないか、たまには家でしてみるのもいいもんだろ?』
 そう言いながらキスをする。
(あっ…)
 宗治にもキスというものが恋人などがする、ということはおぼろげながら知っていた。
 そして、自分の中に悲しみがあることを理解した。
 宗治の瞳から涙がこぼれ落ちる。
『もう、健吾のH…』
 呆れたような声で操の母が言う。
『洋子…』
 父の声が真剣さを帯びる。
 普段も真面目な父だが、いつもよりもその色あいは濃かった。
『結婚しよう』
 その言葉に、しばらく沈黙が続く。
 やがて、操の母がそれを破る。
『私で…いいの?操もいるのよ?』
 彼女の言葉には不安が込められていた
 宗治にはなぜ不安そうにするのかわからない。
 父が力を込めて語りかける。
『それを言うのなら、俺にも宗治がいる。俺は宗治と洋子とミサオちゃんと4人で幸せになりたいんだ。
 宗治はミサオちゃんと仲が良いようだし、洋子のことも慕ってる。きっと家族になれる』
『嬉しい…健吾』
 涙交じりの声には喜びが含まれていた。
 二人で抱き合う。
『愛してる…洋子』
『私も…愛してる』
 口づけを交わす二人。
 宗治には分からないことだらけだった。
 それでも二人が好き合っていて操の母が宗治に父に対するような眼差しを向けたり、キスをすることはないということは分かった。
(ミサオちゃん…)
 操のことをすっかり忘れていたことを思い出し、今の状況が一秒続くごとに悲しみが深まっていた宗治は操の元へ行くことにした。

『遅いよ、ハルくん!何してたの?』
 公園で待たされていた操はかんかんに怒っていた。
 宗治はあの後、泣いたのがばれないように顔を洗っていたらさらに遅れてしまった。
『あのさ、ミサオちゃん…僕のお父さんとミサオちゃんのお母さんがケッコンするとしたらどう思う?』
『ママとハルくんのパパってケッコンするの?

504 名前:変わる関係、移ろう日々3 mailto:sage [2008/03/20(木) 22:08:54 ID:s+0wSQ3S]
いいなあ、ママ、ウェディングドレス着れるんでしょ?すっごく綺麗だよ、きっと』
 羨望の含まれる声で操が言った。
 彼女の興味はウェディングドレスにあるようだ。
『でも、ハルくん。そしたら、どっちがお姉ちゃんになるの?』
 そんなこと考えてもみなかった。
『ミサオとハルくんって誕生日おんなじだよね?どっちが年上なのかな?』
 二人の誕生日は同じ日なのだ。
『どうなのかな…』
 先ほどの悲しみを忘れるために宗治はそのことを考えてみる。
『ミサオがお姉ちゃんね!』
 元気良く操が言う。
『どうして?』
『お姉ちゃんがいいから!』
 特に根拠はないようだった。
『ミサオちゃんの方が子供だと思うけどな』
 自分も子供のくせに宗治はそう言った。
『どうして?』
 宗治の言葉に操は不満そうな顔をする。
『だって、お母さんのことママっていうし、自分のこと「ミサオ」って言うじゃん』
『む〜、そんなの関係ないよ』
 どうしてか、「姉」がいいらしい。
『あるよ』
『ないよ』
『あるよ』
『ないもん!』
 二人で次第にムキになっていく。
 結局、その日はラケットを使うことがなかった。
 どちらが年上かで言い争いになり、しまいにはつかみ合いの喧嘩になった。
 そう言えば操が自分のことを「ボク」と呼ぶようになったのは、この時に「自分のこと「ミサオ」って言うのは子供っぽい」と宗治がさんざん言ったからだった。
 家に帰って父に操と喧嘩したことを言うと「女の子に何てことをするんだ!」と叱られてしまった。
 だが、操と喧嘩することで、宗治は悲しみから立ち直ることができた。
 しばらくして、父と操の母が結婚するという話を父の口から聞いた時も涙を流すことはなかった。
 そして、二人で一緒に遊んだ。
 幼かった二人は両親の真似をして、キスもした。
 二人とも大人と同じことをしてドキドキした。
『えへへ、お母さんとお父さんとおんなじだね』
 二人で交わした笑顔。
 喜びも、悲しみも、宗治と操はいつでも一緒に体験したのだ。

505 名前:変わる関係、移ろう日々3 mailto:sage [2008/03/20(木) 22:10:32 ID:s+0wSQ3S]
 やがて、新しい家に引っ越し、成一という友達ができても変わらないはずだった。
 はずだったのに。


 ピピピッ。
「……んっ」
 目覚ましの音で目を覚ます。
 いつの間にか寝てしまったようだ。
 今の自分は中学生で幼稚園児などではない。
 そして、あの時は操が傍にいることで慰められたが――
『…好きなんだ。セーくんのこと』
 操の告白。
『こ、この…もうボクの部屋に来んな、バカ!』
 宗治に向けられた怒りの眼差し。
 これからは宗治自身でどうにかしなければならない。
「ミサオと坂上のこと……僕は応援しなきゃな、これからは」
 起き上がり、意識を覚醒させていく。
 今日からはもう、自分が操を起こすことはないのだろう。


 いつもなら操を起こすはずの時間になっても宗治は操の部屋にいくことはできなかった。
 どんな顔で操の部屋にいけるというのだろうか。
 仕方なく、宗治は一人で一階へ降りる。
 すでに操は朝食を食べていた。
「ミサオ…その…おはよう」
「………」
 操はじろりと宗治を一瞥するとそのまま食事を再開した。
「二人とも、今日は私高校の頃の友達と会うからお夕飯はミサちゃんとハルくんで作ってね」
「「はーい」」
 思わず、宗治と操の二人の声が重なる。
 宗治と操は一瞬顔を見合わせる。
 驚いた表情はすぐに消え冷たい視線を宗治に向けたあとそっぽを向く操。
 結局一言も交わすこともなく、操はさっさと食事をして準備を終えると学校へ一人で行ってしまった。
「ミサちゃんと喧嘩したの?」
 義母の洋子が聞いてくる。
「うん…」
 宗治は力なく頷く。
 今回の件では宗治は覗きをしてしまったので、宗治としてはこちらから謝るしかない。
 だが、謝るにしても向こうが話を聞いてくれない。
 宗治にしてもオナニーを覗かれてしまっては笑って許すというのは困難であろう。

506 名前:変わる関係、移ろう日々3 mailto:sage [2008/03/20(木) 22:12:19 ID:s+0wSQ3S]
 だから、どうしていいかわからない。
「行ってきます」
「いってらっしゃい、ちゃんと仲直りするのよ」
 その言葉を背に宗治は学校へ向かった。


 同じ学校に行っているのだから宗治と操は同じ方向へ歩く。
 ただし、操とは距離を開けて歩いていた。
 途中で成一と会う。
「よう、ハル。ミサオはどうしたんだよ?」
「おはよう、セイ……まあ、ちょっと喧嘩をしてね」
 説明のしようもなく、宗治は困惑を言葉に乗せた。
「おはよう、セーくん。行こ」
 宗治を無視して、操は成一の手を掴むとそのまま足早に進む。
「えっ…?でもハルはどうす…」
「行こ」
 怪訝な表情を見せる成一を横目に、操は成一を促す。
 困惑した表情を見せた成一だが、操に促され二人で歩きだした。
「………」
 宗治は二人が歩いているのを後ろから一人でとぼとぼと歩いて行った。


 学校では宗治と操はクラスが異なるので、教室のでは顔を合わせることはなく気まずい思いをすることはなかった。
 上の空で授業を聞いていたが、宗治にはどうすれば良いかはわからなかった。


「はぁ…」
 宗治は水泳部員のたまり場になっている更衣室へ向かう。
 更衣室の中から話し声が聞こえてくる。
「やっぱ、川島先輩が一番だろ」
「だよな」
 何の話をしているのだろう。
「何の話をしてるのさ?」
 更衣室に入ってすぐに宗治はそう口を開いた。
 そこにはすでに数人いて、成一も入っていた。
「ああ、ハルか。うちの女子部員でだれが一番か話してるんだよ」
 同じ学年の水島が答える。
「川島先輩ってそんなに速かったっけ?」
 泳ぎが遅いわけではないが、中の上といったころだろう。 
 先輩部員のことを思い浮かべながら宗治は応じた。
「違う違う。女としてどの部員がいいか話してるんだよ」

507 名前:変わる関係、移ろう日々3 mailto:sage [2008/03/20(木) 22:14:38 ID:s+0wSQ3S]
 女として。
 即座に自慰をしていた操の淫らな顔が思い浮かぶ。
 それを振り払った後、川島先輩の顔を宗治は重い浮かべる。
 確かに綺麗な顔立ちだった。
「そういや女の方の浦林はどうよ?」
 操の話題が出てきたことに宗治はどきりとした。
「あれはなぁ、水着姿でも、胸ないのがわかるだけだしな」
 水島がそう批評する。
 確かに操の胸は他の女子と比べると薄いかもしれない。
 それでも宗治には女性を感じさせるのだが。
「確かに」
 他の男子達は、はははと笑う。
「男の浦林は兄貴だからが論外だけど、坂上はいつも浦林兄妹と登校してるけど、どう思ってるんだ」
「えっ…俺?」
 話を振られて成一が困惑したような顔を浮かべる。
 成一から操への想いを聞かされている宗治としては面白くもなんともない話だ。
「いっつも一緒に登校してる幼馴染だろ?どう思ってるんだ?」
「俺は…」
 困惑した表情を浮かべる成一。
「は〜ん、好きなんだな?」
 面白そうな表情を浮かべる水島。
 成一は宗治にとっては意外な言葉を口にした。
「馬鹿ヤロ、あんな男女好きな訳ねぇだろ」
(えっ?)
 以前宗治が聞いた台詞とは全く異なるものだった。
「だって一緒に学校行ってんだろ?」
 水島が追及する。
「あれは…ハルがいつも一緒に学校行ってるから、仕方なくだな…大体あんな口うるさい奴なんて…」
 操は真面目な所があるから、口うるさいと言えるかもしれない。
 しかし、成一がそんなことを言うとは思わなかった。
「ふ〜ん…ま、確かに口うらせぇとこあるよな、この前の掃除のときもそうだったし。
ハルもちゃんと妹のことしつけとけよ」
 水島が矛先を宗治に向ける。
「ミサオは間違ったことは言ってないと思うけどね。それに可愛いじゃないか」

508 名前:変わる関係、移ろう日々3 mailto:sage [2008/03/20(木) 22:16:24 ID:s+0wSQ3S]
(それに、あんなHな顔もするし)
 操をフォローしようとして言ったが余計だった。
「ハルはシスコンかよ!そんなんじゃ彼女できねぇぞ」
 そう茶化されて、他の部員に笑われてしまった。
 

 帰り道。
「なんでミサオのことあんな風に言ったんだよ」
 思わずなじるように宗治は言ってしまう。
 気まずそうに成一が答える。
「だって…な、恥ずかしいじゃんか…」
「恥ずかしい?」
 そう言えばやたら「だれにも言うな」と念押しされていた。
「あんまり人のいる所で、その、好きとかって言うのはなあ…
ハルはまあ、別にそんなことでからかったりしないのは分かってるしな。
ハルだって、ミサオのこと可愛いっていったら他の奴にシスコン呼ばわりされただろ?」
 そんなことを言う成一に宗治は腹を立てた。
 どうして操はこんなことを言う奴が好きなのだろう。
 いささか理不尽な不満を抱く。
「だからって…」
「ところで、ハルはミサオとけんかしたんだろ?」
 言い募ろうとする宗治を成一の言葉が遮る。
 痛いところを突かれた宗治は言葉を続けることができない。
「ミサオと二人っきりで歩けたってのは良かったよ。サンキューお兄さん」
 成一が軽口を叩く。
 その軽口が宗治の神経を逆なでする。
「だれがお兄さんだよ」
「まあ、ミサオが不機嫌だったからあんまり楽しくなかったけどさ。早く仲直りしろよ?」
 最後の台詞には真摯な思いが込められていた。
 宗治としては頷くしかなかった。
「しっかし、ミサオの着替えてるところ勝手に入って行ったんだって?」
 操は成一にはそのように話しているようだ。
 確かに「オナニーしているところを見られた」というのは言えないだろう。
「あれは、僕が悪かったよ」
 ぼんやりと突っ立ってないでさっさと去るべきだったのだ。
 後からはそう言えるが、あの時の宗治は動くことができなかったのだ。
「でさ、ミサオの裸ってどうだった?」
 興味津々な様子で成一が問いかける。
「オトコオンナには興味ないんだろ?」
 精一杯の嫌味を込めて言った。
「あれは俺が悪かったよ…なっ、どうだった?」

509 名前:変わる関係、移ろう日々3 mailto:sage [2008/03/20(木) 22:17:55 ID:s+0wSQ3S]
「裸は見てないよ」
 宗治からすれば裸以上のものを見てしまったのだがそれを言うわけにはいかない。
「本当に?」
「本当に」
 本当のことを言うわけにも行かずに宗治はそれだけ言った。
「つまんねー」
 成一は不満そうな様子だったが宗治は構わないことにした。
 突然、成一が真剣な表情になる。
「ミサオのこと、どうすれば良いと思う、ハル?」
(告白すれば即OKもらえるよ、どうして本人に言わないんだよ)
 宗治にしてみれば成功がわかっていることを焦らしているいるように思えてしまう。
 そう思ったが宗治は言わなかった。
「さあね」
 代わりに宗治はそう言った。
「じゃ、また明日」
「おう、ミサオと仲直りしろよ。後、マンガ貸してくれよ今度」
 貸してくれ、と言っても勝手に宗治の部屋に上がりこむことが多々ある。
 そのことに関しては宗治も成一の部屋にあがりこんでいることがあるのでお互い様だが。
 とりあえず宗治はそれに頷く。
 平穏だった日々があっという間に壊れてしまった。
 様々な問題があるが、何よりも解決しなければならないのは先日のこと。
 思い出すと宗治の中で熱くなる部分があるが、必死にその熱から気を逸らそうとする。
 一体自分はどうすればいいのか。
 宗治は考え続けたが打開策は思い浮かばなかった。
(まずは、謝るしか…ないよな)
 結局、それだけしか思い浮かばないまま家に着く。
 それでも、宗治はしばらく家に入るのが躊躇われた。
 父は会社にいるし、母はパート先にいる。
 操が友達を連れてこなければ、今は家に操しかいないはずだ。
 どんな顔をすれば良いかわからず、しばらく近所をぶらぶらして時間をつぶした。
 30分くらい時間をつぶしただろうか。
(…帰らなくちゃな)
 いつまでもぶらぶらしていても寒いだけなので家の前まで向かう。
 宗治は操一人しかいないだろう家の扉を開けた。
(鍵は、開いてるな…やっぱりミサオは家にいるのか…)
 ひょっとしたら出かけているのではないかいうと思いも崩れる。
 顔を合わせるのがつらい。
「ただいま」
 部屋にいる操には聞こえない程度の小さな声を出して宗治は家に入った。


以上です。



510 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/21(金) 00:33:19 ID:BVvgqB75]
くそ!今抜けない状況で投下かよ!
生殺しだぜ!

511 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/21(金) 01:21:57 ID:AAg5CJTs]
なんか俄然宗治を応援したくなってきたな
くそうそんな展開にして寝取られ感を高めようって魂胆だな!
思いっきり引っかかってるよチクショウ!

512 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/21(金) 06:00:59 ID:Wrn7lwtt]
実は寝取りという超どんでん返しもあったりしてw

この状態で両親いない家とは
展開が読めないwktk


513 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/21(金) 10:19:00 ID:StnSCi0M]
やや投下が飽和気味だなw


514 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/21(金) 14:44:38 ID:AAg5CJTs]
>>512
そんな風に期待してると寝取られた時のダメージが…orz
>>513
過疎るよりはるかにいいよ

515 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/21(金) 22:50:06 ID:9MoP/pCI]
変わる関係、移ろう日々がなかなかいい感じで来てる
操は主人公を信じ込まないけど、話的には練習のモモちゃん思い出した

516 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/21(金) 23:01:28 ID:ANyRiYTI]
前スレの話って意外と幼馴染とくっつくの多いよね。
練習とか、打ち切りサンタも実は幼馴染といえなくはない。

517 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/21(金) 23:33:17 ID:9MoP/pCI]
>>516
寝取られと寝取りが二転三転するスリリングな展開が面白かったからね
今スレでもあればいいな

518 名前:変わる関係、移ろう日々4 mailto:sage [2008/03/22(土) 22:34:05 ID:DXJmkZC/]
>>366-372
>>466-470
>>499-509
の続きです。


 家の中はいつもより静かで冷たいように宗治には思えた。
 宗治は自分の部屋に入り、着替えを済ますとミサオの部屋の前に立つ。

 心を落ちつけるために深呼吸をする。
(ちゃんと、謝らないと)
 ドアある「ミサオの部屋 まずはノックして!」というプレートに従いてノックをする。
「ミサオ、その…昨日のことは、ごめん」
 返事がない。
「どうしても、僕…謝りたいんだ」
 それでも反応はなかった。
(やっぱり、怒るよな…)
「あのさ…入って、いい?」
 無言のまま数秒待つ。
 返事がないので仕方なく宗治は操の部屋に入る。
 部屋には枕に顔を押し付け嗚咽を漏らしている操がいた。
 カバンは投げっぱなしで、教科書が散乱していおり、操は制服を着たままであった。
 操が編んでいたマフラーは引き裂かれていた。
「う……うう…」
「ミサオ…?」
 顔をあげた操の瞳は赤く涙の跡が残っていた。
「入んな…馬鹿…」
「どうしたのさ、ミサオ?」
 宗治は慌てて駆け寄る。
 操は宗治を手ではねのけ様とするが力が入っておらず、宗治に手を掴まれる。
「ねえ、昨日のことは本当にごめん、だから…泣かないでよミサオ。ごめん」
「違う」
 宗治の謝罪を遮る操。
「違う?」
「そうじゃない……ボク……セーくんに、嫌われてたんだ…」
 その言葉に宗治は最初操が何を言っているのか分からなかった。
 だが、すぐにぴんときた。
『馬鹿ヤロ、あんな男女好きな訳ねぇだろ』
(坂上のあの言葉、聞いてたのか)
「ミサオ…聞いてたの…?」
「…うん…うっ、うう…」

519 名前:変わる関係、移ろう日々4 mailto:sage [2008/03/22(土) 22:35:39 ID:DXJmkZC/]
 宗治の問いに嗚咽を漏らしながら操が頷く。
 宗治は操をどうしたら良いか分からずに抱きしめる。
「ミサオ…」
「うっ…うっ…うああっ」
 操は悲しみが込み上げてきたのか宗治に抱きしめられたまま泣きじゃくった。
 細い体は暖かくて柔らかくて、守ってあげたいと宗治に思わせた。
 そのまま宗治は操が落ち着くのを待った。
「うっ、う……」
 しばらく泣き続けた後、落ち着いてきたので操を抱きしめていた腕を緩めた。
 自ら解放したのに操が離れていくことを宗治は残念に思った。
「その、ミサオ…さ」
 宗治はただ誤解なのだと言えば良いのだ。
 成一が照れ隠しで言っただけなのだ、と。
(だけど…坂上があんなこと言わなければ良かったんだ)
 その結果、操は涙を流して悲しんでいる。
 だから、宗治はその言葉をどうしても言う気になれなかった。
 代わりに宗治が言ったのは違うことだった。
「部屋、片付けよ」
 操はこちらを向いてこくんと頷いた。


 部屋を簡単に片づけるのに2〜3分ほどかかった。。
 成一に渡すはずだったマフラーはぼろぼろだったが机の上に置かれていた。
 もう使えないはずなのに、ゴミ箱にいれられないところを見ると捨て切れないのかもしれない。
 そのことを思い宗治の胸に嫉妬が渦巻く。
 宗治と操はベッドに隣り合って座った。
「……振られたとしてもさ、友達くらいには想っててくれるって、考えてたんだ…」
 こちらを向かずに独り言のように操が語りだす。
 言葉に力はまだ無いもののだいぶ落ち着いてきたようだ。
「だけど、セーくんって…ボクのこと、ハルくんのおまけくらいにしか考えてなかったんだね」
 成一の告白を聞いた宗治は、それが誤解だと知っていたが、言葉を挟まなかった。
「ボク、他の男子からも…男女で、口うるさい奴だって思われてたんだね…」
 操の声に再び涙がまじりだす。
「ミサオ……坂上のことは…」
 気にするな、と言おうとしたが、言えなかった。
 気にしないことなど無理だろうから。
 成一の本当の気持ちは言わなかった。
 本当のことを言いたくなかったから。
「もう……いいんだ…」
 そう言いながらも再び嗚咽を漏らす操。



520 名前:変わる関係、移ろう日々4 mailto:sage [2008/03/22(土) 22:37:27 ID:DXJmkZC/]
 宗治は黙って抱きしめる。
「……ハルくん」
 しばらくして、宗治の腕の中で操がぽつりと呟いた。
「…ハルくんはさ、ボクのこと可愛いって言ってくれたね。それだけは……嬉しかったな」
 操が話し出す。
「ミサオは…可愛いよ」
「…そんな面と向かって言われると…恥ずかしいよ」
 そう言って俯く操。
 宗治にはそんなしぐさも可愛らしく思えた。
「ミサオは…すごく可愛いよ、うん」
 自らの表現力の無さを嘆きながら宗治は言葉を紡ぐ。
「うそばっかり…」
 宗治に抱きしめられながら恥ずかしそうに操が言う。
「嘘じゃない。僕はミサオが大好きなんだ」
「ボクもハルくんのこと、好きだよ…」
 操と宗治が発した言葉は同じであったが、異なるものだった。
「そうじゃなくて」
 宗治はどうすれば想いが伝わるか分からずにもどかしくなる。
「…?」
 宗治の言葉に不思議そうに首を傾げる操。
 可愛いな、と宗治は思った。
(誰にも渡したくない…)
「僕は、ミサオが好きなんだ」
「…うん?」
 疑問を表情に浮かべながら操は頷く。
「ミサオは可愛いよ、自身持ちなよ」
「…うん、ありがと」
 嬉しさと恥ずかしさが混ざった声で頷く。
「だから、キスしていい?」
「うん……えっ?」
 操は何か言おうとしたのかもしれない。
 けれども言葉は紡がれることはなく。
 なぜなら、宗治の唇が操の唇を塞いだから。
「………んっ」
 こぼれる吐息。
 驚いたような操の表情がこれ以上ないほどに宗治の近くにある。
 操の唇は柔らかくて、少し涙の味がした。

521 名前:変わる関係、移ろう日々4 mailto:sage [2008/03/22(土) 22:38:59 ID:DXJmkZC/]
 操の柔らかい唇の感触に喜びを感じ、間近にある顔に愛おしさを感じ、涙の味に操の悲しみを読み取り、そして。

  成一が手に入れるはずだったキスを奪ったことに興奮し、ゾクゾクした。

 どのくらいそうしていただろう。
 短くも長くも感じる時間が流れ、唇を離した。
「ハ、ハル…くん?」
 驚いた表情で固まる操。
 宗治の心の中には、喜びや高揚感で一杯になっている。
 自分が抱きしめている操の存在が、先ほどの感触が現実であることを教えてくれる。
 操の全てが欲しくなる。
 成一に奪われる前に。
「ミサオ、可愛い」
 耳元で囁いて、宗治は抱きしめたまま制服ごしに胸に触れる。
 薄い胸でもきちんと女性としての柔らかさが伝わってくる。
 この胸も成一が触るはずだったと考えると興奮は否応なく高まってくる。
 手に入らないと思っていたものが今宗治の腕の中にいる。
「あ…ん……ハルくん…ちょっと」
 胸を触られた操が驚いた表情になるが、その声にも艶がある。
「僕、ミサオのこともっと知りたい」
「で、でも……ボク……や…んぁ」
 胸に愛撫されながら出す声はいつもの操とは異なる。
 宗治が知らない操。
 元気に外を駆け回るのではなく、宗治の腕の中で艶やかな声をあげる操。
「ミサオは僕のこと…嫌い?それとも…好き?」 
「好き…だけど」
 真っ赤になって言う操。
「もっと操のことを教えてよ、大好きなミサオのこともっともっと知りたい」
「本当に、ボクのこと好き?」
 どこか不安そうな表情で聞いてくる操。
「うん、何があっても僕だけは絶対ミサオが一番好き」
 躊躇うことなく頷く宗治。
 ここでためらっては宗治に訪れた機会は永遠に去るかもしれない。
「よく、そんなこと言えるね、ボクみたいな男女に。他の子にもそう言うんじゃないの?」
 微かに疑念を込めて操が言う。
「男女とか言われたの…やっぱり気になる、操?」
「だって、セーくんが…」
 操の表情が再び沈んだものになる。
 成一のことが出てくるのが宗治には気に食わなかった。
「僕は坂上とは違うよ、ミサオのこと男女なんて思ってないし、絶対言わない。
ミサオ、すごく可愛いから」

522 名前:変わる関係、移ろう日々4 mailto:sage [2008/03/22(土) 22:40:33 ID:DXJmkZC/]
 宗治は言葉を重ねる。
 操の誤解が解ける前に。
 成一の想いを操が知る前に。
 しばらく黙りこむ操。
 恥ずかしそうな表情でゆっくりと話しだす操。
「ボク、シャワー浴びてくるね」
 緊張していたからか宗治の喉がからからになっていた。
 目の前の潤いを求めて、暴れだしそうになる体をなんとか抑えて何とか言葉に出す。
「ミサオ、それって僕と」
「違うよ…そんなんじゃなくて…さっぱりしたいからだよ
 それに…いきなりハルくんにそんなこと言われても…ボクわかんないよ」
 操がいやいやをするように首を振って部屋から出ていく。
 家の中には操と宗治しかいない。
 いつもなら母はパートから帰ってくるはずだが、今日は友人と会うそうだから遅くまで二人だけ。
 今宗治が何もしなければチャンスはなくなってしまうかもしれない。
 そしてただの兄妹で終わってしまい、成一に奪われてしまうかもしれない。
 操の部屋でそわそわしていたが、宗治は風呂場に行くことにした。


 暖房の効いた脱衣所の前に来るとシャワーの音が聞こえた。
 いつも使っている場所なのに、扉一枚向こうに操の裸があると思うといつもとまるで違う気持ちになる。
(入っても、いいよね)
「ミサオ、僕も体きれいにしたいから入ってもいい?」
 声をやや大きくして聞こえるように言う。
 返事が聞こえる前に扉を開ける。
 そこには何も身にまとっていない操がいた。
「ハ、ハルくん、どうして」
 驚いた表情を浮かべる操。
「久しぶりにお風呂にいっしょに入ろうと思って」
 すらりとして無駄のない体つき。
 シャワーを浴びているので当たり前のことであっても興奮する。
 操はペタンと女座りをして座り込み、胸元と秘所を慌てて手を使い隠す。
「…ハルくん、見ないで…」
 宗治を見つめながら弱々しい声で操が言う。
 しかし、操の顔に怒りや拒絶でなく羞恥の色が浮かんでいることに宗治は気づく。
「昔は一緒に入ってたし、いいじゃんか。」
「……だって…恥ずかしいよ」
 消え入りそうな声で操が呟く。
「ミサオはすごくきれいだよ、全然恥ずかしくないよ」
 操のしなやかな肉体は宗治の欲情をあおる。
 この場で押し倒したくなるのをこらえて操の反応を待つ。
「だって…ボク、胸ないし……それに」
 確かに操の胸は薄い。


523 名前:変わる関係、移ろう日々4 mailto:sage [2008/03/22(土) 22:42:24 ID:DXJmkZC/]
 それでも、かつて一緒に風呂に入っていた時よりは膨らんでいたし、隠す前に一瞬見えたほんのりと色づいた桜色の乳首も宗治をそそる。
 それらは宗治に十分「女」を感じさせ、宗治のペニスを刺激させた。
「それに?」
「だって、その……」
 もじもじしながら操が言う。
 操が宗治の股間を見つめる。
 そそり立つペニスを凝視されるのは宗治も確かに恥ずかしく、操もそうなのかと思った。
 しかし、違うようだ。
「ハルくんは、生えてるよね」
「うん」
 小学校の高学年に入ってから徐々に生えてきたのだ。
 最初は驚いたが今は別に気にしていない。
「ボクは…生えてないんだ」
「だから何が?」
「あの、ここの…」
 自らの股間の方を指さす。
 そうは言ってもきつく閉じられている上に手で隠しているので見えない。 
「絶対に馬鹿にしないから見せて」
 操が足を開けば、操の女性を見ることができるのだ。
「うん…」
 微かに頷き操が覚悟を決める。
 おずおずと操が姿勢を正し、足を開く。
 操の体が緊張で強張っているのが傍目にもわかる。
 操の足の付け根の秘所が宗治の目にさらされる。
 そして、そこは無毛だった。
「他の子はあるのに、ボクにはないんだ…」
「すごく、きれいだよ」
「えっ?」
 宗治の言葉に操が驚いたような表情になる。
 操の秘められた場所を見ることができて宗治は感動していた。
 しかし、そこで操の足が閉じる。
「待って…ハルくん…体洗わなきゃ」
 その前に宗治は行動した。
「ミサオの胸、触りたい」
 そう言うと秘所に注意が行っていた操の隙をついて素早く宗治は手で胸を包み込む。
 小ぶりな胸は宗治の手の中に収まる。
(ミサオの胸、僕の手の中にあるんだ)
「気持ちいいよ、ミサオ」
 乳首がつんと立っているのを感じとる。
「あん……やぁ」

524 名前:変わる関係、移ろう日々4 mailto:sage [2008/03/22(土) 22:44:09 ID:DXJmkZC/]
 操の声が宗治を高ぶらせる。
 宗治は操の胸を堪能していく。
「んっ……ん……ハルくん……んっ……」
 何とか声を抑えようと操は試みるが宗治の愛撫に声が漏れ出てしまう。
 操が自慰の時に漏らしていた時の声。
 成一を想って漏らしていた声。
 しかし、今回は宗治の手がその声を生み出している
 そう思うと操を自分のものにしたような気持ちに宗治はなる。
「んっ……はぁ……はぁ……あっ………はっ……はぁ……はぁ…ぁん……やぁっ……っ……はぁ」
 徐々に操の体から強張りが抜けていくのがわかる。
 操の顔からも羞恥が薄れ、それに代わるように快楽が浮かんでいく。
 自分が操にこのような淫らな表情を浮かべさせていることに、ここ数日の悩みなどまるで嘘のようであった。
「ミサオ、最高だよ」
「はぁ……あっ……ハル、くん………あっく……やめて……ボク…ボク……あっ………おかしく…やっ……なっちゃうよぉ…」
 快感に染まった声で操が宗治の名を呼ぶ。
 成一ではなく宗治の名前を。
「僕の前だからいいよ、おかしくなっても。
 もっと、おかしくなってよ、ミサオ」
 そう、成一でも他の男でもない宗治の前で。
(こんなに、ミサオがいやらしくなるなんて)
 いつも一緒にいたのにどうして自分は気づかなかったのだろうか。
 どうして成一に渡してやろうなどと考えたのか。
 なんと愚かだったのだろう。
「やっ……んっ……はぁっ……はぁっ……んんっ……はぁ……恥ずかしい、よ……やっ……あっ…あぁぁああっ!」
 操が体をビクッと跳ねる。
 はぁはぁといやらしい操と宗治のの息遣いが浴室に満ちる。
 いつの間にか宗治は操を風呂場のマットに押し倒していた。
「体、洗わなくちゃ…ハルくん」
 官能を振り払い理性を総動員して操が声を上げる。
「僕、ミサオとしたいよ」
「だめ…体洗わなきゃ、それに…」
 起き上がろうとする操。
 宗治はそれを制する。
「だって、見てよ」
 宗治が自らのいきり立ったペニスを見せる。
「ハルくんの…こんなにおっきくなるの…」
 驚いた口調で凝視する操。
 押し倒されたまま無意識のうちに操が手を伸ばす。
 操の手が宗治の先端に触れる。

525 名前:変わる関係、移ろう日々4 mailto:sage [2008/03/22(土) 22:46:03 ID:DXJmkZC/]
「うっ」
 己の手で触れるのとはまるで異なる感触が宗治を襲う。
「痛かった、ハルくん?」
 宗治が声を出したことに操が痛みを感じたと誤解する。
「違うよ、ミサオ。ここ…握って」
 操の上からどいた後、普段ならば考えられない要求をする宗治。
 操もいつもなら応じるなどありえない要求だったが、浴室に満ちた淫らな空気がいつもならありえない行動をとらせた。
 浴槽に腰掛けた宗治のペニスに言われるまま手を添える。
(くぅっ)
 今度は声を出さなかったが、快感が得られることに変わりはない。
「ミサオ…今度は手を、そう、そうやって、動かして」
 操に己のペニスをしごかせる。
 自慰とすることは対して変わらないのに操の手でされると自分でするよりはるかに気持ちがいい。
「ああっ…ミサオ…気持ちいいよ…」
 宗治の表情が緩んでいく。
 操は手でペニスをしごいていく。
「ミサオ、ちょっと待って」
 射精感が込み上げてくる中で操の手を止めさせる。
「今度は、口に入れて」
 操の手でするだけでこれほど気持ち良くなれるのだから、口でしてもらえばさらにすごいのではないか。
 そう思ってフェラチオを宗治は頼んだ。
 だが、その言葉で操は自分のしていたことに気づいたという顔になり、手を離す。
「やっ、やだよ…そんな、ハルくんの…オチンチンを口になんて」
 オチンチンという部分は恥ずかしそうに小声で言った。
 理性が戻ってきて自分が何をしていていたのか思い出したのか、真っ赤になる。
 そのことに宗治は落胆した。
「じゃ、せめて手で最後までしてよ」
「そんな…駄目だよ…ボク」
「ミサオ、お願い。さっきはしてくれたじゃんか」
 頭を下げる宗治。
 やがて操は躊躇いがちにペニスに手を添えてしごいていく。
(やっぱり、すごくいいよ)
 口でしてもらえなかったことは残念だが、手でしてもらうだけでも気持ちいい。
 操が他の誰でもない宗治のペニスを手で握ってしごいているのだから。
 徐々に快感が高まっていく。
「うっ……くぅ……」
 あまりの快感に宗治は思わず声が漏れ出る。
 このまま出せば目の前でしごいている操に精液がかかるだろう。
 自分の精液で操を汚す。
 そう考えると操の手の動きを止める気にはならない。

526 名前:変わる関係、移ろう日々4 mailto:sage [2008/03/22(土) 22:48:00 ID:DXJmkZC/]
 操を汚したい。
 その欲望で宗治の心はいっぱいになる。
(もう、だめだ!) 
 限界が訪れるのを待つ。
 操から与えられる刺激に快感は高まり続け、そして。
「ううっ!」
 ドクン。
 宗治のペニスが脈打つ。
 勢いよく飛び出した白濁は操の顔や胸にかかり汚していった。
 白く、白く汚していった。
 成一を好きだと言った操の口も汚していった。
「あっ……」
 宗治の精液に体を汚されて驚きに顔が固まる操。
 一方、宗治は興奮していた。
(僕が…ミサオを汚したんだ……坂上でも、他の男でもなく、僕が)
 操に自分の印を刻んだような気持ちに宗治はなる。
 射精の快感と操を汚したことへの満足感に宗治は包まれた。


以上です。
申し訳ありませんがペースはおそらく落ちます。


527 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/22(土) 22:59:03 ID:7q7c0bm7]
素晴らしい!エロい!GJです!
寝取りモノにこんなに興奮するとは思わなかった
処女まで奪ってしまうのか、その一線は拒まれてしまうのか
ドキドキ感がたまらない。ゆっくり待たせてもらいます

528 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/22(土) 23:24:48 ID:RYuIs3nz]
GJ!
寝取り物は大好きだ……まぁまだどうなるかはわからないけど
どちらにしても話の展開がいい感じです、続きに期待してます。

529 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/22(土) 23:48:23 ID:FlOlSF4q]
話的には練習のモモちゃん思い出したなんていってたら続きキター
スリリングな小説を期待



530 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/23(日) 01:24:28 ID:lUisx9M8]
う、うおおおおおお!!
寝取りキター!!!
あなたにはSGJ(スーパーグッジョブ)を送ります!
まだどっちにも転びそうなのがドキドキハラハラさせます、続き超期待します!

531 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/23(日) 01:34:35 ID:9VAMBIgn]
ちょwww明日早いのに寝られねえ!GJ

532 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/23(日) 02:32:49 ID:zhFXWDcA]
作品が終わるまで寝取りと判断するのは早急。
あまり信じ込んでるとダメージがでかいかもしれないぞ。

533 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/23(日) 08:02:08 ID:3PuXNL0J]
ボクっ娘万歳!
ボクっ娘万歳!
ボクっ娘万歳!
ボクっ娘万歳!
ボクっ娘万歳!
ボクっ娘万歳!

ちゅーか今思い出したけどミサオは妹だったよな?
ぼ、ぼぼボクっ娘の上にキンシンソーカン!? 豪華だ! ハラショー!

534 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/23(日) 13:08:23 ID:i06yuWDy]
NTRって寝取る方は嫌な奴とか多いけど、寝取る方も普通の奴って珍しいな
ある意味取り戻せない感はそっちの方がでかいかも
嫌な奴なら復讐とかに躊躇しないの

あ、ただの三角関係モノになっちゃう恐れもあるか

535 名前:名無しさん@ピンキー [2008/03/23(日) 20:50:10 ID:exbhmmuI]
どうでも良いけど真琴って
モデルはアイマスの真だよね

536 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/23(日) 22:29:28 ID:fMowznje]
>>190
そうか?

537 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/24(月) 09:24:05 ID:NNWN6s96]
寝取り作品にこんなに需要あったのか…
寝取られ好きの人が集まるスレだと思ってた。
保管サイト(管理者の人いつも乙です)にある作品の数も
寝取られ>>>>>>寝取りだし。

538 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/24(月) 10:38:45 ID:FhLrehKy]
寝取りは他スレで書いても叩かれないからじゃないか?
寝取られは少なくとも1レスは叩きが入る。

539 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/24(月) 12:59:26 ID:hEQqEBfZ]
寝取りは好きだがMCはあまり好きじゃない俺



540 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/24(月) 13:44:49 ID:WPHbmE3m]
寝取られも寝取りとして読んでる俺

541 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/24(月) 15:38:24 ID:OKDS1T2S]
書いてる方も、実は寝取り側視点で寝取られを書いてますし…
特に最後に酷い目に合うのを前提にさせてると、色々とさせやすかったりします

542 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/24(月) 21:22:04 ID:bsiJPZhr]
またNTR BLOG性懲りも無く無断転載してるな。
まとめサイトあるんだからリンクすりゃいいのに。

543 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 01:26:48 ID:LtefqB3M]
>>539
同志よ

544 名前:盗られたら取り戻す mailto:sage [2008/03/25(火) 03:43:27 ID:aCIfFQbl]
「おい、佐代子のことでの話ってなんだ。」

俺は橋本に夜の9時に学校に呼び出された。
電話じゃ話はできない今日中に話がしたいと。

「話っていうのは佐代子のことでだ。お前、佐代子と付き合っているんだってな。」
「そんなことお前には関係ないだろ。」
「あるよ。俺は佐代子の幼馴染だからな。」

橋本と佐代子が幼馴染なのは知っていた。
二人は兄妹のようにとても仲が良かったからだ。

「それでだ、佐代子と別れてくれないか? 僕は佐代子が好きなんだ。
それも10年以上も。キミとは年月が違うんだよ。」
「年月とか関係ない!」
「どうせ無理やり僕の佐代子を奪ったんだろ。 襲って脅迫して好き勝手に佐代子を
いじり倒したんだろ。」
「そんなことやっていない。まだ俺達はエッチしてないんだからな。」

「嘘をいうな!」

橋本の突然に大声に俺は少し驚く。

「ぼ、僕が、佐代子とエッチしたときは血なんか流れなかった。それは処女じゃない証だ。
お前が僕の佐代子とエッチしたんだ。」

「な、お前佐代子をレイプしたのか!」
「レイプ? それは違うよ。だって僕達は本当は愛し合っているんだからね。」
「許さん橋本!」

俺は奴を突き飛ばし顔を数発殴る。

「くっく、処女をもらえなかった中古品にはもう用はないからな。」

くそ!絶対に許さん! 佐代子は以前本当に他校の生徒にレイプされたんだ。
俺が来たときにはその最中で、俺はその他校生から佐代子を助けた。
それが俺たちが付き合いはじめたきっかけだ。
佐代子から、レイプされたことは絶対内緒にしてほしいと言われ今まで誰にも話さなかった
佐代子も親に心配かけないと今まで普段通り過ごしてきたんだ。
あんなことがおきたのに。あんな怖い目に会ったのに。
それをこいつは、佐代子にまたあのときの事を思い出すようなことをしたんだ。

「佐代子は今グラウンドにいるぞ。」
「佐代子も呼び出したのか。」
「いいや連れてきたんだ。エッチした後にな。今もいるぜグラウンドに。」

ズガーン!
台風が近づいてきて外は大雨だ。それに雷も鳴っている。
それなのに佐代子はグラウンドにいるって?
どうしてそこまでしてグラウンドにいるんだ。

「お前、佐代子に何を言ったんだ。」
「何も言ってないよ。ただ佐代子は眠っているだけだよ。」

「眠っているだって?」

「睡眠薬を飲ませ…グラウンドの土の中で眠っているよ……ぐっすりとね…ヒヒヒヒ……」


545 名前:盗られたら取り戻す mailto:sage [2008/03/25(火) 03:44:32 ID:aCIfFQbl]
今なんていったんだ?
グラウンドにいるじゃなくて、
土の中だって?

「それも急いだ方がいいよ時期に睡眠薬が切れて目を覚ます…後10分ぐらいかな?
目を覚ませば呼吸困難ですぐ気絶するかもしれないけど。」

「どこだ! グラウンドのどこにいる!!」
「教えないよ。自分で探しにいけよ。時間は12分だ。もし過ぎればOUTだよ。」

俺はすぐ駆け出した。もしかしたら嘘かもしれない。でももし、それが本当なら。

外はどしゃぶりだ。しかも
土はどろどろ、掘り返した後はわかるだろうか。

「携帯だ! もしかしたら鳴るかもしれない。」

俺は携帯を鳴らし続けながら走るとどこから良く聞いたメロディが聞こえる。

「このあたりか…でもどうやって掘り起こす。」

迷う必要がどこにある。手で掘り起こすしかない。
大雨のおかげで土は簡単に掘り起こせるが、その分掘っても掘っても水がどんどん溜まっていく。

急がないと。

「これを使えば。」

突然声をかけれれて驚く俺。
橋本はスコップを持っていた。

「そんなもの危ないだろ。もし彼女の首や頭に当たったら。」
「そんなこといってられないよ。ほらこれを使いなよ。」

俺は橋本を無視し手で土を掘り起こす。
そこで黒いのが見えてきた。
これは頭!
よし、これで口まで掘り起こせば。

「あ〜あ見つけられちゃったな。こんなに早く見つけられるなんてね。すごいねキミ」

俺は橋本が何かブツブツ喋っているが無視して夢中で掘る。
後ろで橋本がスコップを大きく上まで振り上げていたことにまったく気づかなかった。

ズシャン!
グキ

バリ

「あっ、ごっあ、」

俺の指にスコップが刺さっている。あれ、俺の指……
俺の右の指が……
「スコップ貸してやるっていってるだろほら使えよ。スコップ。。」


546 名前:盗られたら取り戻す mailto:sage [2008/03/25(火) 03:45:28 ID:aCIfFQbl]
俺は刺さったスコップを抜く。
「あ、ぐ……」
今すぐ橋本をぶっ殺してやりたい。けど、彼女を助けるのが優先だ。
よし頭の上の部分かここは……そう思ったときだった。
そのとき髪の毛が左右に分かれた。

「えっ?」

今俺は彼女の頭の先を見つけたんじゃないのか?
俺は周りを掘る。

「う、嘘だろ……どうして耳の下が先に見えるんだよ。」

それにさっきの頭の先だと思ったのは、あごに彼女の長い髪の毛が巻きついてたものだった。

「う、うわぁあぁあぁぁあぁぁっぁぁぁぁぁああああああああああ」

何かの見間違いだきっと。
俺は急いで掘り起こす。

ザクッザクッ

そ、そうだよ!! 横だよ!
横に埋められた可能性が高いに決まっているだろ!

そうだよ縦じゃなくて横だよ。
縦だったらすごく掘らなきゃいけないじゃないか。
俺はなんてバカな考えをしてたんだ。

俺はいそいでさっきの驚いた表紙で少し時間がたってしまっていた。

出た、やっぱり横だったんだ。
「佐代子大丈夫か、聞こえるか!!」

「ごほごほっ、誰、修一君?」

今待ってろよ目のところの土を……

「どうしたの修一君……」

目がない、眼球が…ない……無くなっている



547 名前:盗られたら取り戻す mailto:sage [2008/03/25(火) 03:46:47 ID:aCIfFQbl]
「ねぇ修一君ってば私今どうなっているの? 早く目隠しとって欲しいな」

俺は声が出ない。あまりにものことでそれよりも俺は彼女を助けるべく土を掘る。
俺は彼女に嘘の説明をした。
目隠しには特殊な鍵かなんかで外せそうにないと。
それに今キミは土の中で頭以外が埋められていたという事を。
俺は不良にやられて片手でしかほれないこと。

「また助けられちゃったね。修一君に。」
「雨が当たって辛いだろうけどもう少し我慢してろよ」
「うん。」

ズガン!

「はい〜12分経過OUT〜」

佐代子の首にスコップがふかぶかと突き刺さる。
さらに橋本はそのスコップをおもいっきり足で押し込む。

ズシャグチャ!

ものすごい音がしたと思う。
何がおきたのかまったくわからなかった。

ただ目の前の俺の手に、彼女の頭が橋本から手渡された。

「ほら寝取り男、佐代子の頭だ。大事に持っていけ。」


俺はこの後、学校をやめた。

佐代子は橋本が掘り起こしたのか頭以外の身体は発見されず、
今も見つかっていない。
橋本はそのあと自殺したらしい遺書に佐代子殺害を認めたものがあった。

そして、今俺は病院のベッドで寝ている。
隣には毎日お見舞いにくる俺の幼馴染の陽子がいる。
佐代子と付き合ってからは俺は陽子のことは避けていた。

「はい、これ、お守りだよ。」
「何だよ。いらねぇよ。」

お守りなんてもってたら恥ずかしい、

「へっへー陽子特性お守りだから効果抜群。絶対危険から守ってくれるわよ。」
「ふ〜ん」
「中身はね…………さん………が……きゅ……だよ」
「えっごめん。聞いてなかったよ。何?」
「何でもない。ただ、これだけは覚えてて私はどんなことがあっても修ちゃんのこと
大好きだからね。」

(終)



548 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 04:39:49 ID:VDwwy0qP]
ここ エ ロ パロ板だよな?

549 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 06:21:10 ID:Q6UjOteQ]
「絶対にないといけない」と言うよりは、ないよりはあった方が嬉しいと言うレヴェル



550 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 06:46:06 ID:D1TfJHB0]
中身はね佐代子さんの眼球だよ

551 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 07:24:00 ID:73KEoJN6]
ここまでいくと嫉妬・修羅場スレ向きではないかとは思うが、まあ乙

552 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 07:32:31 ID:HvpL0KXb]
ちょっと書いてみてるんだが、幼なじみ設定って強力だな
それだけで男と女の関係がだいたいわかるような気になるし
また幼なじみ寝取られが増えたらそんときはそれでいっかとゆるしてくれ

553 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 10:18:16 ID:Vr0vlop0]
ここは猟奇スレだっけ?

554 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 14:25:59 ID:ajtHXM2H]
グロ有りならそう書いた方が良かったと思う。

それにしてもこのオチどこかで見たこと有るよなー
まぁベタベタだから色々使われてるのかもしれないけど

555 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 14:53:20 ID:cmLvNWKp]
ちょっと思いついたんだが、こんなのって寝取られ?
・主人公と付き合ってる彼女。二人とも仲は良好。
・ある日、彼女の日記を見てしまう主人公。確かに自分の事が書いてあるのに、記憶には無いことが。思い出そうとしても、記憶が所々薄れてしまって思い出せない。
・実は主人公は二重人格であり、彼女が本当に好きなのはもう一つの人格であった。
・その事を彼女に話すと、「そっか…気付いちゃったんだ。じゃあ、わかるよね?
あの人と変わって。そしてもう出てこないで。

あなたはもう、いらない」

556 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 15:41:56 ID:aCIfFQbl]
エロ描写もなく、グロもべたべたですいませんでした。
やはり自分が思いつくことは他人も思いつくものなんですね。

くりぬかれた目のところに蛆虫がわきだしていたとか、
口が膨らんでいた何か入っているのか? あけるとゴキブリやネズミの死体が
ぎっしりと詰め込まれていた。
みたいなのを思いついたけど、これもべたすぎかな。

なので、よし! とうなづけるようなエログロ描写ができるまで
ROMることにします。


557 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 15:58:30 ID:PGMA68wT]
むしろ、永遠にROMれ。

558 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 16:33:34 ID:JnsLM+oH]
エログロがメインなら↓スレで

猟奇・鬼畜・グロ・嗜虐・リョナ系総合スレ 第7章
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1191668840/

559 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 16:48:09 ID:xtKR3MPU]
>>555
寝とられです。
同時に存在できれば
なお寝とられ感がでるでしょう。



560 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 17:43:16 ID:XeepgykG]
>>556

ここって18禁なんだぜ


561 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 23:13:27 ID:8r9+sen5]
「俺、この戦争が終わったら、村に残してきた幼馴染みと結婚するんだ」


普通の戦争映画なら死亡フラグだが、このスレでは寝取られフラグ。

562 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 23:20:05 ID:mZnR2Hb3]
>>561
滾ってきたw
何て素敵なフラグ

563 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 23:20:47 ID:73KEoJN6]
茄子がどーのこーのとかいうアニメを思い出したのは俺だけでいいのか

564 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 23:24:48 ID:TLhc7g9G]
>>555
面白い設定だと思う。

565 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 23:36:42 ID:Vq6qTvmf]
>>561
なんというオデッセイ…

566 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/26(水) 00:39:55 ID:ZnqVjlvf]
>>555
遊戯王で頼む

567 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/26(水) 00:42:10 ID:qBlIAP6s]
>>555
ダミー人形オスカーで頼む

568 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/26(水) 01:08:24 ID:Q760Ptfd]
>>561
某深淵というゲームでそういうの再現できる。
縁の深さを「縁故」1〜5まで設定できる。
縁故5の幼馴染、と設定すると、
すごく縁の深い幼馴染をゲームマスターは設定するわけだ。
ただ、縁故5の存在というのは、マスターの方で
ランダムに運命を決定することになる。
その「運命」が「心変わり」だったりすると、

「故郷に残してきた幼馴染と再会するために、俺は何としても生き残る!」
で故郷に帰ったら、「幼馴染は心変わりして別の人と結婚しました」
とか、

ああ実際にやられたことあるさ。殺伐としたシナリオのオチに使われて、
大爆笑だったさ。

569 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/26(水) 05:53:39 ID:NvBYDjZg]
>>>555
キツすぎ

>>561
都の風っぽく
戦争から帰ってきて幼なじみの家を尋ねると喘ぎ声が
窓から覗くと知らない男と幼なじみのあの娘がズコズコパンパンいちゃいちゃ
それをミタ主人公 ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
走り去る主人公 うわ〜ん、。・゜・(/Д`)・゜・。
その後の主人公 ……∴;.∵Д゚)ウボァー



570 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/26(水) 05:58:30 ID:B0PUWRez]
>568
凍てつく鉄槌を思い出した
あれは幼なじみじゃないし、心変わりもしてないけど何となく

571 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/26(水) 08:12:18 ID:rpKSU8Dk]
男がTSして彼女が寝取られとか、
彼女(あるいは妻)がAP(あるいはAR)して
寝取られとかどうなんだろ?

…誰か書いてくれんかなあ。

572 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/26(水) 09:38:28 ID:26BmYs8j]
TSは性転換としてAP/ARはなんだ?

573 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/26(水) 11:16:22 ID:rpKSU8Dk]
APは急成長。
同級生や妹、年下などが何らかの力で
肉体が(ときには精神も肉体にあわせて)
急成長するシチュ。

ARは若返り。
塾女などが十代〜二十歳くらいに何らかの力で
若返るシチュ。
ときには若返った年齢まで以上の記憶をなくしたり、
若返りすぎて消滅したりする。

574 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/26(水) 11:19:07 ID:rpKSU8Dk]
塾ってなんだよ、俺!

575 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/26(水) 11:56:53 ID:G7IyTakX]
>>571
ttp://www.whitewind.jp/novels/keitori/fata/

TSで他の男に孕まされるってのはこれくらいしかおもいつかないなぁ……
二次創作な上に最低スレで晒されてたやつだけれど

576 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/26(水) 15:06:12 ID:fdrtf0Eb]
女と男は幼馴染みで男は傭兵で戦争かなんかに駆り出される
寝取り男はその気を逃すまいと男が帰ってくるまでに
ゆっくりと確実に女を落としていく、最初は友達として
そして叶わぬ恋に悩む青年としてアプローチしたりして
女を揺さぶっていき最終的には体の関係になり
そこから寝取り男の女の調教が始まる、男が無事帰ってくる
頃には女は自分から寝取り男のモノにむしゃぶりつくまでになっていると

女が男と再会し心が若干(罪悪感とかで)揺らぐが
女のお腹には寝取り男の子供がいてもう元の関係には戻れないという

577 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/26(水) 16:25:50 ID:26BmYs8j]
>>573
dd
メルモちゃんのキャンディーなわけか

578 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/26(水) 23:30:43 ID:M1L2IC1V]
変わる関係、移ろう日々ってGJしてる人何人かいるけどこのスレ的にはいいの?
幼馴染or義妹orボクっ娘ならともかく何か違うんじゃないの?

579 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/26(水) 23:32:17 ID:M1L2IC1V]
幼馴染or義妹orボクっ娘系統のスレならともかく、

だ。



580 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/26(水) 23:48:42 ID:ato69/pJ]
>>578
人は人我は我

581 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/26(水) 23:51:46 ID:yzyDDYnx]
>>576
それ設定は違うけど黒愛やね

582 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/27(木) 03:19:11 ID:/pf76A66]
>>576
王道だな。
しかもきっと実際にたくさんあった事例。
俺だったら…俺だったら…情事中に駆け込んで自爆テロだな。

583 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/27(木) 12:16:37 ID:/KLbGqOr]
お題:「彼が知らない、彼女の生活圏の男」

彼と彼女は、まだ付き合い始めたばかりだが相思相愛の仲。
彼女はファミレスで、彼は居酒屋でアルバイトをしている。
ある日、彼女のバイト先で新人歓迎会が行われる。
酒を飲まされ、前後不覚になった彼女は新人のヤリチン君にお持ち帰りされる。
その後、バイトに行く度にお持ち帰りのネタを持ち出されてヤリチン君に体を要求される。
最初は嫌々だったが、回を重ねる毎に体を開発され仕込まれていき…

ここまで書いて思ったけど、やっぱり心から先に堕とされた方が破壊力は高いなあ

584 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/27(木) 14:20:54 ID:iTAPmwha]
>>575
言い遅れたがサンクス
昼間、携帯で確認して
夜、PCで見ようとしたが
その間にデータ飛んだみたい……

585 名前:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY mailto:sage [2008/03/27(木) 16:41:14 ID:O8nRiEGh]
49.
もう、やめるべきだ。俺は虚ろにモニターを見ながら、そう思った。
真琴が風岡のものになっていく過程を知ることは、俺にとって責め苦以外の
何物でもない。けれど。
…カチッ。マウスが軽いクリック音を、室内に響かせる。
残るふたつのファイルを、俺はまるで機械のように眺めていった。
11月17日のファイル。
自分の部屋のベッドに、制服姿で行儀良く座る真琴が映し出された。
あらかじめ指示されていたのか、真琴がおずおずと、今日の日付や現在の時刻を
説明する。そして、この時点で自分は間違いなく処女であると告げたあと、
このあと自分が風岡の手によって、処女を失うことを宣言した。
そこで、場面が変わる。
カメラの構図は同じだったが、真琴はシーツを身体に巻きつけて、座っていた。
その目がやや赤く腫れている。首と胸元に、赤く吸われたような痕がいくつか見えた。
幼い肩を剥き出しにした真琴が、シーツの下は全裸であることは疑いようもなかった。
『真琴』
風岡の声がした。手に持ったカメラの画面が、僅かに揺れている。
『はい』
真琴が頷いた。
『……真琴は、もうバージンじゃなくなりました』
『うん。それで?』
『はい。とっても、嬉しいです』
『それから?』
『…キモチよかったです。真琴は、いっぱい感じさせてもらって、幸せです』
真琴はカメラに向って、はっきりとそれらの言葉を続けた。
『うん、良く出来たね。これが真琴の処女喪失の記念です』
風岡がそう言って、手に持ったカメラを動かした。
真っ白な真琴のベッドのシーツの上に、ぽつ、ぽつと、赤く血のシミが落ちていた。
まるで、赤い華を散らしたような、真琴の処女の証だった。
12月24日のファイル。
映ったのは、見たこともない部屋だった。どうやら風岡のアパートらしい。
すぐに光景が変わる。
殺風景なベッドの上で、真琴は全裸に剥かれ、両足を左右にカエルのように
大きく開かされていた。その淫らで哀れな姿を、風岡は真上から撮影している。
むごいまでに開かれた真琴の股間には陰毛がなく、くっきりと縦に走る裂け目を、
風岡の勃起した逞しいペニスが深々と押し開き突き刺さって、奥へ潜り込んでいた。
膣口の周辺は激しい凌辱に充血し、ヌチャ、ヌチャ、という卑猥な音を響かせて、
出入りを繰り返す風岡のペニスは、真琴が紡いだべとべとの愛液に塗れていた。
『…あっ、あっ、…あん!ダメぇ、や…!』
真琴は、イヤイヤをしながら、舌足らずな喘ぎ声をひっきりなしに漏らし続ける。
その表情は苦痛か快楽の為か、全身がピンク色に上気している。
揺れる幼い乳房の上で、桃色のきれいな乳首が固く尖っていた。
風岡はやがて、真琴の両足を肩の上に担いでいく。
そして、角度を付け、幼い真琴の膣に、猛り立ったペニスを激しく突き入れた。
『ひッ!あぁん、あっ!…ダメ!やめて、もう真琴っ!…りゅ、龍…介さ!…』
真琴は涙を目じりに浮かべ、自分を支配している逞しい雄に、許しを乞う。
だが、風岡は真琴の哀願など聞かず、逞しく腰を律動させ続けた。
『だ、め、だめっ!真琴いっちゃう!イク…、あ、………くぅッ!!』
真琴は顔を激しく振りながら絶頂を迎え、ビクビクと全身を痙攣させた。
背中を海老のように反らせ、やがてその両手が死んだようにガクリとベッドに落ちた。
風岡が、すかさず、そんな真琴の表情を真上から、アップで映しこむ。
俺の前ではいつも気が強く、明るく、じゃじゃ馬だった真琴。
その真琴は画面の中で、哀れに白目を剥いて、ヒクヒクと震えていた。
汗と涙でぐしゃぐしゃの顔。呆けたように開いた口元からは、涎が垂れ落ちていた。

586 名前:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY mailto:sage [2008/03/27(木) 16:42:02 ID:O8nRiEGh]
50.
俺は、その日以降、真琴との接触をほぼ絶つようになった。
登下校の時間を、わざとずらし、彼女に会わないようにした。
真琴はすぐに俺のそんな態度に薄々気付いて気にしているようだったが、俺には
もう真琴と普通に接する余裕がなかった。いつものように接触を続けるのは辛すぎる。
でも、学校にいれば、俺の目はつい真琴を探し、追いかけてしまう。
友達と談笑しながら、廊下を歩いている真琴。
体育の時間に、トレーナー姿でグラウンドを走る真琴。
(なんで、そんなに普通にしてられるんだ…)
真琴が、風岡のものである自分を受け容れて、日々の生活を送っているようで
俺には辛かった。苦しかった。
以前と変わらない真琴の笑顔。真琴の笑い声。
どうしてだよ、と俺は心の中で、届かない問いを叫ぶ。
制服のシャツから覗く真琴の白いうなじ。笑うと揺れる髪。
スカートから伸びる、均整の取れたふくらはぎ。
くびれた足首。黒の靴下。洗いざらしの下履き。寒い日に巻く白のマフラー。
そのすべてが……風岡のものだった。
俺は赤黒い嫉妬に苛まれ、その嫉妬から逃げるように、風岡から与えられた
真琴の痴態を見て、自慰を繰り返した。
俺が自分を保つ為にはそんな方法しかなかった。
確実に真琴は、風岡に抱かれ続けている。もしかしたら今日だって。
俺の知らない場所で、真琴の肉体は、風岡によって花のように開かれてゆく。
俺は叫びだしたくなる衝動を抑えて、ベッドに寝転がり、枕に顔を埋める。
自分を抑えるために、パソコンを起動し、風岡に狂わされてよがり狂う真琴を
見つめながら、陰茎をしごき、射精する…。
そんな、地獄のような日々が、続いていた。
そんな、ある朝。
いつものように、真琴が学校へ向うのを窓から確認してから、俺は家を出た。
坂道を下った曲がり角。いつか風岡と対峙したあの場所だ。
そこに、突然のように、真琴が立っていた。
俺は、自分の鼓動、一気に激しくなるのを感じた。
真琴は明らかに、俺を待っていたのだ。
「おはよう」
真琴は言った。制服の上の羽織った黒いコート。白のマフラーが眩しかった。
「……おう」
俺は、なんとか、そう言葉を返す。
間近で久しぶりに見る真琴が眩しすぎて、俺はわざとそっぽを向く。
「避けてる?」
単刀直入に来た。
「…なにが?」
「私に、会わないようにしてる」
「……んなことねーよ」
「嘘」
「嘘じゃねえ」
「ずるいよ。私には分かる」
「ずるい?俺がか」
俺の中で、何かがキレた。
「…そうだよ、避けてるよ!悪いか?」
「…」
「俺の気持ち分かってて、ふざけたこと言ってんなよ」
真琴が俺の名を呼ぼうとした。
「やめろっ」
俺は必死に言葉を荒げた。
「“ヤスタケくん”なんて呼ばれたくねえ。分かんねえのか!」

587 名前:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY mailto:sage [2008/03/27(木) 16:43:27 ID:O8nRiEGh]
51.
真琴は叫んだ俺を、じっと見つめた。やがて口を開く。
「…あのね」
真琴は、どこか悄然として見えた。
「風岡さんのこと、話す」
「…」
「最近…風岡さんの友達の…カップルと、よく一緒にデートするの」
ふざけるなよ。そんな、おのろけを俺に聞かせたいのか、と思う。
俺は憤然として、真琴の横を通り過ぎようとした。
その俺の手を、真琴がぎゅっと掴む。
「聞いてよ」
「……なんなんだよ」
「風岡さんの…男友達の彼女ね……16歳なの。私より一つ上…」
「…」
「年が近いから…仲良くなって、電話や、メールもするようになって…」
なんだってんだ。一体、俺に何を伝えたいんだ。
「でもね、その彼女…彼氏とは、まだ何もないんだって」
「…?」
「私と龍介さん…のことも…ちゃんと正直に話したの。そしたら…変だって」
「…なにが…?」
「…私が……いろんな、こと…されてるのが」
ぐっと胸が苦しくなる。畜生。真琴の痴態が、頭に甦る。
「本当に好きなら…もっと…大事にしてくれるんじゃないか、って」
「…」
「そうなのかな?」
真琴はそれから、俺を見上げた。
「私、大事にされてないのかな…」
どういうことだ。真琴は、風岡との関係に疑問を持ち始めているのだろうか。
それなら、真琴をヤツから引き離す、チャンスではないのか?
「自分で分かんないのかよ…?大事にされてるか、どうかくらい」
「…わかんないよ。たくさん…好きになっちゃったから…」
また熱い嫉妬が胸を妬いた。
「…お前は大事にされてるよ、なんて、俺が言うと思うか?」
俺が言うと、真琴は、上目遣いに俺の顔を覗きこんで
「思わない」
「たくさん好きになっちゃった?じゃ、自分で決めろよ」
「…」
「もうお前に振り回されるのは悪いけど、お断りなんだよ」
真琴の顔が、傷付いたように、そして辛そうに歪んだ。
泣き出すかも知れない、と思った。
しかし、次の瞬間、ぷっ、と真琴は吹き出していた。
俺は、唖然とした。なんで笑えるんだよ。
「なんだ、何がおかしいんだよ」
真琴は、お腹に手を当てて、あはははっ、と笑った。
「そうだよね、ヤスタケくんの言うとおりだ…あ、ごめん」
くん付けで呼んだことに気付き、真琴は口を塞いだ。
「私が…もう関わらないで、って…自分で、言ったんだもんね」
真琴はさびしそうに言った。
そのまま、俺と真琴は冬の坂道で、暫くの間、無言で対峙していた。
やがて、真琴が口を開く。
「…学校、いこう?」
俺と真琴は、並んで歩き始めた。
でも、それから学校に着くまで、お互いに何一つ言葉は交わさなかった。

588 名前:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY mailto:sage [2008/03/27(木) 16:45:18 ID:O8nRiEGh]
52.
真琴が帰って来ないとおばさんが家に駆け込んできたのは、それから
1ヶ月ほどしたある日の夜だった。時刻は22:00を過ぎている。
「ヤスタケくん、心当たりがないかしら?」
やや青い顔をして、真琴のお母さんは、玄関に立っている。
「あんた、今日は学校の帰りは、一緒じゃなかったの?」
俺のお袋が、真剣な面持ちで俺に聞いた。
「あ、ああ。学校では見たけど…放課後は分からない」
俺はそう答える。風岡の所へ行っているのではないか、とすぐに思ったが
それを口に出すことは出来なかった。
「携帯に電話しても、ずっと“電源が入っていません”って…」
いつも明るいおばさんだが、さすがに不安がその表情に滲み出ている。
真琴との関係を俺以外には決してバラさないように、いつも周到な風岡が
今日に限ってどうしたと言うのか。
俺がそんなことを考えていると、お袋が口を開いた。
「坂上さん、これは警察に行ったほうがいいかも知れないよ」
警察?俺は驚いてお袋の顔を見る。だが、お袋の顔はいたって真剣だ。
おばさんも、警察という言葉にやや怯えたふうだったが、
「…そうね、そうかも知れない」と呟いた。
その時だった。玄関のドアノブが廻り、扉がぎい、と開いた。
そこに、真琴が立っていた。
「…真琴ちゃん」お袋が驚いたように呟くと、おばさんがはっとしたように振り向いた。
制服姿の真琴は、やや俯き加減で玄関に、おずおずと入ってきた。
「……ママ…遅くなって…ごめんなさい」
ぱぁん。
乾いた音がした。おばさんが真琴の頬を打った音だ。
「……何時だと思ってるの?!」
おばさんが、これほど怒ったのを今まで見たことがなかった俺はビビった。
真琴は頬を打たれた状態のまま、呆然としている。
「いったいどこに…こんなに…みんなに迷惑をかけて!」
おばさんはそう言うと、両手で、顔を覆ってしまった。
「…まあまあ」
お袋が、間に割って入った。
「とにかく、ちゃんと帰ってきたんだから…ね?坂上さん。叱るのは後にして」
「…」
「真琴ちゃんも、友達と遅くなるなら、電話くらいしないといけないよ?
お母さん、こんなに心配していたんだから」
お袋が言うと同時に、真琴はわっ、と玄関にしゃがみ込んで泣き崩れた。
「…あらあら」
お袋は、苦笑しながら真琴の傍にしゃがむと、その背中を優しく擦った。

589 名前:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY mailto:sage [2008/03/27(木) 16:47:46 ID:O8nRiEGh]
53.
おばさんが何度も謝りながら、真琴を連れ帰ったあとで、お袋は俺に聞いてきた。
「ヤスタケ、何か知らないのかい?」
「……なにがって?」
「真琴ちゃん、玄関に入ってきた時から、瞼が腫れてたからね。あれはどこかで
泣いていたんだよ」
さすがに年季の入った中年女の観察力は鋭い。俺は背中に汗が流れるのを感じる。
「どうなの。何か知らないの?」
「…いや、俺は何も」
「ならいいけど…。でも、真琴ちゃんとお前は、ずうっと幼馴染なんだから。
そろそろ、男のお前がしっかりして、守ってあげたっていい頃だよ」
「な、何の話だよ」
お袋は、そこでにっこりと笑った。
「真琴ちゃん、いい子だからね。あたしは、いつヤスタケの彼女になりましたって
真琴ちゃんが言ってくれるのか、楽しみにしてるんだから」
「…バ、バカ言うな!」
だが、お袋の言葉に、俺はドキドキしていた。動揺していた。
「あした、話を聞いてやるんだよ」
お袋は続けた。お袋がいつになく真剣でそして饒舌なことに、俺は驚く。
「多分今夜は、真琴ちゃん、家でこってり絞られるんだから。でもね、本当のこと
を親には言えないことが多いんだよ。あの年頃の女の子はね」
「…」
「ずっと真琴ちゃんと大きくなってきたんだろ。お前がしっかりサポートしてあげな」
お袋って、こんな女だったのか。俺は、見たことのない女性を見ているような
気になっていた。
「母さんやおばさんに、嘘をついても構わないんだよ。でも、それは真琴ちゃんを
本当に守るための嘘でなくちゃいけないよ、ヤスタケ」
「…う、うん」
すっかりお袋の迫力に気圧された俺は、知らず、そう答えていた。
お袋は、うん、と言うと、にっこりと笑った。
部屋に戻った俺はベッドに仰向けになり、天井を見つめて、考えていた。
真琴を、本当に守る。
それはどういうことなのか。
真琴は、いま、傷つき続けている。おそらく、とても深く傷ついている。
風岡との交際が、順調ならば、見逃してもいいのかも知れない。
けれど、間違いなく真琴は風岡との関係の中で、もがき、苦しみ始めている。
(…俺のせいだ)
そう思った。
真琴が俺を待ち伏せていたあの朝。
真琴が俺にサインを送ってきた日。
あれから、1ヶ月も。…俺は、何をしていたんだ。
真琴を守るために、黙っていようと考えた。
けれど、それは間違っていたのではないのか。今の俺は真琴を守ってなんかいない。
(一番怖がっているのは、俺だ。)
そう思った。
(真琴を盾にして、一番、逃げているのも俺なんだ)

翌朝、俺は真琴の家のチャイムを、久しぶりに鳴らした。
「真琴を迎えに来ました」
インターホンに出て来たおばさんに、俺はそう言った。



590 名前:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY mailto:sage [2008/03/27(木) 16:49:37 ID:O8nRiEGh]
どうもです。もはや、駄作となろうが何だろうが、途中で放り出すという
カッコ悪いことにはなりたくない、というそれだけで書いておりますw

次回で終わらせたいwww  だが、どうなるやら。
それでは、また。

591 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/27(木) 16:52:42 ID:z1fHLaFa]
ちょっと溜飲下がったw 作者ありがとう!!
風谷氏ね

592 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/27(木) 17:19:11 ID:plqq+Mxx]
GJ!!
最後楽しみにしてるぜ。


593 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/27(木) 17:20:59 ID:LVpZaG8T]
最近の投下が多いのは幼馴染ネトラレがあったからこそだと思う。ので、
最後に期待。

594 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/27(木) 17:48:17 ID:di8nhnip]
どんな結末になっても最後まで見るぜ!
期待してる。

595 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/27(木) 17:55:30 ID:iTAPmwha]
ウオオ、期待です!

596 名前:至ねヤスタケ・刺ね [2008/03/27(木) 20:43:52 ID:C6YL1dDf]
風谷…×
風岡…○

風岡…新品真琴(処女)
ヘタレな自己中ヤスタケ…中古真琴(廃棄処分寸前のお下がり)
それが当たり前。

597 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/27(木) 20:56:05 ID:plqq+Mxx]
どした>>596

598 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/27(木) 20:57:54 ID:8xjpeEHJ]
相変わらず読み物としては秀逸ですが、今回の内容に職人氏の迷いが
はっきりと表れてるように思うのは気のせいでしょうか。

599 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/27(木) 21:03:43 ID:omm6u5/e]
前回前々回で下がった真琴株がちょっと持ち直した



600 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/27(木) 21:06:55 ID:8xjpeEHJ]
あれで株が下がるのか。
エロゲ臭の強いスレでこんなこと言うのもなんだけど女の子に幻想持ってない?






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