- 188 名前:名無しさん@そうだドライブへ行こう mailto:sage [2010/03/28(日) 09:36:05 ID:zc6udOKJ0]
- 今の状況を見れば、自動車の将来が単に技術的な話ではなく、政治・経済的な
事情に影響されているということぐらい分かる。 現時点のコストパフォーマンスで言えば、確かにEVよりHVの方が優れている。 温暖化問題がなくて2008年頃までの好景気が続いていれば、EVがガソリン車の シェアを一部でも奪えるとメーカーが判断して、本格的な量産が始まるのは 5〜10年ほど先の話になっただろう。 リチウムイオン電池自体の価格は毎年下落を続けていて、最近では年に3割近い 急激なペースになっている。現在の出荷価格は240ドル/kWh前後で、リーフと同じ 24kWhなら53万円。ただしEV用はPC用等とは全く違う特性が求められるから、 生産数が少ない内はその何倍ものコストが必要となる。 しかしEUを中心とした国策により、EVの生産で採算の合う見込みがついてきた。 EUの多くではガソリンに高額の税金をかけているため、英国・ドイツ・フランスあたり では現在160円/L以上。さらに炭素税を追加する法案も上げられている。 今の価格でも、平均的なケースで燃料コストは10年で130万円以上になる。 EVはこれまでの商品とは比べられないほど大量の電池を搭載する。日産が 生産中および建設中の電池工場は日本・米国・英国・ポルトガルにあり、 2012〜2013年頃の年間生産量は40万台分にもなる。総容量では9600MWhで、 3万円/kWhで計算して2880億円。疑う余地がないほどの量産効果がある。 (リチウムイオン電池の市場規模は、2009年の実績で約6千億円)
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