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【太宰治】■□■人間失格part3■□■【2010年02月20日公開】



1 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/01/27(水) 17:02:15 ID:PvVuj3V+]
≪監督≫ 荒戸源次郎
≪プロデューサー≫ 井上文雄
≪脚本≫ 鈴木棟也・浦沢義雄
≪撮影≫ 浜田毅
≪美術≫ 今村力
≪衣装デザイン≫ 宮本まさ江
≪音楽≫ 中島ノブユキ
≪音楽プロデューサー≫ 佐々木次彦
≪絵画≫ 寺門孝之
≪製作総指揮≫ 角川歴彦
≪制作・配給≫ 角川映画

341 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 00:49:26 ID:CVJTRpHO]
生田さんって人気だね、今日の18時からの回みたけど映画館いっぱいで全然チケットなかった。
バンデイジは初日の18時からの回全然人いなかったのに。

342 名前:名無シネマ@上映中 [2010/02/21(日) 00:55:10 ID:TpVmsgde]
観てきた。
原作は一応常識程度に斜め読みしただけだけど、別に原作に思い入れなくても面白かったよ。
最後の津軽の場面がああいう展開になるとは思わなかった。
津軽に行く場面の最初で時計見たらまだあと25分あったんでこの先まだ何かあるのかと思ったら、
下痢Pになるところをああいう形に変えちゃうとはびっくりした。ある意味衝撃のラスト30分だった。
ただそのせいで、「ただ一切は過ぎてゆきます」のニュアンスはだいぶ変わってしまったような。
兵隊と一緒の列車に乗っているのは、『けんかえれじい』の226のシーンと同じような意味合いなのかなあ。
取ってつけたような台詞のやり取りが好きじゃないけど。
『ツィゴイネルワイゼン』がロードショーされた時に東京タワーのシネマプラセットに観に行って、
やっぱ清順伝説に取り憑かれた友達と劇場から出てきて「鈴木清順を今日初めて観た!素晴らしい」って
2人で抱き合って狂喜したんだけど、この映画見たら『ツィゴイネルワイゼン』で清順っぽいって
思ったところは全部荒戸源次郎の個性なんだって気づいてビックリしました。

343 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 01:01:04 ID:jwYlC5HD]
>>340
映画版で面白いなと思ったのは葉蔵の画家としての面をクローズアップしたこと。
中也との場面や畳鰯、同じ場にいても他人とはちがう感覚でものを見ていたから
お化けの絵、画家になろうという感性があったというのは、なるほど。
原作では絵描きを目指すにいたる動機はちょっと薄いから。
欲をいえば、後半の恍惚と孤独の中で葉蔵に見えた世界もビジュアル化したら、
芸術家は命がけで遊ばなければという堀木と葉蔵の考えに説得力が付加できたのでは。

344 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 01:02:51 ID:cNxBhpl0]
太宰の『人間失格』とは別物だと思って観てはいたがしっくりこない
去年からの一連の映像化ではパンドラ>ヴィヨン>失格


345 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 01:03:23 ID:wjq/tER+]
映画はひきこまれるので時間はあっという間だった。
最後のほうキモくてある種アバターと同じw
生田はよく演じてたし、森田も伊勢谷もナチュラルですげーよかった。
昔の白人の上流階級の子なんかがさ、親からの愛情が薄すぎのせいで
生きる希望の薄い子になるって、要蔵がまさしくこれだな。
妄想まで見えちゃって可愛いそうだった

346 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 01:30:54 ID:hJ96toYR]
結局人間なんて一人で生まれ一人で死んでいくんだから
どうあがいたって孤独なんだ

昔の人は現代人より感受性があったのは間違いない
時代のせいか平和ボケか
この映画を観ることで今の若者達が少しは感受性が磨かれることを祈る
見えるものだけ見ようとするのは至極当たり前すぎるということだ


347 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 01:54:38 ID:R9yQq0zh]
生田って大根だし整形顔きめえ

348 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 02:02:44 ID:zLKq4u2R]
整形はないだろw せめてアイプチだ 

349 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 03:01:03 ID:vw3/4iFp]
この映画、妙に気になる…
洋画以外はほとんど観ないんだけど、ブランチ見て興味持った
ここ読んでたら余韻の残りそうな映画みたいだね



350 名前:名無シネマ@上映中 [2010/02/21(日) 03:29:48 ID:ECh48rtA]
太宰って今の時代なら間違いなくホストだなw

351 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 05:32:55 ID:tITAWCS5]
>>342
「ただ一切は過ぎて行きます」
今日最終のを観て来て、風呂入って音楽聴いててもずっと今日観た映像や
台詞の数々が頭の中とっ散らかってて、思いを巡らせてたのだけど、
後々、気になったのがツネ子と寿司食うシーンと、あと数シーンに汽車の幻影や音が使われていて
最後の最後に、葉蔵と関わった人間が同じ汽車に乗り合わせてるシーン。
直後は走馬灯か?と軽く解釈したが、「汽車=過ぎゆく時」なのかと。
苦しかろうが、悲しかろうが、幸せであろうが、ただ一切は過ぎてゆく。最後に辿り着いた真理。
過ぎて行った一切が最期のあの汽車。あー、もう一回見るとまた違った見方しそうだなぁ。


352 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 07:43:21 ID:TrSJiHwn]
とにかく映像がすごく綺麗だった。
最後の葉蔵とテツの裸のシーン、
葉蔵が老け顔から元の顔に変わっていくシーンが印象的。

353 名前:名無シネマ@上映中 [2010/02/21(日) 08:18:27 ID:PX3FKRG5]
石原さとみの乳首は見れますか?

354 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 08:25:58 ID:wjq/tER+]
いろんな女優が出てたけど設定にフィットして色っぽいのは寺島しのぶ
テーブル拭いてる姿に要蔵がほれたのもよく理解できる
小説のイメージどうりだった
要蔵ので怖かったのは麻薬中毒シーンだな
あれもうちょっと長く観たかった

355 名前:名無シネマ@上映中 [2010/02/21(日) 08:29:57 ID:JAb/B+Ed]
見てきた。
堀北真希が妖艶でよかった〜!

356 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 08:51:26 ID:pmrdQnlt]
ジャニオタが大量に湧いてた。
途中で寝てるやつ続出。
終わった後文句をだらだらいってるカップル大量。

良い作品だと思った故に不快である。

357 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 09:06:05 ID:DWU0EBCq]
寺島さん、ベルリンで銀熊賞おめでとう

358 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 09:38:27 ID:Pr4wOsix]
観てきた。
『人間失格』が太宰文学の最高傑作と称され映像化は困難と言われ続けた真髄を、
解りやすく思想や時代背景含めて映像で象徴化した映画作品、と感じた。
小説『人間失格』を紐解く為の映像化ではなく、生誕100年のメモリアルとして太宰文学の不腐さや敬愛尊厳を込めた作品。

極端に言えば、葉蔵は主人公ではなくただのストーリーテラーでしかない。
登場人物全ての人間失格の部分を描き、最後は国家そのものの人間失格を描いている。
が、それでも現代は豊かで幸せな時代となってる…、と夜明けへの希望を乗せている。

最後の列車は、葉蔵の生きた時代そのものが乗った空間と進行、の象徴。

…私はこんな風に解釈した。

359 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 09:40:48 ID:M6WH06Pj]
>>356
カップルで見に行く映画じゃなかろうになw
自分は昨日友人と見に行って友人は面白かったと言っていたけど
それでも一人で見に行けば良かったと思った



360 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 09:49:15 ID:Pr4wOsix]
観賞の分り易いヒントとして、
和服は葉蔵の無垢な良心の時
洋服は欲望の邪悪な状態の時

なのかな。

361 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 10:14:28 ID:mUvfvmMS]
>>353
さとみは大事に扱われてるので何もない
でもキス顔が良かった

362 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 13:23:07 ID:Q5wo+Q9f]
公式の監督インタビューで石原さとみは直接的な絡みは
撮らない約束だったって言ってる

363 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 13:37:53 ID:nFhOh80x]
小説でもぼかして一言書いてるだけだし、まあそれで問題はないわな。

364 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 14:05:30 ID:TpVmsgde]
女優では小池栄子がわからなかった。何か作品ごとにイメージ変わるな。
室井滋、自主映画時代の不吉なイメージが復活してて迫力あった。
てか、昔はマイナー不幸系の女優っていうイメージだったのに、いつの間にか。
『闇打つ心臓』の頃だったか、有名になる前の利重剛や山川直人や武藤起一なんかの
飲み会に行ったら、自分の前にやたらゲラゲラ笑ってるおばはんがいたんで
名前聞いたら室井滋だったんでビックリしたのを思い出した。

365 名前:名無シネマ@上映中 [2010/02/21(日) 15:18:45 ID:nA6JS7it]
>第一の手記
>「自分」は人とは違う感覚を持っており、それに対して混乱し
>発狂しそうになる。それゆえにまともに人と会話が出来ない「自分」
>は、人間に対する最後の求愛として道化を行う。だが、その「自分」
>の本性は、女中や下男に犯されるという残酷な犯罪を語らず、力なく
>笑っている人間であった。

Wikiに↑こうあった 青空文庫で読んだけど、子供の時に女中や下男に犯され
たて書いてあった記憶はないけど、あった?映画は見てないけどさw


366 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 16:01:07 ID:+ZjR/xgl]
森田中也がトンネルで線香花火を食い始めた頃に強烈な眠気に襲われた。
意識を取り戻したのは、結婚式を挙げるころだった。
よって小池栄子のくだり、石原との馴れ初めの辺りを見逃したw


367 名前:名無シネマ@上映中 [2010/02/21(日) 17:03:48 ID:ebX7sRp+]
>>365
外で悪口を言っておきながら本人にはいい顔をする
それが「犯罪」みたいです

368 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 17:37:29 ID:ebX7sRp+]
・・・原作を読めば、葉蔵がどれだけ失望してるのかがわかるけど
あの物を語らぬ生田君を見ててもさっぱりわかんない。
いきなり死を口にする場面とか、誰も違和感感じないのかなあ。
どうして死を望むのか、映画としてそこは描くべきじゃないのかなあ。


369 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 17:42:30 ID:9wLuQDdV]
寺島さんおめでとう!


試写と合わせてニ回みた。
試写で観た時は、綺麗な映像美、俳優陣誰一人外れなし、耳に残る音楽、残像が消えない不思議。
でも正直期待していた程荒戸ワールドもなかったし、中途半端で退屈な部分もあるなと言う印象も少し。
ニ回目は色々分かった部分が沢山あって全然違った。
そしてキネ旬や映画芸術、パンフを読んで自分が感じていた腑に落ちない部分について
なるほどと理解出来て面白かったし納得できた。

まあ、リピートしたり雑誌や特集みたりする熱心なのは、一回観て惹かれて気になった人以外は、
誰かしら何かしらのファンなわけだから、普通はそんな解説なくとも
一回みただけで納得出来なければだめと言う人もいるかもしれないけどさ。



370 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 17:43:12 ID:UdOV6x0P]
死を口にする場面までの生田の演技が妙に明るいから、なんでそこで唐突に死?とは思ったなー。
原作読んでると脳内で補っちゃうから、読んでない人の感想がききたいと思う。

371 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 17:55:50 ID:9wLuQDdV]
つまらなかった、難しかった。で終わるのが大半かもしれないけど、
何で?どうして?あそこは意味がわからなかったとここへ来てまで書くという人がいるのは、
それがたとえネガティブな意見でも成功してるのかもね。
説明がない部分を考えたり感じたり五感を働かせるのが映画だ!
という意識で作られてる作品だと思うから。

372 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 18:42:46 ID:ekgpSZv+]
ちょっと・・・見終わった後ボーっとして話せなかったw
影響を受けやすいからかな
また感想書きにきます

373 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 19:26:10 ID:TFQ+BubR]
原作読んで見てると何がわからないのかがわからない
>>368
が言っている場面も違和感無く見ていたが、原作読んでないと唐突に思うんだろうか
原作読んでない人の意見や感じた事をもっと聞きたいな

374 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 19:40:15 ID:XFi+U8XM]
人間が分からず関わり方も分からずお道化として過ごして
常に死がまとわりついてる感じはなかったね。
田舎から出てきた物を知らない若者が
オトナの世界を知って堕ちていく風には見えた。
「生まれですみません」と、「わざ、わざ」で感じ取れと言われればそれまでなんだけど。
ただ、虚ろな感じはよく出てたかな。

375 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 20:02:56 ID:5e1qMupS]
>>372
良くわかる、自分も試写会で観た後がそうだった
自分の中に何かが残ってて重くて苦しかった

頭の中に何度もよみがえる映像に静かに聞こえ続ける音楽

そして二回目を観てみたが、これは良い映画だと実感した
胸にはいろんな感情が交錯し、なかなか落ち着かないが、映画を観たという確かな感触があった

376 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 21:07:56 ID:9FRWOR/O]
原作には出てこない中原中也の存在意義がまったく分からなかった。森田の演技には文句は無いんだけどね。
中也を描くなら、他のエピソードにもうちょっと時間を割いても良かったんじゃなろうか。
中途半端に描かれたところが多々あったし。

377 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 21:17:12 ID:XFi+U8XM]
セリフとして言わなきゃこいつ誰状態だから仕方ないんだけど、
壇一雄さんとかいちいち名前出してるのがちょっと笑えた。

>>376
前半特に、話飛んでる感があるね。
葉蔵が死を意識している経緯をもっとはっきり描けばいいのにと思った。
子供時代から堀木との出会いまでの間がかなり微妙で。
よし子以降はすごく良かっただけに残念だな。

378 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 21:22:58 ID:U7caENdG]
田舎で更に朝イチの回だったからかもしれないが、年齢層が異様に高かった。
自分を含め、いかにもジャニオタ然としたのは5〜6人しかいなかった。
あとは中年夫婦とか、男性一人も目立ったし、結構30年前、40年前の文学少年少女(w
って人がいっぱい来てたなー。
80才くらいのおばあちゃんが杖ついて一人で来てたよ。

内容は、誰でも楽しめるようには作ってないなと思った。
原作を読んでないと分かりにくいシーンとか、唐突に感じる台詞とか結構あるし。
中原中也や太宰や、他にもバーの常連だった作家連中の作家論なんかを読みあさった
事のある人は、その辺ちょっと楽しめるよね。
あー、あのシーンは本当は中也と小林秀雄なのにーとか、本当は太宰の枕元で騒いで
その後雪道に投げ飛ばされたんだよなーとか、云々。
この映画がきっかけで、太宰やら中也の作品に興味持つ人が少しでもいれば、それは
素晴らしいことと思う。

379 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 22:00:22 ID:G47IzRZI]
>>368
葉蔵が死を望む事に対してそれ相応の理由や苦悩があったら別に
「人間として失格」って訳じゃないと思うよ
簡単に死んでもいいやと思えたり誰の事も大して好きじゃなさそうな
あの映画の生田には、生気が全くなく何の感情も起伏もなかった
だからこそ自分は見ていて「こいつは生きている価値のない人間失格な奴だ」と思ったよ
あの映画が退屈に感じたならそれは葉蔵が自分の人生に対して感じている印象そのものなんだから
それでいいかと。そもそも人間失格なんて原作に感動したりしちゃいけないよw



380 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 22:07:01 ID:UePIVwz+]
バーで隣りになった同士なのに
片や、死に損なって、夢を諦めて画集を売り
片や、成功を納めて、書きたい事が山ほどあるのに、死が迫ってる
その対比は面白かったけどね
同様に、裕福ではない堀木が家族と同居してるのと、孤独な葉蔵の対比も
確かに時代背景が理解出来るエピソードはもう少し欲しかったけど

381 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 22:10:33 ID:Y2Vs7iZ1]
少なくともこの映画全編を貫く葉蔵のいろんな面での
救いの無さっぷりは原作通りで良かった

382 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 22:18:48 ID:sWCWdfPB]
小説と映画の根本的な違いは
小説は<葉蔵>の<自意識の内側>…あくまで葉蔵から見える世界
映画は<葉蔵>の<自意識の外側>…人間失格という小説の世界の中で葉蔵もたくさんいる登場人物の一人である世界
の違いが大きいと思った。
小説既読者にとっては葉蔵がなぜ、ああなのか内面描写が解説につくし
小説未読者にはそれぞれの感じ方で解釈が異なる。
ただ、主役目当て?の小学生のような少女たちが
林檎を向いて黙るアネさや歴史
大人にならないとわからない色んなことを
どう咀嚼して頑張って見ていたのかと、少し気の毒に思った。

383 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 22:22:53 ID:UePIVwz+]
>>368
道化とかその辺の部分は敢えて描かなかったらしいよ

他人からは、裕福で何不自由無く暮らしているように見えるのに
死に走ったり、引きこもったりっていう現代人に
重ね合わせるって意味では、あれでもいいのかなと

自殺願望がある人が必ずしも、様子や行動で解るってもんでもないし
今もあの時代も、何となく死にたい人って大勢いそう

384 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 22:31:25 ID:U7caENdG]
>>343
自分も画家としてのクローズアップは映画ならではと思った。
活字だと、読んでて葉蔵が漫画家なの忘れがちだった。
更に時間が経つと、画家志望だったのすら忘れちゃって、作家志望
だったっけ?と記憶がすり替わってたw

385 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/21(日) 22:40:24 ID:sWCWdfPB]
もし葉蔵の<自意識の内側>を描くとしたら
葉蔵の姿は登場せず、葉蔵から見た周囲の人々、周囲の世界を描くことになり
映像としては葉蔵カメラで撮るドキュメンタリーのような
葉蔵の登場しないものになったのではないだろうか?
そうすると、それって映画として面白いのか?小説読めば?ということになり
長年、映画化をされなかった理由ではないか。
小説では葉蔵の<自意識の内側>と周囲の人間の葉蔵に対する認識の<乖離>が肝だから
厄介な<自意識>を抱えた葉蔵が周りには<神様みたいないいこ>、<いい人>に見えていた
<外側の世界>を描いた作品だと思うよ。

386 名前:名無シネマ@上映中 [2010/02/21(日) 23:54:46 ID:Upvvf4wP]
エンドロールまで見て何も出ないなと確認して後ろ向いてたら最後の文字見逃した。
エンディングに何て書いてあったんだろう。

久しぶりに失敗した。文字出るの遅いよ。

387 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 00:08:06 ID:0CYg93vL]
しくじったな、惚れちゃった や ワザワザ はちゃんと出てきましたか?

388 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 00:27:52 ID:nhmeTDHV]
>>385
同意。
映画は、葉蔵の醜さ(自意識の内側)ではなく美しさ(外側)を
描くのが主眼なんだろうね。
だから、竹一とのエピソード(呼んだのではなく押しかけてくる)や
ヨシコのエピソード(レイプではなく浮気)を原作と
変えてるんだろうな。
中也とかラストとかの要素もあるし
人によっては、原作と全然別物と感じるかも。

ちょっと混乱したんで、それら含めてもう1回見てみようと思う。

389 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 00:39:20 ID:mpR0nNXC]
>>388
ヨシ子のあれは浮気とはいいきれないと思うな
煙草屋の前でヨシ子にベタついて嫌がられてたのはあの編集者だけど
無理矢理な鈍痛でしばらく立ち上がれないヨシ子だから
原作のように、無理矢理かもしかして常習か?
葉蔵というより観客に疑わせるためにどっちにも取れるようにしたのでは



390 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 00:56:37 ID:FjzeDSra]
>>388
美しさを描くというのはキャッチセールスであって、映画の主眼ではないと思う。
耳だれの竹一を殴って痛がってる姿を見下ろして
浮かべる歪んだ微笑み。
あれは葉蔵の自意識が一瞬表層にあらわれた瞬間で
後半にいくに従って葉蔵の描いた自意識まるだしの肖像画に
葉蔵の風貌はどんどん似ていく。
自意識が少しずつ表面にあらわれて
薬屋のところでむき出しになる過程が
芸妓たちの騒ぐ傍らで闇に沈む瞬間や堀木の隣に座ったツネコを笑う瞬間に
徐々に顔をだしていたように見えた。

391 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 01:00:01 ID:PN/Y7YYN]
要はアル中の話だろ?としか思えない非常に眠たい映画だった

392 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 01:10:16 ID:cnyuHBib]
小説読んでない人の「葉蔵意味わかんねー」っていう感想を読んで、
葉蔵の周りの人たちもそうやって葉蔵を見てのかなぁと思った。
やっぱり葉蔵と周りの人間のギャップって物凄いものがあるんだろうな。

393 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 01:13:48 ID:mpR0nNXC]
>>391
音は必要最低限におさえられていたから
静寂や間みたいなもが楽しめないとそうかもね

394 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 04:30:39 ID:O99FbqED]
せんべいや火の玉やら列車の人やら繊細な要蔵妄想が
おどろおどろしくて面白かった
ラストはイスから動けなかったわ
余韻が残るこういう映画ってひさしぶりだった


395 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 11:39:46 ID:uejTX9NP]
これ、面白いですか?
ちなみに生田のファンではないけど

396 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 12:10:02 ID:YzBzOHGi]
>>395
このスレ少し読み直せば賛否両論、感想さまざまだとわかりそうなものだが。

397 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 12:19:14 ID:5sopgB40]
他の所のレビューを見て、この映画は娯楽作じゃなく芸術作というのに納得した
余分な物を削いで綺麗な芸術作品として人間失格をまとめた映画だと思った

398 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 15:20:21 ID:JaUy4zlp]
サヨナライツカが原作を読んでから行ってすごくがっかりしたので人間失格は原作を読んでからいったほうがいいかどっちがいいですか?

399 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 15:26:15 ID:mpR0nNXC]
読まないでいって映画見てから小説読んだほうが、
小説も楽しめると自分は思った



400 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 15:39:32 ID:IWQ933aL]
昨日見てきた。
小説は幼少期らへんで挫折したが、映画よかったよ。
うまく文章にできないが、なんとなく流されてるが、刺激的な何かを求めて自殺を図る要蔵は哀れというか。
憂いな雰囲気が良かった。

下宿先で大家さん?の女を部屋から追い払うために、自殺に使う薬を買いに行かせたのは笑ったな。自分が女だったら同じ反応して、うきうきして買いに行くわ。
生田ファンじゃないけど、とにかく生田かわいかった。
あんな風に若い男に甘えられたらモルヒネ出しちゃいそうだ(笑)
無理矢理関係を持ってモルヒネもらってたみたいだけど。
最後の、ババアが乙女になったシーンはいい意味で鳥肌がたった。
怖かった。
そんな風にする要蔵もこわかった。

小説読み直そう

401 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 18:11:46 ID:EgMykhzP]
ラスト、冒頭のバーのシーンに戻るけど、寝ている葉蔵の傍らに、父の形見のアルバムがあるよね
あれは原作のラストから先に進んで、葉蔵はまた東京に舞い戻ったということなのかな

402 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 20:21:13 ID:NiK0+Oun]
たまたま見たブログで

よく分からなかった
でもイケでした\(^▽^)/

とか書いてあってクラクラしたw


自分も分からないことあったけど
当時5円は今の相場でいくらくらいなのか
大木=父親?
白馬の意味は?
誰か教えてください。

403 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 20:32:00 ID:ykE6xmSI]
全国5位にランクイン!
公開規模を考えたら頑張った方?

404 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 20:51:02 ID:Z9XMH//0]
自分大木はその前に地獄絵図が出てきたから
木に縛られて八つ裂きにされる的な意味で
死に囚われてる意味なのかと思ってた
木彫りの唇にキスするのとか
性や死に魅力を感じる早熟な自分への嫌悪感や
汚らわしさに耐えられなくての「生まれてすみません」なのかと
でも既読の友人はやっぱり親の事だろうと言ってたね
親が厳しいというのは「特別に」馬車に乗せてくれるのでわかったけど
葉蔵の親への気持ちの細かいところまでは映画だけだとよくわからなかったかも

405 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 20:51:59 ID:y8C4djr8]
木の絵って心理学で父親を表して無かったっけ

406 名前:名無シネマ@上映中 [2010/02/22(月) 21:02:32 ID:flMlkOJy]
アホ女も生田で釣ったな
ジャニ起用して成功だね

407 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 21:13:42 ID:ZtEnI2TA]
中也が好きだな
原作にないことを考えるとそこに注目していいのかわかんないけど
堀木も平目も印象深い
主人公より周囲の男達のが胸に刺さったなあ

408 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 21:23:00 ID:iiXVhh3V]
見てきた。ひでー内容。
原作みたいに自分はまともだと思っている心情描写がないので、
なぜ自堕落になるのかが唐突すぎるし、
あとは女が代わるだけの繰り返し。
原作知らなきゃ単なるキチガイにしか見えない。
三田佳子はお化けの役か?

409 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 21:27:43 ID:kTgkiUn/]
>>403
ほぼ同じスクリーン数のヴィヨンの妻も5位スタートだったよ
でも最終的にはコケ認定されてた
とにかく最終の興収が出るまでは何とも言えない
特にジャニーズ主演映画は超初動型が多いから最初だけ良くても何とも言えない
てかもう全国ランキング出てるのか?
確か火曜日にならないと出ないと思ったが



410 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 21:30:08 ID:y8C4djr8]
>>409
ヴィヨンは主演や脇が豪華で公開前に海外で映画賞を取ったこともあり
ハードルが高くなってたからね
この映画は主演も映画初だし東宝映画ではないから同じようには見られないと思うよ

411 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/22(月) 21:43:41 ID:6hmbUtKe]
>>409
月曜に出るよ
興収スレにソースあった

心情描写不足で唐突というのは確かにそうなんだけど
そのくらい分かれよ、と言われてる気がしないでもない
前半でくっそー負けないぞと思いながら見てたw

412 名前:名無シネマ@上映中 [2010/02/23(火) 00:57:36 ID:P0qGmpl6]
 あっというまに見終わった。
 お腹すいてるのに、映像と言葉で頭いっぱいで、ご飯食べれない。
 映画みて、半日たって、今思うのは、生田が一番良かったって事かな。
 みなさんが、細かい事よくみえててうらやましい。
 自分はあと何回見たらいろんな事がみえるのだろう。
 
 

413 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 03:22:18 ID:/u2ufMEc]
生田評価高いね。監督のあの買いかたは本当なんだ

414 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 04:12:05 ID:nx9DyFF9]
>>413
役に合っていないとかなり否定的な先入観で臨んだが、悪くはなかったよ。
彼にしかできない!とまではさすがに思わないが
完全なるリップサービスでもないなと思った。

415 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 04:43:55 ID:Y/CP0Bjj]
人間失格、映画にしなくて良いと思いますね。
原作がすごいから。する意味ないですね。
どうせ糞映画でしょう。w

416 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 06:48:58 ID:Urycd5Qk]
>>415
映画観てから言って下さい

417 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 09:49:35 ID:15mB+cAp]
タワレコのサイトに、映画音楽担当した中島ノブユキの特集記事有り。
3ページに渡る記事で、人間失格についてもいろいろ言及してる。
興味ある方はどぞ。
tower.jp/article/feature/3133

418 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 15:17:24 ID:DU9/sGXN]
ジャニーズの演技って感じではない?
ああしょせんアイドル俳優だなみたいな

419 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 17:05:42 ID:Y/CP0Bjj]
原作に感動した読み手だったら
この小説を映画にしようと思うと思えないんですよね。
原作よりいい作品に出来ると思えないし。

名作を映画化した作品って、まず、まあ、パッとしないですよね。



420 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 17:15:53 ID:qJmOPfsL]
>>419
とりあえず人間失格の原作って感動系じゃないんだよ
まずは読んでごらんになっては

421 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 17:26:49 ID:QAp8jbvI]
>>419
この原作読んで感動するなら精神病んでるか中二病真っ盛りかのどちらかだなw
とりあえず本読んで出なおしてこいよ

422 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 19:00:12 ID:Y/CP0Bjj]
読んでるよ。
馬鹿。
感動系じゃないって。

悲しみや地獄による作品だろ。


423 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 19:07:00 ID:QAp8jbvI]
>>422
おまいが初めに感動って言葉出したんだろw
なんでキレながら後づけ修正してるんだよ

424 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 19:08:20 ID:Y/CP0Bjj]
最後のしめくくりとか。
こんなに悲しい話ないだろ。w
解説なんか出来ないが。

俺はギャグとしてなんかとらえてないですね。
主人公は自分をある程度、笑いものにしてるが

結局作者が描いてるのはそういう
地獄だろ

いい作品は、解説なんかうまくできないが。

すごい作品だ。


425 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 19:11:14 ID:Y/CP0Bjj]
だって、悲しかった。とか
感動って言葉以外使いようないものな。。
他に言いようがないもんな。

こんな言葉使うのは恥ずかしいけどな
普遍的な作品だ。
とでも言えばよかったのかな?

小泉純一郎みたいだが
他に言葉が見つからない

原作を超える事なんか、出来ないだろ


426 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 19:19:34 ID:GEYReU5j]
日本語での会話が成立してない気がするんだけど…。

427 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 19:23:12 ID:Y/CP0Bjj]
感動系じゃないって。
おまえのいう
感動系ってどんなんだ?

兎に角原作が
すばらしいから映画にする必要ないんだよな。



428 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 19:24:29 ID:Y/CP0Bjj]
というか、
そういう傷口に触れるような
作品じゃないとしたら
どういう作品だと思ってるんですか?



429 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 19:28:17 ID:Y/CP0Bjj]
普通、この作品を、みんな、
コメディとしか思ってないのか?w




430 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 19:53:04 ID:liEetyJJ]
映画未見で原作語りたいなら該当スレに行けばいいと思うが


葉蔵がシゲ子に「本当のおとうちゃんがほしい」と言われた後
即飲んだくれる葉蔵の後ろ姿何度見ても笑ってしまう
このシーンと堀木の横に座ったツネ子を見て一瞬だけ顔を歪めるシーンが好きだ

431 名前:名無シネマ@上映中 [2010/02/23(火) 21:19:11 ID:HpH8LRk4]
アホか

432 名前:名無シネマ@上映中 [2010/02/23(火) 21:25:40 ID:3iJRePCk]
人間失格がやすいドラマにかわってはいけない。

433 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 21:52:42 ID:m/elN7gL]
見た後、ご飯食べたんだけど何故か胸いっぱいで残した・・・
浸ってたら最後の文章も読み終わらず後悔
良子にそら豆一緒に食べようって言うとこ、葉蔵の顔せつな過ぎる
ある意味葉蔵を救ってあげてる映画
だって全然悪い人に見えない
むしろ回りが悪いだろ?って感じた
四角い変なお菓子から黒いの出てきて葉蔵がびっくりして放り出して
ヒラメが何の抵抗もなくバリバリ食べてるの怖い
千と千尋の神隠しの千の親が豚になる場面思い出した

434 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 22:08:15 ID:GouWcSxb]
確かに、葉蔵が無垢に見える描き方なせいか
周りの人間が(特に一部女性陣)が妖怪っぽくてゾワゾワして楽しい。
でも女性達や堀木やヒラメとか、
いかにも自分の我欲に忠実な人達こそが普通の人間で、
普通でいられない葉蔵が自分を人間失格と
思ってしまうのが哀しいんだなあと。
こういうとらえ方は原作を読んだ時には出来なかったので
ある意味面白かった。

435 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 22:23:09 ID:KGqH8yrm]
最後、戸を開けて雪景色を見たテツの安堵の表情がわからない。
わかる必要はないのかもしれないけど。
その後の葉蔵のいる世界の答えにも繋がるんだろうな。

436 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 22:23:16 ID:/xo/bQTz]
とりあえずもうタタミイワシ食えない

437 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 22:38:29 ID:QY3b1l29]
タタミイワシの目がジャキン!となるのは、麻薬中毒患者の幻覚みたいで
凄くイヤーな気持ちになるよね。

438 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 22:39:13 ID:UAAJdXDT]
新宿のバルト9かピカデリーで上映してるだろ、と思ったらどちらでも上映してない。
角川シネマ新宿ってどう?

439 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 22:40:29 ID:N8CR751r]
>>433
ほう〜なるほど。
自分はあの菓子は要蔵がヒラメを嫌う深層心理が幻覚をみせてると思った。




440 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 22:40:43 ID:ZP/JvlAl]
>>420
>>421
この人は感動物語という意味で言ってないと思うけど・・・

441 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 22:55:52 ID:nx9DyFF9]
>>435
勝利の笑みだと思った。
欲しいものを手に入れて満足と言うか。

442 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 22:57:07 ID:/xo/bQTz]
葉蔵は自分が生きてることに対して罪悪感があるから、
自分とは反対に、死にたくないのに殺された(かは分かんないけど)
タタミイワシにまで後ろめたさを感じちゃうんだなーと自分は思った。
それにしてもあのCGは気持ち悪いw

443 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/23(火) 23:48:50 ID:/H/lyzTk]
道化、という部分が殆ど描かれていないせいで
葉蔵の苦しみの種類が小説のそれとはは全然違ってるね。


444 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 00:19:53 ID:7ZFPQC6Q]
療養中の葉蔵の所に駐在が来た時、なぜ鉄が急に怒り出したかわからなかったけど2回見てやっとわかった
葉蔵に希望を持たせるような事言ったから怒ったんだな
葉蔵の為を装ってこわいw

445 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 00:41:47 ID:rrVEGBhV]
>>444
自分の元に囲い込みたいんだよね


葉蔵が心中やら自殺未遂やらの後、病院で横たわってるシーンになると
「って、死ねないんだよねぇ・・・」とちょっと笑いそうになる

446 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 00:46:05 ID:7ZFPQC6Q]
>>435
>>441と被るけど自分も鉄は欲しいものを手に入れたって意味だと思った
お腹の中に居るようなイメージ映像とその後の真っ白な世界は葉蔵が新しく産まれ変わった事の象徴で
その葉蔵を産んだ母親が鉄で、鉄は母親になれて満足したって事かと思ったがどうだろう

447 名前:名無シネマ@上映中 [2010/02/24(水) 01:57:02 ID:087o2hLW]
人それぞれ思うことがあっておもしろい!!
鉄が浜辺で拾った貝殻を葉蔵に渡して笑うシーンは女だった。

448 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 02:04:03 ID:uy9rg5a2]
見ながら一番ドキッとしたのが、葉蔵が鉄にリンゴを差し出すシーンだった。
装うでも何でもなく、この子の本質は本当に天使みたいな子だったのかなと思ったら
鉄編が無性に切なくなった。

449 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 02:51:04 ID:oZQNjN2O]
同じ食べ物を一緒に分け合って食べるのって
仲間とか家族になることの象徴みたいなもんなんだっけ?
アネサの時はあげるだけで一緒に食べてはないんだよね



450 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 09:50:20 ID:qp38Yubd]
自分は鉄と裸で眠るシーンを見て「おおお、地獄!」と思ったよ。
さすが三田さん大女優だけあって、大勢の人に強い印象を残すもんだなあ。

451 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 12:40:20 ID:NPZfTo8E]
生田はどこまで脱いでるの?

452 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 13:51:23 ID:e8PMLzzC]
一応、全裸

453 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 13:53:02 ID:NZaIk7Pl]
>>450
そのシーン、直前のカットと2人の身体の向きが違って変・・・と思わなかった?
どうやら文字を表しているらしい。



454 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 14:32:47 ID:L721l6rk]
>>453
人文字作ってるってこと??
敢えて挙げるなら「死」に似てたかなあ…
確かに格好(特に脚)が少し不自然というか大変そうだったけど、うーんワカラン。

今観てきました。堀木の調子良さや平目親子のシンクロっぷりが面白かった。
周囲でもけっこう笑いが起こってました。
小説では気づかなかったけどビッグバンドジャズや「マエハタガンバレ!」の時代なんですね。
昭和初年の時代の雰囲気も楽しめました。
原作で一番心に残った竹一とのシーンが良かったのが嬉しい。
音楽も映像もきれいで、笑って泣いて映画の時間を堪能してきました。

455 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 15:59:51 ID:LSQ6C89B]
今日観てきた
原作は正直いうと途中でやめちゃった
最後に登場した鉄は女だよね? 葉蔵が裸でまるまってるの見て胎児?って
思ったけど・・・文字なんだ・・・葉蔵は家族が欲しかったんであって自分を男として見られることは
望んでないように感じた
堀木がモテなくて葉蔵がモテた訳はそこにもあるように思う
あんなに沢山の女性がいても影響をあたえ安らぎをくれたのが中原だったんじゃないかなって思った
原作読んでみようかな




456 名前:名無シネマ@上映中 [2010/02/24(水) 17:15:48 ID:jU4NIJiC]
2月15日(月)〜2月21日(日)
番組内露出ランキング
1人間失格
2コララインとボタンの魔女 3D
3キャタピラー
4踊る大捜査線 THE MOVIE 3
5恋するベーカリー
6パレード
7シャーロック・ホ

CM露出ランキング
1恋するベーカリー
2パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
3プリンセスと魔法のキス
4コララインとボタンの魔女 3D
5人間失格

457 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 17:43:52 ID:dfTwtqJH]
今見終わった。
面白かったけど、分かり辛いって声にも納得出来る。
生田、伊勢谷、森田の男性陣が思ってたよりずっと良かった。
伊勢谷他の映画だと滑舌の悪さが気になるんだけど、これではそんなに気にならなかったわ。
自分は三上博の中原中也が好きだったんで、正直森田じゃ健全過ぎると思ったんだけど
二回目登場くらいから違和感は消えてきた。
あと三田佳子は出ると画面が引き締まる。
この人と岩木山の組み合わせって、子供の頃見た「いのち」って大河思い出す。
役柄との組み合わせもあって色々不思議な想いで見てた。

458 名前:457 mailto:sage [2010/02/24(水) 18:19:24 ID:dfTwtqJH]
それとこの映画は太宰や中也の半生知ってないと分かり辛い部分もあるんじゃないかと思う。
知ってた方がより楽しめるかな?
トンネル(?)の火の玉のシーンなんか特にそう感じた。
あと寺島しのぶは今年の大河の乙女姉さんとは、あまりに声色が違いすぎてて笑った。
それから最後の列車のシーンは、どこまでも現世を引きずってる感じに見えた。
ここで他の意見を読んで、そういう見方もあったかと思ったけど。
そういうこといろいろ踏まえて、もう一度見てみたいと思ったよ。


459 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 19:03:33 ID:JZCmT4bt]
うまくは解説できないが
ヨウゾウは原作では極度に追従的な迎合的な人間なんだよな。
人間全体がすごく恐いから。

そういう人間の悲劇なんだよ。



460 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 19:25:04 ID:JZCmT4bt]
掘木みたいな
普通にその辺にいるだろう、
人生は、楽しければいいんだ。的な、
アンちゃんが
ようぞうにとっては
グロテスクなんだよな
原作は。w


映画見てきてこきおろしてやろう。

逆にこんなのが、面白かったら不思議だ。
関係者が売るために書き込んでんじゃねえ?って疑ってしまうわ。w

461 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 19:28:26 ID:JZCmT4bt]
グロテスクっていうか。
アホみたいなんだよな。

確かに男前で、おもしろければ。
社会生活で、人間として
成り立つは成り立つもんな。

462 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 19:30:21 ID:zznYMKBL]
最初否定的な方が、アレ…?ってプラスになる気がする
底辺予想から入ってるから、age評価になる

463 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 20:16:22 ID:rrVEGBhV]
好き嫌いはもちろんあるだろうけど
作り自体は真面目だもんな

464 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 20:16:24 ID:dfTwtqJH]
>>459-461
なんで>>460だけ変な句読点の使い方してんの?

465 名前:sage [2010/02/24(水) 20:48:59 ID:M9kVfJya]
>>459-461は、昨日も同じ時間に一人で変な日本語を使っていた
中二厨の ID:Y/CP0Bjj じゃないの?

466 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 21:15:54 ID:rrVEGBhV]
相手してくれたから嬉しくなったんだろう

467 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 21:48:52 ID:bt7Hw09Z]
今日観て来た。
原作の一部をナレーションとして各シーンごとに朗読するような形を取れば、ぐっと引き締まって良かったんじゃないかな?
今の映画のままだと、話が唐突に飛び過ぎで、原作読んでない人にはよくわからんだろうし。
しかも詳しく描くべきところが省略されていて、いらんところが長かったような気がする。
役者さんは、まぁ良いかと。

468 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 21:56:30 ID:zR6XHS4m]
葉蔵が竹一にアネサとやったんか?って聞かれてビタンてビンタするとこ
好き


469 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 22:23:17 ID:W6a0cGf+]
>>380
亀だけど、中也の人生もかなり挫折の連続だと思う。



470 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 22:48:06 ID:Zs9AkudV]
自分も今日観てきた。
何で鍋、のやり取りで言われた方のリアクションにうっかり噴いた。

そして平目うぜえええ! とw

葉蔵が良子の一件以降転落の一途をたどる辺りの生田の演技には
すごく引き込まれた。絶望感がひしひしと伝わってきたというか。

残念だったのは鉄のくどき(歌舞伎用語的な意味で)のシーンで
後ろの客がばたばた騒いで気が散ったんだよね。
大事なところなのに。
結構マナーなってないのが老若男女問わずちらほらいたわ。


とりあえず、もう一度原作読み直そう。

471 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 23:19:58 ID:vmmXCL1r]
この映画って周囲の雑音が凄く気になる映画だと思う
見てる側も集中してくると軽く鬱状態になって作品に入り込むのに
ジュースをすする音や食べ物を食べる音がすると一気に白ける
これに限らず飲食禁止のスクリーンを是非作ってほしい

472 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 23:34:57 ID:Fv4bi97y]
明日観にいくつもりなんだけどこの映画よかった?
角川歴彦が関わってるから不安なんだが。


473 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 23:36:42 ID:bt7Hw09Z]
ネットで全文読めるみたいだね。すごく便利な時代だなぁ。
www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/301_14912.html

474 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 23:45:40 ID:i4u5h2Un]
>>467
はげ上がるほど同意。一緒に死のうか。

475 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/24(水) 23:56:53 ID:y6oC0r8k]
今日見てきた。
ネタバレあり。

・四八滝のときから思ってたけど、監督と相性が悪い…
特に最後の演出とかは本当に苦手。
老け顔からきれいな顔って… ちょっと滑稽に感じてしまった。
内容じゃなくて映像が。「模倣犯」の中居くんの首が飛ぶとこ思い出した。
電車もありきたり。な上に映像がちゃち。
・言うほど映像美っていう映画じゃなかった。
・画に奥行きがない。
・「生田斗真をきれいにとる」割にあんまりキレイと感じなかった。
・斗真くんの演技は良いとこと悪いとこの差が激しい。
たまに演技を「用意」してるのが見えるとこがある。
監督はどこらへんに「50年に一人」と感じたんだろう?
個人的に人柄に好意をもって身びいきしてる、とかのが納得する。
・寺島しのぶはさすがだねえ。
・三田さんもさすがだった。今まで大女優と思ったことなかったけど、経験の差がハッキリ出てた。


476 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/25(木) 00:16:21 ID:Toad2U2W]
この映画は順撮りと聞いたけど、後半やたら盛り上がるのはそのせいもあるのかな。
三田さん部分だけ濃ゆくて別映画のようだった。
後半くらいのテンションで全編綴れば見ごたえあったんじゃないかと。
あ、でも全編だと胸やけするかw
確か脚本ではナレーション部分あったのに、編集段階でカットしたんだとか。
あった方が良かったと思うなあ。

映画自体は嫌いじゃないけどね。
もうちょっと、何とかできたんじゃないかなと思うんだな。

477 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/25(木) 00:24:07 ID:C7Gfb79v]
自分も今日見てきた
静かな映画で集中して見たからか確かに館内の雑音がいつもより邪魔に思えた
>>475
監督の作品と相性が悪いって事は監督の感性と合わないんだろうから
監督が生田を絶賛する気持ちがわからんのは当然かもしれん

自分は出演陣には文句なし、内容も良かったが最後は電車のシーンで終わっても良かったな
あそこで光が見えたのに最後でまた突き落とされた感じ

478 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/25(木) 00:26:39 ID:C7Gfb79v]
ちなみにナレーションの必要性は感じなかった
むしろ無くて良かった

479 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/25(木) 00:36:28 ID:176h4jPR]
>>475
監督の一番の出世作が嫌いということはこれ好きになれなくて当然だと思うよ
自分は生田の表面的な美しさ云々より葉蔵の比類なきピュアさがいたたまれない位悲しくて
女目線になって葉蔵をいとおしく感じてしまったな



480 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/25(木) 04:25:39 ID:YM92/sn5]
映画観終わったあと、三田佳子こわいw
って声がよく聞こえたよ。
シワが怖かった。要蔵視線での怖さだけで良かったのにあれいらないよw
この映画、愛情不足ゆえの人格形成障害か器質的脳障害な人のお話なのかなって。
要蔵は精神が弱いがゆえのピュアだね。
私も生田は綺麗に撮られてるとは思わなかった。
麻薬でいっちゃってる顔がすごくよかったのにサラっと映しちゃって
もったいない。あそこはアップにしてほしいところ。
それと倒れてるヨシコのスカートの端ひとつ乱れてないのは不思議

481 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/25(木) 14:04:38 ID:AYEyFWXP]
感想
・小池栄子のこういう役はイマイチ。今やってるドラマもそうだけど。
 下妻みたいな役のが合ってるよ。
・坂井真紀の役は確かに一番しあわせになれそうwww
・石原さとみがいい演技してるのにカット割がそれを活かしきれていない。
 つくづくもったいない。
・原作に思い入れのある人が文句言いたくなるのは理解できた。
 自分は全く思い入れないから別にいいけど。
・最後らへんに中原もってくるなら、もっと別の役者にしてほしかった。
 でも彼がいたから斗真くんの粗が隠れてるとこはあるかもね。

482 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/25(木) 14:17:14 ID:2RJo6IW/]
また観に行ってみようかとも思う
個人的に映画の葉蔵は少年のまま青年期を迎えていないように思えた
常子と心中のあとに骨董屋?で居候してる時ぐらいから生田斗真のお芝居が
すごく良くなっていったように思った 硝子戸から外をみてる?顔ドキっとした
堕ちていくもだけど逃げ行く男って印象も自分はあるな
青年期を迎えぬまま年老いてしまった・・・ 小説がまだ見つからない
読んでからまた観に行きたい


483 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/25(木) 14:22:01 ID:u3BNubGb]
>>482

>>473


484 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/25(木) 15:55:44 ID:mYmA4B0N]
この映画を見て中原の生涯に興味がわいたのだが、
なにかお薦めの文献とかありますか?

485 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/25(木) 17:29:49 ID:9ENok+I9]
>>481
中原って5分位しか出ないのに主演の粗を隠せたとかワロス

486 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/25(木) 18:37:39 ID:isRwqCh1]
今日観てきたが暗え内容だなオイ
結局この作品って何を表わしてるの?自殺カッコ悪いって事?


487 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/25(木) 18:46:15 ID:YM92/sn5]
>>481
最後らへんに中原?前半に出てきたはずだけど??

488 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/25(木) 19:35:00 ID:P0Aayv/w]
>>486
それを自分で考えろって映画なんだと思うw

489 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/25(木) 22:39:40 ID:AYEyFWXP]
興行じゃなくて賞狙いの映画でしょ?
ってさんざん出てきたけど
これ1個も賞とれないと思うよ。
絶対無理。海外なら尚更。
国内なら監督に敬意を表してお義理の賞なら有るかもしらん。



490 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/25(木) 22:55:19 ID:UXEwARMz]
>>489
ジャニヲタハウス!

491 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 02:14:51 ID:4dPoLwXB]
寺島があの顔のまま仕種と発声だけで可憐な感じを巧みに出していたのは驚いた。舞台役者は実力が違うな。
所々清順風だったが、最後のあれは寺山修二か?
歴代太宰では役所広司がいちばん嵌まっていたな。
ところで文豪のお歴々が集まってくるシーンで(緒方長男は相変わらず影が薄い)、昔の映画の

屋台で並んで飲食いしている太宰(東映社長)、壇一雄(緒方拳)、中原(デューク真田)
中原がしつこく太宰に絡むのでブチ切れる壇と中原が格闘になり、中原がやられて吐血。
汚れちまった悲しみに〜と歌いながら去っていく中原

というコントを思い出した。

492 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 03:24:18 ID:d76jvrIS]
test

493 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 03:30:41 ID:d76jvrIS]
自称太宰フリークがワラワラ出てきてワロスwww
葉蔵は太宰自身を投影したキャラであっても、太宰自身ではないし、
18〜24、5の話が中心なんだぜ?
「太宰治」ではなく「人間失格・大場葉蔵」だ。わかるかい?

494 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 05:50:23 ID:AY+J1/EL]
どうして他の作品からの転用が必要なのかが解らない。
「生れて、すみません」とか、中也が投げ飛ばされるシーンとか。
特に「生れて、すみません」は、『二十世紀旗手』で、
太宰が山岸外史の親戚の詩人の作品を盗用したものなのに。

495 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 06:30:39 ID:PXDcjuz8]
>>491
確かに常子可憐だった。何度もかわいいと思ったしな
生田との年の差的にどうだろうと思ったがまったく違和感なかったな

496 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 09:56:52 ID:C4++WI3m]
>>484
タイトル忘れちゃったけど、精神科のお医者さんが書いたのが面白かった。
あと、写真が沢山載ってる作家シリーズみたいなのがあったはず。
中也が母親に送った富永太郎の死に顔写真とか載ってるやつね。
ネットでも探せば面白いサイトいっぱいあるけど。
ttp://www.tokyo-kurenaidan.com/index.htm

>>491
コントかよw
飲み屋で絡んで太宰に逃げられた中也が、太宰の自宅まで押し掛けて、奥さんが
『津島は就寝しております』というのを振り切って部屋に上がり込み、
必死で寝たフリをしている太宰の枕元で大騒ぎしているのを見かねた壇一雄が
中也の首根っこひっつかまえて外に引きずり出して、雪道にバーン!と
投げ出す、という実際のエピソードだね。映画だとバーの中で全部済ませてたけど。
んで、その後二人で娼家に行って値切って、朝帰る時に更に中也はまた値切っ
てたという話。(せこい)
「汚れっちまった〜」の詩はその時に作られたらしい。

497 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 11:43:05 ID:EShAoJX8]
>>491
それ映画の「火宅の人」のこと?
見たことなかったけど、そんなシーンがあったのかw
自分はトンネルの線香花火のシーンの辺の中也のセリフで
ドラマで中也が病身の父親の枕元で、会心の出来の詩を読んで聞かせたら
こんなことをさせるために外へやったんじゃないって泣かれたシーン思い出した。
線香花火は鎌倉へ帰る時なんだから、全然違う時間なのに、ちょっとジーンときた。


498 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 12:08:58 ID:OeUHWfJM]
角川映画配給「人間失格」、平日も順調な成績が続く



 2月20日から公開された角川映画配給「人間失格」が、順調な成績を続けている。レディスデイの24日の水曜日は2万8千人を記録し、21日の日曜日とほぼ同じ動員となった。

平日も人入ってるみたいだね

499 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 13:54:39 ID:C+pw5Y/2]
クドクドしかったな
最後飽きてきた

結局は生田のアイドル映画だったか



500 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 14:23:33 ID:T1SNjlT1]
>499
映画観てないのバレバレwww

501 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 15:36:30 ID:iQ8lrwY8]
やっと規制解除!!
3度目くらいが1番面白いと言った監督の言葉に納得。
観る度に発見があるし、余韻も違う。おもしろい。
鉄の子守唄
山に一本あるとちの木
一羽のカラスがカーと鳴けば
とちの実がボダーっと落ちる

怖い

502 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 15:36:54 ID:2PCmJXGY]
アイドル映画であんなの作っちゃダメだろ
生田ファンらしき連中みんな「わかんなーい」大合唱だったぞw

503 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 15:50:50 ID:4NBqDkQ4]
>>501
そうそう鉄は熟女の美しさと怖さを兼ねていて、発言もホラーだったわw
とちの実ってすごく堅いんだよね

504 名前:名無シネマ@上映中 [2010/02/26(金) 17:05:09 ID:TlKrNN+r]
>>498
火曜日レディースデイの所行って来たけどそこも沢山入ってたよ

鉄と葉蔵のシーンは特に不気味さを出してるのかな?
自分はそこで思わず泣けてしまうんだけど…

505 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 17:31:51 ID:p0mi7us+]
大楠道代カッコいいなあ。
小池栄子と馬渕えりかが「古き良き時代の女優さん」て感じでびっくり。
柄本Jrは竹一にぴったりだな。
主人公の子役もいい表情してた。

>3度目くらいが1番面白いと言った監督
荒戸氏スゲーw

506 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 18:53:34 ID:L+qvOgzf]
>>502
生田ファンはわかんなくても観に来るからいいんだよ
そういう馬鹿なファンはほっといても離れていくからw
角川もジャニもジジババ動員して生田を認知させれば成功

507 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 20:25:31 ID:o6oIOBMW]
そういえば馬渕えりかがすごいよかった。
あの子は地道に生き残るだろうね

508 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 21:38:18 ID:hMaEvdM2]
直接的な表現はほとんどないけど、
食事=セックスに近い解釈でいいんだよね?

509 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 23:17:19 ID:grDxfeQZ]
自分の行った時も色んな年齢層が観にきていた
年配の男性もいてへぇって思った 

3度ですか・・・あと2回かぁ



510 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/26(金) 23:51:03 ID:L+qvOgzf]
3度目で発見できるような分かりづらい暗示を
いくつも隠してるって意味なんだろうけど
複数買いで支えられた水増し人気なジャニ関連ではシャレになってない

511 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 00:42:02 ID:gDD9c921]
映画の題材が若い子がわらわら出て来る青春映画とかじゃないから、
前売りの複数買いもそれほどたいしたことないんじゃない?
自分が行った時は若い女子よりじーちゃんばーちゃんのが多かったぞ。
生田の顔だけが目当てのオタはDVD化されるまで待ってそうだ。

512 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 00:47:54 ID:1ySccmk/]
自分が行った回なんて20代以下いなかったぞw
いや老けてただけならごめんなさいだけど

513 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 01:29:55 ID:WdqTyqv4]
自分が行った時は自分含め隣の女子高生(中学生?)とかも真剣にスクリーン見てるのに
どっかからおっさんのいびきが聞こえてきておいおいって思ったよ
そういうおっさんに限って「ジャニーズ目当ての若い子には難しくて退屈で理解出来ないだろう」とか言いそうw

514 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 01:46:22 ID:Nj+p5BCq]
凄く不思議なんだけどどうして中高年が入ってるんだろう?
この原作って思春期〜20代前半位に読んで感銘受けたりするものじゃないのかな
ライ麦畑で捕まえて同様年を重ね人間形成が出来あがってる年齢の方が
読むものじゃないと思うんだけどね

515 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 01:59:10 ID:ekNaVFtF]
中高年は女優目当ての人もいるんじゃないの?
濡れ場があると期待してるおじさんとかいそうだし

516 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 02:00:48 ID:1ySccmk/]
中高年の人だって青春はあったのだよw
別に今になって読んでるとは限らないじゃないか
元文学少年少女が入ってることに何ら不思議はない

517 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 08:38:50 ID:B1JdvPkH]
時代の最先端の草食系男子だと思います

518 名前:名無シネマ@上映中 [2010/02/27(土) 09:37:21 ID:EYOTr8WV]
>この原作って思春期〜20代前半位に読んで感銘受けたりするものじゃないのかな

そのころ映画化されてなかったから。

そのまま映画化しないでくれればよかったのに…。

519 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 11:15:45 ID:6+E/uxMc]
ブランチで舞台挨拶がながれたね。



520 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 13:56:27 ID:NGuIcdO4]
>>515
自分アラフォーの男だけど斗真が小学生の頃からのファンだ
前夜祭と初日に参戦したけどやっぱり女優ファンと思われたか

521 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 14:12:18 ID:7kGuP/Id]
>>514
ケータイ小説に感銘受ける今時の10代より、40年・50年前の文学少年少女
の方がよっぽどこの作品に対する思い入れは強いと思われる。

てか、自分的には学生時代、推薦されて読まされるけど、なんかよく分から
なくて、大人になって読み返して、色んな事考えさせられる作品だったな。

522 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 15:09:10 ID:P1PTzEvT]
>>520
女優ファンと思われてるかもね
でも最近は、男性の生田斗真ファンが
増えてきてるんじゃね?

523 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 15:12:02 ID:ydSNjDFN]
レイトショー3人しか人入ってなかった
すごい贅沢な気分だった
隣でやってる映画の音がドーン!ドーン!うるさ過ぎたけど

524 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 15:20:25 ID:p7scxr7K]
見てきた。何だか外国の映画っぽい雰囲気だな、と思った。
ところで青龍園のデブ(平目と蕎麦食ってた奴)って誰?
チョイ役だけどやたら印象に残った

525 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 16:10:38 ID:gtJ99k6D]
>>523
それ間違いなくアバターだな

526 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 17:22:49 ID:w0VwVMAj]
この映画は外側から見た葉蔵として神様みたいでピュアなんだけど
数回観たら、内の闇・歪んだ部分がぐっと強く感じるようになった。
道化が板について、それに救われたりしても
やっぱりむなしくなったり、フラフラと苦しんでて。
葉ちゃんかわいそう〜悲しい切ない…と思いつつ、
でも卑怯なヤツだな、ずるいな、なんて思うようになった。

台詞がしっかり聞き取れない部分がいくつかある。
竹一が葉蔵に「すんげーなー地獄の○○○絵だな」←わからない。
中也が葉蔵に「おい青年、○○でやる」は「もんでやる」?
堀木父が近所の子供に怒鳴るのは「うちはリアカーだってあるんだ」かな?

527 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 17:37:07 ID:VR1BEsIv]
>526
竹一は「地獄の馬」じゃないかな?自分も聞き取れなくて小説読み返したw
中也は「もんでやる」でいいと思う

528 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 17:43:33 ID:tZHd8tcj]
>>524
ヒラメの息子。
役者は劇団ひこひこの神宮寺太郎。
この人、随分早く「出演が決まった!」ってブログに書いてたね。

529 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 18:09:54 ID:1ySccmk/]
今さら言うのも何だが
映画は外側から見た大庭葉蔵で
小説は内側からということで
二つで1セットになるように作ったんだな
だからマダムの一言がなかったのか

まんまと原作読み返してしまって
もう一度確認しに行こうという気になってしまった
やられたw



530 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 18:52:02 ID:w0VwVMAj]
>>527
ありがとう。「地獄のぅまっこだえだな」と聞こえた記憶。
昔、青森に数年住んでて方言は聞き取れるつもりだったから
竹一の言葉が分からなくてショボーンだったw

白馬のポコッカポッってひづめの音が好き。あの白馬、サイズ小さめで可愛い。
金魚をお持ち帰りする時の小さな丸いガラスの器と紐、あれいいな。欲しい。
>>481がレスしてたけど、良子の表情をもっと見せてほしかった。
特に、茶碗を落とし割ってビクビクしてる良子。
あのシーンのさとみちゃんの芝居をはっきり見たかった。

531 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 20:24:04 ID:06teHrsg]
>>522
無い。層化仲間か、整形の参考にか?

532 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 20:55:23 ID:6+E/uxMc]
>>470
あの救世軍の社会鍋の時の女の人って、パンフに載ってなかったけど小林聡美だよね?

533 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 21:51:54 ID:5g/xqEo0]
>>514
若いころ本読んでた人も年とるでしょーが。

ゆとりちゃんはバカすぎて話にならないねw

534 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 22:40:16 ID:WdqTyqv4]
>>533
そのレスが大人げ無くて馬鹿っぽい
格好悪い大人ですね

535 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 22:50:44 ID:TLvvGTie]
女優が多数出てくるんだけど
石原さとみ以外はオバサンかお婆さんばかりなのは何故なんだろう?

生田は女にもてるというより単なるオバサンキラーにしか見えない。
あのキャスト相手にキスシーンとかベッドシーンとか生田も気の毒だ。

536 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/27(土) 23:25:26 ID:NGuIcdO4]
インタビューを総合すると
大楠、石橋、寺島、坂井は監督のオファーみたいね
監督からすると坂井小池は生田石原と同世代感覚なのではw
見た目がアレな寺島は別として

537 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 00:05:47 ID:B1JdvPkH]
生田、男も女も年上好きだから平気

538 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 01:08:40 ID:1N3ufybb]
名作なんだから原作を知っていて当たり前
という前提の映画だね。
この映画だけ観たら意味不明だ。

予備知識としては原作よりも
ちょっと前に日テレで深夜にやってたアニメがわかりやすかったと思う。
オバケに常に付きまとわれているところとか
父親へのコンプレックスとか、
よくわかるように描かれてた。

539 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 01:31:43 ID:6G242/vi]
生田の裸のシーンで「見えそう!」とか笑ってたジャニオタと思われる
女2人どっか行け 小声でも響くんだよ馬鹿




540 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 01:51:28 ID:EIO2CEWU]
生田斗真は
俺と同じ誕生日
昭和59年10月7日
生まれかよ。。。

俺は人生と人間
それぞれ失格だわ。。。

541 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 10:43:38 ID:gLIAYUDR]
子供時代からの環境、家族との間の違和感、その隙間を埋める
方便としての道化、哀れみ滑稽さ捨て置けなさを身に付けてきた今まで。
悲惨な状況であればあるほど不思議なオーラでモテてしまう理由。
本当の自分でない誰かで生きているような苦悩。

葉蔵が酒や薬、女でフラフラする前提としてそれらを脚本演出で表現
しておくべきだった。退廃的な美の雰囲気だけなので浅い。
単なる意志薄弱で綺麗なだめ男にしか見えないのは残念。
生田、伊勢谷、脇の役者の演技はとてもよかった。
ファン?の若い女子がよくわからないと残念そうに言っていた。

542 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 11:40:59 ID:DkjrEDM5]
>>540
まだまだこれからだよ!

原作は途中まで読んで、葉蔵にイライラして掘り出した。
だけど、映画は凄く良かったよ。あの世界観は好き。
理解する映画ではなくて、情感を味わい、行間を楽しむことのできる映画。
日本映画の醍醐味はそこにあると思うんだけどな〜
それと、やっぱりあの堕ちて行く葉蔵は凄い。見応えあるよ。
前半ふわふわとまだ少年ぽさも残り、NOと言えずに流される葉蔵が
モルヒネ中毒になって初めて攻撃的になるとこなんてゾクゾクしたよ。
そらまめのシーンでは、自分は滑稽だな〜と苦笑いだったんだけど、
隣のおばちゃんは鼻すすって泣いてたし、友達はぐぐっと見入ってた。
見る人によって受け取り方も違って面白いよね。
それぞれの経験や性別、その時の心の状態にも左右されそう。
帰ってその日のうちに原作読んだんだけど、スラスラ読めたことにびっくりw
そしたらもう一回映画が見たくて、今日寄ってこようと思ってるよ。
原作未読で観て得した気分w



543 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 13:20:24 ID:WljEah5b]
生誕100周年 太宰治原作映画4作品で興収10億円超の低調 (ゲンダイネット)

 昨年が生誕100周年で、太宰治原作の映画が4本製作され、20日にラストの「人間失格」が封切られた。結果はどうか。

 まず、ラストランナーの「人間失格」。中高年の太宰ファン、主演が生田斗真ということでジャニーズのファンが劇場に足を運んでいるが、
週末2日間の興収は約8000万円で、興収予想5億円超。上映150館以上だから合格ではない。

「人間失格」同様の大作で、昨秋公開の「ヴィヨンの妻」は興収4億5000万円。映画賞では高い評価を得ているが、興行的には期待外れ。

 また、「ヴィヨンの妻」と同時期公開の「パンドラの匣」と昨夏公開の「斜陽」は単館系作品で、言わずもがな。

 要するに、太宰4作品の興収は10億円超。映画関係者は「太宰作品の映画は一般受けしないということです。
『人間失格』のようにジャニーズを起用しても効果は限定的」という。太宰は本で読んだ方がいい。

(日刊ゲンダイ2010年2月24日掲載)

544 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 14:54:38 ID:Io1YJrgt]
太宰作品なんて以前からマイナーじゃん。
一般受けなんて期待するほうが間違ってるよ。

545 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 15:52:13 ID:UDCCGoHi]
こういうのは部屋で一人で観たいって人も多いだろうからね。
どうせ映画の興行成績がどうだったかなんて、すぐに忘れられちゃうもんな。
自分が面白いと思えばそれでいいのだ。

546 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 16:29:29 ID:wOr59qre]
ゲンダイはジャニを叩きたかっただけだよ
でも内容的に主演を叩けるような感じじゃなかったから
無理やりこういう記事にしただけ
このレベルの初動で「合格ではない」なんて普通は書かれない

547 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 16:29:34 ID:aZzZMUVb]
やっと見て来たよ。
朝一の部は8割くらい、昼のはほぼ満席だったようだが高齢層が多かったな。
何かあちこちに伏線やら隠し味があってなかなか面白かったよ。
でも分かりづらい所があったのは事実。
終わってすぐ原作読み直して確かめたくなったところがいくつかあった。
読み直した後、もう一度見に行ってしまいそうだ。
生田と伊勢谷の対比がなかなか面白かったな。
どちらも個性が発揮されてた。伊勢谷いい役者になった。
あと何と言っても石橋&大楠コンビが良かったよ〜。


548 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 16:45:48 ID:biQ6dCOP]
>>545
そういう人結構いるんだろうけど、これ映画館で見ないとキツイと思うんだけどなあ。
あの閉鎖的な空間だからこそ、集中して見続けられる部分あると思う。
DVDで見ても多分前半20分くらい?でギブアップ多数だろう。
あれは軽い気持ちで見に来た客をぶん投げる作りだよ。
監督ったら攻めてるなあと思った。

549 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 16:53:50 ID:ACzrBHsI]
石橋さんはドラマでよく拝見するけど、大楠さんは映画ばかりなのかな?
もっと見たい女優さんですね
生田さんは薬中になるあたりからすごく良かったです

エンドロールが始まってすぐ周りの女の子たちが、全然ワカンナーイとか
騒ぎはじめてイラッとさせられましたw



550 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 17:02:04 ID:f7bIa4s2]
モルヒネ中毒すごかった。
注射する場所がなくなって探してる時の脚が細くて怖かった。
>>548
同意。映画館で全身で観賞するのがいい。無音から低音が鳴り響くのも重要。

551 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 17:32:31 ID:y+hgZtIl]
一人で観に行くと、帰り軽い鬱状態なってしまう人多いと思う。

552 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 18:09:20 ID:EA78MW/N]
>>548
いやーでも、気が散るから他人と見たくないって人も結構いるんじゃないか?
自分は集中して見たいものは、映画館より部屋で一人で見たいわ。
分からないとこ、何度もリピート出来るし。

553 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 18:41:16 ID:LrHHcvoW]
>>548
自分も映画館じゃないと見れないかも
文芸原作だし
あと荒戸源次郎監督の経歴見れば一筋縄ではいかない人なのは分かる

トンネルで線香花火の火を食べれた中也は死ねたけど
あれは死を意味しているってこと?
赤と黒の金魚は意味あるの?
タタミいわしの目玉も。
色んなとこ全部理解できてる人いるのかな

554 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 19:04:11 ID:Ju5/E5po]
>>552
同意
音響とかは確かに映画館がベストだけど
周りが気になって早く家で観たいと思ってしまった。
娯楽映画ならいいけどこれで喋られるとブチ切れそうになるわ。
満員に近い時しか見てないからかも。
レイトショーとか狙えばいいのかな。

555 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 19:04:19 ID:vsX1RtO+]
金魚は静子の家にいたときの3人かなと思った
葉蔵、黒金魚だけ持って家出てるんだよね。

556 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 19:36:40 ID:5n6mnohw]
今日観てきた(原作既読)
誰の評価も聞かずに観に行き、皆さんはどう感じたんだろうと思いここに来た

>>467さんの感想に近いなー自分は(亀杉だけど)
なんで中也を出したのかってとこが不可解…出すにしても、森田に中也は合わない希ガスる
そして三田さんは…キレイすぎないか??
自分は原作読んで、もたいまさこさんをイメージしてたもんだからw
んでもって、カルモチンヘノモチン下痢pのくだりを省略されてたのが悲しかった
滑稽なやり取りの中の悲哀みたいなもの見たかったのにな

伊勢谷ははまり役だったね
嫌な男をホントにうまく演じてた

557 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 19:45:27 ID:BH/dKEbA]
今日いったら130人の箱にギュウギュウにつめられて前から5列目の端っこか
前1列しかあいてないっていうから、5列目で見た。首が痛い。1列目よりましだけど。
伊勢谷と小池いい俳優になったな
伊勢谷、キャシャーンのときはなんだこの棒と思ったが、四十代が楽しみな俳優になった。
生田は子どもみたいな顔かと思ったら、女みたいな優男顔になったり、
苦味ばしったおっさんみたいな顔になったりでモーターサイクル・ダイアリーズの
ガエル・ガルシア・ベルナルみたいに映画の中で成長したのが映像にあらわれてた。
客席が二十代〜六十代の男女比1:2ぐらいでカオスだった。


558 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 19:57:27 ID:d1Rlo0FZ]
どうやらジャニでも文学作品はましなのか
次は赤西で『走れメロス』しかないな

559 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 23:15:16 ID:LZVIymUC]
金魚は葉蔵が黒をすくい
静子が初め赤大をすくい、子持ちと言いつつ赤小をすくい
3人暮らしの時は3匹が泳ぎ
別れてきた時は黒1匹。
店に居候してる間は黒が何匹も泳いでて
良子と結婚したら黒1赤1で
モルヒネ中毒の時に金魚鉢ごと割って黒死ぬ・・・と。



560 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 23:27:34 ID:qkvVNKIt]
>>559
薬で廃人化した時に金魚が殺されるのは、あそこで決定的に葉蔵の中の何かが死んだって事だよね
その前から狂いはじめてたけどあの手紙を書いてる時のニヤリ顔はなんか恐かった

561 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 23:43:36 ID:gCtEZXy0]
>559
最後鉢叩き落として畳の上の黒金魚救うでもなくチューシャにはしるんだよね
チューシャの後の薄ら笑いがmjd怖えかった
誰か、最後の雪景色の山を見た時の鉄がなんで爽やかに笑ったのか説明してくんないかな


自分的には葉蔵の成仏を、いや天国行きを感じたからかなとか思ったんだが、友人とまったく意見があわない

562 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 23:44:40 ID:gCtEZXy0]
>560
かぶったー

563 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/02/28(日) 23:50:28 ID:zHS4BypE]
今日2回目観てきた
満席だったよ
しかし前回もそうだったが年齢層が幅広い
男女比も半々位 
60代〜70代の夫婦連れが3分の1を占めていたように感じた



564 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/01(月) 00:00:20 ID:zHS4BypE]
原作既読で初めて映画を観た時は画が強烈に残り、
原作を読み返したい気持ちになった
そうしたら又映画を観たい気持ちになって今日2回目を観て来た。
1回目ではわからなかった所がわかったり、随分印象が変わった。
小説は1人称だから葉蔵視点、映画は外から見える葉蔵なんだね。
映画は女達や堀木、ヒラメが醜く見えて、葉蔵は確かに天使に見える。
観れば観るほど面白い映画だね


565 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/01(月) 00:07:00 ID:65Pu/w8a]
映画好きな人ってやっぱり真剣に見るのね。
自分はバケツみたいなポップコーンとアイスコーヒー持って
ゆる〜い姿勢で見るのが好きなのでいつもだら見って感じ。
地方だから初回30人くらいしかいなかったw

原作読んだの10年以上前だしぼんやりしか覚えてなかったけど
映画は面白かったよ。見る前は主役の人どうかなって思ってたけど
薬中毒になってから演技良かったね。


566 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/01(月) 00:11:13 ID:Ghdc1flj]
時間と手間が必要かもしれないが、映画芸術とキネマ旬報、
HPにリンクされてるキーワード集めて〜の監督インタ読んでみるともっと色々分かってくるかも。

567 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/01(月) 00:12:40 ID:mRHYxxcr]
>>560
なるほど

眼は薬もらいに来るとこから社会鍋のとこからヤバい人の眼になってた


568 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/01(月) 00:18:24 ID:KW54P4Kl]
自分には女達も醜くは見えなかったな。
エンドロールの写真で常子が葉蔵の服の裾をそっとつかんでいるのが、なんか良い。
あれ一枚で常子からの葉蔵への愛を感じた。
しかしエンドロールの最後まで見ないで席を立つ人がいて残念。
最後のあの文章にはぜひ目を通して欲しいな。

569 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/01(月) 00:26:48 ID:JGc/8rHE]
>>568
あの文章さ、映倫だの2010だののマークが出た後
一呼吸置いてから出てくるから、見逃されても仕方ないと思うんだな。
実際「え?」って感じで歩きながら立ち止まる人が多数いた。
もしかしたら監督の意思とは反している為に、あそこに入れたのかもしれないけどね。



570 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/01(月) 01:03:35 ID:gvzQJvJe]
ラストの雪景色を見ての鉄の笑顔は何を表していたんだろう
葉蔵が裸の所は心臓の音が聞こえているんだよね
母親のお腹のイメージととらえたんだが
あれは何か文字をあらわしているようにも見えるが卵か?死か? 

571 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/01(月) 01:51:06 ID:SmFhqLXP]
>>542だけど行ってきたー
原作を読んだ事で、葉蔵の苦悩が明確になったかな。
今日観てぞわっっとしたのが、常子と牛乳のところで葉蔵が落としたなけなしの小銭に
丸虫がたかる?湧いた?シーン。死を決意したスイッチが入ったんだろうなと。
ナレーションで説明されるより余程上質な表現だと思ったな〜
良子のシーン、されるがままにされた良子と逃げ出す情けない葉蔵。
浮気なのか?でも良子は楽しんだ風でもないしな〜と気になってた。
原作では葉蔵の受け止め方はレイプだったけど、真実は闇の中だったんだね。
前は気がつかなかったけど、マダムの店や
常子の店で流れる音楽が凄くおしゃれで良いよ。
「ただ一切は過ぎてゆきます」と列車に葉蔵の人生に関わり過ぎ去った人間が
勢ぞろいした図を観て、この監督好きかもって思ったw
そして、葉蔵は二度目も儚く寂しげでガラスのようで
モルヒネを欲す葉蔵の静かなのに激しい様に心が痛かった。

>>559
凄いw
金魚も印象的に画に入るから気になってたけど、おまい凄いよw

572 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/01(月) 02:51:56 ID:aC8f3ijV]
細かいようだが一銭のダンゴ虫は
映像見る限り、集ったのではなく逃げてったんだと思うよ。
ダンゴ虫にさえ逃げられる侘びしさ・・・って事かと。

573 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/01(月) 03:30:33 ID:mbnfOWNw]
>>571
自分も良子のところはよくわからなかった…。

結婚前のシーンで「またくるからね」とか言ってた男はただのタバコ買いに来た客で
いいんだろうか。
てっきり売春でもしてるのかなーとか思ったけど
お金を渡されるシーンもないし違うだろうなぁ。

574 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/01(月) 10:48:51 ID:idMnVxC+]
あのシーン、行為は映ってないけど
チュッツチュッみたいな隠微な音がただ響いて
すげーエロかった。興奮する系のエロさがこの映画で唯一あった


575 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 19:54:53 ID:52E47CW3]
おっ復活したか。
良子の相手は、多分マダムの所で葉蔵を指名していた人だと思う。
怖い怖いw

576 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 20:14:59 ID:5tuoxZy3]
>574
ちゅぱちゅぱって音は、他のシーンでもたててるんだよ。早く原稿くださいよー、みたいな事も言ってたし、とにかくねちっこい役です、藤田。
やっぱ、良子は夫のために耐えたニュアンスがあるよね。

577 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 20:18:14 ID:5tuoxZy3]
寿薬局、キリスト教。救世鍋、キリスト教。なんか、意味あるかな?

578 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 20:18:16 ID:kYV6FMTo]
初見、原作未読、他太宰作品読んだものあり。
人間失格は陰気そうなイメージで読もうと思ったことはなかった。

映画は、ただただ葉蔵が面倒くさい男だな、と。
幼少の頃から自身の黒さを十分に自覚し、嫌悪してるわけですね。
上レスにあるピュアな葉蔵は全く感じなかった。
外見はイケメンだし、自己主張も最初は見られないが
どんどん自画像のようにグロテスクになっていく。
だから後半のほうが良かった。壊れゆく時にようやく安心できた。
まあ、人間なんてそんなもんだよってね。
あと嫁が密通バレした時笑えたわぁ。そこで傷つく資格ないだろって感じ。

579 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 21:08:45 ID:PLtRcxdX]
>>578
あなたは良子が浮気していたと感じたということ?
あれはレイプだよ原作では



580 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 21:23:07 ID:5tuoxZy3]
>578
ん?ピュア以外の何者でもないと思ったよ。他人というものが理解できず(ここちょっとアスペルガーぽい)、溶け込むには道化しかなく、それを騙してる、と罪悪感感じてたり。騙してるって感じるのが、まずピュア。

だいたい、女が求めてるものを差し出そうと必死だったでしょ。
自殺願望の常子に文字どおり必死に付き合うし、
家族というものを必死に実現しようとするし、
世話好きな管理人には用を頼んであげるし。
善き夫婦がダメになった瞬間の絶望感の表情は、自分には恐怖の表情に見えたよ。天罰のように感じたか?そんな必要ないのに、と可哀想になった。
モルヒネだって、薬屋の無意識の寂しさと邪悪さで与えられたようなもんだ。あんなの、確実に中毒になるって確信犯だよ。
どの女の期待にも、そして身内の期待にも、友人の期待にも完全に答える事が出来ないという無力感が、彼に人間失格と思わせたと思う。
最後鉄のもとでやっと安らげたんだろうか。個人的にはこの映画で、子守歌の場面が一番印象的だった。安心感と死の忍び寄る感じの両方を感じて。自分自身が昔感じた気分を思い出した。

堕ちた天使ってうまくつけた副題だと思ったな。神様、ってちがう感じ。やっぱ天使だなー。

581 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 22:18:30 ID:Ier4b5K9]
>>580
その解釈同意
原作見なくて映画だけ見るとそう感じるね
自分は原作既読だけど結構忘れてるからこの映画を楽しむのに丁度良かったかも

582 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 22:41:40 ID:hCmw93iA]
>>576
成る程…あの男の人が誰かよくわからなかったけど
(タバコ屋に来てた人かなと思ったけどどちらにしてもどういう人物か謎だった)
良子は夫のために耐えてたっていう説に納得
汚されてしまったけど葉蔵と出会った時の無垢さは残っていて
でも違った無垢さになっている良子に接する葉蔵と自分から望んではいないけど
葉蔵を裏切ってしまった良子が優しい言動に怯えていたって考えると凄く悲しい場面だったなぁ…

最後の列車のシーンで堀木が「5円貸してくれないか」と言った後にそれまでは何気なく渡したり
病院に入る時は嫌だと強く拒んだ葉蔵が焦って財布を探す場面で胸が痛くなった
金の切れ目が縁の切れ目って言葉が沢山出て来たけど、きっと葉蔵はあの列車の走馬灯の中で
堀木との思い出を思い出して早く5円を渡さなければと一生懸命財布を探していて…
現実では投げ捨てた堀木からの選別をもう一度受け取ってほっとしたような所とか
人間失格と思いながら、とても人間らしい堀木ともう一度繋がりたいと願っているようで
切ない気持ちになった

きっと葉蔵を取り巻いていた女達は酒を飲まないと約束して葉蔵が飲んでしまったら
「しょうのない人ね」と許してくれそうだけど良子は許す所かそんな事しないと純粋に信じていて
そこで生まれた罪悪感とかもう嘘をつく事は許されないっていう葉蔵の呆然とした気持ちが
伝わって来て、だからこそ良子の不貞を見てしまった時ショックを受けた
葉蔵の気持ちは痛い程伝わって来て無理に笑顔を作って「こっちにおすわり、そら豆食べようか」
と言ったときの切なさや良子と結婚生活を続けようとしたけど睡眠薬を見てしまって
良子もその気持ちなら自分も死のうって思った(勝手な解釈です)葉蔵が切なかった
人間になりかけたけど結局駄目になってしまったという失望の念が痛かった

原作読み返して無い上に今日見たばかりで整理しきれていない長文ですみません
見た後に深く考え始めると止まらない映画でした

583 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 22:58:57 ID:52E47CW3]
見た日すぐに感想書こうとしても、頭まとまらないのは何か分かるなw

そら豆の後の朝食で葉蔵が「良子ちゃん、お酒はまだありますか」と言った時に
良子がビクビクしながら謝っている辺りで
原作にあった「地獄の愛撫」を思い出した。

584 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 23:29:23 ID:kYV6FMTo]
>>580
うーん、自分から全て逃げてる感があったからなあ。以下ネタバレだけど。
唯一、柄本にだけ自画像見せてたけど。
「死にたがり」は女とやれと言われ→常子(失敗)
部屋(内側)に当然のように入り込み→礼子(逃走)
本当のお父ちゃんが欲しい&酒に呑まれてる→シゲちゃん&静子(逃走)
礼子は虚像しか見てなかったから安心→姦通(レイプ)
無邪気そうに見えた礼子にも隠すべき内側というものがある、ことに慄く。

女の求めてる姿を差し出してる風には見えなかったんだよね。


585 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 23:29:42 ID:1kebqtAg]
つかレイプの時堀木が助けに入らなかったのは
堀木がバカだから?

586 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 23:36:17 ID:kYV6FMTo]
堀木は葉蔵が嫌いだし、面白かったんじゃない?
なんか流され続けてオキレイな外見も
高価な画材を無くしても気にならない裕福さも、
それに執着しない無気力さも気に入らないから、
こういう悲劇的なことで葉蔵がどう反応するか見てみたかっただけじゃない?

587 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 23:41:22 ID:SH69bgDx]
>>585
堀木は人の不幸が好きで、ちゃねらーのようにヲチしてニラニラするのが趣味なのです。
それが、大嫌いな葉蔵相手ならなおさらかと。

588 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 23:42:40 ID:SH69bgDx]
もたもた書いてたら586さんとなんとなくかぶったw

589 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 23:48:27 ID:TblS2rvf]
何度見てもヒラメに釘づけになってしまう
一番のお気に入りは脳病院で長兄から葉蔵への手紙を読むシーン
あと、葉蔵が画描きになりたいと言った時の「ハァ?」も捨てがたいw
あんなに人を心底バカにしたようなハァ?を自分も一生に一度誰かに言ってみたいw



590 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 23:51:56 ID:9lUZ6GjF]
あのレイパーは葉蔵を呼ぶようにマダムに言って、指なめてたやつ?

591 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 23:57:06 ID:52E47CW3]
>>590
多分そう
そして作家たちが集まってた時に「原稿お願いしますよー」と言ってた人も多分同一人物

592 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/03(水) 23:58:43 ID:TblS2rvf]
>>590
そうだよ、フジタは結構早い段階で出てきてるよ。初出は葉蔵が中也と初めてバーで遭遇するところかな。
あのチュッチュって音キモいなと思ってたからヨシコレイプの時映像無いにも関わらず
凄く不快だったな…

593 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 00:04:37 ID:E+2wIzHu]
>>585
レイプってどのシーン?
石原さとみの所?
あれはレイプじゃなくて
夫の仕事をもらう代価だったと思ったが。

594 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 00:06:14 ID:6JbgGKbr]
>>589 俺も手紙のシーンは印象に残ったわ。あの自分を指差して
    ヒラメの事です☆という所には最高にイラッときたぜ

595 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 00:06:57 ID:7Hnlx/8i]
>>593
だよね。自分もそう思った。
だってそうじゃなきゃ、ギャー!とかヒー!とかなんとか騒いで
誰か気付きそうなもんだろうと。

596 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 00:12:48 ID:xA6spoX5]
>>593
葉蔵の仕事はシヅ子(小池)経由じゃないの?
フジタって小説家の編集者じゃないの?

597 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 00:20:48 ID:4SJ/2WzH]
結婚前からの強要された関係だと思った。
だから夫には知られたくない、レイプでも。

598 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 00:27:18 ID:xA6spoX5]
この時代って貞操観念とかどうだったのかな?
フジタは映画では酒の席で葉蔵を指名する位葉蔵と親しい間柄だった。
勿論ヨシコと葉蔵が結婚したこと知ってるはず
知り合いの妻とセックスするのがそんなに抵抗ない時代だったのだろうか?

599 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 00:31:57 ID:4SJ/2WzH]
パシリでタバコ買いに行かせてた若造に対して遠慮なんてするわけない。
しかもお駄賃まで上げてたわけだし、見下してるはず。



600 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 00:36:29 ID:xA6spoX5]
>>599
タバコ買わせてたのはフジタじゃないよ。今日見てきて確認した。
どうでもいいけどあのバーに居た女の子の二の腕気になるw
あの子とアネサが結構好きだな。この映画って端役も皆演技上手くてびっくりする。 

601 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 00:37:31 ID:eu9CvOh1]
>>598
この場合の貞操観念は良子の方じゃないの
知り合いの妻だからこそいいっていう男性はいるでしょ
堀木と同じように葉蔵が堕ちるのを見たい人だったかもしれないし

602 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 00:47:52 ID:xA6spoX5]
細かいけどカフェで堀木が女給口説くとき
「ディードリッヒに似ている」って言うんだけどそのデ〜の発音と
堀木が客に「よっマルクスボーイ」って言われるその発音に
凄く時代を感じる。良くできた映画だなと本当に関心するな。
葉蔵と堀木はサリエリとモーツアルトではなくマルクスとエンゲルスに
なれたら良かったのにな…

603 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 00:48:48 ID:sm/c2oM/]
はやくDVDにならないかなあ
映画館いくひまはないし…
1回しかみてないけどもっと見たいな
生田、すごく演技上手でひきこまれた
ヤク中になって堀木に死に損ないの〜って言われてるとこの表情とかなんともいえない
もう一度みたい

604 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 00:54:18 ID:Ib1bCzCs]
生田斗真はすごいよかった、やっぱり容姿だけでも才能の一部だなと思った
しかし中原中也はわざわざ原作改変してまで出さない方がよかったのでは・・・
あのギャグみたいな演出といい、何故森田なのか・・・髭剃れよー全く似てない
なんかやっぱりこの手の話は細かい心情描写の出来る小説じゃないと
ただのチンカス野郎の残念な人生にしか見えないんだろうなと改めて思った
映画としては平平凡凡な出来なんじゃないか

605 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 01:02:44 ID:QNSxb00Y]
>>602
その女給だと思うけど役名マレーネっていて、日本人じゃないのかよ!て笑った。

葉蔵はヤク中になってからがいい。
ヤク打って恍惚としてる姿が石膏彫刻じみてる。
ヤクやり始めて酒やめたから健康になったとか、ちょWwwwwwと思いながら
監獄にいれられて、檻の外を見るときの死んだ目がいい。

606 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 01:44:16 ID:2DkamyIg]
はいはい。おまえさんのイメージにあってなくて悪かったね。
どうせ中也は好き勝手言われんだろうと思ってましたよ。

607 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 01:55:21 ID:Ib1bCzCs]
好き勝手も何も
あんな取ってつけたような演出じゃ文句言われても仕方ないと思うけど?
何いちいち突っかかってるんだか知らんけど

608 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 01:59:16 ID:0kYbQke/]
>>606
604ではないが、自分の中でも森田は中也のイメージとは掛け離れていた。
演技うんぬんじゃなく、役作りの姿勢からなってないような。せめて髭は剃って髪型位は似せてもよかったと思うけど?

609 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 02:02:44 ID:RdtrpzUO]
>603
DVDだとtv画面がちっさくて全裸シーンのあれが見れなくなるかもしれん。
てか、あれそうだよね、絶対見えてたよね。



610 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 02:09:11 ID:6QKvU4jP]
葉蔵が太宰じゃないように、中也もちょっと違うものとして
よりファンタジックにイメージしてあるんだと思ってた

611 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 02:21:34 ID:eu9CvOh1]
>>606
むしろ今までほぼ何も言われてなかったんだから
そんな卑屈になるようなことでもないと思うが
気に入らないレスはスルーすれば済むことだよ

612 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/04(木) 04:58:57 ID:mYmDKeGJ]
今の女子高生って何なの?
街娼みたいに露出度の高過ぎる下品なミニスカ、
むきだしになった白ムチの太もも、
ミニスカで行儀悪くしてるからすぐ見せるパンティ…
一部のヤンキーに限らないビッチな品性

613 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/04(木) 06:58:42 ID:YP6Z7ybv]
薄っぺらい作品に成り下がってた。
三田とのシーンは気持ち悪すぎ。
鉄とのシーンはヘタにいじらず原作にそってほしかった。
中原中也はいてもいいけど森田じゃだめw

614 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 08:32:55 ID:hgWGPZCG]
ジャニ婆の巣窟

615 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 08:34:24 ID:ys0cmR49]
確かに三田さんのシーンはウゲゲゲだったね。
あの世話する人に性的な匂いはいらない。
あと生田の全裸で胎児を表現とかなんか使い古した演出だし。
サービスショットなのかもだけど。
原作に沿ってやりたいのか、原作とは別物として観たらいいのか混乱する映画ではあった。

616 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 09:27:02 ID:lfJOqz8C]
作家同士がお互いの奥さんを交換したって話もあるし、貞操観念はそうとう緩かったみたいだな

617 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 11:06:52 ID:QNSxb00Y]
>>615
>自分はそのテツという老女中に数度へんな犯され方をして、時たま夫婦喧嘩みたいな事をはじめ、

だから、あれでいいんじゃないの?
小説読んだときから〈醜い女中〉に〈変な犯され方〉をしたのに〈夫婦〉同然て何だろう?って思ってた。
関係を受け入れてしまう変な犯され方って。
映画を見て、青森の冬は昔だったらそうとう寒かったはずだし、二人っきりなら暖房器具がわりに暖めあって寝てもおかしくないかもしれないと思った。
ただ、幼少期に下男ど女中に犯された過去は描いてほしかった。
幼少期に性的な犯され方をしたことで、より人生に無抵抗になって自分に否定的になったんじゃないかと自分は思っていたから。
両親に素直に甘えられなくなったのも、自意識過剰もあるけど自分が汚く思えて子供ではいられなかったんじゃないかと思いながら読んでた。

618 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 11:18:50 ID:jTNiJAkz]
この映画は、浅い感性の人には浅い所までしか読み取れない。
だから不親切な作りではあるが
浅いと評するのは己の脳の浅さを曝す事になるw

619 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 11:25:00 ID:+W2V/JeR]
>>618
まるっと同意だが
伏線を自分の中で回収してつなぎ合わせるには最低3回は見ないと難しい。
つまり大衆向けの作品では無いよな。海外に持っていくという話も出てる様だが
日本人だから分かる情緒や表現が結構あるので外国人が見ても分からないと思う。



620 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/04(木) 11:30:21 ID:mYmDKeGJ]
以下のフレーズ、声に出して読もう!
パンティパンティパンティパンティパンティパンティイェイ!イェイ!イェイ!
パンティパンティパンティパンティパンティパンティセイ!セイ!セイ!
パンティパンティパンティパンティパンティパンティウェル!ウェル!ウェル!

621 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 12:14:40 ID:jTNiJAkz]
>>619
1度で大方やりたい事は分かったけどな。
ディテールでの遊びや深みは2度3度見る価値はある。
そもそも原作の泥々とした内情にだけ共感しそこで終わってる人は
この映画見ても何もわからんだろう。

622 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 12:49:50 ID:YP6Z7ybv]
原作ファンの女子を生田で萌えさせることができれば正解な映画なんじゃね?

623 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 12:52:39 ID:As3KWryw]
>>580
なるほどね
人間失格は原作も映画もその人の知性で世界が変わるね。
昨日のレディースdayは満員だったよ
高齢の男性もチラホラいた

624 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 13:02:08 ID:EzmunSCw]
とんだ空豆だ

625 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 13:24:09 ID:e6MgA+st]
>>580
こういう風に解釈してもらえたら映画監督も嬉しいだろうね
ていうか天国の太宰も嬉しいかもな。人間失格の話は葉蔵の内面のぐちゃぐちゃしたものばかり
語られがちだけど、本来はこういう人間だからこそ、冷静に葉蔵を見ていたマダムは最期葉蔵を
「神様みたいな子だった」と評したんだと思う。

626 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 14:11:56 ID:F8KnOrLM]
この映画、考察サイトでも作って欲しいくらい細かい細工あるよね。
物語に関わる部分と時代背景や小道具セット風景部分と。
その時代をよく知ってたらもっと気付けたりするのかな。
よしこと結婚してから漫画書いてる時にラジオから男女の川の試合が流れてきてプッと吹いたw

627 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 15:08:09 ID:lfJOqz8C]
自分はラストエンペラーも真っ青な葉蔵の実家にビックリした。地方の資産家って凄いな
太宰の生家もあんな感じだったのかな?

628 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 15:17:29 ID:6pbTjI1z]
音楽がよかった。
中島ノブユキ、名前覚えたぜ。

629 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 15:42:13 ID:jTNiJAkz]
音楽がないシーンの静寂の音もとても良いよ。
蝉や鳥の声が静かに響いていて
まるで自分があの場にいて耳で聞いているかのような
細やかな音がする。



630 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/04(木) 15:43:01 ID:mYmDKeGJ]
パンティ脱げ

631 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 15:54:41 ID:lfJOqz8C]
あのメインテーマ、早速日テレのバラエティで使われてたな

632 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 16:41:50 ID:RdtrpzUO]
テス

633 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 16:41:55 ID:WEYorKzG]
映像が綺麗なんだよなー

でも原作キライだったな

634 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 16:43:18 ID:RdtrpzUO]
>628
サントラ買ってしまった
メインテーマ美しすぎるよ
めっちゃ浸れるー
モルヒネの音楽怖いけど

>626
細かい意味深なものが凄く目につくよね
例えば赤いものに注目!毛糸
口紅ネクタイカーディガンなどなど
なんらかの決意とか力?の象徴に
なってる希ガス
中也が赤いゴッホ買い戻してくれるんだよね
そういや中也のマフラーも赤

>580
確かに二つのキリスト像をバックに
ニヤリ?とする室井さんは
悪魔に見えたよ

意味のない物やシーンが一つもなくて
ある意味忙しい映画だった
でもたっぷり楽しめて満足満足

635 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 17:19:43 ID:LfgH00TI]
メインテーマがコワさを助長してる気が。
キレイだけど出口がない感じがするんだよね。
曲のラストが葬送の鐘みたいに聞こえるし。
あ、カフェで生バンドが演奏してるジャズもオリジナル?
音質からしてその時代っぽくて良かったよ。

636 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 17:55:01 ID:eY0w08cL]
メインテーマ、綺麗で優しげなのに有無を言わせず
どんどん流れていく感じ。いっさいはすぎていく感があっていい。
最後は確かにちょっと怖い。ドーンとくる。

アネサの人よかった。(キャストみんなよかったけど。)
アネサは今どうしてるんだろ…と思った。
薬屋さんはあのまま営業できるのか?

>>627
太宰特集の番組で見たんだけど、太宰の実家では家長の父をトップに、
次に長男、次にその他…という厳しいしつけ(上下関係のならわし)があったそうだ。
家族の中でもそうなら、家族と使用人でもすごかっただろうし
いろいろ大変だったんだろうな、と思った。

637 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 18:24:59 ID:OSlIK7mg]
中原中也がやたら気になったので中也をいろいろ調べたてみた。
鎌倉で海棠を一緒に見たのはホントは小林秀雄なんだな。
言ったセリフも同じ。
監督は中原中也が好きなんだろうなと思った。

638 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 18:29:48 ID:Z31RmJ8B]
今から人間失格見る!
席座ってんだけどやっぱ年齢層高めで女の人が殆ど
前の列に八十代位のお婆ちゃんもいるし



639 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 19:05:07 ID:SMQDQU4n]
>>638
この映画は結構、幅広い層が観てるよな
自分が映画館に行った時も、そう思った



640 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 20:21:55 ID:H6IwkcpC]
サントラ、メインテーマと津軽路がイイ

641 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 20:50:23 ID:W34UxtAb]
深読みがいくらでもできる映画だった。
だから見た日はモヤモヤした。
堀木の両親に子供たちが歌ってた歌の内容が分からない。

正月にロンブー淳がやってた人間失格から恋愛を学ぶみたいな再現VTRの方が分かりやすかった。
さらっと原作をなぞってて。
良子ちゃんは通り魔ってことになってたし。
ま、良子は頭がトロい子だったんだよ。
そんな葉蔵の仕事のために…まで頭回んない。

642 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 20:55:43 ID:S1yXs8yT]
堀木の両親の職業は何だったのか?

643 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 21:09:33 ID:p4d/GKM9]
みてきた良かった!
途中トイレ行っちゃったんだけど情熱大陸であった雪のシーンみなかったんだよね。
そこが一番見たかったのに。

644 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 21:15:02 ID:W34UxtAb]
瓶洗って…そんな裕福じゃない家庭だよね。
あの時代に息子は芸術してて。
端から見たらフラフラ放蕩息子だよね。
それを子供たちはバカにしてたのかもなあ。
絵描きの息子を受け入れて。
堀木が母親大好きなのが伝わってきた。
家に葉蔵が来て家庭環境、盗んだ絵の具。
ますます葉蔵を憎んだろうね。

645 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 21:18:29 ID:S1yXs8yT]
>>644
瓶を洗う仕事があったの?
無知でスマン
あと、絵具盗んだのはなぜ?
最後に返したのもなぜ?

646 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 21:27:29 ID:W34UxtAb]
洗ってリサイクルじゃない?
高級絵の具じゃないのかなあ。
堀木には手が届かないような。
最後に返したのは「ちょっと拝借。悪かったな」って感じじゃない?
葉蔵の走馬灯の中の話だけど。

そういえば、エンドロールの写真は室井との写真はないよな!w

647 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 21:39:16 ID:P3MtzhzE]
>>646
ネタバレ





ありますよ。
薬局前で、葉蔵はやつれてる。

648 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 22:00:53 ID:W34UxtAb]
あの薬中状況で写真は撮らないと思ったの。
他のは記念写真て思える。
あの室井さんとの写真はジャニスナップ写真になる。
あの一枚があるだけで台無し。
他はいいのに。

649 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 22:28:11 ID:wZp1JSL+]
あれは実物の写真だとは思えない。
葉蔵の今までの日々を切り取り写し取った現実にはない写真たちでは?と思う。
結婚式のとか静子としげちゃんのとか実在する記念写真かもしれないのもあるけど。
少年と青年の葉蔵二人にぐっとくる。
薬屋、平目との葉蔵は悲しげ。これも好き。



650 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 22:41:41 ID:hYkjqRp6]
>>637
その辺知らないと、何で葉蔵が「千里眼なんですね」と言ったのかが分からないよね。
文学好きは脳内補完しながら楽しめるけど、原作未読な人や、作品しか知らない人には
不親切。
映画を見終わった後で、作家達についても色々調べて欲しいと監督が思って、ああいう
不完全な作りにしたのかなーと思った。

651 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 22:48:05 ID:W34UxtAb]
>>649
なるほどー。

652 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 22:51:58 ID:sm/c2oM/]
もう一度見たいなー
室井滋とのシーン、よくあんな年のはなれた人とキスできるなぁと
思ってしまったwまあ仕事だもんねww
あのシーン、「女はこうすれば喜ぶってわかってるんだ」って感じで、
なんていうか…なんだろう、うまく言葉にできないんだけど
こうすればそれで満足なんだろ?俺の価値ってそんなもん。
って感じがすごい伝わった…かな
キスしてあげるからっていう言い方からも。
あと鉄さんが怖い。口紅ぬっておめかしして布団にきたときはゾッとしたw
あんなふうだったのに女になるんだ…と
個人的に生田斗真の葉蔵はすごくすきです。外見もだけど、雰囲気とかすべて。
人間失格をみて生田斗真をスキになりかけたけど、
普通のテレビ番組に出てる彼には一切ひかれませんでした。不思議なもんですね。
意味不明すぎスマソもう一度みます

653 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 22:52:56 ID:P3MtzhzE]
>>648



ああ、そういう意味だったんですか。
でも、自分は記念写真とは思っていません。
薬屋と微妙な距離あけてたりそっぽむいたりして、二人の関係性や状態を表現してるんだなと受け取ってます。
他の一連の写真も。

654 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 23:01:05 ID:j9J0zTeE]
映画誌の「人間失格」の特集
生田のアップ写真を見ると、二重瞼が不自然、目頭切開してるな
鼻はシリコン入れて高くした、典型的な整形鼻




655 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/04(木) 23:04:32 ID:NvBR1/N8]
今日見てきました!!生田斗真が演じる葉蔵はかなりよかったですね。個人的には松山ケンイチがやっても良かったんじゃないかなとも思いましたが。あとなぜか周りに座ってる人が若い女性ばかりだった(^_^;)

656 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 23:04:49 ID:XMKXE2M4]
>>652
それ主演の彼は喜ぶと思いますよ。だって普通のテレビ番組に出てる素の彼と
スクリーン上で葉蔵を演じた彼は全く別人になってたという証拠だから。

657 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/04(木) 23:16:27 ID:sm/c2oM/]
>>656
確かにそうですね

でもちらほら葉蔵ぽいとこも出るんですよね
なんか生田斗真って根は暗そうだと思ってしまうw


658 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 01:38:20 ID:2voL9Lag]
エンドロールの写真は実際に撮ったスナップではなく
心の中の登場人物との記念写真。
だってさ、小さな葉蔵と大人の葉蔵が顔寄せてたよw

659 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 02:34:55 ID:FvOrV+rT]
喜ぶかな?
「SMAPになりたい」とか言ってる奴が。



660 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/05(金) 02:44:51 ID:QJTwGr+I]
人間失格観てる君たちこそ人間・失格だろうか

661 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 04:35:03 ID:huC8wRcc]
監督がMXTVで言ってた観客の質が低下してるっていう話を改めて実感
分かりやすい=面白い、完成度が高いって感覚なんだな
ほんと最近の若い奴って、自分で考える楽しみを知らない奴が多すぎる
このスレですら自分なりの推察もせずに質問連発の奴多いし

662 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 04:53:56 ID:CMpTWsJT]
常に情報過多で与えられるのが当たり前な世代だから、それはもう仕方ないと思う。
質が低下していることを前提にしながら、あの挑戦的で挑発的な内容。
そのことに意味があるのでは。

663 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 07:17:48 ID:dBpbh9EW]
食べる音がやたらと強調されていて思ったのは、食に貪欲である=生きることに貪欲であるということ。

ひらめとその奉公人(?)が二人でそば食べてシーハーしたり、堀木が何でもクチャクチャ音立てる一方で、

葉蔵が貪欲に食べるシーンが酒や薬など死を象徴するもので一貫されているのはうまい演出だと思った。

しかし、映像や演出の妙はあったものの、生田斗真が単なる純朴な兄ちゃんにしか見えず、

生田斗真扮する葉蔵の気持ちを慮ろうという気持ちにはなれなかった。

酒を飲んだり煙草を吸ったりする様子も、板についていなかった。

特に煙草をふかしている感じが嫌だった。

664 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 08:44:28 ID:n937Elhn]
逆に自分は酒を飲んだりタバコを吸ったりするときの仕草と表情にかなりやられた。
もともと普段からセクシーな吸い方する男の人好きだからか特にタバコはしびれたなあ…。

ところで堀木は何故父への態度と母への態度があんなにちがうのかな?

665 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 08:52:49 ID:0T5fFKna]
後妻な気がしたな

666 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 09:09:21 ID:Ez6x/ddo]
堀木はマザコンかとおもった。
一方要蔵には母という存在はどうなってるの??まるで最初からいないみたい。
だからか母性に飢えてるって思った。

667 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 10:02:47 ID:0T5fFKna]
>663
単なる純朴な青年に見える人もいるんだなと、びっくり。もちろん前半だろうと思うが。
世の中を薄氷を踏みながら渡ってる感じあったけどな。声をかけられてから、反応がちょっと遅れるのが、いちいちどうすればいいか考えてるように見えた。
そこがボケっとしてるように見えたかも?

煙草の吸い方とかは、育ちの良さが表れている感じだったので、ピッタリだったぞ。ちょっと昔風だったし、板についてないっていう感想はそういうとこから出たのかな。

まぁとにかく、幸福じゃない女をひきつけてしまう美青年の役だから、純朴に見えてもいいかもね。

彼の食べた寿司はほんとにマズそうだった。結局人生を美味しく味わえてないってか。でも鉄と一緒にリンゴは普通に食べられてたね。ちょっとした心の安定感があってよかった。

668 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 10:57:32 ID:sNqVGpNU]
食べ方ひとつ取っても
深いなぁ〜。

669 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 11:24:33 ID:8f6reHgJ]
>>666
自分も堀木はマザコンなんだと思ったよ。
汽車のシーンで堀木が両親と向かいの席に座るんだけど、
その時母親がすごく嬉しそうに笑うんだよね。
お父さんは変化ないんだけど…だからそういう家族関係なんだろうなと思った。
いろんなところで葉蔵と堀木は対照的なのに、
なかなか本音を言わないところは、葉蔵とおんなじなんだよな。




670 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 12:49:15 ID:sDrZQKuk]
葉蔵と堀木は表裏一体みたいだなあ。
両親への接し方始め、堀木も相当ワザとらしいよねw
葉蔵と違ってその事に罪悪感は無さそうだけど。

671 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 13:50:48 ID:zsxLICG9]
うん。

堀木の父親への態度は葉蔵には絶対に出来ない事、それを対比させる為に強調しているのかと

って書いてる人を見かけてなるほどなと思った。母親の態度や愛情しかり。

672 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 13:52:14 ID:0T5fFKna]
だねー。
お互いがお互いに無い物を持ってる。
だからこその愛憎一体。
一方が強く、もう一方がどこまでも弱って行くのは悲しいな。

673 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 14:09:52 ID:0T5fFKna]
だから最後掘木に憎いと言われた後の葉蔵のクスクス笑いには、たっくさんの意味が込められてるはずだし、確かに複雑な笑いだったー。

674 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 14:27:14 ID:ALwJCtYK]
みんなの考察見てると深くってものすっごい感動。
これ、本当にこういう正式な掲示板を角川HPに作ればいいのにな。
そうしたら観に行く人も、観に行った人もいろいろ納得できる。
自分はここの考察見て、やっぱりもう一度観に行くべきだと
心が震えてきたぞ。

675 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 16:57:00 ID:ikxVOWUY]
>>618
ストレートで乱暴だけどw同意。
ちょっとでもふっと心に沁みればどんどん深く感じられると思うんだな。
本当にちょっとしたことなんだと思う。

葉蔵は食べ方飲み方が上品だね。堀木はあまり上品じゃない。平目は論外。
上品な葉蔵が心中や自殺の時は荒れた飲み方になるし
良子から逃げてお酒をくらう時もいつもと違ってて痛々しい。

676 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 17:37:48 ID:gfHuRGIQ]
ホント皆の考察おもしろいな。自分も映画みてここみて原作読み返したらやっぱりもう一度観たくなった。
あの時代って和服と洋服をどんな時に着わけていたんだろうな。とそんな事までジワジワ気になってくる。

677 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 18:42:46 ID:0T5fFKna]
ちゃんと使い分けてたと思う。
良子と日本軍のニュース映画見てた時が一番葉蔵が社会?世間?とうまく行ってたんだよね。その時は、白い和服だった。他では日本がどうなろうが我関せず。オリンピックもね。

678 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 19:05:44 ID:2voL9Lag]
ぜんざいを食べるでもなく箸でグルグルするだけの葉蔵。
その後礼子が来た時の所在なさげな様子が痛々しい。
座布団の件も、手記では慌て者の堀木という描写だったが
映画で見ると葉蔵の気遣いを堀木がスルーしている描写。
一人称と客観視でこんなにも印象が違うのが面白い。
堀木宅の一連のシーンで葉蔵を不憫に思っていたのも束の間
帰り道には女に向かって「お金ほしいな〜」
www
さっきまでガラスのようだったのに何だよお前は!
そもそも何で大の男を堀木や礼子が送り届けてやらにゃならんのだw

679 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 19:10:33 ID:CMpTWsJT]
>>678
「本当は俺が送り届ければいいんだが」
えっ何で!?と突っ込んだよw
どんだけ足りない子扱いかと



680 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 19:20:24 ID:9IAkWRAU]
>そもそも何で大の男を堀木や礼子が送り届けてやらにゃならんのだw

言われてみるとその通りだなw
ヒラメからの電報に「家出小僧をうちまで送って来てください」と
書いてあった、と脳内補完してた自分。
余談ですが蓮司さんの役名表記が「渋田」でなくあだ名の「平目」、
息子の役名が「河豚男」なのに今さら気づきました。

681 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/05(金) 19:32:26 ID:Y9kpMKbJ]
>>678
箸でぐるぐるは切なかった。
堀木のお母さんも葉蔵にすごく優しい。
小さい子供に話しかけるような感じだった。
ほっとけないんだな。

682 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 20:12:36 ID:2voL9Lag]
ぜんざいも鰻重もカフェで出る物も
ヒラメとの畳鰯も食べなかった。
静子との不味い寿司と良子の用意した何かしらと
テツとの林檎は食べていた。
この違いも何か意味深。

683 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 20:27:25 ID:zsxLICG9]
ちょwみんな少し前から女性の名前間違いすぎ

心中する常子=寺島しのぶ
下宿屋の礼子=坂井真紀
シングルマザー静子=小池栄子
たばこ屋良子=石原さとみ
薬屋寿=室井滋
鉄=三田佳子

684 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 21:47:16 ID:tpatCYr1]
>>661
そんなエラソーか口聞く監督や脚本家ほど底の浅い小細工ばかりな二流作品しか作れない
残念ながらこの作品は何の意味もない
太宰治の世界にもなってないし
自分がゾッとするほど屋だったのはワーワー泣きながらシナをつくりながらりんごをかじる厚化粧の従姉妹の場面
一体監督はなんでこんな場面出したのかね
女のああいう下品な媚態が好みだからにしても自分の悪趣味は出さないで欲しいなあ
寺島しのぶは義理堅いからあえてあんな小さな役を引き受けたんだろうけど明らかに格上で一人だけ深い演技になってるのが悲しい
主役と友人は頑張ってるがやはり演技に深みなし
中原役は割合良かった
特に古本屋のシーンの演技がいい
全体的に深みなし
監督に品性を感じなかった

685 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 22:38:10 ID:AhERTLN2]
そういえばクレジットのスペシャルサンクスみたいな所に
木村大作の名前があったけど、どういう関係?

686 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 22:46:35 ID:vVJ4uf5v]
別に監督も太宰の世界にしようとはしていないと思う

687 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 22:59:51 ID:gh45oYx+]
ちがう映画だけど角川社長おめ!
試写会でも舞台挨拶でもニコニコしながら客席見てる様子を見たせいか
おお、社長うつってる!とか反応してしまったw

688 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 23:02:23 ID:2voL9Lag]
>>684
この映画は原作の手記との合わせ鏡。
原作の最も重要なカラクリを裏側から描いてる。
だから合わさるとより面白い。
わかる?

689 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 23:24:45 ID:gh45oYx+]
>>684
>女は〜男とは全く異なった生きもののような感じで、そしてまた、この不可解で油断のならぬ生きものは、奇妙に自分をかまうのでした。
『葉ちゃんが、あたしを助けてくれるのだわね。そうだわね。こんな家、一緒に出てしまったほうがいいのだわ。』
などと、はげしい事を口走っては、また泣くのでした。〜アネサの過激な言葉にも、さして驚かず、かえってその陳腐、無内容に興が覚めた心地で〜机の上の柿をむいて、その一きれをアネサに手渡してやりました。
〜アネサは恥ずかしそうに笑って部屋から出て行きましたが、〜
女は、どんな気持ちで生きているかを考える事は、自分にとって、みみずの思いをさぐるよりも、ややこしく、わずらわしく、薄気味の悪いものに感ぜられ〜
女があんなに急に泣き出したりした場合、何か甘いものを手渡してやると、〜機嫌を直すという事だけは、〜自分の経験によって知っていました。

馬渕えりかは男にとって「不可解」で「ややこしく」「わずらわしく」「薄気味の悪い」「興が覚め」るほど「陳腐」な女という生きものを的確に演じてたと思うよ。



690 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/05(金) 23:30:30 ID:2voL9Lag]
>>689
アネサはどんぴしゃだったよね。

691 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/05(金) 23:52:46 ID:dXgViHzY]
で、こんだけ宣伝して10億いかないとかw


692 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 00:12:01 ID:gHDRThhy]
上映館少なくないか?

693 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 00:39:12 ID:HP0iq0k8]
まだ公開されてない県もある。

694 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 00:57:18 ID:b7EDDot/]
見てて演技で萎える役者がいないのが奇跡。

695 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 00:59:40 ID:dCwuS/4T]
>>691
映画のことわからないアンチは出ていけ

696 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 01:01:54 ID:1YPlgxxM]
>>694
台詞無いような端役の方まで皆演技上手いよね
本当に上質の映画だよ

697 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 01:22:53 ID:dCwuS/4T]
だれか鉄が最後笑顔だった訳を教えてくれー
最初のバーにつっぷしている所にあるアルバムは
父親からの形見分けのアルバムでいいんだよな

698 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 01:26:51 ID:fCq+0i0a]
ところどころ、クスッと笑える映画だった。

特に堀木は、存在や言動がコミカルで
腹黒さが滲み出て、よかったわ〜。


原作の
ヨシ子が犯されたあとの(なんにもしないって言うから)と
最後の、葉蔵のセリフ(たいていの人から、四十以上に見られます。)
は言ってほしかったな。

699 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 01:34:46 ID:FtIOEY2d]
>>684
森田のファンみたいな感想だねwww



700 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 01:42:52 ID:EaOaqaC2]
>>699
単なる煽りなのかもしれないけど、出演者の誰のファンがいてもいいと思うが……。
それに>>684は森田のファンには見えないけど?
ファンだったら出演作品をバッサリ切り捨てられないだろ。

>>697
自分も鉄が笑った理由がわからない。
上でも幾つか解釈してる人がいるけど、なんかしっくりこないんだよな。
勝利の笑みとか、そんな風には思えなかった。
汽車の中の鉄の笑い声までも気持ち悪くて、原作とはまた違った不気味さがある。

701 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 02:20:17 ID:dnVNgo2o]
鉄が笑ったのは、私は母になれたわね
息子は飛び立って行ったわ 
だと解釈した。

今後の要蔵はちょっとはマシな人生を送れるんじゃないかな
そこが監督の言ってた映画には救いをいれたいってところかなって。
マダムの元に行ってるのもいい

702 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 02:27:32 ID:kF+nuayx]
冒頭と最後の葉蔵はあの場にいなくて
マダムが手記を読んで当時の葉蔵をそこに見てるのかと思ってた
つまり幻

703 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 02:48:03 ID:b7EDDot/]
>>702
幻に同意。
あの汽車は降りる事の出来ない汽車だよね。

704 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 02:51:35 ID:koFa2oP2]
脚本の失敗じゃあねぇのこれ。原作知らないけど、最初の心中まで何故自殺したいのか?手抜き過ぎじゃね?
主役は、徳井にしか見えんし、女性絡みの描写が薄っぺらじゃん。
伊勢谷の演技だけ良かった。

705 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 04:25:47 ID:D0E+FecK]
自分が中学生のときに見たピーター・グリナウェイの英国式庭園殺人事件のわからなさに比べたら
この映画は筋はわかりゆすいし、場面場面の間に何がおこったか考えながら見ることもたやすい。
何も考えないで、与えられた情報の範囲でしか楽しめない映画に慣れきってると
たまにこういう映画で脳をギアチェンジすることを思い出す。
英国式庭園殺人事件は中学生には難しい映画だったけど、パラソルの影でセックスする貴族の画は忘れられない。
久しぶりにグリナウェイの夜警を見たら、昔より理解しやすくなって自分が大人になったからか、
グリナウェイがメジャー化したせいか考えてしまったことを思い出した。

706 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 06:01:00 ID:W7HoPNs1]
>>684
常子は小さな役じゃないだろ?
出番は少ないけど重要な役だ。
そういうポイントになるような役に、上手い俳優を配役することはよくあることだよ。
特に角川は昔からよくやってた。

707 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 06:48:35 ID:RE8hPkzL]
この作品で言えば寺島さんより三田の演技の方が上だった
賞取ってるから色眼鏡で見てるんじゃない
日本人は賞に弱いから

で、木村大作って?

708 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 08:46:42 ID:JCoP5BKL]
>>697
カウンターにある本、自分も形見のアルバムだと思ってたが…
>>702を見て「葉蔵の書いた手記」に思えてきた。
形見のアルバムからの写真を付けて原作通りマダムに送ってきた、とか。

709 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 10:03:34 ID:b7EDDot/]
>>707
賞取る前に見たけど
寺島の静子は絶品だと思ったよ。
賞取ったから〜って色眼鏡はおまえじゃないかw



710 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 10:37:49 ID:IzUqE5uz]
寺島は常子w
演技よかったぞ
寺島は不細工だが演技で大人しくかわいらしく見せる事ができるのが凄いと思った

711 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 10:42:33 ID:IzUqE5uz]
>>704
堀木は台詞が多くてわかりやすいからな
そういう感想もつのもわかるよ
この映画は浅い感性の奴は浅い所までしか感じられないからな

712 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 11:24:24 ID:Gf6gzbQE]
寺島さんの容姿で美しく見えたり可愛く見えるのはやはり卓越した演技力のせいではないか?

713 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 11:42:04 ID:b7EDDot/]
>>710
あ、ごめんw

屋台寿司のしかも卵を頬張る横顔だけで
かわいいんだか可哀想なんだか空しいんだか
何とも言えず胸が掴まれる。
薄幸で健気なんだが
1つだけ食べたいと言う表情がどこか浅ましくもあり
それが堪らなく良い。

714 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 12:38:53 ID:Y97yTs80]
>>711
主演の演技を上手いと思わなかったり
この映画を面白いと思わなかったら感性が浅いとか・・w
人それぞれ感性は違うのにw

715 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 13:12:14 ID:IzUqE5uz]
>>714
そんな風にとられたか
そんなつもりでレスした訳ではないんだが
このスレ一通りロムってみ見方が少しは変わってくるんじゃね

716 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/06(土) 15:04:54 ID:uXMZtEwj]
JKッて、不潔で汚ならしいけど妙にナマナマしくてH!
その理由は…、
むきだしな太もものムチムチ感と、
昔に比べ明らかに向上したプロポーション(昔のJKならミニスカに耐えられる体でない)、
男を釣るため恥知らずにも平気でスカート切って、太ももやパンティ見せつける肉食獣的でビッチな品性

717 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/06(土) 16:27:45 ID:uXMZtEwj]
ちょっと待って!
SEX願望、SEXに対する憧れが少しでもあったらもう聖人じゃないよ!
SEXなんて…ララーラーララララーラーーという境地、
すなわち、たとえ最高の肉便器が「SEXしてくださいお願いします」と下着姿で土下座し、僕らの足を勝手に舐めはじめたり、ブラ取って僕らの手を自ら乳牛のような乳に触れさせたりしても、「よせよ!シラケるぜ」と振り払って立ち去るくらいでないと聖人とは言わないよ!

718 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/06(土) 19:15:54 ID:iG6RhsRB]
感性が浅いとかw
勝手に深読みしてるだけでw

719 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/06(土) 20:33:44 ID:1XiwYzhm]
>>718
おまい頭悪そうだなw



720 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 21:08:19 ID:ZEqEhBxy]
ただのアンチはともかく、この作品の深みを理解できな人間は感性が浅い、的な発言はどうかとは思うけどね。

721 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 21:29:40 ID:kF+nuayx]
浅いんじゃなくて感じ方は人それぞれってだけだよね
そして深読みすることも可能な行間のある作品だということ
それでいいんじゃないの

722 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 23:06:17 ID:ANrAIhZb]
感じ方はそれぞれだから、浅い人間には浅い所しか感じ取れないんだろってのは間違ってないと思うが
どう感じ取るかにそいつの人間性が出るもんだろ

723 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 23:15:30 ID:MK/9hTbz]
浅くても深くてもいいけどさ、画面から与えられた情報がすべてじゃないってことだろ
馬鹿丁寧に説明風の場面やナレーションを多用する作品も有るけど、
一から十まで観客に説明したんじゃ、映画じゃなくてただの再現映像だ

724 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/06(土) 23:33:20 ID:z3I9esX5]
この映画、心地よかった。
ぜひとも映画館(あの空間)で観るべき作品だと思った。

725 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 01:41:14 ID:f5HEFObM]
ラストの鉄とのシーンだけが不満。
終盤の疲れた時間帯に鉄とのオリジナルなシーンがねっとり続き
客席中にストレスやダレ感が充満するのを感じる。
鉄との関係を膨らませた発想は面白いと思うけど
もっとコンパクトに出来るだろうに。
前のモルヒネ中毒シーンも
続く汽車のシーンもとても良いだけに勿体ない。
他の洗練されたシーンに比べて
鉄とのシーンだけ何故あんなにダラダラさせてしまったのか。

726 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 01:57:31 ID:QPSfuPV9]
>>725
うんうん。
ラストはマダムのところじゃなくて
療養してるところで原作のセリフで終わってほしかったなぁ。
ラストはほんとに短い文章だけど物語の味を深くさせてると思う.し。
女優陣が豪華なだけに、最後の鉄は女優バリバリの三田さんじゃなくて
だれ?みたいなおばあちゃんの方が生田が生きてきたんじゃないかな。

727 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 02:15:59 ID:f5HEFObM]
>>726
葉蔵はマダムの所には戻っていないと思う。
鉄の元から去って、汽車に過去を乗っけて旅立った。
最後の言葉はマダムの手元にある手記の一節と写真の葉蔵。
手記形式で最後にマダムの客観視が入る原作の真逆で
客観の葉蔵を描いて最後だけ手記の言葉って事かと。
まあ個人的な解釈に過ぎないけど。

728 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/07(日) 02:41:23 ID:mNL0LX8N]
結局女たちの元を去った方が良いって、付き人が言って長過ぎる高笑いしていたけれどもその通りだったんじゃないかな。
汽車のところは時間軸、走馬灯、って皆の意見に同意。
生田君いい役者になったね。
家に着いてこのスレを見てから色々思い出して涙が止まらず酒かっくらってアル中状態w

最後の葉蔵がどうなったとか良くわからず、とりあえず流され、女に翻弄され、自分の本意ではなく相手を翻弄し、生きていくのか、それでも自分の意識の休まるときはないんだと自覚して終わるのか・・・
悲しい終わりなのか。戦いを続ける使命を感じて自暴自棄になっているのか。

自分のアル中人生と重ねて見ると自分がいかにダメかわかるね。
まぁ差し置いて、生田くんはいい役者になった!
これからも役の幅を狭めずにがんばって欲しいものだ。

729 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/07(日) 05:53:26 ID:vCCZssfv]
葉蔵は、なんで死にたかったの?
実家が引き渡される前、豆腐ホクホクする堀木に、一緒に死のうか と言ったのはなぜ?



730 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 08:08:44 ID:OdQuLvwz]
台所の下からでてきた薬は誰のでどんな薬なのかがわからない・・・

731 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/07(日) 08:42:12 ID:kIDGHqJl]
どらどら


732 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 09:17:52 ID:GDOJ+tVe]
>725
自分的にはどう考えても三田さんとのシーンは不可欠だなー。
海のシーンの軽さもよかった。くれる物を気軽に拒否ったり、初めて無邪気になれたのかなって。
でもなんと言っても、寝かしつけるシーン!
てか、あのシーンだけ見に行ってもいいぐらい!
子守歌のシーン、ゾクゾクしたもん。あの節まわしとか頭から離れない。眠りにつく表情も。
子どもを寝かしつけたことある人ならわかるかなー。
あそこには、あったかさも、怖さも、異様さも、同時に存在した。
その中で葉蔵がゆっくり眠りにつくなんて(個人的には死の表現だと思ってる)、最高の脚本だと思ったけどな。

自分はあそこでやっと息苦しさから解放されたし、
愛や死から来る安心感が感じられた。

テレビで監督が、もともとの小説が救いのない終わり方だったから、
映画はほんの少し光が見えるように作ったと言ってたけど、ほんとそのとーり。
ラストは変わったけど、映画として絶対あの方がよかったと思う!
不思議な余韻が残ったよ。

鉄の爽やかな笑いは、もう死からしばらくたって(冬つまり死を意味するとして)
でも見事なまぶしいくらいの雪景色、初雪?に、やっと彼の死に晴れやかなものを感じた、とか。
ここはまだ自分の中でも落ち着いてない解釈なんだけど。
でも単に、あらキレイ坊ちゃまにも見せたいわと思ったってだけ、
ということでも成立する気も。

733 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/07(日) 09:25:52 ID:kc0nxkQ9]
ヨシ子のジアール。致死量。日本語の部分は剥がしてある  
英語表記DIALは残ったまま
そこにヨシ子の純粋さ素直さが表れてる。いつか死のうとしてたらしい

734 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/07(日) 09:27:47 ID:kc0nxkQ9]
>>733>>730

735 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 09:37:19 ID:GDOJ+tVe]
>729
厭世感。虚無感。脱力感。罪悪感。無力感。
自分は死にたいと思ったことは無いけれど、
身近に、生まれてからずっと世間に対する違和感を感じてる、人がわからない、
と言う十代がいて、
本当に可哀想に思うことがある。

でもなにより、あれは堀木に対するある種の愛の告白だと思うよ。
ていよくふられてたけど。
金の切れ目が縁の切れ目って、堀木との関係のことでもあるよね。世間とのつながりだったし、つながろうとする意思の表れだった。
本当の意味で相思相愛?いや、分かり合えたのは中也だったけど。

736 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 10:03:44 ID:b5559HVX]
二十歳のギャル系の彼女が生田斗真ファンで、俺はアバター見に行こうっていったのに
人間失格観たいと言い出すもんだから仕方なく観た。

俺は原作も知ってるからまぁこんな感じだわなって思ってみてたけど彼女終止ポカーンwww

737 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 10:16:06 ID:6fVibGy2]
>>733

自分はもちろんだがヨシ子も死にたい程の地獄にいることに気付いて
自分を殺そうとしたのかな

738 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 10:33:26 ID:l++WYpX8]
>>736
自分は旦那連れて観に行ったけど太宰アンチだったらしく
帰りこんなの映画化するなとかキャストもよく引き受けたなとか文句言ってたw

739 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 11:05:16 ID:UbqTNsOk]
生田演技下手だった…
やっぱりアイドルでしかないね



740 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 11:26:00 ID:PaSGQqdK]
鉄の子守唄の時は映画館の半分くらいは
はよおわれこのシーンと思ってる空気、
半分くらいは存分に浸ってるかんじに二分してるのが
わかって面白かった。
自分は太宰の作品の中でも雀こが特に好きだから
かなり浸ってたけど。

741 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 11:55:52 ID:yyiGyOiF]
>>739
内容についての感想は?
観てないから言えない?
生田はアイドル仕事してませんが

742 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 12:40:31 ID:iPj7iwGd]
いちいち食い付くな

743 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 12:59:40 ID:OdQuLvwz]
>>733
レスありがとう
ってことはあの出来事は前からずっとあったってことなんだろうか
そら豆のときが初めてではないってことだよね

そんなにすぐ薬を用意するとは思えないし

なんかそんなん考えてたら余計に藤田がにくい


744 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 13:19:05 ID:9w2UpiwX]
>>725
今日、二回目を見てわかったんだが、鉄の子守歌を聞く葉蔵は「寝顔」でなく「死に顔」だ。
一回見たときは、なぜこの場面、こんなに長く葉蔵の寝顔を映すのかわからなかったが
あれは鉄の子守歌を聞きなが「死にゆく葉蔵」を映している。
鉄は葉蔵の望みは何でも肯定フラグが立ちまくってるから、睡眠薬を買ってきてやっても不思議はない。
汽車の中の軍人たちは、すでに死んでいるので、戦争にわく日本人に対して戦争を悲観できる。
トンネルを超えた場所は葉蔵だけの天国で、そこには葉蔵を受け入れる世界がある。
最後のカウンターの葉蔵は、やはり小説のように、葉蔵からマダムに送られてきたアルバムに憑いていた葉蔵の残り香、遺言、メッセージのようなもの。
マダムが葉蔵を懐かしんで、イメージしてるに過ぎないとわかった。

745 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 13:26:06 ID:/k3wOW4L]
自分も手記だと思って二回目観たら、あの話が飛ぶ感じもしっくりきたんだよね。
ヒントくれた人ありがとう。

746 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 13:39:12 ID:f5HEFObM]
>>744
うわー目から鱗。
トチの木一本あったぞな〜は永遠の眠りにつく葉蔵への子守唄か!
だからあんなに不気味にダラダラとしてたんだね。
今まで向かっても向かっても死にきれなかった葉蔵が
とうとう静かに逝く瞬間だったんだね。
あの裸体はもう亡骸なのかも。
てっきり子供のように眠った次の日に自ら家を出て逝ったのかと解釈してた。
それにしてはどうも鉄とのシーンだけ釈然としなかったんだよね。
ああこれでストンと胸にきた。
あ〜踏まえた上で早くもう1度見たい。
本当にありがとう。

747 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 13:53:18 ID:f5HEFObM]
追記で連投スマソだが
今まで葉蔵がいくら望んでも得られなかった死が
鉄との間では叶ったわけで
その違いは何だろう?と考えたら
最期は鉄の手によって与えられた死であって自殺じゃないってのが
重要なんだね。

748 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 14:26:09 ID:9w2UpiwX]
>>747
つらつら考えるに、あの場面は小説の中の第三の手記とマダムに手記が送られてきた間の場面。
睡眠薬と誤って腹下し薬を買ってきてしまった鉄に
あらためて正しい薬を買ってこさせて、
小説の最後、マダムに手記が送られてきたということは葉蔵はもうこの世にいない。
葉蔵がどう逝ったかを小説に順ずるようにしたんだと思う。

749 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 14:50:23 ID:9VE6y0gW]
そうか、そういう見方が…
鉄のくだりは後ろの客がごそごそして集中できなかったから
もう一度見に行ってこよう。

バーのカウンターで突っ伏してる葉蔵は現実じゃないのは
初見でそう思ってたけど、なるほどね。



750 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 14:51:21 ID:f5HEFObM]
つくづく面白い作品だわ。
もうちょっとハードルを下げて噛み砕いて作ってくれたら…
1シーンでも葉蔵が観客にだけ内側の葛藤を曝してくれていたら…
この作品の面白さをより多くの観客と共感出来ただろうに。

荒戸監督は理想が高すぎるよw

751 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 15:16:13 ID:PZ4hOb12]
やっぱりもう一回観てくる。
でもあの心臓の音を聴いたら、泣いてしまいそうだ。

752 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 15:31:20 ID:HH5XSBaC]
鉄とのシーンは死か再生か
自分は再生と解釈したけどなー
死をラストにハッピーというおわりかたは嫌いなんで。

753 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 15:48:04 ID:f5HEFObM]
>>752
この作品がラストにハッピーだとはどこにも注釈ないよw
ラストにほんの一筋の光とは監督が言っていたが。
でもどう解釈するも自由な作りにはなっているので
自分がしっくりする方で良いと思う。

754 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 15:48:44 ID:9w2UpiwX]
この監督はあれかもな、頭が良すぎて
無知で理解力のない凡人のレベルがわからないないのかもな…。

755 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/07(日) 16:00:01 ID:kIDGHqJl]
現在、日本が世界に普及させている映像文化は?
第一にアニメーション(ハリウッド映画に次いで全世界で観られている映像)
第二にAV(世界のポルノ界で、アメリカンポルノに次ぐ質と量を誇る)

実写映画はほとんど観られていません(昔のクロサワ映画などは別)

形状記憶合金が発明されたとき、アメリカは軍用機に応用した。
・・・・日本はブラジャーを作った。


756 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/07(日) 16:14:30 ID:KLaxgahr]
文学好きな私が文学好きな彼氏と
ついでに…みたいな感じで見に行ってきたのですが
なんか見終わった後2人とも口数減っちゃって
その後のデートは最悪でした

757 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/07(日) 16:15:09 ID:kIDGHqJl]
ポルノ映画館でない一般の映画館なのに、
なんと下半身脱いでシコシコしてるやつ見た!!
日曜日のレイトショーで、観客の入りは3分の1程度・・・
学園もので女子高生がたくさん出ている作品だが
特にエッチな映画じゃない・・・。他の客もいるのに
シコシコ・・・・5分ぐらいシコシコして、ドピューと
発射!!普通の映画館なのに・・・オナニー!!
何人かの観客が気づいたみたいでしたが、別に席を
立たず、見てみぬふり。発射したらまたいつもの日常に
戻りました。特に警備員が来たりもなく、フツーでした。
・・・・てか、公共の劇場で、暗いからってオナニーシコシコなんて
けっしてフツーじゃないって!!


758 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/07(日) 17:41:46 ID:Fn4XdZd5]
おもてたんとちがう!!

759 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 17:47:09 ID:HH5XSBaC]
そういえば要蔵の髪が白髪になってる顔って、
デスノートのミサって女の子についてたイケメンの白髪死神に似てるよ



760 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 18:58:53 ID:bCOnBF6O]
一回目見た時には、正直三田さんが自分にはコワすぎて
あのパートで思考停止に陥ってたw
気になって二回目見た時に、ようやくなんかもやもやと分かった気がしたのが
>>744ですっきり腑に落ちた
これは三回目行かないとだなあ

761 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/07(日) 19:06:16 ID:vWGbT0M1]
今日観てきた
第一印象として……

若い可愛い娘がいっぱい観に来てたなぁ
(´・ω・`)なんで?

762 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 19:58:53 ID:wD7uc6vq]
下宿屋の階段の所に藤村操の遺書が書いてあるよね?
伏線てゆーか、暗示的だねえ。
昭和初年の学生にとって巌頭之感がどんな意味を持ってたか知らんけどさ。

763 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 20:25:18 ID:3xFVDR0N]
木村大作って剣岳の監督の事か

764 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 20:59:14 ID:UbqTNsOk]
生田ヲタはキモいババアばかりですな
自分が三田佳子になったつもりで妄想してるんやろかぁ

765 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 21:14:34 ID:Bvu3ejC3]
画面の明るさによって色も表情も鮮明なところと
顔の影の部分が真っ黒になってしまう映画館とあるね。
自分の見た感じだと明るさ、鮮やかさは

横浜MM109 5≧川崎チネチッタ 4.8>川崎TOHO、豊洲シネマ 3>渋谷シネ 2

ぐらいの感覚の違いがあった。
座席も中央よりちょっと前めで竹一が「わざわざ」をいいにくる跳び箱シーンで
竹一の耳だれが鮮明に見える位置がちょうどいいと思った。
今日入った昼の回は春休みだからか若い女性と若いカップルが多く
200の箱、最前1列以外びっしりだった。
反応は前に座っていた若いカップルの男のほうが
「これ、生田斗真か岡田准一じゃないと成立しないよな、妻夫木とかだとちょっと違う
 綺麗とあやういが両方ないと…」といっているのに対し
若い女が「わからなかった!おなかすいたー」と叫んでたり様々だった。

菊池寛のひとが似すぎているので、毎回、葉蔵が良子との約束をやぶり
やるせなくアブサンを飲むところで、菊池寛に目を奪われてしまう。

766 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 21:21:36 ID:swHSJtmM]
お化けの絵を表参道で見てきた
不忍池が寺門さんの絵をもとにしたVFXなのは気がつかなかった
お化けの絵のほかに、葉蔵、堀木、中也、マダム、ヒラメの絵と
8月24日にキャストとスタッフで撮ったらしい集合写真
皆さんいい笑顔してた
美術の今村さんと寺門さんの間での攻防の解説など興味深かった

767 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 21:37:52 ID:l/b5iMcB]
>>744
あんたすげーー!
まさに同じくなんであの場面を長く写すのか意味分からなかったけど
確かに葉蔵は眠るというより血色悪くてどす黒い感じだからふに落ちなかった
朝の鉄の笑顔も分からずもやもやしてたけど今分かった気がする

768 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 22:06:03 ID:yyiGyOiF]
>>761
生田斗真ファンですよ

769 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/07(日) 23:21:08 ID:ma4NV9K5]
携帯から失礼

原作既読の太宰好きだけど、この映画は合わなかった
太宰の文体が全く表現できてなかったように見えて、みんなの言う細かい点に目が行く前に興が削がれた
良くも悪くも太宰の人間失格を脱却した映画だね



770 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 23:24:58 ID:bCOnBF6O]
独白部分を削ぎ取った映画だからね
太宰独特の文体を求めた人にはそりゃ無理だろうなあ
そういう人きっと多いと思うよ

771 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 23:27:18 ID:9pEHS31M]
全体的にこの映画って画のバランスが今市よね。
せまっくるしいというか。
映画ならではの広がりを感じさせない。あれじゃドラマで十分だよ。
でも時間はあっという間で退屈はしなかったな。

後、最後のシーンが何であんなにマヌケに感じるんだろう。
もっと画面の作り方があっただろうに。
電車でみんないるとこなんか、もうちょっと作りこむだけでも違うのに。
すごい陳腐。
その最たるものは最後の老け顔→きれいな顔。
何であんな終り方するのか。
見た瞬間 (−−)こんな感じで禿、興ざめした。

高校演劇にありがちな、ファンタジーかと思いきや、実は現実世界から逃避した主人公の精神世界でした系を彷彿させた。


772 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/07(日) 23:40:16 ID:vCCZssfv]
鉄の傍で裸で丸まった葉蔵が死んでいたのなら、死因はなに?
モルヒネ打ってても、やつれない綺麗な顔の葉蔵は不自然だ。

773 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/07(日) 23:40:46 ID:ma4NV9K5]
>>770
人間失格の優れた文学たる由縁は太宰の文体に集約されてると思ってるからね〜太宰以外の人間失格は成立しない!なんてね

じゃあ観に行くなよって話だよなwwwスレ汚しスマソ

774 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 23:41:48 ID:f5HEFObM]
>>769
いや、映像で文体を表現出来るわけないしw
まあそれはともかく
太宰だけを尊重して、監督を尊重せず上から見たら
面白くないだろうね。
ん?って思った時に
興醒めするか、監督は何故こうしたのかと頭で咀嚼するかで
見えるもの感じるものは全く違うと思う。
少なくとも自分の粗末な感性よりも荒戸監督の感性の方が信頼出来るので
そこになるべく歩み寄れるように試みた。
あと太宰の人間失格の文面を追いさえすればわかる
表層の道化な葛藤以上の
深層に迫っているように思えるよ。
自分はね。
そもそも原作の捉え方が様々なのでこればっかりはね。

775 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 23:56:27 ID:bCOnBF6O]
>>773
いいんでないの
見もせずに文句言うよりずっといいよ

776 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/07(日) 23:57:20 ID:HH5XSBaC]
鉄のところで死という解釈は半分変だとおもう
だってあそこで印象的な心臓の音がする
あそこは赤ん坊に還った感じ
鉄の笑顔は要蔵の旅立ちに向けてで
列車でこれまでを振りかえり、マダムのところで我が半生を語る
今後はどうなるかは人生失格なのでどうなるでしょうか、
で終わりかなっておもう

777 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 00:23:58 ID:fX5+lSEO]
このスレ、原作読んだことのないジャニファンがいっぱいいるような。
まぁ、原作とは似ても似つかない作品になっているからすでに原作の解釈
が通用しないといってしまえばね。

たとえば、みんなレイプされたっていうけど良子はレイプされたわけでは
ないよ、アレは和姦。最近深夜にやってたアニメでも良子が「何で助けて
くれなかったんですか」なんて原作にないセリフがあって何だそりゃと思った。

778 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 00:26:07 ID:avll6W4W]
心音は、胎児化による再生かと思いきや
死をもっての再生と言うか、葉蔵にとっての初めてのリアルと言うか
よくわからないがwそんな感じ。
汽車の軍人が声を荒げて言っていた
日中戦争を止めなければ日本が滅びるってのは
あの時代に生きていた日本人が口にするような内容ではなく
犠牲になって命を落とした軍人だからわかる事かと。
よってあの汽車は三途の川行きの汽車に思う。

779 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 00:29:34 ID:KbUU9mrb]
>>777
おまいが和姦と捉えるのはおまいの「ヨシ子」だよ
この話は葉蔵の独白形式なので男女のセックス描写や感情などは
こと細かく書かれていない(恐らく葉蔵がそういった事に興味が薄いという設定故だろう)
つまり、詳しく書かれてない以上読者は好きに行間を埋める事が出来る
和姦でもレイプでもレイプ→途中から和姦でも答えは無いと思うがな



780 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/08(月) 00:37:04 ID:bZ7IXTJ9]
鉄に受け入れられたことで葉蔵は生まれる前の胎児に戻ったイメージかな
生まれ変わる為の無になるってことは一度死んでるということかと
そして列車は輪廻の旅に出てる葉蔵
トンネルを抜けて再び生まれる葉蔵は新し世界で
新しい堀木や新しい常子たちと新しい世界で出会う
本当の堀木や常子であるという事ではなくて来世で出会うべく人と出会い
普通の関係が築けているということでは?
なので鉄さんの笑顔は葉蔵を身籠っている感覚なのかなと
ここまでくると妄想ですけどね


781 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 00:40:17 ID:avll6W4W]
>777
原作読んでないのとジャニファン関係なくね?w
そんな高尚な原作でもあるまいし
既読なだけではちっとも偉くないぞ?w
そもそも生田ファンなら生田表紙版の原作をとうに読み耽ってるだろ。
ちなみに自分は原作でも映画でもレイプにしか見えなかったが
ここでレイプ派か和姦派かで投票でもあったっけw

782 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 00:40:40 ID:ZGzkhEyz]
>>777
自分は原作読んで、十分レイプだと思ったけどな。
相手が旦那様の漫画のお得意様だから、嫌がって大声上げる事も
出来ずに我慢したんだな〜と思っていた。
実際、葉蔵が「助ける事も忘れ」と言う表現してるし。

783 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 00:55:22 ID:yfp3lSCg]
test

784 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 00:56:40 ID:2LwaiCCD]
今日観てきた。ネタバレにビクビクしながら
このスレ斜め読みして行ったんだけど
久しぶりに日本映画を観た!って満足感に満たされた。
言われてるように、映像美にも見入った。
昭和初期の風情がスクリーンいっぱいに広がりなんだかワクワクしたよ。
近代文学に疎い自分には、難しいところもあったけど
色々な仕掛けが散りばめられてるであろうことはわかった。
言葉少ない葉蔵の表情も凄く良かった。特に後半は凄い迫力に圧倒された。
堀木がまた対照的で、なんとも卑屈でいやらしく
この二人の関係性は映画としてちゃんと完成されてた。←重要だよね。
平目のオーバーリアクションに吹き出してしまったんだけど、
すぐ後のシーンでいきなり雪の中の喀血・・・もっと心して見たかったよ・・・・
女優陣はそれぞれキャラが濃くて、葉蔵に落ちた時の目が印象的だった。
帰り道、自分はどのタイプだ?と考えてしまったw
鉄は幾年代の女の要素をすべて持ってた。
けど、あのころり歌は怖い・・・・・。
もう一回見に行くかな〜原作読みなおしてから。
>>782
自分は判断付かなかった派。
なんせ、一人称独白だからね。すべて葉蔵の頭の中。
これは原作も映画も答えなんてないんじゃないかな?
数ある感想から納得のいく解釈にヒントを貰うも
自分が感じたことを大切にするも自由。


785 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 01:04:52 ID:9T9p3B+i]
>>777
レイプか和姦か?
おまえの頭の中はそれが重要なんだねw
よくそれで原作読んだって胸張って言うよね。

786 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 01:08:18 ID:smBv2njD]
鉄様の解釈色々あって面白いのだけれど、自分はどうしても気持ち悪いとしか思えなかった。
海岸のシーンも少女ぶった感じがすごく気味が悪い。
子守唄?とちの実の話のシーンも恐くて、早く場面変われって思ってた。

鉄様に限らず、女連中は皆、どっかしら恐いと言うか、気持ち悪かった。

男性陣は逆にわかりやすいと言うか。
平目も堀木も嫌な奴だけど、いっそ清々しい気がした。
中原の場面もなんかほっとする感じだったし。
竹一も原作とは違って可愛らしく見えるくらいだった。

787 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 01:09:18 ID:c5YG7RxC]
771とか読むと'40〜'70の日本映画を見たことのない世代が
この映画を見るとびっくりするのかな?
たとえば、昭和初期なのに時代性を無視したドラマのような
蛍光灯で部屋の隅までこうこうと
あからさまになっている画面じゃないと違和感を感じるとか?
効果音楽で大げさに心情を代弁されないとわからないとか
日本映画の良さはどっかで過去の遺産が受け継がれることなく断絶してしまったのか。

788 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 01:27:10 ID:g80+kw+u]
>>784
>>ころり歌

鉄コワスw

789 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 01:31:06 ID:tr14OIJD]
なんとなくレイプの定義に違いがあるような気がする
ここの過去ログ読んだ限りだと
旦那の仕事のために我慢したという受け取り方をしていた人がいたし
それを和姦と取るかレイプと取るか、みたいな



790 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 01:41:19 ID:Qd+Q1tN9]
自分は良子のはレイプに見えた。
和姦だったらそら豆持って来た時、あんな顔するかな?

791 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/08(月) 02:14:14 ID:A0G2SXOm]
レイプされても周りは「被害者」って見るより「なんで貞操守らないんだ?いっそのこと舌噛んで死ね」って時代のお話だから
そこを論議してもあまり意味がないんじゃないの

792 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/08(月) 02:16:34 ID:dkx7xSfE]
今日みてきて、このスレを最初っから読んでいました。
久しぶりに映画見て、脳みそと感覚が揺れる感じで非常に良かったです。
生田斗真も凄いけど、作品自体が好きになりました。
もう一度、みたい映画です

793 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 06:51:19 ID:Gsh7oEtF]
>762
へぇ、調べてみます。
知らなきゃわからん話ですね。ありがとう。

794 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 08:33:19 ID:N1kSW8rg]
高卒は太宰治や小林多喜二が好きだよね

795 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 11:20:50 ID:fX5+lSEO]
わかってて書いてる人がほとんどだと思うけど、良子のモデルは太宰の内縁
の妻で入院中の太宰の義弟と姦通した人ね。

ま、太宰と小説の葉蔵は別だし、小説の葉蔵とこの映画の葉蔵も別物だといって
しまえばそれまでだけど。

796 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 16:08:37 ID:ZBaW6U/V]
「葉蔵を巡る人たち」
今回監督は葉蔵(生田君)を美しく撮りたかったとあったが
美しさだけ?という感が否めない
原作通りの女性遍歴をただ美しいスライドショーのように次から次へ
生田葉蔵はただ幼く、無垢なだけ
人間失格とか生まれてきてすみません、というより
美しく生まれちゃったのよ、罪はないのよという感じ
監督は生田くんをただ美しく撮りたかっただけなのか
台詞が少ないのもあり内面が読み取れない
堀木や中也、女達の方の気持ちの方が観てて伝わる
あれ?葉蔵って周りに振り回されてるだけで、気持ちってないんだっけ?
そんなことない、葉蔵は彼なりの言い分がある
彼がなぜ女性を惹き付け、なぜ女性から離れていくかって肝心なところが
わかりにくいと思う
自分は原作読んでるから繋ぎ合わせて納得はしたけど


797 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 16:42:21 ID:Y+K1xDX5]
DVD発売の時には、ディレクターカット版として敢えて割愛したと言う独白やナレーションを入れて欲しいね。

798 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 16:52:17 ID:fCKKtPDE]
いらない
難しさが良い

799 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 16:54:21 ID:IGur6lG7]
アネサにおもしろい本貸してって言われて貸した本って
原作では「吾輩は猫である」だっけ?
映画では「春と修羅」って見えたんだけど変えたのかな?
それとも自分の見間違い?
中原中也も「春と修羅」に影響受けたようだから
それを葉蔵も好んで読んでいたってのは後に中也に
惹かれるというか共感(?)する伏線なのかな

というか本当に「春と修羅」だったかよくわからないので
これから見に行く人いたら確認してきてくださいw



800 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 17:22:20 ID:9RXixG+Q]
>799
春と修羅だったよ。
自分もアレ?と思ってあとで小説を確認したw

801 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 17:54:31 ID:8+Fk3Ayt]
出演者ヲタでこの映画にもはまってしまって何回も観たんだが
「葉蔵が死を選んでその望みが叶えられた」とは感じなかった
もうダラダラ生きているのか死んでいるのか分からないまま生きている…と思った。
鉄と笑ったり、寝込み襲われたり、人間っぽい反応しても、
そんなのどうでもいい「無」の中にいるのかなって。
確実に死は近づいていると思ったけど、確定じゃない曖昧なままが自分はいい。

>>786
>平目も堀木も嫌な奴だけど、いっそ清々しい気がした。
これ同意。
平目のキャラクターは見れば見るほどハマルというか。。
メール着信音と目覚しを平目ボイスにしちゃった。
「〜メールって何ですか…」最高!

802 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 18:19:47 ID:w8HBo6wd]
生田は無垢で大人になりきれていない感じと、動作がきれいで
立ち居振る舞い、目から発せられる色気が同居していて
なんとも透明のような、不思議な色気を感じた。
あの目で甘えられると堕ちるよな〜と納得した観客は自分含め多いと思うw
伊勢谷はまったくの対極を上手く演じていて
この二人の芝居の相性が合ってたのが良かったね。
寺島は冴えない幸薄い女なのに滴るような色気は流石だった。
平目が画家になりたいと言う葉蔵に「はぁ??」と返すんだけど
あそこから平目が出てくる度に笑いのスイッチが入ってしまって大変だったw




803 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 18:20:51 ID:JgfrxlM4]
>>796
監督が俳優を美しく云々って言ってるのは
これまでは採算も一般受けも無視した作品を作ってきてて
今回は客を呼ぶ必要もあるから「俳優を美しく」という部分に
心がける必要があるってこと。
それ以外の部分は今さら心がける必要も無いってこと。

これでも監督は今回分かりやすく作ってるつもりなんだよ
清順作品なんてスタッフも俳優も意味が分からず作ってたくらいだから

804 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 18:47:51 ID:c5YG7RxC]
葉蔵は16歳で東京にでてきて、最初に堀木と出会ったときに
「よか稚児じゃのう」といわれたぐらいだから幼く無垢でいいと思うけどな。
常子と心中事件起こしたのは高等学校2年で中退した後となってるから
18歳、19歳ぐらい。
昔の男は大人びてたといっても、生田でも鯖読んでるぐらいだろう。

805 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 18:49:09 ID:c5YG7RxC]
>>796
美しさというのは原作で「美貌」って設定だから、売り文句の一つだけど、
映画で描いてるものはそれではないと思う。
よく、原作を読んでない人の感想や原作をうろおぼえの人の感想で
「ドロドロした内面が見たかった」というのがあるけど
原作の葉蔵って、むしろ他人との衝突や「ドロドロ」になることを恐れて、
そうなりそうになると逃げて死のうとしたり
逃げて、逃げた果てに廃人になった気がするんだよね。
自分の意に反しても両親に否やと反発したことはなく、ただ一度の反抗が
堀木に「君が持って来たらいいじゃないか!」と声をあらげたことだけで、
他人のいうなりにもならないけど、他人に反抗もできない。
他人の態度に敏感だから、他人を故意に傷つけたくたくない、非暴力不服従みたいな。
ただ、他人の顔色をうかがって、逃げ続ける生き方。
自分の臆病な本性がばれやしないかと怯えながら、
皆が自分に優しくしてくれるのを不思議がってる。

「神に問う。信頼は罪なりや。」
「神に問う。無抵抗は罪なりや?」
こういう人間だから、どうしようもない生き方をしても、まわりからは無垢に見えて
「とても素直で、よく気がきいて、あれでお酒さえ飲まなければ、
いいえ、飲んでも、……神様みたいないい子でした」につながるんじゃないかと
そう考えると、映像化された葉蔵はありだと思う。
これは自分の原作の解釈だけれども。

806 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 19:05:58 ID:tr14OIJD]
観終わって最初の感想は
「神様みたいないい子でした」
このセリフを映像化したんだなと思った
なんでここまで堕ちなきゃならんのだとか
そういう疑問は原作読んでアッサリ解決
太宰の文章に敬意を表したのか白旗を揚げたのか

もうね、副題見てみなよ
葉蔵を無垢でピュアなものに描きたくて仕方ないんだよw

807 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 19:36:38 ID:p+PxpJ+d]
>>799
やっぱ同じこと思った人いた!
自分も思わず帰って本を確認しちゃったよ。
映画館だから文字がはっきり読めなかったけど、『春と修羅』で間違いなかったよね。

808 名前:799 mailto:sage [2010/03/08(月) 20:23:16 ID:S/pel0QG]
>>800 >>807
やっぱり「春と修羅」でよかったのか
見てた時あれ?っと思ったけど誰も話題に出してないから見間違いかと思った
「春と修羅」って題名しか知らなくて読んだことないんだけどあれっておもしろいの?
アネサは葉蔵に構う口実がほしかっただけっぽいから借りる本は実際面白かろうと
面白くなかろうとどっちでもよさそうだけどw


809 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 20:24:53 ID:v8txinp1]
アネサが葉蔵の所に来る時ってふとんしいてあったけど
やっぱり葉蔵を食ったんだろうか…



810 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 21:48:18 ID:ey49tH3Q]
酒が飲みたい
原作に意外と忠実
飛ぶのはマダムが葉蔵を思い出してるから?
生田はイケパラよりこっちのが合ってる
良子はレイプだと思う

811 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 22:01:30 ID:u4V1k6L+]
この映画、生田演じる葉蔵を美しいと思えるか、好感を持てるかどうかで感想が全く変わるだろうなー

812 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 22:56:13 ID:QzZO5HWi]
>>808
東北繋がりか?

813 名前:807 mailto:sage [2010/03/08(月) 23:07:33 ID:hiwbyBvS]
>>808
例の「青空文庫」に春と修羅もあるから、良かったらDLして読んでみて。
ウラアオゾラブンコに中也のコメントもあり。

814 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/08(月) 23:13:30 ID:+MsYm3K8]
平目は正月映画ではイカデビル役やってた。
セリフは、イカとビールでイカデビル!

815 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 23:16:45 ID:OCOsDa3c]
>>805
いい年して太宰読んだことない身ですが
映画観てまさにその様な感想です
葉蔵は人と上手く接することが出来ない人なのに
生まれ持った美貌で人を惹きつける
その矛盾あたりからあの人格形成が出来てるのかと

個人的には原作には出てこないという(実在の人物だから当たり前か)
中也の「前途茫洋」が印象的なのですが
これは監督から葉蔵へのメッセージ?
これがなかったらなんか暗いまま葉蔵の気持ちばかり考えて映画館を後にしそうだったけど
ちょっと一歩引いた見方が出来きる気持ちで帰ってきました

816 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/08(月) 23:36:40 ID:xLrwjwST]
>>811
まあ美しいとは思ったけど、あまりにもフラフラしてるから
イライラして自殺失敗するたびにさっさと氏ねと
心の中で毒づいた

817 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/09(火) 00:29:11 ID:qNfBA746]
>816
おまいは平目かww

818 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/09(火) 00:40:03 ID:ULdsa8WP]
「お金が欲しいなー」のあの言い方は腹立ったなw
堀木が狙ってたっぽい職業婦人を簡単に掻っ攫っちゃうんだから
そりゃ堀木も睨みつけるわな
美しいというか綺麗な顔しやがってこの野郎という感じだw

819 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/09(火) 00:49:33 ID:C/zCvatL]
平目や堀木みたいにしぶとく生き抜くほうに共感した。
葉蔵はダメ。たしかに人間失格。鬱陶しい男。



820 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/09(火) 01:15:53 ID:efMwJmoP]
堀木がアメリカ、葉蔵が日本にみえて仕方がなかった…
五円貸してとたかりながら、俺が君におごるんだ!という図々しさ、
守ってやるから駐留米軍の予算出せ、アメリカで稼ぐなといいたい放題、
正面きって争いたくないし、駆け引き下手だから結局は妥協せざるをえない政府。
一人ひとりの日本人はそんなことないんだが、国として国際舞台に立つと
主張の弱い、金ばっかりたかられてるよくわからない国だと
外国になめられている気がする…。

821 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/09(火) 01:38:17 ID:d/9zKbwH]
自分も平目に感情移入してしまうわ
葉蔵みたいな奴実際にいたらさぞむかつくだろう

822 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/09(火) 01:50:40 ID:dasoueiO]
モルヒネ中毒に陥るあたりの演技にゾクゾクした。
視線の飛び方とか、肩を震わせて訴え、薬を欲する様とか、
喚き散らして爆発って感じじゃないんだよ。体の中から訴えてる感じ。
薬の欲しさに、女店主に言い寄る声、視線、女の肩を掴む手の力、
「キスしてあげる・・・」って囁き・・・あの無気で力フラフラ漂ってた葉蔵か?
ってくらい衝撃的だった。完全に死んだ目をしてた。
あのシーン見たさにもう一回行く予定。

823 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/09(火) 03:22:23 ID:aIL0Tewr]
病気になり、痛み酷くなると、運命を恨み、厭世的な気持ちになる。
生まれてごめんなさい
このセリフ、かつては健康時には理解出来なかったが、今となり理解できる。
葉蔵とは異なる局面だが。

824 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/09(火) 07:13:44 ID:qNfBA746]
この流れでわかるのは、
生きる辛さを知ってる人、
自分の弱さを知ってる人、
頑張ることを能力以上に求められた人は、
葉蔵に共感できるってことじゃないかなー。

みんな弱いけど頑張ってるんじゃないか!って、
怒る人は、
頑張る能力持ってる人なの。
平目とか堀木とか。多くの人。

あー絶対理解してもらえないと思うけど。
そりゃ、弱い人間が悪いよね、この世界では。
わかってますよ!
どーせ、人間失格ですよ。
こんな風に頑張る能力なく生まれてきて
ごめんなさい。

でも、ちょっとつぶやいてみたくなるじゃん、
わかってもらいたくなるじゃん。

マジで本音ですが、
これって、人間失格の底流でしょ。

小説も読んだし、映画も見たけど、
わかる、わからない、より、
強い人間にはわかってもらえないん
だろうなっていう絶望感の方が強かったよ。

825 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/09(火) 08:45:45 ID:VNrzZ9cj]
そうだねー。
強気な平目みたいな気持ちの時もあれば、
落ち込んで要蔵みたいな気持ちの時もあるわ。
突然のショックで絶望を感じてる時程、なかなか人に相談できないもんなんだよなー。
ノイローゼって自覚できないからノイローゼになるんだっていうものね


826 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/09(火) 09:55:10 ID:qzaL7Fy1]
肉体的、社会的にハンディを背負ってるわけでもないのに、弱っている人とか
見ると、たいていの人は理由がわかならくてイライラするだろうね。

この作品が嫌いという人は、そういうタイプかもな。
自分も「作品」として想像力を働かせる事は出来るけど、もし身近にそんな人いたら、イライラしそうだ。


827 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/09(火) 16:00:10 ID:ovqBLcW2]
堀木のシーンはほんとに面白い。
登場からして葉蔵の絵筆奪い取って勝手に自分の絵にしちゃうし。
リヤカーもちゃんと押さないし、引越祝いの鰻重?葉蔵の分まで食べてるよね?
葉蔵からくすねた赤い絵の具、使わずに絵の具箱にあったのが印象的。
精神病院での別れのシーン、涙目の堀木に貰い泣きしそうだった。
列車の中の5円貸して→笑い→赤絵の具返却、ここも好き。
けっこう笑えるシーンあるよね、
真面目な映画だからあんまり笑っちゃ隣の人に悪いからがまんしたけど。

828 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/09(火) 20:24:53 ID:A/tFSoci]
>>821
んなことない
映画の葉蔵は無垢で従順でまるでペットのようだった
原作では自分のことをずーーっとネガティブに言ってるからイライラするけど
映画はマダムの言う「良い子」ってのが出てた気がする
餌は酒だな

829 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/09(火) 20:52:52 ID:9+KoeUkX]
・見捨てられ不安が強くて
・近づいた人に「自分だけはこの人のことを分かってあげられる」と思わせて
 自分に巻き込んでしまい
・うまくいかないと、自棄になって逃げ出す。よく自殺未遂する。
境界型人格障害のわかりやすいモデルだとは思う。




830 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/09(火) 20:58:28 ID:ULdsa8WP]
>>828
神様みたいないい子というのもそれぞれイメージがあるだろうが
映画の葉蔵は一つのパターンとしてアリだと思う
そしていい子というのは時としてムカつく存在w

831 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/09(火) 21:38:12 ID:d/9zKbwH]
しかし太宰って女しかファンいないのなw
ここもオバサンばかりじゃん
男で太宰好きな奴見たことねー葉蔵もマダムにしか相手にされんよな

832 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/09(火) 22:32:49 ID:aIL0Tewr]
裕福な家に生まれちやほやされて育ったが温和な性格だけに自立心が乏しいのか?
裕福さでは一眼を引けない学校生活で注目を浴びたいが為に、わざと跳び箱でこけたのか?

833 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/09(火) 22:49:26 ID:ULdsa8WP]
原作読んだ方がいい

834 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/09(火) 23:02:02 ID:X91pewfE]
へえ、日本語字幕版なんてのを上映してるんだね。
1回観ればいいやと思ってたけど、字幕版も観にいってみようかな。
字幕なら台詞の聞き逃しがなくていいやね。

835 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/10(水) 00:07:40 ID:jdSiuqlp]
字幕付きか…冒頭の竹一がほとんど何言ってるのかわかんなかった
津軽便わからん
トンネル花火とコロリ歌が見たいのでもう一回見にいく

836 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/10(水) 00:26:08 ID:4BA5nLZ4]
ガキ達のはやし歌と、
初対面中也のもんでやる?がききとれなかったので、
字幕行ける人レポートぜひお願いします。

837 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/10(水) 00:27:00 ID:270VHkkD]
自分は酒のみだから、よしこと約束したすぐ後にすすめられるまま
アブサンをあおったときの、飲みたくない酒がのどを灼く感覚がわかる。
うまい酒もあるけど、惰性で飲むときあんなだ。
感心したのはモルヒネの禁断症状〜注射器を挿し、体に薬物が広がる恍惚。
腕を隠すようにしてるから実際は、きっと注射を挿してないんだよな。

>>831
自分の行ったところは恋人に連れてこられたらしい20代〜
お一人様の30代、40代、シニア世代の60代〜のおっさん
3分の1ぐらい男だった。

838 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/10(水) 02:04:17 ID:1rmtRhWX]
このスレでも妙に葉蔵に入れ込んでるやつって
どうも自己陶酔型のレスが多いな。
まあそういうタイプを吸い寄せるのだろうけどな。

839 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/10(水) 02:24:38 ID:4BA5nLZ4]
なんか的外れ?
自己陶酔って自己愛でしょ。
自分を愛せなくって、
いや、愛せるような自分になれなくって、
悩んでる人が多い気がするんだけどー。



840 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/10(水) 03:46:11 ID:B008GYbS]
初歩的な質問で申し訳ないのだけど
よしこはどこへ行ってしまったの・・?
出て行ったと考えていいの?

841 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/10(水) 09:08:25 ID:2Knu8XtZ]
>>840
病院で葉蔵が「マダム、ヨシ子と別れさせて…」と頼んでたから
きちんと離婚して実家に戻ったと自分は解釈してた。
あのタバコ屋に貼ってあるポスターがモダンで且つ時代を感じさせて好きだ。


842 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/10(水) 17:27:05 ID:ZpIxKlSP]
>>824は絶対おばさんだと思う

843 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/10(水) 17:57:20 ID:JtE9VrD1]
今日4回目見て思ったけど、今までツネ子との心中が唐突だと感じてたが、ちゃんと前フリあった事に気付いた。
葉蔵が1人遊びに飽き、マダムのバーで堀木と再会したとき「もっと死んでしまう位遊びたい」って堀木に言ってる。
その後堀木を自分からツネ子がいるカフェに誘ってる。ツネ子が死にたがってる事を知ってた葉蔵は、
ツネ子に付き合って心中することを「死んでしまうかも知れない遊び」感覚で行ったのかなと思った。
実際鎌倉での葉蔵は思いつめた様子もないしどこか他人事のような風に見えた。
薬飲むときちょっと我に返って無茶な飲み方してた様にも見えた
マジで深いなこの映画。

844 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/10(水) 23:41:43 ID:HMF/YXYv]
葉蔵に、生まれてごめんなさい
と言わせたのは何?


845 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 01:42:00 ID:ER/R/6e2]
原作読んだ?
生まれてすみませんの言葉は人間失格には無いけど、いろいろヒントあるよ。

まぁ、周囲を騙してるという罪悪感と期待に添えない罪悪感じゃないかな。
地獄絵図見て、恐怖も感じただろうし。

846 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 01:53:27 ID:ER/R/6e2]
>843
バーの壁に掛けてある絵がね、
心中の先にある光、みたいな絵なんだよ。
あと、バーの名前が「青い花」って、
作ろうとしても作り出せない
幻の花だよね。(最近遺伝子操作で作っちゃったけど。)
ガラス窓の柄もそうだし。
あと、マダムの服の色が一度だけ暖色系。
葉ちゃんいるせいかな、なんて。

バーの仕掛けもまだまだありそう。

847 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 05:27:59 ID:Ns4yJ0Mv]
「青い花」は中也や壇たちと発刊した文芸誌の名前からじゃない?

848 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 08:04:18 ID:QhNgIP+T]
>>839
太宰が自己愛性人格障害と言われているんだが

849 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 10:46:42 ID:fYclSdC9]
>>846
> 作ろうとしても作り出せない幻の花だよね。

それは青薔薇のこと?
遺伝子上無理があって交配じゃ絶対作れないらしいけど。
ただそれを言うのなら、青い花ってのは遠回し過ぎないかなぁ?



850 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 11:31:12 ID:mKduTckU]
大銀杏が倒れた鶴岡八幡宮って、中也が売店でビール飲みながら
前途茫洋とつぶやいた、あの鶴岡八幡宮だよね。
残念だなぁ。

851 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 12:54:03 ID:Da2k7bTA]
同人誌「青い花」の名は元はノヴァーリスの小説から来てるんでしょう。
現実には無い夢の象徴ってことでこの映画のバーの名前には合ってるよね。
>>850
『中原中也の思い出』だね。
汽車の中で満開のカイドウ背負って「ボーヨー」って言ってる中也は楽しそうでいいね。

852 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 15:56:01 ID:sEnWB4p+]
観てきた
原作とは別物だと思ったほうがいいな
原作のキモの部分は全く掘り下げず、森田と三田で独自性を出そうとして大失敗という印象
原作のファンは見ちゃいけない、とはいえ原作読んでないと少し分からない部分もありそうという微妙な位置

特に森田のとこは苦笑いするしかなかったな
あの場面で近くにいたオッサンが帰っていった

853 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 16:22:13 ID:fYclSdC9]
>>852
森田のとこってどこのとこ?

854 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 17:45:29 ID:hYwd9qbO]
>>852
色々な所で聞きかじった情報でそれっぽくアンチ活動してみた悪い例だなw
ジャニヲタはジャニ関係のスレで暴れてろw

855 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 18:12:54 ID:rJU2iMhw]
>>854
原作好きならありえる感想だと思うんだが・・・
なんでもアンチ扱いはどうかと

856 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 18:17:24 ID:OjhWkDK1]
>>855
森田さんは正直原作を台無しにするほど出番がないじゃないか
そういう所じゃね?森田叩きしたいだけのジャニヲタっぽい発想かなと

857 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 18:28:48 ID:sByoUyi3]
日テレG+ 3月12日 22:00〜22:30 どれどれトーク
       荒戸源次郎『人間失格』を語る

858 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 18:31:21 ID:xC7oiF1n]
852は原作通りでないと駄目というタイプの人なら
普通にありえる感想だね
映画は客観的視点の人間失格だから
内面描写に行数を費やし独白が続く原作とは別物という意見は至極真っ当だし

映画の葉蔵はなんか子供っぽいなと感じていたけど
神様みたいないい人でなくいい子と表現していた時点で
幼児性を強く残した人物設定で何らおかしくないことに
今更ながら気付いた

859 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 18:51:39 ID:+KqT8ku+]
人間失格=太宰の生涯と捉えてる人や
過去、太宰を演じた役者が中年ばかりな為「こんな若い主役ありえない!」と
勘違いする人が多すぎるんだよな。
そういう人に限って自分は原作通りじゃないと許せない役者は○○←(大抵中年俳優)がいいと
吠えてる…そういうブログとか感想読むと「悪いけどおまえが一番原作理解出来てないよ」
と言ってやりたくなるw



860 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 19:14:32 ID:sEnWB4p+]
852だけど少し盛り上がってるな
まず、ジャニヲタが森田を叩くっていう発想が俺にはサッパリ分からない
一応言っておくと森田や三田を叩こうなんて全く思ってない
ここは作品として観るよりも、役者にばかり興味がある人が多いのかな

あと原作通りじゃなくていいし別物でいいけど、あれが人間失格だと思われたくない気持ちは少しある
道化とか、分身としての堀木と葉蔵、その二人の葛藤とか、監督にとってどうでもよかったようだ
奇妙な屈辱、女への不思議な復讐心、逆説的な強い生きる意志、このへんも伝わっているか疑問
失格でありたいと願うナルシストの自己擁護みたいな面も匂わせたいが、これは難しすぎるか

突飛なエピソードが続くのに、多くの人が自分に近いものを感じる凄い作品なんだけどね
この映画でそいういうこと感じるのかな

861 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 19:42:22 ID:fiRkOzw1]
>>860
役者論抜きにして語ると自分はこの映画は良作だと思う。
人間失格ってドグラマグラと同じ位ハマれば精神に支障をきたしかねない小説だと自分は思う。
この原作をありのまま再現=スクリーンで延々と内面の醜い部分や道化シーン見せられる映画に誰が行くんだよw
それじゃ完全にサブカル路線になってしまう。サブカル映画を太宰生誕100周年映画にするわけ行かない。

役者語りをすると森田の存在は堀木と陰陽の様な対比になっていて良いキャラだったと思うよ
葉蔵にとって陽の中原はすぐ死に、陰の堀木とはずっと腐れ縁が付いて廻っていて皮肉だった
鉄を昔は美人だったであろう外見と年齢の三田にしたのも良かった
葉蔵を夜這いする時の真っ赤な口紅が凄くグロテスクだったし(昔からブスだった婆さんは口紅なんて付けないと思うので)
海辺で完全に少女になってしまった60過ぎの哀れな老婆って強烈に印象に残った

862 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 20:09:39 ID:sEnWB4p+]
>>861
>この原作をありのまま再現=スクリーンで延々と内面の醜い部分や道化シーン見せられる映画に誰が行くんだよw


そして物凄くたくさんいる原作ファン
むしろそのほうが大人の評価は高かったんじゃないかな
この映画が「太宰生誕100周年映画」などと言われてるなら、逆にそのほうが違和感ありすぎ

映画化が難しいのは自明で、チャレンジしたことだけは評価するけど
少なくとも原作をちゃんと読んだ人が監督やってくれないと・・
そういう人なら、醜い部分や道化を描いてもグロくならない
原作と同じように、それは平凡なことだと観客に気付かせてくれるだろうから

863 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 20:14:31 ID:sEnWB4p+]
ちなみに道化そのものよりも、
違和感の芽生え、それによる意識の発生、
人間をよくわかっているくせに人間がわからないと言うカッコつけ
このあたりが抜けると厳しいな

864 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 20:41:11 ID:cYd90JnE]
>>863
その辺は映画で表現されていたがなw

人間をよくわかっている=ツネ子に言った「金の切れ目」云々の解釈と真逆の事を言って静子に上手く取り入る
人間が分からない=堀木に突然一緒に死のうという

要するに太宰信者は行間を読む力が足りないんだよな。本に全部書いてあるから。
そこが好き好きなんだろうけどね。

865 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 20:51:26 ID:cYd90JnE]
>>863
あとこれも

>違和感の芽生え=机に掘った唇にキス→赤いインクで着色するとグロテスクに感じてしまい急いで消した

>それによる意識の発生
お祭りで拷問の画ばかり興味を持つ→自分が異端だと感じ父の象徴である大木に向かって「生まれてすみません」

この位読み取れなくても文学ヲタみたいな発言出来るって流石太宰ヲタだねw

866 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 20:55:39 ID:SEHckyNX]
太宰信者とひとくくりにして語るのはやめれ
剥き出しのファイトは迷惑だ


867 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 20:57:45 ID:sEnWB4p+]
>>864
突然煽ってきたなw
レスの流れ読んでね
「道化」に関する話だよ

868 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 20:57:49 ID:AmHUw47+]
>>863
常子と食べる寿司のシーンでも、よく表現されてたよ。
一口くちに入れて、顔をしかめて慌てて水をガブ飲みする葉蔵に対して、後から来た常子は、同じ寿司をうまそうに食べる。 それを葉蔵はじっと見てる。
淡々と流れるからわかりにくいが、このあたりが違和感の芽生えを映像にしてると思ったけどな。

869 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 21:01:44 ID:sEnWB4p+]
>>868
いや「道化」に関する話なんでね
芽生えたのはガキの頃



870 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 21:13:35 ID:i2LHvBOg]
>>869
祭の拷問地獄絵図を見て自分が普通の人と違う自意識を持っていると気づいたからこそ
生まれてきてすみませんと言った。

その後の学生シーンではうって変わって跳び箱をわざと失敗し道化を演じている

道化を演じる様に成るまでの工程をあえて省く事により
あの時の子供が思春期を迎える頃には嘘をついて周囲を誤魔化す事を覚えてしまったんだという
インパクトが強く残ったよ。

871 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 21:19:06 ID:QhNgIP+T]
二宮で三島の「金閣寺」をリメイクした方が良かったわい

872 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 21:23:04 ID:sEnWB4p+]
>>870
伝わってたなら良かったなーと思うよ
けど俺は対人関係の違和について言ってる
わかりにくくて悪かった

ちなみに「生まれて、すみません」は人間失格の原作には無いと思うんだが
これを人間失格で使う監督のセンスはちょっとズレてると思う

873 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 21:33:01 ID:sEnWB4p+]
どうしても批判っぽくなるし
批判は認めたくない、全部反論したいっていう人もいるようだから
レス控えようと思うけど

原作読んで、単にダメな奴が堕ちていく話だと解する人がいる
中学の頃読んで、暗い気持ちになって読むのやめちゃう子なんかはこれ

実は自己肯定じゃないかと解釈する人もいる
これは世間に対する俺様人間合格宣言だと

この映画の監督は完全に前者だと思う
おそらく後者のような解釈があることも知らないのではないか
太宰の解説や研究やってるような人たちは、ほぼ全員と言っていいくらい後者なんだが

もちろん前者が悪いわけじゃない
でも監督くらいの立場の人は、少なくとも後者の意見を知ったうえで作ってほしい
ちょっとでいいから後者の解釈ができるようなにおいを加えてほしい
というわけで俺には合わない映画でした
いわゆる原作レイプに近かった

874 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 21:36:33 ID:ER/R/6e2]
>872
生まれてすいません、って
人間失格の同義語みたいなもんだし
無問題だと思うよ。
いったいどんなセンスからどうずれてるように感じたのかな。


875 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 21:36:38 ID:i2LHvBOg]
>>872
この映画には「生まれてすみません」以外にも太宰ネタや他の作家ネタが散りばめられてる。
監督のセンスというより文学に興味を持って貰うためのエンタメ的なサービスの一つかと。
作品自体は太宰文学という敷居をうんと低くして、興味が無い層を振り向かせる事に重点を置いて制作された。
そういう意図で制作されているこの映画は、大衆に迎合している部分と独自の視点で世界観を構築している部分が
絶妙な塩梅でマッチしている秀作だと自分は思います。

876 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 21:43:37 ID:ER/R/6e2]
>873
そういうことね。
自分で自分を神様みたいないい子って書いてるってことに気づいてる人は多いよ。ここ読む限り。
だからこその、この映画の終わり方だったと思えば、監督もよく読んでるし、ギリギリ伝わる作り方してると思う。

877 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 21:47:38 ID:i2LHvBOg]
>>873
監督はあなたの言う後者の意見を知っていたと思うよ
でも映画化企画のコンセプトが人間失格をリアルに玄人受けするような作品を作ろうって事じゃない。
今いる太宰ファン以外にマーケットを広めようという狙いの元に計画された映画である。
そんな事は主演の彼や彼が宣伝してきた媒体を見れば一目瞭然。
それを踏まえた上で、太宰ヲタ的視点からいわゆる「ドアノック商品化された人間失格」を楽しんでみる
懐の深さがあってもいいのでは?

878 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 21:57:46 ID:+1J3bf3/]
太宰治って好き嫌い真っ二つに割れる
嫌いなやつは原作が理解できず共感できない
太宰好きがいるように嫌いな奴もいる

879 名前:名無シネマさん mailto:sage [2010/03/11(木) 22:01:02 ID:7o3eXlWP]
>>873
でもこの映画を否定する人にはきれいすぎる、とか絶望感が足りないとか
もっとドロドロしたのが見たかったっていう意見の方が多いんだよね
それだけ前者のようなイメージが世間に浸透してるってことなんだろうけど



880 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 22:11:13 ID:dn07k3z+]
議論するのは結構なことなんだが、なんだかチャット状態になってるから
どこかサイト作ってやるか、ブログにでも書いてくれないかな

881 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 22:16:48 ID:85Gl2R3h]
sEnWB4p+は思い込みの激しい他人のレスも新解釈も
受け入れる容量のない人なんじゃないかな?
じゃなかったら、故意のファイター?
まず
>ここは作品として観るよりも、役者にばかり興味がある人が多いのかな

852以前の50レスをさかのぼっても役者に関するレスは1レスぐらいだよね
もっとさかのぼっても全体の2割もないよね
どうしてこう思い込むの?

あと
>分身としての堀木と葉蔵、その二人の葛藤とか、監督にとってどうでもよかったようだ
これは、自分は逆ですね
映画を見て、初めて、堀木がなぜつきあっても得のない面倒くさい葉蔵に
つきあってやっていたのか、そんな解釈あったかって思った
原作の小説の中に葉蔵の葛藤は読み取れたけど
堀木はなんで葉蔵につきあってたのか、堀木の葛藤は小説には描かれてなかった
葉蔵も堀木を見下していたし、自分には意味不明だと書くばかりで
堀木の内心をうかがわせる材料は小説のほうが乏しかったように自分は思う

882 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 22:29:49 ID:hGztyjyT]
>>880
この程度でチャット状態とか初心者?
自治する必要ないと思うけど。
叩きではなく議論で意見が割れてるんだから。

883 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/11(木) 22:54:56 ID:85Gl2R3h]
>>864
というか、自分の解釈が原作の正しい解釈と思い込む
視野の狭い人、多いよね
言葉という抽象記号によって構築されたテキストには
個々の記号自体に解釈の幅があり、また、その集合体であるテキストは
読者の異なる人生経験によって、解釈が大きく隔たるって常識さえ知らないの
それでいて、自分のほうが他人より頭がいいと思い込んで
上から目線、どんだけ無知なんだよ
人間失格以外の太宰作品を読んでも、虚実がいりまじったり
語り手の視点が何重にもマトリョーシカのように構成されていたり
自由に自由に、読み手によって想像がふくらむ工夫が凝らされてるように思うのに
ファンだとなのる人に限って一層の読み方、解釈しかできないなんて皮肉だね


884 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 00:21:17 ID:phRRzrRL]
視野が狭いと言いきってしまうのはどうだろう
みんなそれぞれ自分の解釈が正しいと思っている部分あるんじゃないの?
そういう見方もあるんだねーで流せない辺り、どっちもどっちな気がするよ

とうとう3回目見てしまったw
回数重ねるごとに沁みてくる部分があって我ながら驚いた
初見ははっきり分からないのがもどかしくて
ちくしょー負けるもんかという気持ちだった
今は分かる部分もあり、相変わらずちょっとあやふやな部分もあるんだけど
そんなんどうでもいいからあの映画の香気に浸るのが快感になりつつあるw

885 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 01:55:45 ID:RjWwqAbH]
敢えて実写化するのなら、原作に書ききれなかったモノを表現するべきで。
葉蔵や太宰が生きた時代の色、匂い、空気間・・・それらは勿論のこと
葉蔵に内面を一切語らせずに原作の対極の客観を書く事こそ
大きな意味があると思った。

原作の葉蔵が一人称で己を屈折した異物のように描写していながら
要所要所で、自分は他人にとても親しまれていた事を匂わし
シゲコに「皆はいい人だと言うけどな」と言わせ
ラストのマダムに「葉ちゃんは気が利いて神様みたいないい子だった」
と言わせたのは
主観と客観での己への評価のギャップを書きたかったんだろうし
結局葉蔵を取り巻く人々は彼の存在価値を認めていたのに
己の屈折した思い込みには果たして真意があったのかどうか?
己の存在価値を決めるのは己か他人か?
アイデンティティーとは何ぞ?
原作にはそういう投げかけを自分は感じていて。
でも正直原作では他人に親しまれていた彼はあまりピンと来なかったし
無理矢理そう思わせられているような違和感があって。
映像にて、無垢で儚く愛される葉蔵を表現することで
外からはこういう風に映っていたのかとしっくりきたし
原作と映画を合わせる事で葉蔵に対する客観と主観とのギャップが強調され
作品の奥のテーマがはっきり見えたような気がしたよ。

886 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 02:20:22 ID:cHzasUwk]
独白セリフを入れれば良かったのに

887 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 03:02:14 ID:x5qdJXlC]
この映画は観ればみるほどハマるタイプだよね〜
小説と映画でセットで楽しめるなんて素敵すぎる

早くdvdが欲しい
シドの映画みたいに麻薬で恍惚なシーンのテイク2入れてほしい
シドやカート、尾崎達みたいに麻薬にハマってしまう独特の
美形で素直すぎで大胆なところがこの映画はほんとによく描かれてたとおもう


888 名前:名無しシネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 03:41:29 ID:+voLucWr]
観た直後は、「外側から描いてるから」ピュアに感じる人もいるだろうと思ったんだけど
原作を読み直したら、葉蔵の傲岸で矮小なとこって周囲にバレバレだったんじゃないのか?って思えてきて
むしろ葉蔵のセルフイメージを映像化したらこんな感じかも、と思うようになったわ

889 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 04:10:43 ID:gwk1nMEn]
>>885
めっちゃ共感!同意です。

>>888
周囲にバレバレなら葉蔵の人生も変わってたかもね。
職業婦人にはカワイイと思われ、マダムには神様みたいないい子と思われ、
近所の他人にも評判がよく、(これらは第三者から見た葉蔵)
望んでいないのに人を引き付けてしまう葉蔵。
むしろバレバレだった方が生きやすかったんじゃないかと思う。
映画では葉蔵を客観視することで、葉蔵に心奪われる女たちの理解者になり、
母性を刺激された観客も多いと思う。




890 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 09:54:13 ID:cHzasUwk]
竹一には葉蔵の暗い部分がバレバレだったよ
だからこそ竹一が苦手だったわけで
女は顔で騙されるんだろう
こういう男に入れ込む女はいわゆるダメンズだね
一生男運悪い

891 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/12(金) 10:51:45 ID:9nN0Xkfa]
批評サイトやブログではほとんど酷評されてるけど、このスレだけ擁護が多いね。
2ちゃんはジャニヲタが多いってことか?

892 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 11:05:31 ID:J9vbt+s3]
ジャニヲタじゃないし、この映画に特に好意も持たず、
昨日の議論は面白いと思ってロムっていた者だけど、
ブログとか見る限り酷評とは思わないけどな。

自分は少々浅はかとかいうか、主役の彼が表面的過ぎるように感じたが。
「青い花」に集う面々など監督の好みで入れられたのであろう、お遊び的嬉しい要素もあり、
入門的色合いが強いのかと思えば、大楠さんや三田さんが贅沢に使われている為、
さて、どっちだ……と戸惑いをおぼえる。


893 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 11:57:52 ID:wMp4BNDE]
>>892
主役の彼が表面的に見えたのは意識して監督がそう撮ってるからだよ。
映画の葉蔵は第三者から見た「神様みたいな子」である葉蔵。
だからマダムの最期の言葉「神様みたいな子でした」は省かれている
いちいち言わなくても観客もマダムの視点で神の子葉蔵を見ていたからね。
一方原作は葉蔵の独白で葉蔵の価値観中心に話が展開する。
映画と小説は「客観」と「主観」の2重構造で出来ている。正にお互いを補っているんだよ。
こんなことも見抜けない評論家が多くて残念ではある。

894 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 12:13:08 ID:J9vbt+s3]
>>893
かまわないのだけどね、そういう断言的な口調が反感を買うのでは?

自分は表面的ではあるが、決して神様みたいにいい子のようには感じなかった。
だから表面的に過ぎると思ったわけです。
監督が撮りたいと思ったものはわからないでもないけれど。

そもそも主人公は特別な人間ではく、自意識が過剰でありすぎるという点で
人より頭1つ飛び出していたと言うのが自分の解釈。
自分を嫌いだと言う人にかぎって、実は自己愛が強かったりするというね。


895 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 12:32:15 ID:phRRzrRL]
>>894
ちょっと横から失礼しますよ。
浅はかというのは分かったんだけど
表面的に過ぎるというのをもうちょい噛み砕いて教えてくれますか。
何かが透けて見えるということ?

896 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 12:35:02 ID:wMp4BNDE]
>>894
・葉蔵は類まれなる美貌の持ち主で女にもてる事を自覚しているような奴だよ
・そして大地主の家に生まれ、人が羨む物を全て兼ね備えているのに
それらに対して全く執着心が持てない自分を「異端」だと感じている
葉蔵は上二つを兼ね備えている自分が稀有な存在である事を理解していたし
そういう意味で自分を特別な人間だと思っていたと思うよ。
葉蔵を語る上で重要な要素の一つであるナルシズムは自分の事を特別だと
思わなければ感じる事のない感情だと思わないかい?

897 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 12:50:36 ID:NL/z/uBg]
ブログは「分からない、難しい。でも●●かっこいい!」とかこんなんばっかだ
中高生なら仕方ないけど大人でも分かんない人いるんだな
原作からして分からないんだろうが、明白な答えがあるわけじゃないんだから
自分で感じたこと思ったことを大事にすればいい

898 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 13:01:39 ID:J9vbt+s3]
では>>897ということで、自分はいいです。

違う感想を持つとやりこめないと気がすまない人がいるようなので、ロムに戻ります。
>>897の言うとおり、明白な答えは原作そのものにだってあるわけではないので、
ましてやそれを映像化したものをどのように感じたかは人それぞれ。
自分も勿論好きなシーンなどありましたし、感じるところもあったので、
それを大事にしていこうと思います。

899 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 13:23:58 ID:TdTe/XQg]
>>898
さんざんガイシュツだけど「客観視」と「主観視」の視点の違いを意識しないで
混同しているんじゃないかな?
自分はむしろ映画を入門書として見て、「やはり太宰は私には難しそうでした」
という感想を読むとちげーよ!小説はもっとわかりやすいし単純明快だよ!と口惜しくなってしまう。
小説は葉蔵の心情について行間を読む必要がないほど、丁寧に詳しく説明されているから。
では、映画は何が難しいのかというと「言葉」での明快単純な説明が少ない。
例えば、ここでは小説で説明しつくされている葉蔵の心情についてのみしか
語られないけど、女たちは、また葉蔵に関わる堀木や男たちは
いったいどういう思いで葉蔵を見ていたのだろうか?
小説の中にその明快な答えはない。
なぜなら、葉蔵の「主観」でとらえた「他人の像」はどこまでいっても
葉蔵の考えた人間観であり、誰もが己の「主観」によって他人」を正しく理解することはできない。

>そもそも主人公は特別な人間ではく、自意識が過剰でありすぎるという点で
人より頭1つ飛び出していたと言うのが自分の解釈。

これもどうなんだろうか?果たして葉蔵だけがそういう人間だったのか?
むしろ、社会に共生して人間関係を避けがたい生活をしていたら
誰もが葉蔵のような考えを少なからずもつからこそ、小説に共感できるのでは。
とすると、小説の中で、葉蔵にこいつらは自分とちがって何も考えてないと
判断されていた、他の登場人物は果たして何も考えてなかったのだろうか?



900 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 13:25:03 ID:TdTe/XQg]
映画の中で、寺島しのぶ演じる常子が葉蔵と心中を決意したさい
小説の葉蔵の「主観」ではツネ子は将来を悲観して、心中したがっていた
貧乏臭い哀れな女としてとらえられていたけど
寺島しのぶの常子の表情は葉蔵が「そう、望むのなら」
どこまでもそいとげてやりたい愛情を浮かべているように見えた。
映画の中の常子は、愛ゆえに葉蔵に寄り添い、殉じてやりたい情の深い女に
描かれているように思った。
そういう葉蔵以外の人物の葉蔵を見る目線、そういうものが小説に欠けていて
映画にあるもの、ただ、小説に順じて葉蔵の「主観」によって映画にしてほしかった
という意味ならわかるが、そういう映画の人物の描かれ方が浅はかとは思わない。

901 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 13:37:18 ID:FhQuOE+N]
映画見ました。
小説とかなり違う演出だったけど、自意識過剰描写がない分良くも悪くも見やすかった。
スレをザッと見て出てなさそうな小ネタを。

*主人公の実家が文化財級の洋館で度肝を抜かれた。
*堀木の「檀一雄さん」フルネーム呼びw
*堀木がシヅ子に渡した挿絵が「花のワルツ」。気のせいか川端似の男性が描かれてた。
*シヅ子の部屋にオルガンが。高給取りだな。
*シヅ子が娘に出したのは「初恋の味カルピス」?
*娘とするお絵描きが「お伽草紙」。
*既出だが下宿屋の壁に藤村操の遺書が。
*結婚式や病院でのヒラメとバアのマダムが双子のような仕草。
*精神病院の壁に貼られたのは主人公が描いた患者達?

昭和初期の雰囲気はよかったと思います。


902 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 13:45:51 ID:9nN0Xkfa]
小説のツネ子は葉蔵が本当に恋をした唯一の相手ですぜ

903 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 13:54:17 ID:tfkzZaV0]
映画って娯楽の一つなんだからさ、面白いかどうかが一番大事なんじゃないの?
いちいち深読みして意味を見つけながら観ないといけないの?
個人個人感じ方も捉え方も違うのにイチイチ、自分と違う意見を否定して回る人って
なんなの?

904 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 14:02:09 ID:TdTe/XQg]
>>903
「娯楽」にもいろいろあると思うけどね。
見終わった後、快食快便、気分スッキリ何も残らない「娯楽」もあれば
なんだかいろんなものをつっこまれて腹が重くなり、家に持ち帰って消化する時間分楽しめる「娯楽」
面白いかどうかは人それぞれだけど、感じ方や意見を否定されたくないないなら
こんな場所ではなくブログか何かに書いて自己満足に浸って終わればいいんじゃないか?

905 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 14:04:34 ID:J9vbt+s3]
ロムに戻ると言いましたが、これだけは言わせて下さい。

>>904
あなたこそ引っ込んどいた方がいいと思いますよ?

906 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 14:06:06 ID:9nN0Xkfa]
同意しとく

907 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 14:10:51 ID:tfkzZaV0]
>>904
>感じ方や意見を否定されたくないないなら
こんな場所ではなくブログか何かに書いて自己満足に浸って終わればいいんじゃないか?

これってあなたにそのまま当てはまりますよね
なんで自分は違うと思うんだろう?
今だってイチイチ反応して意見書いてきてるんだから。
自分は映画に関する意見は書いてませんよ。
でもここを読んでいて、賞賛する意見以外は認めない
レスが続いていたからその事について書いただけ

908 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 14:15:28 ID:TdTe/XQg]
>>907
とくに賞賛なんてしてないが。
映画と小説の描き方の違いについて感じたことを書いただけなのに
なぜ賞賛に思える?
905-907は否定的な意見でないものはすべて賞賛にしか
読めない読解力しかないわけではないよね?
気に入らなければスルーしていいよ。

909 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 14:15:46 ID:+o7xr99k]
>>897
ブログで○○カッコイイけど内容は良く分からないっていう感想が多いということは
この映画が成功しているという証拠。理由は簡単。その人達は人間失格の主演を
若手イケメン俳優が演じなければ絶対この映画を見ないような人達だから。
そういう出版界にとって未開拓の客層にアピール出来た事は重要だよ。

原作も表紙を映画版主演の写真に変えただけで30万部以上売れている。これを買った人達も
イケメン俳優が表紙じゃなければ買わないような人が殆どだと思う。(文学好きな人はこの表紙避けると思われる)

30万人のうち9割が表紙眺めたあと本棚の肥やしにしてしまっても、残りの1割である3万人が原作を読む事により
太宰や他の文学作品の新規見込み客に繋がっていくだろう。

出版界、特に活字メディアは完全に先細りの未来しかない。それなら、新たな読者になりうる客層を開拓しよう
という意図でこのプロジェクトを発足させたのなら、大成功ではないのかな。



910 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 14:20:03 ID:ozPuJtKq]
>>903
2ちゃんねるってこういう所だよ
自分の意見に批判や否定されたくなかったらミクシやブログに書いたらいいよ
2ちゃんねるで「私の意見に否定しないで!」なんていう事自体が愚行の極み
どこから来たのか知らないけど自分の居場所に戻った方がいいよ

911 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 14:22:22 ID:9nN0Xkfa]
>>908
あんたが賞賛してるなんて907はどこにも書いてないと思うが。
読解力無いのは(

912 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 14:25:08 ID:WUKF3YLd]
>>907

>自分は映画に関する意見は書いてませんよ。

映画の作品スレでこの発言…何しにきたの?
作品の事はどうでも良くてここの書き込みが絶賛(してるようにしか見えない)
のが癪に障ったんだろうか…
ここであなたの勝手な思いこみや妄想で見えない敵とケンカされても困るよ…

913 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 14:31:01 ID:f0SljwiS]
>>898
いろいろ同意です。

他人の意見を受け入れられない人がいるよなあ。
その人の反対意見もなるほどとは思うけど、
それだけが唯一の正しい答えでも無いはず。
自分はこう感じた、じゃすまないんだろうか?

914 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 14:39:42 ID:SkhVAKCU]
>>913
住民叩きはスレチですよ。荒らし行為と同様で。
個々のレスに対する異議や反論自体には、故意に誰かを貶めるようなレスは無いと思います。
したがって、議論するのが不快と思うなら退席することをお勧めします。
映画に対する感想が無いのなら尚更。

915 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 14:45:18 ID:TdTe/XQg]
>>911
もしかして899が小説に否定的だと勘違いされる表現だった…?
だったら謝るよ、そうじゃなくて、映画を見て「太宰は難しい!
小説はもっと難しいだろうから私には無理!」って感想を見ると
小説はもっと読みやすいから読んでよって残念になるって意味だったんだけど。
あと快食快便スッキリ系「娯楽」も否定してない。
そういうものを作品に求めて映画に行くことあるし。
でも、この作品はそっち系じゃないんじゃないのって言いたかっただけ。

916 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 14:54:28 ID:y3BMp1lw]
ここにファイターがひとりいるってことでいいんじゃないか
個々の感想は自由ですし、名無し同士だしね

917 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 14:55:57 ID:f0SljwiS]
>>914
住民叩きって・・・。
そんな言われ方するとは思わなかった
議論が不快なわけではなく、参考になるな〜と思って
読んでますよ。
ちょっと人の意見をそれは違う!的に論破しようとするのも
どうかな?と思ったもので。
気に障ったらすみません。
映画の感想は前にさんざん書いたので、今は楽しくロムってます。
ではロム専に戻ります。

918 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 15:02:06 ID:Ze8lBP+5]
>>901
あれオルガンだったんだ?
ピアノかと思ってた。
静子の娘シゲちゃんの服見てても裕福なの分かるね。
ワンピースやふんわりふくらんだ袖のブラウス日常的に着てたりして、礼子の弟妹や街の子達と全然違ってる。
葉蔵達用のもアイスコーヒー、あの時代だとレーコー?なら凄いなと見てた。
麦茶かもしれないけどw
細かいところに色々あって面白いなと思う。

919 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 16:16:28 ID:gwk1nMEn]
映画の良かった点



920 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 16:19:25 ID:gwk1nMEn]
映画の良かった点を語ると、「ジャニヲタ」と一括りにする人がいるからおかしくなるのでは?
自分が一意見なら、他も一意見。

ブログで「難しかったけど主演かっこいい!」って書いてる中高生の中には
帰りに原作買って読んで改めてもう一回挑戦するって子もよく見かけたし、
わからないなりに何か感じて連れて帰った子も結構いるんじゃないかな?
原作ファンでも、不満な点を挙げながら、映画の良さも認めて楽しんでる人も多いよ。
ってか、映画化の時点で駄作!と切り捨てる人ってもっと多いと思ってたけど案外少ないよね。




921 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 18:02:50 ID:2tUi405o]
映画に関する考察はもう出尽くしちゃったかな?
まとめるのが上手い方が居たら、ぜひ考察意見まとめて欲しいんだがどなたかお願い出来ないだろうか?

922 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 20:27:18 ID:gPqIOxaL]
大ヒット御礼!『人間失格』舞台挨拶開催決定!

923 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 20:32:38 ID:qhuFzljQ]
>>922
荒戸監督と寺島さんが登壇するみたいですね

924 名前:>>922 mailto:sage [2010/03/12(金) 20:51:00 ID:gPqIOxaL]
監督の人間失格の深い話が聞けたら良いな。

925 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 20:52:46 ID:He1SkuKm]
>>922
荒戸監督と寺島しのぶさんが出るんだよね
たしか3月24日だったな

磨赤児さんと絵沢萌子さん、馬渕英里何さんら脇が渋すぎる
絵沢さん(堀木の母)なんてもとにっかつポルノの人気女優なんだよね
マダムのバーでお相撲さんのお相手してる女性も気になるけど役名が分からないから
調べようがないんだよな…

926 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/12(金) 22:14:57 ID:46s7jHwn]
角川映画配給「人間失格」、興収4億円を突破
www.bunkatsushin.com/modules/bulletin/article.php?storyid=38709

927 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 00:11:34 ID:foluwfJf]
お知らせですがこのスレは実質part4です(3は重複してます)
もし週末にレスが沢山ついて次立てる場合part5を立てて下さい

928 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 00:38:12 ID:JH0xOCzQ]
映画に井伏鱒二と坂口安吾と田中英光は出てきますか?

929 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 00:45:00 ID:inbIXKGB]
生田斗真の葉蔵は品があってよろしかった。
無気力で儚くて、フラフラと流れ流され、
少年のようであり、艶やかであり、主張がないのに静かな存在感があり、
これを独白の内面を前面に出して生々しい葉蔵にしていたら駄作になっていただろう。
荒戸源次郎監督の芸術性に拍手を送りたい。




930 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 01:05:50 ID:X8okMkKf]
>>857を見た。

・映画人間失格について
退廃的とは思ってない。時代もあるから。
「堕ちて行くほど美しい」は私が書いた訳じゃない。
葉蔵は透明な存在として描いた。
映画は絵と音。何かを伝えるための手段と思ってない。
面白ければそれでいい。
「見てから読む」に重心を置いたつもり。

・中也に関して
小説の虚実と映画の虚実は違う。
時代を共有しモノ作りしている人物を入れたかった。

・原作の魅力について
本人の自伝には全然近くないと思う。
ちゃんと小説的に処理している。本当に上手い。
行間がないくらい書き尽くしている。
一人称が曲者。これは私の事だと思う人は多いと思う。

931 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 01:11:40 ID:foluwfJf]
>>930
自分も見たよ〜
主演の彼の事を凄く褒めていたね
映画スター誕生の瞬間に立ち会えて良かったとか尊敬してるとか
この映画が初出演にして初主演で本当によかったね。

932 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 01:15:05 ID:qjU/iai1]
なるほど
小説読んで「行間がないくらい書き尽くしている」と感じてしまう人だから
ああなっちゃうわけか

933 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 02:49:15 ID:ugfzAn83]
>>932
葉蔵から見た葉蔵については書き尽くされてるんじゃない?
逆に、周りから見た葉蔵についてはほとんど書かれていなかったと記憶してる
映画は逆だよね
葉蔵を俯瞰で見てる感じ

934 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/13(土) 04:18:49 ID:rK8ze2M+]
ラスト、泣けてきてしまった。
世間とのズレを感じたまま、お互いに受け入れられないまま
確定的に世間から排除されて、よって役割も与えられず
終わりの時までただ時間を浪費するだけ
「臨時ニュース」と酔いつぶれる彼の対比に底のない絶望をみたような。
あと、生田氏のアル・モル中っぷり良かった。
視線とか言葉とか顔つきとかもう身近にいた中毒患者と一緒で感動。

935 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 08:40:54 ID:zUynJrlK]
>>930
情報ありがとう。
>これは私の事だと思う人は多いと思う。
中学の頃読んでそう思ったベタな自分wとしては、
小説と違うアプローチの映画に驚いた。
もっと葉蔵のモノローグが多いと予想してたから。
観た後このスレ覗いて皆さんのいろいろな感想読んで
「こういう作り方もアリかな」と。

936 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 09:23:02 ID:zUynJrlK]
>>925
連投すまん。
お相撲さんの相手してる女優さんはパンフに
「聖子…柳裕美」って載ってる人じゃないかな。
あのキャラ、ススんだ女性っぽくてなんか面白いね。
実在の人をモデルにしたキャラかな?

937 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 09:31:44 ID:OPu6JxY8]
>>934
葉蔵は世間に受け入れられてないわけではない。
世間はいつでも門戸を広げてるのに葉蔵が勝手に逃げるだけだ。

938 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 10:10:36 ID:qjU/iai1]
ついでに
絶望もしてないんだけどね

939 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 10:18:56 ID:QBGoS0nN]
>>936
情報ありがとう

きのう「おねがいランキング」という映画の批評ランキングで4位にランクインされてたよ
3人批評家する人がいて、そのうち1人が「女優の演技が最高だった、それに比べて主演が印象薄い」
と言った事に対して、もう一人の人が「生田くんの引き算している演技のお陰で女優がきわだった、彼良かったね」
と言っていた。薬屋のシーンが凄く良かったとも言っていたよ。



940 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/13(土) 10:21:14 ID:uvM2qDT1]
>>931
ジャニ持ち上げるのも大変だよねw

941 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 10:30:52 ID:cEOCqNWT]
>>939
自分も見た、ランキングは面白いランキングだったな
2位恋ベ3位アバターで2〜4位までは点差が1,2点しかない接戦だった

この映画で注目したのは坂井真紀や小池栄子といったバラエティで良く見る女優の演技かな
凄く良かった。見くびってた。

942 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/13(土) 13:13:47 ID:olj0lyYY]
坂井真紀のあすこ(女の子の部分)クチュクチュいじりたいな・・・

943 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/13(土) 13:24:20 ID:olj0lyYY]
姉が脱衣所で脱いでるところに弟がいきなり入ってきて、
お姉ちゃんておっぱい大きいんだ・・とかお姉ちゃんてあすこにたくさん毛生えてるね
とか言って姉が胸とあすこをおさえて恥ずかしそうな表情になった瞬間
お姉ちゃんのブラジャーもーらい!と叫んでブラもって駆け出して行き、
姉がもうバカ・・と言いながら胸揺らして追いかけていくシーンのある映画
ピンク映画でないれっきとした一般映画で、70年代前半の日本映画・・・
誰かタイトル知ってるひといませんか?

944 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 15:20:07 ID:mPYxX8aR]
自分が見た県内唯一上演のワーナーは
ガラガラだったよ、昼夜も新興住宅地なんだけどね
生田葉蔵は綺麗なんだけど、中身がないんだね
原作の葉蔵は自意識過剰で常に自分や他人を分析し恐怖や焦りを感じてるんだけど
映画の彼は何の考えもなく竹一以上に○痴っぽいんだよね
心でなく頭が弱いような描かれ方
何故周りの人が皆惹き付けられるのか理解できないし、
もしかして監督が表したかったのは○痴美だったのか?
映画の中の一人称は常に葉蔵の相手(男でも女でも)
あえてそういう撮り方をしてるのかな、相手役ばっかりに目が行く
中也と三田さんに批判的な人もいるけど
この二人を作らないなら、原作どおり葉蔵に気持ちを入れなきゃね
主役も生田くんでは力不足かな
久しぶりにヴィスコンティの作品を見たくなったよ
あの美しくも落ちていく人達は共感できるし魅力的だ


生田葉蔵が表面的というのは
原作のように自分が語りがないでしょ
生田君にひょうじょう

945 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 16:23:02 ID:A0nG1x1b]
ヴィスコンティとか好きな人には物足りないかもね

946 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 16:38:29 ID:1jqWLTQS]
生田氏に源氏物語やって欲しい
ハナミズキとかは興味ない

947 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 16:51:59 ID:6MQ5/sc0]
ヴィスコンティを理解する前に日本語をなんとかしたほうがいい。
日本語の白痴とは重度知的障害者、精神遅滞のことだ。
自身を認識しすぎてたがゆえに、自殺にはしりたがる葉蔵とは逆方向。
しげこに「本当の父ちゃんじゃない」といわれて
その衝撃で自棄酒を飲める人間は白痴とはいわん。

948 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 17:08:06 ID:N9pA+sfk]
>>944
生田葉蔵が○痴っぽいなんて、初めて見た意見だw
自分は彼から色々なものを感じたけどねぇ
そもそも葉蔵は女との間にリーダーシップは取っていない。
自分からアクションを起こすのは中毒になってから、薬屋のとの関係だけ。

映画で内面のドロドロしたものを生々しく描くと、
最後のマダムの言葉は生きてこないんだよ。ある意味原作の要。
映画はマダムのバーから始まり、今は生きてるか死んでるかわからない
葉蔵に思いを巡らすシーンから始まっている。幻の葉蔵と写真を傍らに。
映画の中身はマダムの見てきた葉蔵が描かれている。
「素直で、よく気が利いて、神様みたいないい子」
物語の終わりも、マダムのバー。

映画にナレーションや説明台詞がないからこそいいんだよ。
丁寧にナレーションで進行するものが映画として面白いか?
ただの再現フィルムになってしまう。
自分にとってはこの先何度も観たくなる作品の一つになったのは確か。


949 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 17:17:44 ID:qjU/iai1]
まあ知的な感じはしなかったわな
あのジャニーズの子の葉蔵は



950 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 17:31:29 ID:nMXpXFwx]
そういう書き方をするあなたも
知的な感じはしませんね

951 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 17:32:47 ID:qjU/iai1]
知的に見せたいなんて思ってないよw

952 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 17:38:30 ID:N9pA+sfk]
>>949
どこまで堕ちても気品があって良かったけどなぁ。
あの雰囲気をあの年代では難しいと思うよ。

常子の幸薄い儚さも胸が苦しかったな
一つだけ・・・と、多くを望まず生きてきたんだろう
笑って見せる顔までも寂しさが染み付いてた。
願わくば、もう少しあの二人の関係を覗いてみたかった。

静子が葉蔵を連れて帰る時の堀木は葉蔵への妬み嫉妬丸出しの顔がいい。
葉蔵と堀木、お互い自分には無いもの持ち、色々な感情があったんだろうな。

953 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 17:53:39 ID:X8okMkKf]
色々見方があって面白いねw
自分が映画見て葉蔵に感じたのは虚無感なんだけど
これは>>944と同じになるのかな。
自分語彙が足りないので良く分からん。
つーかレスの最後が酔っぱらって書いた日記みたいになってるよw

>>949
知的と言うか芸術家っぽさをあまり感じなかったかな。
中也との幻想的なシーンで表現してたのかもしれないけどね。
あと畳鰯とか。

まあでも原作にあるような内面描写を求めるなら
葉蔵の表情をアップにしてガーッとナレーション流すとか
そういう分かりやすい手法取らないと伝わらないだろうなと。
堀木はセリフでも表情でも雄弁だったから分かりやすいね。
個人的には堀木最後の「嫌いだった」云々は喋り過ぎだなと思ったけど。
あんだけ不親切な映画なのに、そこだけ妙に親切でさw

954 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 17:55:33 ID:nMXpXFwx]
あ、ごめんなさい
典型的な煽りをスルーできなくて
スレ汚しスマンです

955 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 17:59:14 ID:6MQ5/sc0]
葉蔵は知性をひた隠し、人間たちの目障りにならないように
自分は無だ、風だ、空だと無邪気の楽天性を装っていたのだから
知性的に見える必要もないと思う。
小説の中で地の文としてある葉蔵の言い分、99%が削られて
葉蔵にしろ、女たちにしろ、数少ない台詞と表情しかない。
小説を読んでから、映画を見ると無口な葉蔵だなと感じる。

956 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 18:03:08 ID:qjU/iai1]
>>954
あんたが典型的な煽りじゃないかw

957 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/13(土) 18:10:44 ID:3MGfq7Sp]
>>952
そうですね〜
いくら堀木が甘い言葉で誘っても
女が向くのは黙ってそこに居るだけの葉蔵。

実在したら見てみたい。

958 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 18:14:11 ID:N9pA+sfk]
>>593
芸術家っぽさというと、青い花で葉蔵と堀木の会話が良かった。
死ぬほど遊びたいだか、酒を飲みたいだか、なんかそんな会話。
実際絵を描いてる描写は葉蔵の方が多いんだけど、
性格的には堀木の方が芸術家肌だね。しかも非っぽいw


959 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 18:24:23 ID:N9pA+sfk]
レス番間違えた
>>958>>953へのレス。

>>957
立ち居振る舞いの美しさ、生まれ持った気品と美貌とちらつく翳、
これ、現代でもモテる要素じゃないかな?
自己アピール激しい男より、わかりにくい男の方に目が行く。





960 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 18:31:36 ID:uvM2qDT1]
四十八滝の主人公と同じくらいどうでもいいキャラだったわ
この葉蔵
まわりの方が演技上手いし見せ場も多い
主人公より周辺人物に力入ってるね

961 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 18:42:43 ID:geN5dgA6]
>>960
その受け取り方で正解だと自分は思うよ。
葉蔵はわかりにくく、周りをわかりやすく表現しているように自分も思った。
だから葉蔵がなんだか異質というか、気になるんだよね。
昨日?の松江監督も言ってたけど、それが監督のねらいなのでは?


962 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 19:01:57 ID:N9pA+sfk]
>>960
主人公には特に難しい方法で撮ってるよ。
監督にとっても演者にとってもとても難しかったと思う。

963 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/13(土) 22:05:58 ID:vvGg9R3A]
葉蔵の性格や考えは、どうして芽生えたの?

964 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 22:11:19 ID:PbF3874d]
生田に魅力なんて感じなかったから、女達が次々惚れるのがさっぱりわからなかった。

965 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 22:45:15 ID:GKd1fqQK]
せめて葉蔵って書けよw

966 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 22:49:57 ID:PbF3874d]
葉蔵だったら女が惚れるのに納得できるはず。
納得できなかったから、あえて生田って書いた。

967 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 23:01:46 ID:XuimZycM]
>>964
とりあえず実際に映画見てからもう一度来いよ

968 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 23:04:26 ID:PbF3874d]
もう3回見たよ?
生田を認められなきゃいけないの?

969 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 23:06:58 ID:X8okMkKf]
荒戸監督のファンなのか?
あんだけ出ずっぱりの主人公だから3回も見るのはさぞや苦痛だったろう。
で、全体の作りとかそういうのについてはどう思った?



970 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 23:13:12 ID:PbF3874d]
主人公以外はほぼ満足だから3回見られた。
主人公にほとんどセリフがないのもいいと思うし。
堀木は少々親切に説明しすぎとも思ったが、主人公の描き方からしたらああなるんだろうなと。

971 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 23:23:56 ID:A0nG1x1b]
なんだか・・・w

972 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 23:26:34 ID:XuimZycM]
>>970
もうそのへんにしといた方が良さそうだなw

>>946
先日角川社長が次は生田君で源氏物語をと言っていたと新聞で見た気がする
まあ実現はしないだろうが

973 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 23:29:05 ID:N9pA+sfk]
>>970
堀木を親切に説明した個所なんてあったっけ?
どこを見てそう思ったのか教えてほしい。
3回も観るにいたるほど、心を打った個所の
話の方が興味があるのでそちらも教えてほしい。

974 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 23:31:22 ID:1jqWLTQS]
>>970
4回目観てこいw

>>972
知ってるよ
ネット検索で見つけた
明るい役は興味ないけど源氏なら観たいと思って

975 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/13(土) 23:53:14 ID:6MQ5/sc0]
【太宰治】■□■人間失格part5■□■
anchorage.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1268491330/


976 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 00:09:52 ID:q35kwkqB]
>>970
自分も3回目までは葉蔵に?だったよ
4回目で何かが弾けた
もう誰が何と言おうと葉蔵=生田にしか見えない
半年位余韻に浸りたいから他の役やってる所は見たくないとすら思った

977 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 00:15:15 ID:J5q5lL7g]
>>975
乙です!

978 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 00:18:58 ID:/KIb7sw8]
>>973
970ではないが、病院での堀木の台詞は親切だなあと思った
嫌っているけど惹かれているのはそれまでのシーンで十分分かっていたから

映画の葉蔵に関しては透明の軸だっけ?あれ見事に評してるなと
葉蔵の表情と入れ替わり立ち替わり現れる周りの人間の言動とで
葉蔵の心情を推し量る作りだね
原作にあった、空豆の直前に堀木に対して怒鳴る部分を
もっと強調してくれたら良かったかな
ほとんど初めてと言っていいくらいの烈しい怒りの声を聞きたかった

979 名前:名無シネマ@上映中 [2010/03/14(日) 00:22:48 ID:naUv2Lvi]
最終、汽車の中で世間から排除されてなかったか?
あの汽車は平等に流れて行く時間の表現と解釈してたけれど・・・
そうかあれは葉蔵が(また)一方的に逃げた場面か。


酒の臭いにまみれてそれがいつ終わるのかわからない状態って絶望じゃないかと思ったけど
思考停止か。そうか惰性的やる気のなさと絶望はイコールじゃないな。

そっか。ぜんぜんわかってないな。
ありがとうみんな。



980 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 00:40:30 ID:q35kwkqB]
>>978
それ分かるな。病院での堀木はあの映画の中では唯一セリフが多すぎると感じた

堀木役の伊勢谷は全編に渡って結構大げさに「お芝居」してるよね
女性も寺島さん意外はけっこうしっかりお芝居しているように見える
葉蔵が透明な軸だから際立つけど、葉蔵がもっとアクティブにお芝居してたら
脇とぶつかり合って結構下世話な話になってただろうな。
この手法考えた監督には心服せざる負えない
今年も映画撮影されるようだから楽しみでしょうがないw

981 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 00:44:50 ID:SPD2BloD]
鉄の子守歌をコロリ歌として再度見てみたら
あのシーンを全く長く感じなかった。
で、コロリ説出た時に胎児化の心音が話題になってたが
改めて見たらあの心音だんだん小さくなって最後消えてた・・・。
色々合点いったしちょっと泣きそうになった。
自分の中ではコロリ説を確信した。

あとラストにマダムがラジオに切り替えた時に流れる曲が
堪らなく好きなんだが、有名な曲?

982 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 00:50:34 ID:U2DG6tLJ]
伊勢谷は要らぬ小芝居を入れてくるので、編集に苦労したと、どこかで読んだ。


983 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 00:51:23 ID:SPD2BloD]
葉蔵以外の人々はグロテスクにしてあるんだよね。
大げさと言うか生々しいと言うか。
それを見て主役の演技が薄いとか言ってる評論家は節穴で呆れるw

984 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 00:53:12 ID:pVw+amLy]
>>980
荒戸監督なに撮るって?
>>981
心音消えた=死か

雑誌で立ち読みしたけど
映画は約5年間に絞っているらしい
葉蔵は原作だと最後27歳だっけ?
ってことは堀木の出会いが22歳で鉄のところで27歳って設定かと

985 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 01:13:16 ID:/KIb7sw8]
>>983
評論家もまた一つの見方だと思うが
節穴とか極端なことをw

葉蔵の周りの人間が生々しく描かれているというのは分かるな
ある意味原作の自己嫌悪と自己愛に通じる
あの咀嚼音が自分は苦手だw
ツネ子と寿司屋台へ行ってる場面
ツネ子に鎌倉へ行こうと誘う場面
そしてラストと、汽車の描写も印象的だ

986 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 01:33:03 ID:Ahph9EWs]
何度観てもラストの解釈がまとまらない
>>744の解釈に大いに頷いたんだが、でもそれだと列車で堀木から絵の具を受け取る所だけが
どうしても繋がらない
あれって、イキロって意味じゃないのかな?赤い絵の具だし
でもそれだと最後の列車が三途の川って説が崩れちゃう
底が浅いなあ自分


987 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 01:42:19 ID:SPD2BloD]
>>985
意図を汲んだ上での批評なら大いに結構と思うが。
素人でもわかる根本が見えてないのはやはり節穴としか思えない。

988 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 05:25:35 ID:dTfL42Z1]
堀木は葉蔵の分身ですよ
あの二人は一心同体、あの二人を合わせたのが太宰ですよ
そして、葉蔵(ここは太宰と言ってもいい)は生きる意志に溢れた人物なんですよ
これで何となくわかったかな


989 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 06:33:43 ID:TDFL2i16]
そういえば堀木と要蔵って顔似てるよね
同じ顔をきつくしたら堀木
柔らかくしたら要蔵
になりそう
そういう意味でキャスティングしたのか




990 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 10:24:56 ID:sigOr4p7]
>>981
歌詞に「白菊」ってあったから
「孝女白菊の歌」(作詞・落合直文)かも。
ググったら音楽聴けるサイト複数あったけど判断つかんorz

991 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 15:46:55 ID:dTfL42Z1]
>>989
原作にはっきり形は似ていると書いてあるし
キャスティングでそのへん考慮するのは当然だな
まあ正直、考慮したとは思えないけども

992 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 16:50:26 ID:98MBQSnv]
>>988
何度も既出ですが葉蔵と太宰はイコールではありません
監督もそういう解釈です

筒井康隆の批評で「まるで読者に全て太宰本人の事だと思わせるような文章がすごい」
とあります。つまりそういう事です

993 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 16:55:46 ID:H4QaUPsK]
>>983
みたいのは表現したかったことを実現できなかったことに対する
言い訳にしか思えないけどねー。
すごくみっともない。
そう受け取る人もいるだろうけど、狙いはそうじゃないんじゃ?位に
相手を受け入れる度量がないと、お互いさまに節穴だよ。

斗真くんの演技は良い所と悪い所の差が激しいと思った。
全く自然にセリフが流れるところと、明らかに感情を用意してるところがあって
途中でいちいち引っかかる。
特に常子とのシーンあたり。あっこらへんだけ順どりじゃなかったのか?と最初おもった位。
寺島さんが上手いのは横に置いておいても、そう思った。
明らかに感情を用意してるのが透けて見える演技がチラチラあったせいで
そんな葉蔵が薄い印象はないなー。
最初のほう兎も角そこらへんが統一されてれば、もっと印象良いんだけど。


994 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 17:08:41 ID:dTfL42Z1]
>>992
>何度も既出ですが葉蔵と太宰はイコールではありません

そんなことは知っています

995 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 18:49:10 ID:pVw+amLy]
>>993
常子との具体的にどのシーンで準備してると思った?
参考までに

あと主人公の印象が薄いのはセリフが本当に少ないから仕方ないと思う
だからこそ薬欲しさに寿にキスする場面が映えてて良いと思う

996 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 19:12:02 ID:+33dh5kS]
さあ観に行こうと思ったら14と16スクリーンあるいつも行く2つのシネコンで共にやってなかった・・・
遠くまで観に行かないといけないのきついなぁ
あんなに番宣してた割に上映館少ないのは意外だった

997 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 19:21:51 ID:jXtGkXd5]
内容はともかく
葉蔵のスーツや制服のズボンがぶかぶか過ぎて気になって仕方がなかった。

998 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 21:55:19 ID:SbHl7ENB]
>>996
ここでおまいさんの情弱っぷりを暴露されても…
目の前の箱かケータイで行く予定のシネコン検索すれば3分位で分かる事じゃ…

999 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 22:01:33 ID:TDFL2i16]
>>993
そんな自分が思いのまま演じるかよ
そこまでいくと俳優にわがまま言いすぎじゃね?
監督がオッケー出したんだから監督にいうのなら
ともかく。
ブスな女優達とキスまでしてよくやったよ主役は。
おれなら耐えられん




1000 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/14(日) 22:03:30 ID:dTfL42Z1]
>>998
そのツッコミ、ズレてないか

1001 名前:1001 [Over 1000 Thread]
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。






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