- 190 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2007/08/11(土) 01:12:59 ID:jSypLMOv0]
- >>186
その「受諾」の件に関しては、裁判そのものを受け入れるとするか、或いは諸判決を受け入れるとするかという 部分で見解の相違があったりと紛糾している状態。しかしながら、講和条約を締結しない限りは戦争状態は終結 しないのであるから、当時の日本としては講和条約を締結する以外に道は無かった。 それ以前に東京裁判自体が国際法に則って正しく運営されたものかどうかと言えば、これははっきりと否定でき るものである。国際法違反の戦争行為というなら戦勝国も侵しているが、これらに関しては全く無罪であるどこ ろか裁判自体にも懸けられていない。そしてこの裁判に出ていた唯一の国際法専門家のパール判事がこの裁判に 関して「これは国際法に基づいた裁判ではなく儀式化された復讐の場であり、仮に有罪判決が出るのであれば、 本質的には政治的目的を達する為に本裁判所が設置されたに過ぎないという感情を正当化しうる」と疑問を呈し ており、被告人全員無罪と判決を述べた。裁く側が中立でないこと自体がそもそも裁判の体を成していない。 そして遺族年金に関してだが、ここで言っているのは「遺族援護法(正式には『戦傷病者戦没者遺族等援護』)」 のことで、普通の遺族年金の話ではない。この遺族援護法では従来であれば戦争犯罪を犯した軍人の遺族には年金 (恩給と言い換えてもいいだろう)は出ない。東京裁判で彼らは「戦争犯罪人」とされ、改正前であれば遺族に対 しては年金が支払われない状態であったが、国会においてこれが改正され、彼らは戦争犯罪人ではないと判断され て年金が出るようになった。実質的に東京裁判の判決は日本の国会において、日本の国会議員が否定したというこ とになる。
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