- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/06(月) 20:41:02.90 ID:ccDkvwF40]
-
ジュン 「うわっ!?だ、誰だよお前!?」 雪華綺晶「はっ!?わ、私は何を……」
- 701 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:01:12.06 ID:4y/zkjLDO]
- >>699
悪かった。落ち着いたから草控えるわ。
- 702 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:02:22.74 ID:c2VpDRbn0]
-
「……自分の為に、苦しませる、ですか」 「だってそうだろ。お前らがアリスになるのは、ローゼンの望みだからだろ。 ローゼンのそのわがままのために、お前らが苦しんでるんだろ?」 「私は、苦しんでなど……!」 「泣いてただろ、お前」 「あ………」 「明らかに、苦しんでるだろ、お前。 あんな風に泣くぐらい、苦しんでただろ」
- 703 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:04:03.45 ID:c2VpDRbn0]
-
「………………私、は」 最初に、泣いてしまったのは、少年に嫌われたから。 でも、その後で、少年から離れようとしたのは、アリスでありたかったから。 「お前が、アリスになるために苦しんでるのは、確かだ。 それは、絶対に、否定できない」 「…………………」 「そうなると、やっぱりおかしい。 ローゼンが優しいやつなら、自分の娘を自分のわがままで苦しめたりしないだろ」 「……それは………」 「それを、おかしくないようにするなら、 ローゼンが実は全然優しくない、自分勝手な糞野郎だったりするか……」 「そんなことは……!」 「お前らが、ローゼンの気持ちを、全然分かってなかったりするかだ」
- 704 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:04:46.46 ID:4y/zkjLDO]
- 支援
きらきー好きになってきた
- 705 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:04:49.21 ID:PvZ3mEpd0]
- JUMがかっこいい件
- 706 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:08:08.87 ID:c2VpDRbn0]
-
「………私達が、お父様の気持ちを……?」 「ローゼンが、優しいやつなら。自分の娘に苦しんでほしくなんかないだろ。 でも、お前はローゼンの望みのためとか言って、苦しんでる。 それは、ローゼンの望んだことなのか?」 「………………」 「ローゼンがどんなやつかなんて、僕は知らない。 でも、お前らが好きなやつなんだろ? お前らが好きなローゼンは、そんなことを望むやつなのか?」
- 707 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:10:16.42 ID:Rl5YG6DV0]
- sien
- 708 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:12:38.98 ID:tYa/Ab+S0]
- ほう
- 709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:14:11.90 ID:c2VpDRbn0]
-
少年の、言葉に。 雪華綺晶は、分からなくなってしまう。 お父様は、自分達に何を望んだのか。 自分は、何をすればいいのか。 「………お父様の求めるものは、アリス……」 アリスを求める父。 父の為に、アリスを目指す娘。 けれど。 「……お父様は、とても優しい人………」 アリスになるために、涙を流したら。 お父様は、喜ぶのだろうか? 「……分かり、ません……」 雪華綺晶には、父が、分からない。
- 710 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:16:56.72 ID:z8+vNezr0]
- ファザコン姉妹?
- 711 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:21:56.10 ID:c2VpDRbn0]
-
雪華綺晶は、何も言わなくなってしまった。 ジュンの言ったことを、考えているらしい。 (……部外者が言い過ぎたかな) アリスとかアリスゲームとか、全てはローゼンとドール達の問題だ。 ジュンには正直、関係のないことだと思う。 (でも、気になったこと言っただけだし) 最初に真紅にアリスゲームのことを聞いたときも、ひどい話だと思った。 そのゲームをやらせているお父様とやらは、よほどひどいやつなのだろうと。 だが、真紅や雪華綺晶によれば、お父様は素晴らしい方らしい。 それってなんか変じゃないか、と思っていたのだ。
- 712 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/08(水) 18:24:05.34 ID:dEvjg+qR0]
- 支援
- 713 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:26:43.51 ID:kvMp3A+EO]
- 支援ですぅ
- 714 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:27:14.91 ID:c2VpDRbn0]
-
「……あの」 雪華綺晶が、見上げてくる。 「ん?」 「……一度、貴方は帰ってくれませんか」 「………………なんで」 「私は、どうするべきなのか、考えようと思います。 貴方のことを、どうするべきなのか。 その考えが、決まるまで、貴方には、離れていてほしいんです。 貴方の温もりに触れていていいのか、まだ、分からないから」 つまり、お父様のために他の全てを捨てる、という選択をしたときのために、 ジュンにはできるだけ関わらないでおこう、ということか。
- 715 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:27:39.82 ID:c2VpDRbn0]
-
「…………分かった」 なんだかすっきりしないものはあるが。 どうするかを決めるのは、雪華綺晶だ。 「どうするか決まったら、お伝えします。 どんな、答えでも」 雪華綺晶が、ジュンから離れる。 ジュンも、止めない。 「では」 「……ああ」
- 716 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:27:50.69 ID:PvZ3mEpd0]
- ローゼンの8巻の内容をこういう感じにしてほしかったな
- 717 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:32:44.83 ID:c2VpDRbn0]
-
広間を、出ようとして、 「……あ、薔薇水晶、帰るぞ」 薔薇水晶を呼ぶが。 「……お義母さまの傍にいる」 薔薇水晶は、雪華綺晶に寄り添い、離れようとしない。 「え?……どうしたんだ?」 さっきまでジュンにべったりだったのだが。 どういうことかとのジュンの質問に。 「……お義母さま、一人だと、寂しいでしょ……?」 当たり前、と言わんばかりに、薔薇水晶は答える。 「………ああ、そうか」 薔薇水晶も、父が帰ってこなくなって一人で寂しい思いをしたのだ。 それを、雪華綺晶には味わってほしくないらしい。
- 718 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/08(水) 18:38:09.85 ID:uXIhg/tWO]
- ばらしーいい子だな
- 719 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:38:25.21 ID:c2VpDRbn0]
-
「………どうする?」 雪華綺晶に、聞く。 薔薇水晶の気持ちは微笑ましいが、 雪華綺晶が一人になりたいというのなら、薔薇水晶は連れて帰るべきだ。 ジュンの視線に、雪華綺晶は少し考えて、 「……支障はないですわ。ドールに、温もりはありませんし」 薔薇水晶の手を取って、言う。 「………この子の気持ちを無下にするのも、忍びないですわ」
- 720 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:41:07.79 ID:c2VpDRbn0]
-
「……あ。ジュン、帰るですか?」 城の外で待っていた翠星石が、顔を上げる。 「ああ。とりあえず話はついたから」 「……上手くいったです?」 「今は待ち、だな。とりあえず、帰ろう。……あれ、真紅は?」 「……そーいえば呼んでなかったですね。 ここへの扉を見つけてすぐジュンを呼んで、そのままここに来ちゃったですから」 「あー……怒ってるな。間違いなく」 「………やっぱ帰るのやめるです」 「……そうもいかないんだよな。僕もそろそろ眠いし」 「……うう。翠星石もです。……しかたねーですね……」 「諦めて帰ろう」 「ですぅ」
- 721 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:49:25.59 ID:c/AOgjm20]
- きたきたキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!wwwwwwwwwww
待ってたぜ!!!!!!!
- 722 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:51:04.00 ID:AX5I226EO]
- >>1消えた?
- 723 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:52:19.42 ID:T6/lgfXo0]
- 猿っぽいな支援
- 724 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:52:43.15 ID:c2VpDRbn0]
-
少年が帰ったのを、感じる。 今、城には雪華綺晶と薔薇水晶だけ。 「……では、どうしましょうか」 考えなくてはいけない。 これから、どうするか。 「お父様のこと。私達のこと」 よく、考えてみれば。 雪華綺晶は、いや、きっとドール達全ては。 お父様の気持ちを、ほとんど知らないのだ。 それは、お父様のための存在である自分達のことも、 理解していないということ。 「………どうしましょうか」
- 725 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 18:54:02.25 ID:c2VpDRbn0]
-
「………ふぁう」 思考が、変な声で遮られる。 「……薔薇水晶さん。眠いのですか」 薔薇水晶が、小さなあくびをしていた。 「……うん」 「貴女も、睡眠を必要とするのですね。 無理する必要はありませんわ。お休みなさい」 ふるふる、と、薔薇水晶は首を振る。 「……お義母さまと一緒」 「けれど、眠いのでしょう?」 「………お義母さまと一緒」 その、妥協する気のなさそうな返事に。 「……仕方ありませんね。一緒に寝ましょうか」 雪華綺晶は、苦笑する。
- 726 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:01:06.98 ID:aJZmn5VeO]
- このキラバラ二人組はどうしたら手に入るんだ…
- 727 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:01:35.77 ID:c2VpDRbn0]
-
雪華綺晶は睡眠を必要としないが、 雪華綺晶の世界は城の形態のため、一応寝室は存在する。 「どうぞ、物質ではないので、汚れたりはしていません。 安心して、横になりなさい」 「……うん」 白いベッドに、二人で横になる。 薔薇水晶は、本当に眠そうだ。 それでも、雪華綺晶のドレスの裾は離そうとしない。 「……薔薇水晶さん。逃げたりはしませんわ。 だから安心なさい」 「………うん」 裾から手は離したが、 「…………お義母さま……」 もぞ、と、すり寄ってくる。 「……仕方のない子ですね」 薔薇水晶の求めに答えて。 薔薇水晶を、抱きしめる。
- 728 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:04:22.10 ID:FOsJEGXE0]
- 微笑ましいな・・・
- 729 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:05:16.10 ID:oKxVZQHbO]
- 微笑ましいのぅ(´ω`)
- 730 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:06:26.39 ID:T0Uo+W7p0]
- ここに飛び込みたい 全裸で
- 731 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/08(水) 19:06:47.98 ID:dEvjg+qR0]
- これは良い
- 732 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:07:16.04 ID:kvMp3A+EO]
- きらきーが母親か…
親父をぶっとばしたくなるな
- 733 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:08:09.96 ID:c2VpDRbn0]
-
「…………すぅ」 穏やかに寝入った、薔薇水晶の寝顔を見る。 (………まさか、こんなことになるとは、思いませんでしたわ) 雪華綺晶は、薔薇水晶をずっと前から知っている。 かつて、器を求めて試行錯誤していた頃。 父には遠く及ばないものの高い技術力を持つ人形師が、 ローゼンメイデンに匹敵するドールを作ろうとしているところに干渉し、 自分の操りやすい身体を作らせ、奪おうとしたことがある。 結局その人形師の理想と雪華綺晶の求めたもののズレが大きすぎて、 姿を似せる程度しか干渉できず、器として奪うことも出来なかったが。 まさか、その人形とこんな風に触れあうことになるとは。 「…………不思議ですわね」
- 734 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:12:08.33 ID:FOsJEGXE0]
- ふむ
- 735 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:13:31.39 ID:c2VpDRbn0]
-
「…………んぅ……?」 もぞり、と薔薇水晶が動く。 雪華綺晶の呟きに反応してしまったらしい。 「あら、ごめんなさいね」 薔薇水晶の髪を、静かに撫でる。 「………………」 続けていると、また穏やかに眠りはじめた。 その姿を見て。 「…………………くす」 自分が、微笑んでいるのに気付く。 「……こういうものも、はじめてですわね……」 悪い気分では、ない。
- 736 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:20:00.39 ID:3IBzg3FyO]
- エンジュには何があったんだ?
- 737 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:20:38.23 ID:c2VpDRbn0]
-
そして、考える。 (……私は今、幸せなのでしょうね) 可愛らしい、娘と一緒に、 穏やかな、時間を過ごしている。 (……これは、いけないことなのでしょうか) アリスになることを目指すなら、これは不要なこと。 こんなことをしていないで、ドールのマスターを喰らうべき。 (……お父様なら、どうするべきだと、言われるのでしょう) お父様は、アリスを求めている。 そんな不要なことをするなと、言うだろうか。 (………けれど、この時間は) とても、離しがたい。
- 738 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:20:57.64 ID:GoV2O48v0]
- しえん
- 739 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:24:37.79 ID:c2VpDRbn0]
-
アリスになれと、そう言う父は想像できる。 けれど、 その為に苦しめ、と言う父は、想像できない。 (………結局は、そういうことでしょうか) 薔薇水晶の寝顔を、眺める。 とても、可愛らしい。 (きっと、この気持ちは、娘を見る気持ち) 自分に懐いている、子供を見る気持ち。 (それなら、きっと、お父様も)
- 740 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:24:43.34 ID:ea5EsFfZO]
- 追いついちゃった
- 741 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:25:21.59 ID:T6/lgfXo0]
- 支援
- 742 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:26:26.93 ID:c2VpDRbn0]
-
さらさらとした、娘の髪を撫でる。 穏やかな寝顔に、微笑む。 優しく、抱きしめて。 ―――白い少女も、眠りについた。
- 743 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:27:41.18 ID:FOsJEGXE0]
- ああ・・・
- 744 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:30:08.93 ID:aJZmn5VeO]
- なんといういたわりと友愛じゃ…
- 745 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:31:28.68 ID:c/AOgjm20]
- そろそろズボン脱いで待ってるからな
- 746 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:36:13.92 ID:5rcRqGnNO]
- あぁ…なんだろうすごいなごむ…
- 747 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:37:11.21 ID:c2VpDRbn0]
-
「やっぱり、どんな状況でも事態の情報は伝えるべきだと思うのだわ。 特に、今回は火急というわけでもなかったのでしょう。 時間はあったのだから、せめて一言私にも……」 「悪かった。悪かったって。もう何十回目だその小言……」 「小言?小言ですって?これは正当な抗議よ。 私が一体何時間nのフィールドを探し回ったと……」 「………真紅はしつこいですぅ」 「なんですって!大体ああなったのはそもそも貴女が……!」 「しまったです!矛先がこっちに向いたですぅ!」 「逃げるんじゃないのだわ翠星石!私の話をちゃんと聞きなさい!」
- 748 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:38:43.69 ID:FOsJEGXE0]
- エロは絶対にいらないです
- 749 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:39:03.93 ID:c2VpDRbn0]
-
「……ふう、助かった」 翠星石を追って走り去っていく真紅の背中に、隠れて安堵の息をつく。 昨夜一人だけ放置されていたことに、真紅は怒髪天を衝く勢いだ。 事実真紅の怒髪はジュンと翠星石に牙を向いている。 「……まあ、それは置いておいて」 全身の痛みを忘れようと頭を振り、窓を眺める。 「あいつ、どうするのかな」 白い少女のことを考える。 そして。 「……僕は、どうしてほしいんだろうな」
- 750 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:41:21.56 ID:GoV2O48v0]
- しえん
- 751 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/08(水) 19:41:23.25 ID:Vk0DOWrO0]
- そいや最近sageてるやつ少ないけど空気呼んでsage消したほうがいいのかな
- 752 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:42:40.46 ID:3IBzg3FyO]
- 別にどっちでもいいんじゃね?
- 753 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:43:41.74 ID:c2VpDRbn0]
-
正直、ジュンは自分が雪華綺晶のことをどう思っているのか、よく分からない。 「ほっとけない、っていうのは間違いないんだけど」 それは、薔薇水晶が言ったように、大切な人、ということだろうか。 「……泣いていてほしくない、っていうのも確かだな」 でもそれは、きっと他の誰に対しても持つ思いだろう。 「後は、そうだな……」 少し、考えて。 「……あいつを抱いてると、なんかなごむな」 それは特別なのかどうなのか。 「……やっぱよく分からないな」
- 754 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:44:29.82 ID:GoV2O48v0]
- しえん
- 755 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/08(水) 19:45:38.23 ID:XHq7ReYtO]
- >>590
せっかくの良スレにいちいち無駄レス増やすなゴミが 死ね
- 756 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:49:29.06 ID:c2VpDRbn0]
-
「薔薇水晶さん。行きましょうか」 「うん」 娘の手を引いて、自分の世界を出る。 二人で、nのフィールドをゆく。
- 757 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:51:55.11 ID:GoV2O48v0]
- しえん
- 758 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:52:07.19 ID:c2VpDRbn0]
-
世界を、渡りぬけながら。 「お義母さま」 「なんですか?」 「お義父さまは、お義母さまの、大切な人?」 薔薇水晶が、聞いてくる。 「……そうですね、」 雪華綺晶が、答えようとして。 「……あ。」 不意に、薔薇水晶が虚空を見る。
- 759 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:52:12.15 ID:bM3ASeJo0]
- 追いついた…?
- 760 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:53:18.20 ID:m6NqiFr40]
- してん
- 761 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:53:59.40 ID:k+FPrDmxO]
- 再開してたあああああああ支援
- 762 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/08(水) 19:54:26.29 ID:ds8qeybD0]
- シェェェェェェェェッェェェン
- 763 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:54:48.05 ID:1UgfTw9Q0]
- 追いついちゃった支援
- 764 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:55:49.58 ID:c2VpDRbn0]
-
「どうしたの、薔薇水晶さん」 「お父様が、呼んでる」 すごく、嬉しそうだ。 だが、 「あ……」 ちらちらと、雪華綺晶に視線をやる。 なんだか、困っているようだ。 その姿に、雪華綺晶は笑みをこぼす。 「いいのよ、薔薇水晶さん。行ってらっしゃいな。 私は、一人で行ってくるから」 雪華綺晶の言葉に背中を押され、 「……うん」 薔薇水晶は、飛び去っていく。 その背中を見送って。 「……では、私も行きますわ」 少年の、もとへ。
- 765 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:57:19.25 ID:k+FPrDmxO]
- そろそろフィナーレかな
- 766 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:57:36.08 ID:sz/9FAR9O]
- カナアンチ規制解除されたの?
早速依頼しようかな
- 767 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:58:04.72 ID:0rHlAW9SO]
- 支援
- 768 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 19:59:12.69 ID:T6/lgfXo0]
- この程度で規制依頼とかありえんだろ
巻き添え規制食らう奴も大勢いるんだ
- 769 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:00:47.11 ID:c2VpDRbn0]
-
「お父様……!」 鏡から、飛び出す。 そこは小さな店。 「薔薇水晶」 長身の男が、薔薇水晶を抱きとめる。 「お父様、よか、よかった。どこ、いってたの……」 男の胸の中で、薔薇水晶が喜びの涙を流す。 「ああ、すまなかった。心配をかけたようだな。 本当に、すまなかった」 男は、薔薇水晶を強く抱きしめる。
- 770 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:02:02.24 ID:FOsJEGXE0]
- ついに・・・
終焉か
- 771 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:04:07.58 ID:c2VpDRbn0]
-
「ふ、ぇ。……よかった」 男の腕の中で、安心したように、薔薇水晶はつぶやく。 「心配をかけた。薔薇水晶」 男は、薔薇水晶が落ち着いたのを見て取って、 「ところで、だ。薔薇水晶」 「…はい……?」 「お前、なんでローゼンのドールと一緒にいた?」 厳しい声で、問う。
- 772 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:05:15.91 ID:k+FPrDmxO]
- ゴクリ…
- 773 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:05:49.56 ID:GoV2O48v0]
- しえん
- 774 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:06:56.02 ID:m6NqiFr40]
- 四円
- 775 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/08(水) 20:08:51.83 ID:Vk0DOWrO0]
- 槐いらね、氏ねばいいのに
- 776 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:09:50.33 ID:4b3701Ve0]
- おじさんはハッピーエンドしか認めないぞ
- 777 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:10:01.46 ID:c2VpDRbn0]
-
「………お父様?」 薔薇水晶には、男の言っていることが分からない。 「……ああ、そうか。お前にはまだ教えていなかったな。 ローゼンのことも、お前を作った目的も」 自分の拙速を恥じるように、男は少しの間目を閉じる。 「…………?」 「……言い直そうか。さっきまで一緒にいたやつがいるだろう。 そいつとは何で一緒に行動してたんだ」 「……お父様を探してて、見つからなくて、ええと、お義父さまに会って……」 思い出しながら離す薔薇水晶の言葉は、いまいち要領を得ない。 「………?まあ、とにかく、僕を探してるときに会ったってことか」 「あ……はい」
- 778 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:10:45.29 ID:Ad1fQMIe0]
- このスレまだあったんだw
- 779 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/08(水) 20:12:09.41 ID:XHq7ReYtO]
- >>766
だから何でいちいち良スレに無駄レス増やすの? 頭おかしいの?
- 780 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:13:51.68 ID:PhN0sMKq0]
- えんじゅ・・・
- 781 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:17:01.23 ID:FOsJEGXE0]
- F5 F5 F5
F5 F5 F5 ┐ ∧,∧ F5 | ( ) F5  ̄⊂/ ̄ ̄7 F5
- 782 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:17:55.30 ID:c2VpDRbn0]
-
「……あれは、七番目だな。初めて見たが……薔薇水晶に似ていた。 どういうことだ。………………あいつ。精神体だったな」 ぶつぶつと、男は考え込む。 「……お父様……?」 薔薇水晶の呼びかけに、男は応えない。 「………くそっ!そういうことか!僕を利用しようとしたな……!」 苛立った声を上げる。 「………お父様…?」 「………そうなると、あいつは、精神干渉能力があるわけか……。 精神属性の高い能力か。薔薇水晶とは極めて相性がいい」 「……お父様?」 「……腹も立つしな。最初の標的は、あいつにしよう」 哂って。 「薔薇水晶。あいつを、壊して来るんだ」
- 783 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:18:01.29 ID:k+FPrDmxO]
- まだー
- 784 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:18:10.67 ID:Ad1fQMIe0]
- >>779
携帯がうるさいな 良スレだと思ってるなら俺にも反論しないでね。無駄レスだから
- 785 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:18:48.68 ID:m6NqiFr40]
- え・・・・・・・・・・やめt
- 786 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/08(水) 20:19:30.68 ID:a/RQMnzq0]
- このままハッピーエンドかと思ったら違ったわけだが
- 787 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:19:36.97 ID:FOsJEGXE0]
- 鬱フラグ・・・だと・・・?
- 788 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:20:53.50 ID:k+FPrDmxO]
- なん……だと………
- 789 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/08(水) 20:21:14.33 ID:Vk0DOWrO0]
- いやいやきっとJUNがなんとかしてくれるさ
- 790 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:21:53.27 ID:ivnwfvn/0]
- えんじゅ死ね
- 791 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:22:09.49 ID:bM3ASeJo0]
- おま…
- 792 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします mailto:sage [2008/10/08(水) 20:22:11.44 ID:dYR6bN7n0]
- 水銀燈綺麗の人だから・・・まあ・・・
- 793 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:23:06.93 ID:4b3701Ve0]
- やだやだ
- 794 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:23:57.40 ID:c2VpDRbn0]
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「……え………?」 「まだ話していなかったが、僕の目的は、あいつらを作った人形師を越えることなんだ。 僕が作ったお前が、ローゼンが作ったあいつらを壊せば、僕があいつを越えた証明になる。 だから、お前にあいつらを壊してほしい」 「……壊、す……?」 「そうだ。簡単なことだ。あいつらはお前よりずっと出力も低いし、能力も大したことない。 七番目だけは分からないが、おそらく精神干渉系の能力。 精神干渉を受けない性質のお前なら、手こずることもないだろう。 七番目が、腕試しには一番いいかもしれん。 まあ、腕試しなんて必要もないと思うが」
- 795 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:24:42.92 ID:GoV2O48v0]
- しえn
- 796 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:24:47.01 ID:UgqJQ1Yn0 BE:355314454-2BP(4615)]
- sssp://img.2ch.net/ico/anime_uwan01.gif
水銀燈は俺の嫁 菌糸弱は知らない子 翠星石はどうでもいい 蒼星石はおちん娘 真紅はガチでいらない子 雛苺は人畜無害 雪華綺晶は俺の娘 薔薇水晶も俺の娘
- 797 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:25:21.36 ID:fwMOSTiL0]
- パパはわかってくれない
- 798 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:26:55.92 ID:c2VpDRbn0]
-
「…………………」 「手始めに、さっきまで一緒にいたあいつ。 あいつを壊して、あいつの中にあるローザミスティカを奪ってくるんだ。 そうすれば、お前は力を手に入れて、一段と高次の存在になる」 「…………………」 「やってくれるな?」 「…………………」 「……薔薇水晶?」 「……………嫌……」
- 799 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:27:02.69 ID:k+FPrDmxO]
- お父様空気読めし
- 800 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [2008/10/08(水) 20:27:52.10 ID:IwuKTHB60]
- 追いついた
えんじゅ死ね
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