- 686 名前:天之御名無主 [2023/01/19(木) 15:16:06.12 .net]
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和歌山の民謡 鯛島(たいじま)と清暑島(せいしょとう) https://wave.pref.wakayama.lg.jp/bunka-archive/minwa/43.html 昔々、古座川の水があたたかくなってきた春の川口近くの海岸で、鯛(たい)の子と蛇の子が仲良く毎日遊びたわむれていました。そして、年を重ねるにつれて、いつしかお互いに恋心を抱くようになり、やるせなさと不安が積もっていきました。 「蛇さん、あのね。私は大きくなったら深い海に行かなければならないの。そうしたら、蛇さんは私のことなんか忘れてしまうでしょうね」 「そんなことはありませんよ。あなたこそ私が大きな蛇になったら、恐ろしがって私に寄りつかなくなるのと違うだろうか」 そうこうするうち、ある年の梅雨(つゆ)の時期に大雨が降り古座川が大水であふれてしまいました。そのため、遊び場だった岸も流れてしまいました。
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