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代数的整数論 009



1 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/11/20(火) 21:01:45 ]
代数的整数論 009
Kummer ◆g2BU0D6YN2 が代数的整数論を語るスレです。

内容についてわからないことがあったら遠慮なく
質問してください。
その他、内容についてのご意見は歓迎します。
例えば、誤りの指摘、証明の改良など。
なお、このスレの主題に直接関係のないコメントについては
原則としてレスはしません(たとえそれが励ましの言葉であっても)。

過去スレ
#001
science4.2ch.net/test/read.cgi/math/1126510231
#002
science4.2ch.net/test/read.cgi/math/1132643310
#003
science4.2ch.net/test/read.cgi/math/1141019088/
#004
science6.2ch.net/test/read.cgi/math/1164286624/
#005
science6.2ch.net/test/read.cgi/math/1173998720/
#006
science6.2ch.net/test/read.cgi/math/1185363461/l50
#007
science6.2ch.net/test/read.cgi/math/1187904318/l50
#008
science6.2ch.net/test/read.cgi/math/1189335756/

116 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/12/16(日) 13:54:07 ]
命題
K を可換とは限らない位相体(過去スレ006の190)とする。
E を K 上の左位相線形空間(過去スレ006の583)とし
E は部分線形空間 M_1. ... , M_n の直和であるとする。
E から各 M_i への射影を p_i とする。
E が M_i の位相直和(>>115)であるためには各 p_i が連続であることが
必要十分である。


証明
必要性は位相直和の定義(>>115)から明らかである。

各 p_i が連続であるとする。
M から E への写像 f : M → E を
f(x_1, ... , x_n) = x_1 + ... , + x_n で定義する。

x ∈ E に (p_1(x), ... , p_n(x)) ∈ ΠM_i を
対応させる写像 g は連続であり、f の逆写像である。
証明終

117 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/12/16(日) 16:01:04 ]
定義
K を可換とは限らない位相体(過去スレ006の190)とする。
E を K 上の左位相線形空間(過去スレ006の583)とし
E は部分線形空間 M と N の位相直和(>>115)であるとする。
このとき N を M の位相補空間と言う。

118 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/12/16(日) 16:10:40 ]
命題
K を可換とは限らない位相体(過去スレ006の190)とする。
E を K 上の左位相線形空間(過去スレ006の583)とし
M を E の部分線形空間とする。
f : E → M を連続な線形写像で任意の x ∈ M に対して
f(x) = x とする。
このとき M は位相補空間(>>117)を持つ。

証明
N = f^(-1)(0) とおく。
E は M と N の直和である。
1 - f はこの直和分解に関して E から N への射影であり連続である。
>>116 より E は M と N の位相直和(>>115)である。
証明終

119 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/12/16(日) 18:21:04 ]
命題(>>104 の系4)
K を実数体または複素数体とする。
E を K 上の分離的な局所凸線形空間とする。
M を E の有限次元の線形部分空間とする。
M は位相補空間を持つ。

証明
e_1, . . . , e_n を M の任意の基底とする。
過去スレ006の651より
写像 f : Σ(ξ_i)(e_i) → (ξ_i) は M から K^n への位相同型である。
f_i : M → K を f(Σ(ξ_i)(e_i)) = ξ_i により定義する。
>>112より f_i は E 上の連続な線形形式 g_i に拡張される。
g(x) = (g_1(x), ... , g_n(x)) により g : E → K^n を定義する。
h = f^(-1)g とおく。h : E → M は連続な線形写像であり、
x ∈ M のとき h(x) = x である。
>>118 より M は位相補空間を持つ。
証明終

120 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/12/22(土) 11:35:28 ]
後で必要になるのでアフィン空間について寄り道をする。
アフィン空間とは標語的に言うと、原点+べクトル空間のことである。
正確に定義すると次のようになる。

121 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/12/22(土) 11:36:26 ]
定義
K を可換とは限らない体とする。
V を K 上の左線形空間とする。
V に付随するアフィン空間 E とは V を加法群とみたとき
推移的な V-集合(過去スレ004の388,389) E であり、
E のある1点の安定化部分群(過去スレ004の392)が 0 と
なるようなものである。

122 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/12/22(土) 11:46:47 ]
K を可換とは限らない体とする。
V を K 上の左線形空間とし、
E を V に付随するアフィン空間(>>121)とする。

V は E に推移的に作用するから、E の任意の点の安定化部分群は
0 である。

E の点 p と V の元 x に対して x の p に対する作用を p + x または
x + p と書く。

V は E に推移的に作用するから、
E の2元 p, q に対して q = p + x となる x ∈ V が有る。
y ∈ V に対して p + x = p + y なら p + (x - y) = p である。
p の安定化部分群は 0 だから x - y = 0 である。
即ち q = p + x となる x ∈ V は一意に定まる。
このとき x = q - p と書く。

123 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/12/22(土) 12:05:43 ]
K を可換とは限らない体とする。
V を K 上の左線形空間とする。

x ∈ V と y ∈ V に対して x の y に対する作用を x + y と定義することにより
V は V に付随するアフィン空間(>>121)になる。

E を V に付随するアフィン空間(>>121)とする。
p ∈ E をとる。
>>122 より x ∈ V に対して p + x ∈ E を対応させる写像 f は
V から E への全単射である。

x ∈ V, y ∈ V のとき
f(x + y) = p + (x + y) = (p + x) + y = f(x) + y

よって f は V-集合としての同型(過去スレ004の399)である。

124 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/12/23(日) 06:54:25 ]
定義
K を可換とは限らない体とする。
V を K 上の左線形空間とし、
E を V に付随するアフィン空間(>>121)とする。

E の部分集合 F が E のアフィン部分空間であるとは、F が空集合であるか
V の線形部分空間 W と E の点 p があり、F = p + W と書けることを言う。
ここで、 p + W = { p + x | x ∈ W } である。



125 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/12/23(日) 07:33:17 ]
K を可換とは限らない体とする。
V を K 上の左線形空間とし、
E を V に付随するアフィン空間(>>121)とする。

a, x_1, ... , x_n を E の(必ずしも相異ならない)点とする。

1 ≦ i ≦ n のとき x_i - a は V に属す。
従って、λ_1, ... , λ_n を K の元としたとき
x = a + Σλ_i(x_i - a) は E に属す。

p を E の任意の点とする。

x - p = a - p + Σλ_i(x_i - p - (a - p))
= (1 - Σλ_i)(a - p) + Σλ_i(x_i - a)

これから次の命題が出る。

126 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/12/23(日) 07:39:23 ]
命題
K を可換とは限らない体とする。
V を K 上の左線形空間とし、
E を V に付随するアフィン空間(>>121)とする。

x_1, ... , x_n を E の(必ずしも相異ならない)点とする。
λ_1, ... , λ_n を K の元の列で Σλ_i = 1 とする。

p を E の任意の点とする。
x = p + Σλ_i(x_i - p) は p の取り方によらない。

証明
q を E の点とする。

x - q = p - q + Σλ_i(x_i - q - (p - q))
= (1 - Σλ_i)(p - q) + Σλ_i(x_i - q) = Σλ_i(x_i - q)

即ち
x = q + Σλ_i(x_i - q)
証明終

127 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/12/23(日) 08:04:17 ]
定義
K を可換とは限らない体とする。
V を K 上の左線形空間とし、
E を V に付随するアフィン空間(>>121)とする。

x_1, ... , x_n を E の(必ずしも相異ならない)点とする。
λ_1, ... , λ_n を K の元の列で Σλ_i = 1 とする。
p を E の任意の点とする。
>>126 より
x = p + Σλ_i(x_i - p) は p の取り方によらない。

x を x_i の質量 λ_i の重心と言う。

128 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/12/23(日) 08:36:05 ]
命題
K を可換とは限らない体とする。
V を K 上の左線形空間とし、E を V に付随するアフィン空間(>>121)とする。

E の部分集合 F が E のアフィン部分空間(>>124)であるためには、
次の条件が成り立つことが必要十分である。

F の任意の有限点列 x_1, ... , x_n と K の元の有限列
λ_1, ... , λ_n で Σλ_i = 1 となるものに対して、
x_i の質量 λ_i の重心(>>127)が常に F に属す。

証明
必要性:
F = p + W とする。ここで、 p ∈ E で W は V の線形部分空間である。
x_1, ... , x_n を F の元の有限列、
λ_1, ... , λ_n を K の元の有限列で Σλ_i = 1 とする。
x_i - p ∈ W であるから、
x_i の質量 λ_i の重心 p + Σλ_i(x_i - p) は F に属す。

十分性:
F は空でないと仮定してよい。
a ∈ F をとる。
W = { x - a | x ∈ F } は 0 = a - a を含むから空ではない。

x, y を W の元とし、λ ∈ K, μ ∈ K とする。
a + λ(x - a) + μ(y - a)
= (1 - λ - μ)(a - a) + λ(x - a) + μ(y - a)
これは a, x, y の質量がそれぞれ 1 - λ - μ, λ, μ の重心である。
よって、仮定から a + λ(x - a) + μ(y - a) ∈ F である。
よって、 λ(x - a) + μ(y - a) ∈ W である。
即ち W は V の線形部分空間である。
証明終

129 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2007/12/23(日) 09:26:53 ]
命題
K を可換とは限らない体とする。
V を K 上の左線形空間とし、
E を V に付随するアフィン空間(>>121)とする。

(x_i), i ∈ I を E の元の族とする。
(x_i) の質量 (λ_i) の重心(>>127)全体は E のアフィン部分空間である。

ここで、(λ_i), i ∈ I は K の元の族で有限個の i ∈ I を除いて
λ_i = 0 で Σλ_i = 1 である。

証明
I が空集合のときは明らかだから I は空集合でないとする。
i ∈ I を固定する。
(λ_i), i ∈ I を K の元の族で有限個の i ∈ I を除いて
λ_i = 0 で Σλ_i = 1 とする。
(x_i) の質量 (λ_i) の重心は、x_i + Σλ_j(x_j - x_i), i ≠ j と
書ける。
これから命題の主張は明らかである。
証明終






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