- 662 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2010/10/04(月) 17:20:17 ]
- >>657
原書を洋書の意味で使ってる例(青空文庫) 他にも一杯あるが面倒なので2例のみ挙げる。 解剖室 三島霜川 www.aozora.gr.jp/cards/000022/files/410_22625.html 「然(さ)うかね。」と振返ツて、「何うも今日の寒さは少し嚴しいと思ツたよ。」 と熱の無い口氣(こうき)で謂ツて、もう冷たくなツた燒肉(ビフテキ)を頬張るのは、 風早(かざはや)といふ學士で。彼は今晝餐(ひるげ)を喰(や)ツてゐるので、喰りながらも、 何か原書を繰開(くりひろ)げて眼を通してゐる。 血液型殺人事件 甲賀三郎 www.aozora.gr.jp/cards/000260/files/43420_16914.html 「ええ」と又ためらいながら、「先生の寝室へ這入ったのは初めてですから、 鳥渡好奇心を起しまして、暫く、といってもホンの一二分ですが、室内を眺めました」 「眺めただけですか」 「珍らしい原書や、学界の雑誌が机の上に積んでありましたので、鳥渡触りました」 「本だけですか」 「ええ、他のものは絶対に触りません」
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