- 376 名前:現代数学の系譜 雑談 [2025/05/18(日) 15:22:55.88 ID:kvRHpDhK.net]
- つづき
まず第2節では,相転移というトピックについて,直感的にも分かり易い「パーコレーション」で紹介する. 筆者がとくに感銘を受けた「臨界点の一意性」に関する論文[17]とその周辺についての解説である. つづく第3節では,いよいよIsing模型の相転移について紹介する.Ising模型には様々な表現方法があるのだが,その中の一つに,高温展開を精密化した「ランダムカレント表示」がある. これを用いることにより,Ising模型の自発磁化などがパーコレーションの「連結関数」のように解釈できることを第3.1節で述べる. これにより,Ising模型でも「臨界点の一意性」が簡単に証明できることを第3.2節で解説する. そして最後に,今回の受賞理由の一つとなった「Ising模型の自発磁化の連続性」について,第3.3節で解説する. 略す 4 おわりに こうしてHugoたちの証明を振り返ると,この長年の未解決問題を解決
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