- 371 名前:現代数学の系譜 雑談 [2025/05/18(日) 14:52:48.73 ID:kvRHpDhK.net]
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https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/111610 ナゾロジー 数学嫌いこそ読んでほしい! フィールズ賞を受賞した4人の数学者のインタビュー 2022.07.07 川勝康弘 海沼 賢 「受賞の知らせが迷惑メールの欄に届いていた」ユーゴ・デュミニル-コパン氏 最初に紹介するのは「相転移の確率論」における長年の問題を解決した「コミュ力ギガ盛り系数学者」のユーゴ・デュミニル-コパン氏です 質問者:どんな経緯で数学者になったのですか? デュミニル-コパン氏:はじめは天文学に興味があり、数学者が実在する仕事とは考えられませんでした しかし高校から大学にかけて、次第に数学が好きになり、数学の教師になることを目指すようになりました 「(数学の)研究」の面白さを実感したのは大学院に入ってからで、そこから数学者に向けて一直線でした 質問者:学生時代には、どんな数学の分野が好きでしたか? デュミニル-コパン氏:学生時代には好きな数学の分野はありませんでした。他の数学者が恋に落ちてしまうような分野を私は素通りしてきたのです しかし確率論だけは違いました。確率論は私が好きな全てを兼ね備えていたのです 特に物理現象を統計的に解釈する統計物理学との出会いは素晴らしいものでした (※氏がフィールズ賞を受賞したのは確率論の分野での功績がみとめられたからです) 質問者:研究する対象はどのように選んでいるのですか? デュミニル-コパン氏:証明しようとする結果と過程に美しさがあること、そして解決の過程が段階的に分解ができることが重要だと思っています 美しさを感じることは創造性を発揮するために必須であり、段階を経ることは長期的な目標を達成するのに必須だからです また私にとってアイディアというものは「集団で出てくるもの」であり、最も必要な瞬間には出てきてくれません 段階を踏んで組織的に進めることは、アイディアを生かすためにも重要となります ただ現実問題として、常に段階的なアプローチが上手くいくわけではありません 興奮のあまり、あらゆる考えが湧き出て、原稿が何ページも積み重なり、そして共同研究者とのコミュニケーションも非常に激しくなる瞬間があります この瞬間は非常に疲れますが、私は科学者というのは、この瞬間のために存在すると考えています つづく
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